JP2000314728A - パルス渦流探傷装置 - Google Patents

パルス渦流探傷装置

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JP2000314728A
JP2000314728A JP11125839A JP12583999A JP2000314728A JP 2000314728 A JP2000314728 A JP 2000314728A JP 11125839 A JP11125839 A JP 11125839A JP 12583999 A JP12583999 A JP 12583999A JP 2000314728 A JP2000314728 A JP 2000314728A
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Ikuo Seto
郁夫 瀬戸
Takeshi Yoshimura
剛 吉村
Takuichi Imanaka
拓一 今中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管等の傷が内外面のいずれに存在するか及び
傷の程度について定量的に推定することの可能なパルス
渦流探傷装置を提供すること。 【解決手段】 検査対象管内に挿入する励磁コイル及び
一対の検出コイルと、この励磁コイルにパルス波を印加
するパルス発生器とを備える。各出力信号の振幅スペク
トルの差分又は各出力信号の差分の振幅スペクトル(差
分振幅スペクトル等)と各出力信号の位相スペクトルの
差分(第一差分位相スペクトル)とを求める波形解析部
を設ける。差分振幅スペクトル等の最大値又は一定周波
数値における差分振幅スペクトル等の値と第一差分位相
スペクトルの最大値又は一定周波数値における第一差分
位相スペクトルの値との相関により検査対象管の傷検査
を行う。第一差分位相スペクトルの代わりに各出力信号
の差分の位相スペクトル(第二差分位相スペクトル)を
用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象管内に挿
入する励磁コイル及び一対の検出と、この励磁コイルに
パルス波を印加するパルス発生器とを備え、一対の検出
コイルからの出力信号の差分の差分の特徴量により前記
検査対象管を検査するパルス渦流探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、リモートフィールド法にみら
れるような管外面の支持板やフィン等の影響を受けずに
管等の検査を行い得る手法として、瞬間電流を用いるパ
ルス渦流探傷法が提唱されている。同手法によれば、パ
ルス二次波形の減衰時間差を計測することで傷深さを推
定しており、ゼロクロス時間が、内面で傷の浅い場合か
ら、内面で傷の深い場合、外面で傷の深い場合及び外面
で傷の浅い場合へと順次長くなることが知られている。
【0003】同手法によれば、傷が管の内外面のいずれ
であるががあらかじめ分かっている場合には、傷の深さ
を推定することができる。しかし、傷の面が管のいずれ
の面であるのか分からない状況では、内面で傷の深い場
合と外面で傷の深い場合とを間違える可能性があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実情に鑑
みて、本発明の目的は、管等の傷が内外面のいずれに存
在するか及び傷の程度について定量的に推定することの
可能なパルス渦流探傷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るパルス渦流探傷装置の特徴は、検査対
象管内に挿入する励磁コイル及び一対の検出コイルと、
この励磁コイルにパルス波を印加するパルス発生器とを
備え、一対の検出コイルからの出力信号の差分の特徴量
により前記検査対象管を検査する構成であって、前記各
出力信号の振幅スペクトルの差分又は前記各出力信号の
差分の振幅スペクトル(以下、「差分振幅スペクトル
等」という。)と前記各出力信号の位相スペクトルの差
分(以下、「第一差分位相スペクトル」という。)とを
求める波形解析部を設け、前記差分振幅スペクトル等の
最大値又は一定周波数値における前記差分振幅スペクト
