JP2000316295A - シリアル通信システム及び画像形成装置 - Google Patents

シリアル通信システム及び画像形成装置

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JP2000316295A
JP2000316295A JP12023999A JP12023999A JP2000316295A JP 2000316295 A JP2000316295 A JP 2000316295A JP 12023999 A JP12023999 A JP 12023999A JP 12023999 A JP12023999 A JP 12023999A JP 2000316295 A JP2000316295 A JP 2000316295A
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serial communication
serial
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JP12023999A
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Takashi Soya
崇 征矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルスモータの相データをシリアル通信によ
って送信することにより、画像形成装置内の束線を更に
削減すること。 【解決手段】 CPU302から、通信コントローラ3
01に対してパルスモータを動作する命令がなされる
と、相データ発生部301Bではモータの加速過程に移
行し、所定のタイマ時間になると相データをシリアル通
信部301Bに転送し、相データを更新する。シリアル
通信部301Bは相データを通信IC304にシリアル
通信によって送信する。通信IC304は入力された相
データをパルスモータに供給する。加速過程が終了する
と定速過程に移行する。定速過程も同様に、所定のタイ
マ時間になると相データをシリアル通信部に転送し、相
データを更新する。同様にして減速過程も終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアル通信シス
テムおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示す形式のシリアル通信シ
ステムが考案されている。該シリアル通信システムの構
成は、ホストCPU100とバス接続された通信コント
ローラ101が、通信IC102〜通信IC105と電
源供給ラインとしての+5V、グランドGND、同期ク
ロックラインCLK、シリアル通信のためのデータライ
ンDATAの計4本からなる信号線を介してカスケード
接続されている。
【0003】通信IC102には適数個のクラッチ10
6を駆動するためのパワードライバ108が接続され、
通信IC103には適数個のソレノイド107を駆動す
るためのパワードライバ109が接続され、通信IC1
04および通信IC105には適数個のセンサ110お
よび111が接続されている。
【0004】ホストCPU100からの命令により、通
信コントローラ101と各通信IC102〜105との
間で、図2のように予め決められた通信プロトコルでデ
ータ通信が行われる。この場合、これら通信IC102
〜105は装置内の配置位置とは無関係に各通信ICに
固有のアドレス(アドレス0、アドレス1、アドレス
2、…)を指定することにより、各アドレスの通信IC
102〜105と通信コントローラ101との間で送受
信通信が行われる。
【0005】上記シリアル通信システムの動作の概略を
説明する。先ず、クラッチ106を駆動するために所定
のデータを送信する送信動作を行う場合について説明す
る。ホストCPU100からの送信命令によって通信コ
ントローラ101はCLKラインに所定の周波数のパル
ス列を送出する。そのパルス列に同期して通信コントロ
ーラ101および通信IC102は、図2(a)に図示
するDATAラインの送信データフォーマットに従って
処理を行う。通信コントローラは先ず、通信開始を知ら
せるスタートビットを送出し、次から順次、送信または
受信を指定するビット、所望の通信ICのアドレスビッ
ト列、送信データビット列、パリティビットを送出す
る。通信ICは送出されたアドレスビット列が自分自身
のアドレスと一致した場合にのみ送信データとパリティ
ビットを取り込み、送信データとパリティビットからパ
リティをチェックしてその結果としてのACKを通信コ
ントローラに対して送出する。通信コントローラはAC
Kを読み取り、ACKが正常であった時にのみ通信の終
