JP2000314847A - 映像表示システム - Google Patents

映像表示システム

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JP2000314847A
JP2000314847A JP11121943A JP12194399A JP2000314847A JP 2000314847 A JP2000314847 A JP 2000314847A JP 11121943 A JP11121943 A JP 11121943A JP 12194399 A JP12194399 A JP 12194399A JP 2000314847 A JP2000314847 A JP 2000314847A
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JP
Japan
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video
image
projection device
display medium
image display
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JP11121943A
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English (en)
Inventor
Fumimune Nakajima
史宗 中島
Naoyuki Kawazoe
尚幸 川添
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影装置の不具合を起こすことなく,映像を
投影装置の斜め上方あるいは斜め下方に映し出す映像表
示システムを提供すること。 【解決手段】 略水平に設置された投影装置11と,該
投影装置11の斜め上方または斜め下方に設置した映像
表示媒体13と,上記投影装置11から出射された映像
光151を少なくとも1回反射して上記映像表示媒体1
3に対し入射させ,映像を再生するように設置された反
射部材12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,動画及び静止画により文字,図
形,宣伝,広告等の映像を表示するための映像表示シス
テムに関する。
【0002】
【従来技術】映像表示媒体に対して,その斜め上方また
は斜め下方から投影装置による映像光を投射することに
より映像を表示する映像表示システムが特開平9−33
856に開示されている。
【0003】
【解決しようとする課題】通常,映像表示媒体に対して
その斜め上方または斜め下方から投影装置による映像光
を投射するためには,投影装置の本体を傾けて設置する
必要がある。しかしながら,投影装置の多くは本体を略
水平にした状態で使用することを前提に設計がなされて
おり,本体を傾けて使用すると不具合を生じる場合があ
る。
【0004】例えば,投影装置にプロジェクタを用いた
場合,本体を傾けて使用すると,プロジェクタ内部に配
置されたランプが傾き,ランプの著しい劣化を招く恐れ
がある(実施形態例6参照)。このような不具合を起こ
すことなく,映像を投影装置の斜め上方あるいは斜め下
方に映し出す映像表示システムが求められている。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,投影装置の不具合を起こすことなく,映
像を投影装置の斜め上方あるいは斜め下方に映し出す映
像表示システムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,略水平に
設置された投影装置と,該投影装置の斜め上方または斜
め下方に設置した映像表示媒体と,上記投影装置から出
射された映像光を少なくとも1回反射して上記映像表示
媒体に対し入射させ,映像を再生するように設置された
反射部材を有することを特徴とする映像表示システム
(後述の図1等参照)にある。
【0007】上記反射部材としては,基板にアルミ蒸着
膜や誘電体多層膜等を貼付けた構造を有する各種ミラー
や,表面を鏡面仕上げした各種金属ミラーや,入射光を
反射可能に構成したホログラム等を用いることができ
る。また,上記反射部材は,該反射部材を前後,左右等
に移動可能とする機構を備えていることが好ましい。こ
れにより,反射部材の取付作業性が向上し,取付位置の
