JP2000317933A - コアドリル - Google Patents
コアドリルInfo
- Publication number
- JP2000317933A JP2000317933A JP11132403A JP13240399A JP2000317933A JP 2000317933 A JP2000317933 A JP 2000317933A JP 11132403 A JP11132403 A JP 11132403A JP 13240399 A JP13240399 A JP 13240399A JP 2000317933 A JP2000317933 A JP 2000317933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shank
- water passage
- head
- drill
- core drill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
けられるコアドリルにおいて、ドリルヘッドとシャンク
の円周方向での相対位置の如何に関わらず、ドリルヘッ
ド先端への通水路が形成されるコアドリルを提供する。 【解決手段】 ドリルヘッド3の本体7を内筒9と外筒
11で構成し、間に円環状のスペース(第2の通路)1
3を画成する。ダイヤモンドチップ15は内筒と外筒の
先端に取付け、隣合うチップの間に開口13aを画成す
る。シャンク5の外周には軸方向に伸びる溝29が形成
され、この溝内にパイプ(第1の通路)33が配置され
る。シャンクの被着部20にドリルヘッドの取付け部1
4を取り付けると、第1の通路と第2の通路が連通し、
ドリルヘッド先端に通じる通水路が形成される。
Description
に詳細に言えば、複数のダイヤモンドチップが先端に固
着されたドリルヘッドが、シャンク先端に着脱自在に取
り付けられたコアドリルに関する。
気、電話、冷暖房、ガス等の配線或いは配管のための孔
を明ける作業が行われることがある。その際に、例えば
ダイヤモンドチップを先端に取り付けたコアドリルが使
用される。
の円筒壁内をシャンクの軸方向に伸びる細孔を形成し、
そのシャンク先端側の開口が、シャンクの先端に取り付
けられたチップの間に位置するようにして、その孔を介
して冷却液の供給を行えるようにしたものが、特開平1
0−249849号に開示されている。
モンドチップが取り付けられたシャンク先端部が、穿孔
作業を重ねるにつれて磨耗するところから、チップを取
り付けたドリルヘッドをシャンクと別部品として用意
し、ネジを用いてこのドリルヘッドをシャンクに着脱自
在に取り付けるようにしたものが知られている。この場
合、ドリルヘッドは交換部品となるが、シャンクは繰り
返して使用できる。
可能なものに、前述の特開平10−249849号に開
示された構成を適用しようとすると、問題が生じる。す
なわち、ドリルヘッドとシャンクとはネジ結合であるた
めに、ドリルヘッドを交換した場合、新しいドリルヘッ
ド側の通水用の孔と、シャンク側の通水用の孔の位置が
円周方向でずれてしまう場合が生じる。この場合にはド
リルヘッド側へ給水することができない。
術に於ける問題点に鑑みなされたものであり、本願発明
が解決しようとする課題は、ドリルヘッドが交換可能で
且つドリルヘッドを交換した場合でも、ドリルヘッド先
端への冷却水の通水路が確実に形成されるようにしたコ
アドリルを提供することである。
に、本発明のコアドリルは、略円筒状のヘッド本体と該
本体の先端部に円周方向で隔てて配置固着された複数の
ダイヤモンドチップとを備えたドリルヘッドと、該ドリ
ルヘッドがその後端側の取付け部において着脱自在に取
り付けられるヘッド被着部を備えた、略円筒状のシャン
クとで構成する。シャンクには、その軸方向に伸びる第
1の通水路を形成し、その一端側開口をヘッド被着部に
おいて開口させる。そしてドリルヘッドにもその軸方向
に伸びる第2の通水路を形成し、その一端側開口を取付
け部において、他端側開口を先端部において開口させ
る。このとき、第1の通水路の一端側開口と第2の通水
路の一端側開口の少なくとも一方を円環状に形成し、ド
リルヘッドがシャンクに取り付けられると、第1の通水
路の一端側開口は、第2の通水路の前記一端側開口に連
通するようにする。
体的実施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に
説明される実施の形態に限定されるものではない。
コアドリル1の側断面図であり、このコアドリル1は、
ドリルヘッド3と、該ドリルヘッド3が着脱可能に取り
付けられるシャンク5からなっている。
あり、(イ)は正面図であり、(ロ)は(イ)に於ける