了を示すストップビットを子通信ICに対して送出し、
送信動作を終了させる。ACKが異常であればストップ
ビットを送出しないで送信動作を終了させる。子通信I
Cはストップビットによって送信されたデータを確定
(出力)するか否かを判断する。
【0006】次に通信IC104に接続されるセンサ1
10の値を読み取る受信動作について説明する。ホスト
CPU100からの受信命令によって通信コントローラ
101はCLKラインに所定の周波数のパルス列を送出
する。そのパルス列に同期して通信コントローラ101
および通信IC104は、図2(b)に図示するDAT
Aラインの受信データフォーマットによって処理を行
う。通信コントローラは先ず、通信開始を知らせるスタ
ートビットを送出し、次から順次、送信または受信を指
定するビット、所望の通信ICのアドレスビット列を送
出する。通信ICは送出されたアドレスビット列が自分
のアドレスと一致した場合にのみ送信データとパリティ
ビットを通信コントローラ101に対して送出する。次
に通信コントローラ101は、受信したデータとパリテ
ィビットからパリティをチェックしてその結果が正常で
あれば受信データを確定し、受信送信動作を終了させ
る。
【0007】このようなシステム構成を用いると、装置
全体の各所に配置された多数のクラッチ、ソレノイド、
センサなどの負荷群を4本のカスケード接続された信号
ラインによって動作させたり、情報を読み取ることが出
来る。
【0008】本例では、1つの通信ICで扱えるデータ
を8ビットとし、1つの通信ラインに8アドレス分の通
信ICを接続して、通信コントローラと通信ICとの間
でデータを送受する構成について説明したが、通信のデ
ータフォーマットの取り決めにより、それらは適当に最
適化した構成に変更できる。また、通信コントローラ機
能を複数有し、それに対応して信号線を増やす事で取り
扱う負荷を増やす事もできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
のようなシリアル通信を用いて、パルスモータの相デー
タをシリアル通信によって取り扱うことにより、例え
ば、複写機、プリンタ等の画像形成装置内の束線を更に
削減することである。
【0010】また、本発明の更なる目的は、上記のよう
にパルスモータの相データをシリアル通信で扱うことで
生ずるモータの回転のジッタを無くすことにある。つま
り、パルスモータの相データはタイマによって正確な時
間間隔で発生するが、ちょうど通信中に相データが発生
した場合に、その通信が終了するまで待ってから送信動
作を行う。その分の通信の遅延がパルスモータの回転の
ジッタとして表れるが、そのジッタ分を吸収することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、シリアルデータを送受信するシ
リアル通信を制御する通信制御手段と、通信ラインを介
して前記通信制御手段に接続され前記通信制御手段との
間でシリアルデータの送受信を行う複数の子通信手段
と、を具えたシリアル通信システムであって、前記通信
制御手段は、パルスモータを回転させるための相データ
を発生する相データ発生手段と、前記子通信手段との間
でシリアル通信を行うシリアル通信手段とを有し、前記
相データ発生手段は相データを前記シリアル通信手段に
転送し、前記シリアル通信手段は前記相データ発生手段
から転送された相データを前記子通信手段へシリアル通
信によって送信し、前記子通信手段は前記シリアル通信
手段から送信された相データをパルスモータに供給する
ことを特徴とする。
【0012】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記相データ発生手段は、前記相データを記憶する
相データ記憶手段と、パルスモータの加速、定速および
減速の少なくとも1つの速度制御を行うタイマ手段と、
前記タイマ手段に基づく所定のタイマ時間に応じて前記
相データ記憶手段内の相データを前記シリアル通信手段
に転送する手段とを有することを特徴とする。
【0013】さらに請求項3の発明は、シリアルデータ
を送受信するシリアル通信を制御する通信制御手段と、
通信ラインを介して前記通信制御手段に接続され前記通
信制御手段との間でシリアルデータの送受信を行う複数
の子通信手段と、を具えたシリアル通信システムであっ
て、前記通信制御手段は、パルスモータを回転させるた
めの相データを発生する相データ発生手段と、前記子通
信手段との間でシリアル通信を行うシリアル通信手段と
を有し、前記相データ発生手段は、前記相データを発生
させるごとにセット信号を発生させるセット信号発生手
段を有し、且つ発生させた相データを前記シリアル通信
手段に転送し、前記シリアル通信手段は前記相データ発
