JP2000315116A - 交流電源供給装置 - Google Patents

交流電源供給装置

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JP2000315116A
JP2000315116A JP11123621A JP12362199A JP2000315116A JP 2000315116 A JP2000315116 A JP 2000315116A JP 11123621 A JP11123621 A JP 11123621A JP 12362199 A JP12362199 A JP 12362199A JP 2000315116 A JP2000315116 A JP 2000315116A
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Osayasu Sato
修康 佐藤
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Purasesu Kk J
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J PURASESU KK
Purasesu Kk J
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力交流電源の電圧変動や波形歪みを補正し
て、所定の電圧で良好な波形の交流電源を負荷へ供給す
る。入力電源側の電源ノイズが出力側へ伝達されるのを
抑制するとともに、負荷側(出力側)で発生した電源ノ
イズが入力電源側へ伝達されるのを抑制する。 【解決手段】 ノイズカット構造のトランス2の1次側
主巻線2aに入力交流電源VIを供給する。補正電圧発
生部3は、入力交流電源VIの電圧と目標交流出力電圧
との偏差に対応した補正電圧VCを生成して出力する。
補正電圧発生部3は、入力交流電源VIの電圧と目標交
流出力電圧との偏差ならびに出力交流電源VOの電圧と
目標交流出力電圧との偏差に対応した補正電圧VCを発
生するようにしてもよい。補正電圧VCを1次側制御巻
線2bへ供給する。入力交流電源VIと補正電圧VCと
が合成された出力交流電源VOが2次側巻線2cに出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力交流電源の
電圧変動や波形歪みを補正して、所定の電圧で良好な波
形の交流電源を負荷へ供給できるようにした交流電源供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクト版電気工学ポケットブック
(電気学会編)13編7・4に電圧制御に関して次のこ
とが記載されている。電力系統の電圧は、需要・供給力
の変化にともなって、絶えず変動する。電圧が変動する
と需要家の各種電気機器の正常な使用あるいは寿命など
に影響を与えるので、下記の値を目標としている。 100V配電線 101±6V 200V配電線 202±20V 特高需要家 ±5%程度 一方、電力供給側も発電機や変圧器、発電所内補機類な
ど電力機器が正常な機能を発揮し、系統の安定,効率運
用をはかるために、系統各所の電圧を公称電圧の±5%
以内に経済的に保つような電圧無効電力制御が必要であ
る。
【0003】このように、電力供給においては末端の供
給電圧を供給規定に合せるべく電圧供給を配慮せねばな
らない。このため、電力網の拡大と共に供給電圧の平均
値は高めになっていく傾向ある。この傾向は近年特に増
大してきている。
【0004】通常の負荷である電気製品は、電源電圧変
動,配電電圧降下等の供給される電圧の変動を考慮し
て、その下限値でも作動に支障がないよう設計されてい
る。このように設計された負荷に過剰電圧が供給される
と、負荷の電力消費が増大することがある。そこで、負
荷に供給する電圧を適切な電圧に調整することのできる
出力電圧制御装置が種々提案されている。
【0005】出力電圧の制御方式としては、(イ)電圧
降下トランスを用いたダウントランス方式、(ロ)リア
クトルまたはトランスをタップにより切り替え出力電圧
を段階的に制御するタップ切り替え方式、(ハ)トラン
スにサイリスタ等の電力用スイッチング素子を組み合わ
せ位相制御によって一定の出力電圧を供給する位相制御
型定電圧方式、(ニ)電源回路に直列にブースタートラ
ンスを介設しブースタートランスをPWM制御によって
制御して出力電圧を一定に保つブースタートランス方式
等が代表的なものとして知られている。
【0006】図12はダウントランス方式を用いた従来
の出力電圧制御装置の回路構成図である。図12に示す
出力電圧制御装置100は、ダウントランス(電圧降下
トランス)101を介して入力電圧よりも数パーセント
程度低い電圧を出力するものである。例えば、単相で周
波数50ヘルツ(Hz)または周波数60ヘルツ(H
z)で電源電圧がEボルトの入力交流電源に対して、単
相で周波数50ヘルツ(Hz)または周波数60ヘルツ
(Hz)で電源電圧が(0.95〜0.97)Eボルト
の交流電源を出力する。
【0007】図13はタップ切り替え方式を用いた従来
