JP2000314629A - 振動子およびその製造方法並びに振動ジャイロ - Google Patents

振動子およびその製造方法並びに振動ジャイロ

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JP2000314629A
JP2000314629A JP12443099A JP12443099A JP2000314629A JP 2000314629 A JP2000314629 A JP 2000314629A JP 12443099 A JP12443099 A JP 12443099A JP 12443099 A JP12443099 A JP 12443099A JP 2000314629 A JP2000314629 A JP 2000314629A
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temperature
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Katsumi Fujimoto
克己 藤本
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合層を有しない振動子およびその製造方法
ならびにその振動子を用いた振動ジャイロを提供する。 【解決手段】 本願発明の振動子12は、厚み方向に対
向する一方が弱く分極され、他方が強く分極された振動
体14を含む。この振動子12の製造方法は、あらかじ
め分極された誘電体単板の厚み方向に対向する一方をキ
ュリー点以上の温度に加熱して弱く分極された側26に
すると同時に、厚み方向に対向する他方をキュリー点未
満の温度に冷却して強く分極された側28として維持す
るステップを含む。このステップは、誘電体単板をキュ
リー温度以上の温度に設定された高温板と、キュリー温
度未満の温度に設定された低温板との間に、あらかじめ
分極された誘電体単板を挟持することにより行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は振動子およびその
製造方法並びに振動ジャイロに関し、特にたとえば、移
動体のナビゲーションシステムのヨウ方向の角速度やビ
デオカメラ、スティールカメラなどの手ぶれによる角速
度を検知するための圧電振動ジャイロに用いられる振動
子およびその製造方法並びに振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は本願発明の背景となる従来の振動
子を示す斜視図解図である。図7に示す振動子1は、第
1の圧電体基板2aおよび第2の圧電体基板2bを含
む。第1の圧電体基板2aおよび第2の圧電体基板2b
は、図7に矢印で示すように、互いに逆の厚み方向に分
極される。第1の圧電体基板2aおよび第2の圧電体基
板2bは、接合層3を介在させながら厚み方向に対向す
るよう積層される。第1の圧電体基板2aおよび第2の
圧電体基板2bをそれぞれ厚み方向に分極してから接合
する場合には、接合層3としてエポキシ系接着剤などの
有機接着剤が用いられる。また、第1の圧電体基板2a
および第2の圧電体基板2bを接合してからそれぞれを
厚み方向に分極する場合には、接合層3としてAg−P
d合金などでなる中間電極が一体に形成される。振動子
1の上面となる第1の圧電体基板2aの主面には、分割
電極4,4が形成され、振動子1の下面となる第2の圧
電体基板2bの主面には、共通電極5が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接合層
3をエポキシ系接着剤などの有機接着剤で形成する場合
には、第1の圧電体基板2aおよび第2の圧電体基板2
bをそれぞれ分極した後に貼り合わせる必要があるため
工数が多くなる。また、高温になると有機接着剤のガラ
ス転移点の影響を受けて振動子のQが低下し、振動ジャ
イロの感度が低下したり、オフセット電圧がずれたりす
る問題がある。また、リフロー等の工程において高温に
さらされた場合には接合層3が剥離したり破壊されるお
それがある。一方、接合層3としてAg−Pd合金など
でなる中間電極を形成する場合には、中間電極を外部に
引き出し、上下面に形成された分割電極4、4および共
通電極5と中間電極との間に電圧を印加して分極する必
要があるため、電極形成および分極のための工程が複雑
になるという問題があった。
【0004】それゆえに、本願発明の主たる目的は、接
合層を有しない振動子およびその製造方法並びにその振
動子を用いた振動ジャイロを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明にかかる振動子
は、厚み方向において対向する一方主面から他方主面へ
向かって分極の強さが徐々に強くまたは徐々に弱くなる
ように分極された誘電体と、誘電体の強く分極された側
の主面に形成された分割電極と、誘電体の弱く分極され
た側の主面に形成された共通電極とを含む、振動子であ
る。この振動子は、接合層を有しないので、接合層を設