生手段から転送された相データを前記子通信手段へシリ
アル通信によって送信し、前記子通信手段は前記シリア
ル通信手段から出力されたセット信号を入力することに
よって前記相データをパルスモータに供給することを特
徴とする。
【0014】さらに請求項4の発明は、請求項3におい
て、前記相データ発生手段は、前記相データを記憶する
相データ記憶手段と、パルスモータの加速、定速および
減速の少なくとも1つの速度制御を行うタイマ手段と、
前記タイマ手段に基づく所定のタイマ時間に応じて前記
相データ記憶手段内の相データを前記シリアル通信手段
に転送し、前記セット信号発生手段からセット信号を発
生させる手段とを有することを特徴とする。
【0015】さらに請求項5の発明は、請求項3におい
て、前記子通信手段は、前記シリアル通信手段から送信
された相データを前記セット信号が入力するまで保持す
るバッファ手段を有することを特徴とする。
【0016】さらに請求項6の発明は、請求項3におい
て、前記セット信号発生手段は、発生された最後の相デ
ータがシリアル通信によって前記子通信手段に入力され
た所定時間後にセット信号が前記子通信手段に入力され
るように、当該セット信号を発生することを特徴とす
る。
【0017】さらに請求項7の発明は、請求項3におい
て、前記子通信手段は、前記通信制御手段からの相デー
タの入力終了後に当該データを出力する第1の出力モー
ド、および前記通信制御手段からの相データの入力終了
後セット信号が入力された場合にのみ入力された相デー
タを出力する第2の出力モード、のいずれかを選択可能
な出力選択手段と、第2の出力モードが選択された場合
は、前記通信制御手段からのセット信号が入力されるま
で前記入力された相データを保持するバッファ手段とを
有することを特徴とする。
【0018】さらに請求項8の発明は請求項3におい
て、前記セット信号発生手段から出力されるセット信号
は、専用の信号ラインを介して前記子通信手段に入力さ
れることを特徴とする。
【0019】さらに請求項9の発明は、シリアルデータ
を送受信するシリアル通信を制御する通信制御手段と、
通信ラインを介して前記通信制御手段に接続され前記通
信制御手段との間でシリアルデータの送受信を行う複数
の子通信手段と、前記子通信手段に供給するセット信号
を発生するセット信号発生手段と、を具えたシリアル通
信システムであって、前記通信制御手段は、パルスモー
タを回転させるための相データを発生する相データ発生
手段と、前記子通信手段との間でシリアル通信を行うシ
リアル通信手段とを有し、前記相データ発生手段は相デ
ータを前記シリアル通信手段に転送し、前記シリアル通
信手段は前記相データ発生手段から転送された相データ
を前記子通信手段へシリアル通信によって送信し、前記
セット信号発生手段は、所定時間ごとにセット信号を発
生させ、専用の信号ラインを介して前記子通信手段にセ
ット信号を出力し、前記子通信手段は前記セット信号発
生手段から送信されたセット信号を入力することによっ
て前記相データをパルスモータに供給することを特徴と
する。
【0020】さらに請求項10の発明は、請求項9にお
いて、前記相データ発生手段は、前記相データを記憶す
る相データ記憶手段と、パルスモータの加速、定速およ
び減速の少なくとも1つの速度制御を行うタイマ手段
と、前記タイマ手段に基づく所定のタイマ時間に応じて
前記相データ記憶手段内の相データを前記シリアル通信
手段に転送する手段とを有することを特徴とする。
【0021】さらに請求項11の発明は、請求項9にお
いて、前記子通信手段は、前記シリアル通信手段から送
信された相データを前記セット信号が入力するまで保持
するバッファ手段を有することを特徴とする。
【0022】さらに請求項12の発明は、請求項9にお
いて、前記子通信手段は、前記通信制御手段からの相デ
ータの入力終了後に当該データを出力する第1の出力モ
ード、および前記通信制御手段からの相データの入力終
了後セット信号が入力された場合にのみ入力された相デ
ータを出力する第2の出力モード、のいずれかを選択可
能な出力選択手段と、第2の出力モードが選択された場
合は、前記セット信号発生手段からのセット信号が入力
されるまで前記入力された相データを保持するバッファ
手段とを有することを特徴とする。
【0023】さらに請求項13の発明は、請求項1〜1
2のいずれかのシリアル通信システムを有する画像形成
装置を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施例1)図3は、本発明の第
1の実施例に係るシリアル通信システムを用いた画像形
成装置の回路図である。
【0025】コントロール基板300は、本画像形成装
