JP2000314282A - 横型ブラインドの操作装置 - Google Patents

横型ブラインドの操作装置

Info

Publication number
JP2000314282A
JP2000314282A JP11122946A JP12294699A JP2000314282A JP 2000314282 A JP2000314282 A JP 2000314282A JP 11122946 A JP11122946 A JP 11122946A JP 12294699 A JP12294699 A JP 12294699A JP 2000314282 A JP2000314282 A JP 2000314282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
head box
slat
rod
bottom rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11122946A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sasamoto
新治 笹本
Seiya Abo
晴也 阿保
Akihiro Watanabe
晃広 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd filed Critical Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority to JP11122946A priority Critical patent/JP2000314282A/ja
Publication of JP2000314282A publication Critical patent/JP2000314282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作棒から垂下される昇降コードの揺動を未然
に防止し、かつ操作棒の操作性及び美観の向上を図り得
る横型ブラインドの操作装置を提供する。 【解決手段】操作棒11を伸縮可能として、該操作棒1
1から引き出された昇降コード12を該操作棒11内に
収容可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横型ブラインド
のスラットを昇降及び角度調節する操作装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、横型ブラインドの一種類として次
のようなものがある。ヘッドボックスから複数本のラダ
ーコードを介して多数段のスラットが吊下支持され、同
ラダーコードの下端にボトムレールが吊下支持される。
また、各スラットには複数本の昇降コードが挿通され、
同昇降コードの一端は前記ボトムレールに接続され、他
端部はヘッドボックス内に案内されて、操作装置に接続
される。
【0003】そして、操作装置の操作により、昇降コー
ドを介してボトムレールを昇降することにより、スラッ
トが昇降される。また、操作装置の操作により、ラダー
コードを介してスラットが同位相で角度調節される。
【0004】前記操作装置の一種類として、ヘッドボッ
クス内に角度調節軸が回転可能に支持されるとともに、
その角度調節軸の端部にギヤ機構が接続され、そのギヤ
機構の入力軸がヘッドボックスに設けられた開口部から
ヘッドボックス外へ突出され、その入力軸の先端に操作
棒が連結され、その操作棒の回転操作により、ギヤ機構
を介して角度調節軸を回転させて、スラットを角度調節
可能としたものがある。
【0005】また、昇降コードはヘッドボックス内にお
いてその一側へ案内され、ヘッドボックス内に設けられ
た自重降下防止装置を経て、前記ギヤ機構の入力軸及び
操作棒に挿通され、同操作棒の下方へ垂下される。
【0006】そして、操作棒から垂下された昇降コード
を下方へ引いて、同昇降コードをヘッドボックスから引
き出せば、ボトムレールが引き上げられて下段のスラッ
トから順次引上げられ、昇降コードの引き出し操作を停
止すれば、自重降下防止装置が作動して、スラット及び
ボトムレールが所望位置に吊下支持される。また、自重
降下防止装置の作動を解除すれば、スラット及びボトム
レールはその自重に基づいて下降する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような横型ブラ
インドでは、操作棒から昇降コードが垂下されているた
め、その昇降コードが風等により揺動し易い。特に、ス
