JP2000316086A - 画像データ生成プログラムを記録した媒体、画像データ生成装置および画像データ生成方法 - Google Patents

画像データ生成プログラムを記録した媒体、画像データ生成装置および画像データ生成方法

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JP2000316086A
JP2000316086A JP2000086582A JP2000086582A JP2000316086A JP 2000316086 A JP2000316086 A JP 2000316086A JP 2000086582 A JP2000086582 A JP 2000086582A JP 2000086582 A JP2000086582 A JP 2000086582A JP 2000316086 A JP2000316086 A JP 2000316086A
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Tadao Tomiyama
忠夫 富山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての銀塩写真部分を含む画像データについ
て拡大/縮小処理が実行されてしまい、各銀塩写真の相
対的な大きさを変化させることができないといった課題
があった。 【解決手段】 スキャナ20のフラットベッド21上に
任意に配置したオブジェクト画像である写真60を設定
した所定の整列位置に自動的に補正するに際して、同設
定にて同じく設定される拡大縮小率71gに基づいて各
オブジェクト画像を拡大あるいは縮小する。そして、拡
大縮小した写真60を組み込んで画像データを生成する
ことによって、写真60を整列させつつ、各おオブジェ
クト画像を所望の大きさに変形させた画像データを取得
することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ生成プ
ログラムを記録した媒体、画像データ生成装置および画
像データ生成方法に関し、特に、元画像データに含まれ
るオブジェクト画像を整列させた画像データを生成する
画像データ生成プログラムを記録した媒体、画像データ
生成装置および画像データ生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラなどにより撮影し
たデジタル画像から所望の出力を取得するために、この
デジタルカメラをパソコンに接続するとともに、このパ
ソコンで画像編集アプリケーションを起動し、デジタル
カメラから画像データを取り込んで所望の画像処理を行
い、ディスプレイやプリンタを介して出力している。そ
の一方で従来のカメラで撮った銀塩写真などを劣化しな
い状態で保存したり、この銀塩写真に所望の編集を行っ
たりするため、スキャナを利用して銀塩写真を取込み、
デジタルの画像データに変換して保存することが行われ
つつある。例えば、フラットベッドタイプのスキャナを
利用してこのような作業する場合、まず最初に、フラッ
トベッドに所望の銀塩写真を配置する。そして、スキャ
ン動作を実行し、銀塩写真をドットマトリクス状の画素
から構成されるデジタル画像データとして格納する。そ
して、上述したようにパソコン上で画像編集アプリケー
ションを起動し、この画像データを取り込み、色調整や
所望の編集を行っている。一方、上述したようにフラッ
トベッドスキャナを利用して銀塩写真を取り込む場合、
各銀塩写真は利用者の手によりフラットベッドに配置さ
れる。このとき、本来はフラットベット上に整列させて
配列しなければならないものの、かかる配置作業は煩雑
であり、各銀塩写真が傾いて配置される場合がある。こ
のような場合、従来は銀塩写真の配置時の傾きを整列す
るように補正して画像データを生成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した手法によれ
ば、スキャナを利用して利用者の手により煩雑に配置さ
れた銀塩写真を取り込み、銀塩写真を自動的に整列され
た画像データを生成することはできる。しかし、当該画
像データは、フラットベット全体をスキャンして取得し
た画像データであり、複数の銀塩写真がある場合にも一
つの画像データとして取り扱われてしまう。このとき、
画像編集アプリケーションにてこの画像データを編集す
る場合であって、画像データに対して拡大/縮小処理を
実行するとき、画像データ全体、すなわち、全ての銀塩
写真部分を含む画像データについて拡大/縮小処理が実
行されてしまい、各銀塩写真の相対的な大きさを変化さ
せることができないといった課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、画像データに含まれる銀塩写真、すなわち、オ
ブジェクト画像を整列させた画像データを生成するとと
もに、各オブジェクト画像に対し所定の倍率にて個別に
拡大/縮小処理を実行することにより、画像データに形
成される各オブジェクト画像の構成を自在にすることが
可能な画像データ生成プログラムを記録した媒体、画像
データ生成装置および画像データ生成方法の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、オブジェクト画像を有す
る元画像データから同オブジェクト画像を所定の整列位
置に補正した画像データを生成する画像データ生成プロ
グラムを記録した媒体であって、ドットマトリクス状の
画素から形成される上記元画像データを取得する元画像
データ取得機能と、上記取得した元画像データから上記
オブジェクト画像を抽出するオブジェクト画像抽出機能
と、上記抽出したオブジェクト画像の上記整列位置への
整列条件を判定する整列条件判定機能と、上記整列条件
に基づいて上記オブジェクト画像を上記整列位置に補正
するとともに、同オブジェクト画像を個別に所定の倍率
にて変形させた画像データを生成する画像データ生成機
能とを実現させる構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、オブジェクト画像を有する元画像データ
から同オブジェクト画像を所定の整列位置に補正した画
像データを生成するに際して、各オブジェクト画像を個
別に拡大縮小した画像データを生成する画像データ生成
プログラムを記録した媒体を提供する。かかる場合、元
画像データ取得機能にてドットマトリクス状の画素から
形成される元画像データを取得する。次に、オブジェク
ト画像抽出機能は元画像データ取得機能が取得した元画
像データからオブジェクト画像を抽出する。オブジェク
ト画像が抽出されると、整列条件判定機能はこの抽出さ
れたオブジェクト画像が所定の整列位置に整列可能な整
列条件を判定する。そして、画像データ生成機能は、こ
の整列条件判定機能が判定した整列条件に基づいて、オ
ブジェクト画像を上記整列位置に補正する。この補正に
伴ない、オブジェクト画像を個別に所定の倍率に基づい
て変形させる。そして、オブジェクト画像が所定の倍率
に変形されると同時に整列位置に補正された画像データ
を生成する。すなわち、元画像データに含まれる各オブ
ジェクト画像を整列させつつ、所望の大きさに変形させ
ることができるので、画像データにおけるオブジェクト
画像を自在に構成することが可能になる。
【0007】ここで、各機能はソフトウェアにおける処
理により実現するものであってもかまわないし、ハード
ウェアに組み込んで実現するものであってもかまわな
い。むろん、一部の機能をハードウェアにて実現し、他
の機能をソフトウェアにて実現するものであってもよ
い。ここで、整列とは、画像データ全体において、オブ
ジェクト画像がバランス良く整然と配置された態様を表
現していることは言うまでもなく、利用者に指定された
所望の位置に同オブジェクト画像を配置することも整列
させることを表現していることに含まれることは言うま
でもない。
【0008】そして、この整列を実現する整列条件は、