けていたことによる従来の不都合が生じない。
【0006】また、本願発明にかかる振動子の製造方法
は、誘電体を厚み方向に分極する第1のステップと、誘
電体の厚み方向に対向する一方主面をキュリー温度以上
の温度に加熱して、誘電体の厚み方向に対向する一方主
面側の分極を弱めると同時に、誘電体の厚み方向に対向
する他方主面をキュリー温度未満の温度に冷却して、誘
電体の厚み方向に対向する他方主面側の分極を維持する
第2のステップと、誘電体の分極が維持された側の主面
に分割電極を形成する第3のステップとを含む、振動子
の製造方法である。この振動子の製造方法によれば、厚
み方向において対向する一方主面から他方主面へ向かっ
て分極の強さが徐々に強くなるように分極された誘電
体、すなわち傾斜的に分極された誘電体の強く分極され
た側に分割電極を有する振動子を得ることができる。
【0007】そしてまた、本願発明にかかる振動子の製
造方法は、未分極状態の誘電体を準備する第1のステッ
プと、誘電体の厚み方向に対向する一方主面をキュリー
温度以上の温度に加熱しかつ、誘電体の厚み方向に対向
する他方主面をキュリー温度未満の温度に冷却すると同
時に、誘電体の一方主面および他方主面の両側から電圧
を印加することにより、誘電体の厚み方向の一方主面側
から他方主面側に向かって、徐々に分極が強くなるよう
に処理する第2のステップと、誘電体の強く分極された
側である他方主面に分割電極を形成する第3のステップ
とを含む、振動子の製造方法である。この振動子の製造
方法によれば、誘電体に傾斜的に分極を形成することを
1つのステップで行うことができ、その誘電体の強く分
極された側に分割電極を有する振動子を得ることができ
る。
【0008】また、本願発明の振動子の製造方法におい
て、第2のステップは、キュリー温度以上の温度に設定
された高温板と、キュリー温度未満の温度に設定された
低温板との間に、板状の誘電体を挟持することによりな
されてもよい。
【0009】さらに、本願発明にかかる振動ジャイロ
は、請求項1に記載の振動子と、振動子の分割電極と共
通電極の間に駆動信号を印加して、振動子を厚み方向に
屈曲振動させるための駆動手段と、振動子の分割電極の
うちの一方からの信号と他方からの信号との差を検出す
る検出手段とを備える、振動ジャイロである。この振動
ジャイロの振動子は、駆動信号を印加されると、誘電体
の強く分極された側が大きく伸縮する。このとき弱く分
極された側はほとんど伸縮しないので、振動子全体とし
ては厚み方向に屈曲振動することになる。この状態で振
動ジャイロに回転角速度が加わると、振動子にコリオリ
力が働き、分割電極の一方と他方との間に出力信号の差
が現れる。この差を検出することにより、振動子に加わ
った回転角速度を検出することができる。
【0010】本願発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本願発明にかかる振動子を
用いた振動ジャイロの一実施形態を示す斜視図解図であ
り、図2はその断面図解図である。振動ジャイロ10
は、振動子12を含む。振動子12は、たとえば正四角
柱状の振動体14を含む。振動体14は、その厚み方向
において対向する一方が弱く分極され、他方が強く分極
されたものである。強く分極された側28は、図2に矢
印で示すように、振動体14の厚み方向に分極される。
ただし、弱く分極された側26と強く分極された側28
は、振動体14の厚み方向において対向する一方主面か
ら他方主面へと徐々に傾斜的に分極の強さが移り変わっ
ていくよう形成されたものであり、両者の間に明確な境
界線はない。
【0012】振動体14の厚み方向に対向する一方主面
には、共通電極16が全面に形成される。振動体14の
厚み方向に対向する他方主面には、その長手方向の中間
部に、その幅方向に間隔を隔てて2つの分割電極18a
および18bが形成される。また、振動体14の他方面
の長手方向の一端部および他端部には、それぞれ幅方向
に間隔を隔てて、ダミー電極18c,18d,18e,
18fが形成される。
【0013】このような振動子12を形成するために
は、まず誘電体の単板が準備される。誘電体の単板とし
ては、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧
電セラミックス焼結体や、LiNbO3 ,LiTaO3
などの単結晶が用いられる。この実施形態では、振動子
12を形成するための誘電体として、圧電セラミックス
単板を用いた例について図3ないし図5を参照しながら
以下に説明する。なお、この明細書において、単板と
は、積層されていない単層の板状体のことをいう。
【0014】圧電セラミックス単板20の両主面には、
図3に示すように、全面電極16,18が形成される。
そして、圧電セラミックス単板20は、厚み方向の全域
にわたって分極される。次に、その圧電セラミックス単
板20は、図4に示すように厚み方向に対向する両側か
ら熱板で挟持される。このとき、圧電セラミックス単板
20の一方主面には高温板22が配置され、他方主面に
は低温板24が配置される。この高温板22は、一旦分