A−A線による断面図である。本実施の形態でのドリル
ヘッド3は、円筒状のヘッド本体7と、該ヘッド本体7
の先端部に固着された複数(本実施の形態では3個)の
ダイヤモンドチップ15とからなる。ヘッド本体7は、
同心状に配置された内外二つの円筒9及び11から構成
され、内筒9と外筒11との間に円環状のスペース13
を画成している。この円環状スペース13は、ドリルヘ
ッド3が後述のシャンク5に取り付けられたとき、冷却
水の通水路の一部を構成するものである。
した内外筒9、11の面一にされた先端(図2(ロ)に
おいて右端)面9a、11a上に、円周方向において等
間隔に配置され、このダイヤモンドチップ15を蝋付け
することにより内筒9と外筒11とを一体化し、ドリル
ヘッド3を構成している。従って図2に示されるよう
に、隣合うダイヤモンドチップ15の間に、円環状のス
ペース13に通じる開口13aが複数(本実施の形態で
は3個)形成される。ヘッド本体7の後端部側14は、
後述のシャンク5に取り付けられる取付け部を構成す
る。図に示されるように、内筒9の長さは外筒11のそ
れより短く、外筒11の後端(図2(ロ)において左
端)11b側の内周には、ドリルヘッド3を後述のシャ
ンク5に取り付けるための雌ねじ11cが刻設されてい
る。
(イ)は正面図であり、(ロ)は平面図である。シャン
ク5は全体が略円柱状をなし、シャンク本体17と、ド
リルヘッド3が被着される被着部20とを備えている。
シャンク本体17はドリルヘッド3の外筒11の外径と
略同じ外径を有する。そして、シャンク本体17の先端
面或いは肩部17aを経てヘッド支持軸19が延長して
形成されている。ヘッド支持軸19はシャンク本体17
より径が細く、その外周にはドリルヘッド3の外筒11
の雌ねじ11cと螺合する雄ねじ19cが刻設されてい
る。
の盲孔21(図1参照)が形成され、その内周面に雌ね
じ21aが刻設され、このシャンク15がモータ等回転
駆動手段を備えたドリル装置に取付け可能となってい
る。一方、ヘッド支持軸19の先端側からシャンク本体
17の所定の深さまで、ドリルヘッド3の内筒9の内径
と略同一の径の孔23(図1参照)が形成されている。
孔23の底部25は所定の角度で傾斜している。また、
シャンク本体17の周壁には、孔23の傾斜した底部2
5の、ヘッド取付け部19の先端から遠い側において、
孔23に通じる所定の寸法の窓孔27が形成されてい
る。
29がシャンクの全長に渡って形成されている。すなわ
ち本体部溝29aとヘッド支持部溝29bとが一直線状
に連続して形成されている。従って、ヘッド支持軸19
においては雄ねじ11cのネジ山が部分的に切り取られ
ている。そして、シャンク本体17の後端側において、
この溝29から盲孔21に通じる横穴31が設けられて
いる。横穴31は、雌ねじ21aの内側先端より深い位
置にあり、シャンク5がドリル装置に取付けられても塞
がれることはない。
に納まる太さを有する。パイプ33は、溝31内をシャ
ンク本体17の先端17aから後方へ伸び、その後端側
はL字型に曲げられて横穴31内へと伸びている。パイ
プ33の先端部33aの周囲で溝31内に樹脂が盛ら
れ、封止35が形成されている。同様に溝29から横穴
31内へ樹脂が充填され、パイプ33と横穴31との間
の封止37を形成している。
リルヘッド3とシャンク5とを図1に示すように結合す
る。すなわち、シャンク5の雄ねじ19cをドリルヘッ
ド3の雌ねじ11cに螺合させ、ヘッド支持軸19の先
端面19aを内筒9の後端面9bに当接させ、シャンク
本体17の先端面17aを外筒11の後端面11bに当
接させた状態で、取付け部14を被着部20に取り付け
る。これにより、盲孔21からパイプ33、シャンク支
持部溝29bと外筒11の内周とで囲まれた中間通路3
9、円環状のスペース13を通ってダイヤモンドチップ
15の間の開口13aに通じる通水路が形成されること
となり、このコアドリルを使用する際に、この通水路を
介して冷却水をダイヤモンドチップに供給することがで
きる。そして、ドリルヘッド3側に形成される通水路の
部分の、シャンク5側に形成される通水路の部分に連通
する開口が円環状に形成されているので、ドリルヘッド
3を交換した場合でも、ドリルヘッド3とシャンク5と
の相対位置関係にかかわらず、ドリルヘッド3側の通水
路部分とシャンク5側の通水路部分とが必ず連通し、通
水路が画成されることとなる。この通水路は、ドリルヘ
ッド3の先端に開口しているので、シャンク5内に進入
してくるコアに妨げられることなく、十分な冷却液をダ
イヤモンドチップ15に供給できる。
孔23内に侵入したコアは、その先端が傾斜した底部2
5に当たると、曲げ応力を受け、折れ、崩壊する。そし