ミス等を防止することができる。更に,投射距離(反射
部材と映像表示媒体との間の距離)を自由に変えること
ができるため,組み合わせて使用する映像表示媒体の性
能に適した投射距離の設定が容易に実行できる。
【0008】また,上記反射部材は,該反射部材の取付
角度が調整可能となるような角度調整機能を備えている
ことが好ましい。これにより,反射部材の取付作業性が
向上し,取付位置のミス等を防止することができる。更
に,投影装置の位置変更することなく,反射部材のみで
映像光の映像表示媒体への入射角調整を実行することが
できる。
【0009】また,上記投影装置は外部または内部に映
像供給装置を有しており,ここが映像光のソースとな
る。この映像供給装置としては,ビデオ,各種光ディス
クなどの再生装置やパソコン等を使用できる。上記投影
装置の種類の詳細は後述する。
【0010】また,上記投影装置に対し映像補正装置を
設けることが好ましい。これにより,投影装置から出射
する映像光の微調整を容易に実行することができる。上
記映像補正装置は,例えば,斜め上方や斜め下方に映像
光を投射することにより発生する台形歪みを補正するこ
とができる。また,色ズレを補正することができる。ま
た,上記映像補正装置は,例えば映像供給装置から出力
される映像情報に対し映像補正を行なうことができる。
上記映像補正装置は映像供給装置の内部に設けることも
できるし,外部に設けることもできる。
【0011】また,本発明の映像表示システムにおい
て,投影装置は略水平に設置する。つまり,投影装置は
自身の劣化を生じない程度の傾きで設置して使用するこ
とができる。
【0012】上記映像表示媒体には,映像光を透過させ
るタイプの透過型スクリーンを用いることができる。ま
た映像光を反射させるタイプの反射型スクリーンを用い
ることができる。上記映像表示媒体の種類の詳細は後述
する。また,本発明の映像表示システムにおいて,投影
装置に対して映像表示媒体は斜め上方や斜め下方に設置
する。
【0013】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明において最も注目すべきことは,投影装置を略水平に
設置し,該投影装置から出射された映像光を少なくとも
1回反射して映像表示媒体に対し入射させる反射部材を
設けたことにある。
【0014】反射部材が映像光を反射できるため,反射
部材の設置位置や設置枚数等を適宜調整することで,投
影装置の設置の状態等に寄らず,投影装置の斜め上方や
斜め下方に設置した映像表示媒体に対し映像光を入射さ
せることができる。よって,投影装置の設置位置や角度
を映像装置に不具合の生じ難い状態とすることができ
る。また,本発明により,投影装置として,斜め上方や
斜め下方に対し映像光を出射できるような装置を使う必
要がなくなり,汎用品の略水平方向に映像光を出射でき
る投影装置を利用することができる。
【0015】以上の通り,本発明によれば,投影装置の
不具合を起こさないで,映像を投影装置の斜め上方ある
いは斜め下方に映し出す映像表示システムを提供するこ
とができる。
【0016】次に,請求項2記載の発明のように,上記
投影装置がプロジェクタであることが好ましい。投影装
置としてプロジェクタを用いた場合,プロジェクタの斜
め上方あるいは斜め下方に映像を投射するためには,該
プロジェクタを傾けて使用する必要がある。このような
使用法はプロジェクタを傷める可能性がある。本発明で
はプロジェクタを傾けて設置せずとも,反射部材により
映像光を反射して投影装置であるプロジェクタに対し斜
め上方や斜め下方に設置された映像表示媒体に入射さ
せ,映像を再生することができる。なお,上記投影装置
としては,プロジェクタの他,映写機,スライド投影機
等の静止画,動画の投影光を投射可能な各種装置を使用
することができる。
【0017】次に,請求項3記載の発明のように,上記
プロジェクタの内部にはランプが設けてあり,該ランプ
は上記プロジェクタに対し略水平に配置されていること
が好ましい。プロジェクタ内部には映像光を投射するた
めのランプが設けてあるが,このランプは傾けて使用す
ることで大いに劣化する。本発明によれば,反射部材に
て映像光の角度を変更できるため,プロジェクタを内部
のランプが傾かないように設置することができる。
【0018】よって,本発明にかかる映像表示システム
では,略水平に配置されたランプを持った汎用性の高い
プロジェクタを利用することができ,またランプの著し
