JP2000317159A - 穴かがり縫いミシン - Google Patents

穴かがり縫いミシン

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JP2000317159A
JP2000317159A JP11125861A JP12586199A JP2000317159A JP 2000317159 A JP2000317159 A JP 2000317159A JP 11125861 A JP11125861 A JP 11125861A JP 12586199 A JP12586199 A JP 12586199A JP 2000317159 A JP2000317159 A JP 2000317159A
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悦造 野村
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到 柴田
Yukio Nishida
幸夫 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変更された運針データの確認作業を効率良く
実施することができる穴かがり縫いミシンを提供する。 【解決手段】 穴かがり縫いミシンMは、送りモードで
はテスト送り処理が実行され、手動モードでは手動縫製
処理が実行されて、縫製動作が行われる。テスト送り処
理では、S220の処理で、動作モード選択スイッチ9
aにおいて動作モードの切替操作が行われたか否かを判
断しており、肯定判定された場合には、テスト送り処理
は中断され、手動縫製処理が開始される。また、手動縫
製処理では、S320で動作モードの切替操作が行われ
たと判定されると、手動縫製処理は中断され、テスト送
り処理が開始される。これにより、一連の縫製動作の実
行途中で、手動モードと送りモードとの切替が可能とな
り、運針データの確認作業を効率良く実施することが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工布に穴かがり
縫い目を形成した後、その穴かがり縫い目間の加工布を
切断してボタン穴を形成する穴かがり縫いミシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、加工布に穴かがり縫い目を形
成した後、その穴かがり縫い目間の加工布を切断してボ
タン穴を形成する穴かがり縫いミシンでは、外部からの
縫製指令に従い、制御装置が、予め記憶された運針デー
タに基づき、上軸駆動装置、送り台駆動装置および揺動
駆動装置を駆動制御し、布送り動作および針振り動作な
どの縫製動作を実行させることで、穴かがり縫い目を形
成している。
【0003】そして、運針データには、穴かがり縫い目
の各部の長さなどの縫製動作に関する情報が含まれてお
り、運針データは、必要に応じて設定可能となってい
る。そのため、運針データが変更された場合には、その
変更内容が正確に運針データとして変更されているか否
かを確認する必要がある。
【0004】この確認作業を行うため、穴かがり縫いミ
シンは、穴かがり縫い目を形成する際の各部の動作、す
なわち縫製動作を確認するための動作モードとして、手
動モードおよび送りモードを備えていた。そして、手動
モードが選択された状態で、作業員が手動操作により上
軸を回転させると、針棒が上下に往復すると共に、制御
装置が、予め記憶された運針データに基づき、送り台駆
動装置および揺動駆動装置を駆動制御し、布送り動作お
よび針振り動作などの縫製動作を実行させることができ
る。このように、手動モードは、縫製動作において縫い
針が加工布上をどのように動くか、すなわち、穴かがり
縫い目の形成に関する詳細な縫製動作の確認作業を行う
場合に用いられていた。
【0005】また、送りモードが選択された状態で、外
部からの模擬指令が入力されると、制御装置が模擬指令
に従い、送り台駆動装置および揺動駆動装置を駆動制御
し、布送り動作および針振り動作を行わせる。しかし、
このとき、上軸は回転されないため、針棒は上下に往復
しない。このように、送りモードでは、穴かがり縫い目
の形成に関する詳細な縫製動作の確認のためではなく、
布押えの動作範囲が不適切であるために布押えと縫い針
とが干渉する等の、縫製動作における基本動作の不具合
を発見する作業を行う場合に用いられていた。なお、送
りモードでの縫製動作の駆動源には、一般的にモータが
用いられるため、送りモードによる縫製動作によって作
業員の労力を消耗させることはなく、また、縫製動作を
手動操作よりも速く進行させることが出来る。
【0006】これらのことから、穴かがり縫いミシンに
おいて、運針データの確認作業を行なう際には、動作モ
ードとして、手動モードあるいは送りモードを選択した
状態で、作業員が手動操作して、あるいは、模擬指令を
入力して縫製動作を実行させることで、変更された運針
データの確認作業を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の穴かがり縫いミシンでは、手動モードあるいは送り