例えば、印刷紙の垂直方向に斜めに傾いているオブジェ
クト画像を同印刷紙の一辺に垂直にするための回転角度
であったり、所定の整列位置まで水平移動させる水平移
動量や垂直移動させる垂直移動量であったりする。むろ
ん、整列位置までの斜め移動量は、上述した水平移動量
と垂直移動量により求めることが可能であることは言う
までもないし、回転角度、垂直移動量、水平移動量を適
宜組み合わせて整列条件としても良い。
【0009】画像データ生成機能にて各オブジェクト画
像を所定の倍率にて変形させて生成する画像データの構
成の一例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に
記載の画像データ生成プログラムを記録した媒体におい
て、上記画像データ生成機能は、上記オブジェクト画像
が複数ある場合、各オブジェクト画像の変形後のサイズ
が略一致する倍率にて各オブジェクト画像を変形させる
構成としてある。上記のように構成した請求項2にかか
る発明においては、元画像データにオブジェクト画像が
複数ある場合であって、各オブジェクト画像を所定の倍
率にて個別に変形させる場合、画像データ生成機能は各
オブジェクト画像の変形後のサイズが略一致する倍率に
基づいて各オブジェクト画像を変形させる。これによ
り、各オブジェクト画像を略同一のサイズで整列させる
ことが可能になり、オブジェクト画像が見栄え良く配列
された画像データを取得することが可能になる。
【0010】整列して補正されたオブジェクト画像を画
像データ上に配列するに際しては、各オブジェクト画像
を密着させて配列してもよいし、適宜余白を設けて配列
してもよい。また、余白を設けて配列した場合に、この
状態でオブジェクト画像を適宜所定の倍率で変形させた
ときに、余白についても同様な倍率で変形させてもよ
い。すなわち、オブジェクト画像の大きさと余白の大き
さとの相対的な関係を保持してもよい。一方、このよう
な余白は、単にオブジェクト画像間の境界を明示するこ
とができればよいため、オブジェクト画像の変形と同様
な変形させる必要もない。そこで、請求項3にかかる発
明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像
データ生成プログラムを記録した媒体において、上記画
像データ生成機能は、上記整列位置に補正するに際し
て、各オブジェクト画像間に所定幅を備えた余白を形成
するとともに、所定の倍率にて各オブジェクト画像を変
形させるに際して、同余白の幅を同倍率に依存させない
構成としてある。上記のように構成した請求項3にかか
る発明においては、画像データ生成機能にてオブジェク
ト画像を整列位置に補正するに際して、各オブジェクト
画像間に所定幅を備えた余白を形成する。ここで、各オ
ブジェクト画像を所定の倍率に基づいて変形させる場合
においては、上記余白の幅を同倍率に依存させないよう
にする。従って、余白の幅を変形させないようにしても
良いし、余白は独自の倍率によって変形させるようにし
ても良い。これにより、オブジェクト画像の配列をより
見栄え良くすることが可能になる。
【0011】ここで、オブジェクト画像抽出機能は、元
画像データ取得機能にて取得した元画像データからオブ
ジェクト画像部分を抽出することができればよく、この
抽出方法には多種の手法を採用することが可能である。
例えば、オブジェクト画像と背景との境界を示すエッジ
画素を検出するとともに、このエッジ画素に概略囲まれ
ている部分をオブジェクト画像として認識するする手法
であってもよいし、画像データ全体の色度の分布を算出
し、背景と色度の分布が異なる部分をオブジェクト画像
と認識する手法であってもよい。
【0012】この前者の例として、請求項4にかかる発
明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像デー
タ生成プログラムを記録した媒体において、上記オブジ
ェクト画像抽出機能は、上記元画像データにおける隣接
する画素間の輝度勾配である差分からエッジ画素を判別
するとともに、同エッジ画素に基づいて上記オブジェク
ト画像を抽出する構成としてある。上記のように構成し
た請求項4にかかる発明において、オブジェクト画像抽
出機能にてオブジェクト画像を抽出するに際して、最初
に元画像データ取得機能にて取得した元画像データの各
画素の輝度を算出し、この算出した各画素の輝度に基づ
いてさらに各隣接する画素間の輝度勾配の差分を算出す
る。そして、この差分が所定のしきい値以上であると、
エッジ画素として取得し、このエッジ画素に基づいてオ
ブジェクト画像を形成する部分を認識する。
【0013】しかし、前者の例を採用した場合、輝度勾
配のみによってオブジェクト画像と背景との境界を示す
エッジ画素を判定することができない場合がある。例え
ば、オブジェクト画像と背景との色あいが近似、すなわ
ち、オブジェクト画像と背景との輝度がおおよそ同じに
なる場合である。このときは、後者の例を採用すること
により正確にオブジェクト画像を認識することが可能に
なる。そこで、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の画像データ生成プログラムを
記録した媒体において、上記オブジェクト画像抽出機能
は、上記元画像データにおける色度の分布を算出すると
ともに、同色度の分布に基づいて上記オブジェクト画像
を抽出する構成としてある。上記のように構成した請求
項5にかかる発明において、オブジェクト画像抽出機能
は、元画像データ取得機能にて取得した元画像データの
各画素の色度を取得する。このとき、画像データ全体の
色度の分布を算出し、この画像データ全体の色度の分布
と各画素の色度に基づいてオブジェクト画像を形成する
部分を認識する。
【0014】複数の元画像データから適宜選択したオブ
ジェクト画像によって画像データが生成することができ
ると好適である。そこで、請求項6にかかる発明は、請
求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像データ生成プ
ログラムを記録した媒体において、上記元画像データ取
得機能は、複数の元画像データを取得し、上記オブジェ
クト画像抽出機能は、各元画像データから抽出した各オ
ブジェクト画像を選択可能にするとともに、上記整列条
件判定機能は、同選択されたオブジェクト画像の整列条
件を判定し、上記画像データ生成機能は、上記選択され
たオブジェクト画像について上記整列条件に基づいて整
列位置に補正するとともに、個別に所定の倍率で変形さ
せた画像データを生成する構成としてある。上記のよう
に構成した請求項6にかかる発明においては、元画像デ
ータ取得機能にて複数の元画像データを取得し、オブジ
ェクト画像抽出機能にて各元画像データから抽出した各
オブジェクト画像を選択可能にする。ここで、整列条件
判定機能は、選択されたオブジェクト画像の整列条件を
判定する。そして、画像データ生成機能は、選択された
オブジェクト画像について整列条件に基づいて整列位置
に補正するとともに、個別に所定の倍率で変形させた画
像データを生成する。これにより複数の元画像データか
ら所望のオブジェクト画像を選択して配列させた画像デ
ータを取得することが可能になる。
【0015】上述してきた画像データ生成プログラムを
記録した媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気
記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記
録媒体においても全く同様に考えることができる。ま
た、一次複製品、二次複製品などの複製段階については
全く問う余地無く同等である。さらに、一部がソフトウ
ェアであって、一部がハードウェアで実現されている場
合においても発明の思想において全く異なるものではな
く、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適
宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
【0016】また、このような画像データ生成プログラ
ムを記録した媒体は、単独で取引の対象となるととも
に、この画像データ生成プログラムが実現する各機能を
実行可能な手段にて構成した実体のある装置としても取
引の対象とすることができることはいうまでもない。こ
のため請求項7〜請求項12にかかる発明は、上述した
画像データ生成プログラムを記録した媒体にて実現され
る機能を実体化して、同様の効果を奏する画像データ生
成装置を提供する。
【0017】さらに、このようにオブジェクト画像を有
する元画像データから同オブジェクト画像を所定の整列
位置に補正した画像データを生成する手法は必ずしも実
体のある画像データ生成装置に限られる必要はなく、そ
の方法としても機能することは容易に理解できる。この
ため、請求項13〜請求項18にかかる発明は、上述し
た画像データ生成装置を実現する方法を提供するもので
ある。すなわち、必ずしも実体のある画像データ生成装
置に限らず、画像データ生成方法としても有効であるこ
とに相違はない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、元画像デ
ータに含まれるオブジェクト画像を整列させた画像デー
タを生成するにあたり、各オブジェクト画像に対し個別
に所定の倍率にて拡大/縮小処理を実行することによ
り、画像データに形成される各オブジェクト画像の構成
を自在に構成した画像データを生成することが可能な画
像データ生成プログラムを記録した媒体を提供すること
ができる。また、請求項2にかかる発明によれば、オブ
ジェクト画像が見栄え良く配列された画像データを取得
することが可能になる。さらに、請求項3にかかる発明
によれば、オブジェクト画像の配列をより見栄え良くす
ることが可能になる。さらに、請求項4にかかる発明に
よれば、簡易な手法でオブジェクト画像を抽出すること
が可能になる。さらに、請求項5にかかる発明によれ
ば、より簡易な手法でオブジェクト画像を抽出すること
が可能になる。さらに、請求項6にかかる発明によれ
ば、複数の元画像データから所望のオブジェクト画像を
選択して配列させた画像データを取得することが可能に
なる。さらに、請求項7〜請求項12にかかる発明によ
れば、上記請求項1〜請求項6に記載したのと同様な効
果を奏することが可能な画像データ生成装置を提供する
ことができる。さらに、請求項13〜請求項18にかか
る発明によれば、上記請求項1〜請求項6に記載したの
と同様な効果を奏することが可能な画像データ生成方法
を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる画像データ生成プログラムPにて実現する各機能に
ついてのクレーム対応図を示している。同図において、
画像データ生成プログラムPは、元画像データ取得機能
C1にてオブジェクト画像11,12がランダムに配置
された元画像データData1を取得し、オブジェクト
画像抽出機能C2にこの元画像データData1を渡
す。オブジェクト画像抽出機能C2は、所定の手法(背
景とオブジェクト画像11,12との境界をエッジ画素
として検出したり、背景とオブジェクト画像11,12
とを色分布にて区別する。)にて元画像データData
1からオブジェクト画像11,12を抽出する。この抽
出によって元画像データData1におけるオブジェク
ト画像11,12の位置を取得することができる。この
位置はオブジェクト画像11,12の各画素の座標や傾
き角度の位置情報にて構成される。
【0020】そして、整列条件判定機能C3は、この抽
出されたオブジェクト画像11,12の位置情報と、こ
のオブジェクト画像11,12を整列させる所定の整列
位置情報とに基づいて、オブジェクト画像11,12の
整列条件を判定する。次に、画像データ生成機能C4は
この判定された整列条件に基づいてオブジェクト画像1
1,12の位置を補正した構成を含む画像データを生成
するに際して、上記整列位置情報にて設定されるオブジ
ェクト画像11,12に対する所定の倍率に基づいて同
オブジェクト画像11,12を個別に変形させた画像デ
ータData2〜4を生成する。
【0021】次に、本画像データ生成装置を適用したカ
ラー複写装置を図2の外観斜視図により示す。同図にお
いて、本カラー複写装置10はカラースキャナ20と、
コピーサーバ30と、カラープリンタ40とから構成さ
れており、コピーサーバ30による制御に基づいてカラ
ースキャナ20にてカラー画像を読み込むと、読み込ま
れた画像データを同コピーサーバ30が画像処理して印
刷データを生成し、この印刷データに基づいてカラープ
リンタ40がカラー印刷する。このカラー印刷は利用者
による操作パネル35の操作に従って実施される。かか
る操作を実施するために、操作パネル35にはコピー開
始ボタン35aであるとか、コピー枚数を入力したり、
スキャンする画像に配置する写真などのオブジェクト画
像の位置を補正する場合の各種設定条件を指定するテン
キー35bなどの各種の操作ボタンとともに、操作情報
を確認するための液晶表示器35cなども備えられてい
る。
【0022】図3は、カラースキャナ20の概略構成を
示しており、本実施形態においてはフラットベッドタイ
プの構成を採用している。同図において、本カラースキ
ャナ20は、スキャン対象物を載置する透明板材21の
下方に照明ランプ22とラインセンサ23とが往復スラ
イド移動可能に支持されているとともに、これらを駆動
するための駆動ベルト24aとプーリ24bと駆動モー
タ24cとが配置され、制御回路25に接続されてい
る。カラー画像を読み込むときには、制御回路25から
の制御信号に基づいて照明ランプ22が点灯すると、透
明板材21を介してスキャン対象物を照明するので、同
スキャン対象物からの反射光が同透明板材21を介して
ラインセンサ23に照射される。
【0023】ラインセンサ23には光の三原色に対応す
るフィルタとCCD素子とが一色につき一列、通常三列
配置されており、この三列のCCD素子によりスキャン
対象物の水平方向にわたる一列分の色配置を読み込み、
画像データとして出力する。一方、制御回路25は駆動
モータ24cを駆動させることにより、これらの照明ラ
ンプ22とラインセンサ24とを一体的にスキャン対象
物の垂直方向に向かって移動させ、微少距離分だけ移動
せしめる毎にラインセンサ23から画像データを取得し
て出力する。これにより外部的にはスキャン対象物を水
平方向に主走査しながら垂直方向に副走査し二次元の画
像データを生成していくことになる。
【0024】図4および図5は、コピーサーバ30の構
成を概略ブロック図により示している。同図において、
コピーサーバ30は概略的にはコンピュータと同等であ
り、CPU31のバス32に対してRAM33とROM
34と操作パネル35とハードディスク36とI/F3
7とが接続される構成になっている。これらについては
特に説明を要しないが、I/F37を介してカラースキ
ャナ20やカラープリンタ40が接続されている。ま
た、ROM34には基本的な演算プログラムや変換テー
ブルが書き込まれており、CPU31はRAM33をワ
ークエリアとして使用しながら同基本プログラムを実行
するし、必要に応じて変換テーブルを参照する。また、
CPU31はバス32を介して同操作パネル35の操作
状況を監視可能となっている。本実施形態においてはI
/F37を特定していないが、同I/F37はカラース
キャナ20やカラープリンタ40をコピーサーバ30に
接続可能であればよく、LPTポートにより接続する形
態であってもよいし、USBポートやSCSIにより接
続する形態であっても構わない。
【0025】ハードディスク36にはカラースキャナ2
0を駆動するスキャナドライバ38aやプリンタ40を
駆動するプリンタドライバ38bが格納されており、カ
ラースキャナ20から画像データを取得したりカラープ
リンタ40へ画像データを出力可能になっている。そし