の出力電圧制御装置の回路構成図である。図13に示す
出力電圧制御装置110は、サイリスタ等を用いて構成
した各スイッチ回路S0,S0,S3,S6の開閉を制
御することで、リアクトルまたはトランスのタップを切
り替えて、出力電圧を段階的に制御するものである。例
えば、単相で周波数50ヘルツ(Hz)または周波数6
0ヘルツ(Hz)で電源電圧がEボルトの入力交流電源
に対して、単相で周波数50ヘルツ(Hz)または周波
数60ヘルツ(Hz)で電源電圧が(0.94〜0.9
7)Eボルトの交流電源を出力する。出力電圧は段階的
に(ステップ的に)に変化する。
【0008】図14は位相制御定電圧方式を用いた従来
の出力電圧制御装置のブロック構成図である。図14に
示す出力電圧制御装置120は、トランスTと、第1の
リアクトルL1と、第2のリアクトルL2と、2個のサ
イリスタSCR1,SCR2と、制御装置121とから
なる。制御装置121は、入力交流電源から電力の供給
を受けて動作する(入力交流電源から制御装置動作用の
直流電源を生成し、生成した直流電源で動作する)。こ
の出力電圧制御装置120は、入力交流電源電圧の変動
ならびに負荷の変動に対して、負荷へ一定の出力電圧を
供給できる。制御装置121は、制御装置121内の基
準電圧と出力電圧とを比較し、各サイリスタSCR1,
SCR2の通電量を制御することで、出力電圧を定電圧
化する。
【0009】入力電圧の低下または負荷電流の増加に伴
って出力電圧が低下すると、制御装置121は、各サイ
リスタSCR1,SCR2の通電量を増加させる。各サ
イリスタSCR1,SCR2−第1のリアクトルL1−
トランスTの1次側巻線の一部の経路でトランスTの一
次側巻線に供給される電力を増加させることで、出力電
圧を上昇させる。入力電圧の上昇または負荷の減少に伴
って出力電圧が上昇すると、制御装置121は、各サイ
リスタSCR1,SCR2の通電量を減少させる。各サ
イリスタSCR1,SCR2−第1のリアクトルL1−
トランスTの1次側巻線の一部の経路でトランスTの一
次側巻線に供給される電力を減少させることで、出力電
圧を低下させる。このように制御装置121は、各サイ
リスタSCR1,SCR2を介してトランスTの1次側
巻線の一部に供給する電力を位相制御することで、出力
電圧を基準電圧とする。
【0010】図15はブースタートランス方式を用いた
従来の出力電圧制御装置のブロック構成図である。図1
5に示す出力電圧制御装置130は、ブースタートラン
ス(ブースター変圧器)BTと、PWMユニット131
とからなる。この出力電圧制御装置130は、ブースタ
ートランス(ブースター変圧器)BTを主回路に直列に
介設し、このブースタートランス(ブースター変圧器)
BTに対してPWM制御により電圧補償を行なって出力
電圧の値を一定に保つものである。この出力電圧制御装
置130は、入力電圧波形が正弦波であれば、PWMユ
ニット131内部のフィルターによってブースタートラ
ンスBTの入力電圧波形を正弦波とすることができるの
で、出力電圧波形も正弦波とすることができる。
【0011】この出力電圧制御装置130は、位相制御
方式ではなく正弦波PWM制御方式をとっており、ブー
スタートランスBTを介して入力電圧に対して負の電圧
補償(3〜100パーセント程度)を行なうことができ
る。このため、入力電源が正弦波形であれば(入力電源
電圧波形が歪んでいなければ)、出力電圧波形も正弦波
形となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ダウントランス方式
は、ダウントランスの巻線比に応じて電圧変換を行なう
だけであるため、入力電圧が変動すると出力電圧も変動
してしまう。また、入力電圧が低下した場合には、負荷
(出力側)へ必要とする電圧を供給できない場合があ
る。さらに、入力側の電源ノイズがダウントランスの1
次巻線と2次巻線との間に生ずる容量成分を介して出力
側に伝達されてしまう。
【0013】タップ切り替え方式は、入力電圧と出力電
圧の比を段階的に変化させることができるが、入力電圧
よりも高い電圧を出力させることはできない。このた
め、入力電圧が低下した場合には、負荷(出力側)へ必
要とする電圧を供給できない場合がある。また、入力側
の電圧変動が激しい場合には、電圧可変ステップ幅を大
きく設定しないとタップ切り替えが頻繁に発生する。さ
らに、タップ切り替え方式は、負荷側の特性によっては
電圧と電流のゼロクロス点、即ち位相が異なってくるた
めに、サイリスタ等を用いてタップ切り替えを行なう際
には、サージ電圧の発生やノイズ発生に注意する必要が
ある。タップ切り替え方式は、入力側のコモンモードノ
イズが出力側へ伝達されるのをある程度阻止することが
できるが、入力側のノーマルモードノイズは出力側へ伝
達されてしまう。
【0014】位相制御定電圧方式は、サイリスタ等の電
力用スイッチング素子の通電位相を制御する方式である
ために、正弦波電圧を出力することができない。このた
め、位相制御定電圧方式の出力電圧制御装置は、容量性
の負荷に適用できない。また、位相制御定電圧方式は、
誘導性の負荷に対しても、出力電圧波形の歪みおよび入
