JP2000314663A - 色判定装置および色空間テーブル作成方法ならびに記録媒体 - Google Patents

色判定装置および色空間テーブル作成方法ならびに記録媒体

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JP2000314663A
JP2000314663A JP11122513A JP12251399A JP2000314663A JP 2000314663 A JP2000314663 A JP 2000314663A JP 11122513 A JP11122513 A JP 11122513A JP 12251399 A JP12251399 A JP 12251399A JP 2000314663 A JP2000314663 A JP 2000314663A
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Takashi Oshima
隆 大島
Makoto Shimizu
誠 清水
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各々所定ビット数の赤、緑、青各色のデータ
からなる色データに基づいて、その色が予め決められた
基準色と同色と認められる範囲内であるか否かを高速に
判定できる色判定装置を提供する。 【解決手段】 色データにより表現可能な全ての色につ
いて、各色データと基準色と同色と認められる範囲内で
あるか否かの結果とを対応付けて記憶するR,G,B色
空間テーブル記憶手段を構成するEEPROM4と、色
データが入力されたときに、その色データが基準色と同
色と認められる範囲内であるか否かの結果をR,G,B
色空間テーブル記憶手段から読み出して出力する判定結
果出力手段を実現するCPU1とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各々所定ビット数
のR,G,B各色のデータからなる色データに基づい
て、その色が予め決められた基準色と同色と認められる
範囲内であるか否かを判定する色判定装置、およびその
色判定装置に用いる色空間テーブルを作成するための色
空間テーブル作成方法、ならびにその色空間テーブルを
記憶した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば電子部品などの工業製品の製造
においては、完成品が良品であるか否かなどの検査に際
して、製品をビデオカメラなどにより撮像し、所定の着
色部分の色を調べるという手法が広く採用されている。
【0003】一例を挙げれば、ガラスシールダイオード
の場合、標印部分、デュメット部分、および半田付け部
分のそれぞれについて、各別にビデオカメラにより撮像
し、各々8ビットのR,G,Bデータからなる色データ
を、各画素毎にX,Y,Z色空間における座標に変換
し、さらにそれをLabあるいはLuvなどの所定の色
空間の座標に変換して、その座標が所定の基準色の座標
を中心とする等色空間内に位置するか否かを調べること
により、各色データが基準色と同色と認められる範囲内
であるか否かを逐次判定していた。
【0004】しかし、上記従来の手法では、各画素の色
データ毎に浮動小数点演算を含む上記のような複雑な演
算を行なう必要があり、色の判定に多くの時間を要する
という課題があった。
【0005】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、各々所定ビット数の赤、緑、青各
色のデータからなる色データに基づいて、その色が予め
決められた基準色と同色と認められる範囲内であるか否
かを高速に判定できる色判定装置、およびその色判定装
置に用いる色空間テーブルを作成するための色空間テー
ブル作成方法、ならびにその色空間テーブルを記憶した
記録媒体を提供することを、その課題とする。
【0006】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0007】本発明の第1の側面によれば、各々所定ビ
ット数の赤、緑、青各色のデータからなる色データに基
づいて、その色が予め決められた基準色と同色と認めら
れる範囲内であるか否かを判定する色判定装置であっ
て、色データにより表現可能な全ての色について、各色
データと基準色と同色と認められる範囲内であるか否か
の結果とを対応付けて記憶するR,G,B色空間テーブ
ル記憶手段と、色データが入力されたときに、その色デ
ータが基準色と同色と認められる範囲内であるか否かの
結果をR,G,B色空間テーブル記憶手段から読み出し
て出力する判定結果出力手段とを備えたことを特徴とす
