JP2000316346A - 根菜作物収穫機 - Google Patents

根菜作物収穫機

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JP2000316346A
JP2000316346A JP11134973A JP13497399A JP2000316346A JP 2000316346 A JP2000316346 A JP 2000316346A JP 11134973 A JP11134973 A JP 11134973A JP 13497399 A JP13497399 A JP 13497399A JP 2000316346 A JP2000316346 A JP 2000316346A
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JP
Japan
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soil
root
moving means
root crop
harvester
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Withdrawn
Application number
JP11134973A
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English (en)
Inventor
Masashi Hachitani
正志 蜂谷
Yoshinobu Hamawaki
吉乃夫 浜脇
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操縦性を向上させ、また土移動手段66によ
る土移動の際の機体進行方向の安定性を向上させ、さら
に土移動手段66の昇降下降作動のための機構を簡略化
する。 【解決手段】 圃場に植えられた根菜作物Kを引き抜い
て収穫するように作動する根菜作物収穫機において、走
行クローラ2a、2bの後方に前後向き軸60を回動可
能に設け、この前後向き軸60にアーム部材63を介し
て土移動手段66を固設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人参や大根等の根菜
作物収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】圃場に植えられた根菜作物を引き抜いて
特定箇所へ移動させるように作動する根菜作物収穫機は
存在している。この種の収穫機により、畝面等に植えら
れた根菜作物を収穫すると、左右何れかの側の走行装置
が低所(畝間の溝内等)に落ち込んで、機体が大きく横
傾斜し、良好な収穫作業が行えないことがある。
【0003】これに対処するものとして、特開平7−3
27445号公報に示すように、根菜作物の引き抜き個
所よりも後方で走行装置の前方に排土板を設け、この排
土板により圃場面の高所の土を低所へ向けて横移動させ
走行装置の通過する前の圃場面を均平化させるようにな
した収穫機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に係る収穫機
では、根菜作物を引き抜く個所と走行装置との間に排土
板を上下動可能に装着するための空間を確保しなければ
ならないことから、走行装置よりも前方の機体長が長大
化するのであり、また走行装置の前部に排土板が位置す
ることから、排土作用中の抵抗の作用方向の複雑な変化
により、排土板の横方向位置の安定性が損なわれ易く、
安定的な収穫作業を行い難いのである。本発明は、上記
した問題点を簡易な構造により解消するものとした根菜
作物収穫機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次のようになす。即ち、請求項1の発明
では、圃場に植えられた根菜作物を引き抜いて収穫する
ように作動する根菜作物収穫機において、走行装置の後
方に前後向き軸を回動可能に設け、この前後向き軸にア
ーム部材を介して土移動手段を固設した構成となす。
これによれば、土移動手段が走行装置の後方にあるため
走行装置よりも前方の機体長が従来のものよりも小さく
なって操縦性に優れるのである、また土移動手段が走行
装置の後方にあるため機体前進時の走行安定性が向上
し、また土移動手段が前後向き軸の回転により上昇下降
されるものとなって、その昇降作動のための機構が簡略
化される。
【0006】また請求項2の発明では、圃場に植えられ
た根菜作物を引き抜いて収穫するように作動する根菜作
物収穫機において、走行装置の後方で根菜作物の引抜き
搬送ライン延長線上の近傍箇所に前後向き軸を回動可能
に設け、この前後向き軸にアーム部材を介して土移動手
段を固設した構成となす。これによれば、前後向き軸を
引抜き搬送ライン延長線上の近傍箇所に位置させたこと