力力率の低下等の問題が生ずることが多い。さらに、位
相制御定電圧方式では、出力波形に発生した高調波成分
を除去するためにリアクトルとコンデンサとからなフィ
ルタ回路を備える必要がある。位相制御定電圧方式は、
一般的なトランスを用いる構成であるため、一次側巻
線,二次側巻線間に生ずる静電容量によって入力側の電
源ノイズが出力側へ伝達されてしまう。
【0015】ブースタートランス方式は、従来の位相制
御定電圧方式の欠点であった負荷特性による対応力の問
題、出力波形の歪み等の問題を解消できる。しかし、ブ
ースタートランス方式においても、入力電源(主電源)
の電圧波形が正弦波でなく歪みを含んでいる場合や入力
電源(主電源)にノイズが重畳している場合には、波形
歪みやノイズが出力波形に直接表れてしまうという問題
がある。また、入力電源電圧が負荷の適正下限電圧以下
に低下した場合には、負荷へ安定した電源を供給できな
い。ブースタートランス方式でも、入力側の電源ノイズ
が出力側へ伝達されてしまうという問題がある。
【0016】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、入力交流電源の電圧変動や波形歪みを
補正して、所定の電圧で良好な波形の交流電源を負荷へ
供給することのできる交流電源供給装置を提供すること
を第1の目的とする。また、入力電源側の電源ノイズが
出力側へ伝達されるのを抑制するとともに、負荷側(出
力側)で発生した電源ノイズが入力電源側へ伝達される
のを抑制することのできる交流電源供給装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る交流電源供給装置は、入力交流電源の電
圧と目標とする交流出力電圧との偏差に対応した補正電
圧を発生する補正電圧発生部と、2組の1次巻線と1組
の2次巻線とを有するトランスとを備え、トランスの一
方の1次巻線に入力交流電源を供給し、トランスの他方
の1次巻線に補正電圧発生部で発生させた補正電圧を供
給することで、トランスの2次巻線から安定化された交
流電源を取り出すことを特徴とする。
【0018】請求項1に係る交流電源供給装置は、トラ
ンスの一方の1次巻線に入力交流電源を供給し、トラン
スの他方の1次巻線に入力交流電源の電圧と目標とする
交流出力電圧との偏差に対応した補正電圧を供給するの
で、トランスの2次巻線からは入力交流電源と補正電圧
とを合成した交流電源が出力される。例えば、入力交流
電源の電圧が目標とする交流出力電圧よりも高い場合、
補正電圧発生部からはその高い電圧分を補正する補正電
圧が出力される。そして、トランスを介して入力交流電
源と補正電圧とが合成されて出力される。したがって、
負荷へ供給される出力電圧は目標とする交流出力電圧と
なる。言い換えれば、入力交流電源の電圧と目標とする
交流出力電圧との偏差に基づいて出力交流電源をフィー
ドフォワード制御することができる。これにより、入力
交流電源の電圧が変動しても、出力電圧が安定化された
出力交流電源を負荷へ供給できる。また、入力交流電源
の電圧波形に歪みが生じていても、その波形歪みを補正
することができる。したがって、目標とする交流出力電
圧の波形を正弦波に設定することで、入力交流電源の電
圧波形に歪みが生じていても、良好な正弦波波形を有す
る出力交流電源を得ることができる。
【0019】請求項2に係る交流電源供給装置は、出力
交流電源の電圧と目標とする交流出力電圧との偏差に対
応した補正電圧を発生する補正電圧発生部と、2組の1
次巻線と1組の2次巻線とを有するトランスとを備え、
トランスの一方の1次巻線に入力交流電源を供給し、ト
ランスの他方の1次巻線に補正電圧発生部で発生させた
補正電圧を供給することで、トランスの2次巻線から安
定化された交流電源を取り出すことを特徴とする。
【0020】請求項2に係る交流電源供給装置は、出力
交流電源の電圧と目標とする交流出力電圧との偏差に基
づいて、出力交流電源の電圧が目標とする交流出力電圧
となるようフィードバック制御する。例えば、入力交流
電源の電圧低下に伴って出力交流電源の電圧が低下する
と、電圧低下した出力交流電源の電圧と目標とする交流
出力電圧との偏差に対応した補正電圧が補正電圧発生部
から出力される。そして、トランスによって入力交流電
源と補正電圧とが合成されて出力される。したがって、
交流出力電圧は目標とする交流出力電圧となる。このよ
うに、入力交流電源の電圧が変動しても、出力電圧が安
定化された出力交流電源を負荷へ供給できる。また、入
力交流電源の電圧波形に歪みが生じていても、その波形
歪みを補正することができる。したがって、目標とする
交流出力電圧の波形を正弦波に設定することで、入力交
流電源の電圧波形に歪みが生じていても、良好な正弦波
波形を有する出力交流電源を得ることができる。
【0021】請求項3に係る交流電源供給装置は、入力
交流電源の電圧と目標とする交流出力電圧との偏差と出
力交流電源の電圧と目標とする交流出力電圧との偏差と
を合成した合成偏差に対応する補正電圧を発生する補正
電圧発生部と、2組の1次巻線と1組の2次巻線とを有
するトランスとを備え、トランスの一方の1次巻線に入
力交流電源を供給し、トランスの他方の1次巻線に前記
補正電圧発生部で発生させた補正電圧を供給すること
で、トランスの2次巻線から安定化された交流電源を取
り出すことを特徴とする。
【0022】請求項3に係る交流電源供給装置は、請求
項1に係るフィードフォワード制御と請求項2に係るフ
ィードバック制御とを併用する構成としたので、出力交
流電源の電圧ならびに波形をより高速に且つ安定に制御
することができる。これにより、負荷へ供給する電圧を
より正確に且つ安定にすることができ、負荷に供給する
電圧波形をより良好な波形とすることができる。
【0023】なお、トランスはノイズカットトランスを
用いるのが好ましい。ノイズカットトランスを用いるこ
とで、入力交流電源側のノイズが負荷側へ伝達されるの
を阻止できるとともに、負荷側で発生したノイズが入力
交流電源側へ伝達されるのを防止できる。これにより、
高調波成分や高周波ノイズの低減された出力交流電源を
得ることができる。
【0024】また、トランスは、2組の1次巻線を一括
して樹脂モールドするとともに、2次巻線はシールド材
にてシールドする構造としてもよい。
【0025】このような構造とすることで、1次巻線と
2次巻線との間に静電容量を低減することができ、1次
巻線と2次巻線との間に静電容量結合によるノイズ混入
を防止できる。
【0026】さらに、トランスの2次巻線の両端間にノ
イズ吸収用のコンデンサを接続するのが好ましい。
【0027】トランスの2次巻線の両端間にノイズ吸収
用のコンデンサを接続することで、ノーマルモードノイ
ズを低減することができる。これにより、負荷へノイズ
成分の低減された良好な交流電源を供給できる。また、
このコンデンサによって負荷側で発生したノイズを低減
させることができるので、トランスを介して入力交流電
源側へ伝達されるノイズをさらに低減できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は請求項1に係る交流電
源供給装置のブロック構成図である。請求項1に係る交
流電源供給装置1は、トランス2と、補正電圧発生部3
と、コンデンサ4とからなる。符号5a,5bは入力交
流電源VIの電源入力端子、符号6a,6bは出力交流
電源VOの電源出力端子である。
【0029】トランス2は、1次側主巻線2aと、1次
側制御巻線2bと、2次側巻線2cとを備える。符号2
dはコア(磁心)である。各巻線2a,2b,2cの巻
線数はそれぞれ等しい。図1において、各巻線2a,2
b,2cの近傍に示した丸印は、各巻線2a,2b,2
cの巻き始め位置を示している。1次側主巻線2aと1
次側制御巻線2bとは樹脂モールド2eによって一体化
されている。2次側巻線2cは、シールド材2fによっ
てシールドされている。本実施の形態では、例えば銅箔
等のシールド材2fによって2次側巻線2cをテーピン
グシールドしている。シールド材2fは接地されてい
る。
【0030】1次側主巻線2aには入力交流電源VIが
供給される。1次側制御巻線2bには、補正電圧発生部
3で生成した補正電圧VCが供給される。2次側巻線2
cには、入力交流電源VIと補正電圧VCとが合成され
た出力交流電源VOが誘起される。2次側巻線2cの両
端間にノイズ吸収用のコンデンサ4を接続している。2
次側巻線2cに誘起された出力交流電源VOは電源出力
端子6a,6bを介して図示しない負荷へ供給される。
各巻線2a,2b,2cの巻線数はそれぞれ等しいの
で、出力交流電源VO=入力交流電源VI+補正電圧V
Cの関係が成立する。
【0031】補正電圧発生部3は、出力電圧設定部11
と、目標電圧発生部12と、偏差演算部13と、PWM
制御部14と、インバータ部15と、整流平滑部16と
からなる。
【0032】出力電圧設定部11は、この交流電源供給
装置1の出力交流電源VOの出力電圧を設定するための
操作部等を備える。出力電圧設定部11は、設定された
出力電圧に係る信号または情報を出力電圧設定値11a
としてを出力する。出力電圧設定値11aは、目標電圧
発生部12へ供給される。
【0033】目標電圧発生部12は、出力電圧設定値1
1aで指定された電圧の交流信号(正弦波信号)を生成
して出力する。目標電圧発生部12で生成・出力された
目標電圧信号12aは偏差演算部13へ供給される。こ
こで、目標電圧発生部12は、入力交流電源VIのゼロ
クロス点を検出しその周期を計時すること等によって入
力交流電源VIの周波数を測定する。そして、目標電圧
発生部12は、入力交流電源VIの周波数と同一の周波
数でかつ同一位相の目標電圧信号12aを生成して出力
する。例えば、入力交流電源VIの周波数が50ヘルツ
であれば、目標電圧信号12aの周波数も50ヘルツと
なる。
【0034】偏差演算部13は、目標電圧信号12aと
入力交流電源VIとの偏差を求め、求めた偏差13aを
出力する。偏差13aはPWM制御部14へ供給され
る。
【0035】PWM制御部14は、偏差13aに基づい
てこの偏差に対応した補正電圧をインバータ部15で生
成させるためのPWM信号(パルス幅変調信号)を生成
して出力する。PWM信号14aはインバータ部15へ