る、色判定装置が提供される。
【0008】好ましい実施の形態によれば、基準色と同
色と認められる範囲の色は、R,G,B色空間とは別の
色空間において、基準色との色差が予め決められた所定
範囲内である色であって、基準色は、複数存在し、これ
ら全ての基準色に対して、予め決められた所定範囲の色
差が同一である。
【0009】他の好ましい実施の形態によれば、別の色
空間において基準色との色差が所定範囲内である空間を
等色空間としたときに、複数の基準色を中心とする複数
の等色空間によって挟まれた狭小空間に存在する色も、
基準色と同色と認められる範囲の色として取り扱う。
【0010】他の好ましい実施の形態によれば、別の色
空間において基準色との色差が所定範囲内である空間を
等色空間としたときに、その等色空間よりも半径の小さ
な除去用等色空間を任意数設定し、その除去用等色空間
に存在する色は、等色空間に存在していても、基準色と
同色と認められる範囲の色として取り扱わない。
【0011】他の好ましい実施の形態によれば、R,
G,B色空間テーブル記憶手段は、相互に異なる内容の
複数のR,G,B色空間テーブルを記憶している。
【0012】他の好ましい実施の形態によれば、透明体
の内部または表面に存在する着色箇所の色が予め決めら
れた基準色と同色と認められる範囲内であるか否かを判
定する色判定装置であって、透明体を撮像する撮像装置
と、撮像装置からの画像データに基づいて透明体の輪郭
を認識し、その認識結果に基づいて着色箇所を判断する
画像解析手段と、画像解析手段による判断結果に基づい
て、着色箇所の色データを順次判定結果出力手段に供給
する色データ供給手段とを有する。
【0013】本発明の第2の側面によれば、各々所定ビ
ット数の赤、緑、青各色のデータからなる色データに基
づいて、その色が予め決められた基準色と同色と認めら
れる範囲内であるか否かを判定するために用いる色空間
テーブルを作成する色空間テーブル作成方法であって、
色判定の対象となる対象物の着色箇所を撮像するステッ
プと、撮像した画像の画像データに基づいて、着色箇所
の所定範囲について色データの平均値を求めるステップ
と、色データの平均値に相当する色を基準色として、
R,G,B色空間とは異なる所定の色空間における基準
色の座標を求め、さらにその座標を中心とする所定半径
の球の内部に相当する等色空間を求めるステップと、色
データにより表現可能な全ての色について、各色データ
が等色空間に属するか否かを判別するステップとを実行
することを特徴とする、色空間テーブル作成方法が提供
される。
【0014】本発明の第3の側面によれば、各々所定ビ
ット数のR,G,B各色のデータからなる色データに基
づいて、その色が予め決められた基準色と同色と認めら
れる範囲内であるか否かを判定するために用いる色空間
テーブルが格納された記録媒体であって、色データによ
り表現可能な全ての色について、各色データと、基準色
と同色と認められる範囲内であるか否かの結果とが対応
付けて格納されていることを特徴とする、記録媒体が提
供される。
【0015】好ましい実施の形態によれば、不揮発性メ
モリからなり、各色データをアドレスとし、基準色と同
色と認められる範囲内であるか否かの結果を記憶内容と
する。
【0016】このように、色データにより表現可能な全
ての色について、各色データと基準色と同色と認められ
る範囲内であるか否かの結果とを対応付けて記憶する
R,G,B色空間テーブル記憶手段と、色データが入力
されたときに、その色データが基準色と同色と認められ
る範囲内であるか否かの結果をR,G,B色空間テーブ
ル記憶手段から読み出して出力する判定結果出力手段と
を備えたので、各画素毎に座標変換のための複雑な演算
を実行する必要がなくなることから、各々所定ビット数
のR,G,B各色のデータからなる色データに基づい
て、その色が予め決められた基準色と同色と認められる
範囲内であるか否かを高速に判定できる。
【0017】すなわち、予めR,G,B色空間テーブル
を作成して不揮発性メモリなどに記憶させておくことに
より、実際の色判定に際しては、単にR,G,B色空間
テーブルを参照するだけで判定結果が得られるので、複
雑な演算が一切不要になり、判定に要する時間を飛躍的
に低減できる。
【0018】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0020】図1は、本発明に係る色判定装置を採用し
た電子部品検査装置の概略構成図であって、この電子部
品検査装置は、CPU1、RAM2、ROM3、EEP
ROM4、インターフェイス回路5、ビデオカメラ6、
表示部7、操作部8、および印字部9を備えている。C
PU1、RAM2、ROM3、EEPROM4、および