い劣化を引き起こすことのないシステムを形成できる。
なお,ここにおける略水平とは,プロジェクタの筐体に
対する重心線を基準とし,この重心線とランプの重心線
とが一致することである。そして,このプロジェクタは
重心線が設置場所における鉛直線と直交するように略水
平に配置して使用する。
【0019】次に,請求項4記載の発明のように,上記
反射部材と上記投影装置とが一体化されていることが好
ましい。例えば,投影装置より映像光が出射されるレン
ズの先端に反射部材としてのミラーを配置することが考
えられる(後述の図9参照)。これにより,映像表示シ
ステムにおいて投影装置を設置することで反射部材の設
置も可能となるため,設置の手間を削減することができ
る。また,この構成では反射部材と投影装置とが一体化
されているため,反射部材の位置や角度を投影装置とは
独立に設定可能な調整機能を設けることが好ましい。
【0020】次に,請求項5記載の発明のように,上記
投影装置は,水平位置からの傾きが15度以下となるよ
う設置されていることが好ましい。これにより,投影装
置が傾くことにより発生する不具合を防止することがで
きる。水平位置からの傾きが15度より大きい場合に
は,傾きによる不具合が発生するおそれがある。また,
もっとも好ましいのは投影装置を水平位置からの傾きな
く設置することである。なお,水平位置からの傾きと
は,設置位置における鉛直線に対して直角方向となる平
面からの傾き角度である。例えば,後述する図7にかか
る投影装置においては,直線Aと直線Bとの間の角度α
である。
【0021】次に,請求項6記載の発明のように,上記
映像表示媒体は指向性スクリーンであることが好まし
い。指向性スクリーンはある特定の方向から入射した映
像光のみを再生,表示できる。このようなスクリーンを
映像表示媒体として使用することで,投影装置より投射
された映像光だけを再生することが可能となり,他方向
から入射したノイズ的な光によって映像が見難くなるな
どの不具合が生じ難い。本請求項によれば,このような
優れたスクリーンを映像表示媒体として使用することが
できる。なお,指向性スクリーンとしては,具体的には
ホログラム等の回折格子,光選択膜等が挙げられる。
【0022】次に,請求項7の発明のように,上記映像
表示媒体は,ホログラムスクリーンであることが好まし
い。ホログラムスクリーンには透過型と反射型とがあ
り,いずれもホログラム素子を単独,または補強用の基
板等に貼着して構成したスクリーンである。そして,映
像光の入射方向と同一の側において映像が観察できるも
のが反射型,入射方向と反対側から映像が観察できるも
のが透過型である。さらに,ホログラムスクリーンはホ
ログラム素子をPET,偏向フィルム等の各種フィルム
でサンドイッチした構成をとってもよい。また,片側だ
けにフィルムを貼ってもよい。
【0023】ホログラムスクリーンを映像表示媒体とし
て使用することで,投影装置より投射された映像光だけ
を再生することが可能となり,他方向から入射したノイ
ズ的な光によって映像が見難くなるなどの不具合が生じ
難い。本請求項によれば,このような優れたスクリーン
を映像表示媒体として使用することができる。また,ホ
ログラムスクリーンは背景を透かしてみれるように透明
に構成することが容易であり,従って,投影装置をその
斜め上方や下方に配置することで,映像と背景とを同時
に見ることができる新しい媒体としての利用が可能とな
る。
【0024】次に,請求項8の発明のように,上記映像
光は上記映像表示媒体に対して入射角が20度以上とな
るように入射することが好ましい。20度未満である入
射角が必要な場合は投射装置をそのように傾けて設置し
ても,投射装置の傾きに起因する不具合は生じ難い。従
って,入射角が20度以上となるような場合について,
本発明にかかる映像表示システムは優れた効果を発揮す
ることができる。ここに入射角とは後述する図1に示す
ごとくホログラムスクリーンの表面と直交し,ホログラ
ムスクリーンの重心Gを通る平面Cと映像光の入射線D
とが形成する角度βのことである。
【0025】次に,請求項9記載の発明のように,ホロ
グラムスクリーンは,入射角が25〜45度である映像
光を映像として再生することが好ましい。これにより,
最適な映像を得ることができる。
【0026】入射角が25度未満である場合は,透過型
ホログラムスクリーンの場合,投影装置の高原が観察者
の眼に直接入るため,眩しくて映像が見難くなるおそれ
がある。45度を越えた場合には,スクリーンの上下で
映像光の入射距離に差がでるため,上下で色合いの違い
やフォーカスのズレが生じるおそれがある。ここに入射
角とは後述する図1に示すごとくホログラムスクリーン
の表面と直交し,ホログラムスクリーンの重心Gを通る
平面Cと映像光の入射線Dとが形成する角度βのことで
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる映像表示システムにつき,
図1を用いて説明する。図1に示すごとく,本例の映像
表示システム1は,略水平に設置された投影装置11
と,該投影装置11の斜め下方に設置した映像表示媒体
13と,上記投影装置11から出射された映像光151
を1回反射して上記映像表示媒体13に対し入射させ,
映像を再生するように設置された反射部材12を有す
る。
【0028】以下詳細に説明する。図1に示すごとく,
本例の映像表示システム1はショールーム19で使用さ
れる。本例の映像表示媒体13は透過型ホログラムスク
リーンであり,ショールーム19の床面191と天井面
193との間に設けたウィンドウガラス192に対し粘
着剤等で貼り付けられる。本例のホログラムスクリーン
としては,入射角35度,投射距離1600mmとなる
映像光を再生できるように設計されたものを用いた。こ
こに入射角とは,図1に示すごとくホログラムスクリー
ンの表面と直交し,ホログラムスクリーンの重心Gを通
る平面Cと映像光152の入射線Dとが形成する角度β
のことである。また,上記反射部材12は通常のミラー
を用いた。
【0029】上記投影装置11は映像光のソースとなる
映像供給装置162が接続される。両者の間には,上記
映像光151を上記映像表示媒体13に投射することに
より生じる映像の台形歪みや色ズレを一括して補正する
ための映像補正装置161が設けてある。上記映像補正
装置161は台形歪み補正回路,色ズレ補正回路を内蔵
してなり,上記映像補正装置161は上記映像供給装置
162から出力される映像情報に対し補正を行なうよう
構成されている。本例では投影装置11にプロジェクタ
を用い,映像供給装置162にパソコンを用いた。ま
た,映像補正装置161に映像補正回路を用いた。
【0030】また,上記映像補正装置161,映像供給
装置162は天井面193の裏側に設置され,上記投影
装置11を天井面193から天吊り金具119を用いて
宙づり固定した。また,上記反射部材12に関しては天
吊り金具129を用いるが,反射部材12の位置や傾き
角度等が微調整可能なように固定した。
【0031】次に,本例の映像表示システム1による映
像再生について説明する。映像供給装置162から映像
情報が映像補正装置161を経て投影装置11に送出さ
れる。投影装置11は,映像光151を反射部材12に
対して出射する。反射部材12において映像光151は
反射映像光152となって,映像表示媒体13に対し入
射する。反射映像光152は映像表示媒体13に透過,
回折され出射光153となる。これにより映像表示媒体
13において映像が再生される。なお,観察者8は映像
表示媒体13に対して投影装置11の反対側から映像を
観察することができる。
【0032】本例の作用効果について説明する。反射部
材12が映像光151を反射できるため,反射部材12
の設置位置や設置枚数等を適宜調整することで,投影装
置11の状態に寄らず,斜め下方に設置した映像表示媒
体13に対し映像光151を入射させることができる。
よって,投影装置11の設置位置や角度を映像装置に不
具合の生じ難い状態とすることができる。また,投影装
置11として,斜め下方に対し映像光151を出射でき
るような装置を使う必要がなくなり,汎用品の略水平方
向に映像光を出射できる投影装置を利用することができ
る。
【0033】以上の通り,本例によれば,投影装置の不
具合を起こさないで,映像を投影装置の斜め下方に映し
出す映像表示システムを提供することができる。
【0034】なお,本例の映像表示システムは透過型ホ
ログラムスクリーンを用いた場合について説明したが,
反射型ホログラムスクリーンやその他の各種スクリーン
を使用した場合についても同様の効果を得ることができ
る。
【0035】実施形態例2 図2に示すごとく,本例の映像表示システム1は,反射
型ホログラムスクリーンよりなる映像表示媒体を用いた
ものである。図2に示すごとく,床面191に対し固定
台118を介して略水平に設置された投影装置11と,
該投影装置11の斜め上方に設置した映像表示媒体13
と,上記投影装置11から出射された映像光151を1
回反射して上記映像表示媒体13に対し入射させ,映像
を再生するように設置された反射部材12を有する。ま
た,投影装置は実施形態例1と同様のプロジェクタで,
これには映像光を供給する映像供給装置162と映像補
正装置161とが設けてある。映像供給装置162はレ
ーザーディスク再生装置を用いた。また,反射部材12
は実施形態例1と同様のミラーで,床面191に対し固
定台118により,位置や角度を調整可能に設置されて
いる。
【0036】次に,本例の映像表示システムによる映像
再生について説明する。映像供給装置162から映像情
報が映像補正装置161を経て投影装置11に送出され
る。投影装置11は,映像光151を反射部材12に対
して出射する。反射部材12において映像光151は反
射映像光152となって,映像表示媒体13に対し入射
する。反射映像光152は映像表示媒体13に反射,回
折され出射光153となる。これにより映像表示媒体1
3において映像が再生される。なお,観察者8は映像表
示媒体13に対して投影装置11と同じ側から映像を観
察することができる。その他は実施形態例1と同様であ
る。また,本例においても,実施形態例1と同様の効果
を得ることができる。なお,本例は反射型ホログラムス
クリーンを用いた場合について説明したが,他の反射型
の各種スクリーンを使用しても同様の効果を得ることが
できる。
【0037】実施形態例3 図3に示すごとく,本例の映像表示システム1は映像表
示媒体として透過型ホログラムスクリーンを用い,投影
装置11と映像表示媒体13との間に反射部材12を設
けた構造を有する。図3に示すごとく,本例の映像表示
システム1は,天吊り金具119で天井から宙づりで略
水平に設置された投影装置11と,該投影装置11の斜
め下方に設置した映像表示媒体13と,上記投影装置1
1から出射された映像光151を1回反射して上記映像
表示媒体13に対し入射させ,映像を再生するように設
置された反射部材12を有する。また,上記反射部材1
2も天吊り金具129にて天井から宙づりで設置されて
いる。
【0038】また,投影装置11には映像供給装置16
2と映像補正装置161とが接続されており,上記映像
供給装置161としてはビデオ再生装置を用いた。その
他は実施形態例1と同様である。また,本例において
も,実施形態例1と同様の効果を得ることができる。な
お,本例は透過型ホログラムスクリーンを用いた場合に
ついて説明したが,他の透過型の各種スクリーンを使用
しても同様の効果を得ることができる。
【0039】実施形態例4 図4に示すごとく,本例の映像表示システム1は映像表
示媒体として反射型ホログラムスクリーンを用い,投影
装置11と映像表示媒体13との間に反射部材12を設
けたものである。図4に示すごとく,本例の映像表示シ
ステム1は,床面191に対し固定台118を介して略
水平に設置された投影装置11と,該投影装置11の斜
め上方に設置した映像表示媒体13と,上記投影装置1
1から出射された映像光151を1回反射して上記映像
表示媒体13に対し入射させ,映像を再生するように設
置された反射部材12を有する。
【0040】また,投影装置は実施形態例1と同様のプ
ロジェクタで,これには映像光を供給する映像供給装置
162と映像補正装置161とが接続されてある。映像
供給装置162はレーザーディスク再生装置を用いた。
また,反射部材12は実施形態例1と同様のミラーで,
床面191に対し固定台128により,位置や角度を調
整可能に設置されている。その他は実施形態例1と同様
である。また,本例においても,実施形態例1と同様の
効果を得ることができる。なお,本例は透過型ホログラ
ムスクリーンを用いた場合について説明したが,他の反
射型の各種スクリーンを使用しても同様の効果を得るこ
とができる。
【0041】実施形態例5 図5に示すごとく,本例の映像表示システム1は反射部
材を2枚設けた構成を有する。図5に示すごとく,本例
の映像表示システム1は,天吊り金具119で天井から
宙づりで略水平に設置された投影装置11と,該投影装
置11の斜め下方に設置した映像表示媒体13と,天吊
り金具129にて天井から宙づりで設置された2枚の反
射部材125,126とよりなる。
【0042】投影装置11から出射した映像光151は
反射部材125で反射され,反射映像光152となった
