JP2001167700A - マスクフレームに溶接されるスプリング及びその溶接装置 - Google Patents

マスクフレームに溶接されるスプリング及びその溶接装置

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JP2001167700A
JP2001167700A JP34915699A JP34915699A JP2001167700A JP 2001167700 A JP2001167700 A JP 2001167700A JP 34915699 A JP34915699 A JP 34915699A JP 34915699 A JP34915699 A JP 34915699A JP 2001167700 A JP2001167700 A JP 2001167700A
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welding
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bent
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Mamoru Motoyoshi
護 本吉
Koichi Suzuki
幸一 鈴木
Kazuo Sawamoto
和男 澤本
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点溶接時の溶接電極の圧接力を増大すること
を可能にしたマスクフレーム2に溶接されるスプリング
1を提供する。 【解決手段】 マスクフレーム2に溶接されるスプリン
グ1は、フレーム2の各コーナー部側面に点溶接される
ベース部11 と、一端がベース部11 の一端に溶接さ
れ、他端がスプリングとなる可動部12 とからなり、ベ
ース部11 の対向する外縁部に、当該外縁部を可動部1
2 方向に折曲した第1折曲部14 と当該外縁部を可動部
2 方向と反対方向に折曲した第2折曲部15 とを設け
ている。溶接装置3は、台座部31 に取着されたフレー
ムスタンド部33 、フレームスタンド部33 に装着さ
れ、高さ方向に調整が可能なスプリング受け部36 、移
動機構を持つ外側溶接電極部38 、内側溶接電極部
9 、電極ホルダー部310からなり、スプリング受け部
6 の両側の先端に溶接前のスプリング1の第1折曲部
4 を挟むようにして溶接位置までガイドするガイド部
材37 を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクフレームに
溶接されるスプリング及びその溶接装置に係り、特に、
スプリング側を、マスクフレームに溶接する際の溶接装
置における溶接電極の圧接強度を高めることができるス
プリング構造にするとともに、溶接装置側を、溶接前の
スプリングを溶接位置までガイドする構造にしたマスク
フレームに溶接されるスプリング及びその溶接装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インライン型カラー陰極線管
は、パネル部フェースプレート内面に被着された螢光面
と、パネル部内部で螢光面に対向配置されたシャドウマ
スクと、ネック部内に配置されたインライン型電子銃
と、ファンネル部外周に装着された偏向ヨーク等を具備
している。この場合、シャドウマスクは、多数の電子ビ
ーム通過孔を有する略長方形状の有孔部と、有孔部に全
周縁に設けられう枠状の無孔部と、無孔部の全外周縁か
ら略直角方向に垂下したスカート部とからなり、スカー
ト部がマスクフレームに溶接されるとともに、マスクフ
レーム側面に溶接されたスプリングがパネル部内部に立
設された取付けピンに嵌合され、有孔部が螢光面に対向
配置されるものである。
【0003】ところで、マスクフレームの側面にスプリ
ングを溶接する際には、通常4個のスプリングが溶接さ
れ、スプリングが配置される箇所に応じて、第1のスプ
リング配置形式と第2のスプリング配置形式とがある。
すなわち、第1のスプリング配置形式は、マスクフレー
ムの両長辺部及び両短辺部の略中央にそれぞれ1つづつ
スプリングを溶接したものであり、第2のスプリング配
置形式は、マスクフレームの各コーナー部側面にそれぞ
れ1つづつスプリングを溶接したものである。
【0004】この場合、マスクフレームの側面にスプリ
ングを溶接する際には、少なくともマスクフレーム保持
部と、溶接部と、溶接部を取着する溶接スタンド部とを
備えた溶接装置が用いられる。そして、特に、第2のス
プリング配置形式の場合には、溶接装置を用いて4つの
スプリングをマスクフレームの各コーナー部側面にそれ
ぞれ溶接する際に、溶接部を溶接点まで移動させた後、
溶接部によって溶接箇所を圧接した状態で高電流を放射
させ、この高電流による抵抗溶接によってスプリングと
マスクフレームとを点溶接するようにしている。
