JP2000314641A - ロータリエンコーダ - Google Patents

ロータリエンコーダ

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JP2000314641A
JP2000314641A JP11124219A JP12421999A JP2000314641A JP 2000314641 A JP2000314641 A JP 2000314641A JP 11124219 A JP11124219 A JP 11124219A JP 12421999 A JP12421999 A JP 12421999A JP 2000314641 A JP2000314641 A JP 2000314641A
Authority
JP
Japan
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detectors
slits
rotary encoder
shift
phase
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11124219A
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English (en)
Inventor
Toru Takahashi
亨 高橋
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の良い正弦波状の出力信号を用いなくて
も、検出器を複数使用することにより分解能を上げるこ
とができるようなロータリエンコーダを提供する。 【解決手段】 複数のスリット4,5,6を所定の間隔
を隔てて平行に配置し、これらのスリット4〜6に対し
て検出器1,2,3をスリット間隔の1/nずつずらし
て配置し、n個の検出器から位相のずれた出力信号を取
り出してパルス化することにより検出分解能を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はロータリエンコー
ダに関し、たとえばエアスピンドルの外周面に直接描画
して形成されたスリットに参照光を照射してスピンドル
の回転角度を検出するようなロータリエンコーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロータリエンコーダのうち、光学式と呼
ばれるものは、スリットに参照光を照射し、スリットと
同じピッチのインデックススケールを備えた検出器でモ
アレ縞を検出することにより、スリットの間隔分の回転
に対して1回変動する正弦波状の検出信号を出力する。
【0003】図5は従来のロータリエンコーダに設けら
れている2つの検出器の出力信号を示す図である。図5
において、検出器1に対して検出器2はスリット間隔の
4分の1だけずらして配置されている。このため、検出
器2から出力された正弦波状の検出信号は、検出器1か
ら出力された正弦波状の検出信号に比べて90°位相が
ずれて出力される。
【0004】検出器1,2のそれぞれの出力の正弦波信
号を波形整形して2値化することによって、A相,B相
の回転信号が取り出される。これらの2相の信号を分割
すると、検出分解能を上げることができ、分割したA
相,B相の信号が生成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気的また
は光学的ノイズによるレベル変動や、反射率変化による
レベル変動などにより、正弦波が歪んだり、ふらついて
しまい、検出信号が正弦波状の信号でない場合、電気的
に分解能を上げる手法がとりにくくなる。また、分解能
を上げるためには、描画して作成するスリットの間隔を
狭める必要があり、スリットの作成が難しくなる。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、精
度の良い正弦波状の出力信号を用いなくても、検出器を
複数使用することにより分解能を上げることができるよ
うなロータリエンコーダを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
回転体の外周面に直接描画して形成された複数のスリッ
トに参照光を照射し、n個の検出器で回転体の回転角度
を検出するロータリエンコーダにおいて、複数のスリッ
トに対してn個の検出素子をスリット間隔の1/nずつ
ずらして配置し、n個の検出器から位相のずれた出力信
号を取り出してパルス化することにより検出分解能を向
上させる。
【0008】請求項2に係る発明では、複数の検出器を
それぞれ同列で配置し、複数のスリットのそれぞれを各
検出器に対して少しずつずらして配置し、複数の検出器
から位相のずれた出力信号を取り出してパルス化するこ
とにより検出分解能を向上させる。
【0009】請求項3に係る発明では、複数の検出器を
それぞれ同列で配置し、複数のスリットを僅かに斜めに
配置し、複数の検出器から位相のずれた出力信号を取り
出してパルス化することにより検出分解能を向上させ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のス