モードによる縫製動作の進行中は、一連の縫製動作が完
了するまで、進行中の動作モードを切り換えることが出
来なかった。つまり、一連の縫製動作の途中まで送りモ
ードで進行させ、途中から手動モードに切り換えて縫製
動作を継続させることは出来ないのである。
【0008】このため、従来の穴かがり縫いミシンで
は、縫い針を加工布に挿通させて縫製動作を確認する場
合には、縫製動作の開始から終了までの全動作を、手動
モードのみで、つまり、手動操作のみで行わなくてはな
らない。そのため、およそ200針の縫い目からなる穴
かがり縫い目の後半部分、特に、最終段階の縫製動作を
確認する場合には、その部分まで縫製動作を進めるため
に、長時間上軸を回転させる必要があり、多大な労力と
時間を要していた。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、穴かがり縫いミシンにおいて運針データが変
更された場合に、変更された運針データの確認作業を効
率良く実施することができる穴かがり縫いミシンを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の発明は、上軸を回転させ
て、縫い針が着脱自在に装着された針棒を上下に往復さ
せる上軸駆動手段と、送り台を駆動して、加工布を布送
りさせる送り台駆動手段と、前記送り台による布送り方
向と交差する方向に、前記針棒を揺動させる揺動駆動手
段と、外部からの縫製指令に従い、前記各駆動手段を同
時に駆動制御することで、前記加工布に穴かがり縫い目
を形成する縫製動作を実行させる縫製動作制御手段と、
を備えた穴かがり縫いミシンであって、前記上軸に連結
されたはずみ車が手動操作されることで駆動される前記
上軸の回転に従い、前記送り台駆動手段および前記揺動
駆動手段を駆動制御することで、前記縫製動作を実行さ
せる手動制御手段と、外部からの模擬指令に従い、前記
送り台駆動手段および前記揺動駆動手段を駆動制御する
ことで、前記縫製動作を模擬させる模擬動作制御手段
と、外部操作により、当該ミシンの動作モードとして、
前記縫製動作制御手段が外部からの指令に従い縫製動作
を行う通常モードと、前記手動制御手段が手動操作によ
る前記上軸の回転に従い縫製動作を行う手動モードと、
前記模擬動作制御手段が外部からの指令に従い縫製動作
の模擬を行う送りモードとのいずれか一つを選択するた
めの動作モード選択手段と、該動作モード選択手段によ
り選択された動作モードに従い、前記各制御手段の一つ
を動作させる動作モード切替手段と、を備え、前記動作
モード切替手段は、前記手動モードまたは前記送りモー
ドでの動作中に、前記動作モード選択手段により他方の
動作モードへの切替が選択されたと判断すると、動作中
の前記手動制御手段または前記模擬動作制御手段の動作
をその時点で中断させて、選択された動作モードに対応
する前記制御手段を動作させること、を特徴とする。
【0011】すなわち、本発明(請求項1)の穴かがり
縫いミシンは、外部動作により動作モード選択手段にて
動作モードが選択されると、動作モード切替手段が、選
択された動作モードに従い、手動制御手段または模擬動
作制御手段のいずれかを動作させる。そして、選択され
た動作モードでの動作中に、動作モード切替手段が、他
方の動作モードへの切替が選択されたと判断すると、動
作中の制御手段の動作をその時点で中断させる。そのあ
と、動作モード切替手段は、選択された動作モードに対
応する制御手段を動作させて、中断された縫製動作を実
行させる。
【0012】このため、送りモードが選択されて、模擬
動作制御手段が動作することで縫製動作が模擬されてい
るときに、動作モード選択手段にて、手動モードが選択
されると、模擬動作制御手段の動作が中断される。そし
て、動作モード切替手段が、動作モードを手動モードに
切り換え、手動制御手段を動作させて、中断された縫製
動作を実行させることができる。また、反対に、手動モ
ードでの縫製動作中に、送りモードへの切替が選択され
ると、動作モード切替手段が、その時点で手動制御手段
の動作を中断し、模擬動作制御手段を動作させて、中断
された縫製動作を実行させることが出来る。
【0013】このように、一連の縫製動作の実行途中
で、手動モードと送りモードとの切替を可能とすること
で、穴かがり縫い目を形成するための縫製動作の確認作
業を行う際に、確認したい部分の直前まで送りモードで
縫製動作を進めていき、その後、手動モードに切り換え
て縫製動作の確認を行うことが可能となる。特に、縫い
目の最終段階の縫製動作を確認する際には、手動モード
のみで確認作業を行なう場合に比べ、作業員の労力を減
らし、作業時間を短縮させることができる。
【0014】よって、本発明(請求項1)の穴かがり縫
いミシンによれば、一連の縫製動作の実行途中で、手動
モードと送りモードの切替が可能となり、穴かがり縫い
目の縫製動作の確認作業を、少ない労力で短時間に実行
することが可能となる。ところで、前述のように、動作
モード選択手段を操作することで、動作モードを切替を
行う穴かがり縫いミシンでは、送りモードから手動モー
ドへの切替を行う場合には、上軸に連結されたはずみ車
