JP2000316980A - 生体管組織に塞栓コイルを位置決めする組立体及び着脱可能な塞栓コイルを導入する方法。 - Google Patents

生体管組織に塞栓コイルを位置決めする組立体及び着脱可能な塞栓コイルを導入する方法。

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JP2000316980A JP12215999A JP12215999A JP2000316980A JP 2000316980 A JP2000316980 A JP 2000316980A JP 12215999 A JP12215999 A JP 12215999A JP 12215999 A JP12215999 A JP 12215999A JP 2000316980 A JP2000316980 A JP 2000316980A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さくかつ離れた生体管の所定の部位に、よ
り容易に接近して塞栓コイルを容易かつ確実に位置決め
できる組立体を提供する。 【解決手段】 生体管組織に塞栓コイル(29)を配置
する組立体は、ブレード形状部分(10)を有する中心
コアを備えた送出しワイヤー(1)を備えている。この
ブレード形状部分(10)は内部にねじ巻コイル(8)
が延在しておりかつブレード幅の40%以下のブレード
厚さを有する。ねじ巻コイル(8)はブレード形状部分
の少なくとも辺縁部で中心コアに固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体管組織に塞栓
コイルを位置決めする組立体であって、先端部分に中心
コイルを有する配送ワイヤーと、中心コイルに固定され
たねじ切りコイルとを備え、前記ねじ切りコイルは、塞
栓コイルをねじ切りコイル内に又はそれから外側へねじ
込むことを可能にするピッチで配置された少なくとも3
回の先端部の巻きを有するような、組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】このような種類の組立体は米国特許第
5、725、534号から公知であり、この特許は、ね
じ切りコイルがガイドワイヤーのコア部材の回転対称な
先端部分に固定された技術を開示している。先端部分は
ねじ切りコイルの内径に対応する直径を有している。コ
アが比較的大きい直径であるため、比較的高い剛性を有
することが可能であり、それにより、曲がりくねった経
路を介して接近することが必要な極めて狭い血管内の配
備すべき部位まで塞栓コイルを進めることが困難である
と考えられている。
【0003】塞栓コイルの制御された解放を行う多数の
別の方法が知られている。国際公開番号93/1182
3には、コアがその先端においてコイル端部をコアに固
定する2つの軸線方向にはんだ付けで隔置された半径方
向拡大部を有する組立体を開示している。国際公開番号
93/11825及び米国特許第5、250、071号
はコイルとガイドワイヤの間に解放可能な幾何学的固定
部を使用している。また、米国特許第5、122、13
6号では、コイルが薄い連結領域を介してガイドワイヤ
ーに連結されており、この連結領域は、コイルが所望の
部位に位置決めされたとき、電解腐食する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小さくかつ
離れた生体管の所定の部位に、より容易に接近して塞栓
コイルを容易かつ確実に位置決めできる組立体を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の組立体は、中心
コアのブレード形状をした部分がねじ巻コイル(thr
eading coil)の内側に伸長しておりかつブ
レード幅の40%以下のブレード厚さを有し、更に、ね
じ切りコイルが少なくともブレード形状の部分の辺縁部
において中心コイルに固着されている、ことを特徴とす
る。
【0006】ねじ巻コイルを担持するブレード形状の部
分は、ブレード寸法が最も大きい幅方向よりも、ブレー
ドの厚さ方向に柔軟でありかつ容易に曲がる。ブレード
形状の部分は中心コアの先端部にあり、ブレード形状部
分にトルクが作用した場合に中心コアが捩れる。送出し
ワイヤ(delivery wire)がカテーテルを
