JP3472871B2 - 間欠制御による低周波振動超音波歯間ブラシ - Google Patents

間欠制御による低周波振動超音波歯間ブラシ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等におい
て使用される間欠制御による低周波振動超音波歯間ブラ
シに係り、特に超音波振動を間欠制御して残滓や歯垢を
除去する間欠制御による低周波振動超音波歯間ブラシに
関する。
【0002】
【従来の技術】超音波振動を利用した歯間ブラシが特開
平10-14948号に記載されている。この歯間ブラシは、超
音波振動子を内蔵するハンドピースと、該ハンドピース
の先端部に着脱自在に装着されたチャックバーとを有
し、このチャックバーのチャック部に歯間ブラシを取り
付ける構造を成している。そして、超音波振動子の振動
がチャックバーを介して歯間ブラシを振動させながら歯
と歯の間を洗浄するものである。
【0003】また駆動源に超音波モータを使用した歯ブ
ラシが特開平7-322920号に記載されている。この歯ブラ
シによると、超音波モータによって低速高トルクで回転
するリング形状のブラシ部を装着したもので、このブラ
シ部を正逆回転させて歯を洗浄する歯ブラシである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の歯間ブラシで
は、超音波モータの振動を利用して歯間ブラシを長手方
向に沿って往復する方向に振動させるものである。した
がって、歯間ブラシを持った手で歯間の前後に操作する
方向と、この超音波モータで振動する方向とが一致した
状態で使用されるので、歯間ブラシを持った手による操
作を不要にすることがてきる。ところが、このような長
手方向に沿った振動では、歯間の残滓を掻き出すことは
できても、歯垢や歯石を除去することは困難である。す
なわち、歯間ブラシの構成は、ブラシの芯材に直交する
ように多数のブラシ毛を植設したものである。このた
め、ブラシの芯材を長手方向に往復運動させると、この
芯材に対して直交するブラシ毛は歯の間に扱かれる状態
になり、ブラシ毛の側面が歯の表面に接することにな
る。この結果、歯間の残滓を掻き出すことはできても、
歯の表面に強く固着した歯垢や歯石を除去することは困
難である。
【0005】一方、後者の歯ブラシは、超音波モータを
駆動源に使用しているが、リング形状のブラシ部を回転
させるものであるため、歯間ブラシとして使用すること
はできない構成である。したがって、歯と歯の間に多く
残されている歯垢や歯石を除去することは不可能であ
る。
【0006】そこで本発明は上述の課題を解消すべく創
出されたもので、歯間の残滓を掻き出すことは勿論、歯
垢や頑固な歯石を除去することも可能な間欠制御による
低周波振動超音波歯間ブラシの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、超音波振動子2を内部に装
着したホルダー体1と、この超音波振動子2に連結した
チャック体3と、このチャック体3に着脱自在に連結さ
れる芯材4Aの長手方向に対して略直交するようにブラ
シ毛材4Bを配した歯間ブラシ体4とからなる超音波歯
間ブラシにおいて、ホルダー体1にパルス発生器5を備
え、このパルス発生器5から発せられる制御パルスに同
期して超音波振動子2が間欠作動し、歯間ブラシ体4が
チャック体3の長手方向に対して略直交する方向に間欠
的に振動せしめることにある。このように歯間ブラシ体
4が振動すると、歯間ブラシ体4に装着されたブラシ毛
材4Bがブラシ毛材4Bの長手方向に沿って往復運動す
ることになるので、このブラシ毛材4Bの先端部分が歯
の表面に突当たり、あるいは歯と歯茎の隙間に入り込ん
で洗浄する。この動作が超音波振動子2によって繰返し
振動すると共に、制御パルスに同期して間欠作動するこ
とで、超音波と低周波との相乗効果が働き、残滓や歯
垢、あるいは歯石までも除去することが可能になる。
【0008】第2の手段は、ホルダー体1に、洗浄に必
要な操作時間だけ流れるメロディタイマー9を内蔵した
ものである。このメロディタイマー9のメロディが流れ
ている間に合わせて洗浄することで充分な歯磨効果が得
られるものになる。
【0009】第3の手段は、ホルダー体1に、超音波の
振幅をコントロールする振幅コントローラー8を内蔵し
たことを課題解消のための手段とする。この振幅コント
ローラー8の調整によって、歯間ブラシ体4の振幅を調
整するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0011】本発明の基本構成は、超音波振動子2を内
部に装着したホルダー体1と、この超音波振動子2に連
結したチャック体3と、このチャック体3に着脱自在に
連結される歯間ブラシ体4とからなる(図1参照)。
【0012】ホルダー体1には、超音波振動子2の他、
パルス発生器5、超音波発生器6、パルスコントローラ
ー7、振幅コントローラー8、メロディタイマー9等を
内蔵する(図1に示さず)。
【0013】超音波振動子2は、パルス発生器5から発
せられる制御パルスに同期して超音波振動子2が間欠作
動するようにしている(図2参照)。このブロック図に
示すように、パルス発生器5によって10回/sec〜 100回
/secごとに発生する制御パルスに同期して超音波発生器
6が作動し、この超音波発生器6の振動が超音波振動子
2に伝わる。このとき、パルス発生器5による制御パル
スは、低周波として作用し、超音波発生器6による30,0
00回/sec程度の超音波の作用と相乗効果を奏するもので
ある。図3は、超音波発生器6の振動波形を示す概念図
である。同図(イ)は、本発明における超音波発生器6
の振動波形を示し、パルス発生器5から発せられる低周
波パルスと、この超音波発生器6の超音波振動とが同期
する概念図として示している。同図(ロ)は、従来の超
音波発生器の振動波形を参考として示している。また、
パルス発生器5の制御パルスをパルスコントローラー7