て、窓孔27は、その崩壊したコアの取り出しを容易に
する。
たが、このパイプに代えて、シャンクの壁内に軸方向に
伸びる孔を形成してもよい。また、中間通路39を介す
ることなく、シャンク5の第1の通水路の一端側開口
と、ドリルヘッド3の第2の通水路の一端側開口を直接
当接させ、ドリルヘッド側の通水路部分とシャンク側の
通水路部分とを直接連通させる構成を採用することもで
きる。
ヘッド3のヘッド本体を内筒9と外筒11とで構成する
ことにより、ドリルヘッド側の通水路の、シャンク5側
の通水路に連通する開口を円環状に形成したが、他の実
施の形態では、シャンク側の通水路の、ドリルヘッド側
の通水路に連通する開口を円環状に形成してもよい。す
なわち、図4に示すコアドリル101においては、シャ
ンク105にその円筒壁内を軸方向に延びる通水路10
7を設け、シャンク105の先端部において形成された
円環状の溝109に通じるようにする。他方ドリルヘッ
ド102のヘッド本体103には、その軸方向に伸び、
一端開口がヘッド本体103の一端側において開口して
溝109に連通し、他端開口が、ヘッド本体103のダ
イヤモンドチップ115が固着された他端側において、
ダイヤモンドチップ105の間で開口している通水路1
04を形成してある。ドリルヘッド102とシャンク1
05とは、それぞれに形成された雌ねじ103aと雄ね
じ105aとを螺合させて結合する。ヘッド本体103
の通水路は複数個設けてもよい。また、この通水路に代
えて、第1の実施の形態と同様に、ヘッド本体102を
内外二つの筒で構成し、円環状の通水路を形成してもよ
い。
ドリルによれば、ドリルヘッドを交換した場合でも、ド
リルヘッドとシャンクとの位置関係に関わりなく、必ず
ドリルヘッド先端部への冷却水の通水路が形成される。
構成した場合には、円環状の開口を両者の間に画成され
る円環状のスペースを用いて画成できるので、円環状の
開口を形成するための格別の加工作業を要さず、好都合
である。
水路の端部の開口を形成した場合には、全てのダイヤモ
ンドチップに対して万遍なく冷却液を供給できる。
にも切り粉が入り込むが、シャンクとドリルヘッドとの
結合部において、シャンク側を雄にした結合を用いる
と、繰り返し使用するシャンクの磨耗が防止される。
図である。
図、(ロ)は(イ)におけるA−A線による断面図であ
る。
(ロ)は平面図である。
側断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 略円筒状のヘッド本体と該本体の先端部
に円周方向で隔てて配置固着された複数のダイヤモンド
チップとを備えたドリルヘッドと、該ドリルヘッドがそ
の後端側の取付け部において着脱自在に取り付けられる
ヘッド被着部を備えた、略円筒状のシャンクとを含んで
なるコアドリルにおいて、前記シャンクは、その軸方向
に伸び、一端側開口が前記ヘッド被着部において開口し
ている第1の通水路を備え、前記ドリルヘッドは、その
軸方向に伸び、一端側開口が前記取付け部において、他
端側開口が前記先端部においてそれぞれ開口している第
2の通水路を備え、前記第1の通水路の前記一端側開口
と前記第2の通水路の前記一端側開口の少なくとも一方
が、円環状に形成され、前記ドリルヘッドが前記シャン
クに取り付けられたとき、前記第1の通水路の前記一端
側開口は、前記第2の通水路の前記一端側開口に連通す
ることを特徴とする、コアドリル。 - 【請求項2】 請求項1に記載のコアドリルにおいて、
前記第1の通水路の前記一端側開口は、前記ヘッド被着
部の円周方向所定の位置で開口し、前記第2の通水路の
前記一端側開口が、円環状に形成されていることを特徴
とする、コアドリル。 - 【請求項3】 請求項2に記載のコアドリルにおいて、
前記ヘッド本体は、内筒と該内筒を囲んで配置された外
筒とで構成され、前記第2の通水路は、前記内筒と外筒
との間に形成されるスペースにより画成されていること
を特徴とする、コアドリル。 - 【請求項4】 請求項3に記載のコアドリルにおいて、
前記ダイヤモンドチップは、前記内筒と外筒の両方の先
端部に固着され、互いに隣合うダイヤモンドチップの間
において前記第2の通水路の前記他端側開口が開口して
いることを特徴とする、コアドリル。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1に記載のコ
アドリルにおいて、前記第1の通水路は、前記シャンク
の外周に軸方向に伸びて形成された溝内に配置されたパ
イプを含んで構成されていることを特徴とする、コアド