が、前後向き軸の回転作動による土移動手段の変位のみ
により、この土移動手段を従来一般の畝栽培における畝
に対し最適位置に位置させることを可能となすのであ
り、このことが土移動手段の昇降構造の簡易化に合理的
に寄与するものである。
【0007】上記した各発明は次のように具体化する。
即ち、請求項3に記載したように土移動手段をディスク
プラウとなすのであり、これによれば所用の土移動が簡
易且つ抵抗少なく行われるようになる。この際、ディス
クプラウはアーム部材に対し回転可能となすのがよい。
また請求項5に記載したように前後向き軸が動力により
回転される構成となすのであり、これによれば土移動手
段の昇降移動が労力少なく行われるようになる。
【0008】次に請求項6に記載した発明では、根菜作
物の下層土を破砕して根菜作物を抜き上げ易くするため
の堀起こし刃を上下作動可能に装着された根菜作物収穫
機において、走行装置の後方に前後向き軸を回動可能に
設け、この前後向き軸にアーム部材を介して土移動手段
を固設し、且つ、堀起こし刃を収穫時深さよりも上方へ
移動操作したとき又は走行装置を後進操作したときにこ
れらの操作を検出するものとしたセンサを設け、一方で
は前後向き軸を回転作動させるためのアクチュエータを
設け、センサの検出信号によりアクチュエータが作動さ
れ土移動手段を上昇させる構成となす。これによれば、
堀起こし刃を収穫時深さよりも上方へ移動操作したとき
又は走行装置を後進操作したことに関連して、土移動手
段が自動的に上昇される構成が簡易に形成されるものと
なり、また土移動手段が自動的に上昇されるため、その
取扱いが簡易化される。
【0009】また請求項7に記載した発明では、根菜作
物の下層土を破砕して根菜作物を抜き上げ易くするため
の堀起こし刃を上下作動可能に装着された根菜作物収穫
機において、走行装置の後方に前後向き軸を回動可能に
設け、この前後向き軸にアーム部材を介して土移動手段
を固設し、且つ、堀起こし刃を収穫時深さよりも上方へ
移動操作したとき又は走行装置を後進操作したときにこ
れらの操作に関連して土移動手段を上昇させるものとし
た電気式連動手段を設け、この連動手段は前記操作と土
移動手段の上昇との連動関連を解消させるための連動解
消スイッチを備えている構成となす。これによれば、連
動解消スイッチが不用意な土移動板の作動を規制するも
のとなる。
【0010】また請求項8に記載した発明では、根菜作
物の下層土を破砕して根菜作物を抜き上げ易くするため
の堀起こし刃を上下作動可能に装着された根菜作物収穫
機において、走行装置の後方に前後向き軸を回動可能に
設け、この前後向き軸にアーム部材を介して土移動手段
を固設し、且つ、堀起こし刃を収穫時深さよりも上方へ
移動操作したとき又は走行装置を後進操作したときに、
これらの操作後の一定期間だけ、土移動手段の上昇駆動
用のアクチュエータを駆動するものとした電気式連動手
段を設けたものとなす。これによれば、土移動手段が一
定高さまで上昇すると否とに拘わらず、アクチュエータ
の駆動は一定時間の経過により停止されるため、アクチ
ュエータの駆動を絶つための別の電気回路が何らかの原
因で正常に作動しなかったとしても、アクチュエータの
意図しない長時間の駆動は阻止されるものとなり、長時
間の駆動に起因したアクチュエータの故障等は防止され
る。
【0011】この際、請求項9に記載したように、走行
動力を発生するためのエンジンが回転しているときにの
み、アクチュエータを駆動する構成となす。これによれ
ば、エンジン停止時における不用意な土移動手段の上昇
が阻止されるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例に係る根
菜収穫機の側面図、図2は前記収穫機の概略平面図、図
3は前記収穫機の後面図、図4は前記収穫機の制御装置
の回路を示す図である。図1〜図3に示すように、機台
1の下方には左右一対の走行クローラ2a、2bを配置
し、また機台1上で人参等の根菜作物Kの既掘起こし側
の走行クローラ2bの外縁よりも内側(未掘起こし側)
には前端から操縦コラム3、運転席4、エンジン5を配
置し、さらに機台1の後端部にはトランスミッション6
を配置している。この際、エンジン5の動力は伝動機構
を介してトランスミッション6に伝達され、続いて前記
左右一対の走行クローラ2a、2bの後端に配置された
駆動輪7に伝達される。
【0013】機台1における根菜作物Kの未掘起こし側
で、進行方向左側の走行クローラ2aの外縁より外側に
は、左右一対の挟持無端帯8a、8bからなる挟持搬送
手段9が配設されており、具体的には次のようになされ
ている。
【0014】即ち、機台1の後部寄り個所の作業部回動
支点10には支持フレーム11がブラケット11aを介
して上下回動可能に支持されている。この支持フレーム
11に装着された始端ホイール12、12及び後端ホイ
ール13には前記左右一対の挟持無端帯8a、8bが卷
