JP2000317699A - プレスのスライド回転装置 - Google Patents

プレスのスライド回転装置

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JP2000317699A
JP2000317699A JP11126835A JP12683599A JP2000317699A JP 2000317699 A JP2000317699 A JP 2000317699A JP 11126835 A JP11126835 A JP 11126835A JP 12683599 A JP12683599 A JP 12683599A JP 2000317699 A JP2000317699 A JP 2000317699A
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JP
Japan
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slide
rack
pinion
press
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP11126835A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Kitazawa
一俊 北沢
Takahiro Yasutomo
隆廣 安友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Hydromechanics Corp
Original Assignee
Kawasaki Hydromechanics Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Hydromechanics Corp filed Critical Kawasaki Hydromechanics Corp
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイスポットやダイセット用のプレスのスラ
イドを、できるだけ簡単かつ容易に回転することにあ
る。 【解決手段】 スライド7を旋回可能に軸支したスライ
ド回転軸8の端部にピニオン12を軸着するとともにこ
のピニオン12にラック13を係合し、スライド昇降シ
リンダー11の昇降駆動によってピニオン12をラック
13にそって回転してスライドを90度や180度等の
所望角度に回転するように形成している。そして、ラッ
ク13をアップライト3にそって配設するとともに、ラ
ック13の上下部に所定径のロッド14を接続してラッ
ク13を昇降可能に軸着し、このロッド14にラックク
ランプ15、16を配設してラック13をロックするよ
うにしてスライド7を回転自在としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス分野におけ
る、特にダイスポットやダイセット用のプレスのスライ
ド回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スライドに上金型を装着して90〜18
0度の所望角度回転してダイスポットやダイセット用に
使用するプレスが知られている。
【0003】この従来のダイスポットやダイセットのプ
レスでは、軸支して反転するようにしたスライドの左右
両側に昇降専用スライドを配設し、この昇降専用スライ
ドの一方側のスライド回転軸はウオームホイールを軸着
してそのウオームギヤーに減速機を介してスライド反転
用電動機を連結し、スライドを正転したり、逆転したり
して金型の修正を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにスライドの
反転に専用の動力源を使用しているので、そのための伝
達装置が必要となり、スライドを回転するという比較的
使用頻度が少ないにもかかわらず大掛かりな装置となっ
て高価になっていた。
【0005】そのため、スライドを90〜180度等の
所望角度に回転できる簡単な機構の安価なスライド回転
装置が要望されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、ダイ
スポットやダイセッター用に金型を所定角度回転するプ
レスのスライドであって、スライドを旋回可能に軸支し
たスライド回転軸の端部にピニオンを軸着するとともに
このピニオンにラックを係合し、スライド昇降シリンダ
ーの昇降駆動によってピニオンをラックにそって回転し
てスライドを90度や180度等の所望角度に回転する
ように形成し、上記ラックをスライド昇降シリンダーの
昇降駆動にしたがって昇降自在にプレスに配設するとと
もに、上記のようにピニオンを回転してスライドを回転
するときはラックをラッククランプでクランプしてラッ
クの昇降をロックするように配設したことを特徴とする
プレスのスライド回転装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のプレスのスライド回転装
置は、ダイスポットやダイセッター用に金型を所定角度
回転するプレスのスライドであって、スライドを旋回可
能に軸支したスライド回転軸の端部にピニオンを軸着す
るとともにこのピニオンにラックを係合し、スライド昇
降シリンダーの昇降駆動によってピニオンをラックにそ
って回転してスライドを90度や180度等の所望角度
に回転するように形成し、上記ラックをスライド昇降シ
リンダーの昇降駆動にしたがって昇降自在にプレスに配
設するとともに、上記のようにピニオンを回転してスラ
イドを回転するときはラックをラッククランプでクラン
プしてラックの昇降をロックするように配設したことを
特徴としている。
【0008】プレス1は、図1、図2のようにベッド2
の4隅部にアップライト3を垂設してクラウン4を支持
し、クラウン4にトライ用加圧シリンダー5を配設する
とともにダイクランパー6でスライド7に結合・分離可
能に取着して、ダイスポットやダイセット用とトライア
ルプレスとしても使用できるようにしている。
【0009】そして、上記スライド7は、図1、図2の
ように両側にスライド回転軸8を突設してスライド昇降
用ブロック9にそれぞれ軸支し、前後のアップライト3
にそって装着した摺動ライナー10にスライド昇降用ブ
ロック9を摺動自在に配設して、スライド昇降用ブロッ
ク9にスライド昇降シリンダー11を接続してスライド