ル等の値と前記第一差分位相スペクトルの最大値又は一
定周波数値における前記第一差分位相スペクトルの値と
の相関により前記検査対象管の傷検査を行うことにあ
る。
【0006】また、本発明に係るパルス渦流探傷装置の
他の特徴は、検査対象管内に挿入する励磁コイル及び一
対の検出コイルと、この励磁コイルにパルス波を印加す
るパルス発生器とを備え、一対の検出コイルからの出力
信号の差分の特徴量により前記検査対象管を検査する構
成であって、前記差分振幅スペクトル等と前記各出力信
号の差分の位相スペクトル(以下、「第二差分位相スペ
クトル」という。)とを求める波形解析部を設け、前記
差分振幅スペクトル等の最大値又は一定周波数値におけ
る前記差分振幅スペクトル等の値と一定周波数値におけ
る前記第二差分位相スペクトルの値との相関により前記
検査対象管の傷検査を行うことにある。
【0007】後述するように、限界周波数を高周波数域
まで拡張するには、前記パルス波として三角波を用いる
ことが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら、
本発明をさらに詳しく説明する。本発明では、一般に行
われている実験を実施せずに、コンピューターシュミレ
ーションにより解析を行った。このシュミレーションで
は、電磁場解析に利用されることの多い有限要素法を用
い、軸対象3次元場の問題として扱った。なお、本発明
では印加する電流が数アンペアであるから、検査対象管
に発生する磁場は数ガウス程度で無視できるとし、非磁
性体の場合と同様に磁性体である検査対象管の透磁率は
変化しないものとして取り扱った。
【0009】図1は本実施形態においてシュミレートし
た検査対象管Tとパルス渦流探傷装置1との関係を示す
ブロック図である。検査対象管Tとしては、外径24m
m、肉厚2mmのものを用いている。傷部T1にはそれ
ぞれ管長手方向の幅4mm,深さ内面20,40,6
0,80%及び外面20,40,60,80%の帯状傷
を想定している。検査対象管T内部に挿入されるセンサ
ーヘッド2としては、励磁コイル3と第一受信コイル4
及び第二受信コイル5とを有するものを想定している。
なお、シュミレーションした管の厚みに対するきずの深
さのパーセンテージは管内面及び管外面においてそれぞ
れ20,40,60,80%とした。
【0010】励磁コイル3に対してはパルス発生器6に
より図2,7,8に示すようなパルス印加電流が加えら
れる。そして検査対象管Tのセンサーヘッド2近傍はこ
のパルス印加電流により励磁コイル3を介して励磁され
る。傷部T1と健全部T2との状態の差によって、第
一,第二受信コイル4,5により受信される二次電流に
も差異を生じる。ブリッジ回路11はこれら第一,第二
受信コイル4,5による出力信号である二次電流の差分
を求めるものであり、これらパルス発生器6による一次
電流及びブリッジ回路11による二次電流の差分がオシ
ロスコープ7により表示される。また、波形解析部9に
よる処理結果及びパルス発生器6の出力がグラフとして
波形表示処理部8に表示される。
【0011】波形解析部9は、FFT解析部10、ブリ
ッジ回路11及び差分検出部12を有する。また、FF
T解析部10は3つの入力系統を備えており、その二つ
は第一,第二受信コイル4,5の各出力信号であり、他
の一つは前記ブリッジ回路11により求められた第一,
第二受信コイル4,5の各出力信号の差分である。ブリ
ッジ回路11ではFFT処理により各入力系統からの信
号について振幅スペクトル及び位相スペクトルをそれぞ
れ求める。
【0012】第一,第二受信コイル4,5の各出力信号
についてFFT解析部10で求められた振幅スペクトル
及び位相スペクトルは、差分検出部12において差分を
求められる。これらのスペクトルの差分を第一差分振幅
スペクトル及び第一差分位相スペクトルと称し、波形表
示処理部8は図4,5,9,10に示すようにこれらの
周波数スペクトルをグラフとして表示し、また、図6,
11に示すようにこれらの周波数スペクトルの相関をグ
ラフとして表示する。
【0013】一方、第一,第二受信コイル4,5の各出
力信号のブリッジ回路11により求められた差分につい
て、FFT解析部10で求められた振幅スペクトル及び
位相スペクトルは、差分検出部12を通過し、波形表示
処理部8により図12,13に示すように第二差分振幅
スペクトル及び第二差分位相スペクトルとして表示され
る。なお、特許請求の範囲にいう「差分振幅スペクトル
等」とは、第一差分振幅スペクトル又は第二差分振幅ス
ペクトルに該当する。
【0014】図2は、パルス発生器6により励磁コイル
3に印加されるパルス印加電流の一例としての方形波の
再構成例を示すグラフである。また、図3は、ブリッジ
回路11により求められた第一,第二受信コイル4,5
の出力信号の差分を示すグラフである。この図3のグラ
フにおけるゼロクロス時間による評価では、傷が管の内
外面のいずれであるかと傷の程度とを求めるのは困難で
あることがわかる。
【0015】図4の各傷深さごとの第一差分振幅スペク
トルを示すグラフでは、各傷の深さ及び傷の管内外面の
差にかかるパラメーターによって、その最大値や一定周
波数における値の異なっていることがわかる。但し、傷
の管内外面における値が相互に交錯していることから、
このグラフの値のみをもって傷の位置及び程度を定量的
に推定することは不可能であることが理解される。
【0016】図5の各傷深さごとの第一差分位相スペク
トルを示すグラフにおいても、各傷の深さ及び傷の管内
外面の差にかかるパラメーターによって、その最大値や
一定周波数における値の異なっていることがわかる。こ
の場合も同様に、管外面の深い傷と管内面の浅い傷とが
相互に交錯していることから、このグラフの値のみをも
って傷の位置及び程度を定量的に推定することは不可能
であることが理解される。
【0017】図6は、各傷深さごとにおける第一最大差
分振幅と第一最大差分位相との相関を示すグラフであ
る。同グラフによれば、同じ最大振幅における最大位相
角は常に黒丸で示す内面傷のほうが白丸で示す外面傷よ
りも大きくなっている。したがって、図6のグラフを用
いることで、傷が管内外面のいずれにあってその程度が
いかほどであるかを定量的に推定することが可能とな
る。
【0018】ところで、図5に示すグラフでは、内面傷
の場合、周波数が高くなるに従って位相角も増加する。
一方、外面傷の場合、周波数が高くなるに従って位相角
は一旦増加するが、極大値である最大値を経て減少す
る。したがって、外面傷の最大値である極大値を確実に
求めるために、周波数スペクトルの限界周波数を高くす
ることが望ましい。そこで、この限界周波数と印加パル
スの形状との関係について以下考察する。
【0019】出力結果に用いることのできる限界周波数
flimは、電流のフーリエ変換の振幅スペクトルに於い
て、振幅が初めてゼロになる周波数のことである。三角
波の場合、印加電流の形状を図7(a)のようにしたと
すると、電流のフーリエ変換I ωは次のとおりとなる。
【数1】 ただし、電流I1(t),I2(t)は以下のようになる。
【数2】 この積分を実行し、得られた結果の実部ReIω,虚部ImI
ωをとすると、次の結果が得られる。
【数3】 振幅IAmpは、フーリエ変換の実部、虚部の自乗を合算し
て1/2乗したものなので、上式より計算すると、次式が
得られる。
【数4】 このIAmpがゼロになるのは
【数5】 の場合であるので、この式をfについて解き、そのうち
周波数がゼロ以外で最初に成立する場合がflimである。
よって、次式が成立する。
【数6】
【0020】一方、方形波の場合、印加電流を図7
(b)のように考えるとフーリエ変換I ωは次の通りと
なる。
【数7】
【0021】この積分を実行し、三角波で行ったのと同
様の操作を行うと振幅は、
【数8】 となる。この値がゼロになるのは
【数9】 となる場合である。よって、限界周波数flimは次の通り
となる。
【数10】
【0022】このように、方形波の場合と三角波の場合
では、パルス幅を一定とすれば限界周波数flimは三角波
の方が二倍高いということになる。
【0023】そこで、パルス印加電流として図8の如き
形状の三角波を加える。同三角波を印加した場合におけ
る各傷深さごとの第一差分振幅スペクトルを図9に、第
一差分位相スペクトルを示すグラフを図10に示す。図
10によれば、外面傷80%の場合でも極大値たる最大
値をほぼ求めることができる程度まで限界周波数が拡張
している。また、傷の管内外面の差異も方形波の場合よ
り拡大している。よって、図11に示すように、三角波