て、この取得した画像データや出力する画像データを一
時的に蓄えるようなバッファとして使用したり、スキャ
ナドライバ38aが取得した画像データを読み込み所定
の画像データ補正処理を実施するとともに、この補正を
実施した画像データをプリンタドライバ38bに出力し
カラー印刷させる画像データ生成プログラム39などを
格納している。
【0026】図6はカラープリンタ40の構成を概略的
に示しており、記録紙上に対してドットマトリクス状に
色インクを吐出して印字を行うインクジェット方式を採
用している。より詳細には、三つの印字ヘッドユニット
41aからなる印字ヘッド41と、この印字ヘッド41
を制御する印字ヘッドコントローラ42と、同印字ヘッ
ド41を桁方向に移動させる印字ヘッド桁移動モータ4
3と、印字用紙を行方向に送る紙送りモータ44と、こ
れらの印字ヘッドコントローラ42と印字ヘッド桁移動
モータ43と紙送りモータ44における外部機器とのイ
ンターフェイスにあたるプリンタコントローラ45とか
ら構成されている。
【0027】このカラープリンタ40は印字インクとし
て四色の色インクを使用するものであり、各印字ヘッド
ユニット41aにはそれぞれ独立した二列の印字ノズル
が形成されている。供給する色インクは印字ノズルの列
単位で変えることができ、この場合は図示左方の印字ヘ
ッドユニット41aについては二列とも黒色インク
(K)を供給し、図示右方の印字ヘッドユニット41a
については左列にマゼンタ色インク(M)を供給すると
ともに右列にイエロー色インク(Y)を供給し、図示真
ん中の印字ヘッドユニット41aについては左列にシア
ン色インク(C)を供給するとともに右列は不使用とし
ている。
【0028】なお、本実施形態においては、四色の色イ
ンクを使用しているが、三つの印字ヘッドユニット41
aにおける二列の印字ノズルを最大限に利用して六色の
色インクを使用することも可能である。この場合、シア
ンとマゼンタについては濃色インクと淡色インクとを使
用するものとし、さらにイエローとブラックとを使用し
て合計六色とすることができる。また、本実施形態にお
いては、このようなコピーサーバ30を核とする専用の
カラー複写装置10として本画像データ生成装置を適用
しているが、図7に示すようなカラースキャナ51とカ
ラープリンタ52を備えたパソコン53によってカラー
複写システムを採用したとしても同様に実現できること
はいうまでもない。
【0029】図8は、コピーサーバ30が実行するカラ
ー複写処理の一例の概略をフローチャートにより示して
いる。以下、このカラー複写処理を基準に画像データ生
成処理について説明する。同図において、本カラー複写
処理を概略的に説明すると、ステップ110ではコピー
の開始操作を待機し、ステップS115〜S125では
所定の粗解像度によるプレスキャンを実行し、フラット
ベッド21に載置されたスキャン対象物の画像データを
読み込むとともに、同スキャン対象物に含まれているオ
ブジェクト画像を抽出する。この抽出によりオブジェク
ト画像が存在する位置を判別し、この判別により位置情
報を取得する。そして、利用者が設定した所定の整列条
件とこのオブジェクト画像の位置情報とに基づいて、オ
ブジェクト画像が整列する整列条件を算出し判定する。
【0030】ステップS130〜S150では所定の密
解像度による本スキャンを実行している。この場合、密
解像度による読み込みのため画像データの容量が大きく
なる。従って、本スキャンは所定のバンド幅毎に画像は
読み込まれることになる。このバンド幅毎の画像データ
がステップS120にて取得された位置情報と照合し、
該当するオブジェクト画像を抽出し、整列位置に補正さ
れたオブジェクト画像データとして格納する。また、ス
テップS155にて全てのバンド幅の本スキャンが完了
するとスキャン対象物のスキャンが終了したと判定され
て本スキャンは終了する。そして、ステップS160に
おいて、ステップS145にて抽出し、ステップS15
0にて格納したオブジェクト画像の画像データを整列位
置に移動補正した画像データを作成して、カラープリン
タ40に出力する。そして、カラープリンタ40はステ
ップS165にて同補正後の画像データを印刷する。
【0031】より具体的な動作を図9〜図16を使用し
て説明する。本実施形態では図9に示すようにスキャナ
20のフラットベッド21にオブジェクト画像として一
枚の写真60を載置し、利用者が整列条件として写真6
0を整列位置61に補正する設定を行った場合について
説明する。
【0032】本カラー複写装置10の利用者がフラット
ベッド21に写真60を載置し、コピー開始ボタン35
aを押し下げると、ステップS115のプレスキャンの
実行が開始される。そして、照明ランプ22が点灯しフ
ラットベッド21の上方からスキャンを開始する。この
とき、ラインセンサ24は垂直方向に移動しつつ50d
piの低解像度によりスキャンを実行する。そして、こ
の50dpiからなる画像データをハードディスク36
に格納する。本実施形態においては、プレスキャンを解
像度50dpiの低解像度により実行する構成を採用し
ているが、むろん、この解像度は50dpiに限定され
るものではなく、60dpiであってもよい。また、操
作パネル35あるいはパソコン53が備えるキーボード
やマウスから所定の方法により適宜変更可能であること
はいうまでもない。
【0033】次に、ステップS120にてオブジェクト
画像である写真60を抽出し、当該写真60の位置情報
の取得を実行する。この位置情報はオブジェクト画像を
構成する各画素からエッジ画素を検出することにより行
う。この検出は、図10に示すように50dpiのドッ
トマトリクス状の画素からなる画像データについて処理
対象画素を水平方向に主走査しつつ垂直方向に副走査し
て移動させ、各画素についてエッジ画素であるか否かを
判定することにより行われる。ここで、エッジ画素であ
るか否かを判定するにあたっては、色差成分に基づいて
行う手法が有効であるため、本実施形態においては各画
素のR(赤)およびB(黒)の階調データから輝度成分
Yを減算してそれぞれ色差成分C1,C2を求める。な
お、この色差成分C1,C2は、 C1=R−Y …(1) C2=B−Y …(2) と表すことができる。しかしながら、R(赤)G(緑)
B(黒)の階調データは直接には輝度の値を持っておら
ず、輝度を求めるためにLuv表色空間に色変換するこ
とも可能であるが、演算量などの問題からテレビジョン
などの場合に利用されているRGBから輝度を直に求め
る次式の変換式を利用する。 Y=0.30R+0.59G+0.11B …(3)
【0034】このように取得したエッジ画素は、写真6
0の境界部分を示すことになるから、隣接する画素間で
色差成分C1,C2の変化度合いが大きいといえる。従
って、次の二つの判定基準のうちでいずれか一方を充足
する場合にエッジ画素として判断することができる。 |C1(x,y)−C1(x−1,y−1)|≧Th1 …(4) |C2(x,y)−C2(x−1,y−1)|≧Th2 …(5) なお、ここにおけるxは水平方向の座標を示しており、
yは垂直方向の座標を示している。
【0035】すなわち、写真60の境界部分に該当する
画素を中心としたドットマトリクス状の画素からなる画
像データにおいて、隣接する斜め方向の画素間で色差成
分C1,C2の変化度合いを求め、それぞれしきい値T
h1,Th2以上あるか否かを判定していることに他な
らない。そして、いずれか一方の判断基準を充足する場
合にエッジ画素と判断していることになる。一方、エッ
ジ画素であるか否かを輝度勾配の大小で判断するように
してもよく、この場合には上述した(4)および(5)
式を次式に代替すればよい。 |Y(x,y)−Y(x−1,y−1)|≧Th3 …(6) この(6)式をエッジ画素の判断基準として用いれば、
(4)および(5)式を用いる場合に比べて演算量が半
減されることは容易に分かる。このようにエッジ画素を
取得すると図11に示すように、写真60と背景との境