リル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11132403A JP2000317933A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | コアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11132403A JP2000317933A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | コアドリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000317933A true JP2000317933A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15080589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11132403A Pending JP2000317933A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | コアドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000317933A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002225025A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Nippon Hume Corp | コアドリル |
-
1999
- 1999-05-13 JP JP11132403A patent/JP2000317933A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002225025A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Nippon Hume Corp | コアドリル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2585564C (en) | Rock drill bit | |
US7004691B2 (en) | Deep hole cutter | |
ZA200604720B (en) | Rock drill bit | |
US8091452B2 (en) | Method for manufacturing drill head | |
US20110280675A1 (en) | Method for Forming Through-Hole | |
EP2209964A1 (en) | Percussive drill bit for rock drilling and method for the manufacture of such drill bit | |
CA2467003A1 (en) | Fluid drilling head | |
KR20100038281A (ko) | 건 드릴 | |
ATE542024T1 (de) | Gesteinbohrer | |
JP4644552B2 (ja) | 深穴切削装置 | |
JP4164337B2 (ja) | 深穴切削具 | |
JP4142930B2 (ja) | 深穴切削具 | |
JP2000317933A (ja) | コアドリル | |
JP4035415B2 (ja) | 深穴切削具 | |
JP4141297B2 (ja) | 深孔切削具 | |
JP4057936B2 (ja) | 深孔切削具 | |
JP4047703B2 (ja) | 深穴切削具 | |
JP2004283971A (ja) | 深孔切削具 | |
CN217666890U (zh) | 一种具有内冷功能的铰刀 | |
JP2003175413A (ja) | ドリル | |
JP2004092294A (ja) | さく孔方法及びそれに使用するさく孔装置および工具 | |
JP2002018608A (ja) | 切削工具 | |
JP2006297577A (ja) | タップ及び埋め栓 | |
JPH10296517A (ja) | 切削工具およびその保持装置 | |
JP2005007512A (ja) | 深穴切削具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060509 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060629 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090507 |