通って進められて湾曲部を通過するとき、ブレード形状
部分がカテーテルの内壁に接触しかつトルクを受けて、
ブレード形状部分がそれ自身湾曲部を横切る幅方向に曲
がる。その結果、最も柔軟な厚さ方向に曲げが発生す
る。辺縁部でのねじ巻コイルの固着はねじの位置決めの
制御を行い、それにより、塞栓コイルの巻戻しが極めて
円滑になされる。このことは、塞栓コイルが、配置部位
でねじ巻コイルに対して斜めの位置に位置決めされた場
合に、特に円滑になされる。この斜めの位置では摩擦を
増大させてねじ巻コイルを回転対称な部材に固定させ
る。
【0007】一つの実施形態では、ブレード幅はねじ巻
コイルの内径より小さく、これにより、ブレード形状部
分の曲げ剛性が減少する。別の実施形態では、ブレード
形状部分の辺縁部にはその中にねじ巻コイルが拘束され
る凹部が設けられている。これらの凹部は例えば、レー
ザー切断又はブレード形状部分にエッチング加工するこ
とにより形成される。これら凹部は、凹部とコイルの幾
何学的な連動ではなく別の手段によって固定されなくて
も、ねじ巻コイルを高い安全性で拘束する。
【0008】ねじ巻コイルがはんだ付けを使用して固着
される実施形態では、ねじ巻コイルが波の波頂部に配置
された状態でかつ波の谷部がブレード形状部分の平坦な
側からdの距離より小さい距離に配置されたような波形
パターンで、前記はんだ付けがブレード形状部分の平坦
な側部の少なくとも一方に位置してなされる。ここで、
距離dはねじ巻きコイルの内径Dの最大1/4である。
はんだ付けが曲げに対して大きく抵抗しない柔らかい材
料であるとしても、はんだ材の存在量を最小限にして、
比較的高い曲げ可撓性がブレード形状部分の厚さ方向に
維持されることが望ましい。ブレード形状部分が湾曲し
たとき、ブレード形状部分に近接した位置まで伸びてい
る極めて深い波の谷により、波の頂部の相互の屈曲が可
能になる。
【0009】ねじ巻コイルの先端部が、ブレード形状部
分の平坦な側の一方からねじ巻コイルのワイヤー径の2
倍より小さい位置で終端していることが望ましい。ねじ
巻コイルのワイヤーは極めて小さい寸法であり、従っ
て、その先端の永久的な湾曲がねじとしての機能を損な
うことがあり得る。顕微鏡を使用して、ねじ巻コイルの
ワイヤーを調節し、ブレード形状部分の平坦な側に近接
して当該ワイヤーを終端させてその位置に固着する。ま
た、血管組織を損傷させる可能性のあるねじ巻コイルの
ワイヤーの突出部を長くしないことが有利である。
【0010】ねじ巻コイル又はブレード形状部分は、放
射線不透過性の材料で造り、それにより、患者の血管組
織内に解放可能なコイルを導入する放射線医師又は神経
放射線医師により画像を識別することができるが、比較
的大きい寸法を有することにより明確に見えるようにす
る。ブレード形状部分は、画像がブレード形状部分の側
面を映し出している場合は目視することが困難である。
中心コアをブレード形状にする欠点は予め限定された第
1の距離に放射線不透過性のマーカーを配置することに
より補うことができる。そのような距離はねじ巻コイル
の先端部に近接して3ないし3.5cmである。この実
施形態では、ねじ巻コイル又はブレード形状部材を放射
線不透過性にする必要はない。それは、マーカーが第1
の距離からの位置を示すからである。
【0011】後者の実施形態を更に発展させたものにお
いて、組立体は先端の送出し開口部と、送出し開口部に
近接して予め決められた第2の距離にある放射線不透過
性のマーカーとを有するカテーテルを備え、送出しワイ
ヤーの第1の距離及びカテーテルの第2の距離は、送出
しワイヤーがカテーテルのマーカー位置に配置されたと
き、ねじ巻コイルの終端部が送出し開口部に位置決めさ
れるような距離となっている。また、カテーテルのマー
カーを備えることにより、スクリーン上の距離を判定す
る必要性が広範囲にわたり不要となる。送出し開口部で
のねじ巻コイルの正確な位置決めを得るために必要なこ
とは、ワイヤーのマークがスクリーンで観察されてカテ
ーテルのマーカーに対する所定の位置に到達するまで、
送出しワイヤーを進めることだけである。マーカーの長
さが短い場合、所定の位置は相互の重複部の一つである
が、明確に見えるようにするべくマーカーの長さが長い
場合には、送出しワイヤーのマーカーの先端部がカテー