【0005】ここで、図4(a)、(b)、(c)は、
第2のスプリング配置形式において、マスクフレームに
スプリングを溶接する際の状態を示す概略構成図であっ
て、(a)は背面図、(b)は側面図、(c)は上面図
である。
【0006】図4(a)、(b)において、41はスプ
リング、42はマスクフレーム、43は溶接装置(図4
にはその一部だけを図示している)である。この場合、
スプリング41は、略長方形状をなすベース部41
1 と、スプリング機能を果たす可動部412 と、ベース
部411 と可動部412 の各一端を溶接する溶接部41
3と、ベース部411 の相対する外縁部を可動部412
側に折曲した第1折曲部414 と、可動部412 の相対
する外縁部をベース部411 側に折曲した第2折曲部4
5 とを備える。また、溶接装置43は、溶接用の電流
を通電する、外側溶接電極部431 及び内側溶接電極部
432 と、外側溶接電極部431 を取着し、外側溶接電
極部431 を所定の溶接箇所まで移動させる電極ホルダ
ー部433 とを備える。
【0007】前記構成において、マスクフレーム42に
スプリング41を溶接する際の動作は、次の通りであ
る。
【0008】始めに、マスクフレーム42を溶接装置4
3のマスクフレーム保持部(図4に図示なし)に取着
し、マスクフレーム42を溶接装置43上に保持させ
る。
【0009】次に、マスクフレーム42の各コーナー部
側面のスプリング41の取付け箇所に、溶接するスプリ
ング41のベース部411 を何等かの取着手段によって
取着する。
【0010】次いで、スプリング41の下側から電極ホ
ルダー部433 に取着した外側溶接電極部431 を差し
込み、電極ホルダー部433 を矢印方向に移動させ、外
側溶接電極部431 をベース部411 とマスクフレーム
42との第1の点溶接部分まで移動させる。
【0011】ここで、外側溶接電極部431 と内側溶接
電極部432 の駆動により、第1の点溶接部分を圧接し
た状態にして高電流を放射させ、ベース部411 とマス
クフレーム42との間の第1の点溶接部分を点溶接す
る。
【0012】続いて、内側溶接電極部432 をベース部
411 とマスクフレーム42との第2の点溶接部分まで
移動させる。
【0013】ここでも、外側溶接電極部431 と内側溶
接電極部432 を駆動し、第2の点溶接部分を圧接した
状態にして高電流を放射させ、抵抗溶接によってベース
部411 とマスクフレーム42との間の第2の点溶接部
分を点溶接する。
【0014】その後、同様に外側溶接電極部431 と内
側溶接電極部432 の移動、それに続く外側溶接電極部
431 と内側溶接電極部432 の駆動により、ベース部
411 とマスクフレーム42との間の第3及び第4の点
溶接部分をそれぞれ点溶接する。
【0015】以上の説明は、マスクフレーム42の1つ
のコーナー部側面にスプリング41のベース部411
点溶接した場合であるが、マスクフレーム42の残りの
3つのコーナー部側面にも同じような溶接手法によって
スプリング41が点溶接される。そして、マスクフレー
ム42の4つのコーナー部側面にそれぞれスプリング4
1を点溶接する場合に、1つのコーナー部側面にスプリ
ング41を点溶接した後、同じ外側溶接電極部431
内側溶接電極部432 を用いて次のコーナー部側面にス
プリング41を点溶接し、さらに、同じ外側溶接電極部
431 と内側溶接電極部432 を用いて順番に残りのコ
ーナー部側面にスプリング41を点溶接するようにして
もよく、また、マスクフレーム42の4つのコーナー部
側面に対して4つの外側溶接電極部431 と内側溶接電
極部432 を用いて同時にスプリング41を点溶接する
ようにしてもよい。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の第2のスプ
リング配置形式におけるスプリング41は、ベース部4
1 とマスクフレーム42との間で溶接装置43の外側
溶接電極部431 と内側溶接電極部432 によって点溶
接する場合に、外側溶接電極部431 と内側溶接電極部
432 によって点溶接部分を圧接した状態にした後、外
側溶接電極部431 と内側溶接電極部432 から高電流
を放射して点溶接部分を抵抗溶接しているものであるた
め、電極ホルダー部433 におけるその板厚を、点溶接
時の圧接力に耐えられる程度の板厚のもの、すなわち点
溶接時の圧接強度が保持され、点溶接時の圧接力に対す
る変形を生じないものにしなければならず、この場合に
用いられるスプリング41は、可動部411 と第1折曲
部414 の形状により、電極ホルダー部433 の形状は
幅寸法及び板厚を制限され、十分な強度を得られないた
め、電極ホルダー部433 は、点溶接時の圧接力に耐え
られない。電極ホルダー部433 の強度を増大するに
は、スプリング41内に挿入する電極ホルダー部433