インターフェイス回路5は、バス線11により相互に接
続されている。ビデオカメラ6、表示部7、操作部8、
および印字部9は、インターフェイス回路5に接続され
ている。
【0021】CPU(central processing unit )1
は、ROM3に格納されているプログラムに基づいて動
作し、電子部品検査装置の全体を制御する。
【0022】RAM(random access memory)2は、各
種のデータやプログラムを一時的に記憶し、CPU1に
ワーク領域を提供する。
【0023】ROM(read only memory)3には、CP
U1を動作させるためのプログラムが格納されている。
【0024】EEPROM(electrically erasable an
d programmable read only memory)4には、複数の
R,G,B色空間テーブルが格納されている。
【0025】インターフェイス回路5は、ASIC(ap
plication specific integrated circuit )により構成
されており、ビデオカメラ6、表示部7、操作部8、お
よび印字部9とCPU1との間の通信を制御する。
【0026】ビデオカメラ6は、CCD(charge couple
d device) 撮像装置を備えており、対象物としてのガラ
スシールダイオードを撮像し、その画像信号をインター
フェイス回路5に供給する。
【0027】表示部7は、LCD(liquid crystal dis
play)あるいはCRT(cathode-ray tube)を備えてお
り、CPU1により制御されて各種の表示を行う。
【0028】操作部8は、キースイッチ群を備えてお
り、使用者の操作に応じた操作信号をインターフェイス
回路5に出力する。
【0029】印字部9は、レーザ方式あるいは熱転写方
式などのプリンタを備えており、CPU1により制御さ
れて記録用紙上に各種の印刷を行なう。
【0030】図2は、検査対象物としてのガラスシール
ダイオードの正面図であって、このガラスシールダイオ
ード21は、円柱状の本体部22と、この本体部22の
軸芯方向両端から軸芯に沿って突出するリード23、2
4とにより構成されている。本体部22は、標印部25
とデュメット部26とを有し、これら標印部25および
デュメット部26は透明なガラス27により覆われてい
る。リード23には、本体部22との接続のための半田
部28が形成されている。
【0031】図3は、EEPROM4の記憶内容の概念
説明図であって、EEPROM4は、半田部用R,G,
B色空間テーブル31、標印部用R,G,B色空間テー
ブル32、およびデュメット部用R,G,B色空間テー
ブル33を記憶している。
【0032】上記電子部品検査装置によるガラスシール
ダイオード21の検査方法を説明する前に、デュメット
部用R,G,B色空間テーブル33の作成方法について
説明する。
【0033】ビデオカメラ6によりガラスシールダイオ
ード21が撮像されると、ビデオカメラ6からの画像信
号がインターフェイス回路5に供給される。これにより
インターフェイス回路5が、ビデオカメラ6からのアナ
ログの画像信号をディジタルの画像データに変換し、R
AM2に格納する。これによりCPU1が、RAM2に
格納された画像データを解析し、ガラスシールダイオー
ド21の輪郭を判断して、それに基づいて図2に二点鎖
線で示される所定のサンプリング領域Aを特定する。そ
してCPU1が、サンプリング領域Aの各画素の色デー
タを累積加算し、加算結果に基づいて色データの平均値
を演算する。すなわち、各々8ビットの赤、緑、青各色
のデータを色別に順次加算し、その累積値を累積数で除
することにより各色毎の平均値を求める。
【0034】次にCPU1が、求めた平均値を基準色と
して、その座標をR,G,B色空間における座標から
X,Y,Z色空間における座標に座標変換し、さらにL
ab色空間における座標に座標変換する。そして、CP
U1が、Lab色空間において、基準色の座標を中心と
する所定半径の球、すなわち等色空間を求める。Lab
色空間における等色空間の表面は、基準色との色差が相
互に等しい色の集合によって形成されることになる。そ
して、CPU1が、各々8ビットの赤、緑、青各色のデ
ータからなる色データによって表現可能な全ての色につ
いて、Lab色空間における座標を求め、各色データが
上記等色空間内に存在しているか否かを判断し、その判
断結果を、色データと対応付けてデュメット部用R,
G,B色空間テーブル33としてEEPROM4に格納
する。
【0035】具体的には、合計24ビットのデータであ
る色データをアドレスとして、等色空間内に属するか否