を印加した場合における各傷深さごとにおける第一最大
差分振幅と第一最大差分位相との相関を示すグラフによ
り、傷の定量的推定をより精度良く広範囲で行えるよう
になったことが理解される。
【0024】ところで、上述の第一差分振幅スペクトル
及び第一差分位相スペクトルでは、パルス渦流探傷法に
よって得られるパルス二次波形を波形解析する場合に、
二つの検出コイルによって得られる出力をブリッジ回路
を通過させずに、それぞれの波形をフーリエ変換した後
に差分をとっている。ここに、位相角θは、出力の実数
成分をReV, 虚数成分をImVと表すと、次のように表示さ
れる。
【数11】
【0025】第一、第二受信コイル4,5の出力波形を
それぞれ別個にフーリエ変換を行うことにより得られる
位相角の差分は次のようになる。
【数12】
【0026】かかる位相角の差分を用いて解析した結果
が第一差分位相スペクトルであり、位相角スペクトルの
形状を差分することになり、スペクトルそのものにきず
深さごとの変化を利用すべく同スペクトルを用いてい
た。この場合、位相角の最大値の変化量は約30度であ
る。
【0027】一方、第一、第二受信コイル4,5の出力
波形の差分をフーリエ変換して得られる位相角は、次の
通りとなる。
【数13】
【0028】この位相角は、両出力波形の実数成分、虚
数成分をそれぞれ引いた場合の位相角であり、ブリッジ
回路11より得られる差分後の出力波形のフーリエ位相
スペクトルである上記第二差分位相スペクトルを求めて
いることになる。
【0029】ここで、三角波を印加した場合における各
傷深さごとの上記第二差分振幅スペクトルのグラフを図
12に、三角波を印加した場合における各傷深さごとの
上記第二位相スペクトルを図13,14にそれぞれ示
す。図12の上記第二差分振幅スペクトルは極大値たる
最大値を0と限界周波数との間に有しており、第一差分
振幅スペクトルの場合とは傾向的に大差がない。一方、
図13,14に示す上記第二位相スペクトルは単調減少
関数になりスペクトルの形状の変化は少ないが、高周波
数になるほど第一差分位相スペクトルに比べて傷深さ毎
での大きな差異が見られる。
【0030】そこで、三角波を印加した場合での各傷深
さごとにおける第二差分位相スペクトルのうち一定周波
数である限界周波数40kHzにおける値と第二最大振
幅との相関を示すグラフを図15に示す。同グラフによ
れば、傷が管内外面のいずれであるか及びその程度をよ
り正確に定量的に推定することが可能であることが理解
される。
【0031】最後に、本発明のさらに他の実施形態の可
能性について列挙する。上記実施形態では、例えば各傷
深さごとにおける第一最大差分振幅と第一最大差分位相
との相関を用いて傷の推定を行った。しかし、一定周波
数、例えば1kHzにおける昨振幅や位相の値の相関に
より傷の推定を行うことも可能である。但し、極大値を
とるグラフの場合、極大値が最大値となって最も角パラ
メーター毎の差が大きくなるので、傷推定の制度向上の
見地からは極大値たる最大値を選択することが望まし
い。
【0032】上記第一、第二差分振幅スペクトル及び上
記第一、第二差分位相スペクトルのうち一定周波数値に
おける値を用いて振幅及び位相の相関を求めるには、振
幅スペクトル及び位相スペクトルの双方について共通の
一定周波数値を用いてもよい。また、振幅スペクトル及
び位相スペクトルのそれぞれについて異なる一定周波数
値を用いてもよい。なお、S/N比を考慮して一定周波
数を決定すればよく、一定周波数は必ずしも限界周波数
とする必要はない。
【0033】
【発明の効果】このように、上記本発明に係るパルス渦
流探傷装置の特徴によれば、管等の傷が内外面のいずれ
に存在するか及び傷の程度について定量的に推定するこ
とが可能となり、管検査を従来よりも迅速且つ正確に行
えるようになった。
【0034】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、この記入により本発明は添付図面の構成に限定
されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】シュミレートした検査対象管とパルス渦流探傷
装置との関係を示すブロック図である。
