JP2000316876A - 人工歯削合用駆動装置 - Google Patents
人工歯削合用駆動装置Info
- Publication number
- JP2000316876A JP2000316876A JP16286599A JP16286599A JP2000316876A JP 2000316876 A JP2000316876 A JP 2000316876A JP 16286599 A JP16286599 A JP 16286599A JP 16286599 A JP16286599 A JP 16286599A JP 2000316876 A JP2000316876 A JP 2000316876A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- articulator
- vibrator
- artificial teeth
- denture
- horn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】咬合器付着された義歯の人工歯削合の効率を高
める人工歯削合用駆動装置の提供。 【解決手段】発振回路４と接続する振動子１を咬合器に
設置して、咬合器に装着された義歯を振動子を駆動装置
として上下振動させることにより、上下顎義歯の人工歯
間に介在させた遊離砥粒と人工歯との衝突回数を増や
す。
める人工歯削合用駆動装置の提供。 【解決手段】発振回路４と接続する振動子１を咬合器に
設置して、咬合器に装着された義歯を振動子を駆動装置
として上下振動させることにより、上下顎義歯の人工歯
間に介在させた遊離砥粒と人工歯との衝突回数を増や
す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科の義歯製作に
おいて、患者の顎位と顎運動経路を再現しながら人工歯
の削合と咬合調整を行う咬合器に発振回路と接続する振
動子を設置して、振動子を削合用の駆動装置とすること
により、咬合器上での人工歯の削合効率を高めることを
目的とした、人工歯削合用駆動装置に関するものであ
る。
おいて、患者の顎位と顎運動経路を再現しながら人工歯
の削合と咬合調整を行う咬合器に発振回路と接続する振
動子を設置して、振動子を削合用の駆動装置とすること
により、咬合器上での人工歯の削合効率を高めることを
目的とした、人工歯削合用駆動装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、重合後の義歯は解剖学的位置関係
にて咬合器上にリマウントされ、上下顎人工歯間に水で
といた砥粒を載せて手動あるいは電動で咬合器を往復運
動させ、患者の顎運動経路と調和した人工歯咬合面を削
合形成することが行われてきた。
にて咬合器上にリマウントされ、上下顎人工歯間に水で
といた砥粒を載せて手動あるいは電動で咬合器を往復運
動させ、患者の顎運動経路と調和した人工歯咬合面を削
合形成することが行われてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上下顎人工歯間に遊離
砥粒を介在させ、咬合器上顎フレームを単に往復運動し
ながら人工歯咬合面を削合形成する従来の方法では削合
効率が低く、患者の顎運動経路に調和した機能的な咬合
面を人工歯に形成するには極めて長時間を要する欠点が
あった。本発明は、咬合器付着された義歯の人工歯削合
の効率を高めることによって、上記の欠点を解決する人
工歯削合用駆動装置の提供を課題とするものである。
砥粒を介在させ、咬合器上顎フレームを単に往復運動し
ながら人工歯咬合面を削合形成する従来の方法では削合
効率が低く、患者の顎運動経路に調和した機能的な咬合
面を人工歯に形成するには極めて長時間を要する欠点が
あった。本発明は、咬合器付着された義歯の人工歯削合
の効率を高めることによって、上記の欠点を解決する人
工歯削合用駆動装置の提供を課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】発振回路と接続する振動
子を咬合器に設置して、咬合器に装着された義歯を振動
子を駆動装置として上下振動させることにより、上下顎
義歯の人工歯間に介在させた遊離砥粒と人工歯との衝突
回数を増やすことを手段とするものである。
子を咬合器に設置して、咬合器に装着された義歯を振動
子を駆動装置として上下振動させることにより、上下顎
義歯の人工歯間に介在させた遊離砥粒と人工歯との衝突
回数を増やすことを手段とするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【０００６】図１は請求項２による一実施例を示すもの
で、発振回路と接続するボルト締めランジバン形振動子
の出力側に設置されている連絡ねじにホーンを連結し、
ホーンの他端を金属製ワッシャーと中空環形ゴムパッキ
ング、咬合器上顎側に設置されているマウンティングプ
レート固定ねじ孔に通した後、ホーン先端部に設けたね
じによって咬合器上顎側下面にマウンティングプレート
を圧接固定した、咬合器への設置状態を示す本発明の断
面の略式構成図である。
で、発振回路と接続するボルト締めランジバン形振動子
の出力側に設置されている連絡ねじにホーンを連結し、
ホーンの他端を金属製ワッシャーと中空環形ゴムパッキ
ング、咬合器上顎側に設置されているマウンティングプ
レート固定ねじ孔に通した後、ホーン先端部に設けたね
じによって咬合器上顎側下面にマウンティングプレート
を圧接固定した、咬合器への設置状態を示す本発明の断
面の略式構成図である。
【０００７】図２は上記のように本発明を設置した咬合
器の側面図である。（発振回路部を除く）
器の側面図である。（発振回路部を除く）
【０００８】図４は請求項３による一実施例を示すもの
で、リード線と電極が外部から絶縁され、上下両面にチ