置全体の制御を行う回路基板であって、ここでは、シリ
アル通信に関連する部分、すなわち、ホストCPU30
2と、図4に示す如きホストCPU302の制御手順を
格納したROM302Aと、ホストCPU302の作業
領域を提供するRAM302Bと、ホストCPU302
とバス接続され、ホストCPU302に制御される通信
コントローラ301とを示してある。
【0026】通信コントローラ301は、シリアル通信
部301Aと相データ発生部301Bとを有する。相デ
ータ発生部301Bでは、タイマによってパルスモータ
を動作(ON)させるための相データを所定時間ごとに
発生させ、その相データをシリアル通信で送信するため
にシリアル通信部301Aに転送を行う。
【0027】以上の基本的構成は、以後の各実施例にお
いても同様である。
【0028】次に、本実施例の動作について図4を参照
しながら説明する。
【0029】図4はパルスモータの相データをシリアル
通信で送信を行うための手順を示すフローチャートであ
る。
【0030】先ず、初期設定時に相データ発生部の、パ
ルスモータの相データ、加速/定速/減速過程のステッ
プ数(回転数)、加速/定速/減速のタイマ値の設定を
行う。
【0031】画像形成装置の制御を行うコントロール基
板300上のCPU302から、通信コントローラ30
1に対してパルスモータを動作する命令がなされると
(ステップ402)、相データ発生部ではモータの加速
過程に移行し(ステップ403)、相データの転送、タ
イマの動作が行われ、その後相データの更新が行われる
(ステップ404)。すなわち、所定のタイマ時間にな
ると相データをシリアル通信部に転送し、相データを更
新する(ステップ404)。予め設定された加速ステッ
プが終了するまでステップ404を行い、加速過程が終
了すると定速過程(ステップ406)に移行する。定速
過程も同様に、所定のタイマ時間になると相データをシ
リアル通信部に転送し、相データを更新する(ステップ
407)。定速過程が終了すると減速過程に(ステップ
409)に移行する。減速過程も同様に、所定のタイマ
時間になると相データをシリアル通信部に転送し、相デ
ータを更新する(ステップ410)。減速過程が終了す
ると相データ発生部の動作は終了する。相データ発生手
段が停止することによってパルスモータの回転も停止す
る。
【0032】相データをシリアル通信部へ転送した後の
シリアル通信の動作については、従来例と同様なためこ
こでの説明は省略する。
【0033】本実施例では、加速/定速/減速過程の一
連の流れを説明したが、定速過程のみでも良く、また、
加速/減速過程のみでも良い。
【0034】以上に述べた方法によれば、パルスモータ
の相データをシリアル通信によって取り扱うことによ
り、画像形成装置内の束線を削減することが可能とな
る。
【0035】(実施例2)図5は、本発明の第2の実施
例に係るシリアル通信システムを用いた画像形成装置の
回路図である。
【0036】本実施例においては、相データ発生部50
1Bでは、タイマによってパルスモータを動作(ON)
させるための相データを所定時間ごとに発生させ、その
相データをシリアル通信で送信するためにシリアル通信
部501Aに転送を行う。また、相データ発生部501
Bは、相データの転送と同時に子通信ICに対するセッ
ト信号を発生させ、子通信ICにセット信号を入力し
て、シリアル通信によって既に子通信ICに送信されて
保持されている相データを出力することによってパルス
モータを回転させる。
【0037】次に、本実施例の動作について図6を参照
しながら説明する。
【0038】図6はパルスモータの相データをシリアル
通信で送信を行うための手順を示すフローチャートであ
る。
【0039】先ず、初期設定時に相データ発生部の、パ
ルスモータの相データ、加速/定速/減速過程のステッ
プ数(回転数)、加速/定速/減速のタイマ値の設定を
行う。
【0040】画像形成装置の制御を行うコントロール基
板500上のCPU502から、通信コントローラ50
1に対してパルスモータを動作する命令がなされると
(ステップ602)、相データ発生部ではモータの加速
過程に移行し(ステップ603)、相データの転送、タ
イマの動作、セット信号出力が行われ(ステップ60
4)、相データの更新が行われる(ステップ605)。
その後、所定のタイマ時間になると相データをシリアル
通信部に転送し、子通信IC504に対するセット信号
を出力する(ステップ604)。その後、相データの更
新が行われる(ステップ605)。すなわち、子通信I
C504は、セット信号が入力されるとバッファによっ
て保持されているデータを出力する。予め設定された加
速ステップが終了するまでステップ604、ステップ6
05を行い、加速過程が終了すると定速過程(ステップ