極された圧電セラミックス単板20の一方主面側を脱分
極するためキュリー温度以上の温度に加熱される。一
方、低温板24は、圧電セラミックス単板20の他方主
面側の強い分極を維持するため、高温板22と協働し
て、圧電セラミックス単板20の厚み方向における中心
部がキュリー温度近傍になるような温度に調整される。
すなわち、この工程において、圧電セラミックス単板2
0は、厚み方向に対向する一方主面側の略半分がキュリ
ー温度以上の温度に加熱され、他方主面側の略半分がキ
ュリー温度未満の温度に冷却された状態にされる。その
後、圧電セラミックス単板20全体を室温近くまで冷却
すると、圧電セラミックス単板の厚み方向に対向する一
方主面側においては、分極方向がばらばらになった弱い
分極状態が形成され、他方主面側においては、分極方向
が厚み方向に揃った強い分極状態が維持される。ただ
し、両者の間に明確な境界線はなく、温度分布に従い、
一方から他方へ徐々に分極の強さが移り変わるように形
成される。
【0015】また、上記のような、厚み方向に傾斜的に
分布した分極状態を有する圧電セラミックス単板を製造
する別の方法として、以下のものがある。まず、未分極
状態の圧電セラミックス単板20を準備する。この両主
面には全面電極が形成されている。次に、この未分極状
態の圧電セラミックス単板は、図4に示すように、厚み
方向に対向する両側から熱板で挟持される。このとき、
圧電セラミックス単板20の一方主面には、圧電セラミ
ックス単板20のキュリー温度近傍の温度である高温板
22が配置され、他方主面にはキュリー温度よりも低い
温度である低温板24が配置される。なおこの高温板2
2と低温板24の配置は入れ替わってもよい。そしてさ
らに、高温板22および低温板24には、図4の二点鎖
線で示すように、圧電セラミックス単板20を分極する
ための電界が印加される構成になっている。このように
することにより、低温板24が配置された他方主面側で
は、圧電セラミックス単板20が厚み方向に分極され、
高温板22が配置された一方主面側は、分極電界を印加
しても分極がかかりにくいので、先程示した方法と同様
に、厚み方向に傾斜的に分布した分極状態を有する圧電
セラミックス単板が得られる。
【0016】以上のいずれかの方法で形成された圧電セ
ラミックス単板20は、図5に示す破線に沿って全面電
極18が削られて、分割電極18a,18bおよびダミ
ー電極18c,18d,18e,18fが形成される。
その後、図5に示す実線に沿って圧電セラミックス単板
20は切断されて、複数の振動子12が形成される。
【0017】振動子12の上面および下面における節点
(ノード)に対応する4か所には、図1に示すように、
細い線材からなる支持部材30a〜30dの中央部が取
り付けられて、振動子12が上下方向から挟持される。
支持部材30a〜30dは、振動子12の分極電極18
a,18bおよび共通電極16に駆動信号を与え、ま
た、分割電極18a,18bから検出信号を得るための
導電線ともなる。そのため、振動子12の上面の長手方
向の一方の支持部材30aは、一方の分割電極18aに
電気的に接続され、長手方向の他方の支持部材30bは
他方の分割電極18bに電気的に接続される。また、振
動子12の下面の支持部材30c,30dは、共通電極
16に電気的に接続される。そして、振動子12は、支
持部材30a〜30dを介して、たとえば図6に示すよ
うな駆動検出回路34に電気的に接続される。さらに、
各支持部材30の両端部は、図1に破線で示すように、
振動ジャイロ10の筐体32に固着される。
【0018】図6に示す駆動検出回路34は、発振回路
36を含む。発振回路36には、分割電極18a,18
bからの出力信号が合成されて入力される。発振回路3
6はたとえば交流増幅回路と位相補正回路とを含む。分
割電極18a,18bからの出力信号が、交流増幅回路
で増幅され、位相補正回路で位相補正されたのち、共通
電極16に入力されることにより、発振ループが形成さ
れる。また、分割電極18a,18bは、それぞれ差動
増幅回路38の2つの入力端に接続される。差動増幅回
路38は、同期検波回路40に接続され、差動増幅回路
38の出力信号が発振回路36の位相補正回路の出力信
号に同期して検波される。同期検波回路40は、積分回
路42に接続され、さらに積分回路42はDCアンプ4
4に接続される。DCアンプ44の出力が振動ジャイロ
10の出力となる。
【0019】振動子12の強く分極された側28は、圧
電体として作用し、駆動信号を印加されると大きく伸縮
振動をする。一方、弱く分極された側26は金属や誘電
体基板と同様、駆動信号によりほとんど伸縮せず、誘電
体として作用する。そのため、この振動子12は、接合
層が無いにもかかわらず接合層を有するユニモルフ型の
振動子と同様に、厚み方向への屈曲振動をする。無回転
時には、分割電極18a,18bからの出力信号は同じ
であるので、差動増幅回路38から信号が出力されな
い。そのため、DCアンプ44からの出力信号は0であ
り、回転角速度が加わっていないことがわかる。この状