テルのマーカーの近端部に正確に進められたとき、所定
の位置が達成されることが望ましい。
【0012】位置決めの安全性は更に、以下の実施形態
によって改善することができる、この実施形態では、ピ
ンバイス(pin vice)が、送出しワイヤーに取
外し可能に固定する固定手段を有し、かつ送出しワイヤ
ーが挿入される少なくとも8cm長さのカニューレを担
持する。このピンバイスは送出しワイヤーを挿入する前
にカテーテル装置の近位端に配置される。カニューレの
長さは、カニューレがYコネクターとカテーテルの近位
端に装着された継手とを介して伸長できることを保証す
る。カニューレの先端部はカテーテル内に配置される。
送出しワイヤーがピンバイスを介して挿入されるとき、
流体がカニューレを通って患者から外部に流出し、これ
らが導入される間、塞栓コイルと送出しワイヤーとを洗
浄する。
【0013】本発明は更に、生体管組織内の配置部位に
解放可能な塞栓コイルを導入する方法に関する。本発明
の方法によれば、放射線不透過性マーカーを有するカテ
ーテルを備えたカテーテル装置が、その先端の送出し開
口部が配置部位にありかつカテーテル装置の近位端が患
者の外部にある状態で、生体管組織内に位置決めされ
る。送出しワイヤーがカテーテルにより進められて搬送
ワイヤーの放射線不透過性マーカーがカテーテルの放射
線不透過性マーカーの位置に位置決めされる。次に、ピ
ンバイスがカテーテル装置の近位端に当接して送出しワ
イヤーの上に位置を合わせて拘束される。その次に、ピ
ンバイスが解放方向に回転されて塞栓コイルが送出しワ
イヤーから解放される。
【0014】この方法は使用に対して安全である。その
理由は、塞栓コイルが解放されるとき、送出しワイヤー
の先端部が送出し開口部の位置に又はその近位側に正確
に存在することが適切な方法で確保されるからである。
それ故、一方では、ねじ巻コイルが生体管壁を傷つける
ことはなく、他方において、送出しワイヤーとカテーテ
ルが生体管組織から引出されるときに解放可能なコイル
がカテーテルを完全に躱し、配置部位から不注意にも引
離されることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示された送出しワイヤー1
はステンレス鋼又はニトリルの如く適当な材料で造られ
た長いシャフト部分2を有し、適切な分野での用途に応
じて、50ないし250cmの範囲の長さ及び0.2な
いし2mmの直径を有する。シャフト部分は典型的に単
一ワイヤー又はロッドで造られる。送出しワイヤーは先
端区域3では比較的柔軟性があり、かつ、ステンレス鋼
又はニトリルで造られた中心コア4(図2)と、コアの
外側に装着されかつ近位端6がコアに固着され先端9が
ねじ巻コイル8に固着されたワイヤーコイル5とを備え
ている。
【0016】中心コア4はその先端にブレード形状をし
た部分10を有しており、このブレード形状部分10は
ブレード厚さt、ブレード幅wを有し、tの寸法はwの
寸法の40%以下である。ねじ巻コイル8はブレード形
状部分に、例えば、はんだ付け、溶接、ロウ付け、又は
接着により固着される。はんだの材料は、例えばスズ、
金又は銀のはんだであってもよい。接着の場合は、プラ
スチックを基にした接着剤が好ましく、例示として、ロ
クタイト(Loctite)による2成分接着剤“アク
チベーター(Activator)No.7649、接
着剤No.326”であってもよく、これは2つの成
分、ロクタイトによる接着剤No.3311又はダイマ
ックス(Dymax)による接着剤No.136の間の
接触により固化する。この場合、後者の2つの接着剤は
紫外線照射で固化できる。ねじ巻コイルワイヤーはステ
ンレス鋼で造ることができ、かつ0.02ないし0.1
2mmの範囲、典型的には約0.075mmのワイヤー
直径を有する。ワイヤーはワイヤーの厚さと同じか若し
くはその2倍以上の大きさのピッチpで設定され、従っ
て、解放可能な塞栓コイルの近位端のねじをねじ巻コイ
ル8の中にねじ込み、そしてねじ巻コイル8から外にね
じ戻すことができる。ねじ巻コイルの外径は、特定の用
途に対して、0.15ないし1mm、典型的には0.2
ないし0.45mmの範囲にある。
【0017】ブレード形状部分10及びねじ巻コイル8
は、8ないし12巻き好ましくは10ないし14巻きが
