JP2000315454A - シャドウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置 - Google Patents
シャドウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置Info
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- JP2000315454A JP2000315454A JP12580399A JP12580399A JP2000315454A JP 2000315454 A JP2000315454 A JP 2000315454A JP 12580399 A JP12580399 A JP 12580399A JP 12580399 A JP12580399 A JP 12580399A JP 2000315454 A JP2000315454 A JP 2000315454A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属薄板マスクをフレーム上にセッティング
する際に、部分的にたるみやねじれが発生し、その状態
のままチャッキングで保持してテンションを付加するの
で、溶接固着後に所要のテンション分布が得られず、シ
ワなどが発生し、また、フレームに対する金属薄板マス
クの溶接固着位置精度に悪影響を与えていた。 【解決手段】 金属薄板マスクをフレーム上にセッティ
ングする際に、支持フレーム部とほぼ同じ曲率を有する
マスク支持板が支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面に
おいて金属薄板マスクを支持する。
する際に、部分的にたるみやねじれが発生し、その状態
のままチャッキングで保持してテンションを付加するの
で、溶接固着後に所要のテンション分布が得られず、シ
ワなどが発生し、また、フレームに対する金属薄板マス
クの溶接固着位置精度に悪影響を与えていた。 【解決手段】 金属薄板マスクをフレーム上にセッティ
ングする際に、支持フレーム部とほぼ同じ曲率を有する
マスク支持板が支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面に
おいて金属薄板マスクを支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属薄板マスクを
フレーム上に溶接固着するシャドウマスク製造方法およ
びそれを用いた製造装置に係り、特に所望のテンション
が得られ、シワのない安定したシャドウマスクを実現す
る製造方法およびそれを用いた製造装置に関する。
フレーム上に溶接固着するシャドウマスク製造方法およ
びそれを用いた製造装置に係り、特に所望のテンション
が得られ、シワのない安定したシャドウマスクを実現す
る製造方法およびそれを用いた製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テンション型のシャドウマスクは、多数
列のストライプ状のスリットを開孔形成する金属薄板マ
スク、もしくは縦長孔状のスロット孔配列を有する金属
薄板マスクと、これを支持するフレームとからなる。フ
レームは金属薄板マスクに接合して固着される支持フレ
ーム部と、支持フレーム部を弾性支持する弾性フレーム
部とから構成される。
列のストライプ状のスリットを開孔形成する金属薄板マ
スク、もしくは縦長孔状のスロット孔配列を有する金属
薄板マスクと、これを支持するフレームとからなる。フ
レームは金属薄板マスクに接合して固着される支持フレ
ーム部と、支持フレーム部を弾性支持する弾性フレーム
部とから構成される。
【0003】テンション型のシャドウマスクの製造方法
としては、従来は図6〜図8に示す方法が一般的であっ
た。図6のように、フレーム1を装置上にセッティング
し、支持フレーム部2の側面より加圧具6を係合せし
め、加圧具6を外方から内方に向けて加圧してフレーム
1を変形させる。その後、図7のように、金属薄板マス
ク3をフレーム1上に載せ、支持フレーム部2とほぼ同
じ曲率を有するチャッキング7で保持し、金属薄板マス
ク3のスロット孔4の長手方向(Y方向)に所要のテン
ションFy、場合によってはその鉛直方向(X方向)に
も所要のテンションFxを加えながら下方からZ方向に
フレーム1を押し上げて金属薄板マスク3を支持フレー
ム部2の溶接面8に突き当て溶接固着していた。その
後、加圧具6による加圧を解除し、金属薄板マスク3の
不要部分を削除して、シャドウマスクが完成する。
としては、従来は図6〜図8に示す方法が一般的であっ
た。図6のように、フレーム1を装置上にセッティング
し、支持フレーム部2の側面より加圧具6を係合せし
め、加圧具6を外方から内方に向けて加圧してフレーム
1を変形させる。その後、図7のように、金属薄板マス