き掛けられ、各挟持無端帯8a、8bの前後中途部は多
数の図示しない回転自在な中間ホイールにより前後向き
の略一直線状に支持されている。
【0015】左右一対の挟持無端帯8a、8bによる根
菜作物Kの引抜き搬送ラインHは、前記根菜作物Kの未
掘起こし側の走行クローラ2aの外縁より外側箇所に、
平面視にて、機台1の進行方向と平行となるように配置
されている。
【0016】上記した挟持搬送手段9の左右一対の挟持
無端帯8a、8bのうち、根菜作物Kの未掘起こし側の
ものの前方の下部には、引き抜くべき根菜作物Kの茎葉
部aをそれより未掘起こし側の根菜作物Kの茎葉部aか
ら分離させるための分草装置14を備えている。
【0017】この分草装置14は、回転駆動される無端
ベルト15に基端を固定され且つ適当間隔で多数配置さ
れた分草タイン16を、機台1の進行方向側において略
垂直面に沿った姿勢で圃場地面gから上向きへ移動させ
るように構成されている。
【0018】また前記左右一対の挟持無端帯8a、8b
のうち、根菜作物Kの既掘起こし側のものの前方の下部
には、引き抜くべき根菜作物Kの茎葉部aを引き起こす
ための引起こし装置17が配置されている。
【0019】この引起こし装置17は、回転駆動する無
端ベルトに基端を固定され且つ所定間隔にて多数配置さ
れたタイン18が始端ホイール12の前側において、前
記分草装置14のタイン16と互いに略直交するように
配置され、且つタイン16が圃場地面gから上向きに移
動するとき、当該タイン16の先端が分草装置14にお
けるタイン16の非作用側に位置するタインケース19
側面部と対峙するように配置されている。
【0020】このように、分草装置14において略垂直
面上で上向き移動される縦向きタイン16と、この分草
装置14のタインケース19側面部に直交するような引
起こし装置17のタイン18とにより、掘り起こすべき
根菜作物Kにおける垂れ下がった茎葉部aの左右両側を
上向きに引き起こし掻き上げることができるから、始端
ホイール12、12に卷き掛けられた左右一対の挟持無
端帯8a、8bからなる挟持搬送手段9の搬送開始部
に、前記茎葉部aを確実に挟持させることができる。
【0021】さらに挟持無端帯8a、8bの前部近傍に
位置される掘起こし刃20を昇降操作するための昇降リ
ンク機構を形成させるべき上リンク21及び下リンク2
2の各々の基端側の回動支点O1、O2は、前記作業部
回動支点10よりも前方箇所をなす機台1部分で挟持搬
送手段9の内側個所に配置されており、これら上下回動
支点O1、O2を中心にして上下回動可能となされ且つ
平行リンクを形成するものとなされた上下のリンク2
1、22の先端側に、縦支持杆23が連結され、この縦
支持杆23と同体状に、掘起こし刃20が固定されてい
る。
【0022】そして、前記上部の回動支点O1をなす入
力軸に固定したプーリ24と、前記エンジン5の出力プ
ーリ25とに無端帯26を卷き掛けて入力軸O1を回転
させるようになし、この入力軸O1に被嵌した偏心ボス
(図示せず)を介して前記上リンク21の基端を連結
し、この上リンク21を前後及び上下方向に振動駆動さ
せるようになしてある。これにより、圃場地面gから差
し込んだ掘起こし刃20を根菜作物Kの根部より下方で
上下や前後に振動させ、走行クローラ2a、2bによる
挟持搬送手段9の前進移動中における根菜作物Kの根部
bの引抜きを容易となす。
【0023】前記下リンク22の基端と機台1との間に
は油圧シリンダ27が装着されており、このシリンダに
より前記平行な上下リンク21、22を昇降回動させる
ように構成してある。
【0024】また前記作業部回動支点10と同芯に設け
たパイプ状の動力伝達横フレーム28の外方端に前向き
パイプフレーム29が連結してある。この前向きパイプ
フレーム29の先端には、左右一対の挟持無端帯8a、
8bの長手方向中途部の上方において根菜作物Kの既掘
起こし側に向かって横向きに延びる引起こし用伝達パイ
プ30を連結し、この引起こし用伝達パイプ30の未掘
起こし側端部から前方向へ延びる伝達ケース31を設
け、この伝達ケース31を、前記分草装置14の上部に
固定された分草用伝動ケース32と連結している。
【0025】そして、エンジン5の動力が、前記上部の
回動支点O1と同芯の入力軸に固定したプーリ33か
ら、ベルト34を介して前記作業部回動支点10と同芯
であって動力伝達横フレーム28内に嵌挿される軸に伝
達され、さらに前向きパイプフレーム29、引起こし用
伝達パイプ30、伝達ケース31及び分草用伝動ケース
32内の伝達機構を介して、引起こし装置17及び分草
装置14に伝達される構成としてある。
【0026】また前記トランスミッション6のPTO出
力軸35からベルト36を介して、前記作業部回動支点
10を中心として回転されるプーリ37にエンジン5の
動力が伝達されるようになしてある。このプーリ37の
回転は、チェン38を介して後部伝動ケース39に伝達