ブレード形状部分に固着されるような寸法であることが
好ましい。
【0018】はんだ付け又はロウ付けは、図3から最も
明確に理解できるように波形で、ブレード形状部分の平
坦な側部11の一方又は双方において実施される。ねじ
巻きコイル8は波の頂部に配置され、波の谷12の底部
は関連する平坦な側部から短距離だけ離れて配置され
る。ねじ巻コイルの先端部13は平坦な側部11からね
じ巻コイルワイヤーの直径の2倍以下の距離eだけ離れ
た位置で終わっている。図4は、ねじ巻コイルワイヤー
がはんだ付けその他でブレード形状部分に固定される直
前の位置を表している。はんだ付け又はロウ付けに替え
て若しくはそれに加えて、ブレード形状部分の辺縁部1
5、16に凹部14を形成することにより、ねじ巻コイ
ル8をブレード形状部分に幾何学的に拘束してもよい。
このことはブレード形状部分をレーザー加工で所望の形
状に形成することが可能である。次に、ねじ巻コイルは
ブレード形状部分に位置決めされる。この場合、ねじ巻
コイルワイヤーの数巻が凹部の中に挿入される。
【0019】送出しワイヤーはねじ巻コイル8の先端部
から所定の距離の処に放射線不透過性マーカーを有して
いる。このマーカーはワイヤーコイル5の中に挿入され
たプラチナワイヤーか又は、プラチナ若しくは金のリン
グのような別の部材とすることができる。
【0020】図6はピンバイス17を示しており、この
ピンバイス17は送出しワイヤーに着脱可能に固定さ
れ、取外し可能な塞栓コイルを取外すとき、手でワイヤ
ーを回すためのものである。これはカニューレ20用の
ホルダー19付きのハウジング18を備えている。カニ
ューレ20は、第1部分において、送出しワイヤーの外
径より大きい内径を有し、第2部分において、送出しワ
イヤーがカニューレを通過することを許容するだけの小
さい内径を有する。第1部分のカニューレ壁を貫通する
孔21がカニューレの外部と内部を連通させる。ホルダ
ー19に対向して、ハウジング18は締付部材22を有
し、この締付部材22はハウジングの内側に設けられた
内ねじ孔に螺着され、それにより、拘束部材23がピン
バイス全体を貫通している中心部の通路を半径方向に圧
縮するようにする。送出しワイヤーが中心部の通路を介
して挿入されたとき、ピンバイスは送出しワイヤーを拘
束する。反対方向に回すとピンバイスは解放する。
【0021】この組立体の作動を例示的に図7ないし図
10を参照して更に詳細に説明する。ここにおいて、図
面の右側は作動状態をより明確に示すために拡大してい
る。先ず始めに、カテーテル25を有するカテーテル装
置が患者の生体管組織内に位置決めされる。カテーテル
装置の先端の送出し開口部26は配置部位27にあり、
カテーテル装置の近位端は患者の外側にある。カテーテ
ルは近位端に、Yーコネクター28を有し、ピンバイス
のカニューレはY−コネクターの主脚部に挿入される。
塩水のような洗浄液がY−コネクターの別の脚部を介し
て導入される。カニューレの孔21により、液体がカニ
ューレを介して近位端の方向に流れて中心の通路から滴
下する。
【0022】次に、塞栓コイル(又は閉塞コイル)29
を備えた送出しワイヤー1を有する導入部が、カニュー
レ20の第1部分及び第2部分の間の遷移域に当たるま
で、ピンバイスを介して挿入される。次に、塞栓コイル
の付いた送出しワイヤーがカニューレの第2部分を介し
て上方に押され、更に図8に示すように、カテーテル内
へ送られる。カニューレ20内を進む間に、孔21を介
して流れる液体が、空気やその他の好ましくない不純物
を洗浄し、従って、患者内にコイルを安全に配置するこ
とを助長する。医師は続けて、マーカー24を見ながら
スクリーン又はモニターの送出しワイヤーの進行を進め
る。送出しワイヤーの放射線不透過性マーカー24がカ
テーテルの放射線不透過性マーカー30に位置に達した
とき、図9に示すように、締付部材22を回転し、カテ
ーテル装置の近位端に当接した状態でピンバイスを送出
しワイヤーに位置決めして拘束する。
【0023】カテーテル及び送出しワイヤーが適所にあ
る状態で、ピンバイスを取外し方向に回転して、塞栓コ
イルを送出しワイヤーから離脱させることが容易である
(図10)。離脱の間ピンバイスはY−コネクターの近
位端に当接するため、医師がカテーテルの送出し開口部
から送出しワイヤーを不慮に押し出すことが防止され