607)に移行する。
【0041】定速過程も同様に、所定のタイマ時間にな
ると相データをシリアル通信部に転送し、子通信IC5
04に対するセット信号を出力し(ステップ608)、
その後、相データを更新する(ステップ609)。子通
信ICは、セット信号が入力されるとバッファによって
保持されているデータを出力する。定速過程が終了する
と減速過程に(ステップ611)に移行する。減速過程
も同様に、所定のタイマ時間になると相データをシリア
ル通信部に転送し、子通信IC504に対するセット信
号を出力し(ステップ612)、そして、相データを更
新する(ステップ613)。子通信IC504は、セッ
ト信号が入力されるとバッファによって保持されている
データを出力する。減速過程が終了すると相データ発生
部では、最後の減速タイマ時間と同じ時間だけタイマが
動作しセット信号のみを1回だけ出力する。これによっ
て減速過程の最後の相データが子通信ICから出力さ
れ、その後モータが停止する。
【0042】相データをシリアル通信部へ転送した後の
シリアル通信の動作については、従来例と同様なためこ
こでの説明は省略する。
【0043】次に、図7を用いて相データ発生手段から
発生した相データが子通信ICから出力されるまでの動
作について詳しく説明する。
【0044】図7は本実施例におけるデータ、信号の動
作を示したものである。
【0045】ホストCPUからのモータON命令によっ
て、相データ発生部から相データAが発生し、シリアル
通信部に転送される。それと同時にセット信号を発生し
て子通信ICに保持されているデータを出力する(ここ
で、この時相データはまだ子通信ICに対して送信され
ていないため、初期値が出力される。)。相データA
は、シリアル通信ラインが空き次第、子通信ICに対し
て送信される。
【0046】その後、所定のタイマ時間になると、相デ
ータ発生手段から相データBが発生し、シリアル通信部
に転送される。それと同時にセット信号を発生して子通
信ICに保持されている相データAを子通信ICから出
力する。相データBは、シリアル通信ラインが空き次
第、子通信ICに対して送信される。
【0047】このように加速/定速/減速過程を経て相
データAからNを出力することによってパルスモータを
回転させる。そして、最後の減速相データOが発生し、
シリアル通信部に転送されると、最後の減速タイマ時間
と同じ時間後にセット信号のみを出力して、相データ発
生部の動作が終了する。この最後のセット信号によって
相データOが子通信ICから出力され、後にパルスモー
タは停止する。
【0048】子通信ICは、通信コントローラからの相
データの入力終了後に当該データを出力する第1の出力
モード、および前記通信コントローラからの相データの
入力終了後セット信号が入力された場合にのみ入力され
た相データを出力する第2の出力モード、のいずれかを
選択可能な出力選択手段と、第2の出力モードが選択さ
れた場合は、前記通信コントローラからのセット信号が
入力されるまで前記入力された相データを保持するバッ
ファ手段とを有することができる。
【0049】本実施例では、加速/定速/減速過程の過
程の一連の流れを説明したが、定速過程のみでも良く、
また、加速/減速過程のみでも良い。
【0050】以上に述べた方法によれば、パルスモータ
の相データをシリアル通信によって取り扱うことによ
り、画像形成装置内の束線を更に削減することが可能で
あり、且つ、シリアル通信によって生ずるモータの回転
のジッタを無くすことが可能となる。
【0051】(実施例3)図8は、本発明の第3の実施
例に係るシリアル通信システムを用いた画像形成装置の
回路図である。
【0052】本実施例においては、相データ発生部で
は、タイマによってパルスモータを動作させるための相
データを所定時間ごとに発生させ、その相データをシリ
アル通信で送信するためにシリアル通信部に転送を行
う。相データの発信後に、ホストCPU802からのセ
ット信号を子通信ICに入力して、その相データを出力
することによってパルスモータを回転させる。
【0053】次に、本実施例の動作について図9を参照
しながら説明する。
【0054】図9はパルスモータの相データをシリアル
通信で送信を行うための手順を示すフローチャートであ
る。(a)は相データをシリアル通信部に転送する手順
を示すフローチャート、(b)はホストCPUがセット
信号を出力する手順を示すフローチャートである。
【0055】図10はパルスモータの相データをシリア
ル通信で送信を行うための手順を示す図である。
【0056】先ず、初期設定時に相データ発生部の、パ
ルスモータの相データ、加速/定速/減速過程のステッ
プ数(回転数)、加速/定速/減速のタイマ値の設定を
行う。
【0057】画像形成装置の制御を行うコントロール基
板800上のCPU802から、通信コントローラ80
1に対してパルスモータを動作する命令がなされると
(ステップ902)、相データ発生部ではモータの加速
過程に移行し(ステップ903)、相データの転送、タ
イマの動作、タイマの動作、相データの更新が行われる
(ステップ904)。その後、所定のタイマ時間になる
と相データをシリアル通信部に転送し、相データの更新
が行われる(ステップ905)。予め設定された加速ス
テップが終了するま加速を行い、加速過程が終了すると
(ステップ904,905)、定速過程(ステップ90
6)に移行する。
【0058】定速過程も同様に、所定のタイマ時間にな
ると相データをシリアル通信部に転送し、相データを更
新する(ステップ907)。定速過程が終了すると減速
過程に(ステップ909)に移行する。減速過程も同様
に、所定のタイマ時間になると相データをシリアル通信
部に転送し、相データを更新する(ステップ910)。
減速過程が終了すると相データ発生部は動作を終了す
る。
【0059】次にホストCPU801の動作について説
明する。ホストCPU801は、通信コントローラ80
1に対してパルスモータを動作する命令を出すと(ステ
ップ921)、相データ発生手段が発生した第1番目の
相データが子通信ICに対して送信された後、通信によ
る遅延を考慮した十分な時間が経過してから、自らが持
つタイマをスタートさせる(ステップ922)。このタ
イマは、通信コントローラ801内の相データ発生手段
の持つタイマ時間と同じ、または、ほぼ同じ時間だけカ
ウントを行う。このタイマによって所定のタイマ時間に
なると、ホストCPU801は子通信IC804に対し
てSET信号を出力する(ステップ923〜931)。
子通信IC804は、セット信号が入力されるとバッフ
ァによって保持されているデータを出力する。
【0060】このように、通信コントローラ801の相
データ発生部を動作させてから、通信の遅延による遅れ
時間を考慮してホストCPU801のタイマを動作させ
ることによって正確なパルスモータの加速/定速/減速
動作を行うことが出来る。但し、通信による遅延を考慮
した十分な時間とは、その相データの送信動作が必ず終
了している。且つ、パルスモータの相データの切替り時
間(周波数)よりも短い時間である。
【0061】相データをシリアル通信部へ転送した後の
シリアル通信の動作については、従来例と同様なためこ
こでの説明は省略する。
【0062】子通信ICは、通信コントローラからの相
データの入力終了後に当該データを出力する第1の出力
モード、および前記通信コントローラからの相データの
入力終了後セット信号が入力された場合にのみ入力され
た相データを出力する第2の出力モード、のいずれかを
選択可能な出力選択手段と、第2の出力モードが選択さ
れた場合は、前記通信コントローラからのセット信号が
入力されるまで前記入力された相データを保持するバッ
ファ手段とを有することができる。
【0063】本実施例では、加速/定速/減速過程の一
例の流れを説明したが、定速過程のみでも良く、また、
加速/減速過程のみでも良い。
【0064】以上に述べた方法によれば、パルスモータ
の相データをシリアル通信によって取り扱うことによ
り、画像形成装置内の束線を更に削減することが可能で
あり、且つ、シリアル通信によって生ずるモータの回転
のジッタを無くすことが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パルス
モータの相データをシリアル通信によって取り扱うこと
により、束線を更に削減することが可能であり、且つ、
シリアル通信によって生ずるモータの回転のジッタを無
くすことが可能となり、パルスモータをスムースに回転
させることが出来る。本発明は、特に、画像形成装置に
おいて顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来画像形成装置において用いられているシリ
アル通信システムについての概略ブロック図である。
【図2】従来シリアル通信システムの送信フレームおよ
び受信フレームを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例における通信システムの
構成を簡潔に示した構成ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例における通信システムの
動作手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例における通信システムの
構成を簡潔に示した構成ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例における通信システムの