タン製プレートが貼られた中空環形ＰＺＴ振動子におい
て、振動子の片面に中空で環形の独立気泡スポンジとゴ
ム製のバッキング材を貼った本発明の他の片面にマウン
ティングプレートを設置して、マウンティングプレート
固定ねじにて咬合器上顎側下面に固定した、咬合器への
設置状態を示す本発明の断面の略式構成図である。
で、リード線と電極が外部から絶縁され、上下両面にチ
タン製プレートが貼られた中空環形ＰＺＴ振動子におい
て、振動子の片面に中空で環形の独立気泡スポンジとゴ
ム製のバッキング材を貼った本発明の他の片面にマウン
ティングプレートを設置して、マウンティングプレート
固定ねじにて咬合器上顎側下面に固定した、咬合器への
設置状態を示す本発明の断面の略式構成図である。
【０００９】図５は咬合器設置前の本発明とマウンティ
ングプレート、咬合器の斜視図である。（発振回路部を
除く）
ングプレート、咬合器の斜視図である。（発振回路部を
除く）
【００１０】他の実施例として、電磁式振動装置を用い
ても同様である。
ても同様である。
【００１１】
【作用並びに効果】ａ．咬合器上において超音波振動子
を厚み縦振動で用いることによって、咬合器に装着され
た義歯を上下振動させ、義歯に配列された人工歯間に介
在させた遊離砥粒と人工歯との衝突回数を増やして人工
歯の削合効率を高めることができる。 ｂ．人工歯と咬合器に伝導される微振動は、それぞれの
接触部の接触摩擦を減少させ、削合中の咬合器運動をス
ムーズに行うことができる。 ｃ．中心咬合位にて咬合器のコンダイラーボールを固定
して、咬合器の上顎側と下顎側間にゴムベルトを掛けて
静圧と送り力を維持しながら振動子を振動させることに
よって、切歯指導ピンによって規定される咬合高径の位
置まで人工歯を自動削合することができる。 ｄ．咬合器の可動的構造によって機械的共振状態が容易
に発生するので、振動子の振幅以上の振幅を持った振動
を削合に実効的に利用することができる。
を厚み縦振動で用いることによって、咬合器に装着され
た義歯を上下振動させ、義歯に配列された人工歯間に介
在させた遊離砥粒と人工歯との衝突回数を増やして人工
歯の削合効率を高めることができる。 ｂ．人工歯と咬合器に伝導される微振動は、それぞれの
接触部の接触摩擦を減少させ、削合中の咬合器運動をス
ムーズに行うことができる。 ｃ．中心咬合位にて咬合器のコンダイラーボールを固定
して、咬合器の上顎側と下顎側間にゴムベルトを掛けて
静圧と送り力を維持しながら振動子を振動させることに
よって、切歯指導ピンによって規定される咬合高径の位
置まで人工歯を自動削合することができる。 ｄ．咬合器の可動的構造によって機械的共振状態が容易
に発生するので、振動子の振幅以上の振幅を持った振動
を削合に実効的に利用することができる。
【００１２】
【その他の効果】ａ．削合力を本発明に依存することが
できるので、術者は顎位と顎運動経路をシュミレートす
る咬合器の水平的移動操作のみに集中でき、チエックバ
イトを用いたフルバランスの外、ロングセントリック、
ワイドセントリック等を与える人工歯咬合面形態を削合
形成することが容易となり、患者の顎機能と顎運動経路
に調和した生理的な義歯の提供に要する時間を短縮する
ことができる。 ｂ．ボルト締めランジバン形振動子は、咬合器上顎側を
咬合平面と平行に設計した高さの低い咬合器にも設置す
ることができ、マウンティングプレート固定ねじの機能
を兼用するホーンを用いることによって、振動子が発生
する振動の振幅を拡大して伝導することができる。 ｃ．中空環形振動子を咬合器とマウンティングプレート
の間に挟んで固定する方式は、咬合器上顎側をフランク
フルト平面と平行に設計した高さの高い咬合器に設置し
て人工歯を振動させるばかりでなく、上顎人工歯に超音
波振動を伝導し、人工歯の遊離砥粒を用いた削合に超音
波振動の直接的な作用を期待するものである。 ｄ．本発明は、一部あるいは全体を咬合器の基本的な可
撤式部品と類似させ、咬合器に可撤式に設置する方式で
あるので、従来ある各種咬合器に追加して設置すること
が容易である。 ｅ．本発明と寸法を等しくしたダミーを備えることによ
り、１セットの発振回路と振動子で、稼働する複数の咬
合器に対応させることができる。
できるので、術者は顎位と顎運動経路をシュミレートす
る咬合器の水平的移動操作のみに集中でき、チエックバ
イトを用いたフルバランスの外、ロングセントリック、
ワイドセントリック等を与える人工歯咬合面形態を削合
形成することが容易となり、患者の顎機能と顎運動経路
に調和した生理的な義歯の提供に要する時間を短縮する
ことができる。 ｂ．ボルト締めランジバン形振動子は、咬合器上顎側を
咬合平面と平行に設計した高さの低い咬合器にも設置す
ることができ、マウンティングプレート固定ねじの機能
を兼用するホーンを用いることによって、振動子が発生
する振動の振幅を拡大して伝導することができる。 ｃ．中空環形振動子を咬合器とマウンティングプレート
の間に挟んで固定する方式は、咬合器上顎側をフランク
フルト平面と平行に設計した高さの高い咬合器に設置し
て人工歯を振動させるばかりでなく、上顎人工歯に超音
波振動を伝導し、人工歯の遊離砥粒を用いた削合に超音
波振動の直接的な作用を期待するものである。 ｄ．本発明は、一部あるいは全体を咬合器の基本的な可
撤式部品と類似させ、咬合器に可撤式に設置する方式で
あるので、従来ある各種咬合器に追加して設置すること
が容易である。 ｅ．本発明と寸法を等しくしたダミーを備えることによ
り、１セットの発振回路と振動子で、稼働する複数の咬
合器に対応させることができる。
【００１３】
【図１】請求項２による本発明の、咬合器への設置状態
を示す断面の略式構成図である。
を示す断面の略式構成図である。
【図２】請求項２による本発明を設置した咬合器の側面
図である。（発振回路部を除く）
図である。（発振回路部を除く）
【図３】請求項２による本発明を設置した咬合器の開い