供給される。
【0036】インバータ部15は、整流平滑部16から
供給される直流電力を交流電力に変換して出力するもの
であり、例えば4個の電力用半導体スイッチング素子を
H型ブリッジ接続したブリッジ回路と、スイッチングに
伴う高調波成分を除去するとともに波形整形を行なうフ
ィルタ回路等を備える。電力用半導体スイッチング素子
としては、絶縁ゲート型パワートランジスタ(IGB
T)を用いている。なお、電力用半導体スイッチング素
子として電力用MOS型電界効果トランジスタを用いて
もよい。このインバータ部15は、PWM信号14aに
基づいて、偏差に対応した補正電圧VCを生成して出力
する。
【0037】整流平滑部16は、入力交流電源VIを整
流・平滑して直流電力を生成し出力する。生成された直
流電力はインバータ部15へ供給される。
【0038】目標電圧発生部12,偏差演算部13等を
アナログ電子回路で構成する場合、実効値が例えば10
0ボルト程度の目標電圧信号12aを発生させたり、目
標電圧信号12aと入力交流電源VIとの偏差演算を行
なうためには、回路用直流電源として高電圧が必要にな
る。また、各回路素子も高耐圧のものが必要となる。こ
のため、補正電圧発生部3が高価となる。そこで、出力
電圧設定値の例えば1/10〜1/20程度の電圧の目
標電圧信号12aを発生させるとともに、分圧器等を介
して例えば1/10〜1/20程度に分圧した入力交流
電源VIとの偏差を求めるようにしてもよい。
【0039】なお、目標電圧発生部12,偏差演算部1
3,PWM制御部14は、マイクロコンピュータシステ
ムを利用しデジタル演算処理によって実現してもよい。
この場合、入力交流電源VIは分圧器等を介して所定の
比率で分圧された後に、A/D変換器等を介してデジタ
ル電圧情報へ変換され、このデジタル電圧情報をデジタ
ル処理することで入力交流電源VIのゼロクロス点の検
出や入力交流電源VIの周波数の測定がなされる。ま
た、目標電圧と入力交流電源との偏差演算、ならびに、
PWM信号の生成もデジタル処理によってなされる。
【0040】図2は図1に示した交流電源供給装置の動
作概要を示す説明図である。補正電圧発生部3は、目標
電圧VM(目標電圧信号12a)と入力交流電源VIと
の偏差に対応した補正電圧VCを生成して出力する。ト
ランス2の2次側巻線2cには、トランス2の1次側主
巻線2aに供給された入力交流電源VIと1次側制御巻
線2bに供給された補正電圧VCとの合成出力が、出力
交流電源VOとして得られる。
【0041】図3および図4はこの発明に係る交流電源
供給装置の出力電圧安定化動作を示す説明図である。図
3および図4において、(a)は入力交流電源VIの電
圧波形を、(b)は目標電圧VM(目標電圧信号12
a)の電圧波形を、(c)は補正電圧発生部3で生成し
た補正電圧VCを、(d)は出力交流電源VOの電圧波
形を示す。なお、これらの電圧波形図において、横軸は
時間(t)、縦軸は電圧である。
【0042】図3は入力交流電源VIの電圧が目標電圧
VMよりも高い場合を示している。補正電圧発生部3
は、目標電圧VMと入力交流電源VIとの差電圧を補正
電圧VCとして出力する。ここでは、入力交流電源VI
の電圧が目標電圧VMよりも高いので、補正電圧VCの
極性は入力交流電源VIの電圧極性と逆相になる。そし
て、トランス2によって入力交流電源VIと補正電圧V
Cとが合成され、合成された電圧が出力交流電源VOと
なる。したがって、入力交流電源VIの電圧が目標電圧
VMよりも高くても、出力交流電源VOの電圧は目標電
圧VMとなり、出力交流電源VIの電圧が安定化され
る。
【0043】図4は入力交流電源VIの電圧が目標電圧
VMよりも低い場合を示している。補正電圧発生部3
は、目標電圧VMと入力交流電源VIとの差電圧を補正
電圧VCとして出力する。ここでは、入力交流電源VI
の電圧が目標電圧VMよりも低いので、補正電圧VCの
極性は入力交流電源VIの電圧極性と同相になる。そし
て、トランス2によって入力交流電源VIと補正電圧V
Cとが合成され、合成された電圧が出力交流電源VOと
なる。したがって、入力交流電源VIの電圧が目標電圧
VMよりも低くても、出力交流電源VOの電圧は目標電
圧VMとなり、出力交流電源VOの電圧が安定化され
る。
【0044】図5はこの発明に係る交流電源供給装置の
正弦波形出力動作を示す説明図である。図5において、
(a)は入力交流電源VIの電圧波形を、(b)は目標
電圧VM(目標電圧信号12a)の電圧波形を、(c)
は補正電圧発生部3で生成した補正電圧VCを、(d)
は出力交流電源VOの電圧波形を示す。なお、これらの
電圧波形図において、横軸は時間(t)、縦軸は電圧で
ある。
【0045】図5(a)に示すように、入力交流電源V
Iの電圧波形に波形歪みが生じている場合、補正電圧発
生部3は、正弦波形である目標電圧VMと入力交流電源
VIとの差電圧を補正電圧VCとして出力する。これに
より、波形歪みを補正するための補正電圧VCが生成さ
れる。そして、トランス2によって入力交流電源VIと
補正電圧VCとが合成され、合成された電圧が出力交流
電源VOとなる。したがって、入力交流電源VIの電圧
波形に波形歪みが生じていても、出力交流電源VOは正
弦波形となる。これにより、入力交流電源VIに波形歪
みが生じていても、負荷へ良質な交流電源を供給するこ
とができる。
【0046】図6は請求項2に係る交流電源供給装置の
ブロック構成図である。請求項2に係る交流電源供給装
置11は、出力交流電源VOの電圧と目標とする交流出
力電圧との偏差に対応した補正電圧VCを発生させるこ
とで、出力交流電源VOの電圧安定化を図るようにした
ものである。この交流電源供給装置11は、トランス2
と、補正電圧発生部30と、コンデンサ4とから構成さ
れる。トランス2は、図1に示したものと同一である。
補正電圧発生部30は、偏差演算部33の構成が異なる
だけで、他の回路部の構成は図1に示した補正電圧発生
部3と同じである。偏差演算部33は、目標電圧信号1
2aと出力交流電源VOとの偏差を求め、求めた偏差3
3aを出力する。偏差33aはPWM制御部14へ供給
される。
【0047】図7は図6に示した交流電源供給装置の動
作概要を示す説明図である。補正電圧発生部30は、出
力交流電源VOと目標電圧VM(目標電圧信号12a)
との偏差に対応した補正電圧VCを生成して出力する。
トランス2の2次側巻線2cには、トランス2の1次側
主巻線2aに供給された入力交流電源VIと1次側制御
巻線2bに供給された補正電圧VCとの合成出力が、出
力交流電源VOとして得られる。
【0048】請求項2に係る交流電源供給装置11は、
出力交流電源VOに基づいて出力交流電源VOの電圧が
目標電圧となるようフィードバック制御を行なうので、
例えば負荷の変動(負荷電流の変動)が生じた場合で
も、出力交流電源VOの出力電圧を確実に安定化するこ
とができる。また、請求項2に係る交流電源供給装置1
1は、入力交流電源の波形歪みの影響や負荷の影響等に
よって出力交流電源VOの電圧波形に歪みが発生してい
る場合でも、出力交流電源VOの電圧波形歪みを解消し
て、良好な電圧波形の交流電源を負荷へ供給することが
できる。
【0049】図8は請求項3に係る交流電源供給装置の
ブロック構成図である。請求項3に係る交流電源供給装
置21は、図1に示した交流電源供給装置1におけるフ
ィードフォワード制御と図6に示した交流電源供給装置
11におけるフィードバック制御とを併用して、出力交
流電源VOの電圧安定化を図るようにしたものである。
この交流電源供給装置21は、トランス2と、補正電圧
発生部300と、コンデンサ4とから構成される。トラ
ンス2は、図1に示したものと同一である。補正電圧発
生部300は、偏差演算部303の構成が異なるだけ
で、他の回路部の構成は図1に示した補正電圧発生部3
と同じである。
【0050】偏差演算部303は、目標電圧信号12a
と入力交流電源VIとの入力側偏差を求めるとともに、
目標電圧信号12aと出力交流電源VOとの出力側偏差
を求め、さらに、入力側偏差と出力側偏差とを加算して
総合偏差を求め、この総合偏差を偏差303aとして出
力する。偏差(総合偏差)303aはPWM制御部14
へ供給される。
【0051】図9は図8に示した交流電源供給装置の動
作概要を示す説明図である。補正電圧発生部300は、
目標電圧VM(目標電圧信号12a)と入力交流電源V
Iとの偏差および目標電圧VM(目標電圧信号12a)
と出力交流電源VOとの偏差に対応した補正電圧VCを
生成して出力する。トランス2の2次側巻線2cには、
トランス2の1次側主巻線2aに供給された入力交流電
源VIと1次側制御巻線2bに供給された補正電圧VC
との合成出力が、出力交流電源VOとして得られる。
【0052】請求項3に係る交流電源供給装置21は、
フィードフォワード制御とフィードバック制御とを併用
する構成としたので、出力交流電源の電圧ならびに波形
をより高速に且つ安定に制御することができる。これに
より、負荷へ供給する電圧をより正確に且つ安定にする
ことができ、負荷に供給する電圧波形をより良好な波形
とすることができる。
【0053】図10は請求項3に係る交流電源供給装置
の制御系統の一例を示す説明図である。第1の加算部5
1で目標電圧VMと入力交流電源VIとの偏差(入力側
偏差)51aが演算される。第2の加算部52で目標電
圧VMと出力交流電源VOとの偏差(出力側偏差)52
aが演算される。そして、第3の加算部53によって各
偏差51a,52aが加算され、加算された偏差(総合
偏差)303aが出力される。インバータ部15は、偏
差(総合偏差)303aに対応した補正電圧VCを生成
して出力する。トランス2によって1次主巻線2aに供
給された入力交流電源VIと1次側制御巻線2bに供給
された補正電圧VCとが合成され、2次側巻線2cから
入力交流電源VIと補正電圧VCとが合成された出力交
流電源VOが得られる。
【0054】図11は請求項3に係る交流電源供給装置
の制御系統の他の例を示す説明図である。図11に示す
ように、第1の加算部61で目標電圧VMと出力交流電
源VOとの出力側偏差(VM−VO)を求め、第2の加
算部62で出力側偏差(VM−VO)に目標電圧VMを
加算して(2VM−VO)を求め、さらに、第3の加算
部63で加算結果(2VM−VO)から入力交流電源V
Iを減算することで、総合偏差303aを求めるように
してもよい。
【0055】請求項2に係る交流電源供給装置11なら
びに請求項3に係る交流電源供給装置21は、請求項1
に係る交流電源供給装置1と同様に、図3〜図5に示し
たように、出力交流電圧VOを安定化するとともに波形
歪みのない良好な正弦波形の交流電源を負荷へ供給する
ことができる。
【0056】したがって、この発明に係る各交流電源供
給装置1,11,21を用いることで、電圧が安定化さ
れかつ良好な正弦波形の出力交流電圧VOを負荷へ供給
することができる。また、出力交流電圧VOを所望の電
圧に設定することができる。例えば、出力交流電圧VO
を商用電源の公称電圧である100ボルトに設定するこ
とで、入力交流電源VIの電圧が変動した場合でも負荷
へ100ボルトの交流電源を安定に供給できる。これに
より、負荷の動作をより安定なものとすることができ
る。また、負荷である電気機器等が安定に動作できる電
源電圧が例えば95ボルトである場合には、目標電圧を
95ボルトに設定してもよい。例えば95ボルト等の公
称電圧よりも低い電圧を設定することで、電気機器等の
消費電力を低減させることができる。これにより、負荷
側での節電を図ることができる。さらに、目標電圧を1
10ボルトに設定することで、日本国内の商用電源を用
いて動作電源電圧が110ボルトである外国仕様の電気
機器等を安定に動作させることも可能となる。
【0057】トランス2は、1次側主巻線2aと1次側
制御巻線2bとを樹脂モールド2eによって一体化する
とともに、2次側巻線2cをシールド材2fによってシ
ールドしたノイズカットトランス構造としているので、
入力交流電源VI側の高周波ノイズや高調波ノイズが負
荷側へ回り込むのを阻止することができ、電源ノイズの
少ない安定した交流電源を負荷へ供給することができ
る。また、トランス2を上述したノイズカットトランス
構造としているので、負荷側(出力交流電源VO側)で
発生した高周波ノイズ等が電源入力側へ回り込むのを阻
止することができる。さらに、電源出力端子6a,6b
間にノイズ吸収用のコンデンサ4を接続しているので、
出力交流電源VO側のノーマルモードノイズを低減する
ことができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る交流
電源供給装置は、トランスの一方の1次巻線に入力交流
電源を供給し、トランスの他方の1次巻線に補正電圧を
供給し、トランスの2次巻線から入力交流電源と補正電
圧とを合成した交流電源を出力する構成としたので、入
力交流電源に電圧変動や波形歪みが生じている場合で
も、出力電圧が安定化されかつ良好な波形の交流電源を
負荷へ供給することができる。これにより、負荷である
電気機器等を安定に動作させることができる。
【0059】なお、負荷である電気機器等が安定に動作
できる電源電圧が例えば95ボルトである場合には、出
力交流電源電圧を例えば95ボルトに設定することで、
電気機器等の消費電力を低減させることができる。これ
により、負荷側での節電を図ることができる。
【0060】また、この発明に係る交流電源供給装置
は、ノイズカットトランスを用いているので、入力交流
電源側のノイズが負荷側へ伝達されるのを阻止できると
ともに、負荷側で発生したノイズが入力交流電源側へ伝
達されるのを防止できる。これにより、高調波成分や高
周波ノイズの低減された出力交流電源を得ることができ
る。さらに、トランスの2次巻線の両端間にノイズ吸収
用のコンデンサを接続しているので、ノーマルモードノ
イズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る交流電源供給装置のブロック構
成図である。
【図2】請求項1に係る交流電源供給装置の動作概要を
示す説明図である。
【図3】この発明に係る交流電源供給装置の出力電圧安
定化動作(入力交流電圧が目標電圧よりも高い場合)を
示す説明図であり、図3(a)は入力交流電源の電圧波
形、図3(b)は目標電圧(目標電圧信号)の電圧波
形、図3(c)は補正電圧発生部で生成した補正電圧、
図3(d)は出力交流電源の電圧波形をそれぞれ示す。
【図4】この発明に係る交流電源供給装置の出力電圧安
定化動作(入力交流電圧が目標電圧よりも低い場合)を
示す説明図であり、図4(a)は入力交流電源の電圧波
形、図4(b)は目標電圧(目標電圧信号)の電圧波
形、図4(c)は補正電圧発生部で生成した補正電圧、
図4(d)は出力交流電源の電圧波形をそれぞれ示す。
【図5】この発明に係る交流電源供給装置の正弦波形出
力動作(電圧波形歪み改善動作)を示す説明図であり、
図5(a)は入力交流電源の電圧波形、図5(b)は目
標電圧(目標電圧信号)の電圧波形、図5(c)は補正
電圧発生部で生成した補正電圧、図5(d)は出力交流
電源の電圧波形をそれぞれ示す。
【図6】請求項2に係る交流電源供給装置のブロック構
成図である。
【図7】請求項2に係る交流電源供給装置の動作概要を
示す説明図である。
【図8】請求項3に係る交流電源供給装置のブロック構
