JP2000316726A - 膨張袋およびそれを用いた飲料抽出器 - Google Patents

膨張袋およびそれを用いた飲料抽出器

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JP2000316726A
JP2000316726A JP11168735A JP16873599A JP2000316726A JP 2000316726 A JP2000316726 A JP 2000316726A JP 11168735 A JP11168735 A JP 11168735A JP 16873599 A JP16873599 A JP 16873599A JP 2000316726 A JP2000316726 A JP 2000316726A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰にでも上手下手なしに旨い抽出飲料が作れ
る手段を提供する。 【解決手段】 飲料抽出器本体1の上部の第1の空間3
に水8と抽出飲料材9を入れ、コップ12の上に載せて
電子レンジで加熱する。水8の沸騰までの加熱期間に暖
められた水8によって抽出飲料材9からの抽出が始ま
り、水8が沸騰して所定時間後に膨張袋10内の液体が
気化して体積が大きく膨張することによってシャッター
弁5の作用部5cが押し上げられ、開閉部5bは流出口
6を開き、そのため第1の空間において抽出飲料材9か
ら抽出しフイルター2で濾過された抽出液8aが流出口
6から流下し、抽出がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジを用いて
飲料を抽出するための飲料抽出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コーヒーや紅茶、緑茶または種々
の健康飲料等をコーヒー豆や紅茶、緑茶または薬草等の
抽出材料から抽出するには、紅茶の場合を例にとると、
たとえば図8のように一端にタグ20の付いた糸21を
取り付けたフィルター22に抽出飲料材である紅茶の葉
を所定量入れた、いわゆるティーバッグ23をカップ2
4内に入れ、糸21の他端に取り付けたタグ20をカッ
プ24の外側にたらして糸21がカップ内に落下しない
ようにしてカップ24内に熱湯25を注いで抽出するの
が一般的であった。コーヒーの場合専用の器具も多く市
販されているが、図示しないが簡単には陶器またはプラ
スチック製のフィルターに濾紙を装着し、これに所定量
のコーヒー粉を充填して適宜加熱した湯を滴下させて抽
出していた。
【0003】近年、電子レンジの普及により、カップに
ティーバッグに入ったコーヒー粉または紅茶の葉と水を
入れ、電子レンジで加熱することによってコーヒーまた
は紅茶を入れることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の抽出
方法では湯の温度とか浸けておく時間とかが難しく薄す
ぎたり、逆に濃すぎたり濃度が一定せず、また長時間浸
けておくと渋みが出たりして旨い味を出すのが難しかっ
た。ティーバッグを用いる方法ではコーヒーまたは紅茶
を抽出した後でコーヒー粉や紅茶葉等の抽出かすを濾過
して取り除く必要がないが、抽出飲料材がコーヒーの場
合はコーヒー粉がティーバッグ内にあるので加熱された
湯とコーヒー粉との接触が充分ではなく、たとえばスプ
ーンで押し付ける等の力を加えることで抽出を早めてや
る必要がある。また電子レンジを用いる方法で、同時に
多数のコーヒーを作る場合には、電子レンジ内でのカッ
プの個数やカップの位置によって加熱の程度が異なり、
コーヒーの出来が濃すぎたり薄かったりするという問題
点があり、また紅茶についても同様である。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、抽出する時間を適正に管理し
やすく誰でも均一な濃さの抽出ができる飲料抽出器を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、請求項1において、不通気性の材料で構
成され内部に液体を密封し所定の温度でこの液体が気化
して体積を拡大して膨張する膨張袋を提供するものであ
る。
【0007】この膨張袋は加熱され、内部の液体が気化