ク3をフレーム1上に載せ、支持フレーム部2とほぼ同
じ曲率を有するチャッキング7で保持し、金属薄板マス
ク3のスロット孔4の長手方向(Y方向)に所要のテン
ションFy、場合によってはその鉛直方向(X方向)に
も所要のテンションFxを加えながら下方からZ方向に
フレーム1を押し上げて金属薄板マスク3を支持フレー
ム部2の溶接面8に突き当て溶接固着していた。その
後、加圧具6による加圧を解除し、金属薄板マスク3の
不要部分を削除して、シャドウマスクが完成する。
【0004】しかしながら、金属薄板マスク3をフレー
ム1上にセッティングする際に、図8のように部分的に
たるみやねじれが発生し、その状態のままチャッキング
7で保持してテンションを付加することになるので、溶
接固着後に所要のテンション分布が得られずシワなどが
発生し、また、フレーム1に対する金属薄板マスク3の
溶接固着位置精度に悪影響を与えていた。
ム1上にセッティングする際に、図8のように部分的に
たるみやねじれが発生し、その状態のままチャッキング
7で保持してテンションを付加することになるので、溶
接固着後に所要のテンション分布が得られずシワなどが
発生し、また、フレーム1に対する金属薄板マスク3の
溶接固着位置精度に悪影響を与えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の技
術では、金属薄板マスクをフレーム上にセッティングす
る際に、部分的にたるみやねじれが発生し、その状態の
ままチャッキングで保持してテンションを付加するの
で、溶接固着後に所要のテンション分布が得られずシワ
などが発生し、また、フレームに対する金属薄板マスク
の溶接固着位置精度に悪影響を与えていた。
術では、金属薄板マスクをフレーム上にセッティングす
る際に、部分的にたるみやねじれが発生し、その状態の
ままチャッキングで保持してテンションを付加するの
で、溶接固着後に所要のテンション分布が得られずシワ
などが発生し、また、フレームに対する金属薄板マスク
の溶接固着位置精度に悪影響を与えていた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、金属薄板マスクをフレーム上にセッテ
ィングする際に、たるみやねじれが発生せず、テンショ
ン付加、溶接固着後も、所要のテンション分布が得ら
れ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマスクが製造
できるようにしたシャドウマスク製造方法およびそれを
用いた製造装置を提供することを目的とする。
れたものであり、金属薄板マスクをフレーム上にセッテ
ィングする際に、たるみやねじれが発生せず、テンショ
ン付加、溶接固着後も、所要のテンション分布が得ら
れ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマスクが製造
できるようにしたシャドウマスク製造方法およびそれを
用いた製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のシャドウマスク製造方法およびそれを用い
た製造装置は、(1)縦長孔状のスロット孔配列を開孔
し、前記スロット孔長手方向にテンションを付加した金
属薄板マスクを、前記金属薄板マスクを支持する支持フ
レーム部と前記支持フレーム部を連結する弾性フレーム
部を有するフレームに溶接固着するシャドウマスク製造
方法において、前記金属薄板マスクを前記フレーム上に
セッティングする際に、前記支持フレーム部とほぼ同じ
曲率を有するマスク支持板が前記支持フレーム部の溶接
面とほぼ同一面において前記金属薄板マスクを支持する
ことを特徴とするシャドウマスク製造方法とした。
に、本発明のシャドウマスク製造方法およびそれを用い
た製造装置は、(1)縦長孔状のスロット孔配列を開孔
し、前記スロット孔長手方向にテンションを付加した金
属薄板マスクを、前記金属薄板マスクを支持する支持フ
レーム部と前記支持フレーム部を連結する弾性フレーム
部を有するフレームに溶接固着するシャドウマスク製造
方法において、前記金属薄板マスクを前記フレーム上に
セッティングする際に、前記支持フレーム部とほぼ同じ
曲率を有するマスク支持板が前記支持フレーム部の溶接
面とほぼ同一面において前記金属薄板マスクを支持する
ことを特徴とするシャドウマスク製造方法とした。
【0008】(2)縦長孔状のスロット孔配列を開孔
し、前記スロット孔長手方向にテンションを付加した金
属薄板マスクを、前記金属薄板マスクを支持する支持フ
レーム部と前記支持フレーム部を連結する弾性フレーム
部を有するフレームに溶接固着するシャドウマスク製造
方法において、少なくとも前記支持フレーム部とほぼ同
じ曲率を有するマスク支持板を有し、前記金属薄板マス
クを前記フレーム上にセッティングする際に、前記マス
