JP2000316380A - 植物育成装置 - Google Patents

植物育成装置

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JP2000316380A
JP2000316380A JP11130781A JP13078199A JP2000316380A JP 2000316380 A JP2000316380 A JP 2000316380A JP 11130781 A JP11130781 A JP 11130781A JP 13078199 A JP13078199 A JP 13078199A JP 2000316380 A JP2000316380 A JP 2000316380A
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lamp
microwave
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turned
light source
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JP11130781A
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Takashi Moriya
孝志 守谷
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロ波ランプの点灯前に他の補助ランプを
点灯させることで、光エネルギーを無駄にすることな
く、植物に対する光強度を段階的に高めることができ、
何ら障害を招くことなく、マイクロ波ランプの強い光を
植物に照射できる植物育成装置を提供する。 【解決手段】人工光源31は、マイクロ波ランプ32
と、メタルハライドランプ42とを具備して成り、人工
光源31を点灯する際、先ずメタルハライドランプ42
を点灯させた後、所定時間経過してからマイクロ波ラン
プ32を点灯させるように制御する。また、マイクロ波
ランプ32を点灯させた後に、メタルハライドランプ4
2は消灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物に光を照射す
る人工光源を備え、該人工光源により光環境を人為的に
制御可能な植物育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の植物育成装置で用いる人
工光源は、メタルハライドランプ等のHIDランプ(高
強度放電灯)が一般的であった。ところが最近では、太
陽光に近似した連続スペクトルの可視光を得られること
や、真夏の昼間のような高光強度が得られること、熱線
が少ないこと等の理由により、マイクロ波ランプが人工
光源として注目されている。
【0003】このようなマイクロ波ランプを人工光源と
して用いた場合、例えば植物の配置される床面積が1平
方メートルのとき、1kWのマイクロ波ランプを1個点
灯させるだけで、約30,000ルクス(約430マイ
クロモル/平方メートル・秒)の照度(光量子束密度)
を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たマイクロ波ランプは、極めて短時間で非常に高い光強
度を得られるという優れた特性があるのだが、植物育成
用の場合は、この特性が逆に植物に悪影響を及ぼすおそ
れがあった。すなわち、植物の育成ステージの初期段階
(幼植物)では、点灯時において光強度が急変すること
により、光過剰による光障害を受ける場合があった。
【0005】一般に植物は、光を受けると気孔を開いて
空気中の二酸化炭素を取り入れ、また根から水を吸い上
げて、これらを原料に光をエネルギー源として光合成を
行う。ここで光を受け始めてから気孔が全開するまで
に、通常数分から数10分を要する。従って、光強度が
急激に高くなると気孔の開放が間に合わず、吸収された
エネルギーの蒸発による発散が阻害されて熱ストレス害
を生じる。また、放射を吸収してエネルギーが高まれ
ば、光化学的緊張を引き起こし、若い葉は抵抗性が低い
ため障害を受ける。
【0006】従来のメタルハライドランプでは、点灯開
始後10分から20分かけて次第に明るくなるので、気
孔の開放に対応してうまく光強度が徐々に増加して安定