ラットを上限近傍まで引上げると、操作棒から垂下され
る昇降コードの長さが長くなるため、揺動した昇降コー
ドがスラット等に絡み付き、その後の操作に支障を来す
という問題点がある。
【0008】また、操作棒の長さが一定であるため、ヘ
ッドボックスの取付位置が高い位置である場合、あるい
は操作者の身長が低い場合には、操作棒の吊下位置が操
作者にとって高すぎる状態となり、スラットの角度調節
操作が煩雑となる。
【0009】このような不具合を解消するために、操作
棒の長さを十分に長くすると、スラットを上限まで引上
げるとき、スラットを最下限まで下降させた状態で操作
棒の下端から露出される昇降コードを、スラットの昇降
ストローク分引き出す必要がある。
【0010】従って、操作棒の下端からスラット昇降ス
トローク分の昇降コードが露出されることになるため、
引き出された昇降コードが床面上まで垂れ下がって、美
観上好ましくない。
【0011】また、操作棒の下端が床面に近づくと、昇
降コードの引き出し操作時に、昇降コードの引き出しス
トロークを十分に確保することができないため、スラッ
トの引上げ操作が煩雑となるという問題点もある。
【0012】この発明の目的は、操作棒から垂下される
昇降コードの揺動を未然に防止し、かつ操作棒の操作性
及び美観の向上を図り得る横型ブラインドの操作装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1では、ヘッドボ
ックスからラダーコードを介して多数段のスラット及び
ボトムレールを吊下支持し、前記ヘッドボックスから操
作棒を吊下支持して、該操作棒の操作に基づいて前記ス
ラットを角度調節可能とし、前記スラットを昇降するた
めの昇降コードを前記ヘッドボックスから前記操作棒内
に挿通し、前記昇降コードを前記操作棒から引き出し、
あるいはスラット及びボトムレールの重量に基づいて前
記昇降コードを前記操作棒内から前記ヘッドボックス内
へ引込ませることにより前記スラットを昇降可能とし、
前記ヘッドボックス内には前記スラット及びボトムレー
ルの自重降下を阻止するストッパ装置を備えた横型ブラ
インドの操作装置において、前記操作棒を伸縮可能とし
て、該操作棒から引き出された昇降コードを該操作棒内
に収容可能とした。
【0014】請求項2では、前記操作棒は、前記ヘッド
ボックス内に配設されたギヤボックスから該ヘッドボッ
クス外へ突出された入力軸から自在継手を介して吊下支
持し、前記操作棒の操作に基づいて前記入力軸を回転さ
せることにより前記スラットを角度調節可能とし、前記
昇降コードは前記入力軸から前記自在継手を経て前記操
作棒に挿通し、前記ストッパ装置は前記昇降コードをヘ
ッドボックスから引き出す方向に操作する度に、スラッ
ト及びボトムレールの自重降下を阻止する状態と許容す
る状態とを交互に選択可能とした。
【0015】請求項3では、前記操作棒は、径の異なる
複数本の軸を連結して構成し、前記軸は互いに相対回動
不能に、かつ一方の軸の外周面に沿って他方の軸を摺動
可能とした。
【0016】請求項4では、前記操作棒の下端部にグリ
ップを設けるとともに、前記グリップの下方において、
前記昇降コードの下端部には前記グリップの下端部に当
接して、前記昇降コードの操作棒内への引込み限度を設
定するイコライザを取着した。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示す横型ブライン
ドは、ヘッドボックス1が取付けブラケット1aを介し
て窓枠等に取着される。前記ヘッドボックス1から吊下
支持される複数本のラダーコード2に多数段のスラット
3が支持され、ラダーコード2の下端部にはボトムレー
ル4が吊下支持されている。
【0018】前記各ラダーコード2の上方において、前
記ヘッドボックス1内には支持部材5が配設され、前記
ラダーコード2の上端部は、その支持部材5に回転可能
に支持されたコードドラム6に取着されている。
【0019】前記コードドラム6には、六角棒状の角度
調節軸7が嵌挿され、その角度調節軸7の一端部は、前
記ヘッドボックス1の一端部に配設されるギヤボックス
8内の後記出力ギヤに嵌挿されている。
【0020】前記ギヤボックス8の入力軸9は、前記ヘ
ッドボックス1の前面から斜め下方に突出され、その先
端にはユニバーサルジョイント10を介して操作棒11
が吊下支持されている。
【0021】そして、操作棒11を回転操作することに
より、ギヤボックス8内のギヤ機構を介して前記角度調
節軸7が回転され、その角度調節軸7の回転にともなっ
てコードドラム6が回転され、ラダーコード2の一方の
縦糸が引上げられて、各スラット3が回動される。