かの判定結果を各アドレスの記憶内容とする。このよう
にすれば、各アドスの記憶内容が1ビットのEEPRO
M4を用いることができる。
【0036】もちろん、基準色は1色に限らず、2色以
上設定してもよい。たとえば、デュメット部26の色む
らが激しい場合、任意数の閾値を設定して、サンプリン
グ領域Aのサンプリング結果を複数の群に区分し、各群
毎に平均値を求めて、それぞれを基準色としてもよい。
そして、各基準色を中心として、相互に同一半径の球を
等色空間とする。この場合、各基準色毎に等色空間が生
成されるので、いずれの等色空間内に属する色であって
も等色空間内に属していると判定する。
【0037】すなわち、等色空間の半径である設定色差
をE、Lab色空間におけるn+1個の基準色の座標を
(L0 ,a0 ,b0 )〜(Ln ,an ,bn )、各色デ
ータのLab色空間における座標を(L,a,b)とす
ると、等色空間内に属すると判定される色データの集合
は下記数式1で表される。
【0038】
【数1】
【0039】このように複数の等色空間を生成した場
合、隣接する等色空間に挟まれた小さな間隙が発生する
ことがあるが、その間隙も等色空間内に属しているもの
として処理してもよい。
【0040】また、等色空間を多数生成すると、基準色
と同色であると判定したくない色も等色空間内に含まれ
てしまうことがあるが、この場合、それらの色を等色空
間内に属しないものとして処理してもよい。たとえば、
除去したい色の中心となる除去用基準色を任意数設定し
て、その除去用基準色を中心とする小さな半径の除去用
等色空間を設定し、その除去用等色空間内に属する色
は、無条件に等色空間内に属しないものと判定するので
ある。
【0041】すなわち、除去用等色空間の半径である設
定色差を#E、Lab色空間におけるn+1個の除去用
基準色の座標を(#L0 ,#a0 ,#b0 )〜(#
n ,#an ,#bn )、各色データのLab色空間に
おける座標を(L,a,b)とすると、無条件に等色空
間内に属しないと判定される色データの集合は下記数式
2で表される。もちろん、E>#Eである。
【0042】
【数2】
【0043】標印部25についても、図2に二点鎖線で
示される所定のサンプリング領域Bを特定し、上記と同
様の方法で標印部用R,G,B色空間テーブル32を作
製して、EEPROM4に格納する。
【0044】半田部28についても、図2に二点鎖線で
示される所定のサンプリング領域Cを特定し、上記と同
様の方法で半田部用R,G,B色空間テーブル31を作
製して、EEPROM4に格納する。
【0045】かくして半田部用R,G,B色空間テーブ
ル31と標印部用R,G,B色空間テーブル32とデュ
メット部用R,G,B色空間テーブル33とがEEPR
OM4に格納された状態で、ガラスシールダイオード2
1の検査を行う。
【0046】ガラスシールダイオード21の検査に際し
ては、先ず、ビデオカメラ6によりガラスシールダイオ
ード21を撮像する。このとき、光学系により、ガラス
シールダイオード21の透明部分の輪郭がうまく浮き出
るようにすることが好ましい。これにより、ビデオカメ
ラ6からの画像信号がインターフェイス回路5に供給さ
れる。そして、インターフェイス回路5が、ビデオカメ
ラ6からのアナログの画像信号をディジタルの画像デー
タに変換し、RAM2に格納する。これによりCPU1
が、RAM2に格納された画像データを解析し、ガラス
シールダイオード21の輪郭を判断して、それに基づい
てデュメット部26を特定する。そしてCPU1が、デ
ュメット部26の色データを1画素毎にRAM2から読
み出し、その24ビットのデータをアドレスとしてEE
PROM4に供給する。これにより、EEPROM4の
デュメット部用R,G,B色空間テーブル33から1ビ
ットの判定結果が順次読み出されるので、CPU1が、
その判定結果を順次RAM2に格納する。かくして、R
AM2には、デュメット部26の各画素の色が基準色と
同色と認められる範囲内であるか否かの判定結果の集合
が格納される。そしてCPU1が、その判定結果の集合
を解析し、ガラスシールダイオード21が良品であるか
否かを判断する。たとえば、デュメット部26の一部が
欠損している場合や、変質により変色しているような場
合、判定結果の集合を解析することにより、不良品と判
断できる。
【0047】上記と同様の動作を標印部25および半田
部28についても実行することにより、ガラスシールダ
イオード21の全体にわたって良品か不良品かの検査を
行うことができる。もちろん、標印部25の検査に際し
ては標印部用R,G,B色空間テーブル32を使用し、
半田部28の検査に際いては半田部用R,G,B色空間
テーブル31を用いる。また、標印部用R,G,B色空