値に至っていたが、マイクロ波ランプは、瞬時(3秒か
ら5秒)に明るくなる。そのため、実際に植物が光強度
の急変に応答できず、光障害を受けてしまうおそれがあ
った。
【0007】そこで、本出願人は、特願平9−3450
76号により、光強度の強いマイクロ波ランプを用いつ
つ、植物に照射する光量を任意の値に調整することので
きる植物育成装置を提案している。これは、マイクロ波
ランプから出た光が植物に到達するまでの光路上に減光
装置を配置し、該減光装置により光量を任意の値に減じ
ることができるものであるが、光を遮光するために光エ
ネルギーが無駄になり、また、電気的に作動させる減光
装置が別途必要でコストが嵩むものであった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、マイクロ波ランプの
点灯前に他の補助ランプを点灯させることで、光エネル
ギーを無駄にすることなく、植物に対する光強度を段階
的に高めることができ、何ら障害を招くことなく、マイ
クロ波ランプの強い光を植物に照射できる植物育成装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]植物に光を照射する人工光源(31)を備え、該
人工光源(31)により光環境を人為的に制御可能な植
物育成装置(30)において、前記人工光源(31)
は、マイクロ波ランプ(32)と、他の補助ランプ(4
2)とを具備して成り、前記人工光源(31)を点灯す
る際、先ず前記補助ランプ(42)を点灯させた後、所
定時間経過してから前記マイクロ波ランプ(32)を点
灯させるように制御することを特徴とする植物育成装置
(30)。
【0010】[2]前記人工光源(31)を点灯する
際、先ず前記補助ランプ(42)を点灯させた後、所定
時間経過してから前記マイクロ波ランプ(32)を点灯
させ、その後に前記補助ランプ(42)だけ消灯させる
ように制御することを特徴とする[1]記載の植物育成
装置(30)。
【0011】[3]前記人工光源(31)を点灯する
際、先ず前記補助ランプ(42)を点灯させた後、所定
時間経過してから前記マイクロ波ランプ(32)を点灯
させ、該マイクロ波ランプ(32)を点灯させている間
中、前記補助ランプ(42)を継続して点灯させるよう
に制御することを特徴とする[1]記載の植物育成装置
(30)。
【0012】[4]前記マイクロ波ランプ(32)と補
助ランプ(42)とを、互いの照射光が混合された状態
で植物に照射される状態に配置したことを特徴とする
[3]記載の植物育成装置(30)。
【0013】[5]前記マイクロ波ランプ(32)と補
助ランプ(42)とをそれぞれ複数個ずつ備え、各ラン
プの点灯個数を変えて光環境を調整することを特徴とす
る[3]または[4]記載の植物育成装置(30)。
【0014】[6]前記補助ランプ(42)は、メタル
ハライドランプであることを特徴とする[1],
[2],[3],[4]または[5]記載の植物育成装
置(30)。
【0015】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る植物育成装置(30)によれば、人
工光源(31)を点灯する際には、先ず補助ランプ(4
2)を点灯させた後、所定時間経過してからマイクロ波
ランプ(32)を点灯させる。
【0016】ここで補助ランプ(42)は、一般に点灯
してから徐々に光強度が高くなって安定するものであ
り、マイクロ波ランプ(32)の如く急激に光強度が高
まることはない。また、両者の点灯後安定してからの光
強度を比べてみても、一般にはマイクロ波ランプ(3
2)の方が格段に高いといえる。
【0017】従って、先ず補助ランプ(42)の比較的
弱い光で植物を慣らしてから、マイクロ波ランプ(3
2)の光を照射することで、光エネルギーを無駄にする
ことなく、植物に対する光強度を段階的に高めることが
でき、植物の気孔の開き具合に対応させるようにして、
適切な強度の光を植物に照射することができる。
【0018】例えば、前記人工光源(31)を点灯する
際、先ず補助ランプ(42)を点灯させた後、所定時間
経過してからマイクロ波ランプ(32)を点灯させ、そ
の後に補助ランプ(42)だけ消灯させるように制御し
てもよい。かかる場合、補助ランプ(42)は一時的に
点灯させるだけであり、消費電力を節約することができ