態で振動子12の長軸周りに振動ジャイロ10が回転し
た場合には、振動子12の屈曲振動に直交する方向にコ
リオリ力が働く。このコリオリ力によって振動子12の
屈曲振動の方向が変化する。すると、一方の分割電極1
8aと他方の分割電極18bからの出力信号に差異が生
じ、差動増幅回路38からコリオリ力に対応した信号が
出力される。そのため、DCアンプ44の出力信号を測
定することにより、振動ジャイロ10に加わった回転角
速度を検出することができる。
【0020】
【発明の効果】本願発明によれば、接合層を有しない振
動子を得ることができる。この振動子は、接合層を有し
ないので、リフローなどの際の高熱に強く、高温でのQ
の低下を防止でき、また、振動の変位ロスを減少させる
ことができる。そのため、この振動子を用いることによ
り、振動ジャイロの感度の低下を防止できる。さらに、
本願発明の振動子の製造方法によれば、従来のような2
枚の圧電体基板を接合したり、中間電極を形成したりす
る工程が不要なため、製造工程の合理化やコストの削減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる振動子を用いた振動ジャイロ
の一実施形態を示す斜視図解図である。
【図2】本願発明にかかる振動子の分極の状態を示す断
面図解図である。
【図3】厚み方向の全域に分極された圧電セラミックス
単板を示す斜視図解図である。
【図4】振動子の厚み方向に対向する一方を弱く分極
し、他方を強く分極するための工程を示す図解図であ
る。
【図5】本願発明の振動子を形成するために圧電セラミ
ックス単板を切断する工程を示す図解図である。
【図6】図1に示す振動ジャイロの駆動検出回路を示す
ブロック図である。
【図7】本願発明の背景となる従来の振動子を示す斜視
図解図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動子 14 振動材 16 共通電極 18a,18b 分割電極 18c,18d,18e,18f ダミー電極 20 圧電セラミックス単板 22 高温板 24 低温板 26 弱く分極された側 28 強く分極された側 30 支持部材 32 筐体 34 駆動検出回路 36 発振回路 38 差動増幅回路 40 同期検波回路 42 積分回路 44 DCアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/22 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向において対向する一方主面から
    他方主面へ向かって分極の強さが徐々に強くまたは徐々
    に弱くなるように分極された誘電体、 前記誘電体の強く分極された側の主面に形成された分割
    電極、および前記誘電体の弱く分極された側の主面に形
    成された共通電極を含む、振動子。
  2. 【請求項2】 誘電体を厚み方向に分極する第1のステ
    ップ、 前記誘電体の厚み方向に対向する一方主面をキュリー温
    度以上の温度に加熱して、前記誘電体の厚み方向に対向
    する一方主面側の分極を弱めると同時に、前記誘電体の
    厚み方向に対向する他方主面をキュリー温度未満の温度
    に冷却して、前記誘電体の厚み方向に対向する他方主面
    側の分極を維持する第2のステップ、および前記誘電体
    の分極が維持された側の主面に分割電極を形成する第3
    のステップを含む、振動子の製造方法。
  3. 【請求項3】 未分極状態の誘電体を準備する第1のス
    テップ、 前記誘電体の厚み方向に対向する一方主面をキュリー温
    度以上の温度に加熱しかつ、前記誘電体の厚み方向に対
    向する他方主面をキュリー温度未満の温度に冷却すると
    同時に、前記誘電体の一方主面および他方主面の両側か
    ら電圧を印加することにより、前記誘電体の厚み方向の
    一方主面側から他方主面側に向かって、徐々に分極が強
    くなるように処理する第2のステップ、 前記誘電体の強く分極された側である他方主面に分割電
    極を形成する第3のステップを含む、振動子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第2のステップは、キュリー温度以
    上の温度に設定された高温板と、キュリー温度未満の温
    度に設定された低温板との間に、板状の誘電体を挟持す
    ることによりなされる、請求項2または請求項3に記載
    の振動子の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の振動子、 前記振動子の分割電極と共通電極の間に駆動信号を印加
    して、前記振動子を厚み方向に屈曲振動させるための駆
    動手段、および前記振動子の分割電極のうちの一方から
    の信号と他方からの信号との差を検出する検出手段を備
    える、振動ジャイロ。
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