されると共に、チェン40、41を介して前記左右一対
の挟持無端帯8a、8bの両後端ホイール13と同軸の
入力部に伝達されて両挟持無端帯8a、8bを回動さ
せ、またチェン40を介して前記両後端ホイール13よ
り下部にて、根菜作物Kの茎葉部aを後方に搬送するた
めの左右一対の上下配置された無端搬送帯42a、42
bからなる茎葉排出装置42及び左右一対の水平回転す
る回転刃43からなる茎葉切断手段44に伝達される構
成となしてある。
【0027】そして、前記両後端ホイール13より下部
には、根菜作物Kの根部bの肩部を後方向に案内するこ
とにより前記茎葉排出装置42へ茎葉部aを受け継がせ
るための左右一対の根部案内杆45が配置してある。
【0028】また前記切断手段44の下方には、茎葉部
aを切除分離された根菜作物Kの根部bを受け止め、機
台1の後端の側方(根菜作物Kの既掘起こし側)に搬送
するための選別コンベア46が配置されており、PTO
出力軸35からベルト36及びベルト47を介して選別
コンベア46の入力部48に動力伝達される構成となし
てある。
【0029】選別コンベア46の排出端には、良品の根
菜作物Kを受け止めて蓄積するためのコンテナ49を載
置するものとした前後長手のコンテナ台50がある。こ
のコンテナ台50は機台1の側面に基端部を蝶番を介し
て上下回動可能に連結され、非作業時には、上向きへ回
動され、作業時には略水平に姿勢保持されるようになさ
れている。
【0030】前記機台1の後部は走行クローラ2a、2
bの後端から後方へ張り出させてあり、この張出し箇所
1a後端の左寄り位置に、排葉コンテナ51を支持する
ための受け台52を固定させている。一方、前記茎葉排
出装置42の後端からは回転刃43にて切断分離された
茎葉部aを斜め後方へ案内するための案内樋53が延出
させてあり、この案内樋53の後端を排葉コンテナ51
に臨ませてある。
【0031】前記操縦コラム3の上面には前後左右へ操
作されるクロスレバー54と、前後方向へ操作される主
変速レバー55とが起立させてある。クロスレバー54
は左右へ揺動操作されることにより機体の進行方向をそ
の操作向きと対応した左右何れかの向きへ変化させ、且
つ、前後へ揺動されることにより油圧シリンダ27を短
縮及び伸張作動させるものであり、また主変速レバー5
5は前後に操作されることにより、機体の進行方向を前
後進に切り換えると共に進行速度を増減させるものであ
る。
【0032】また非使用時や路上走行時に前記掘起こし
刃20のほか前記左右一対の挟持無端帯8a、8b、前
記引起こし装置17及び前記分草装置14等の下端部が
地面に干渉しないように、これらの部分を上昇位置に保
持するための機構が形成してある。
【0033】この機構は次のようになすのであって、即
ち、油圧シリンダ27を伸張作動させたときに、昇降リ
ンク機構である平行状の上下リンク21、22の前端側
が上向き回動するようになし、この回動作動のとき、下
リンク22の側面に設けた押上げ用の回転可能なローラ
56の周面が、前記一対の挟持無端8a、8b等の支持
フレーム11の下面側等に設けた側面視「へ」字状のガ
イドレール57の下面に沿って移動し、この移動により
掘起こし刃20と共に挟持無端帯8a、8b、引起こし
装置17及び分草装置14のほかこれらと一体状に設け
られたゲージ輪eが一体的に圃場地面gより上方へ大き
く持ち上げられる構成となす。
【0034】次に上記収穫機の特徴部分について説明す
る。走行クローラ2a、2bより後方となる機台後部1
aから縦支持部材58が垂下させてあり、この部材の下
端に前後向きの軸受部材59が固設されている。この軸
受部材59の機台1巾方向における位置は畝寸法及び左
右一対の走行クローラ2a、2bの配置寸法等に基づい
てその最適位置を決定されるものであって、本例では走
行クローラ2a、2bよりも後方で引抜き搬送ラインH
延長線上の近傍に位置させてあり、また高さは地面gよ
りも高くなされている。
【0035】軸受部材59には前後向き軸をなす回転中
心部材60の軸部60aが回転自在に挿通されており、
この軸部60aの後方にはこの軸部60aを回動変位さ
せるための土移動手段駆動装置61が機台後部1aと同
体状に設けてある。この土移動板駆動装置61は、アク
チュエータとしての電気モータ62の回転を減速機構を
介して軸部60aに伝達し180度よりも大きな角度範
囲内において軸部60aを任意位置に保持させることの
できるものとなしてある。なお、電気モータ62に代え
て油圧モータ或いは油圧シリンダ等を使用することも可
能である。
【0036】回転中心部材60の周面からはアーム部材
63が前方斜め向きへ延出させてあり、このアーム部材
63の先端にディスクプラウ64がアーム部材63の向
きに概略沿うように装着されている。ここに、ディスク
プラウ64はアーム部材63先端に回転自在に支持され
た支持軸65に椀形の土移動板66の中心部を固定した
ものとなされている。