動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例における通信システムの
動作手順を示した図である。
【図8】本発明の第3の実施例における通信システムの
構成を簡潔に示した構成ブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施例における通信システムの
動作手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例における通信システム
の動作手順を示した図である。
【符号の説明】
301 シリアル通信の制御を行う通信コントローラ 302 画像形成装置の制御を行うCPU 304〜305 通信IC 306 パルスモータ 308 パルスモータのモータドライバ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルデータを送受信するシリアル通
    信を制御する通信制御手段と、通信ラインを介して前記
    通信制御手段に接続され前記通信制御手段との間でシリ
    アルデータの送受信を行う複数の子通信手段と、を具え
    たシリアル通信システムであって、 前記通信制御手段は、パルスモータを回転させるための
    相データを発生する相データ発生手段と、前記子通信手
    段との間でシリアル通信を行うシリアル通信手段とを有
    し、 前記相データ発生手段は相データを前記シリアル通信手
    段に転送し、前記シリアル通信手段は前記相データ発生
    手段から転送された相データを前記子通信手段へシリア
    ル通信によって送信し、前記子通信手段は前記シリアル
    通信手段から送信された相データをパルスモータに供給
    することを特徴とするシリアル通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記相データ発生手段は、前記相データを記憶する相デ
    ータ記憶手段と、パルスモータの加速、定速および減速
    の少なくとも1つの速度制御を行うタイマ手段と、前記
    タイマ手段に基づく所定のタイマ時間に応じて前記相デ
    ータ記憶手段内の相データを前記シリアル通信手段に転
    送する手段とを有することを特徴とするシリアル通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 シリアルデータを送受信するシリアル通
    信を制御する通信制御手段と、通信ラインを介して前記
    通信制御手段に接続され前記通信制御手段との間でシリ
    アルデータの送受信を行う複数の子通信手段と、を具え
    たシリアル通信システムであって、 前記通信制御手段は、パルスモータを回転させるための
    相データを発生する相データ発生手段と、前記子通信手
    段との間でシリアル通信を行うシリアル通信手段とを有
    し、 前記相データ発生手段は、前記相データを発生させるご
    とにセット信号を発生させるセット信号発生手段を有
    し、且つ発生させた相データを前記シリアル通信手段に
    転送し、前記シリアル通信手段は前記相データ発生手段
    から転送された相データを前記子通信手段へシリアル通
    信によって送信し、前記子通信手段は前記シリアル通信
    手段から出力されたセット信号を入力することによって
    前記相データをパルスモータに供給することを特徴とす
    るシリアル通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記相データ発生手段は、前記相データを記憶する相デ
    ータ記憶手段と、パルスモータの加速、定速および減速
    の少なくとも1つの速度制御を行うタイマ手段と、前記
    タイマ手段に基づく所定のタイマ時間に応じて前記相デ
    ータ記憶手段内の相データを前記シリアル通信手段に転
    送し、前記セット信号発生手段からセット信号を発生さ
    せる手段とを有することを特徴とするシリアル通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記子通信手段は、前記シリアル通信手段から送信され
    た相データを前記セット信号が入力するまで保持するバ
    ッファ手段を有することを特徴とするシリアル通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記セット信号発生手段は、発生された最後の相データ
    がシリアル通信によって前記子通信手段に入力された所