た状態を示す斜視図である。（同上）
た状態を示す斜視図である。（同上）
【図４】請求項３による本発明の、咬合器への設置状態
を示す断面の略式構成図である。
を示す断面の略式構成図である。
【図５】請求項３による本発明とマウンティングプレー
ト、咬合器の設置前の斜視図である。（発振回路部を除
く）
ト、咬合器の設置前の斜視図である。（発振回路部を除
く）
【図６】請求項３による本発明を設置した咬合器の斜視
図である。（同上）
図である。（同上）
【図７】本発明を使用して、中心咬合位における人工歯
の自動削合を示す斜視図である。
の自動削合を示す斜視図である。
【図８】本発明を使用して、顎運動経路シュミレート中
の削合を示す斜視図である。
の削合を示す斜視図である。
１・・・・・締めランジバン形振動子 ２・・・・・圧電ラミックス ３・・・・・リード線 ４・・・・・発振回路 ５・・・・・出力側 ６・・・・・連絡ねじ ７・・・・・ホーン ８・・・・・支持用フランジ ９・・・・・ワッシャー １０・・・・・ゴムパッキング １１・・・・・咬合器上顎側 １２・・・・・ゴムパッキング １３・・・・・マウンティングプレート １４・・・・・中空環形ＰＺＴ振動子 １５・・・・・マウンティングプレート固定ねじ １６・・・・・ゴムパッキング １７・・・・・独立気泡スポンジ １８・・・・・チタンプレート １９・・・・・電極 ２０・・・・・コンダイラーボール ２１・・・・・ゴムチューブ ２２・・・・・ゴムベルト ２３・・・・・上顎義歯 ２４・・・・・下顎義歯 ２５・・・・・上顎人工歯 ２６・・・・・下顎人工歯
Claims (3)
- 【請求項１】発振回路とこれに接続する振動子とからな
る振動発生装置において、 振動子を咬合器に設置して、振動子を人工歯削合の駆動
装置とすることを特徴とする、人工歯削合用駆動装置。 - 【請求項２】ボルト締めランジバン形振動子にマウンテ
ィングプレート固定ねじと兼用するホーンを連結したこ
とを特徴とする、請求項１の人工歯削合用駆動装置。 - 【請求項３】中空環形振動子にバッキング材を貼り付け
たことを特徴とする、請求項１の人工歯削合用駆動装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16286599A JP2000316876A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 人工歯削合用駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16286599A JP2000316876A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 人工歯削合用駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000316876A true JP2000316876A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15762742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16286599A Withdrawn JP2000316876A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 人工歯削合用駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000316876A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2399544A2 (en) | 2010-06-25 | 2011-12-28 | Kabushiki Kaisha Shofu | Method, program and apparatus for abrading an artificial tooth |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP16286599A patent/JP2000316876A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2399544A2 (en) | 2010-06-25 | 2011-12-28 | Kabushiki Kaisha Shofu | Method, program and apparatus for abrading an artificial tooth |
| EP2399542A2 (en) | 2010-06-25 | 2011-12-28 | Kabushiki Kaisha Shofu | Artificial tooth with an abraded occlusal surface and method of determining an abrading portion on such an artificial tooth |
| US8423166B2 (en) | 2010-06-25 | 2013-04-16 | Kabushiki Kaisha Shofu | Method for calculating grinding portion of pre-grinding denture |
| US9308062B2 (en) | 2010-06-25 | 2016-04-12 | Kabushiki Kaisha Shofu | Artificial teeth, method of determining grinding portion, and method of manufacturing denture |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |