JP2005250865A - カラーコード、カラーコードの読取り装置および資料提示装置 - Google Patents

カラーコード、カラーコードの読取り装置および資料提示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 カラーコードの退色および濃度の変化が発生しても、高い読み取り精度を確保することができる技術を提供する。
【解決手段】無彩色で表示される枠102内に、複数のモジュール105が、前記枠102と異なる色の無彩色で表示される仕切り104を間に挟んで配列されるとともに、3つの基準色:RGBの色補正用モジュール103が配列されている。モジュール105の色情報の読取りに際し、枠102と仕切り104の色に基づき濃度補正が、色補正用モジュール103の色に基づき色補正がなされる。こうすることで、カラーコードの発色状態が退色により変化した場合、あるいは濃度が変化した場合であっても、当初の発色状態や濃度に基づいた情報を読取ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、識別媒体における識別手段としてカラーコードを用いる場合の技術に関する。また、このカラーコードを、プレゼンテーション等において資料の画像を表示する技術に適用した技術に関する。
各種カードあるいは物品等の固有情報を表示する手段としてカラーコードを用いる技術が知られている。この技術としては、例えば特許文献1、特許文献2あるいは特許文献3に記載された技術が知られている。カラーコードを用いる方法は、色彩情報の組み合わせを利用するので、バーコードを利用した識別技術に比較して、情報量を飛躍的に多くできる優位性がある。
特開平5−333779号公報 特開2002−163603号公報 特開平11−258049号公報
しかしながら、カラーコードは、時間経過と共に退色(色褪せ)と濃度の変化が発生し、情報の読み取り精度の低下や読み取りが困難となる欠点がある。特に、強い光が照射された場合、この傾向が顕著に現れる。また、上述したカラーコードの優位性を生かすには、利用する色彩の種類を増やす必要があるが、色彩の種類を増やすと、退色や濃度の変化が発生した場合における読み取り精度の低下が著しくなる。
本発明は、カラーコードの退色および濃度の変化が発生しても、高い読み取り精度を確保することができる技術を提供することを課題とする。
本発明のカラーコードは、色によって数値コードを表す着色された複数のモジュールが所定の規則で配列され、これらモジュールの色および配列順が読取り手段で読取られることにより、所定の情報を識別させるカラーコードであって、無彩色で表示される枠内に、前記複数のモジュールが、前記枠と異なる色の無彩色で表示される仕切りを間に挟んで配列されるとともに、3つの基準色:RGBの中の少なくとも一つの基準色に着色された色補正用モジュールが配置され、このカラーコードが読取られる際に前記複数のモジュールとともに前記枠、仕切りおよび色補正モジュールが読取られ、これによって前記所定の情報とともに濃度補正用データと色補正用データとを提供することを特徴とする。
上記発明のカラーコードにおいては、枠と仕切りの色を参照することで、印刷インクの劣化等により印刷面の濃度の変化が発生していても、その変化の状態を補正してデータを読取ることができ、データ読取り精度の低下を抑えることができる。
また、上記発明のカラーコードにおいては、色補正モジュールの色彩を参照することで、カラーコードの表示に退色が発生していても、その退色具合を補正して、データを読取ることができ、色彩の退色に従うデータ読取り精度の低下の影響を低減することができる。
本発明のカラーコードにおいて、モジュールの読取り開始端を指定するスタートコードと、読取り終端を指定するエンドコードとを有することは好ましい。この態様によれば、複数のモジュールが配列されたカラーコードの読取り方向が判別可能となり、データ読取りを高速に行うことができる。
またこの態様において、スタートコードおよびエンドコードは、枠の幅で表示されるようにすることは好ましい。この態様によれば、簡単な仕組みによって、読取り方向を決めることができる。