ク支持板が前記支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面に
なるように上昇下降する手段を具備したことを特徴とす
るシャドウマスク製造装置とした。
し、前記スロット孔長手方向にテンションを付加した金
属薄板マスクを、前記金属薄板マスクを支持する支持フ
レーム部と前記支持フレーム部を連結する弾性フレーム
部を有するフレームに溶接固着するシャドウマスク製造
方法において、少なくとも前記支持フレーム部とほぼ同
じ曲率を有するマスク支持板を有し、前記金属薄板マス
クを前記フレーム上にセッティングする際に、前記マス
ク支持板が前記支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面に
なるように上昇下降する手段を具備したことを特徴とす
るシャドウマスク製造装置とした。
【0009】本発明によれば、金属薄板マスクをフレー
ム上にセッティングする際に、たるみやねじれが発生せ
ず、テンション付加、溶接固着後も、所要のテンション
分布が得られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマ
スクが製造できるようにしたシャドウマスク製造方法お
よびそれを用いた製造装置を提供することができる。
ム上にセッティングする際に、たるみやねじれが発生せ
ず、テンション付加、溶接固着後も、所要のテンション
分布が得られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマ
スクが製造できるようにしたシャドウマスク製造方法お
よびそれを用いた製造装置を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、縦長孔状
のスロット孔配列を開孔し、前記スロット孔長手方向に
テンションを付加した金属薄板マスクを、前記金属薄板
マスクを支持する支持フレーム部と前記支持フレーム部
を連結する弾性フレーム部を有するフレームに溶接固着
するシャドウマスク製造方法において、前記金属薄板マ
スクを前記フレーム上にセッティングする際に、前記支
持フレーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板が前
記支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面において前記金
属薄板マスクを支持することを特徴とするシャドウマス
ク製造方法としたもので、金属薄板マスクをフレーム上
にセッティングする際に、たるみやねじれが発生せず、
テンション付加、溶接固着後も、所要のテンション分布
が得られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマスク
を提供することができる。
のスロット孔配列を開孔し、前記スロット孔長手方向に
テンションを付加した金属薄板マスクを、前記金属薄板
マスクを支持する支持フレーム部と前記支持フレーム部
を連結する弾性フレーム部を有するフレームに溶接固着
するシャドウマスク製造方法において、前記金属薄板マ
スクを前記フレーム上にセッティングする際に、前記支
持フレーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板が前
記支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面において前記金
属薄板マスクを支持することを特徴とするシャドウマス
ク製造方法としたもので、金属薄板マスクをフレーム上
にセッティングする際に、たるみやねじれが発生せず、
テンション付加、溶接固着後も、所要のテンション分布
が得られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマスク
を提供することができる。
【0011】本発明の第2の発明は、縦長孔状のスロッ
ト孔配列を開孔し、前記スロット孔長手方向にテンショ
ンを付加した金属薄板マスクを、前記金属薄板マスクを
支持する支持フレーム部と前記支持フレーム部を連結す
る弾性フレーム部を有するフレームに溶接固着するシャ
ドウマスク製造方法において、少なくとも前記支持フレ
ーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板を有し、前
記金属薄板マスクを前記フレーム上にセッティングする
際に、前記マスク支持板が前記支持フレーム部の溶接面
とほぼ同一面になるように上昇下降する手段を具備した
ことを特徴とするシャドウマスク製造装置としたもの
で、金属薄板マスクをフレーム上にセッティングする際
に、たるみやねじれが発生せず、テンション付加、溶接
固着後も、所要のテンション分布が得られ、シワなどが
無く、精度の良いシャドウマスクを提供することができ
る。
ト孔配列を開孔し、前記スロット孔長手方向にテンショ
ンを付加した金属薄板マスクを、前記金属薄板マスクを