界部分のエッジ画素を特定することが可能になり、この
エッジ画素にて囲まれた写真60のオブジェクト画像領
域を特定することが可能になる。このオブジェクト画像
領域に基づいて写真60の位置情報を取得する。
【0036】ここで、位置情報は、オブジェクト画像領
域に含まれる各画素についての座標にて構成するように
してもよいし、オブジェクト画像領域の周縁部を形成す
るエッジ画素についての座標にて構成するようにしても
よいし、または、画素60aなどのようなオブジェクト
画像領域の四隅を示すエッジ画素についての座標にて構
成するようにしてもよい。さらには、所定の画素60a
の座標のみならず、写真60のエッジ画素にて写真60
の所定の1辺を形成するエッジ画素集合60bのフラッ
トベット21に対する傾き角度であってもよい。むろ
ん、座標と傾き角度を組み合わせて位置情報としてもよ
いことは言うまでもない。
【0037】上述した手法により算出されたエッジ画素
によって囲まれたオブジェクト画像領域から写真60の
位置情報が取得されると、ステップS121にて、液晶
表示器35c、あるいは、パソコン53のCRT上に図
12(a)に示す当該写真60のプレビュー画面70を
表示する。同図に示したプレビュー画面70は、フラッ
トベット21に配置された写真60の位置関係を概略的
に表示したものであり、利用者は、当該プレビュー画面
70にてフラットベット21に対する写真60の位置関
係を把握することが可能になる。そして、ステップS1
22にて、プレビュー画面70に図12(b)に示した
整列条件設定画面71を併せて表示させる。かかる整列
条件設定画面71は、写真60の位置情報をX座標71
aと、Y座標71bと、傾き角度71cとにより表示す
る。このX座標71a,Y座標71b,傾き角度71c
は、上述した位置情報に基づいて、図12(c)に示す
データをX座標α,Y座標β,傾き角度γを導入する。
【0038】X座標71aおよびY座標71bは、エッ
ジ画素60aのフラットベット21の左方下端に設定し
た基準点からの垂直・水平方向の距離となる。また、傾
き角度71cは、上述したエッジ画素集合60bとフラ
ットベッド21の垂直方向とにより形成される傾きとな
る。そして、利用者が写真60を所定の位置に整列させ
たいと考えた場合は、「自動」あるいは「手動」を選択
する。ここで、「手動」を選択すると、写真60を利用
者の所望の位置に整列させることが可能となる。かかる
場合、利用者は整列条件設定画面71にて、適宜X座標
71dと、Y座標71eと、傾き角度71fとを設定す
る。また、写真60について拡大/縮小させたい場合に
は、拡大/縮小71gにて所定の倍率を設定する。
【0039】このとき、利用者が上述した各設定71d
〜71gを入力すると、図12(a)のプレビュー画面
70にてその設定を認識が可能になるようにする。具体
的には、図12(a)にこの整列条件設定に基づいて、
設定領域を点線で表現する仮想オブジェクト画像領域6
00を表示させる。従って、整列条件設定画面71にて
各設定71d〜71gを入力すると、当該設定に対応し
て仮想オブジェクト画像領域600が移動することによ
って、利用者は自己が設定した内容に対応して写真60
が仮想オブジェクト画像領域601に整列されることを
認識することが可能になる。利用者は最適な整列位置を
設定すると、OK71hを選択する。一方、「自動」を
選択すると、予め決められた手順に従って自動的に整列
位置を設定する。この場合、例えば、「傾き角度を0度
にする。」と予め決められている場合は、写真60の傾
き角度γが0度なるように整列位置を自動設定する。こ
のとき、X座標,Y座標は傾き角度の設定に対応した最
小限の移動量が自動設定される。
【0040】ここで、整列条件の設定に際して、「手
動」が選択され、X座標71dおよびY座標71eに
て、図13に示す整列画素60a1が設定されるととも
に、傾き角度71fに0度が設定されると、ステップS
125にて整列条件を判定する。かかる判定は、エッジ
画素60aが整列画素60a1に対し水平方向に移動す
る画素数と垂直方向に移動する画素数とにより判定され
るとともに、エッジ画素集合60bがフラットベット2
1の垂直方向と形成する傾き角度にて判定される。すな
わち、写真60の画像データを整列条件設定に基づいて
整列させる場合、垂直方向移動画素数と、水平方向移動
画素数と、上記傾き角度を変更する回転角度との3つの
パラメータにより判定することになる。かかる場合、図
14に示すように写真60の画像データを回転角度γに
て時計反対方向に回転させるとともに、垂直方向にβ画
素分移動させ、水平方向にα画素分移動させることによ
って設定した整列位置に写真60を移動させることがで
きることが分かる。
【0041】このように、プリスキャンにて取得した低
解像度の画像データからオブジェクト画像である写真6
0の位置情報を取得し、「手動」による利用者の設定し
た整列条件設定71d〜71gあるいは「自動」による
予め決められた整列条件設定に基づいて、整列条件を判
定すると、より緻密な写真60の画像を再現するため
に、ステップS130の本スキャンによる画像データの
読み込みを実行する。この本スキャンは600dpiの
高解像度によりスキャンを行うため、読み込む画像デー
タ量が膨大になる。従って、ステップS135では、図
15に示すように所定のバンド幅毎にスキャンを実行す
るとともに、その都度、画像データを取得してハードデ
ィスク36に一時保存するか、あるいは、RAM33に
一時展開する。 本実施形態においては図15に示すよ
うに副走査方向に所定のバンド幅1〜5に分割する構成
を採用している。ここで、このバンド幅によるスキャン
が実行されると、ステップS140にて位置情報と照合
され、当該読み込んだバンド幅にて区分された画像デー
タに写真60の画像データが存在するか否かを判定す
る。本実施形態では、位置情報からバンド幅3,4に写
真60の画像データが含まれていることが分かるため、
このバンド幅3,4の本スキャンが実行されたときに、
ステップS145にて、図16に示すように写真60の
分割部分である写真60a2と写真60a3とを抽出
し、この写真60a2と写真60a3を統合し写真60
を復元可能とする。そして、ステップS150にて、バ
ンド幅3,4から抽出されるとともに、統合して復元さ
れた写真60の画像データをハードディスク36に一時
保存する。ここで、バンド幅5までスキャンが実行され
ると、ステップS155により本スキャンは終了する。
【0042】本実施形態においては、本スキャンを解像
度600dpiの高解像度により実行する構成を採用し
ているが、むろん、この解像度は600dpiに限定さ
れるものではなく、400dpiであってもよい。ま
た、操作パネル35あるいはパソコン53が備えるキー
ボードやマウスから所定の方法により適宜変更可能であ
ることはいうまでもない。また、本実施形態において
は、本スキャン実行時にスキャンを実施するバンド幅を
画像データの垂直方向が五分割される幅により実施する
構成を採用しているが、むろん、このように五分割に限
定されれるものではなく、適宜変更可能であることはい
うまでもない。
【0043】そして、一時保存された写真60の画像デ
ータは、本スキャン終了後、ステップS160にて整列
条件設定に基づき整列位置に位置補正などされるととも
に、補正後の画像データが生成される。この生成された
画像データは、ステップS165にてプリンタドライバ
38bを介して印刷データとしてカラープリンタ40に
送出される。印刷データを入力したカラープリンタ40
は、所定の動作を実行して整列後の画像を印刷する。こ
のように作成された画像データは、印刷する用紙の大き
さに応じて、カラープリンタ40側で自動的に拡大また
は縮小してもよい。
【0044】本実施形態では、整列させるオブジェクト
画像の対象として、一枚の写真60をフラットベッド2
1上に載置して同写真60の画像データの位置を整列さ
せる構成を採用している。むろん、このような一つのオ