の高さ寸法(H寸法)をできるだけ短くし、電極ホルダ
ー部433 に加わる曲げ応力をできるだけ小さくする必
要があった。
【0017】また、前記既知の溶接装置43を用いてス
プリング41をマスクフレーム42に点溶接する場合
に、点溶接を行う前に何等かの取着手段によって各スプ
リング41をマスクフレーム42の対応するコーナー部
の溶接箇所に高い取着精度によって取着し、しかも、そ
の取着状態を点溶接が終了するまで保持せねばならない
ことから、スプリング41を取着する際に多大の注意を
払う必要があった。
【0018】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その第1の目的は、電極ホルダー部の
板厚を増やさずに、点溶接時の圧接強度を増大すること
を可能にしたマスクフレームに溶接されるスプリングを
提供することにある。
【0019】また、本発明による第2の目的は、溶接装
置側に溶接前のスプリングのベース部を点溶接箇所まで
ガイドするガイド部材を設け、溶接前にベース部の取着
手段に多大な注意を払うことをなくしたスプリングをマ
スクフレームに溶接する溶接装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明によるマスクフレームに溶接されるスプ
リングは、マスクフレームの各コーナー部側面に点溶接
されるベース部と、一端側がベース部の一端側に溶接さ
れ、他端側がスプリングとして働く可動部とからなるも
のであって、ベース部の対向する外縁部に、対向する外
縁部を可動部方向に折曲した第1折曲部と対向する外縁
部を可動部と反対方向に折曲した第2折曲部とを設けた
第1の構成を具備している。
【0021】前記第2の目的を達成するため、本発明に
よるスプリングをマスクフレームに溶接する溶接装置
は、第1の構成に係るスプリングをマスクフレームに溶
接するもので、台座部と、台座部に取着されたフレーム
スタンド部と、フレームスタンド部に装着され、高さ方
向の調整が可能なスプリング受け部と、移動機構を持つ
溶接電極部とからなるものであって、スプリング受け部
の両側の先端に、溶接前のスプリングの第1折曲部を挟
むように溶接位置までガイドするガイド部材を配置した
第2の構成を具備している。
【0022】前記第1の構成によれば、マスクフレーム
の各コーナー部外側面に点溶接されるスプリングのベー
ス部に、対向する外縁部を可動部方向に折曲した第1折
曲部と対向する外縁部を可動部と反対方向に折曲した第
2折曲部とを設けたので、第1折曲部によってベース部
の機械的強度を維持し、第2折曲部によってスプリング
内に挿入する電極ホルダー部の長さを短くすることがで
き、電極ホルダー部に加わる曲げ応力を小さくすること
ができるため、点溶接時の圧接力を増大させ、また、ベ
ース部を含むスプリングの保持位置を安定化することが
できる。
【0023】また、前記第2の構成によれば、スプリン
グ受け部の両側の先端にガイド部材を配置し、溶接前の
スプリングの第1折曲部をガイド部材の上部からガイド
部材間に挿入すると、可動部がベース部とともに点溶接
位置までガイドされるので、溶接前のスプリングのベー
ス部をマスクフレームの取着箇所に、多大な注意を払っ
て取着する必要がなくなり、取着手段を著しく簡素化す
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明によるマスクフレームに溶
接されるスプリング及びスプリングをマスクフレームに
溶接する溶接装置の一つの実施の形態を示す要部の側面
図である。また、図2は、図1に図示の実施の形態にお
けるスプリング及び溶接部近傍の構成状態を示す上面図
であり、図3は、図1に図示の実施の形態におけるスプ
リング及び溶接部近傍の構成状態を示す背面図である。
【0026】図1乃至図3において、1はスプリング、
2はマスクフレーム、3は溶接装置であって、スプリン
グ1がマスクフレーム2の各コーナー部に溶接されるも
のである。この場合、スプリング1は、略長方形状をな
すベース部11 と、スプリング機能を果たす2段階に屈
曲された可動部12 と、ベース部11 と可動部12 の各
一端を溶接した溶接部13 と、ベース部11 の溶接部1
3 に近接した位置の相対する外縁部を可動部12 方向に
折曲形成した第1折曲部14 と、ベース部11の溶接部
3 から離れた位置の相対する外縁部を可動部12 方向
と反対方向に折曲形成した第2折曲部15 と、可動部1
2 の相対する外縁部をベース部11 方向に折曲形成した
第3折曲部16 とを備える。また、溶接装置3は、台座
部31 と、台座部31 上に載置された取付板32 と、取
付板32 上に装着された縦長のフレームスタンド部33
と、フレームスタンド部33 の上面に配置され、高さ方
向の位置の調整が可能なマスクフレーム受部34 と、フ
レームスタンド部33 の側面から突出した突出部及びそ
の突出部に装着されて高さ方向の位置の調整が可能な調