る。なお、マイクロ波ランプ(32)の点灯だけでも十
分な光強度が得られる。
【0019】また、前記人工光源(31)を点灯する
際、先ず補助ランプ(42)を点灯させた後、所定時間
経過してからマイクロ波ランプ(32)を点灯させ、該
マイクロ波ランプ(32)を点灯させている間中、前記
補助ランプ(42)を継続して点灯させるように制御し
てもよい。
【0020】かかる場合、マイクロ波ランプ(32)の
スペクトルに、別の補助ランプ(42)のスペクトルが
組み合わさることにより、青色光、赤色光、および遠赤
色光の比を、より自然光に近づけることができる。
【0021】ここで前記マイクロ波ランプ(32)と補
助ランプ(42)とを、互いの照射光が混合された状態
で植物に照射される状態に配置すれば、両ランプ(3
2,42)のスペクトルが均等に混じり合った光を得る
ことができる。
【0022】また、前記マイクロ波ランプ(32)と補
助ランプ(42)とを、それぞれ複数個ずつ備えるよう
にして、各ランプ(32,42)の点灯個数を変えて光
環境を調整してもよい。この場合、予め設置された両ラ
ンプ(32,42)のそれぞれの点灯個数を任意に変え
るだけで、植物の具体的な特性に応じて照射光中の分光
分布を調整でき、併せて全体の光強度も適宜調整するこ
とができる。
【0023】さらに、発明者らの調査研究の結果、前記
マイクロ波ランプ(32)の照射光に、前記補助ランプ
(42)としてメタルハライドランプの照射光を混合さ
せた場合、自然光に比べてマイクロ波ランプ(32)に
多少不足する青色光や遠赤色光を、前記メタルハライド
ランプで十分に補うことができることが判明した。従っ
て、自然光の種々相のスペクトルに極めて近似した光を
得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明を代
表する各種実施の形態を説明する。図1〜図9は本発明
の第1実施の形態を示している。図1に示すように、植
物育成装置10は、箱型の機本体10a内に育成室2
0、光源室30、それに機械室50を備え、前記育成室
20内に温度や湿度を調整した空気を循環させて環境要
因を人為的に制御し、植物の生育試験を行う装置であ
る。本発明の根幹を成す人工光源31は、光源室30に
配設されている。
【0025】育成室20は植物を育成する部屋であり、
その底面部は機本体10aの底面壁と平行な床板21か
らなり、上面部は機本体10aの上面壁と平行な天井板
23からなる。育成室20の周囲は、機本体10aの外
壁や仕切板25で囲われている。床板21下は、育成室
20内へ調整済みの空気を吹き出す吹出空間20aとな
っており、植物を植えた鉢等は床板21上に載置する。
【0026】床板21には、その全域に多数の吹出孔2
2が開設されている。一方、天井板23には、光源室3
0側の人工光源31を挿通させる複数の開口部24が開
設されている。ここで各開口部24内には、それぞれ対
応する人工光源31の下端開口(光照射部位)側を挿通
させて育成室20内側へ突出させ、開口部24の内周縁
と光反射笠37,48の外周との間に、リング状の隙間
を生じさせている。この隙間が、育成室20内の空気を
室外に排出するための吸込孔となる。
【0027】光源室30は、前記天井板23上に位置
し、育成室20内を循環した空気を室外へ排出するため
の空気吸込空間ともなっている。この光源室30内に
は、前述したように一部育成室20側へも突出する人工
光源31が配設されている。人工光源31は植物に光を
照射し、光環境を人為的に制御することができるもので
ある。
【0028】人工光源31は、プラズマ現象により瞬時
に発光可能なマイクロ波ランプ32と、他の補助ランプ
として選択されたメタルハライドランプ42とを具備し
て成る。マイクロ波ランプ32とメタルハライドランプ
42とは、互いの照射光が混合された状態で、床板21
上の植物に照射されるように配置されている。
【0029】マイクロ波ランプ32は、太陽光に近似し
た連続スペクトルの可視光を発すると共に、日本におけ
る真夏の昼間のような高光強度が得られ、かつ熱線が少
ないという特性を有している。図4に示すように、マイ
クロ波ランプ32は、マイクロ波電子管としてのマグネ
トロン34と、マイクロ波を受けると発光する発光バル
ブ35を有し、ユニットとして構成されている。