【0022】前記各スラット3には、前記各ラダーコー
ド2に並行する昇降コード12が挿通され、その昇降コ
ード12の一端は前記ボトムレール4に接続される。前
記昇降コード12の他端部は、ヘッドボックス1内に案
内され、図3に示すように、前記支持部材5内に配設さ
れた案内ローラ13及びストッパ装置14を経てヘッド
ボックス1の一端に向かって案内される。
【0023】ヘッドボックス1の一端部に案内された昇
降コード12は、前記ギヤボックス8内の案内ローラ
(図示しない)を経て前記操作棒11内に挿通され、同
操作棒11の下方において、コードイコライザ15に取
着されている。
【0024】そして、コードイコライザ15を下方へ引
いて、昇降コード12をヘッドボックス1から引き出せ
ば、ボトムレール4が引上げられて、下段のスラット3
から順次引上げられ、ボトムレール4及びスラット3の
重量に基づいて、昇降コード12をヘッドボックス1内
に引込ませれば、ボトムレール4及びスラット3が下降
するようになっている。
【0025】前記ストッパ装置14は、昇降コード12
を下方へ引く毎に、ボトムレール4下降方向の昇降コー
ド12の移動を阻止する状態と、昇降コード12を自在
に移動可能としてボトムレール4を下降可能とする状態
とを交互に選択可能とするものである。
【0026】従って、ボトムレール4下降方向の昇降コ
ード12の移動を阻止する状態を選択すれば、スラット
3の自重降下防止装置として動作する。次に、前記ギヤ
ボックス8の構成を説明する。図4に示すように、前記
ヘッドボックス1はアルミ押出し形材で上方を開口した
溝型に形成され、その断面形状は前後方向に線対称状に
形成されている。前記ヘッドボックス1の一端からギヤ
ボックス8の取付位置にかけて、その底面から前後側面
の上下方向中間部にわたる開口部16が形成されてい
る。
【0027】前記ギヤボックス8は、そのケース17が
前記入力軸9の軸心に対し線対称状に形成され、図4及
び図9に示すように、90度回転させた状態でそれぞれ
ヘッドボックス1内に嵌合可能となっている。
【0028】図5に示すように、前記入力軸9は前記ギ
ヤボックス8に回転可能に支持され、ヘッドボックス1
内に位置する基端部には第一の斜歯歯車18aが形成さ
れている。
【0029】前記ギヤボックス8内には伝達軸19が回
転可能に支持され、その伝達軸19の一端部には前記第
一の斜歯歯車18aに噛合う第二の斜歯歯車18bが形
成され、他端部にはウォーム20が形成されている。
【0030】前記ウォーム20には、前記ギヤボックス
8に回転可能に支持された第一のウォームホィール21
aが噛合わされ、その第一のウォームホィール21aに
は同じくギヤボックス8に回転可能に支持された第二の
ウォームホィール21bが噛合わされている。なお、第
一及び第二のウォームホィール21a,21bの歯数は
同一である。
【0031】従って、入力軸9が回転されると、伝達軸
19が回転され、その伝達軸19の回転に基づいて第一
及び第二のウォームホィール21a,21bが同一回転
数で互いに逆方向に回転される。
【0032】前記第一及び第二のウォームホィール21
a,21bの中心部には、前記角度調節軸7を嵌挿可能
とした六角孔22a,22bがそれぞれ形成されてい
る。各六角孔22a,22bの中心は、前記入力軸9の
軸心に対し線対称状となるように位置し、かつギヤボッ
クス8を図4に示すようにヘッドボックス1に取着した
とき、六角孔22aがヘッドボックス1の中心線上に位
置し、ギヤボックス8を図9に示すようにヘッドボック
ス1に取着したとき、六角孔22bがヘッドボックス1
の中心線上に位置するようになっている。
【0033】前記角度調節軸7は、前記ヘッドボックス
1内の上部において、同ヘッドボックス1の中心線上に
位置し、ギヤボックス8を図4に示すようにヘッドボッ
クス1に取着したとき、第一のウォームホィール21a
の六角孔22aに嵌合可能であり、ギヤボックス8を図
9に示すようにヘッドボックス1に取着したとき、第二
のウォームホィール21bの六角孔22bに嵌合可能と
なっている。
【0034】図4及び図9に示すように、ヘッドボック
ス1にはチルトカバー23が取着され、ギヤボックス8
を取着したとき、入力軸9の後方に露出する開口部16
を覆うようになっている。
【0035】また、ヘッドボックス1の両端部にはボッ
クスキャップ24が取着され、同ヘッドボックス1の開
口端が覆われている。前記ストッパ装置14の具体的構
成を図6〜図8に従って説明する。図6に示すように、
前記ストッパ装置14の筒状のケース25内にはスライ