本発明のカラーコードは、各種の識別媒体として利用することができる。例えば、本発明は公知のバーコードの代わりとして各種の対象物の固有情報表示手段として利用することができる。固有情報としては、物品の種類、物品の値段、物品の製造番号、食品等における成分表示、あるいはセキュリティー情報といったものを挙げることができる。また、カードや身分証明書に利用するのであれば、固有情報として人名やID番号といったものを挙げることができる。
また本発明のカラーコードの読取り装置は、無彩色で表示される枠内に、色によって数値コードを表す着色された複数のモジュールが、前記枠と異なる色の無彩色で表示される仕切りを間に挟んで配列されるとともに、3つの基準色:RGBの中の少なくとも一つの基準色に着色された色補正用モジュールが配置されたカラーコードの読取り装置であって、前記複数のモジュール、枠、仕切りおよび色補正モジュールを読取る読取り手段と、前記枠および仕切りから得られる濃度補正用データに基づき前記複数のモジュールそれぞれからの読取り情報に濃度補正を加え、且つ前記色補正モジュールから得られる色補正用データに基づき前記複数のモジュールそれぞれからの読取り情報に色補正を加える補正手段とを備えることを特徴とする。
上記カラーコードの読取り装置によれば、カラーコードの表示に濃度変化や退色が発生しても、その変化を補正してカラーコードの表示内容を読取ることができる。これにより、カラーコードの表示に濃度変化や退色が発生しても、カラーコードによって表されるデータ固有情報の読取り精度の低下を抑えた読取りを行うことができる。
本発明は、上述したカラーコードを利用した資料提示装置として把握することもできる。すなわち、本発明の資料提示装置は、資料が載置される資料載置台と、この資料載置台に載置された資料を撮影し、前記資料の画像データを得る撮像手段と、前記資料の画像データ、およびこの画像データに関連付けられたデータ固有情報を登録する登録手段と、前述したカラーコードにおける複数のモジュール、枠、仕切りおよび色補正モジュールを読取る読取り手段と、前記枠および仕切りの読取り結果から濃度補正用データを算出し、前記色補正モジュールの読取り結果から色補正用データを算出する補正データ算出手段と、前記濃度補正用データおよび前記色補正用データに基づいて、前記複数のモジュールの読取り結果を補正し、前記データ固有情報を算出するデータ固有情報算出手段と、算出された前記データ固有情報に関連付けられた画像データを読出す読出し手段と、読出された前記画像データを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
この資料提示装置によれば、資料提示装置にセットされた資料の画像データがカラーコードから読取られるデータ固有情報に基づいて特定され、この画像データを適当な記憶媒体から読出すことができる。そしてこの際、カラーコードの表示に濃度変化や退色が発生したとしても、その濃度変化や退色の状態を検出し、濃度変化や退色が発生する前の段階の濃度や色彩が算出され、正確なデータ固有情報の読取りが行われる。これにより、画像データの誤読取りや読取りエラーを抑制することができる。
本発明によれば、カラーコードを表す表示部分の濃度変化および色彩変化が識別され、その変化の状態に基づいて、変化前の濃度および発色状態を求めるデータ処理が行われることで、カラーコードの退色および濃度の変化が発生しても、カラーコードに基づく情報の読み取り精度を確保することができる。
本発明は、カラーコードに基づく情報の読取り精度を確保できるので、カラーコードを構成する色の数を多くし、扱うデータ固有情報の数を多くした場合に特に有効となる。すなわち、カラーコードを構成する色の種類を多くした場合、濃淡の変化や退色が読取り精度に与える悪影響がより顕著になるが、本発明を採用することで、濃淡の変化や退色があっても補正処理により、その影響が排除され、扱う情報量を多くすることができる優位性が損なわれることが防止される。
(第1の実施形態)
1―1.第1の実施形態の構成
図1は、本発明を利用したカラーコードの一例を示す平面図である。図1に示すカラーコード101は、周辺縁部に設けられた黒色の枠102、この枠102内に白色の仕切り104を挟んで配置された複数のモジュール105、およびRGBの色補正用モジュール103を備えている。
枠102と仕切り104とは、データの読取り時における濃度補正に利用される。モジュール105は、カラーコードを構成する単位であり、図1の例では、A、B、CおよびDの4つが配置されている。A〜Dは、利用する色の種類から任意に選ぶことができる。例えば16色を利用するカラーコードであるならば、A〜Dとしてこの16色の色から任意の色を選択することができる。A〜Dの色の組み合わせによって、カラーコード101にデータ固有情報を与えることができる。
隣り合うモジュール105の間に仕切り104を配置しているのは、読取り時の解像度を上げるためである。例えば、この仕切りがない場合には、モジュール間の境界の認識は、隣り合うモジュール同士の色の違いのみに依存せざるを得なくなるが、仕切り104を配置していることで、この無彩色部分がモジュールの区切りであることが明示されて誤読の発生を防止することができる。
図1に示す例においては、枠102の図中左端部分の幅111と図中右端部分の幅112とを意図的に異ならせている。こうすることで、A→B→C→Dの順にモジュールの色を識別し、その組み合わせをコードとして検出するのか、あるいはD→C→B→Aの順にモジュールの色を識別し、その組み合わせをコードとして検出するのか、を決めることができる。このように、枠102の幅により、読取り開始点を指定するスタートコードと読取り終端点を指定するエンドコードを設けることができる。
この例では、枠102の幅の厚い部分111がスタートコードとして設定されている。したがって、モジュール105は、A→B→C→Dの順序で読出し、その順序で読取った色の組み合わせによってデータ固有情報が与えられる。
1−2.カラーコードの読取り手順の一例
図2は、図1に示すカラーコードの読取り手順の一例を示すフローチャートである。読取りが開始されると、カメラ(例えばCCDカメラ)によってカラーコード101(図1参照)の全体が撮像される(ステップS201)。
カラーコード101を撮像したら、撮像画像を解析し、枠102の幅の違いから、スタートコードの位置を検出する(ステップS202)。この場合は、符号111の部分がスタートコードとして検出される。
次に枠102の黒色と仕切り104の白色との間の濃度差から濃度補正情報を取得し(ステップS203)、さらに色補正モジュール103の読取りデータから、色補正情報の取得が行われる(ステップS204)。
次にモジュール105の色データが取得される(ステップS205)。ステップS205では、図1のカラーコード101におけるモジュールAの色データ、モジュールBの色データ、モジュールCの色データ、モジュールDの色データが順に取得される。この色データは、例えば(赤)(青)(橙)(黄)といった色に対応する数値によって表される。
各モジュールの色データを取得したら、これらの色データに対して、濃度補正処理(ステップS206)および色補正処理(ステップS207)が施される。この例では、濃度補正処理において、黒と白との間の濃淡変化を補正する処理を行い、色補正処理において、3つの基準色:RGBのそれぞれにおける色の濃さ(各基準色の濃淡)の変化を補正する処理を行う。この色補正は、退色の状態を3つの基準色:RGBそれぞれにおける色の濃さの変化によって評価することで行うものである。このようにして、全体の濃度変化に対する補正と、カラー表示の色の変化に対する補正とが行われる。
色データの配列とデータ固有情報との対応関係は予め決められているので、A〜Dの色データの並びによってカラーコード101によって表されるデータ固有情報が取得される(ステップS208)。
以下、ステップS206における濃度補正処理について説明する。図3は、濃度補正処理の原理を説明するための概念図である。図3において、横軸は、画像解析等により読取った濃度の度合いを示す。また縦軸は、当初の濃度の度合い(濃度変化が発生していない状態における濃度の度合い)を示す。図3には、濃度の度合いとして、黒と白との間の濃淡についての例が示されている。
例えば、時間経過に従う印刷材料の変化等による濃度の変化がない場合を考える。この場合、図3(A)に示すように、読取った濃度値と当初の濃度値は、共に濃度レベル4でる。なお、この例では、濃度レベル1を黒、濃度レベル6を白とし、その間の濃淡を、濃度レベル2〜5で表している。