リットと複数の検出器の配置例を示す図であり、図2は
検出器の出力波形図である。
【0011】図1において、この実施形態では、スリッ
ト4,5,6がそれぞれ一定の間隔を隔てて平行に形成
されている。これらのスリット4,5,6に対して直交
するようにn個、たとえば3個の検出器1,2,3がス
リット間隔のn分の1ずつずらして配置される。これら
の検出器1〜3の出力波形は図2(a)に示すように、
各正弦波の位相がずれている。これらの正弦波が図2
(b)の1a〜3aに示すように2値化され、さらに図
2(c)の1b〜3bに示すように立上がりエッジが検
出されると、検出器1〜3のずらした量に比例して位置
のずれたパルスが得られる。
【0012】このようにして得られたパルスを図示しな
いカウンタ回路で直接計数すると、スリット間隔のn倍
の分解能で回転角度を検出できる。回転方向は通常の
A,B相を使用した方向判別と同様に2値化信号の出力
とパルスとの関係から判断できる。すなわち、2bのパ
ルスが出力されたときに1aの値が「H」レベルであれ
ば+方向,「L」レベルであれば−方向というように判
別できる。
【0013】図3はこの発明の他の実施形態を示す図で
ある。図1に示した実施形態では、スリット4,5,6
に対して直交方向に3個の検出器1,2,3をスリット
間隔のn分の1ずつずらして配置したのに対して、図3
の実施形態では、検出器1,2,3を同列に配置し、ス
リット4,5,6を少しずつずらして配置したものであ
る。この場合も、各スリット4,5,6をスリット間隔
のn分の1ずつずらして配置することによって、図1に
示した実施形態と同様の効果が得られる。
【0014】図4はこの発明のさらに他の実施形態を示
す図である。この実施形態は検出器1,2,3を同列で
一定の間隔を隔て配置し、スリットを僅かに斜めに延び
るように配置したものである。このように、検出器1〜
3,スリット4〜6を配置しても図1と同様の効果が得
られる。
【0015】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、n倍
の分解能を得たい場合に、n個の検出器をスリット間隔
のn分の1ずつずらして配置することにより、n相の信
号が得られ、これらを直接使用することによって所望の
分解能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のスリットと複数の検出
器の配置例を示す図である。
【図2】この発明の一実施形態における検出器の出力波
形図である。
【図3】この発明の他の実施形態を示す図である。
【図4】この発明のさらに他の実施形態を示す図であ
る。
【図5】従来のロータリエンコーダに設けられている2
つの検出器の出力信号を示す図である。
【符号の説明】
1〜3 検出器 4〜6 スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の外周面に直接描画して形成され
    た複数のスリットに参照光を照射し、n個の検出器で前
    記回転体の回転角度を検出するロータリエンコーダにお
    いて、 前記複数のスリットに対して前記n個の検出素子をスリ
    ット間隔の1/nずつずらして配置し、 前記n個の検出器から位相のずれた出力信号を取り出し
    てパルス化することにより検出分解能を向上させること
    を特徴とする、ロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】 回転体の外周面に直接描画して形成され
    た複数のスリットに参照光を照射し、複数の検出器で前
    記回転体の回転角度を検出するロータリエンコーダにお
    いて、 前記複数の検出器をそれぞれ同列で配置し、前記複数の
    スリットのそれぞれを前記各検出器に対して少しずつず
    らして配置し、 前記複数の検出器から位相のずれた出力信号を取り出し
    てパルス化することにより、検出分解能を向上させるこ
    とを特徴とする、ロータリエンコーダ。
  3. 【請求項3】 回転体の外周面に直接描画して形成され
    た複数のスリットに参照光を照射し、複数の検出器で前
    記回転体の回転角度を検出するロータリエンコーダにお
    いて、 前記複数の検出器をそれぞれ同列で配置し、前記複数の
    スリットを僅かに斜めに配置し、 前記複数の検出器から位相のずれた出力信号を取り出し
    てパルス化することにより検出分解能を向上させること
    を特徴とする、ロータリエンコーダ。
JP11124219A 1999-04-30 1999-04-30 ロータリエンコーダ Withdrawn JP2000314641A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969582B1 (ko) 2008-06-13 2010-07-12 한국기계연구원 정현파 엔코더의 출력신호를 이용한 회전자의 정밀위치검출방법

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Effective date: 20060704