ダーレール26が取着され、そのスライダーレール26
の前記支持部材5側には、外側に向かって昇る斜面が形
成され、その斜面上に鋸刃状の凹凸27が形成されてい
る。
【0036】前記スライダーレール26上にはスライド
ブロック28がヘッドボックス1の長手方向に沿って移
動可能に支持され、そのスライドブロック28の前記凹
凸27側の両側面に上下方向に形成された長孔29に、
コロ30の支軸30aが支持されている。従って、コロ
30はスライドブロック28に回転可能にかつ上下方向
に移動可能に支持されている。
【0037】そして、スライドブロックが図6に示す矢
印A方向に移動すると、コロ30が凹凸27に係合し
て、凹凸27上を回転しながら上方へ移動するようにな
っている。
【0038】前記スライドブロック28内には板バネ3
1が配設され、前記昇降コード12はこの板バネ31と
スライドブロック28の天板との間及びコロ30の上方
を挿通されている。
【0039】そして、板バネ31の付勢力により、同板
バネ31とスライドブロック28の天板との間に昇降コ
ード12が挟着されて、昇降コード12とスライドブロ
ック28との間に所定の摩擦力が確保され、昇降コード
12の移動にともなってスライドブロック28が移動す
るようになっている。
【0040】前記スライダーレール26の上面には、図
7に示すカム溝32が形成され、前記スライドブロック
28の下面には、前記カム溝32に係合するカム軸33
がスライドブロック28の移動方向とは直交する方向、
すなわちヘッドボックス1の前後方向に移動可能に支持
されている。
【0041】このようなストッパ装置14では、スラッ
ト3及びボトムレール4の重量により昇降コードが図6
に示す矢印A方向へ移動して、スライドブロック28が
同方向へ移動してコロ30が凹凸27上を回転しながら
移動する。
【0042】すると、図8に示すように、昇降コード1
2はコロ30とケース25の天板との間に挟着されて、
同方向へのそれ以上の移動が阻止される。このとき、カ
ム軸33は、図7に示すP1位置にある。
【0043】次いで、コードイコライザ15を下方へ引
いて、昇降コード12を図8に示す矢印B方向へ移動さ
せると、スライドブロック28が同方向へ移動してコロ
30による昇降コード12の挟着状態が解除され、カム
軸33はカム溝32内を図7に示す矢印D方向へ移動し
てP2位置に達し、スライドブロック28の同方向への
それ以上の移動が阻止される。
【0044】この状態から、昇降コード12をヘッドボ
ックス1からさらに引き出すと、ストッパ装置14内で
は、昇降コード12が板バネ31及びスライドブロック
28と摩擦しながら移動し、ボトムレール4及びスラッ
ト3が引上げられる。
【0045】所望高さまでスラット3を引上げた後、昇
降コード12を手放すと、スラット3及びボトムレール
4の重量により昇降コード12が図6に示す矢印A方向
に移動してスライドブロック28が同方向へ移動し、カ
ム軸33が図7に示す矢印C方向へ移動して、カム溝3
2のP3位置に達する。
【0046】すると、スライドブロック28の同方向へ
のそれ以上の移動が阻止されて図6に示す状態となる。
この状態では、昇降コード12がコロ30により挟着さ
れることはないので、昇降コード12が板バネ31及び
スライドブロック28と摩擦しながら移動し、スラット
3及びボトムレール4がその自重により下降可能とな
る。
【0047】この状態から、昇降コード12を下方へ引
くと、スライドブロック28が移動してカム軸33がカ
ム溝32内を矢印D方向に移動して、P4位置に達す
る。この状態では、P2位置と同様に、昇降コード12
をヘッドボックス1から引き出してボトムレール4及び
スラット3を任意位置まで引上げ可能である。
【0048】次いで、昇降コード12を手放すと、ボト
ムレール4及びスラット3の重量により、昇降コード1
2とともにスライドブロック28が図6に示す矢印A方
向に移動し、カム軸33はカム溝32内をP4位置から
P1位置に向かって移動する。
【0049】すると、図8に示すように、コロ30とケ
ース25との間に昇降コード12が挟着され、昇降コー
ド12の同方向へのそれ以上の移動が阻止される。従っ
て、スラット3及びボトムレール4の自重降下が防止さ
れて、スラット3が所望高さに吊下支持される。
【0050】前記操作棒11は、ユニバーサルジョイン
ト10に中空状の細軸34の上端が取着され、その細軸
34に同細軸34の長さ以上の長さを備えた中空状の太
軸35が軸方向にスライド可能にかつ互いに回動不能に
連結されている。
【0051】また、細軸34と太軸35の接触面には所