【0037】上記土移動手段66は土移動手段駆動装置
61による回転中心部材60の回動により図1及び図2
に実線で示すような左方位置から、図1に仮想線ka1
で示すような上方位置を経て、図2に仮想線ka2で示
すような右方位置まで移動されたり、或いはこれの逆向
きへ移動されるものとなし、また前記左方位置では引抜
き搬送ラインHが根菜作物Kの植付条列に合致された状
態でこの植付条に隣接した左側の条間ULに位置してそ
の条間距離の2/3程度を耕起し、且つ前記右方位置で
は引抜き搬送ラインHが根菜作物Kの植付条列に合致さ
れた状態でこの植付条に隣接した右側の条間URに位置
してその条間距離の2/3程度を耕起するほか、前記上
方位置では地面gよりも高くなるものなしてある。
【0038】上記土移動手段駆動装置61の制御装置は
図4に示すようになしてあり、これについて説明する
と、次の通りである。(アクチュエータとして電気モー
タ62を使用した場合を示す。)即ち、電気モータ62
を手動により正逆転させるための手動操作用回路A1を
備えると共に、走行クローラ2a、2bの後進操作及び
掘り起こし刃20の上昇操作と、電気モータ62の作動
とを関連させるための電気式連動手段としての連動回路
B1を備えたものとなしてある。
【0039】手動操作用回路A1は、運転席4側の手動
昇降スイッチ67a又は作業部側の手動昇降スイッチ6
7bの何れかを上昇側に入り操作すると、その対応する
コイル68が励磁されて接点69の端子NOとCが接続
され、電気モータ62に上昇向きのモータ回転が得られ
るような向きの電流が流れ、また運転席4側の手動昇降
スイッチ67a又は作業部側の手動昇降スイッチ67b
の何れかを下降側に入り操作すると、その対応するコイ
ル70が励磁されて接点71の端子NOとCが接続さ
れ、電気モータ62に下降用回転が得られるような向き
の電流が流れるものとなされている。
【0040】また、作業部側の手動昇降スイッチ67b
を運転席4側の手動昇降スイッチ67aに優先させるた
め、作業部側の手動昇降スイッチ67bが上昇又は下降
の何れかに入り操作されたときに、電流がコイル72に
流れ、この際の磁気によりコイル70に対応した接点7
3が切断されるようになされている。これにより、運転
席4側の手動昇降スイッチ67aの操作状態の如何に拘
わらず、作業部側の手動昇降スイッチ67bの操作通り
に電動モータ62が回転するものとなる。
【0041】電気式連動手段としての連動回路B1は、
押し操作する度に通電状態と切断状態とが交互に切り替
わるものとなされた自動・手動切換スイッチ74を備え
ており、このスイッチ74を通電状態とした状態の下
で、走行クローラ2a、2bが後進作動操作されたとき
にはそのセンサとしての後進スイッチ75が接続状態と
なり、また掘起こし刃20が一定高さ以上に上昇操作さ
れたときにはそのセンサとしての掘起こし刃スイッチ7
6が接続状態となって、タイマユニット77にその一次
連動用電流i1が供給され、このとき前記エンジン5が
回転状態にあることを示す信号がその信号ライン78か
ら入力されていると、タイマユニット77から一定時間
の間、二次連動用電流i2が出力されて、コイル68を
励磁させ、接点69の端子NOとCを接続させるのであ
り、これにより電気モータ62に上昇用回転が得られる
ような電流が一定時間の間流れるものとなされている。
この際、二次連動用電流i2の流れる時間長さは一次的
連動用電流i1がタイマユニット77に供給されたとき
から開始され、予め設定された一定時間の経過により終
了するものである。
【0042】また上記一次連動用電流i1はコイル79
にも流れてこれを励磁させ、この際の磁気によりこのコ
イル79に対応した接点80が切断され、手動昇降スイ
ッチ67a、67bによる前記土移動手段66の下降指
令が無効となるようになされている。
【0043】81は土移動手段66が上昇端に達したこ
とを検出して切断状態となるリミットスイッチで、土移
動手段66が上昇端に達したとき電気モータ62への電
力供給を絶つためのものである。そして、82はタイマ
ユニット77内の無接点リレーであり、78はサージア
ブソーバであり、79は表示ランプである。
【0044】次に上記収穫機で根菜作物Kの収穫作業を
行う場合の使用例及び作動について説明する。この例で
は図5に示すように特定巾となされた畝U1、U2の上
面に人参が4条植えされている。各作物条列の人参を収
穫するため、運転者は運転座席4に座って機体を走行さ
せ、左右の走行クローラ2a、2bを畝U1上に載せ、
左右一対の始端ホイール12、12の中間位置と収穫す
べき特定の作物条列とを合致させる。
【0045】非収穫作業状態での機体の走行移動時には
堀起こし刃20は畝U1上面より上方に位置されてお
り、従って分草装置14、引起こし装置17及び挟持搬
送手段9はこれに連動して上方へ変位され、ゲージ輪e
は地面gから離れた状態となるのであり、また土移動手