成図である。
【図9】請求項3に係る交流電源供給装置の動作概要を
示す説明図である。
【図10】請求項3に係る交流電源供給装置の制御系統
の一例を示す説明図である。
【図11】請求項3に係る交流電源供給装置の制御系統
の他の例を示す説明図である。
【図12】ダウントランス方式を用いた従来の出力電圧
制御装置の回路構成図である。
【図13】タップ切り替え方式を用いた従来の出力電圧
制御装置の回路構成図である。
【図14】位相制御定電圧方式を用いた従来の出力電圧
制御装置のブロック構成図である。
【図15】ブースタートランス方式を用いた従来の出力
電圧制御装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1,11,21 交流電源供給装置 2 トランス 2a 1次側主巻線(一方の1次巻線) 2b 1次側制御巻線(他方の1次巻線) 2c 2次側巻線(2次巻線) 2d コア 2e 樹脂モールド 2f シールド材 3,30,300 補正電圧発生部 4 コンデンサ 5a,5b 電源入力端子 6a,6b 電源出力端子 11 出力電圧設定部 12 目標電圧発生部 13,33,303 偏差演算部 14 PWM制御部 15 インバータ部 16 整流平滑部 VC 補正電圧 VI 入力交流電源 VM 目標電圧 VO 出力交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA01 CC32 DA06 DB01 DC05 EA02 HA01 5H410 BB04 CC03 DD03 DD10 EA16 EB09 EB38 EB39 EB40 FF03 FF25 LL03 5H420 BB12 CC04 DD03 DD10 EA27 EB09 EB38 EB39 EB40 FF03 FF25 LL02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力交流電源の電圧と目標とする交流出
    力電圧との偏差に対応した補正電圧を発生する補正電圧
    発生部と、2組の1次巻線と1組の2次巻線とを有する
    トランスとを備え、前記トランスの一方の1次巻線に前
    記入力交流電源を供給し、前記トランスの他方の1次巻
    線に前記補正電圧発生部で発生させた補正電圧を供給す
    ることで、前記トランスの2次巻線から安定化された交
    流電源を取り出すことを特徴とする交流電源供給装置。
  2. 【請求項2】 出力交流電源の電圧と目標とする交流出
    力電圧との偏差に対応した補正電圧を発生する補正電圧
    発生部と、2組の1次巻線と1組の2次巻線とを有する
    トランスとを備え、前記トランスの一方の1次巻線に入
    力交流電源を供給し、前記トランスの他方の1次巻線に
    前記補正電圧発生部で発生させた補正電圧を供給するこ
    とで、前記トランスの2次巻線から安定化された交流電
    源を取り出すことを特徴とする交流電源供給装置。
  3. 【請求項3】 入力交流電源の電圧と目標とする交流出
    力電圧との偏差と出力交流電源の電圧と目標とする交流
    出力電圧との偏差とを合成した合成偏差に対応する補正
    電圧を発生する補正電圧発生部と、2組の1次巻線と1
    組の2次巻線とを有するトランスとを備え、前記トラン
    スの一方の1次巻線に前記入力交流電源を供給し、前記
    トランスの他方の1次巻線に前記補正電圧発生部で発生
    させた補正電圧を供給することで、前記トランスの2次
    巻線から安定化された交流電源を取り出すことを特徴と
    する交流電源供給装置。
  4. 【請求項4】 前記トランスはノイズカットトランスで
    あることを特徴とする請求項1,2および3記載の交流
    電源供給装置。
  5. 【請求項5】 前記トランスは、前記2組の1次巻線が
    一括して樹脂モールドされ、前記2次巻線はシールド材
    にてシールドされていることを特徴とする請求項1,2
    および3記載の交流電源供給装置。
  6. 【請求項6】 前記トランスの2次巻線の両端間にノイ
    ズ吸収用のコンデンサを接続したことを特徴とする請求
    項1,2および3記載の交流電源供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193834A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Toshiba Corp 静止形無停電電源装置の電圧制御装置及び電圧制御方法
JP2012507208A (ja) * 2008-10-23 2012-03-22 ヴァーサタイル パワー インコーポレイテッド 超音波トランスデューサを駆動するシステム及び方法
JP2018042398A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 東芝三菱電機産業システム株式会社 励磁装置

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