定の摩擦力が確保されて、太軸35がその自重により下
降することはなく、太軸35に上下方向の力を加えたと
きに限り、太軸35が細軸34に対しスライドするよう
になっている。
【0052】前記太軸35の下端には、中空状のグリッ
プ36が取着され、そのグリップ36の下方において、
細軸34、太軸35及びグリップ36に挿通された昇降
コード12の下端に前記コードイコライザ15が吊下支
持されている。
【0053】従って、操作棒11のグリップ36を握っ
て回転操作すると、ユニバーサルジョイント10を介し
てギヤボックス8の入力軸9が回転される。また、グリ
ップ36を握って上方へ押し上げ、あるいは下方へ引き
下げることにより、細軸34の長さの範囲で、操作棒1
1を伸縮可能であり、クリップ36を手放せば、細軸3
4と太軸35との摩擦力により、グリップ36が所望位
置に保持されるようになっている。
【0054】次に、上記のように構成された横型ブライ
ンドの動作を説明する。操作棒11を回転操作すると、
ギヤボックス8を介して角度調節軸7が回転され、その
角度調節軸7と一体に回転されるコードドラム6により
ラダーコード2の一方の縦糸が引上げられて、スラット
3が回動される。従って、操作棒11の回転操作により
スラット3が角度調節される。
【0055】ストッパ装置14の動作により、昇降コー
ド12を僅かに下方へ引く度に、スラット3及びボトム
レール4の重量に基づいて昇降コード12をヘッドボッ
クス1内へ引き込ませ得る状態と、昇降コード12のヘ
ッドボックス1内への引込みを阻止する状態とを交互に
選択することができる。
【0056】図11(a)に示すように、操作棒11を
縮めた状態として、昇降コード12をヘッドボックス1
内に引込ませると、ボトムレール4を最下限まで下降可
能である。この状態から、コードイコライザ15を下方
へ引いて、昇降コード12をヘッドボックス1から引き
出すと、ボトムレール4が引上げられる。
【0057】そして、ボトムレール4及びスラット3を
所望高さに引上げた後、ストッパ装置14を作動させて
ボトムレール4及びスラット3の自重降下を阻止する
と、スラット3が所望高さに吊下支持される。
【0058】このとき、図11(b)に示すように、操
作棒11のグリップ36から下方へ昇降コード12が露
出される状態となるが、この状態から操作棒11を伸ば
せば、同図(c)に示すように、昇降コード12を同操
作棒11内に収納可能となる。
【0059】この横型ブラインドは、図1に示す状態で
は右操作用であるが、これを左操作用に変更可能であ
る。その変更手順を説明すると、まずギヤボックス8の
近傍においてヘッドボックス1の端部に取着されたボッ
クスキャップ24を取外す。
【0060】次いで、ギヤボックス8をヘッドボックス
1の端部方向に操作棒11と一体に引き抜き、さらにチ
ルトカバー23をヘッドボックス1から取り外す。そし
て、ギヤボックス8を後方へ90度回転させた状態で、
再びヘッドボックス1内に嵌挿し、開口部16を覆うよ
うに、チルトカバー23をヘッドボックス1の反対側の
側面に取着する。
【0061】すると、ヘッドボックス1に対するギヤボ
ックス8の取付状態は、図4に示す状態から図9に示す
状態に変更され、図5に示すように第一のウォームホィ
ール21aの六角孔22aに嵌挿されていた角度調節軸
7が、図10に示すように第二のウォームホィール21
bの六角孔22bに嵌挿された状態となる。
【0062】この結果、図5に示す状態に比して図10
に示す状態では、入力軸9と角度調節軸7との間に第二
のウォームホィール21bが余分に介在されたことにな
り、入力軸9の回転方向に対する角度調節軸7の回転方
向は逆方向となる。
【0063】次いで、ボックスキャップ24をヘッドボ
ックス1の端部に取着し、同ヘッドボックス1の前後を
入れ替えて取付ブラケット1aに取着する。すると、操
作棒11はヘッドボックス1の左側端部から吊下支持さ
れて左操作用となり、図5に示す右操作用で例えば操作
棒11を右回転操作したときの角度調節軸7の回転方向
と、図10に示す左操作用で操作棒11を右回転操作し
たときの角度調節軸7の回転方向とが一致する。
【0064】従って、右操作用及び左操作用のいずれの
場合にも、操作棒11の回転方向に対するスラット3の
回動方向を一致させることが可能となる。上記のように
構成された横型ブラインドでは、次に示す作用効果を得
ることができる。
【0065】(1)操作棒11を回転操作することによ
り、スラット3を角度調節することができる。 (2)コードイコライザ15を下方へ引いて、昇降コー