整部材からなるスプリング受け高さ調整機構35 と、ス
プリング受け高さ調整機構35 に連結され、高さ方向の
位置の調整が可能な縦長のスプリング受け部36 と、ス
プリング受け部36 の両側の先端に取着されたガイド部
材37 と、移動機構を持つ外側溶接電極部38 と、内側
溶接電極部39 、及び、電極ホルダー部31とを備え
る。
【0027】前記構成において、マスクフレーム2のコ
ーナー部側面にスプリング1が点溶接されるまでの動作
経緯は、次のとおりである。
【0028】始めに、マスクフレーム2を溶接装置3の
マスクフレーム受部34 に取着し、マスクフレーム受部
4 の高さを調整してマスクフレーム2の高さ方向の位
置を溶接に適した位置に設定する。
【0029】次に、溶接装置3のスプリング受け部36
をマスクフレーム2のコーナー部側面のスプリング1の
点溶接箇所の近くまで移動させ、外側溶接電極部38
内側溶接電極部39 を点溶接箇所に対向させる。
【0030】次いで、溶接装置3のスプリング受け部3
6 の先端の両側に配置されたガイド部材37 の上部から
スプリング1をガイド部材37 間に落し込む。このと
き、スプリング1のベース部11 がマスクフレーム2に
接触した状態で、かつ、スプリング1の第1折曲部14
がガイド部材37 によってガイドされるように落し込
む。スプリング1の落し込みが終了したとき、ベース部
1 の第2折曲部15 の下端がスプリング受け部36
平坦面に当接し、ベース部11 とマスクフレーム2との
間の第1乃至第4の点溶接箇所が互いに接触状態にな
る。
【0031】ここで、外側溶接電極部38 と内側溶接電
極部39 を駆動し、第1の点溶接部分を圧接した状態に
して高電流を放射させ、抵抗溶接によってベース部11
とマスクフレーム2との間の第1の点溶接部分を点溶接
する。
【0032】続いて、内側溶接溶接電極部39 をベース
部11 とマスクフレーム2との第2の点溶接部分まで移
動させる。
【0033】ここでも、外側溶接電極部38 と内側溶接
電極部39 を駆動し、第2の点溶接部分を圧接した状態
にして高電流を放射させ、抵抗溶接によってベース部1
1 とマスクフレーム2との間の第2の点溶接部分を点溶
接する。
【0034】以下、同様に外側溶接電極部38 と内側溶
接電極部39 の移動、それに続く外側溶接電極部38
内側溶接電極部39 の駆動によって、ベース部11 とマ
スクフレーム2との間の第3の点溶接部分及び第4の点
溶接部分をそれぞれ点溶接する。
【0035】以上の説明は、マスクフレーム2の1つの
コーナー部側面にスプリング1のベース部11 を点溶接
した場合であるが、マスクフレーム2の他の3つのコー
ナー部側面にも同様の溶接手法によりスプリング1のベ
ース部11 が点溶接される。この場合、マスクフレーム
2へのスプリング1の点溶接は、1つのスプリング1の
点溶接が終了した後、その外側溶接電極部38 と内側溶
接電極部39 を用いてマスクフレーム2の次のコーナー
部側面にスプリング1を点溶接し、その後で同じ外側溶
接電極部38 と内側溶接電極部39 を用いてマスクフレ
ーム2の残りのコーナー部側面に順次スプリング1を点
溶接するようにしてもよく、また、マスクフレーム2の
4つのコーナー部側面に4つの外側溶接電極部38 と内
側溶接電極部39 を用いて同時にスプリング1を点溶接
するようにしてもよい。
【0036】以上のように、この実施の形態に係るスプ
リング1によれば、スプリング1のベース部11 に第1
折曲部14 と第2折曲部15 を設けたので、第1折曲部
4によりベース部11 の機械的強度を維持し、第2折
曲部15 によりスプリング内に挿入する電極ホルダー部
10の挿入長さを短くすることができ、電極ホルダー部
10に加わる曲げ応力を小さくすることができるため、
点溶接時の圧接力を増大させ、また、ベース部を含むス
プリングの保持位置を安定化できる。
【0037】また、この実施の形態に係るスプリング1
を点溶接する溶接装置3によれば、スプリング受け部3
6 の両側の先端にガイド部材37 を配置し、第1折曲部
4をベース部11 とともに点溶接位置までガイドして
いるので、溶接前のスプリング1のベース部11 をマス
クフレーム2の取着箇所に、多大な注意を払って取着す
る必要がなく、取着手段を著しく簡素化することができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、マスクフレームの各コーナー部外側面に点溶接
されるスプリングのベース部に、対向する外縁部を可動
部方向に折曲した第1折曲部と対向する外縁部を可動部
と反対方向に折曲した第2折曲部とを設けたので、第1
折曲部によってベース部の機械的強度を維持し、第2折
曲部によってスプリング内に挿入する電極ホルダー部の
挿入長さを短くすることができ、電極ホルダー部に加わ
る曲げ応力を小さくすることができるため、点溶接時の