7を昇降駆動自在としている。
【0010】そしてまた、このスライド回転軸8の一端
部ないし両端部を延設して図1、図2のように所定径の
ピニオン12を軸着し、アップライト3にそって配設し
たラック3に上記ピニオン12を係合し、スライド昇降
シリンダー11を昇降駆動することによってラック13
を介してピニオン12を旋回して、スライド7を90〜
180度の所定角度に回転できるようにしている。
【0011】ラック13は、図1、図2のようにその上
下部にロッド14を接続してクラウン4、ベッド2に装
着の、特に軸支具兼用の油圧式のラッククランプ15、
16(たとえばステマ製のクランプ)に装着し、ラック
13の昇降移動をラッククランプ15、16でクランプ
してロック状態として上記したようにピニオン12を回
転できるようにしている。
【0012】なお、上記ラッククランプ15、16は、
ラック13を所定の高さでロックし、スライド7を所定
の高さになるように回転して金型17の修正作業ができ
る。また、このラッククランプ15、16でラック13
をクランプすれば、スライド7の自重下降防止用として
も利用できる。
【0013】上記では、スライドの両側にスライド回転
軸を突設して、ピニオン、ラックを両側に配設したが、
どちらか一方側であってもよく、またピニオンの一方側
にラックを係合したが、図の一点鎖線のように両側とす
るなど、プレスの大きさ、仕様に対応して本発明の趣旨
にもとづいて適宜な変形態様が実施できる。
【0014】
【実施例】図1、図2は、本発明の一実施例のトライア
ルプレスを示すものである。トライアル用のプレス1
は、図のように加圧シリンダー5で押圧するようにした
スライド7の両側にスライド回転軸8を突設してスライ
ド昇降用ブロック9に軸支し、このスライド昇降用ブロ
ック9をスライド昇降シリンダー11で駆動してスライ
ド7を昇降するようにしている。
【0015】そして、上記スライド回転軸8の一端を延
設してピニオン12を軸着し、アップライト3にそって
昇降可能に配設したラック13に係合して上下のクラン
プ15、16でラック13をクランプするようにし、ス
ライド7を90〜180度の所望角度回転できるように
している。
【0016】たとえば、ダイスポットによる金型修正す
るにあたっては、ボルスター18、スライド7にそれぞ
れ下金型19、上金型20を装着して、スライド7上部
のダイクランパー6を解除して加圧シリンダー5と分離
し、スライド昇降シリンダー11を下降駆動して下金型
18に上金型20を型合わせし、再びスライド7を上昇
して所定位置で停止する。
【0017】そして、ラッククランプ15、16を作動
してラック13をロックし、スライド昇降シリンダー1
1を下降すると、ピニオン12を介してスライド7が回
転する。
【0018】予め定めた所望角度または必要な角度位置
のスライド回転でスライド昇降シリンダー11を停止
し、スライド7に装着した上金型20の修正を行うもの
である。
【0019】したがって、スライド昇降シリンダーを兼
用してスライドを回転でき、スライド反転装置を簡素化
できて金型の修正が行える。
【0020】なお、スライドの回転は、スライド昇降シ
リンダーの昇降によって正転、逆転が可能であり、金型
を所望方向に向けられるものである。
【0021】また、実施例では、トライアルプレス兼ダ
イスポットプレスについて説明したが、ダイスポット、
ダイセッターのみについても適用できることは自明であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、スライ
ドの回転手段を特設することなくスライド昇降の駆動手
段を兼用して行うことができ、またピニオン・ラックの
簡易な機構でスライドを所望の角度に回転することがで
きる。
【0023】そして、ラックの昇降をラッククランプで
クランプ、アンクランプすることによって、ピニオンを
回転させたり、固定状態に維持することができる。
【0024】また、ラックをラッククランプでロックす
ることによって、上記ラックを介してスライドの自重落
下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部を省略した側面図
(a)と正断面図(b)、
【図2】同上の平半断面図。
【符号の説明】
1…プレス 7…スライド 8…ス
ライド回転軸 11…スライド昇降シリンダー 12…ピニオン
13…ラック 15、16…ラッククランプ 18…金型
20…上金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E088 AA01 AB02 AB04 AB05 AB10 BA01 BA10 CA10 EA10 4E090 AA01 AB01 BA01 CA01 EB01 EB10 HA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスポットやダイセッター用に金型を
    所定角度回転するプレスのスライドであって、スライド
    を旋回可能に軸支したスライド回転軸の端部にピニオン
    を軸着するとともにこのピニオンにラックを係合し、ス
    ライド昇降シリンダーの昇降駆動によってピニオンをラ
    ックにそって回転してスライドを90度や180度等の
    所望角度に回転するように形成し、上記ラックをスライ
    ド昇降シリンダーの昇降駆動にしたがって昇降自在にプ
    レスに配設するとともに、上記のようにピニオンを回転
    してスライドを回転するときはラックをラッククランプ
    でクランプしてラックの昇降をロックするように配設し
    たことを特徴とするプレスのスライド回転装置。
  2. 【請求項2】 ラックをアップライトにそって配設する
    とともに、ラックの上下部に所定径のロッドを接続して
    ラックを昇降可能に軸着し、このロッドにラッククラン
    プを配設してラックをロックするようにした請求項1に
    記載のプレスのスライド回転装置。
  3. 【請求項3】 ラックをラッククランプでロックしてス
    ライドの自重下降防止を兼用するように形成した請求項
    1または請求項2に記載のプレスのスライド回転装置。
JP11126835A 1999-05-07 1999-05-07 プレスのスライド回転装置 Pending JP2000317699A (ja)

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