支持する支持フレーム部と前記支持フレーム部を連結す
る弾性フレーム部を有するフレームに溶接固着するシャ
ドウマスク製造方法において、少なくとも前記支持フレ
ーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板を有し、前
記金属薄板マスクを前記フレーム上にセッティングする
際に、前記マスク支持板が前記支持フレーム部の溶接面
とほぼ同一面になるように上昇下降する手段を具備した
ことを特徴とするシャドウマスク製造装置としたもの
で、金属薄板マスクをフレーム上にセッティングする際
に、たるみやねじれが発生せず、テンション付加、溶接
固着後も、所要のテンション分布が得られ、シワなどが
無く、精度の良いシャドウマスクを提供することができ
る。
【0012】以下、本発明の実施の形態におけるシャド
ウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置につい
て、図1〜図5を用いて説明する。
ウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置につい
て、図1〜図5を用いて説明する。
【0013】(実施の形態1)図1〜図4は本発明の実
施の形態1におけるシャドウマスク製造方法の工程説明
図である。
施の形態1におけるシャドウマスク製造方法の工程説明
図である。
【0014】図1において、フレーム1を製造装置に具
備されているフレーム支持ピン5上にセッティングし、
支持フレーム部2の側面より加圧具6を係合せしめ、加
圧具6を外方から内方に向けて加圧してフレーム1を変
形させる。図1では加圧具6は片側3ヶ所であるが多数
ヶ所で加圧してもよい。そして、図2のように、支持フ
レーム部2とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板9が支
持フレーム部2の溶接面8とほぼ同一面になるまで上昇
する。
備されているフレーム支持ピン5上にセッティングし、
支持フレーム部2の側面より加圧具6を係合せしめ、加
圧具6を外方から内方に向けて加圧してフレーム1を変
形させる。図1では加圧具6は片側3ヶ所であるが多数
ヶ所で加圧してもよい。そして、図2のように、支持フ
レーム部2とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板9が支
持フレーム部2の溶接面8とほぼ同一面になるまで上昇
する。
【0015】その後、金属薄板マスク3をフレーム1上
に載せ、支持フレーム部2とほぼ同じ曲率を有するチャ
ッキング7で保持し、金属薄板マスク3のスロット孔4
の長手方向(Y方向)に所要のテンションFy、場合に
よってはその鉛直方向(X方向)にも所要のテンション
Fxを加え、下方からZ方向にフレーム1を押し上げて
支持フレーム部2の溶接面8を金属薄板マスク3に突き
当てる(図3)。そして、金属薄板マスク3と支持フレ
ーム部2を溶接固着する。最後に、加圧具6による加圧
を解除し、金属薄板マスク3の不要部分を削除し、シャ
ドウマスク10が完成する(図4)。
に載せ、支持フレーム部2とほぼ同じ曲率を有するチャ
ッキング7で保持し、金属薄板マスク3のスロット孔4
の長手方向(Y方向)に所要のテンションFy、場合に
よってはその鉛直方向(X方向)にも所要のテンション
Fxを加え、下方からZ方向にフレーム1を押し上げて
支持フレーム部2の溶接面8を金属薄板マスク3に突き
当てる(図3)。そして、金属薄板マスク3と支持フレ
ーム部2を溶接固着する。最後に、加圧具6による加圧
を解除し、金属薄板マスク3の不要部分を削除し、シャ
ドウマスク10が完成する(図4)。
【0016】以上のような製造方法により、金属薄板マ
スク3をフレーム1上にセッティングする際に、たるみ
やねじれが発生せず、テンション付加、溶接固着後も、
所要のテンション分布が得られ、シワなどが無く、精度
の良いシャドウマスク10が製造できる。
スク3をフレーム1上にセッティングする際に、たるみ
やねじれが発生せず、テンション付加、溶接固着後も、
所要のテンション分布が得られ、シワなどが無く、精度
の良いシャドウマスク10が製造できる。
【0017】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2におけるシャドウマスク製造装置の概要図であ
る。
形態2におけるシャドウマスク製造装置の概要図であ
る。
【0018】シャドウマスク製造装置には、少なくとも
支持フレーム部2とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板
9を有し、金属薄板マスク3をフレーム1上にセッティ
ングする際に、マスク支持板9が支持フレーム部2の溶
接面8とほぼ同一面になるように上昇下降する手段を具
備している。
支持フレーム部2とほぼ同じ曲率を有するマスク支持板