【図2】パルス印加電流である方形波の再構成例を示す
グラフである。
【図3】パルス二次波形の出力差を示すグラフである。
【図4】各傷深さごとの第一差分振幅スペクトルを示す
グラフである。
【図5】各傷深さごとの第一差分位相スペクトルを示す
グラフである。
【図6】各傷深さごとにおける第一最大差分振幅と第一
最大差分位相との相関を示すグラフである。
【図7】(a)は三角波、(b)は方形波を示すグラフ
である。
【図8】パルス印加電流である三角波を示すグラフであ
る。
【図9】三角波を印加した場合における各傷深さごとの
第一差分振幅スペクトルを示すグラフである。
【図10】三角波を印加した場合における各傷深さごと
の第一差分位相スペクトルを示すグラフである。
【図11】三角波を印加した場合における各傷深さごと
における第一最大差分振幅と第一最大差分位相との相関
を示すグラフである。
【図12】三角波を印加した場合における各傷深さごと
の第二差分振幅スペクトルを示すグラフである。
【図13】三角波を印加した場合における各傷深さごと
の第二位相スペクトルを示すグラフである。
【図14】図13のグラフの内、限界周波数近傍を拡大
したグラフである。
【図15】三角波を印加した場合における各傷深さごと
における第二最大振幅と第二差分位相スペクトルのうち
一定周波数における値との相関を示すグラフである。
【符号の説明】
T 検査対象管 T1 傷部 T2 健全部 1 パルス渦流探傷装置 2 センサーヘッド 3 励磁コイル 4 第一受信コイル 5 第二受信コイル 6 パルス発生器 7 オシロスコープ 8 波形表示処理部 9 波形解析部 10 FFT解析部 11 ブリッジ回路 12 差分検出部。
フロントページの続き (72)発明者 今中 拓一 大阪市西区北堀江1丁目18番14号 非破壊 検査株式会社内 Fターム(参考) 2G053 AA11 AB21 BA12 BC05 CA03 CB05 CB25 DA06 DB02 DB20 DB27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象管(T)内に挿入する励磁コイ
    ル(3)及び一対の検出コイル(4,5)と、この励磁
    コイル(3)にパルス波を印加するパルス発生器(6)
    とを備え、一対の検出コイル(4,5)からの出力信号
    の差分の特徴量により前記検査対象管(T)を検査する
    パルス渦流探傷装置であって、前記各出力信号の振幅ス
    ペクトルの差分又は前記各出力信号の差分の振幅スペク
    トル(以下、「差分振幅スペクトル等」という。)と前
    記各出力信号の位相スペクトルの差分(以下、「第一差
    分位相スペクトル」という。)とを求める波形解析部
    (9)を設け、前記差分振幅スペクトル等の最大値又は
    一定周波数値における前記差分振幅スペクトル等の値と
    前記第一差分位相スペクトルの最大値又は一定周波数値
    における前記第一差分位相スペクトルの値との相関によ
    り前記検査対象管(T)の傷検査を行うパルス渦流探傷
    装置。
  2. 【請求項2】 検査対象管(T)内に挿入する励磁コイ
    ル(3)及び一対の検出コイル(4,5)と、この励磁
    コイル(3)にパルス波を印加するパルス発生器(6)
    とを備え、一対の検出コイル(4,5)からの出力信号
    の差分の特徴量により前記検査対象管(T)を検査する
    パルス渦流探傷装置であって、前記差分振幅スペクトル
    等と前記各出力信号の差分の位相スペクトル(以下、
    「第二差分位相スペクトル」という。)とを求める波形
    解析部(9)を設け、前記差分振幅スペクトル等の最大
    値又は一定周波数値における前記差分振幅スペクトル等
    の値と一定周波数値における前記第二差分位相スペクト
    ルの値との相関により前記検査対象管(T)の傷検査を
    行うパルス渦流探傷装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス波が三角波である請求項1又
    は2のいずれかに記載のパルス渦流探傷装置。
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