【0030】マグネトロン34とそのランプ駆動回路
(図示せず)は、ハウジング33に収納されており、ハ
ウジング33の底面部下側に発光バルブ35が支持され
ている。ランプ駆動回路は、320ボルトの単相交流か
ら3.5〜4.2キロボルトの直流高電圧を生成する回
路である。マグネトロン34は、ランプ駆動回路から直
流高電圧が印加されると発振し、電子流を速度変調した
マイクロ波を生成するものであり、ここでは、周波数
2.45GHzのマイクロ波が発生するようになってい
る。
【0031】発光バルブ35は、石英ガラス製の球管内
に硫黄等の有極分子を封入して成り、マイクロ波を受け
ると、硫黄等の有極分子が加熱されてプラズマ状態にな
り、プラズマ発光するものである。発光バルブ35は、
円筒状のマイクロ波遮蔽スクリーン36で囲まれてお
り、その外側には、発光バルブ35を囲むように拡径し
つつ開口する光反射笠37が配設されている。
【0032】マイクロ波遮蔽スクリーン36の基端はハ
ウジング33内に連通しており、前記マグネトロン34
から出力されたマイクロ波は、導波管34aを通ってマ
イクロ波遮蔽スクリーン36の基端から発光バルブ35
に伝送されるようになっている。マイクロ波遮蔽スクリ
ーン36は、マイクロ波が外部に漏れないように電磁遮
蔽する機能を果たすものである。また、ハウジング33
内には、冷却空気をマグネトロン34に向けて送り込む
冷却器38も設けられている。
【0033】図9は、マイクロ波ランプ32と自然光
(太陽光)の分光エネルギー分布を比較したグラフであ
る。ここで自然光は、地表において最も高い頻度で得ら
れる色温度の太陽光とする。このグラフから分かるよう
に、マイクロ波ランプ32の分光エネルギー分布は、太
陽光に近似した連続スペクトルを有しているが、自然光
に比べてUVA領域紫外光(320〜400nm)や青
紫色光(400〜450nm)や遠赤色光(700〜8
50nm)の波長域の光が不足している。
【0034】メタルハライドランプ42は高圧水銀ラン
プの一種であり、図5に示すように、外球43内に石英
発光管44が支持され、電極45、バイメタルスイッチ
46、口金47等から構成されている。石英発光管44
内には水銀の他に金属ハロゲン化物(メタルハライド)
が添加されており、これら金属蒸気中の放電による発光
を主に利用したランプである。図6,7に示すように、
メタルハライドランプ42の口金47を装着する光反射
笠48付きのソケット49は、機本体10aの天井に配
設されている。
【0035】このようなメタルハライドランプ42は、
石英発光管44内に添加する発光金属の種類によって分
光分布等の種類が異なり、その代表的なものがDy−T
l−In系ランプと、Sn系ランプである。Dy−Tl
−In系ランプは543nmに強い輝線を有し、Sn系
ランプは遠赤色光域のエネルギー比が大きいランプであ
る。
【0036】詳しく言えば、Dy−Tl−In系ランプ
は、石英発光管44内に水銀、アルゴンの他に、ジスプ
ロシウム、タリウム等のハロゲン化物を封入したランプ
である。Dy−Tl−In系ランプの発光効率は水銀ラ
ンプの約1.5倍あり、演色性は平均演色評価数Raが
90程度に達する。具体的には例えば、BOCランプ
(登録商標)等が知られている。
【0037】Dy−Tl−In系ランプの分光エネルギ
ー分布は、一般には広い可視領域にわたる豊富な連続ス
ペクトルと、543nmの強いタリウムラインによって
象徴される。連続スペクトルは、主にDyによる無数の
ラインスペクトルの集まりから成り、この光源に高演色
の特性を与えている。ただし、自然光に比べて遠赤色光
(700〜850nm)の波長域の光は相当不足してい
る。
【0038】一方、Sn系ランプは、ハロゲン化錫(S
nI,SnBr)の分子発光による連続スペクトルを利
用したランプである。Sn系ランプの発光効率は水銀ラ
ンプと同程度であるが、演色性は平均演色評価数Raが
92程度に達する。具体的には例えば、陽光ランプ(登
録商標)等が知られている。
【0039】本実施の形態では、メタルハライドランプ
42として、Sn系ランプを採用している。図11に示
すように、Sn系であるメタルハライドランプ42の分
光エネルギー分布は、沃化錫の分子発光による広い可視
領域にわたる連続スペクトルに象徴され、遠赤色光(7
00〜850nm)の波長域の光が十分にある。