る。そうでなければ、生体管壁を傷つける可能性が高い
であろう。更に別のコイルが同じ送出しワイヤーに装着
されて同じ部位で解放される場合、ピンバイスはワイヤ
ーの同じ位置に拘束された状態を維持することが可能で
あり、ワイヤーはピンバイスがY−コネクター28の近
位端と当接するまでカテーテルを介して単に進められる
だけである。
【0024】塞栓コイルは従来から公知であり、プラチ
ナ又はニトリルのワイヤーから造る事ができる。塞栓コ
イルは5ないし3000mmの長さがあり、かつ無負荷
状態で直線状、曲線状、数字の8の字状、又はもっと複
雑な形状のような異なった幾何学的形状を有する。コイ
ルの内径は典型的に0.14から0.45mmの範囲、
好ましくは約0.20mmとすることができる。好まし
い実施形態では、塞栓コイルはワイヤー径が0.075
mmのワイヤーから、約0.38mmのコイル外径にコ
イル状に巻かれて造られる。塞栓コイルの入手可能な幾
何学的形状については、市場で入手可能な公知のコイル
用幾何学的形状のものを使用できる、例えば、商標名
「Hilal Embolization Micro
coils」及び「MWCE Embolizatio
n Microcoils with Multipl
e Curls」により、William Cook
Europe会社から入手できる。
【0025】塞栓コイル付きの送出しワイヤー、Y−コ
ネクター付きのカテーテル及びピンバイスの組立体は特
許請求の範囲内で各種の態様で変形することができる。
例えば、シャフト部分2と送出しワイヤーの先端区域3
は、ねじ巻コイル8より大きいピッチを有する幾つかの
螺旋状に巻かれた単一のシャフト区域として製造しても
よい。
【0026】ねじ巻コイル8を担持するブレード形状部
分10は、送出しワイヤーを容易に曲げて塞栓コイルの
安全かつ確実な取付けを増進する湾曲状に自動調節する
ことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による組立体の送出しワイヤーを上方
から見た、断面図である。
【図2】 図1の送出しワイヤーの先端部を上方から見
た、拡大断面図である。
【図3】 図1の送出しワイヤーの先端部を側方から見
た、拡大断面図である。
【図4】 ねじ巻コイルワイヤーの先端部の拡大図であ
る。
【図5】 別の実施形態による送出しワイヤーの部分図
である。
【図6】 上記の実施形態のピンバイスの拡大図であ
る。
【図7】 図1ないし図6の組立体を使って塞栓コイル
を配置する方法を図示した図である。
【図8】 図1ないし図6の組立体を使って塞栓コイル
を配置する方法を図示した図である。
【図9】 図1ないし図6の組立体を使って塞栓コイル
を配置する方法を図示した図である。
【図10】 図1ないし図6の組立体を使って塞栓コイ
ルを配置する方法を図示した図である。
【符号の説明】
1 送出しワイヤー 2 シャフト部分 3 先端区域 4 中心コア 5 ワイヤーコイル 6 近位端 8 ねじ巻コイル 9 先端部 10 ブレード形状部分 11 平坦な側部 14 凹部 15、16 辺縁部 17 ピンバイス 18 ハウジング 19 ホルダー 20 カニューレ 22 締付部材 23 拘束部材 29 塞栓コイル 24、30 放射線不透
過性マーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリック・サンダースゴー・クリント デンマーク国デーカー−2800,ルングベ ウ,アイナースビー 23セー Fターム(参考) 4C060 DD03 DD48

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体管組織に塞栓コイルを位置決めする
    組立体であって、先端部に、中心コアと前記中心コアに
    固定されたねじ巻コイルとを有する送出しワイヤーを備
    え、前記ねじ巻きコイルは、塞栓コイルが前記ねじ巻き
    コイル内にねじ係合しかつ前記ねじ巻きコイルから解放
    されることを可能にするピッチで配置された、少なくと
    も3巻きの先端巻数を有している組立体において、 前記中心コアのブレード形状部分は内部にねじ巻コイル
    が延在しておりかつブレード幅の40%以下のブレード
    厚さを有し、ねじ巻コイルはブレード形状部分の少なく