段66も図1に仮想線ka1で示す上方位置に移動され
た状態となっている。
【0046】この状態の下で機体を走行させつつ油圧シ
リンダ27を短縮作動させることにより、例えば第四番
目の条列R4の人参Kの下方に堀起こし刃20を埋没さ
せる(この場合、第一〜第三番目までの条列R1〜R3
の人参Kは既に抜き取られている)。そして、堀起こし
刃20が収穫作業状態の深さに達したとき、機体の後方
に随伴して歩行する補助者が手動昇降スイッチ67b
を、或いは運転席4に座した運転者が手動昇降スイッチ
67aを操作して土移動手段駆動装置61の電動モータ
62を作動させて回転中心軸体60の軸部60aを凡そ
90度程度回転させ、土移動手段66を図2等に仮想線
ka2で示すような右方位置に保持させる。
【0047】この際、運転席4側の手動昇降スイッチ6
7aによる土移動手段66の昇降指令と作業部側の手動
昇降スイッチ67bによる昇降指令とが競合したような
ときは後者の昇降指令が優先されるのであり、このこと
は土移動手段66を直視できる補助者の判断が優先され
る環境下での的確な土移動処理を実現するほか、補助者
の足に土移動手段66が接触する等の意図しない事故の
回避に効果的に寄与するものである。
【0048】掘起こし刃20の下方移動は分草装置14
等を下降させて、ゲージ輪eを接地させるものとなる。
この接地した状態のゲージ輪eは堀起こし刃20の下方
移動とは無関係に分草装置14等を地面gから一定高さ
に保持するのであり、これにより第四番目の条列R4の
人参Kは挟持搬送手段9により順次に引き抜かれて収穫
されるようになるのであり、この際、左右の走行クロー
ラ2a、2bは何れも畝U1上にあるため、機体の横傾
斜は殆ど生じない。
【0049】この収穫中、土移動手段66はディスクプ
ラウとして支持軸65回りに回転しながら収穫中の条列
R4に隣接した右の条列間URの土を耕起して矢印方向
f1へ押し、畝間溝m内の符号n1で示す箇所に移動さ
せる。ここで、土移動手段66の耕起深さを大小に変化
させたいときは手動昇降スイッチ67a、67bを操作
することにより土移動手段駆動装置61を回転中心軸体
60回りへ適宜に作動させて土移動手段66の保持位置
を下方又は上方へ必要なだけ変化させる。
【0050】次に畝U2上の第一番面の条列R1の人参
Kを収穫するが、このときは左の走行クローラ2aは符
号p1で示すように畝間溝m左箇所に位置させ、右の走
行クローラ2bは畝U1上に位置させる。そして、第一
番目の条列R1の人参Kは左右一対の始端ホイール1
2、12の中間に合致させ、また土移動手段駆動装置6
1を回転中心軸体60の回りへ凡そ180度程度回転さ
せることにより土移動板66を図2に実線で示すように
左方位置に保持させる。この後は先の収穫に準じて各部
を作動させる。この場合、左側の走行クローラ2aは符
号n1で示す箇所の土の上面を踏走するため、機体は畝
間溝m内に符号n1で示す土が存在しない状態で走行す
る場合に較べ、大幅に小さな横傾斜状態で走行するもの
となる。
【0051】この際、土移動手段66はディスクプラウ
として支持軸65回りに回転しながら収穫中の条列に隣
接した左の条列間ULの土を耕起して矢印方向f2へ押
し、畝間溝m内の符号n2で示す箇所に移動させる。こ
こで、土移動手段66の耕起深さを大小に変化させたい
ときは土移動手段駆動装置61を前述同様に適宜に作動
させて土移動手段66の保持位置を下方又は上方へ必要
なだけ変化させる。
【0052】次に畝U2上の第二番目の条列R2の人参
Kを収穫するのであり、このとき土移動板66は図1に
仮想線ka1で示す上方位置に保持させ、その他は先と
同様に行う。この際、左の走行クローラ2aは畝U2の
上面を、そして右の走行クローラ2bは畝U1の上面を
走行し、機体の横傾斜は殆ど生じない。
【0053】この後、畝U2上の第三番目の条列R3の
人参Kを収穫するのであるが、このときは図5Bに示す
ように左の走行クローラ2aは第二番目の条列R2と第
三番目の条列R3との間に位置させ、右の走行クローラ
2bは畝間溝m内に位置させ、また第三番目の条列R3
の人参Kは左右一対の始端ホイール12、12の中間に
合致させ、土移動手段66は図1に仮想線ka1で示す
ように上方位置に保持させる。この後は先の収穫に準じ
て各部を作動させる。この場合、右側の走行クローラ2
aは符号n1及び符号n2で示す箇所の土の上面を踏走
するため、機体は畝間溝m内に符号n1、n2で示す土
が存在しない状態で走行する場合に較べ、大幅に小さな
横傾斜状態で走行するものとなる。次に畝U2上の第四
番目の条列R4の人参Kを既述のとおり収穫するのであ
り、この第四番目の条を収穫する時には、左右の走行ク
ローラ2a、2bはともに沈下するので横傾斜は小さく
なる。以後は順次左側の作物条列の人参Kについて上述
したところと同じ作業を繰り返す。
【0054】上記収穫機の使用中、掘起こし刃20が上