9を有し、金属薄板マスク3をフレーム1上にセッティ
ングする際に、マスク支持板9が支持フレーム部2の溶
接面8とほぼ同一面になるように上昇下降する手段を具
備している。
【0019】フレーム1を支持ピン5上にセッティング
し、加圧した後、支持フレーム部2とほぼ同じ曲率を有
するマスク支持板9が支持フレーム部2の溶接面8とほ
ぼ同一面になるまで上昇する(図5)。その後、金属薄
板マスク3をフレーム1上に載せ、支持フレーム部2と
ほぼ同じ曲率を有するチャッキング7で保持し、金属薄
板マスク3のスロット孔4の長手方向(Y方向)に所要
のテンションFy、場合によってはその鉛直方向(X方
向)にも所要のテンションFxを加え、下方からZ方向
にフレーム1を押し上げて支持フレーム部2の溶接面8
を金属薄板マスク3に突き当てる。そして、金属薄板マ
スク3と支持フレーム部2を溶接固着する。
し、加圧した後、支持フレーム部2とほぼ同じ曲率を有
するマスク支持板9が支持フレーム部2の溶接面8とほ
ぼ同一面になるまで上昇する(図5)。その後、金属薄
板マスク3をフレーム1上に載せ、支持フレーム部2と
ほぼ同じ曲率を有するチャッキング7で保持し、金属薄
板マスク3のスロット孔4の長手方向(Y方向)に所要
のテンションFy、場合によってはその鉛直方向(X方
向)にも所要のテンションFxを加え、下方からZ方向
にフレーム1を押し上げて支持フレーム部2の溶接面8
を金属薄板マスク3に突き当てる。そして、金属薄板マ
スク3と支持フレーム部2を溶接固着する。
【0020】最後に、加圧具6による加圧を解除し、金
属薄板マスク3の不要部分を削除し、シャドウマスク1
0が完成する。
属薄板マスク3の不要部分を削除し、シャドウマスク1
0が完成する。
【0021】以上のような製造装置により、金属薄板マ
スク3をフレーム1上にセッティングする際に、たるみ
やねじれが発生せず、テンション付加、溶接固着後も、
所要のテンション分布が得られ、シワなどが無く、精度
の良いシャドウマスク10が製造できる。
スク3をフレーム1上にセッティングする際に、たるみ
やねじれが発生せず、テンション付加、溶接固着後も、
所要のテンション分布が得られ、シワなどが無く、精度
の良いシャドウマスク10が製造できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の形態によ
れば、金属薄板マスクをフレーム上にセッティングする
際に、支持フレーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク支
持板が支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面において金
属薄板マスクを支持するので、金属薄板マスクをフレー
ム上にセッティングする際に、たるみやねじれが発生せ
ず、テンション付加、溶接固着後も、所要のテンション
分布が得られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマ
スクが製造できる。
れば、金属薄板マスクをフレーム上にセッティングする
際に、支持フレーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク支
持板が支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面において金
属薄板マスクを支持するので、金属薄板マスクをフレー
ム上にセッティングする際に、たるみやねじれが発生せ
ず、テンション付加、溶接固着後も、所要のテンション
分布が得られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマ
スクが製造できる。
【0023】また、本発明の第2の形態によれば、少な
くとも、支持フレーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク
支持板を有し、金属薄板マスクをフレーム上にセッティ
ングする際に、マスク支持板が支持フレーム部の溶接面
とほぼ同一面になるように上昇下降する手段を具備した
製造装置であるので、金属薄板マスクをフレーム上にセ
ッティングする際に、たるみやねじれが発生せず、テン
ション付加、溶接固着後も、所要のテンション分布が得
られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマスクが製
造できる。
くとも、支持フレーム部とほぼ同じ曲率を有するマスク
支持板を有し、金属薄板マスクをフレーム上にセッティ
ングする際に、マスク支持板が支持フレーム部の溶接面
とほぼ同一面になるように上昇下降する手段を具備した
製造装置であるので、金属薄板マスクをフレーム上にセ
ッティングする際に、たるみやねじれが発生せず、テン
ション付加、溶接固着後も、所要のテンション分布が得