    とも辺縁部で中心コアに固着されていることを特徴とす
    る組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組立体において、ブレ
    ード幅がねじ巻コイルの内径より小さいことを特徴とす
    る組立体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の組立体において、ブレ
    ード形状部分の辺縁部に凹部が設けられており、前記凹
    部に前記ねじ巻コイルが拘束されることを特徴とする組
    立体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかに記載の組立
    体において、ねじ巻コイルがはんだ材料又は溶接材料に
    よりブレード形状部分に固着されることを特徴とする組
    立体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の組立体において、前記
    はんだ付けは波形の態様にてブレード形状部分の平坦な
    側部の少なくとも一方に位置決めされ、ねじ巻コイルが
    波の頂部に配置されかつ波の谷の底部が前記平坦な側部
    から距離dより小さい寸法で配置されており、距離dは
    ねじ巻コイルの内径Dの最大限1/4であることを特徴
    とする組立体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の組立体において、ねじ
    巻コイルの先端が、前記ブレード形状部分の平坦な側部
    の一方からねじ巻コイルの直径の2倍以下の長さの位置
    で終わっていることを特徴とする組立体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れかに記載の組立
    体において、放射線不透過性マーカーが前記ねじ巻コイ
    ルの先端に近接して、約3ないし3.5cmの所定の第
    1の距離に配置されていることを特徴とする組立体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の組立体において、前記
    組立体が、先端部の送出し開口部と、前記送出し開口部
    に近接した所定の第2の距離に放射線不透過性マーカー
    とを有するカテーテルを備え、送出しワイヤーの第1の
    距離とカテーテルの第2の距離とは、送出しワイヤーの
    マーカーがカテーテルのマーカーの位置にあるとき、ね
    じ巻コイルの先端部が送出し開口部に位置決めされるよ
    うに決定されることを特徴とする組立体。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の組立体におい
    て、ピンバイスが、送出しワイヤーに着脱可能に固定さ
    れかつ前記送出しワイヤーが挿入される、少なくとも8
    cmの長さのカニューレを担持することを特徴とする組
    立体。
  10. 【請求項10】 生体管組織ないの配置すべき部位に着
    脱可能な塞栓コイルを導入する方法において、 放射線不透過性マーカーを有するカテーテルを備えたカ
    テーテル装置を生体管組織内に位置決めし、先端の送出
    し開口部が配置されるべき部位に位置しかつカテーテル
    装置の近位端が患者の外部に位置するようにする段階
    と、 送出しワイヤーをカテーテルを介して進めて、送出しワ
    イヤーの放射線不透過性マーカーがカテーテルの放射線
    不透過性マーカーに達するようにし、ピンバイスがカテ
    ーテル装置の近位端に当接した状態で、ピンバイスを送
    出しワイヤーに拘束する段階と、 ピンバイスを解放方向に回転させて、塞栓コイルを送出
    しワイヤーから解放させる段階と、を備えていることを
    特徴とする塞栓コイルを導入する方法。
JP12215999A 1999-04-28 1999-04-28 生体管組織に塞栓コイルを位置決めする組立体 Expired - Fee Related JP4233173B2 (ja)

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