すると体積を増加させ、袋が膨張する作用を用いて温度
を検出し、また所定の温度に加熱されてから液体が膨張
するまでの時間差を用いて時限装置・遅延装置として応
用することができる。
【0008】また上記課題を解決するための本発明の飲
料抽出器は、請求項2において、上方にあって抽出液と
抽出飲料材とを納めるための第1の空間と、前記第1の
空間の下方にあって下方に開閉弁で常時閉ざされた流出
口を有し前記第1の空間とは前記抽出液を通過させるフ
ィルターで隔離された第2の空間と、不通気性の材料で
構成され内部に液体を密封し所定の温度でこの液体が気
化して体積を拡大して膨張する膨張袋とを備え、電子レ
ンジで加熱することによる前記第1の空間の抽出液が沸
騰した所定時間後の前記膨張袋の膨張により前記第2の
空間の開閉弁を開いて流出口より前記第2の空間内の抽
出液を流下させるように構成したものである。
【0009】この構成の飲料抽出器を電子レンジに入れ
て加熱すれば、第1の空間に入れた抽出液としての水は
加熱され、同時に飲料抽出材から飲料の抽出を始め、水
が沸騰した所定時間後に膨張袋が膨張して開閉弁を開く
ことによって抽出材料から抽出した抽出液はフィルター
を通って流出口から流下するように作用することによ
り、抽出液の沸騰開始後短時間で抽出が終了し、抽出時
間が限られ、抽出しすぎて抽出液が苦くなったり、渋く
なったりすることを防ぎ、だれにでも均一な抽出ができ
るものである。
【0010】 また本発明の飲料抽出器の請求項3は、
請求項2の構成において、開閉弁が開いた後も膨張袋の
周辺を抽出液で満たす液だまりを有するようにしたもの
であり、膨張袋が膨張した後も液だまりにたまった抽出
液によって沸騰点温度以上に加熱されることを防ぎ、膨
張袋の破裂を防ぐことができる。
【0011】また本発明の飲料抽出器は、請求項4にお
いて、上方にあって抽出液と抽出飲料材とを納めるため
の第1の空間と、前記第1の空間の下方にあって下方の
平面に多数の細孔からなる流出口を有し前記第1の空間
とは前記抽出液を通過させるフィルターで隔離された第
2の空間と、不通気性の材料で構成され内部に液体を密
封し所定の温度でこの液体が気化して体積を拡大して膨
張する膨張袋とを備え、前記膨張袋の膨張前のものであ
らかじめ前記第2の空間の流出口の全てを閉鎖してお
き、前記膨張袋の膨張により前記流出口より前記第2の
空間内の抽出液を流下させるように構成したものであ
る。
【0012】これにより、請求項2のものと同様な効果
が得られるとともに部品点数を少なくでき構成が簡単で
安価な飲料抽出器を提供できるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、図面に基
づいて本発明の飲料抽出器の実施の形態1について説明
する。図1は本発明の実施の形態1の飲料抽出器の立面
断面図、図2は同じくその平面図、図3は同じくその飲
料抽出器に用いる膨張袋の動作説明図、図4は同じく飲
料抽出器の動作説明のための立面断面図、図5は同じく
抽出完了後の部分立面断面図である。
【0014】飲料抽出器本体1は、たとえば少なくとも
水の沸騰温度に耐え得て、かつ電子レンジのマイクロ波
を透過し、マイクロ波によってそれ自身は発熱しないプ
ラスチック材料、陶器または耐熱ガラス等で形成する。
近年プラスチック材料からの溶出物が健康に与える影響
が心配されてきているので、このような点にも配慮して
材質の選定が必要であろう。そして飲料抽出器本体1は
フィルター2で上部の第1の空間3と下方の第2の空間
4とに分離され、下方にシャッター弁5で常時閉ざされ
た流出口6を有する。第1の空間3の上面は飲料抽出器
本体1の上縁の外向けに広がったつば部1aに対して接
着や溶着等の方法で密閉シール7が固着され、この第1
の空間3はこの密閉シール7の一端の張り出し部7aを
上方に引くことにより密閉シール7を少し剥して抽出液
である水8や抽出飲料材9を入れることができる。ある
いはこの第1の空間3には、あらかじめ抽出飲料材9を
封入しておき、密閉シール7を少し剥して水8だけを注
入してもよい。
【0015】フィルター2は紙、不織布、ゴムまたはプ
ラスチックの発泡体で発泡同士が連通しているもの等で
あって、水の沸騰温度に耐え、かつ電子レンジのマイク
ロ波を透過し、マイクロ波によって発熱しない材料を用
いる。