を手動操作する前に、動作モード選択手段で手動モード
を選択する操作を行う必要がある。
【0015】そこで、請求項2に記載の発明のように、
動作モード切替手段は、送りモードでの模擬動作制御手
段による縫製動作の模擬中に、手動操作により上軸が回
転されると、当該ミシンの動作モードとして手動モード
が選択されたと判断し、動作中の模擬動作制御手段をそ
の時点で中断させて、手動制御手段を動作させるように
してもよい。
【0016】つまり、送りモードにて縫製動作を進めて
いる際に、上軸が回転されると、動作モード切替手段
が、手動モードが選択されたと判断し、手動モードへの
切替を実行するのである。これにより、送りモードから
手動モードへの切替のために、動作モード選択手段を操
作する必要がなくなり、切替のための動作を簡略化する
ことができる。
【0017】よって、本発明(請求項2)の穴かがり縫
いミシンによれば、送りモードでの一連の縫製動作の実
行途中で、手動モードへの切替を行う際に実行する操作
が簡略化でき、穴かがり縫い目の縫製動作の確認作業
を、より迅速に実行することが可能となる。
【0018】なお、動作モード選択手段によっても、送
りモードから手動モードへの切替を行うことは可能であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された穴かがり縫い
ミシンMの外観を表す斜視図である。なお、本実施の形
態の穴かがり縫いミシンMは、図示しない加工布に穴か
がり縫い目70(図5参照)等を形成し、その穴かがり
縫い目70の縁かがり縫い目71,72の間を切断して
ボタン穴80を形成するいわゆるボタン穴用の穴かがり
縫いミシンである。
【0020】図1に示すように、穴かがり縫いミシンM
には、ミシンテーブル1と、ミシンモータ2,そのミシ
ンモータ2を起動または停止するためのペダル3,動作
モードの選択操作や穴かがり縫い目の種々のデータの入
力操作を行うための操作パネル4,後述の各部の駆動制
御を行う制御装置5,ベッド部6,脚柱部7,アーム部
8,およびペダル3の動作に基づき制御装置5に起動指
令を送信するスタートスイッチ59が設けられている。
【0021】ここで、スタートスイッチ59は、ペダル
3が踏み込まれていない状態ではOFF状態、ペダル3
が踏み込まれるとON状態であり、この状態を表す信号
が、制御装置5に入力される。次に、図2は、穴かがり
縫いミシンMの縫製機構の要部構成を表す右側面図であ
る。
【0022】図2に示すように、穴かがり縫いミシンM
は、加工布に穴かがり縫い目70を形成する縫製手段と
しての縫製機構10と、加工布を布送りする送り台11
と、送り台11を布送り方向へ駆動する送り台駆動機構
12(図3参照)と、加工布の穴かがり縫い目70の縁
かがり縫い目71,72間の加工布を切断してボタン穴
80を形成する切断手段としてのカッタ13と、カッタ
13を上下に駆動する図示しないカッタ駆動機構とを備
えている。
【0023】ここで、縫製機構10は、アーム部8の頭
部8aに設けられた針棒15及び針棒15の下端部に着
脱自在に装着された縫い針16と、針棒15を上下に往
復駆動し左右に揺動駆動する針棒駆動機構17(図4参
照)と、ベッド部6に設けられ縫い針16と共働して穴
かがり縫い目を形成する図示しない釜とを備えている。
そして、送り台11で加工布を布送りしながらこの縫製
機構10を駆動することにより、例えば、図5に示す一
般的な穴かがり縫い目70を形成することができる。
【0024】そして、図5に示すように、穴かがり縫い
目70は、左縁かがり縫い目71と右縁かがり縫い目7
2とを有し、更に、その前端部には前閂止め縫い目73
を、後端部には後閂止め縫い目74を、それぞれ有して
いる。なお、通常の縫製時には、前閂止め縫い目73の
一部、左縁かがり縫い目71、後閂止め縫い目74、右
縁かがり縫い目72、前閂止め縫い目73の残りの部分
の順で縫い目が形成される。また、図5に示す長さg,
a,f等は操作パネル4にて設定されるデータである。
【0025】次に、前述の送り台11と送り台駆動機構
12について説明する。図2は、縫製機構10の要部構
成を表す右側面図であり、図3は、送り台駆動機構12
の構成を表す斜視図である。図2,図3に示すように、
送り台11は前後に長い板状に形成され、その前端部に
は、穴かがり縫い目70及びボタン穴80を形成するた
めの長孔11aが形成されている。ベッド部6の上面部
分には左右一対の案内板20がはめ込まれており、それ
らの案内板20の間に、送り台11が前後に移動可能に
ガイド支持されている。
【0026】送り台駆動機構12は、送り台11の後端
部下面側に固定された可動部材21と、前後に長い連結
ロッド23により可動部材21に固定的に連結された可
動部材22と、可動部材22を次に述べる機構によって
前後に駆動するステッピングモータ24とを備えてい
る。
【0027】連結ロッド23は、送り台11の長手方向
に延び、前方から見たときの可動部材21,22の左端
部(図3の奥手側)に挿通されて、可動部材21,22
を挟み込むように設けられた一対の軸受25を介して、
ミシン機枠に送り台11の長手方向に移動可能にガイド