次に、時間経過に従う印刷材料の変化等による濃度の変化があった場合を考える。ここでは、印刷表示が薄くなり、モノクロ表示の場合、表示が白っぽくなる方向に変化が生じる場合を例に挙げて説明を加える。この場合、濃度値として濃度レベル5が検出されたとしても、それは当初の濃度状態がより薄い濃度状態に変化した後の濃度を検出していることになる。つまり、ここで判定された濃度レベル5というのは、当初は濃度レベル3なり4という濃度であったものの変化後の値ということになる。このように、インクの変質等により濃度が変化してしまう場合、意図した濃度情報を読取ることができなくなる。
そこで、本実施形態においては、濃度補正関数を用いて検出値を補正し、変化前の濃度情報(つまり当初の濃度情報)を算出する処理を行う。すなわち、図3(B)に示すように、読取った濃度値と当初の濃度値との関係を表す濃度補正関数302を用い、変化後の濃度から変化前の濃度を得る処理を行う。
図3(B)には、濃度変化が白っぽくなる方向に変化する場合における濃度補正関数の一例が示されている。この例では、直線302で示されるような関係が存在する場合の例が示されている。
以下一例として、図2のステップS206において行われる濃度補正処理が、図3(B)に示す濃度補正関数を用いて行われる場合の例を説明する。この場合、ステップS203において取得された濃度補正情報に基づいて、図3(B)の直線302に相当する濃度補正関数をまず選択する。この例では、予め濃度の変化に応じた濃度補正関数を実験的に求めておき、その中から適当なものを選択する。
濃度補正関数を求めたら、この濃度補正関数を用いて読取った濃度値から当初の濃度値を算出する。例えば、図3(B)の場合でいうと、読取った濃度値(濃度レベル5)から当初の濃度値(濃度レベル4)を算出する。こうすることで、インクの劣化等により濃度が変化しても、その変化の状態を補正し、当初の劣化前の濃度値を得ることができる。
図3(B)には、濃度補正関数として、直線302で示される関数が例示されているが、その形や所定数は、図3(B)に示す例に限定されるものではない。濃度補正関数の形や所定数は、利用されているインクの種類や印刷がされている基材の種類等によって多様なものとなる。
次にステップS207における色補正処理について説明する。図4は、色補正処理の原理を説明するための概念図である。図4において、横軸は、画像解析等により読取った特定の色の濃さを示す。また縦軸は、この特定の色の当初の濃さ(退色が発生していない状態における色の濃さ)を示す。この特定の色としては、例えば3つの基準色:RGBが選択される。3つの基準色:RGBが選択される場合、図4に示す読取った色の濃さと当初の色の濃さとの関係を示す線図は、RGBのそれぞれに対応した3種類となる。
ここで、時間経過に従う印刷材料の劣化等による各基準色の色の濃さに変化がない場合を考える。この場合、図4(A)に示すように、特定の基準色における読取った色の濃さと当初の色の濃さは、同じである。図4(A)には、一例として読取った色の濃さと当初の色の濃さが共に同じ濃さである場合の例が示されている。
次に、時間経過に従う印刷材料の変化等により色褪せが発生し、色の濃さに変化が生じる場合を考える。ここでは、色褪せによって、基準色の色素が抜けて薄い色(白っぽい色)になる方向に変化する場合を想定し、説明を加える。
図4(B)には、読取った色の濃さがレベル3であっても、それはレベル4の色の濃さが退色し、やや薄くなった場合の例が示されている。図4(B)には、説明を分かり易く簡略化するため、退色によって、1段階色素が抜ける方向に色の濃さが変化する場合の例が示されている。
この場合、当初の色の濃さと退色後の色の濃さの関係は、図4(B)の直線402によって示される関係となる。本実施形態においては、この関係を色補正関数として用いて退色の影響を排除する処理を行う。
以下一例として、図2のステップS207において行われる色補正処理が、図4(B)に示す色補正関数を用いて行われる場合の例を説明する。この場合、ステップS204において取得された色補正情報に基づいて、基準色毎に用意された図4(B)の直線402に相当する色補正関数を選択する。この例では、予め色の濃さの変化に応じた色補正関数をRGBの各基準色それぞれにおいて実験的に求めておき、その中から適当なものを選択する。
次にモジュール105の色情報を取得し(ステップS205)、先に選択した色補正関数を用いて各基準色の退色の具合を修正し、退色前の色の濃さを算出する(ステップS206)。