【0016】シャッター弁5は飲料抽出器本体1の第2
の空間4において一方の支点5aでかしめや溶着等の方
法でカンチレバー状に固定され、中間部の開閉部5bで
常時は流出口6を閉成し、他方の作用部5cの下に膨張
袋10を挟持している。このシャッター弁5も水の沸騰
温度に耐え、かつ電子レンジのマイクロ波を透過し、マ
イクロ波によって発熱しない材料を用いるのはいうまで
もない。
【0017】この膨張袋10は図3(a)に示すよう
に、たとえば外側に気密用のナイロンシート10aをラ
ミネートした2枚のポリエチレンシート10bを対向さ
せてその周囲の溶着部10cで溶着し、内部に蒸留水1
0dを数滴封入したものである。蒸留水10dと共に小
量の空気が混入しても差し支えない。そして電子レンジ
等で加熱されると内部の蒸留水10dは略100℃で気
化し体積が大きく膨張し、膨張袋10は図3(b)のよ
うに変形して膨張した膨張袋11となる。抽出飲料材
が、たとえば玉露のように低温で抽出するのがよい場合
は蒸留水に代えてたとえばエチルアルコールを用いて低
温で膨張させてもよい。
【0018】ナイロンシート10aとポリエチレンシー
ト10bをラミネートするのはナイロン10aは気密性
が高く、またポリエチレンシート10bは熱により相互
に溶着しやすいためである。このシートの材質は上記の
ものに限定されないが、水の沸騰温度に耐え、かつ電子
レンジのマイクロ波を透過し、マイクロ波によって発熱
しない材料を用いることは当然である。また溶着部10
cには、たとえば一部分の溶着の幅を狭くするとか、溶
着の温度を下げるとか、または切込みを入れるとかの方
法で強度の弱い部分を設け、内部の蒸気圧が過大になり
袋が破裂するのを未然に防ぐように構成してもよい。
【0019】そして最初の状態の膨張袋10は作用部5
bと第2の空間4において上方へ突出した3個の凸出部
1bにより、ずれないように保持されている。そして流
出口6の周辺6aは膨張袋10のある位置より少し高く
なっており、第2の空間4の膨張袋10の周辺に抽出液
がたまるよう液だまり4aが設けられている。
【0020】このように構成され、つぎにその動作を説
明する。まず第1の空間3に抽出飲料材9を入れ、つい
で水8を注入した飲料抽出器本体1を、これも電子レン
ジのマイクロ波を透過し、マイクロ波によってそれ自身
は発熱しないプラスチック材料、陶器または耐熱ガラス
等のコップ12の上に載せ、電子レンジで加熱する。水
8を注入したときから徐々に抽出が始まり、時間の経過
と共に飲料抽出器本体1の第1の空間3の水8は加熱さ
れ、温度の上昇と共に抽出速度が高まり、やがて沸騰す
る。この沸騰に至るまでにも抽出された抽出液8aはフ
ィルター2を通って滴下するが、第2の空間4は体積が
小さいためすぐに一杯になり、かつ流出口6が閉じられ
ているため一定量以上は滴下しない。
【0021】水8の沸騰開始とともに、膨張袋10内の
蒸留水10dも沸騰を開始し、水8の開始後3〜5秒で
気化し、気化によって体積は大きく膨張し図3(b)の
ようにナイロン10aをラミネートしたポリエチレンシ
ート10bは外側に拡張し膨張袋10は大きく膨張して
膨張後の膨張袋11となるため、シャッター弁5の作用
部5cは図4のように上方に押し上げられ、開閉部5b
は流出口6を開き、そのため流出口6から第1の空間3
において抽出飲料材8から抽出した抽出液8aが熱湯と
なって流下する。
【0022】このとき、流出口6の周辺6aが膨張後の
膨張袋11よりも高いので膨張袋11周辺の液だまり4
aには抽出液8aが残留する。この残留した抽出液8a
は、気化するまで沸騰点の100℃近辺の温度を保持す
るため、膨張後の膨張袋11もその温度を越えることが
なく、さらなる温度上昇による膨張により膨張後の膨張
袋11が破裂するのを防ぐ。したがって抽出が終わり、
液だまり4aの抽出液が蒸発し終わるまでに電子レンジ
での加熱を終えるように加熱時間を設定すればよい。
【0023】このように膨張袋10は一定の加熱がなさ
れてから膨張するまでの時間遅れを利用して時限装置、
遅延装置として用いられている。
【0024】このように実施の形態1は、水8が沸騰を
始めてから所定時間後に膨張袋10が膨張するという作
用を用いたものである。この作用によってフイルター2
で濾過された抽出液8aが開かれた流出口6から流下す