【0040】マイクロ波ランプ32とメタルハライドラ
ンプ42は、それぞれ互いの照射光が混合された状態
で、床板21上の植物に照射されるように配設されてい
る。具体的には図2に示すように、両ランプは、略水平
な機本体10aの上面壁に、4×4のマトリックス状に
配設されている。
【0041】図2の例では、四角形がマイクロ波ランプ
32であり、その外側にある丸形がメタルハライドラン
プ42となっている。このような配置の他に、例えば、
行または列ごとに同一種類のランプで揃えて、一行また
は一列おきに交互に両ランプ列を並べるように配置して
もよい。なお、当然マトリックス状に限られるものでは
なく、放射状等に配置してもかまわない。
【0042】図3に示す制御装置60は、人工光源31
や後述する機械室50内の各種機器を集中管理するもの
であり、インターフェース,CPU,RAM,ROM等
から構成されたマイクロコンピューターから成る。この
制御装置60によって、前記人工光源31を点灯する
際、先ず前記メタルハライドランプ42が点灯した後、
所定時間経過してから前記マイクロ波ランプ32が点灯
するように制御される。
【0043】制御装置60には、前記マイクロ波ランプ
32やメタルハライドランプ42の他に、第1スイッチ
61、第2スイッチ62、タイマ設定部63、点灯時間
設定部64、それに点灯個数選択部65がそれぞれ接続
されている。なお、制御装置60は、機本体10aの側
壁外部に設けられている。
【0044】第1スイッチ61は、前記人工光源31を
点灯させるためのものであり、かかる第1スイッチ61
が手動または自動的にONとなった際、図8に示すよう
に、先ずメタルハライドランプ42が点灯するように設
定されている。第2スイッチ62は、前記第1スイッチ
61がONとなった時、すなわちメタルハライドランプ
42が点灯した時から所定時間経過後に自動的にONと
なり、今度はマイクロ波ランプ32を点灯させるもので
ある。
【0045】ここで所定時間とは、メタルハライドラン
プ42が点灯してから最大光強度に達するまでに要する
時間であり、具体的には10数分位である。かかる所定
時間は、タイマ設定部63によって任意に調整できるよ
うになっている。点灯時間設定部64は、メタルハライ
ドランプ42が継続して点灯する時間を任意に調整する
ものである。本実施の形態では、この点灯時間設定部6
4により、マイクロ波ランプ32が点灯した後にメタル
ハライドランプ42が直ぐ消灯するように予め設定され
ている。
【0046】また、点灯個数選択部65は、両ランプ3
2,42のそれぞれの点灯個数を変えて、光環境を適宜
調整するものである。ただし、本実施の形態では、メタ
ルハライドランプ42は、マイクロ波ランプ32の点灯
後に消灯するため、両ランプ32,42のそれぞれのス
ペクトルを混合した光環境を考慮する必要はあまりな
い。
【0047】また、前記光源室30の一端側は機械室5
0の上端側に連通し、機械室50の下端側は前記吹出空
間20aに連通している。これら一続きに連通した空間
は、前記開口部24から排出された空気を光源室30内
を通して吹出孔22まで循環させる空気循環経路を形成
している。なお、光源室30と機械室50の間には、空
気中の塵や埃を除去するエアーフィルター26が介装さ
れている。
【0048】機械室50内には、空気の温度や湿度を調
整して一定方向に送る空気調整装置が配設されている。
ここで空気調整装置は具体的には、送風機51、冷却コ
イル52、電気ヒータ53、および加湿ノズル54を組
合せてなる。これら送風機51等、空気調整装置の構成
装置の稼動は制御装置60(図3参照)により制御され
ている。なお、空気調整装置は前述した構成に限定され
るものではなく、例えば加湿ノズル54を除いて構成し
てもかまわない。
【0049】次に作用を説明する。前記植物育成装置1
0によれば、人工光源31を点灯するために、図3中の
第1スイッチ61をONにすると、先ずメタルハライド
ランプ42が点灯する。図8に示すように、メタルハラ
イドランプ42は点灯してから徐々に光強度が高くなっ
て安定するものであり、マイクロ波ランプ32の如く急
激に光強度が高まることはない。また、両ランプ32,
42の点灯後安定してからの光強度を比べてみても、マ
イクロ波ランプ32の方が格段に高い。
【0050】前記メタルハライドランプ42の点灯開始