例えば、図4(B)の場合でいうと、読取ったモジュールの特定の基準色成分の濃さがレベル3である場合に、退色前の本来の色の濃さをレベル4と判定する処理が行われる。こうすることで、退色による色の濃さの変化が発生しても、その変化の状態を補正し、当初の退色前の色の濃さを読取ることができる。上述した補正処理は、各基準色成分において行われる。
こうして、読取ったモジュールの色情報から退色の影響を排除する色補正処理が行われる。すなわち、3つの基準色:RGBのそれぞれにおける色の濃さの変化を補正する処理が色補正モジュールの読取り結果に基づいて行われる。
図4(B)には、色補正関数として、直線402で示される関数が例示されているが、関数の形式は1次式に限定されるものではない。色補正関数の形式は、利用されているインクの種類や印刷がされている基材の種類等によって多様なものとなる。
カラーコードの形態としては、図1に示す構造以外に図5や図6に示す構造のものを挙げることができる。図5に示す構造のものは、モジュールが並んだ方向に沿って赤・青・黄の色補正用モジュール401を配置した例である。図6に示す構造は、仕切り601によって色補正モジュールとカラーモジュールとが囲まれた配置とした例である。
(第2の実施形態)
2−1.第2の実施形態の構成
以下、本発明のカラーコードをプレゼンテーション技術に適用した例を説明する。図7は、資料提示装置を使用したプレゼンテーションシステムの概要を示す模式図である。図8は、プレゼンテーション時に使用される資料提示装置の概要および周辺機器を示すブロック図である。
本実施形態に示すプレゼンテーションシステムにおいては、プレゼンテーションを行う前の段階において、プレゼンテーション時において投影表示する資料を予め電子データとしてパーソナル・コンピュータに記憶させ、登録させておく。そして、プレゼンテーション時において、資料を資料提示装置にセットすると資料に取り付けたカラーコードが読取られ、そのデータ固有情報から前もってパーソナル・コンピュータ中に記憶された画像データが読出され、その画像データが投影装置からスクリーン等に投影表示される。このような仕組みにより、プレゼンターは、カラーコードを印刷または貼付した資料を資料提示装置にセットすることで記憶させておいた画像データを読出し、プレゼンテーションを行うことができる。
図7には、資料提示装置801、パーソナル・コンピュータ821および画像投影装置822が示されている。図8に示すように、資料提示装置801は、カラーコード読取りカメラ805、カメラ806、カラーコード読取り装置811、登録/読出し装置812、記憶装置813および画像送出装置813を備えている。
カラーコード読取りカメラ805は、本体802(図1参照)上にセットされた資料803に取り付けられたカラーコード804を撮像するカメラである。カメラ806は、本体802上に置かれた資料を撮像し、画像データを出力する機能を有する。また、カメラ806は、支持部807によって本体802に取付け、取り外しが自在な構造となっている。
カラーコード読取り装置811は、第1の実施形態において詳述した処理(図2参照)を実行する機能を有する。すなわち第1の実施形態において説明したように、カラーコード読取り装置811は、カラーコードから読取られる色データに対して、黒と白との間の濃淡変化を補正する処理(濃度補正処理)を行い、さらに3つの基準色:RGBのそれぞれにおける色の濃さ(各基準色の濃淡)の変化を補正する処理(色補正処理)を行う。
登録/読出し装置812は、カラーコード読取り装置811から送られてくるカラーコードのデータ固有情報をカメラ806において撮像された資料の画像データに関連付ける機能、およびその関連付けされたデータをパーソナル・コンピュータ821に書き込む機能(記憶させる機能)を有する。
さらに登録/読出し装置812は、パーソナル・コンピュータ821に記憶されている画像データをパーソナル・コンピュータ821から読出し、画像送出装置814に送る機能を有する。画像送出装置813は、パーソナル・コンピュータ821から読出された画像データを画像投影装置822に送る機能を有する。
本実施形態においては、カラーコード804はシールとして資料803に貼付された形態を有する。カラーコード804は、資料803に直接印刷する形態としてもよい。