るので、抽出時間が限られ、抽出しすぎて抽出液が苦く
なったり、渋くなったりすることを防ぎ、だれにでも均
一な抽出ができるものである。そして抽出飲料材9は粒
子の大きさや煎り具合い等を加減して、上記の所定時間
内に最良の味が出るように調整しておけばよい。
【0025】なお、膨張袋10については、図3の構成
に限らず蒸留水その他の液体を封入して加熱により中の
液体が気化して体積を大きく膨張できる構造のものであ
ればよい。液体は袋が万一破裂して抽出液に混じっても
人体に害が無いものであればよく、長期間の保存にも腐
敗や細菌の繁殖が無いように処理しておく必要がある。
そのためには人体に無害な防腐剤等の混入も考慮する。
【0026】(第2の実施形態)図6は実施の形態2の
飲料抽出器の部分立面断面図であり、実施の形態1のも
のとの違いは、飲料抽出器本体13において、膨張袋1
0の位置に対して流出口14の位置が高くなっておら
ず、膨張袋10の周辺に液だまりがないことである。そ
の他の部分は図1〜図5のものと同一であり、同じ符号
をつけて説明を省略する。実施の形態1の場合はこの液
だまりにたまった抽出液によって、膨張後の膨張袋11
が100℃以上に加熱されることを防いでいたが、膨張
袋10内部の液体の量を管理することによって加熱され
ても破裂しないようにすれば液だまりをなくし、抽出し
た抽出液8aをコップ12にすべて流下させることがで
きる。このようにこの実施形態においては膨張袋に封入
する液体の量を管理することによって膨張袋の破裂を防
ぎ、抽出液を最後まで残らず流下できるものである。
【0027】(実施の形態3)図7(a)は実施の形態
3の飲料抽出器の部分立面断面図であり、図7(b)は
その部分拡大断面図である。実施の形態1,2のものと
の違いは、飲料抽出器本体15において、流出口16と
して多数の細孔を他の部分より一段下がった平らな底面
15aに設けたもので、膨張袋10はその多数の細孔か
らなる流出口16の全てをふさぐ位置に、たとえばでん
粉質の糊で張り付けたものである。この糊は抽出液にま
じっても無毒であり、また味が変わらないものを用いる
必要がある。またゼリー質、寒天質のものを使用するの
も一つの方法である。その他の部分は図1〜図6のもの
と同一であり、同じ符号をつけて説明を省略する。
【0028】このように構成され、その動作は電子レン
ジにより加熱され、水8が沸騰し始め、ついで膨張袋1
0が膨張して膨張後の膨張袋11になると、張り付けて
あっった糊がはがれ、膨張後の膨張袋11の断面は図7
(b)のように球状になるので、平らな底面15aとは
下方の1点で接触するが、周辺は底面15aから離れる
ので、多数の流出口16のうち周辺の細孔から抽出液8
aが流下することとなる。
【0029】上記の、糊による貼付けの代わりに、実施
の形態1のような底面からの数個の凸出部で膨張袋10
を移動しないようにし、図示しない上からの保持片等で
軽く抑えておいても同様な作用が得られる。
【0030】このように本実施形態においては流出口が
平面に設けた多数の細孔で、膨張袋が膨張すると周辺の
細孔から抽出液を流下できるので、部品点数も少なく構
成が簡単で安価に製造できるものである。
【0031】また流出口は多数の細孔でなくても、膨張
前の膨張袋10が平面に近いときは、それによってふさ
がれており、膨張後の膨張袋11の断面の形状によって
は一部がふさがれなくなるような流出口の形状にしてお
いても同様な作用が得られる。
【0032】なお、上記各実施形態とも構成は一例であ
り、請求の範囲内で細部の材質・構造・形状は変更して
実施が可能なものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
膨張袋によれば、加熱され、内部の液体が気化すると体
積を増加させ、袋が膨張する作用を用いて温度を検出
し、また所定の温度に加熱されてから液体が膨張するま
での時間差を用いて時限装置・遅延装置として応用する
ことができる。
【0034】また請求項2の飲料抽出器を電子レンジに
入れて加熱すれば、第1の空間に入れた抽出液としての
水は加熱され、同時に飲料抽出材から飲料の抽出を始
め、水が沸騰した所定時間後に膨張袋が膨張して開閉弁
を開くことによって抽出材料から抽出した抽出液はフィ
ルターを通って流出口から流下するように作用すること