支持されている。また、前方から見たときの可動部材2
1の右端部には、送り台11の長手方向に延びるロッド
26が固定的に設けられ、可動部材22が右端部に設け
られた軸受22aを介して前後に移動自在にロッド26
にガイド支持されている。
【0028】ステッピングモータ24の出力軸には駆動
プーリ27が固着され、駆動プーリ27の後方には図示
しない従動プーリがミシン機枠に固定的に設けられ、こ
れら両プーリに無端状のベルト28が掛け渡されてい
る。このベルト28の一部に前述の可動部材22が固定
され、ステッピングモータ24が駆動されると、可動部
材22,21と共に送り台11が前後に駆動される。
【0029】ところで、可動部材22には、前端部に布
押え31を取り付けた押え腕30の後端部が、送り台1
1の駆動方向に直交する方向の軸心回りに回動可能に連
結されている。この布押え31は、図示しない付勢部材
により押え腕30を介して下方へ付勢されており、布押
え31で送り台11上に加工布を押圧固定できるように
なっている。
【0030】また、カッタ13は、図示しないカッタ駆
動機構により上下動されるカッタ取付軸40下端のカッ
タホルダ41に、ビス41aを介して取り付けられてい
る。カッタ駆動機構は、カッタ駆動用ソレノイド45
(図6参照)を中心に構成されている。
【0031】次に、図4は、針棒駆動機構17の構成を
表す斜視図である。図4に示すように、この針棒駆動機
構17では、前述の針棒15は、アーム部8に揺動自在
に設けられた針棒台51に上下方向に摺動可能に支持さ
れている。また、この針棒15には、所定の位置に針棒
抱き52が固定されている。
【0032】一方、一端53aが鉛直面内の円Cに沿っ
て円運動する針棒連竿53の他端53bは、角コマ54
を介して針棒抱き52に接続されている。なお、針棒抱
き52の角コマ54側には、左右方向に断面矩形に形成
された案内溝52aが形成され、角コマ54はこの案内
溝52aに左右方向に移動自在に係合する。また、針棒
連竿53の他端53bの角コマ54を設けた側と反対側
には、角コマ55が設けられている。この角コマ55が
針棒連竿案内56の垂直溝56aに係合することによっ
て、針棒連竿53の他端53bは垂直方向にのみ移動可
能に案内される。更に、針棒台51の側面には平板状の
針棒案内57が固定されている。この針棒案内57に
は、針棒15に沿って伸びる長穴57aが形成され、こ
の長穴57aには、針棒抱き52の側面から突出した突
起52bが係合している。また、針棒台51の下端に
は、ステッピングモータ61の出力軸61aと一体に揺
動する揺動レバー62の先端が、角コマ63を介して接
続されている。
【0033】このように構成された針棒駆動機構17で
は、ミシンモータ2によって回転駆動される上軸64か
ら針棒連竿53に加わる力を、角コマ54を介して針棒
15に伝達し、それによって針棒15を上下動させるこ
とができる。なお、上軸64の端部には、公知のはずみ
車が一体に固定されており、はずみ車を回転させること
でも、上軸64を回転させることができる。また、ステ
ッピングモータ61から揺動レバー62に加わる力を、
角コマ63を介して針棒台51に伝達し、それによって
針棒15を左右に揺動させることができる。そして、こ
の両者の共働により、前述の穴かがり縫い目70等の縫
製を実行することが可能となる。また、ステッピングモ
ータ61の振り幅を制御することにより、穴かがり縫い
目の幅を変化させることができる。
【0034】なお、本実施例の穴かがり縫いミシンMに
おいて、ミシンモータ2が、特許請求の範囲における上
軸駆動手段に、ステッピングモータ24が送り台駆動手
段に、ステッピングモータ61が揺動駆動手段に、それ
ぞれ相当する。続いて、このように構成された穴かがり
縫いミシンMの制御系の構成を図6に示す。
【0035】図6に示すように、制御装置5は、CPU
5a,ROM5b,RAM5cを主要部とするマイクロ
コンピュータによって構成され、スタートスイッチ59
及び前述の操作パネル4から信号が入力される入力イン
タフェース5dと、ミシンモータ2,ステッピングモー
タ24,ステッピングモータ61,及びカッタ駆動用ソ
レノイド45に図示しない駆動回路を介して駆動信号を
出力すると共に、操作パネル4へも表示状態等の制御信
号を出力する出力インタフェース5eとを備え、それら
をバス5fにて接続して構成されている。
【0036】次に、操作パネル4の動作モード操作部9
を図7に示す。図7に示すように、動作モード操作部9
は、動作モード選択スイッチ9aと、ランプ9c,9
d,9e,9fからなる動作モード表示部9bが備えら
れている。そして、動作モードは、動作モード選択スイ
ッチ9aが押下される毎に、通常モード、送りモード、
手動モード、プログラムモードの順に順次選択される。
ただし、送りモードあるいは手動モードが選択されて、
縫製動作が実行されている場合には、動作モード選択ス
イッチ9aが押下される毎に、送りモード、手動モード
が交互に選択される。
【0037】こうして動作モード選択スイッチ9aを操
作することにより、通常モードが選択されるとランプ9
cが点灯し、送りモードが選択されるとランプ9dが点