ド12をヘッドボックス1から引き出すことにより、ボ
トムレール4を引上げてスラット3を引上げることがで
きる。
【0066】(3)昇降コード12を下方へ引く度に、
ヘッドボックス1内に配設されるストッパ装置14によ
りスラット3及びボトムレール4の重量に基づく昇降コ
ード12の移動を阻止する状態と、スラット3及びボト
ムレール4の重量に基づく昇降コード12の移動を許容
する状態とを選択することができるとともに、ストッパ
装置14を作動させて、スラット3及びボトムレール4
の自重降下を阻止することにより、スラット3を所望高
さに吊下支持することができる。
【0067】(4)ストッパ装置14の作動を解除する
ことにより、スラット3及びボトムレール4を自重によ
り下降させることができる。 (5)ギヤボックス8をヘッドボックス1に対し90度
回動させて取着し、ヘッドボックス1をその前後方向を
入れ替えて窓枠等に取着することにより、右操作用ある
いは左操作用のいずれかを選択することができる。
【0068】(6)右操作用及び左操作用のいずれを選
択しても、入力軸9と角度調節軸7との間に介在される
歯車が1段増えるか否かが自動的に選択されて、操作棒
11の回転方向に対するスラット3の回動方向を一致さ
せることができる。
【0069】(7)ギヤボックス8のケース25を入力
軸9の軸心に対し線対称状に形成し、角度調節軸7を嵌
挿する第一及び第二のウォームホィール21a,21b
を入力軸9の軸心に対し線対称状に配設し、かつギヤボ
ックス8をヘッドボックス1に嵌挿したとき、第一及び
第二のウォームホィール21a,21bのいずれかに角
度調節軸が嵌挿されるようにしたので、右操作用から左
操作用あるいは左操作用から右操作用への変更作業を容
易に行うことができる。
【0070】(8)操作棒11を伸縮可能としたので、
スラット3を下降させてヘッドボックス1から垂下され
る昇降コード12の長さが短くなるとき、操作棒11の
長さを縮めて昇降コード12を操作棒11で覆うことが
できるとともに、スラット3を引上げるために昇降コー
ド12をヘッドボックス1から引き出したとき、操作棒
11を引き伸ばして、ヘッドボックス1から垂下される
昇降コード12を操作棒11で覆うことができる。
【0071】(9)ヘッドボックス1から垂下される昇
降コード12を、操作棒11の伸縮ストロークの範囲内
で常に操作棒11で覆うことができるので、昇降コード
12の無用な揺動を防止し、かつ美観を向上させること
ができる。
【0072】(10)操作棒11の長さをヘッドボック
ス1の取付高さ、あるいは操作者の身長に合わせて伸縮
することができるので、操作棒11の操作を容易に行う
ことができる。
【0073】(11)昇降コードの下端部にはコードイ
コライザ15が取着されているので、そのコードイコラ
イザ15を下方へ引くことにより、昇降コード12の引
き出し動作を容易に行うことができるとともに、そのコ
ードイコライザ15がグリップ36の下端に当接するま
で、操作棒11を引き伸ばせば、昇降コード12を操作
棒11内に容易に収納することができる。
【0074】(12)昇降コード12を操作棒11内に
引込ませるときは、コードイコライザ15がグリップ3
6の下端に当接したとき、昇降コード12の操作棒11
内へのそれ以上の引込みが阻止される。従って、昇降コ
ード12が操作棒11内にすべて引込まれてしまうこと
はなく、スラットの下降操作を容易に行うことができ
る。
【0075】(13)ストッパ装置14の動作により、
操作棒11をユニバーサルジョイント10を介していず
れかの方向に傾けた状態でも、昇降コード12の引き出
し動作及び昇降コード12のヘッドボックス1内への引
込み動作が可能である。
【0076】上記実施の形態は、次に示すように変更す
ることもできる。 ・入力軸9の回転を角度調節軸7に伝達するギヤ機構
は、上記のような斜歯歯車及びウォーム機構以外の任意
の歯車としてもよい。 ・操作棒11は、ユニバーサルジョイント10の下方に
太軸を配し、その太軸とグリップ36との間に細軸を配
してもよい。 ・操作棒11は、細軸と太軸以外の伸縮手段で伸縮可能
としてもよい。 ・操作棒11は、それぞれ径の異なる3本以上の軸を伸
縮可能に連結してもよい。 ・前記操作棒11を、合成樹脂で蛇腹状に伸縮する中空
状の軸で構成してもよい。 ・ユニバーサルジョイント10に代えて、中空フレキシ
ブルチューブを自在継手として使用してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は操作棒
から垂下される昇降コードの揺動を未然に防止し、かつ