本実施形態において、カラーコード読取りカメラは、所定の波長帯域の光を透過する光学フィルタとフォトダイオード等の光センサとを組み合わせ、特定の色調の光を検出するセンサを色調毎に用意し、それを組み合わせた構造としてもよい。また、資料提示装置内に半導体メモリやハードディスク装置等の記憶装置を配置し、そこに画像データとカラーコードから読取られたデータ固有情報とを記憶させてもよい。勿論、パーソナル・コンピュータ821の代わりに外付けの記憶装置を利用してもよい。
2−2.第2の実施形態の動作
図7に示すプレゼンテーションシステムの動作の一例を示す。ここでは、図7に示すプレゼンテーションシステムを利用してプレゼンテーションを行う場合の一例を説明する。
(資料の登録作業における動作)
まず、資料803を用意する。資料803は、紙やOHP用紙等の通常利用されている材質のものを用いることができる。資料803には、プレゼンテーション時に視聴者に見せる図表、文書あるいは写真等を印刷する。また、資料803には、シール状のカラーコード804を貼り付ける。カラーコード804は、資料毎に異なるデータ固有情報を持つものを用いる。
資料を用意したら、資料の登録作業を行う。資料の登録は、資料を1枚ずつ本体802上に置き、それをカメラ806で撮影し、その撮影した画像データをパーソナル・コンピュータ821に記憶させることで行う。
この際、カラーコード読取り装置811の機能によって、カラーコード読取りカメラ805によって読取られたカラーコード804の画像が図2に示すフローチャートに従って解析され、カラーコード804が示すデータ固有情報が読取られる。そして、この読取られたデータ固有情報は、登録/読出し装置812に送られ、そこでカメラ806が撮像した資料803の画像データと関連付けられる。関連付けられたデータは、パーソナル・コンピュータ821に記憶される。
以上の登録作業手順は、資料毎に行う。こうして、カラーコード804が示すデータ固有情報と資料803を撮像した画像データとが関連付けられてパーソナル・コンピュータ821に記憶させられ、資料803の登録作業が行われる。
(プレゼンテーション時における動作)
プレゼンテーション時においては、カメラ806を支持部807と共に本体802から取り外す。これにより、プレゼンテーション時にカメラ806が邪魔になる不都合を解決することができる。
プレゼンテーション時に画像投影装置822から図示しないスクリーン等に画像を投影する場合、投影しようとする資料803を本体802上にセットする。そして、本体802に備えた図示しない投影スイッチを押す。すると、カラーコード804がカラーコード読取りカメラ805によって読取られ、さらにその撮像画像に基づいてカラーコード読取り装置811においてデータ固有情報が読取られる。
カラーコード読取り装置811では、図1に示すカラーコード101の枠102および仕切り104の読取り結果から濃度補正用データが算出され、また色補正モジュール103の読取り結果から色補正用データが算出される。さらに、カラーコード読取り装置811では、前記濃度補正用データおよび前記色補正用データに基づいて、モジュール105の読取り結果を補正し、カラーコード101のモジュール105によって表されるデータ固有情報を算出する。なお、これらの処理の詳細は、第1の実施形態に関して説明した内容と同じであるので、詳細な記載は省略する。
この算出されたデータ固有情報は、登録/読出し装置812に送られ、登録/読出し装置812は、カラーコード804が示すデータ固有情報をパーソナル・コンピュータ821から検索する。カラーコード804のデータ固有情報は、資料803の画像データと関連付けされてパーソナル・コンピュータ821中に記憶されているので、上記検索の結果、パーソナル・コンピュータ821の中から資料803を撮像した画像データを検索することができる。
読出された画像データは、画像送出装置813から画像投影装置822に送られ、図示しないスクリーン等に投影表示される。こうして、本体802上にセットした資料803の画像データを読出し、その画像を図示しないスクリーン等に表示することができる。つまり、予め登録しておいた資料の画像の電子データをカラーコードの機能により適当な記憶装置中から読出し、それを投影装置に送り、画像として表示することができる。
以上説明した方法によれば、データ固有情報の読取りの際、図2のフローチャートを用いて説明したようにカラーコード804における表示状況に、濃淡の変化、退色による変色が発生していても、濃度補正と色補正が行われ、データ固有情報の読取り精度の低下が抑えられる。