灯し、手動モードが選択されるとランプ9eが点灯し、
プログラムモードが選択されるとランプ9fが点灯す
る。
【0038】ここで、通常モードは、スタートスイッチ
59からの指令信号に従い縫製動作を行う動作モードで
あり、送りモードは、スタートスイッチ59からの指令
信号に従い縫製動作の模擬を行う動作モードであり、手
動モードは、上軸64の回転に従い縫製動作を行う動作
モードであり、プログラムモードは、穴かがり縫い目7
0の各部の長さなどの縫製動作に関する運針データを設
定するための動作モードである。
【0039】このように構成された穴かがり縫いミシン
Mでは、動作モード選択スイッチ9aを操作することで
動作モードが選択され、その後、ペダル3が踏込まれて
スタートスイッチ59がON状態となると、制御装置5
が、選択された動作モードに応じて各部を駆動制御し
て、縫製動作を実行する。なお、動作モード選択スイッ
チ9aが、特許請求の範囲における動作モード選択手段
に相当する。
【0040】次に、制御装置5にて実行される処理につ
いて以下に説明する。なお、制御装置5は、穴かがり縫
い目70の各部の長さなどの縫製動作に関する運針デー
タをRAM5cに記憶しており、この運針データに基づ
き縫製動作を行うことで、穴かがり縫い目70を形成す
る。そして、この運針データは、動作モードとしてプロ
グラムモードを選択し、操作パネル4に設けられた図示
しない入力操作部を操作することで、必要に応じて設定
可能となっている。
【0041】そして、動作モード選択スイッチ9aが操
作され、動作モードとして通常モードが選択されると、
制御装置5にて縫製動作制御処理が実行される。図8
に、縫製動作制御処理のフローチャートを示し、この処
理について以下に説明する。
【0042】この縫製動作制御処理が開始されると、ま
ず、S110の処理が実行される。S110では、スタ
ートスイッチ59がON状態であるか否かを判定してお
り、肯定判定されるとS120に移行し、否定判定され
るとS110を繰り返し実行する。このとき、スタート
スイッチ59のOFF状態が継続されている間は、S1
10が繰り返し実行されることで、ペダル3が踏み込ま
れてスタートスイッチ59がON状態になるまで待機す
る。
【0043】そして、ペダル3が踏み込まれてスタート
スイッチ59がON状態となると、S110で肯定判定
されて、S120に移行する。S120では、ステッピ
ングモータ24とステッピングモータ61を駆動制御し
て、縫製機構10と送り台駆動機構12を動作させ、縫
製開始位置に送り台11と針棒15を移動させる。
【0044】続くS130では、ミシンモータ2を起動
して上軸64を回転させ、さらに、この上軸64の回転
に従い、ステッピングモータ24とステッピングモータ
61を駆動制御して、縫製機構10と送り台駆動機構1
2を動作させる。これにより、針棒15を上下に往復さ
せて、加工布に1針分の縫い目が形成された後、送り台
11を駆動して加工布を布送りさせるとともに、針棒1
5を布送り方向と交差する方向に揺動させる針振り動作
を行わせることで、次の縫製位置に縫製動作を進行させ
る。
【0045】ここで、縫製機構10には、図示しない針
上検出器と針下検出器とが備えられており、針上検出器
は、針棒15の位置が上下の往復動作の最上位置である
ことを検出し、針下検出器は、針棒15の位置が上下の
往復動作の最下位置であることを検出している。そし
て、上軸64が回転されると、針棒15が上下に往復さ
れることから、上軸64の回転の検出は、これら針上検
出器および針下検出器とを用いて行われる。
【0046】続くS140では、実行中の縫製動作の縫
製位置が、縫製終了位置であるか否かを判定しており、
肯定判定されるとS150に移行し、否定判定される
と、S130に移行する。S140で否定判定される場
合、つまり、実行中の縫製動作が縫製終了位置まで進行
していない場合、S130、S140の処理が繰り返し
実行され、縫製動作が順次進行されていく。
【0047】このようにして縫製動作が実行され、縫製
動作が縫製終了位置まで進行すると、S140で肯定判
定され、S150に移行する。S150では、縫製動作
を終了させるために、ミシンモータ2を停止させた後、
ステッピングモータ24とステッピングモータ61を駆
動制御して、縫製機構10と送り台駆動機構12を動作
させて、送り台11と針棒15の針振り位置を原点位置
に移動させ、縫製動作制御処理を終了する。
【0048】このようにして行われる縫製動作制御処理
により、一連の縫製動作が実行されることで、穴かがり
縫い目70が形成される。そして、穴かがり縫い目70
が形成された後、外部からの指令に従い、制御装置5
は、カッタ駆動用ソレノイド45を駆動制御してカッタ
13を上下に駆動させて、穴かがり縫い目70の縁かが
り縫い目71,72間の加工布を切断してボタン穴80
を形成して、ボタン穴形成作業を完了する。
【0049】次に、動作モードとして、送りモードおよ
び手動モードが選択された場合に、制御装置5にて実行
される処理のフローチャートを図9に示し、これらの処
理について以下に説明する。まず、動作モードとして、