時から所定時間が経過すると、図3中の制御装置60の
制御によって、今度は第2スイッチ62が自動的にON
となり、マイクロ波ランプ32が点灯する。ここでの所
定時間は、予めタイマ設定部63によって任意に調整で
き、前記メタルハライドランプ42が点灯してから最大
光強度に達するまでに要する10数分程度に設定されて
いる。
【0051】マイクロ波ランプ32は点灯開始時から3
秒〜5秒程度で最大限の光強度に到達する。例えば、植
物の配置される床面積が1平方メートルのとき、1kW
のマイクロ波ランプ32を1個点灯させると、点灯開始
後数秒で約30,000ルクス(約430マイクロモル
/平方メートル・秒)の照度(光量子束密度)になる。
【0052】マイクロ波ランプ32からの強い光は、前
述したようにメタルハライドランプ42が点灯してから
所定時間経過後に植物に照射される。このように、先ず
メタルハライドランプ42の比較的弱い光で植物を慣ら
してから、マイクロ波ランプ32の光を照射すること
で、光エネルギーを無駄にすることなく、植物に対する
光強度を段階的に高めることができる。従って、植物の
気孔が十分に開く前に、強い光が植物に照射されること
がなく、葉の組織を損傷したり、葉温が上昇して障害の
起こることがない。
【0053】また、本実施の形態では、図3中の点灯時
間設定部64によって、前記マイクロ波ランプ32が点
灯した後にメタルハライドランプ42が直ぐ消灯するよ
うに予め設定されている。かかる場合、図8に示すよう
に、メタルハライドランプ42は一時的に点灯させるだ
けであり、消費電力を節約することができる。なお、図
9に示すように、マイクロ波ランプ42の点灯だけで
も、太陽光に近似した連続スペクトルで十分な光強度を
得ることができる。
【0054】また、図1に示すように、前記両ランプ3
2,42は、それらの光反射笠37,48の下端開口側
が天井板23の開口部24を挿通して育成室20内側へ
突出している。そのため、照射光が天井板23を透過す
ることなく、植物に直接照射することが可能となる。ま
た、反射笠32の下端開口が育成室20内に表れるた
め、天井板23を何ら開閉することなく、両ランプ3
2,42を育成室20内から交換したり、点検すること
が容易である。
【0055】また、植物育成装置10内における空気
は、先ず機械室50内の冷却コイル52や電気ヒータ5
3により所望の温度に調整され、加湿ノズル54により
所望の湿度に調整された状態で、送風機51の稼動によ
り育成室20下方の吹出空間20aへ送られる。この調
整済の空気は、育成室20の床板21の全域にある多数
の吹出孔22を通って育成室20内へ吹き出される。
【0056】一方、育成室20の天井板23上方にある
光源室30は、前記送風機51の稼動により陰圧になっ
ており、育成室20内の空気は、天井板23にある開口
部24から室外へ吸気され排出される。それにより、育
成室20内における温度や湿度等の環境要因の分布を良
好に維持することができ、育成室20内の環境要因の不
均一に基づく植物の生育のバラツキを防ぐことができ
る。
【0057】光源室30の一端側は機械室50の上端側
に連通し、機械室50の下端側は吹出空間20aに連通
しており、これら一続きに連通した空間は空気循環経路
をなす。すなわち、天井板23の吸込孔24から育成室
20外へ排出された空気は、そのまま光源室30内に導
入されてここを通過し、再び機械室50内の冷却コイル
52や電気ヒータ53により所望の温度に調整される等
して、吹出空間20a側へと循環する。
【0058】このように光源室30も空気循環経路の一
部となるから、光源室30内の両ランプから生じる余分
な熱は、たえず空気循環経路を流れる空気と共に光源室
30外へ放出され、余分な熱は空気調整装置の主として
冷却コイル52によって冷却される。従って、光源室3
0専用の冷凍機を特に設ける必要がなく、コストを抑え
ることができ、また、育成室20と光源室30との空気
の温度もほぼ等しくなるため、結露の発生も確実に防止
することができる。
【0059】図10〜図12は本発明の第2実施の形態
を示している。本実施の形態では、前記人工光源31を
点灯する際、先ず前記メタルハライドランプ42を点灯
させた後、所定時間経過してから前記マイクロ波ランプ
32を点灯させる点は、前記第1実施の形態と同一であ
るが、図10に示すように、前記マイクロ波ランプ32