ブジェクト画像に限定されるものではないことはいうま
でもなく、複数のオブジェクト画像をフラットベッド2
1に載置しプレスキャンを実行後に本スキャンを実行さ
せ、それぞれを所定の整列位置に整列させたり、拡大縮
小させたりしてもよい。
【0045】また、本実施形態ではスキャナ20にフラ
ットベッドタイプを採用し、フラットベッド21に載置
した写真60の位置情報をプレスキャンにより取得する
とともに整列条件を判定し、本スキャンを実行しつつ写
真60の画像データを整列位置61に補正した新たな画
像データを作成する構成を採用している。むろん、この
ような構成に限定されるものではなく、スキャナ20は
フラットベッドタイプに限定されるものではなくシート
フィードタイプのスキャナであってもよい。かかる場
合、例えば、複数の写真をシートフィーダに載置し、プ
レスキャンを実行し写真の大きさなどを位置情報として
取得してプレビュー画面70に適宜表示させ、この表示
に基づいて利用者が整列条件設定画面71で所定の整列
位置を設定し、本スキャンを実行して画像データを取り
込みつつ、上記整列条件に基づいて複数の写真を適宜配
置した画像データを生成する構成であってもかまわな
い。
【0046】このように、本実施形態においてはプレス
キャン処理にて画像データにおける写真、すなわち、オ
ブジェクト画像の位置を取得し、取得した位置および設
定された整列条件に基づいて本スキャン処理を実行し、
オブジェクト画像の位置を整列位置に補正する手法を採
用する。従って、オブジェクト画像の位置情報の取得、
および、整列条件設定に対応する整列条件の判定を粗解
像度の元画像データに基づいて実行することができるた
め、画像データの生成処理を高速化することが可能にな
る。しかし、画像データに含まれるオブジェクト画像の
位置情報を取得して、設定された整列条件に基づいて各
オブジェクト画像の位置を所定の整列位置に補正する場
合、プレスキャン処理にてオブジェクト画像の位置情報
などを取得する手法に限定されるものではない。
【0047】ここで、図17のフローチャートにコピー
サーバ30が実行するカラー複写処理の他の一例の概略
を示す。以下、このカラー複写処理を基準に画像データ
補正処理について説明する。同図においては、ステップ
210でコピーの開始操作を待機し、ステップS215
にて所定の解像度によりスキャン対象物を読み込む。か
かる解像度は、上述した本スキャン処理における解像度
に該当する。そして、ステップS220にて読み込んだ
スキャン対象物の画像データを生成する。そして、ステ
ップS225では、この画像データに基づいて、スキャ
ン対象物のオブジェクト画像の位置情報を取得する。次
に、この位置情報に基づいて、ステップS226にて上
述した図12(a)に示すプレビュー画面70を表示さ
せ、このプレビュー画面70に表示された写真60の配
置態様を参照しつつ、ステップS227で利用者は整列
条件設定画面71にて適宜整列条件を設定する。
【0048】そして、この設定された整列条件に基づい
てステップS230にて各オブジェクト画像の整列条件
を判定する。かかるオブジェクト画像の位置情報の取得
および整列条件の判定の手法は、上述したのと同様の手
法を採用する。そして、ステップS230にて判定され
た整列条件に基づいて、ステップS235はステップS
220にて生成された画像データを修正し、ステップS
240にて各オブジェクト画像の位置が整列位置に補正
された画像データを生成するとともに、カラープリンタ
40に出力する。そして、カラープリンタ40は、ステ
ップS245にて同補正後の画像データを印刷する。
【0049】本実施形態においては、画像データを本ス
キャン処理にて全て読み込み、画像データを生成した後
に、この画像データよりオブジェクト画像を抽出して各
オブジェクト画像の位置情報の取得および整列条件の判
定を行う構成を採用しているが、むろん、各オブジェク
ト画像の位置情報の取得および整列条件の判定を行うに
あたって、上述したように所定のバンド幅にてスキャン
対象物を読み込みつつ、オブジェクト画像の位置情報の
取得、プレビュー画面70の表示、整列条件設定および
整列条件の判定を行う構成を採用してもかまわない。
【0050】また、本実施形態においては、ステップS
160およびステップS240にて生成した画像データ
を出力する場合、カラープリンタ40にオブジェクト画
像の位置が補正された画像データを出力する構成を採用
しているが、図18に示すように、ハードディスク36
に出力し、ステップS300にて同ハードディスク36
に格納するようにしてもよい。かかる場合、図19
(a)に示すように、スキャン対象物にオブジェクト画
像A〜Cが配置され、補正にて所定の整列条件に基づい
て整列された画像データを格納する場合、図19(b)
に示すように、オブジェクト画像AをA.bmpとし、
オブジェクト画像BをB.bmpとし、オブジェクト画
像CをC.bmpとして各オブジェクト画像ごとに画像
データを生成し、ハードディスク36に格納するように
してもよい。また、各オブジェクト画像A〜Cが含まれ
た画像Xについて、X.bmpという画像データを生成
し、ハードディスク36に格納するようにしてもよい。
むろん、A〜B.bmpおよびX.bmpを同時に生成
して格納するようにしてもよい。
【0051】ここで、整列条件設定画面71にてオブジ
ェクト画像に対して拡大/縮小71gに所定の倍率を設
定した場合の一例を図20に示す。図において、図20
(a)は設定された整列位置に写真61を整列させた態
様を示している。ここで、拡大/縮小71にて所定の拡
大倍率を設定すると、図20(b)に示すように整列位
置にて写真61を拡大した写真61aとすることが可能
になる。また、所定の縮小倍率を設定することによっ
て、図20(c)に示すように整列位置にて写真61を
縮小した写真61bとすることが可能になる。
【0052】ここで、オブジェクト画像が複数ある場合
の整列補正について図21および図22を使用して説明
する。かかる場合、図12(b)に示した整列条件設定
画面71によって、それぞれのオブジェクト画像を適宜
所望の整列位置に移動するように設定すればよい。むろ
ん、このとき整列条件設定画面71には複数のオブジェ
クト画像に対応した位置情報が表示されるとともに、整
列条件設定が可能になることは言うまでもない。この整
列条件の設定の具体的態様としては、図21(a)に示
した配置となっているオブジェクト画像A〜Cを、図2
1(b)に示すように上から順番にオブジェクト画像A
1〜C1と整列させるものであってもよいし、図21
(c)に示すように横方向に順番にオブジェクト画像A
2〜C2と整列させるようにしてもよい。また、一つの
オブジェクト画像に対して複数の整列条件を設定するこ
とによって、図21(d)に示すように同一オブジェク
ト画像が複数枚になるようにオブジェクト画像A2〜C
2,A3〜C3と整列させるようにしてもよい。
【0053】他の態様を図22に示す。図22(a)に
示すようにオブジェクト画像A,Bが整列されている場
合、所定の手法によってオブジェクト画像A,Bを関連
付けて、図22(b)に示すように、オブジェクト画像
Aの拡大に伴ない同等の倍率でオブジェクト画像Bを拡
大して上から順番に整列させるようにしてもよい。ま
た、図22(c)に示すようにオブジェクト画像A,B
が同一の大きさになるように拡大するようにしてもよ
い。むろん、拡大率やは整列方法は適宜変更可能である
ことはいうまでもない。ここで、l1〜l3はオブジェ
クト画像間の余白を示している。
【0054】ここで、図12(b)に示した整列条件設
定画面71とは異なる設定内容を設定可能な条件設定画
面を図23に示す。同図において、条件設定画面80
は、上述したステップS115およびステップS215
にて読み取られた画像データのイメージを画面左側のプ
レビュー表示81に表示させ、利用者にスキャン対象物
に含まれるオブジェクト画像の数、状況などを提示す
る。本実施形態においては、オブジェクト画像A〜Cを