送りモードが選択された場合に実行されるテスト送り処
理について説明する。
【0050】本実施例の穴かがり縫いミシンMでは、動
作モード選択スイッチ9aが操作されて動作モードとし
て送りモードが選択され、その後、ペダル3が踏込まれ
てスタートスイッチ59がON状態となると、制御装置
5が、テスト送り処理を実行する。
【0051】テスト送り処理が開始されると、S210
では、ステッピングモータ24とステッピングモータ6
1を駆動制御して、縫製機構10と送り台駆動機構12
を動作させ、縫製開始位置に送り台11と針棒15を移
動させる。続くS220では、動作モード選択スイッチ
9aにおいて動作モードの切替操作が行われたか否かを
判断しており、否定判定された場合には、S230に移
行し、肯定判定された場合には、後述する手動縫製処理
にて実行されるS320に移行し、テスト送り処理は中
断され、手動縫製処理が開始される。
【0052】なお、S220では、動作モードの切替操
作が行われたか否かの判断を、動作モード選択スイッチ
9aによる操作に加え、上軸64の回転検出によっても
実施している。つまり、上軸64が回転されると、動作
モードとして手動モードを選択する切替操作が行われた
と判定するのである。具体的には、前述の針上検出器お
よび針下検出器によって、上軸64の回転検出を行って
いる。
【0053】S220で否定判定され、S230に移行
すると、S230では、スタートスイッチ59がON状
態であるか否かを判定しており、肯定判定されるとS2
40に移行し、否定判定されるとS220に移行する。
このとき、動作モードの切替操作が行われず、かつ、ス
タートスイッチ59のOFF状態が継続されている間
は、S220とS230とが繰り返し実行されること
で、スタートスイッチ59がON状態になるまで待機す
る。
【0054】そして、ペダル3が踏み込まれ、スタート
スイッチ59がON状態となると、S230で肯定判定
されて、S240に移行する。S240では、縫製動作
を進行させるために、ステッピングモータ24とステッ
ピングモータ61を駆動制御して、縫製機構10と送り
台駆動機構12を動作させて、次の縫製位置に送り台1
1と針棒15を移動させる。このとき、ミシンモータ2
は駆動されないため、針棒15は上下に往復することは
なく、ステッピングモータ61により揺動される針振り
動作のみを行う。
【0055】続くS250では、実行中の縫製動作の縫
製位置が、縫製終了位置であるか否かを判定しており、
肯定判定されるとS260に移行し、否定判定される
と、S220に移行する。S250で否定判定される場
合、つまり、実行中の縫製動作が縫製終了位置まで進行
していない場合で、スタートスイッチ59のON状態が
継続している間は、S220、S230、S240、S
250の処理が繰り返し実行され、縫製動作が順次進行
されていく。また、縫製動作の実行途中で、ペダル3の
踏み込みが停止され、スタートスイッチ59がOFF状
態となると、その時点で縫製動作が中断され、S220
とS230の処理を繰り返すことで待機し、再び、ペダ
ル3が踏み込まれ、スタートスイッチ59がON状態と
なると、S220、S230、S240、S250の処
理が繰り返し実行され、縫製動作を再開する。
【0056】このようにして縫製動作が実行され、縫製
動作が縫製終了位置まで進行すると、S250で肯定判
定され、S260に移行する。S260では、縫製動作
を終了させるために、ステッピングモータ24とステッ
ピングモータ61を駆動制御して、縫製機構10と送り
台駆動機構12を動作させて、送り台11と針棒15の
針振り位置を原点位置に移動させ、テスト送り処理を終
了する。
【0057】このように、テスト送り処理を実行するこ
とにより、針棒15の上下の往復動作以外の一連の縫製
動作が実行される際に、布押え31が、縫い針16が挿
通される長孔11aを覆い、往復している縫い針16と
干渉する等の、縫製動作における基本動作の不具合を発
見することが可能となる。
【0058】次に、動作モードとして、手動モードが選
択された場合に実行される手動縫製処理について説明す
る。本実施例の穴かがり縫いミシンMでは、動作モード
選択スイッチ9aが操作されて動作モードとして手動モ
ードが選択され、その後、ペダル3が踏込まれてスター
トスイッチ59がON状態となると、制御装置5が、手
動縫製処理を実行する。
【0059】手動縫製処理が開始されると、S310で
は、ステッピングモータ24とステッピングモータ61
を駆動制御して、縫製機構10と送り台駆動機構12を
動作させ、縫製開始位置に送り台11と針棒15を移動
させる。続くS320では、動作モード選択スイッチ9
aにおいて動作モードの切替操作が行われたか否かを判
断しており、否定判定された場合には、S330に移行
し、肯定判定された場合には、前述したテスト送り処理
にて実行されるS220に移行し、手動縫製処理は中断
され、テスト送り処理が開始される。
【0060】S320で否定判定され、S330に移行
すると、S330では、上軸64が一回転したか否かを
判定しており、肯定判定されるとS340に移行し、否
定判定されると、S320に移行する。このとき、動作