本発明は、物品や資料の識別といった物品の固有情報を読取る技術に適用することができる。本発明は、従来から使用されているバーコードの代わりに利用することができる。また、本発明は、登録しておいた資料を記憶装置中から読出す際の技術に利用することができる。
本発明を利用したカラーコードの一例を示す平面図である。 図1に示すカラーコードの読取り手順の一例を示すフローチャートである。 濃度補正処理の原理を説明するための概念図である。 色補正処理の原理を説明するための概念図である。 本発明を利用したカラーコードの他の一例を示す平面図である。 本発明を利用したカラーコードの他の一例を示す平面図である。 カラーコードを利用した資料提示システムの概要を示す模式図である。 カラーコードを利用した資料提示装置の概要を示すブロック図である。
符号の説明
101…カラーコード、102…枠、103…色補正モジュール、104…仕切り、105…モジュール、111…枠の幅、112…枠の幅、401…色補正モジュール、601…枠、801…資料提示装置、802…資料提示装置の本体、803…資料、804…カラーコード、805…カラーコード読取りカメラ、806…カメラ、807…支持部材、811…カラーコード読取り装置、812…登録/読出し装置、813…画像送出装置。

Claims (5)

  1. 色によって数値コードを表す着色された複数のモジュールが所定の規則で配列され、これらモジュールの色および配列順が読取り手段で読取られることにより、所定の情報を識別させるカラーコードであって、
    無彩色で表示される枠内に、前記複数のモジュールが、前記枠と異なる色の無彩色で表示される仕切りを間に挟んで配列されるとともに、3つの基準色:RGBの中の少なくとも一つの基準色に着色された色補正用モジュールが配置され、このカラーコードが読取られる際に前記複数のモジュールとともに前記枠、仕切りおよび色補正モジュールが読取られ、これによって前記所定の情報とともに濃度補正用データと色補正用データとを提供することを特徴とするカラーコード。
  2. 前記モジュールの読取り開始端を指定するスタートコードと、読取り終端を指定するエンドコードとを有することを特徴とする請求項1に記載のカラーコード。
  3. 前記スタートコードおよび前記エンドコードは、前記枠の幅で表示されることを特徴とする請求項2に記載のカラーコード。
  4. 無彩色で表示される枠内に、色によって数値コードを表す着色された複数のモジュールが、前記枠と異なる色の無彩色で表示される仕切りを間に挟んで配列されるとともに、3つの基準色:RGBの中の少なくとも一つの基準色に着色された色補正用モジュールが配置されたカラーコードの読取り装置であって、
    前記複数のモジュール、枠、仕切りおよび色補正モジュールを読取る読取り手段と、
    前記枠および仕切りから得られる濃度補正用データに基づき前記複数のモジュールそれぞれからの読取り情報に濃度補正を加え、且つ前記色補正モジュールから得られる色補正用データに基づき前記複数のモジュールそれぞれからの読取り情報に色補正を加える補正手段と
    を備えることを特徴とするカラーコードの読取り装置。
  5. 資料が載置される資料載置台と、
    この資料載置台に載置された資料を撮影し、前記資料の画像データを得る撮像手段と、
    前記資料の画像データ、およびこの画像データに関連付けられたデータ固有情報を登録する登録手段と、
    前記請求項1〜3のいずれかに記載のカラーコードにおける複数のモジュール、枠、仕切りおよび色補正モジュールを読取る読取り手段と、
    前記枠および仕切りの読取り結果から濃度補正用データを算出し、前記色補正モジュールの読取り結果から色補正用データを算出する補正データ算出手段と、
    前記濃度補正用データおよび前記色補正用データに基づいて、前記複数のモジュールの読取り結果を補正し、前記データ固有情報を算出するデータ固有情報算出手段と、
    算出された前記データ固有情報に関連付けられた画像データを読出す読出し手段と、
    読出された画像データを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする資料提示装置。
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