圧接力を増大させ、かつ、ベース部を含むスプリングの
保持位置を安定化することができるという効果がある。
【0039】また、請求項1に記載の発明によれば、ス
プリング受け部の両側の先端にガイド部材を配置し、溶
接前のスプリングの第1折曲部をガイド部材の上部から
ガイド部材間に挿入すると、第1折曲部がベース部とと
もに点溶接位置までガイドされるので、溶接前のスプリ
ングのベース部をマスクフレームの取着箇所に、多大な
注意を払って取着する必要がなくなり、取着手段を著し
く簡素化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマスクフレームに溶接されるスプ
リング及びスプリングをマスクフレームに溶接する溶接
装置の一つの実施の形態を示す要部の側面図である。
【図2】図1に図示の実施の形態におけるスプリング及
び溶接部近傍の構成状態を示す上面図である。
【図3】図1に図示の実施の形態におけるスプリング及
び溶接部近傍の構成状態を示す背面図である。
【図4】第2のスプリング配置形式においてマスクフレ
ームにスプリングを溶接する際の状態を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 スプリング 11 ベース部 12 可動部 13 溶接部 14 第1折曲部 15 第2折曲部 16 第3折曲部 2 マスクフレーム 3 溶接装置 31 台座部 32 取付板 33 フレームスタンド部 34 マスクフレーム受部 35 スプリング受け高さ調整機構 36 スプリング受け部 37 ガイド部材 38 外側溶接電極部 39 内側溶接電極部 310 電極ホルダー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幸一 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 澤本 和男 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5C027 HH21 HH30 5C031 BB06 BB17 EE15 EH05 EH06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクフレームの各コーナー部側面に点
    溶接されるベース部と、一端側が前記ベース部の一端側
    に溶接され、他端側がスプリングとして働く可動部とか
    らなるマスクフレームに溶接されるスプリングにおい
    て、前記ベース部の対向する外縁部に、前記対向する外
    縁部を前記可動部方向に折曲した第1折曲部と前記対向
    する外縁部を前記可動部と反対方向に折曲した第2折曲
    部とを設けたことを特徴とするマスクフレームに溶接さ
    れるスプリング。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスプリングをマスクフ
    レームに溶接するもので、台座部と、前記台座部に取着
    されたフレームスタンド部と、前記フレームスタンドに
    装着され、高さ方向の調整が可能なスプリング受け部
    と、移動機構を持つ溶接電極部とからなる溶接装置にお
    いて、前記スプリング受け部の両側の先端に溶接前のス
    プリングの第1折曲部を挟むように溶接位置までガイド
    するガイド部材を配置したことを特徴とするスプリング
    をマスクフレームに溶接する溶接装置。
JP34915699A 1999-12-08 1999-12-08 マスクフレームに溶接されるスプリング及びその溶接装置 Pending JP2001167700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130214470A1 (en) * 2012-02-22 2013-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus, binding control apparatus, method for controlling printing control apparatus, and program therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130214470A1 (en) * 2012-02-22 2013-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus, binding control apparatus, method for controlling printing control apparatus, and program therefor

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