を点灯させている間中、前記メタルハライドランプ42
も継続して点灯させるように制御するものである。
【0060】このようにメタルハライドランプ42が継
続して点灯する時間は、図3中の点灯時間設定部64に
より任意に調整することができる。この点灯時間設定部
64により、本実施の形態では、マイクロ波ランプ32
が消灯した後に、続いてメタルハライドランプ42も消
灯するように予め設定されている。なお、第1実施の形
態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省
略する。
【0061】以上のような本実施の形態によれば、図1
1に示すように、マイクロ波ランプの点灯中そのスペク
トルに、メタルハライドランプ42のスペクトルが組み
合わさることにより、人工光源31の光をより自然光に
近づけることができる。図2に示すように、マイクロ波
ランプ32とメタルハライドランプ42とは、互いの照
射光が混合された状態で植物に照射されるよう配置され
ているので、両ランプ32,42のスペクトルが均等に
混じり合った光を得ることができる。
【0062】詳しく言えば、マイクロ波ランプ32とメ
タルハライドランプ42の互いの照射光が略同率に混合
されることにより、図11に示すように、自然光の種々
相のスペクトルに極めて近似した混合光を得ることがで
きる。すなわち、自然光に比べてマイクロ波ランプ32
に多少不足する青色光(450nm付近)や遠赤色光
(700〜850nm)を、メタルハライドランプ42
で十分に補うことができ、青色光/赤色光、赤色光/遠
赤色光の比を、より自然光に近づけることができる。
【0063】また、図2に示すように、前記マイクロ波
ランプ32とメタルハライドランプ42とは、それぞれ
8個ずつ備えてあるが、各ランプ32,42の点灯個数
を変えて光環境を調整してもよい。ここで各ランプ3
2,42の点灯個数は、図3中の点灯個数選択部65に
よって任意に設定することができる。
【0064】それにより、予め設置された両ランプ3
2,42のそれぞれの点灯個数を任意に変えるだけで、
植物の具体的な特性に応じて照射光中の分光分布を調整
でき、併せて全体の光強度も適宜調整することができ
る。具体的には例えば、前記マイクロ波ランプ32に対
してメタルハライドランプ42の点灯個数を略2倍程度
に設定すると、図12に示すような混合光を得ることが
できる。
【0065】なお、本発明に係る植物育成装置は、前述
した実施の形態に係る具体的構成に限定されるものでは
ない。例えば、メタルハライドランプ42としてSn系
ランプを採用したが、Dy−Tl−In系ランプを採用
したり、あるいは両者を組み合わせてもよい。
【0066】Dy−Tl−In系ランプによれば、53
0nm付近以下の短波長側の光を補うことができる。も
ちろん補助ランプは、メタルハライドランプに限られる
ものではなく、他の水銀ランプやナトリウムランプ、蛍
光灯、白熱灯、LEDランプ等を採用してもよい。
【0067】また、前記天井板23を透光性のあるガラ
ス板から構成し、人工光源31を挿通させる開口部24
を設けることなく、ランプ31は光源室30内にとど
め、ガラス板に多数の吸込孔を開設するようにしてもよ
い。また、両ランプ32,42の具体的な数や配置は、
図2に示す例に限られるものではない。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る植物育成装置によれば、人
工光源を点灯する際、先ず補助ランプを点灯させた後、
所定時間経過してからマイクロ波ランプを点灯させるか
ら、補助ランプの比較的弱い光で植物を慣らしてから、
マイクロ波ランプの光を照射することになり、光エネル
ギーを無駄にすることなく、植物に対する光強度を段階
的に高めることができる。それにより、急激に強い光が
当たって葉の組織が損傷するような事態を防止すること
ができる。
【0069】また、マイクロ波ランプを点灯させた後
に、補助ランプだけ消灯させるように制御すれば、補助
ランプは一時的に点灯させるだけであり、消費電力を節
約することができる。また、マイクロ波ランプを点灯さ
せている間中、補助ランプを継続して点灯させるように
制御すれば、マイクロ波ランプのスペクトルに、別の補
助ランプのスペクトルが組み合わさることにより、より