操作棒の操作性及び美観の向上を図り得る横型ブライン
ドの操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の横型ブラインドを示す正面図
である。
【図2】 横型ブラインドを示す平面図である。
【図3】 ヘッドボックス内のスラット駆動装置を示す
正面図である。
【図4】 右操作用としたギヤボックスを示す側面図で
ある。
【図5】 右操作用のギヤボックスの内部構成を示す側
面図である。
【図6】 ストッパ装置を示す断面図である。
【図7】 ストッパ装置のカム溝を示す平面図である。
【図8】 ストッパ装置の動作を示す断面図である。
【図9】 左操作用としたギヤボックスを示す側面図で
ある。
【図10】 左操作用のギヤボックスの内部構成を示す
側面図である。
【図11】 操作棒の動作を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス 2 ラダーコード 3 スラット 4 ボトムレール 11 操作棒 12 昇降コード 14 ストッパ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 晃広 東京都港区海岸1丁目11番1号 立川ブラ インド工業 株式会社内 Fターム(参考) 2E043 AA01 AA04 BB13 BB15 BC03 BD01 CA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックスからラダーコードを介し
    て多数段のスラット及びボトムレールを吊下支持し、前
    記ヘッドボックスから操作棒を吊下支持して、該操作棒
    の操作に基づいて前記スラットを角度調節可能とし、前
    記スラットを昇降するための昇降コードを前記ヘッドボ
    ックスから前記操作棒内に挿通し、前記昇降コードを前
    記操作棒から引き出し、あるいはスラット及びボトムレ
    ールの重量に基づいて前記昇降コードを前記操作棒内か
    ら前記ヘッドボックス内へ引込ませることにより前記ス
    ラットを昇降可能とし、前記ヘッドボックス内には前記
    スラット及びボトムレールの自重降下を阻止するストッ
    パ装置を備えた横型ブラインドの操作装置において、 前記操作棒を伸縮可能として、該操作棒から引き出され
    た昇降コードを該操作棒内に収容可能としたことを特徴
    とする横型ブラインドの操作装置。
  2. 【請求項2】 前記操作棒は、前記ヘッドボックス内に
    配設されたギヤボックスから該ヘッドボックス外へ突出
    された入力軸から自在継手を介して吊下支持し、前記操
    作棒の操作に基づいて前記入力軸を回転させることによ
    り前記スラットを角度調節可能とし、前記昇降コードは
    前記入力軸から前記自在継手を経て前記操作棒に挿通
    し、前記ストッパ装置は前記昇降コードをヘッドボック
    スから引き出す方向に操作する度に、スラット及びボト
    ムレールの自重降下を阻止する状態と許容する状態とを
    交互に選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    横型ブラインドの操作装置。
  3. 【請求項3】 前記操作棒は、径の異なる複数本の軸を
    連結して構成し、前記軸は互いに相対回動不能に、かつ
    一方の軸の外周面に沿って他方の軸を摺動可能としたこ
    とを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の横型
    ブラインドの操作装置。
  4. 【請求項4】 前記操作棒の下端部にグリップを設ける
    とともに、前記グリップの下方において、前記昇降コー
    ドの下端部には前記グリップの下端部に当接して、前記
    昇降コードの操作棒内への引込み限度を設定するイコラ
    イザを取着したことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の横型ブラインドの操作装置。
JP11122946A 1999-04-28 1999-04-28 横型ブラインドの操作装置 Pending JP2000314282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11122946A JP2000314282A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 横型ブラインドの操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11122946A JP2000314282A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 横型ブラインドの操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000314282A true JP2000314282A (ja) 2000-11-14