モードの切替操作が行われず、かつ、手動操作によって
上軸64の回転が停止している間は、S320とS33
0とが繰り返し実行されることで、上軸64が回転され
るまで待機する。なお、上軸64の回転検出は、前述の
針上検出器および針下検出器により行われる。
【0061】そして、手動操作により上軸64が回転さ
れると、S330で肯定判定されて、S340に移行す
る。S340では、縫製動作を進行させるために、ステ
ッピングモータ24とステッピングモータ61を駆動制
御して、縫製機構10と送り台駆動機構12を動作させ
て、次の縫製位置に送り台11と針棒15を移動させ
る。このとき、ミシンモータ2は駆動されないが、手動
操作により、はずみ車を介して上軸64が回転されるこ
とで、針棒15が上下に往復するため、送り台11と針
棒15が、前述の通常モードでの縫製動作と同様の動作
を行うことになる。
【0062】続くS350では、実行中の縫製動作の縫
製位置が、縫製終了位置であるか否かを判定しており、
肯定判定されるとS360に移行し、否定判定される
と、S320に移行する。S350で否定判定される場
合、つまり、実行中の縫製動作が縫製終了位置まで進行
していない場合で、手動操作により上軸64の回転が継
続している間は、S320、S330、S340、S3
50の処理が繰り返し実行され、縫製動作が順次進行さ
れていく。また、縫製動作の実行途中で、手動操作によ
る上軸64の回転が停止されると、その時点で縫製動作
が中断され、S320とS330の処理を繰り返すこと
で待機し、再び、手動操作により上軸64が回転される
と、S320、S330、S340、S350の処理が
繰り返し実行され、縫製動作を再開する。
【0063】このようにして縫製動作が実行され、縫製
動作が縫製終了位置まで進行すると、S350で肯定判
定され、S360に移行する。S360では、縫製動作
を終了させるために、ステッピングモータ24とステッ
ピングモータ61を駆動制御して、縫製機構10と送り
台駆動機構12を動作させて、送り台11と針棒15の
針振り位置を原点位置に移動させ、手動縫製処理を終了
する。
【0064】このように、手動縫製処理を実行すること
により、通常モードと同様の一連の縫製動作を実行する
ことができる。つまり、手動モードを選択して、上軸6
4を手動操作により回転させることで、縫い針16が加
工布上を動く動作、すなわち、縫い目の形成に関する詳
細な縫製動作を、手動操作で実行させることができる。
したがって、運針データが変更された場合に、その変更
内容が正確に運針データとして記憶されているか否かを
確認する作業が可能になる。
【0065】また、テスト送り処理および手動縫製処理
は、縫製動作の実行中にも、動作モードの切替操作が行
われたか否かを判定しており(S220およびS32
0)、切替操作が行われたと判定されると、実行中のテ
スト送り処理あるいは手動縫製処理による縫製動作を中
断し、他方の処理に移行する。つまり、縫製動作の実行
途中で、動作モードの切替操作を受け付けることが可能
となり、1個の穴かがり縫い目70を形成する一連の縫
製動作を、送りモードと手動モードを切替えながら実行
させることができる。
【0066】なお、本実施例の穴かがり縫いミシンMで
は、縫製動作制御処理が、特許請求の範囲における縫製
動作制御手段に、手動縫製処理が手動制御手段に、テス
ト送り処理が模擬動作制御手段に、S220およびS3
20が、動作モード切替手段に、それぞれ相当する。
【0067】このように、一連の縫製動作の実行途中
で、手動モードと送りモードとの切替を可能とすること
で、穴かがり縫い目70を形成するための縫製動作の確
認作業を行う際に、確認したい部分の直前まで送りモー
ドで縫製動作を進めていき、その後、手動モードに切り
換えて縫製動作の確認を行うことが可能となる。特に、
縫い目の最終段階の縫製動作を確認する際には、手動モ
ードのみで確認作業を行なう場合に比べ、送りモードと
手動モードの両方を用いて確認作業を行うことで、作業
員の労力を減らし、作業時間を短縮させることができ
る。
【0068】よって、本実施例の穴かがり縫いミシンM
によれば、一連の縫製動作の実行途中で、手動モードと
送りモードの切替が可能となり、穴かがり縫い目の縫製
動作の確認作業を、少ない労力で短時間に実行すること
が可能となる。また、本実施例の穴かがり縫いミシンM
によれば、送りモードにて縫製動作を進めている際に、
上軸64が回転されると、手動モードへの切替操作が行
われたと判断し、手動モードへの切替を実行する。これ
により、送りモードから手動モードへの切替のために、
動作モード選択スイッチ9aを操作する必要がなくな
り、切替のための動作を簡略化することができ、穴かが
り縫い目70の縫製動作の確認作業を、より迅速に実行
することが可能となる。
【0069】また、本発明は上記実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の形態で実施することができる。例えば、手動モードで
の縫製動作の実行中に、動作モード選択スイッチ9aで
切替操作されることに加え、スタートスイッチ59がO