後,更に反射部材126で反射される。その後,反射映
像光152は映像表示媒体13で透過,回折され出射光
153となる。これにより映像表示媒体13において映
像が再生される。なお,観察者8は映像表示媒体13に
対して投影装置11の反対側から映像を観察することが
できる。その他は実施形態例1と同様である。
【0043】また,本例においても,実施形態例1と同
様の効果を得ることができる。なお,本例は透過型ホロ
グラムスクリーンを用いた場合について説明したが,他
の反射型の各種スクリーンを使用しても同様の効果を得
ることができる。また,3枚以上の反射部材を設ける構
成とすることもできる。更に,投影装置の斜め上方に設
けた映像表示媒体13に対し映像を再生するよう構成す
ることもできる。
【0044】なお,ホログラムスクリーン等はスクリー
ンに対する映像光の入射角と距離などが設計で決められ
るため,天井が低い場合,ミラーを用いて映像光を折り
返す必要がある。このため,実施形態例1,3,5は天
井面193と床面191との間の高さが低いショールー
ム等において高い効果を発揮することができる。また,
観察者8の目線高さに映像表示媒体13を設置すること
が容易であり,更に映像光151の投射距離を長くとる
ことができるため,映像表示システム設置の自由度を広
げることができる。なお,投射距離とは映像光と表示媒
体との間の光路長である。
【0045】実施形態例6 本例は図6〜図8に示すごとく,投影装置の傾きと不具
合との発生の関係について測定について説明する。本例
の試験にて使用した投影装置11であるプロジェクタに
は,図6に示すごとく,筐体の重心線Bとランプ110
の重心線とが一致するように配置してある。そして,こ
の投影装置11を実施形態例1にかかる映像表示システ
ムと同様に床面に対して平行な天井面193に対し天吊
り金具119で宙づりとした。その上で天井面と平行な
面Aと筐体の重心線Bとの間の角度αを適宜変更した。
これにより投影装置11の傾きとランプ110との劣化
との関係を測定した。
【0046】上記ランプはメタルハライトランプであ
る。そして,各傾きにおいて連続使用した場合のランプ
点灯時間と映像光輝度劣化との関係を測定した。なお,
ランプが劣化すれば映像光輝度も劣化する。この測定結
果を図8に記載した。
【0047】図8より知れるごとく,投影装置11を水
平位置から15度傾けて連続使用したとき,ランプ11
0の点灯後500時間経過で映像光輝度が半減した。投
影装置11を15度以上傾けた時,ランプ110はさら
に短期聞で輝度が半減し,これに伴って映像光輝度も低
下することが確認された。また15度より傾きが小さい
ときは,傾きが0度の時と大きな差は見られなかった。
以上の測定より,投影装置11の傾きが15度より小さ
ければ,ランプ110の著しい劣化を引き起こすことの
ない映像表示システムを形成することができることが分
かった。
【0048】実施形態例7 本例は図9〜図13に示すごとく,映像表示システムの
構成要素のバリエーションについて説明する。図9は投
影装置11に反射部材142を固定治具141を用いて
一体化させて構成したものである。このような構成とし
ても実施形態例1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0049】また,図10,図11に示すごとく,映像
表示システム1において,映像表示媒体13を天吊り治
具139でつり下げて使用することができる。また,固
定台138で固定して使用することもできる。
【0050】また,映像表示媒体13として使用するホ
ログラムスクリーンであるが,図12に示すごとく,基
材22に対しホログラム素子21を貼着した構成のもの
を使用することができる。この基材22としては,透明
樹脂,ガラス等の透明部材よりなるもの,樹脂や金属等
の不透明部材からなるものを用いることができる。
【0051】また,図13に示すごとく,第1基材25
と第2基材26とによって挟持されたホログラム素子2
1よりなるものを使用することもできる。この場合の第
1,第2基材25,26は同一の材料であっても,異な
る材料であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,投影装置を天井面に設
置した映像表示システムの説明図。
【図2】実施形態例2における,投影装置を床面に設置
した映像表示システムの説明図。