間テーブル32および半田部用R,G,B色空間テーブ
ル31を用いる場合、色データを直接EEPROM4の
アドレスとすることができないので、たとえば、24ビ
ットの色データにオフセット値を加算した値をアドレス
として用いる。標印部25の検査の場合、RAM2に格
納された、標印部25の各画素の色が基準色と同色と認
められる範囲内であるか否かの判定結果の集合を解析す
ることにより、標印部25の文字の欠損や変色などを調
べることもできる。半田部28の検査の場合、半田の有
無などを調べることができる。
【0048】検査の結果は、表示部7に表示され、ま
た、必要に応じて印字部9により印刷される。
【0049】このように、ガラスシールダイオード21
の検査に際して、EEPROM4に格納されている半田
部用R,G,B色空間テーブル31、標印部用R,G,
B色空間テーブル32、およびデュメット部用R,G,
B色空間テーブル33を利用するので、各画素の色デー
タが基準色と同色と認められる範囲内であるか否かを極
めて迅速に判定でき、この結果、ガラスシールダイオー
ド21の検査に要する時間を飛躍的に短縮できる。すな
わち、各画素の色データについて、浮動小数点演算を含
む座標変換などの複雑な演算を一切施すことなく、単に
EEPROM4から結果を読み出すだけであるので、各
画素の色データが基準色と同色と認められる範囲内であ
るか否かの判定に要する時間を飛躍的に短縮できるので
ある。
【0050】また、色差が相互に同一の複数の等色空間
を設定すれば、判定の精度を良好に向上させることがで
きる。すなわち、従来は1個の等色空間を設定し、必要
に応じてその半径すなわち色差を適宜変更していたが、
このような方法では、色差が小さければ、基準色と同色
と認められる範囲を全てカバーすることができず、その
ため色差を大きくすれば、基準色と同色と認めたくない
色まで等色空間内に含んでしまうという、解決し難い課
題が存在したのであるが、複数の等色空間を設定するこ
とにより、上記の課題を良好に解決できたのである。
【0051】また、互いに隣接する等色空間の小さな間
隙に位置する色も等色空間内に属するとして取り扱った
り、あるいは、小さな除去用等色空間を任意数設定し
て、その除去用等色空間内に属する色は、無条件に等色
空間内に属しないものと判定するように構成すれば、判
定の精度を一層向上させることができる。
【0052】また、EEPROM4に複数のR,G,B
色空間テーブル、すなわち半田部用R,G,B色空間テ
ーブル31と標印部用R,G,B色空間テーブル32と
デュメット部用R,G,B色空間テーブル33とを格納
したので、ガラスシールダイオード21の検査を一挙に
効率よく行なえる。
【0053】なお、上記実施形態においては、ガラスシ
ールダイオード21の検査を行ったが、本発明はこれに
限らず、ペットボトル飲料や飴などの着色箇所を有する
透明体、あるいは各種の非透明体の検査に適用可能であ
る。
【0054】また、上記実施形態においては、ガラスシ
ールダイオード21をビデオカメラ6により撮像した
が、ビデオカメラ6の代わりに電子スチルカメラを用い
てもよい。
【0055】また、上記実施形態においては、各R,
G,B色空間テーブル31,32,33をEEPROM
4に格納したが、EEPROM4の代わりに、フラッシ
ュメモリ、充電電池などにより電源バックアップが施さ
れたRAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、
あるいは光ディスクなどを用いてもよい。
【0056】また、上記実施形態においては、Lab色
空間において等色空間を設定したが、Lab色空間に限
らず、たとえばLuv色空間において等色空間を設定し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色判定装置を採用した電子部品検
査装置の概略構成図である。
【図2】検査対象物としてのガラスシールダイオードの
正面図である。
【図3】EEPROMの記憶内容の概念説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 EEPROM 5 インターフェイス回路 6 ビデオカメラ 7 表示部7 8 操作部 9 印字部 11 バス線 21 ガラスシールダイオード 22 本体部 23 リード 24 リード 25 標印部 26 デュメット部 27 ガラス 28 半田部 31 半田部用R,G,B色空間テーブル 32 標印部用R,G,B色空間テーブル 33 デュメット部用R,G,B色空間テーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々所定ビット数の赤、緑、青各色のデ