が調整し、超音波発生器6の振幅を振幅コントローラー
8が調整する。これらのコントローラー7,8を調整す
ることにより、歯の状態に適合した振動を選択すること
ができるので、歯間ブラシ体4を通常の歯ブラシに交換
して超音波歯ブラシとして使用することも可能である。
また、消費電力を従来の1/2 〜1/3 にまで抑える効果も
奏する。
【0014】図2に記載されているメロディタイマー9
は、洗浄に必要な操作時間だけメロディを流すタイマー
で、本発明歯間ブラシのスイッチがONになったときか
ら3分間だけメロディが流れるように設定している。も
ちろん設定時間の変更は自由であり、また、一定の時間
を無音にして予定の時間が過ぎたときにメロディを流す
こともできる。また、メロディに変えて他の発信音など
を使用してもよい。
【0015】チャック体3は、歯間ブラシ体4を着脱自
在に連結保持するものである(図1参照)。図示のチャ
ック体3は、超音波振動子2に着脱自在に連結する連結
杆3Cと、この連結杆3Cの先端にネジ止めされる操作
ネジ部3Aと、操作ネジ部3Aの内部に収納されて歯間
ブラシ体4を挟着する複数個の挟着片3Bとで構成され
る。このチャック体3によると、使用後のチャック体3
をホルダー体1から外してオートクレーブで滅菌するこ
とが可能になる。チャック体3の構造は図示例に限られ
るものではない。また、歯間ブラシ体4の着脱手段は、
この他、ホルダー体1の先端部に連結ネジ部を設け(図
示せず)、この連結ネジ部に螺合するネジ部を歯間ブラ
シ体4の芯材4A基端部に設けることも可能である。
【0016】歯間ブラシ体4は、チャック体3に着脱自
在に連結される芯材4Aと、この芯材4Aの長手方向に
対して略直交するように配したブラシ毛材4Bとからな
る(図1参照)。図示のブラシ毛材4Bは、芯材4Aの
周側面に放射状に植設されている。また、芯材4Aを屈
曲することで、ホルダー体1の扱いを容易ならしめてい
る。この図において歯間ブラシ体4の振動方向は、図面
の手前と図面の奥とに往復する方向に振動する。
【0017】本発明の使用方法は、電源のスイッチを入
れてメロディタイマー9が作動している間洗浄するもの
で、歯と歯の間に歯間ブラシ体4を挿入して超音波振動
子2の振動に任せて洗浄する。また、ホルダー体1を保
持している手によってホルダー体1を操作し、歯間ブラ
シ体4を長手方向に沿って往復させてもよい。この操作
により、歯間ブラシ体4が長手方向に移動すると共に、
超音波振動子2によるこの長手方向に直交する振動と、
更にパルス発生器5に同期する間欠動作とが一体に作用
し、歯垢や頑固な歯石を除去するものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0019】すなわち、ホルダー体1にパルス発生器5
を備え、このパルス発生器5から発せられる制御パルス
に同期して超音波振動子2が間欠作動し、歯間ブラシ体
4がチャック体3の長手方向に対して略直交する方向に
間欠的に振動せしめたことでブラシ毛材4Bの先端部分
が歯の表面に突当たり、あるいは歯と歯茎の隙間に入り
込んで洗浄し、この動作が超音波振動子2によって繰返
し振動すると共に、制御パルスに同期して間欠作動する
ので、超音波と低周期との相乗効果が働き、残滓や歯
垢、あるいは歯石までも除去することが可能になる。
【0020】また、ホルダー体1に、洗浄に必要な操作
時間だけ流れるメロディタイマー9を内蔵しているか
ら、メロディが流れている間に合わせて洗浄することで
充分な歯磨効果が得られる。
【0021】そして、ホルダー体1に、超音波の振幅を
コントロールする振幅コントローラー8を内蔵したこと
により、歯間ブラシ体4の振幅を調整することも可能に
なり各個人の洗浄条件に適応させることができる。
【0022】このように本発明によると、歯間の残滓や
歯垢を掻き出すことは勿論、頑固な歯石を除去すること
も可能になるなどといった有益な種々の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のパルス発生器と超音波振動子との同期
例を示すブロック図である。
【図3】本発明の超音波発生器と従来の超音波発生器と
の波形を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ホルダー体 2 超音波振動子 3 チャック体 3A 操作ネジ部 3B 挟着片 3C 連結杆 4 歯間ブラシ体 5 パルス発生器 6 超音波発生器 7 パルスコントローラー 8 振幅コントローラー 9 メロディタイマー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を内部に装着したホルダー
    体と、この超音波振動子に連結したチャック体と、この
    チャック体に着脱自在に連結される芯材の長手方向に対
    して略直交するようにブラシ毛材を配した歯間ブラシ体
    とからなる超音波歯間ブラシにおいて、ホルダー体にパ
    ルス発生器を備え、このパルス発生器から発せられる制
    御パルスに同期して超音波振動子が間欠作動し、歯間ブ
    ラシがチャック体の長手方向に対して略直交する方向に
    間欠的に振動することを特徴とする間欠制御による低周
    波振動超音波歯間ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記ホルダー体に、洗浄に必要な操作時
    間だけ流れるメロディタイマーを内蔵した請求項1記載
    の間欠制御による低周波振動超音波歯間ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記ホルダー体に、超音波の振幅をコン
    トロールする振幅コントローラーを内蔵した請求項1又
    は請求項2記載の間欠制御による低周波振動超音波歯間
    ブラシ。
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