により、抽出液の沸騰開始後短時間で抽出が終了し、抽
出時間が限られ、抽出しすぎて抽出液が苦くなったり、
渋くなったりすることを防ぎ、だれにでも均一な抽出が
できるものである。
【0035】また請求項3の飲料抽出器によれば、膨張
袋が膨張した後も液だまりにたまった抽出液によって沸
騰点温度以上に加熱されることを防ぎ、膨張袋の破裂を
防ぐという効果が得られる。
【0036】さらに請求項4の飲料抽出器は、請求項2
のものと同様な効果が得られるとともに部品点数を少な
くでき構成が簡単で安価に提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の飲料抽出器の立面断面
【図2】同じくその平面図
【図3】同じくその飲料抽出器に用いる膨張袋の動作説
明図
【図4】同じく飲料抽出器の動作説明のための立面断面
【図5】同じく飲料抽出器の抽出完了後の部分立面断面
【図6】本発明の実施の形態2の飲料抽出器の部分立面
断面図
【図7】(a)本発明の実施の形態3の飲料抽出器の部
分立面断面図 (b)同じくその部分拡大断面図
【図8】従来の飲料抽出方法の説明図
【符号の説明】
1,13,15 飲料抽出器本体 2 フィルター 3 第1の空間 4 第2の空間 4a 液だまり 5 シャッター弁 6,14,16 流出口 7 シール 8 抽出液(水) 9 抽出飲料材 10 膨張袋 10a ナイロンシート 10b ポリエチレンシート 10c 溶着部 10d 蒸留水 11 膨張後の膨張袋 12 コップ 15a 平面部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不通気性の材料で構成され内部に液体を
    密封し所定の温度でこの液体が気化して体積を拡大して
    膨張する膨張袋。
  2. 【請求項2】 上方にあって抽出液と抽出飲料材とを納
    めるための第1の空間と、 前記第1の空間の下方にあって下方に開閉弁で常時閉ざ
    された流出口を有し前記第1の空間とは前記抽出液を通
    過させるフィルターで隔離された第2の空間と、 不通
    気性の材料で構成され内部に液体を密封し所定の温度で
    この液体が気化して体積を拡大して膨張する膨張袋とを
    備え、 電子レンジで加熱することによる前記第1の空間の抽出
    液が沸騰した所定時間後の前記膨張袋の膨張により前記
    第2の空間の開閉弁を開いて流出口より前記第2の空間
    内の抽出液を流下させることを特徴とする飲料抽出器。
  3. 【請求項3】 開閉弁が開いた後も膨張袋の周辺を抽出
    液で満たす液だまりを有する請求項2記載の飲料抽出
    器。
  4. 【請求項4】 上方にあって抽出液と抽出飲料材とを納
    めるための第1の空間と、 前記第1の空間の下方にあって下方の平面に多数の細孔
    からなる流出口を有し前記第1の空間とは前記抽出液を
    通過させるフィルターで隔離された第2の空間と、 不通気性の材料で構成され内部に液体を密封し所定の温
    度でこの液体が気化して体積を拡大して膨張する膨張袋
    とを備え、 前記膨張袋の膨張前のものであらかじめ前記第2の空間
    の流出口の全てを閉鎖しておき、電子レンジで加熱する
    ことによる前記第1の空間の抽出液が沸騰した所定時間
    後の前記膨張袋の膨張により前記流出口より前記第2の
    空間内の抽出液を流下させることを特徴とする飲料抽出
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111788128A (zh) * 2018-01-22 2020-10-16 美乐家单一部分有限两合公司 用于使用分装包装制作饮品的方法以及分装包装
CN111836765A (zh) * 2018-01-22 2020-10-27 美乐家单一部分有限两合公司 用于制造饮料的分份包装和方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111788128A (zh) * 2018-01-22 2020-10-16 美乐家单一部分有限两合公司 用于使用分装包装制作饮品的方法以及分装包装
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