    ータからなる色データに基づいて、その色が予め決めら
    れた基準色と同色と認められる範囲内であるか否かを判
    定する色判定装置であって、 前記色データにより表現可能な全ての色について、各色
    データと前記基準色と同色と認められる範囲内であるか
    否かの結果とを対応付けて記憶するR,G,B色空間テ
    ーブル記憶手段と、 前記色データが入力されたときに、その色データが前記
    基準色と同色と認められる範囲内であるか否かの結果を
    前記R,G,B色空間テーブル記憶手段から読み出して
    出力する判定結果出力手段とを備えたことを特徴とす
    る、色判定装置。
  2. 【請求項2】 前記基準色と同色と認められる範囲の色
    は、R,G,B色空間とは別の色空間において、前記基
    準色との色差が予め決められた所定範囲内である色であ
    って、 前記基準色は、複数存在し、これら全ての基準色に対し
    て、前記予め決められた所定範囲の色差が同一である、
    請求項1に記載の色判定装置。
  3. 【請求項3】 前記別の色空間において前記基準色との
    色差が所定範囲内である空間を等色空間としたときに、
    前記複数の基準色を中心とする複数の等色空間によって
    挟まれた狭小空間に存在する色も、前記基準色と同色と
    認められる範囲の色として取り扱う、請求項2に記載の
    色判定装置。
  4. 【請求項4】 前記別の色空間において前記基準色との
    色差が所定範囲内である空間を等色空間としたときに、
    その等色空間よりも半径の小さな除去用等色空間を任意
    数設定し、その除去用等色空間に存在する色は、前記等
    色空間に存在していても、前記基準色と同色と認められ
    る範囲の色として取り扱わない、請求項2または3に記
    載の色判定装置。
  5. 【請求項5】 前記R,G,B色空間テーブル記憶手段
    は、相互に異なる内容の複数のR,G,B色空間テーブ
    ルを記憶している、請求項1ないし4のいずれかに記載
    の色判定装置。
  6. 【請求項6】 透明体の内部または表面に存在する着色
    箇所の色が予め決められた基準色と同色と認められる範
    囲内であるか否かを判定する色判定装置であって、 前記透明体を撮像する撮像装置と、 前記撮像装置からの画像データに基づいて前記透明体の
    輪郭を認識し、その認識結果に基づいて前記着色箇所を
    判断する画像解析手段と、 前記画像解析手段による判断結果に基づいて、前記着色
    箇所の色データを順次前記判定結果出力手段に供給する
    色データ供給手段とを有する、請求項1ないし5のいず
    れかに記載の色判定装置。
  7. 【請求項7】 各々所定ビット数の赤、緑、青各色のデ
    ータからなる色データに基づいて、その色が予め決めら
    れた基準色と同色と認められる範囲内であるか否かを判
    定するために用いる色空間テーブルを作成する色空間テ
    ーブル作成方法であって、 色判定の対象となる対象物の着色箇所を撮像するステッ
    プと、 撮像した画像の画像データに基づいて、前記着色箇所の
    所定範囲について前記色データの平均値を求めるステッ
    プと、 前記色データの平均値に相当する色を基準色として、
    R,G,B色空間とは異なる所定の色空間における前記
    基準色の座標を求め、さらにその座標を中心とする所定
    半径の球の内部に相当する等色空間を求めるステップ
    と、 前記色データにより表現可能な全ての色について、各色
    データが前記等色空間に属するか否かを判別するステッ
    プとを実行することを特徴とする、色空間テーブル作成
    方法。
  8. 【請求項8】 各々所定ビット数の赤、緑、青各色のデ
    ータからなる色データに基づいて、その色が予め決めら
    れた基準色と同色と認められる範囲内であるか否かを判
    定するために用いる色空間テーブルが格納された記録媒
    体であって、 前記色データにより表現可能な全ての色について、各色
    データと、前記基準色と同色と認められる範囲内である
    か否かの結果とが対応付けて格納されていることを特徴
    とする、記録媒体。
  9. 【請求項9】 不揮発性メモリからなり、前記各色デー
    タをアドレスとし、前記基準色と同色と認められる範囲
    内であるか否かの結果を記憶内容とする、請求項8に記
    載の記録媒体。
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