自然光に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
内部構造を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源を構成するランプの配置を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源と制御装置等を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源を構成するマイクロ波ランプを拡大して示す正
面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源を構成するメタルハライドランプを拡大して示
す正面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源を構成するランプの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源を示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源における光強度と時間との関係を示すグラフで
ある。
【図9】本発明の第1実施の形態に係る植物育成装置の
人工光源を構成するマイクロ波ランプと自然光の分光エ
ネルギー分布を比較したグラフである。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る植物育成装置
の人工光源における光強度と時間との関係を示すグラフ
である。
【図11】本発明の第2実施の形態に係る植物育成装置
の人工光源を構成する両ランプの混合光を示すグラフで
ある。
【図12】本発明の第2実施の形態に係る植物育成装置
の人工光源を構成する両ランプの混合比率を変えた混合
光を示すグラフである。
【符号の説明】
10…植物育成装置 10a…機本体 20…育成室 20a…吹出空間 21…床板 23…天井板 24…開口部 30…光源室 31…人工光源 32…マイクロ波ランプ 33…ハウジング 35…発光バルブ 42…メタルハライドランプ 44…石英発光管 50…機械室 60…制御装置 61…第1スイッチ 62…第2スイッチ 63…タイマ設定部 64…点灯時間設定部 65…点灯個数選択部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物に光を照射する人工光源を備え、該人
    工光源により光環境を人為的に制御可能な植物育成装置
    において、 前記人工光源は、マイクロ波ランプと、他の補助ランプ
    とを具備して成り、 前記人工光源を点灯する際、先ず前記補助ランプを点灯
    させた後、所定時間経過してから前記マイクロ波ランプ
    を点灯させるように制御することを特徴とする植物育成
    装置。
  2. 【請求項2】前記人工光源を点灯する際、先ず前記補助
    ランプを点灯させた後、所定時間経過してから前記マイ
    クロ波ランプを点灯させ、その後に前記補助ランプだけ
    消灯させるように制御することを特徴とする請求項1記
    載の植物育成装置。
  3. 【請求項3】前記人工光源を点灯する際、先ず前記補助
    ランプを点灯させた後、所定時間経過してから前記マイ
    クロ波ランプを点灯させ、該マイクロ波ランプを点灯さ
    せている間中、前記補助ランプを継続して点灯させるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1記載の植物育成
    装置。
  4. 【請求項4】前記マイクロ波ランプと補助ランプとを、
    互いの照射光が混合された状態で植物に照射される状態
    に配置したことを特徴とする請求項3記載の植物育成装
    置。
  5. 【請求項5】前記マイクロ波ランプと補助ランプとをそ
    れぞれ複数個ずつ備え、各ランプの点灯個数を変えて光
    環境を調整することを特徴とする請求項3または4記載
    の植物育成装置。
  6. 【請求項6】前記補助ランプは、メタルハライドランプ
    であることを特徴とする請求項1,2,3,4または5
    記載の植物育成装置。
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