昇操作されたとき、又は、走行クローラ2a、2bが後
進操作されたとき、これに連動して、土移動手段66が
自動的に上方位置に移動されるが、自動・手動切換スイ
ッチ74を切断状態とすることにより、このような連動
は生じないものとなる。従って、このスイッチ74を切
断状態としておけば、掘起こし刃20が上昇された状態
で納屋等に格納されている状態の上記収穫機の電源スイ
ッチを入り操作したときの、意図しない土移動手段66
の上昇が回避される。
【0055】またエンジン5の回転してない状態では、
タイマユニット77の作用により、土移動手段66は掘
起こし刃20等に関連して自動的に上方移動されること
のないものとなり、従って、自動・手動切換スイッチ7
4が接続状態となされ且つ掘起こし刃20が上昇された
状態で格納されている上記収穫機の電源スイッチを入り
操作しても、エンジン5が回転してない限り、土移動手
段66の意図しない上昇は回避されるものとなる。
【0056】さらに、二次的連動用電流i2はタイマユ
ニット77から一定時間の間しか出力されないため、例
えば土移動手段66の上昇が障害物等に妨げられてリミ
ットスイッチ81の切断される状態まで到達しなかった
としても、電気モータ62にいつまでもその駆動用電流
が供給されることはないのである。
【0057】上記実施例において、土移動手段66は畝
寸法、左右の走行クローラ2a、2b間の寸法、又は、
引抜き搬送ラインHの機体上の位置等に関連して、機体
の巾方向における取付位置を変更されるのであり、また
畝の第何番目の作物条列の収穫時に使用するかについて
も種々に変更されるのであって特に上記用例に限定する
ものではない。
【0058】
【発明の効果】上記した本発明によれば、次のような効
果が得られる。即ち、請求項1によれば、走行装置より
も前方の機体長を従来のものよりも小さくなすことによ
り、収穫作業において引抜き搬送ラインを根菜作物の植
付条列に容易に位置合わせできるようにする等、操縦性
を向上させることができるのであり、また土移動手段に
よる土移動の際の機体進行方向の安定性を向上させるこ
とができると共に、土移動手段が前後向き軸の回転によ
り上下作動されるものとなって、その上下作動のための
機構を簡略化することができる。
【0059】請求項2によれば、前後向き軸の回転作動
による土移動手段の移動により、現在一般に行われてい
る畝栽培における畝において必要とされる土移動を的確
に行わせて収穫中の機体傾斜を小さくすることができ、
この際の土移動手段の移動は前後向き軸の回転のみによ
って得られるため、土移動のための機構を簡易に形成す
ることができるのである。
【0060】請求項3によれば、簡易な構造により抵抗
少なく土移動を行わせることができ、請求項4によれば
さらに抵抗少なく土移動させることができるのであり、
請求項5によれば、土移動手段を労力少なく変位させる
ことができるものである。
【0061】請求項6によれば、堀起こし刃の上昇操作
や走行装置の後進操作等の操作と、土移動手段の上昇と
を簡易な構造により連動させることができると共に、こ
の連動により操作の手間を軽減させることができるので
あり、また土移動手段の上方移動操作を忘れて後進させ
た際に土移動手段が土に食い込んでこれに過大な荷重が
作用するような事態を阻止できるものである。
【0062】請求項7によれば、自動・手動切換スイッ
チ(連動解消スイッチ)が掘起こし刃の上昇操作、及
び、走行装置の後進操作等の操作と、土移動手段の上昇
との連動関係を解消させるものとなるため、不必要なそ
れらの連動を避けることができると共に、意図しないそ
れらの連動による土移動手段の上昇によって土移動手段
と機体との間で挟み付けられる等の事故の発生を阻止す
ることができる。
【0063】請求項8によれば、土移動手段の上昇が異
物等で妨げられること等に起因して、土移動手段を上昇
させるためのアクチュエータの駆動を絶つための別の回
路手段が正常に作動しなかったとしても、このアクチュ
エータの意図しない長時間の駆動を阻止してアクチュエ
ータの焼損等を防止することができるものである。
【0064】請求項9によれば、エンジン停止時で掘起
こし刃が一定高さ以上に上昇されている状態において、
本発明の収穫機の電源スイッチを入り操作しても、この
操作に連動した不用意な土移動手段の上昇は生じなくな
り、この上昇に起因した事故を確実に阻止することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る根菜作物収穫機の側面
図である。
【図2】前記収穫機の概略平面図である。
【図3】前記収穫機の後面図である。
【図4】前記収穫機の制御装置を示す回路図である。
【図5】前記収穫機の使用状態を機体後方側から見てい
る説明図で、Aは第一畝U1の第四番目の条列R4及
び、第二畝U2の第一番目の条列R1を収穫する様子を
示し、Bは第二畝U2の第三番目の条列R3を収穫する
様子を示している。