Family

ID=14848542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11122946A Pending JP2000314282A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 横型ブラインドの操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000314282A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170007392A (ko) * 2014-06-09 2017-01-18 데 요 컴퍼니 리미티드 창문 가리개, 이의 구동 시스템 및 이의 작동 방법
JP2019206863A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 立川ブラインド工業株式会社 電動遮蔽装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170007392A (ko) * 2014-06-09 2017-01-18 데 요 컴퍼니 리미티드 창문 가리개, 이의 구동 시스템 및 이의 작동 방법
KR101963014B1 (ko) * 2014-06-09 2019-07-31 데 요 컴퍼니 리미티드 창문 가리개, 이의 구동 시스템 및 이의 작동 방법
JP2019206863A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 立川ブラインド工業株式会社 電動遮蔽装置
JP7033380B2 (ja) 2018-05-30 2022-03-10 立川ブラインド工業株式会社 電動遮蔽装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5472035A (en) Window blind with wand operator
US10550635B2 (en) Window covering control apparatus
CA2348043A1 (en) Venetian blind with variable tilting
US7100663B2 (en) Window covering and method of use
JP2014205992A (ja) 日射遮蔽装置
JP6817037B2 (ja) 遮蔽装置
JP2000314282A (ja) 横型ブラインドの操作装置
JP6473313B2 (ja) 遮蔽装置
US5316066A (en) Cord-lock mechanism
JP6832138B2 (ja) 遮蔽装置
JP2002054374A (ja) 日射遮蔽装置のボトムレール下限位置調整装置
JP3365973B2 (ja) 横型ブラインドのスラット角度調節装置
JP6983622B2 (ja) ロールスクリーン
US20160115734A1 (en) Window shade linking device
JP2000073676A (ja) 横型ブラインドのスラット角度調節装置及び電動ブラインドのスラット角度調節装置
JPH0921282A (ja) ブラインドの羽根任意上下別角度変更装置
FI98851B (fi) Yhdellä laitteella säädettävä sälekaihdin
JP3669906B2 (ja) 横型ブラインドのボトムレール下限位置調整装置
KR101422999B1 (ko) 어린이 안전사고 예방을 위한 자유낙하식 슬림형 롤 블라인드
JP6895852B2 (ja) 速度調整装置
JP6961567B2 (ja) 電動横型ブラインド
JP2975015B1 (ja) 装飾カーテン
JP2006063701A (ja) ブラインド装置
CA2365715A1 (en) Double tilt mechanism for venetian blinds
JP2006063704A (ja) ブラインド装置