    定時間後にセット信号が前記子通信手段に入力されるよ
    うに、当該セット信号を発生することを特徴とするシリ
    アル通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記子通信手段は、前記通信制御手段からの相データの
    入力終了後に当該データを出力する第1の出力モード、
    および前記通信制御手段からの相データの入力終了後セ
    ット信号が入力された場合にのみ入力された相データを
    出力する第2の出力モード、のいずれかを選択可能な出
    力選択手段と、第2の出力モードが選択された場合は、
    前記通信制御手段からのセット信号が入力されるまで前
    記入力された相データを保持するバッファ手段とを有す
    ることを特徴とするシリアル通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項3において、 前記セット信号発生手段から出力されるセット信号は、
    専用の信号ラインを介して前記子通信手段に入力される
    ことを特徴とするシリアル通信システム。
  9. 【請求項9】 シリアルデータを送受信するシリアル通
    信を制御する通信制御手段と、通信ラインを介して前記
    通信制御手段に接続され前記通信制御手段との間でシリ
    アルデータの送受信を行う複数の子通信手段と、前記子
    通信手段に供給するセット信号を発生するセット信号発
    生手段と、を具えたシリアル通信システムであって、 前記通信制御手段は、パルスモータを回転させるための
    相データを発生する相データ発生手段と、前記子通信手
    段との間でシリアル通信を行うシリアル通信手段とを有
    し、 前記相データ発生手段は相データを前記シリアル通信手
    段に転送し、前記シリアル通信手段は前記相データ発生
    手段から転送された相データを前記子通信手段へシリア
    ル通信によって送信し、 前記セット信号発生手段は、所定時間ごとにセット信号
    を発生させ、専用の信号ラインを介して前記子通信手段
    にセット信号を出力し、 前記子通信手段は前記セット信号発生手段から送信され
    たセット信号を入力することによって前記相データをパ
    ルスモータに供給することを特徴とするシリアル通信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記相データ発生手段は、前記相データを記憶する相デ
    ータ記憶手段と、パルスモータの加速、定速および減速
    の少なくとも1つの速度制御を行うタイマ手段と、前記
    タイマ手段に基づく所定のタイマ時間に応じて前記相デ
    ータ記憶手段内の相データを前記シリアル通信手段に転
    送する手段とを有することを特徴とするシリアル通信シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記子通信手段は、前記シリアル通信手段から送信され
    た相データを前記セット信号が入力するまで保持するバ
    ッファ手段を有することを特徴とするシリアル通信シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項9において、 前記子通信手段は、前記通信制御手段からの相データの
    入力終了後に当該データを出力する第1の出力モード、
    および前記通信制御手段からの相データの入力終了後セ
    ット信号が入力された場合にのみ入力された相データを
    出力する第2の出力モード、のいずれかを選択可能な出
    力選択手段と、第2の出力モードが選択された場合は、
    前記セット信号発生手段からのセット信号が入力される
    まで前記入力された相データを保持するバッファ手段と
    を有することを特徴とするシリアル通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかのシリアル
    通信システムを有する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018888A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Naltec Inc 周辺機器を制御する方法およびプログラム
JP2009219084A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Nec Infrontia Corp セキュリティシステム

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