【符号の説明】
2a、2b 走行クローラ(走行装置) 5 エンジン 20 堀起こし刃 60 回転中心軸(前後向き軸) 62 アクチュエータ(電気モータ) 63 アーム部材 66 土移動手段 74 自動・手動切換スイッチ(連動解消スイッチ) 75 掘起こし刃スイッチ(センサ) 76 後進スイッチ(センサ) B1 電気式連動手段 H 引抜き搬送ライン K 根菜作物

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場に植えられた根菜作物を引き抜いて
    収穫するように作動する根菜作物収穫機において、走行
    装置の後方に前後向き軸を回動可能に設け、この前後向
    き軸にアーム部材(63)を介して土移動手段(66)
    を固設したことを特徴とする根菜作物収穫機。
  2. 【請求項2】 圃場に植えられた根菜作物を引き抜いて
    収穫するように作動する根菜作物収穫機において、走行
    装置の後方で根菜作物の引抜き搬送ラインの延長線上の
    近傍箇所に前後向き軸を回動可能に設け、この前後向き
    軸にアーム部材(63)を介して土移動手段(66)を
    固設したことを特徴とする根菜作物収穫機。
  3. 【請求項3】 土移動手段(66)がディスクプラウで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の根菜作物収
    穫機。
  4. 【請求項4】 ディスクプラウがアーム部材(63)に
    対して回転可能であることを特徴とする請求項3記載の
    根菜作物収穫機。
  5. 【請求項5】 前後向き軸が動力により回転されること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の根菜作物収
    穫機。
  6. 【請求項6】 根菜作物の下層土を破砕して根菜作物を
    抜き上げ易くするための堀起こし刃(20)を上下調節
    作動可能に装着された根菜作物収穫機において、走行装
    置の後方に前後向き軸を回動可能に設け、この前後向き
    軸にアーム部材(63)を介して土移動手段(66)を
    固設し、且つ、堀起こし刃(20)を収穫時深さよりも
    上方へ移動操作したとき又は走行装置を後進操作したと
    きにこれらの操作を検出するものとしたセンサを設け、
    一方では前後向き軸を回動させるためのアクチュエータ
    (62)を設け、センサの検出信号に基づいて、アクチ
    ュエータ(62)が回転作動され土移動板を上昇させる
    構成を特徴とする根菜作物収穫機。
  7. 【請求項7】 根菜作物の下層土を破砕して根菜作物を
    抜き上げ易くするための堀起こし刃(20)を上下作動
    可能に装着された根菜作物収穫機において、走行装置の
    後方に前後向き軸を回動可能に設け、この前後向き軸に
    アーム部材(63)を介して土移動手段(66)を固設
    し、且つ、堀起こし刃(20)を収穫時深さよりも上方
    へ移動操作したとき又は走行装置を後進操作したときに
    これらの操作に関連して土移動手段(66)を上昇させ
    るものとした電気式連動手段(B1)を設け、この連動
    手段は前記操作と土移動手段(66)の上昇との関連を
    解消させるための連動解消スイッチ(74)を備えてい
    ることを特徴とする根菜作物収穫機。
  8. 【請求項8】 根菜作物の下層土を破砕して根菜作物を
    抜き上げ易くするための堀起こし刃(20)を上下作動
    可能に装着された根菜作物収穫機において、走行装置の
    後方に前後向き軸を回動可能に設け、この前後向き軸に
    アーム部材(63)を介して土移動手段(66)を固設
    し、且つ、堀起こし刃(20)を収穫時深さよりも上方
    へ移動操作したとき又は走行装置を後進操作したとき
    に、これらの操作後の一定期間だけ、土移動板の上昇駆
    動用のアクチュエータ(62)を駆動するものとした電
    気式連動手段を設けたことを特徴とする根菜作物収穫
    機。
  9. 【請求項9】 走行動力を発生するためのエンジンが回
    転しているときにのみ、アクチュエータ(62)が駆動
    される構成であることを特徴とする請求項7記載の根菜
    作物収穫機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087324A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Iseki & Co Ltd 根菜類収穫機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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