【図3】実施形態例3における,投影装置を天井面に設
置し,反射部材を投影装置と映像表示媒体との間に設置
した映像表示システムの説明図。
【図4】実施形態例4における,投影装置を床面に設置
し,反射部材を投影装置と映像表示媒体との間に設置し
た映像表示システムの説明図。
【図5】実施形態例5における,反射部材を2枚設けた
映像表示システムの説明図。
【図6】実施形態例6における,投影装置であるプロジ
ェクタとランプとの位置関係を示す説明図。
【図7】実施形態例6における,投影装置の水平位置か
らの傾きを示す説明図。
【図8】実施形態例6における,投影装置の傾きとラン
プ点灯時間と映像光輝度変化率との関係を示す線図。
【図9】実施形態例7における,投影装置と反射部材を
一体化した構成の説明図。
【図10】実施形態例7における,映像表示媒体を天井
面よりつり下げとした映像表示システムの説明図。
【図11】実施形態例7における,映像表示媒体を床面
に固定した映像表示システムの説明図。
【図12】実施形態例7における,映像表示媒体として
用いるホログラムスクリーンの構成を示す説明図。
【図13】実施形態例7における,映像表示媒体として
用いるホログラムスクリーンの構成を示す説明図。
【符号の説明】 1...映像表示システム, 11...投影装置, 12...反射部材, 13...映像表示媒体, 151...映像光,

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に設置された投影装置と,該投影
    装置の斜め上方または斜め下方に設置した映像表示媒体
    と, 上記投影装置から出射された映像光を少なくとも1回反
    射して上記映像表示媒体に対し入射させ,映像を再生す
    るように設置された反射部材を有することを特徴とする
    映像表示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記投影装置がプロ
    ジェクタであることを特徴とする映像表示システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記プロジェクタの
    内部にはランプが設けてあり,該ランプは上記プロジェ
    クタに対し略水平に配置されていることを特徴とする映
    像表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記反射部材と上記投影装置とが一体化されていること
    を特徴とする映像表示システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記投影装置は,水平位置からの傾きが15度以下とな
    るよう設置されていることを特徴とする映像表示システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記映像表示媒体は指向性スクリーンであることを特徴
    とした映像表示システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記映像表示媒体は,ホログラムスクリーンであること
    を特徴とした映像表示システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記映像光は上記映像表示媒体に対して入射角が20度
    以上となるように入射することを特徴とする映像表示シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項7において,上記ホログラムスク
    リーンは,入射角が25〜45度となる映像光を再生で
    きるよう構成されていることを特徴とする映像表示シス
    テム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011075669A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 投射型映像表示装置
JP2015092264A (ja) * 2014-12-22 2015-05-14 株式会社リコー 画像投影装置および光学ユニット
JP2017021363A (ja) * 2016-09-13 2017-01-26 株式会社リコー 画像投影装置

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