N状態になることで、送りモードへの切替操作が行われ
たと判定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の穴かがり縫いミシンの外観を表す斜
視図である。
【図2】 実施例のミシンの縫製機構の要部構成を表す
右側面図である。
【図3】 実施例のミシンの送り台駆動機構の構成を表
す斜視図である。
【図4】 実施例のミシンの針棒駆動機構の構成を表す
斜視図である。
【図5】 一般的な穴かがり縫い目の構成を表す説明図
である。
【図6】 実施例のミシンの制御系の構成を表す説明図
である。
【図7】 操作パネルの動作モード操作部を表す説明図
である。
【図8】 通常モードで実行される処理を表すフローチ
ャートである。
【図9】 送りモードおよび手動モードで実行される処
理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…ミシンモータ、3…ペダル、4…操作パネル、5…
制御装置、9…動作モード操作部、9a…動作モード選
択スイッチ、9b…動作モード表示部、10…縫製機
構、12…送り台駆動機構、15…針棒、17…針棒駆
動機構、24…ステッピングモータ、59…スタートス
イッチ、61…ステッピングモータ、64…上軸、70
…穴かがり縫い目、80…ボタン穴、M…穴かがり縫い
ミシン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 到 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 西田 幸夫 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 近藤 隆 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 蒲野 淳 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA24 BA06 CE03 CE07 CE23 EE03 EE08 GF02 GF03 JA02 JA07 JA11 LA03 LA04 LA82 LA84 LB01 LB02 MA05 MA17 NA11 NA67 NA71 NB03 NB12 NC02 NC06 NC11 QA02 QA06 QA07 QA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上軸を回転させて、縫い針が着脱自在に
    装着された針棒を上下に往復させる上軸駆動手段と、 送り台を駆動して、加工布を布送りさせる送り台駆動手
    段と、 前記送り台による布送り方向と交差する方向に、前記針
    棒を揺動させる揺動駆動手段と、 外部からの縫製指令に従い、前記各駆動手段を同時に駆
    動制御することで、前記加工布に穴かがり縫い目を形成
    する縫製動作を実行させる縫製動作制御手段と、 を備えた穴かがり縫いミシンであって、 前記上軸に連結されたはずみ車が手動操作されることで
    駆動される前記上軸の回転に従い、前記送り台駆動手段
    および前記揺動駆動手段を駆動制御することで、前記縫
    製動作を実行させる手動制御手段と、 外部からの模擬指令に従い、前記送り台駆動手段および
    前記揺動駆動手段を駆動制御することで、前記縫製動作
    を模擬させる模擬動作制御手段と、 外部操作により、当該ミシンの動作モードとして、前記
    縫製動作制御手段が外部からの指令に従い縫製動作を行
    う通常モードと、前記手動制御手段が手動操作による前
    記上軸の回転に従い縫製動作を行う手動モードと、前記
    模擬動作制御手段が外部からの指令に従い縫製動作の模
    擬を行う送りモードとのいずれか一つを選択するための
    動作モード選択手段と、 該動作モード選択手段により選択された動作モードに従
    い、前記各制御手段の一つを動作させる動作モード切替
    手段と、を備え、 前記動作モード切替手段は、前記手動モードまたは前記
    送りモードでの動作中に、前記動作モード選択手段によ
    り他方の動作モードへの切替が選択されたと判断する
    と、動作中の前記手動制御手段または前記模擬動作制御
    手段の動作をその時点で中断させて、選択された動作モ
    ードに対応する前記制御手段を動作させること、を特徴
    とする穴かがり縫いミシン。
  2. 【請求項2】 前記動作モード切替手段は、前記送りモ
    ードでの前記模擬動作制御手段による縫製動作の模擬中
    に、手動操作により前記上軸が回転されると、当該ミシ
    ンの動作モードとして前記手動モードが選択されたと判
    断し、動作中の前記模擬動作制御手段をその時点で中断
    させて、前記手動制御手段を動作させることを特徴とす
    る請求項1に記載の穴かがり縫いミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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