られ、シワなどが無く、精度の良いシャドウマスクが製
造できる。
【図1】本発明の実施の形態1、2におけるシャドウマ
スク製造方法の工程説明図
スク製造方法の工程説明図
【図2】本発明の実施の形態1、2におけるシャドウマ
スク製造方法の工程説明図
スク製造方法の工程説明図
【図3】本発明の実施の形態1、2におけるシャドウマ
スク製造方法の工程説明図
スク製造方法の工程説明図
【図4】本発明の実施の形態1、2におけるシャドウマ
スク製造方法の工程説明図
スク製造方法の工程説明図
【図5】本発明の実施の形態2におけるシャドウマスク
製造装置の概要図
製造装置の概要図
【図6】従来のシャドウマスク製造方法の工程説明図
【図7】従来のシャドウマスク製造方法の工程説明図
【図8】従来のシャドウマスク製造方法の工程説明図
1 フレーム 2 支持フレーム部 3 金属薄板マスク 4 スロット孔配列 5 フレーム支持ピン 6 加圧具 7 チャッキング 8 溶接面 9 マスク支持板 10 シャドウマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海老原 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C027 HH23
Claims (2)
- 【請求項1】 縦長孔状のスロット孔配列を開孔し、前
記スロット孔長手方向にテンションを付加した金属薄板
マスクを、前記金属薄板マスクを支持する支持フレーム
部と前記支持フレーム部を連結する弾性フレーム部を有
するフレームに溶接固着するシャドウマスク製造方法に
おいて、前記金属薄板マスクを前記フレーム上にセッテ
ィングする際に、前記支持フレーム部とほぼ同じ曲率を
有するマスク支持板が前記支持フレーム部の溶接面とほ
ぼ同一面において前記金属薄板マスクを支持することを
特徴とするシャドウマスク製造方法。 - 【請求項2】 縦長孔状のスロット孔配列を開孔し、前
記スロット孔長手方向にテンションを付加した金属薄板
マスクを、前記金属薄板マスクを支持する支持フレーム
部と前記支持フレーム部を連結する弾性フレーム部を有
するフレームに溶接固着するシャドウマスク製造方法に
おいて、少なくとも前記支持フレーム部とほぼ同じ曲率
を有するマスク支持板を有し、前記金属薄板マスクを前
記フレーム上にセッティングする際に、前記マスク支持
板が前記支持フレーム部の溶接面とほぼ同一面になるよ
うに上昇下降する手段を具備したことを特徴とするシャ
ドウマスク製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12580399A JP2000315454A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | シャドウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12580399A JP2000315454A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | シャドウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000315454A true JP2000315454A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14919301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12580399A Pending JP2000315454A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | シャドウマスク製造方法およびそれを用いた製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000315454A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103182630A (zh) * | 2012-01-03 | 2013-07-03 | 旭东机械工业股份有限公司 | 金属屏蔽的制造方法及用于制造金属屏蔽的镭射开孔装置 |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP12580399A patent/JP2000315454A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103182630A (zh) * | 2012-01-03 | 2013-07-03 | 旭东机械工业股份有限公司 | 金属屏蔽的制造方法及用于制造金属屏蔽的镭射开孔装置 |
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