提示した態様を示している。そして、画面右側には、抽
出されたオブジェクト画像A〜Cおよび全体画像につい
て、コピー枚数および拡大縮小を指示する操作画面8
2,83を表示する。
【0055】利用者は、コピー対象82aとなるオブジ
ェクト画像A〜Cおよび全体画像をトグルスイッチ82
bにて選択し、枚数82cを設定する。また、各オブジ
ェクト画像A〜Cおよび全体画像を拡大縮小したい場合
は、拡大縮小対象83aにて所望の対象を選択し、拡大
縮小のスケールバー83bを調整する。これに対応し
て、プレビュー表示81の各オブジェクト画像A〜Cお
よび全体画像は拡大縮小し、利用者は出力したい所望の
画像を前もって確認する。また、拡大縮小83にて所定
のオブジェクト画像A〜Cを選択し、サイズ合わせ84
にて、拡大縮小83にて選択しないオブジェクト画像A
〜Cを選択した場合は、拡大縮小83にて選択したオブ
ジェクト画像A〜Cに対するスケールバー83bの調整
に対応して、サイズ合わせ84にて選択したオブジェク
ト画像A〜Cの大きさを変化させる。これにより、上述
した図22(b)に示す態様を実現することが可能にな
る。
【0056】一方、拡大縮小83にて所定のオブジェク
ト画像A〜Cを選択し、サイズ合わせ84にて、拡大縮
小83にて選択したオブジェクト画像A〜Cを選択する
とともに、他のオブジェクト画像A〜Cを選択した場合
は、拡大縮小83にて選択したオブジェクト画像A〜C
に対するスケールバー83bの調整にて変化したオブジ
ェクト画像A〜Cの大きさに合わせて、サイズ合わせ8
4にて選択したオブジェクト画像A〜Cの大きさを変化
させる。これにより、上述した図22(c)に示す態様
を実現することが可能になる。ここで、余白設定85
は、各オブジェクト画像A〜C間の余白の幅を設定する
項目であり、「固定」を選択すれば、図22に示す余白
l1〜l3は予め決められた固定幅に形成される。ま
た、「可変」が選択され、所定の数値が設定されると、
余白l1〜l3は当該設定値にて形成される。そして、
上述した設定が終了すると、コピー開始ボタン84を押
し下げるとステップS110およびステップ210にて
コピー開始を検出し、カラー複写処理が設定された内容
に基づいて実行される。かかる場合は、ステップS12
1,S122およびS226およびS227の処理はシ
ョートカットされることになる。
【0057】このように、スキャナ20のフラットベッ
ド21上に任意に配置したオブジェクト画像である写真
60を設定した所定の整列位置に自動的に補正するに際
して、同設定にて同じく設定される拡大縮小率71gに
基づいて各オブジェクト画像を拡大あるいは縮小する。
そして、拡大縮小した写真60を組み込んで画像データ
を生成することによって、写真60を整列させつつ、各
オブジェクト画像を所望の大きさに変形させた画像デー
タを取得することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像データ生成装
置のクレーム対応図である。
【図2】本画像データ補正装置を適用したカラー複写装
置の概略外観図である。
【図3】本カラー複写装置のスキャナの構成を示した概
略図である。
【図4】本カラー複写装置のコピーサーバの構成を示し
た概略ブロック図である。
【図5】同コピーサーバの構成を示した概略ブロック図
である。
【図6】本カラー複写装置のカラープリンタの構成を示
した概略図である。
【図7】本カラー複写装置の変形例を示したコンピュー
タシステムの概略外観図である。
【図8】同コピーサーバが実行する画像データ補正処理
の処理内容を示したフローチャートである。
【図9】同スキャナのフラットベッドに写真が置かれた
場合の上面図である。
【図10】ドットマトリクス状の画像データの概略図で
ある。
【図11】ドットマトリクス状の画像データに存在する
写真の画像データを示した図である。
【図12】写真を整列させる整列条件の設定画面の表示
態様を示した図である。
【図13】写真を示す画像データの整列条件である整列
基準画素を示した図である。
【図14】写真を示す画像データの整列条件を示した図
である。
【図15】本スキャン実行時のバンド幅を示した概略図
である。
【図16】本スキャン実行時の写真の画像データの抽出
状況を示した図である。
【図17】同コピーサーバが実行する画像データ補正処
理の他の処理内容を示したフローチャートである。
【図18】画像データ補正処理における画像データを出
力する場合の他の一例を示したフローチャートである。
【図19】画像データをオブジェクト画像単位でハード
ディスクに格納する場合の格納状態を示した図である。
【図20】オブジェクト画像を整列した後に拡大または
縮小した場合を示した図である。
【図21】複数のオブジェクト画像を整列させる一例を
示した図である。
【図22】複数のオブジェクト画像を整列させる他の一
例を示した図である。
【図23】拡大・縮小などの操作を実施する操作画面の
一例を示した図である。
【符号の説明】
C1…元画像データ取得機能 C2…オブジェクト画像抽出機能 C3…整列条件判定機能 C4…画像データ生成機能 Data1…元画像データ(オブジェクト画像がランダ
ムに配置) Data2…画像データ Data3…画像データ Data4…画像データ 11…オブジェクト画像 12…オブジェクト画像 P…画像データ生成プログラム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクト画像を有する元画像データ
    から同オブジェクト画像を所定の整列位置に補正した画
    像データを生成する画像データ生成プログラムを記録し
    た媒体であって、 ドットマトリクス状の画素から形成される上記元画像デ
    ータを取得する元画像データ取得機能と、 上記取得した元画像データから上記オブジェクト画像を
    抽出するオブジェクト画像抽出機能と、 上記抽出したオブジェクト画像の上記整列位置への整列
    条件を判定する整列条件判定機能と、 上記整列条件に基づいて上記オブジェクト画像を上記整
    列位置に補正するとともに、同オブジェクト画像を個別
    に所定の倍率にて変形させた画像データを生成する画像
    データ生成機能とを実現させることを特徴とする画像デ
    ータ生成プログラムを記録した媒体。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像データ生成プ
    ログラムを記録した媒体において、 上記画像データ生成機能は、上記オブジェクト画像が複
    数ある場合、各オブジェクト画像の変形後のサイズが略
    一致する倍率にて各オブジェクト画像を変形させること
    を特徴とする画像データ生成プログラムを記録した媒
    体。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の画像データ生成プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記画像データ生成機能は、上記整列位置に補正するに
    際して、各オブジェクト画像間に所定幅を備えた余白を
    形成するとともに、所定の倍率にて各オブジェクト画像
    を変形させるに際して、同余白の幅を同倍率に依存させ
    ないことを特徴とする画像データ生成プログラムを記録
    した媒体。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ生成プログラムを記録した媒体におい
    て、 上記オブジェクト画像抽出機能は、上記元画像データに
    おける隣接する画素間の輝度勾配である差分からエッジ
    画素を判別するとともに、同エッジ画素に基づいて上記
    オブジェクト画像を抽出することを特徴とする画像デー
    タ生成プログラムを記録した媒体。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ生成プログラムを記録した媒体におい
    て、 上記オブジェクト画像抽出機能は、上記元画像データに
    おける色度の分布を算出するとともに、同色度の分布に
    基づいて上記オブジェクト画像を抽出することを特徴と
    する画像データ生成プログラムを記録した媒体。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の画像データ生成プログラムを記録した媒体におい
    て、 上記元画像データ取得機能は、複数の元画像データを取
    得し、上記オブジェクト画像抽出機能は、各元画像デー
    タから抽出した各オブジェクト画像を選択可能にすると
    ともに、上記整列条件判定機能は、同選択されたオブジ
    ェクト画像の整列条件を判定し、上記画像データ生成機
    能は、上記選択されたオブジェクト画像について上記整
    列条件に基づいて整列位置に補正するとともに、個別に
    所定の倍率で変形させた画像データを生成することを特
    徴とする画像データ生成プログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 ドットマトリクス状の画素から形成され
    るとともに、オブジェクト画像を有する元画像データを
    取得する元画像データ取得手段と、 上記取得した元画像データから上記オブジェクト画像を
    抽出するオブジェクト画像抽出手段と、 上記抽出したオブジェクト画像を所定の整列位置に補正
    する整列条件を判定する整列条件判定手段と、 上記整列条件に基づいて上記オブジェクト画像を上記整
    列位置に補正するとともに、同オブジェクト画像を個別
    に所定の倍率にて変形させた画像データを生成する画像
    データ生成手段とを具備することを特徴とする画像デー
    タ生成装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の画像データ生成装
    置において、 上記画像データ生成手段は、上記オブジェクト画像が複
    数ある場合、各オブジェクト画像の変形後のサイズが略
    一致する倍率にて各オブジェクト画像を変形させること
    を特徴とする画像データ生成装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項7または請求項8のいずれか
    に記載の画像データ生成装置において、 上記画像データ生成手段は、上記整列位置に補正するに
    際して、各オブジェクト画像間に所定幅を備えた余白を
    形成するとともに、所定の倍率にて各オブジェクト画像
    を変形させるに際して、同余白の幅を同倍率に依存させ
    ないことを特徴とする画像データ生成装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項7〜請求項9のいずれかに
    記載の画像データ生成装置において、 上記オブジェクト画像抽出手段は、上記画像データにお
    ける隣接する画素間の輝度勾配である差分からエッジ画
    素を判別するとともに、同エッジ画素に基づいて上記オ
    ブジェクト画像を抽出することを特徴とする画像データ
    生成装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項7〜請求項9のいずれかに
    記載の画像データ生成装置において、 上記オブジェクト画像抽出手段は、上記画像データにお
    ける色度の分布を算出するとともに、同色度の分布に基
    づいて上記オブジェクト画像を抽出することを特徴とす
    る画像データ生成装置。
  12. 【請求項12】 上記請求項7〜請求項11のいずれか
    に記載の画像データ生成装置において、 上記元画像データ取得手段は、複数の元画像データを取
    得し、上記オブジェクト画像抽出手段は、各元画像デー
    タから抽出した各オブジェクト画像を選択可能にすると
    ともに、上記整列条件判定手段は、同選択されたオブジ
    ェクト画像の整列条件を判定し、上記画像データ生成手
    段は、上記選択されたオブジェクト画像について上記整
    列条件に基づいて整列位置に補正するとともに、個別に
    所定の倍率で変形させた画像データを生成することを特
    徴とする画像データ生成装置。
  13. 【請求項13】 オブジェクト画像を有する元画像デー
    タから同オブジェクト画像を所定の整列位置に補正した
    画像データを生成する画像データ生成方法であって、 ドットマトリクス状の画素から形成される上記元画像デ
    ータを取得する元画像データ取得工程と、 上記取得した元画像データから上記オブジェクト画像を
    抽出するオブジェクト画像抽出工程と、 上記抽出したオブジェクト画像の上記整列位置への整列
    条件を判定する整列条件判定工程と、 上記整列条件に基づいて上記オブジェクト画像を上記整
    列位置に補正するとともに、同オブジェクト画像を個別
    に所定の倍率にて変形させた画像データを生成する画像
    データ生成工程とを具備することを特徴とする画像デー
    タ生成方法。
  14. 【請求項14】 上記請求項13に記載の画像データ生
    成方法において、 上記画像データ生成工程は、上記オブジェクト画像が複
    数ある場合、各オブジェクト画像の変形後のサイズが略
    一致する倍率にて各オブジェクト画像を変形させること
    を特徴とする画像データ生成方法。
  15. 【請求項15】 上記請求項13または請求項14のい
    ずれかに記載の画像データ生成方法において、 上記画像データ生成工程は、上記整列位置に補正するに
    際して、各オブジェクト画像間に所定幅を備えた余白を
    形成するとともに、所定の倍率にて各オブジェクト画像
    を変形させるに際して、同余白の幅を同倍率に依存させ
    ないことを特徴とする画像データ生成方法。
  16. 【請求項16】 上記請求項13〜請求項15のいずれ
    かに記載の画像データ生成方法において、 上記オブジェクト画像抽出工程は、上記画像データにお
    ける隣接する画素間の輝度勾配である差分からエッジ画
    素を判別するとともに、同エッジ画素に基づいて上記オ
    ブジェクト画像を抽出することを特徴とする画像データ
    生成方法。
  17. 【請求項17】 上記請求項13〜請求項15のいずれ
    かに記載の画像データ生成方法において、 上記オブジェクト画像抽出工程は、上記画像データにお
    ける色度の分布を算出するとともに、同色度の分布に基
    づいて上記オブジェクト画像を抽出することを特徴とす
    る画像データ生成方法。
  18. 【請求項18】 上記請求項13〜請求項17のいずれ
    かに記載の画像データ生成方法において、 上記元画像データ取得工程は、複数の元画像データを取
    得し、上記オブジェクト画像抽出工程は、各元画像デー
    タから抽出した各オブジェクト画像を選択可能にすると
    ともに、上記整列条件判定工程は、同選択されたオブジ
    ェクト画像の整列条件を判定し、上記画像データ生成工
    程は、上記選択されたオブジェクト画像について上記整
    列条件に基づいて整列位置に補正するとともに、個別に
    所定の倍率で変形させた画像データを生成することを特
    徴とする画像データ生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012105019A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Toshiba Corp 画像処理装置、方法およびそのプログラム

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