JP2000313549A - ロール状記録媒体保持装置 - Google Patents

ロール状記録媒体保持装置

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JP2000313549A
JP2000313549A JP11123277A JP12327799A JP2000313549A JP 2000313549 A JP2000313549 A JP 2000313549A JP 11123277 A JP11123277 A JP 11123277A JP 12327799 A JP12327799 A JP 12327799A JP 2000313549 A JP2000313549 A JP 2000313549A
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JP11123277A
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Hisaya Tanda
久也 反田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置へのロール状記録媒体の交換補給
に要する作業数を減らし、しかも、作業自体も容易で画
像形成装置を使用するユーザの作業効率を向上させたロ
ール状記録媒体保持装置を提供する。 【解決手段】保持具80はロール状記録媒体26の長手
方向両端部を回転自在に保持し、画像形成装置10の本
体に形成した装着部70に保持具80が着脱自在に装着
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体がロール
状に巻かれたロール状記録媒体を画像形成装置本体に保
持するロール状記録媒体保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置で使用される記
録媒体として、ロール状に巻かれたもの(ロール状記録
媒体)が広く使用されている。このロール状記録媒体は
保持装置によって画像形成装置本体に保持される。この
ようなロール状記録媒体を使用する画像形成装置の一例
としてのインクジェット方式画像形成装置が知られてい
る。
【0003】図11は、インクジェット方式画像形成装
置であるカラープロッタ(以下、プロッタという。)の
概略構成を示す斜視図である。
【0004】プロッタ10は、キャスタ12aを有する
スタンド12の上部に固定されている。プロッタ10に
は画像形成動作に関する各種の設定をするための操作部
14が配置されている。この操作部14に配置された各
種スイッチの操作により、記録紙のサイズの設定、画像
形成動作の開始や中止、記録紙の搬送開始や搬送中止な
どができる。
【0005】プロッタ10の前面にはこのプロッタ本体
の長手方向に沿って、記録紙が挿入される記録紙挿入口
16が形成されている。記録紙挿入口16に挿入された
記録紙はプロッタ10の内部に搬送され、この記録紙に
カラー画像が印字されて排出される。
【0006】図12を参照してプロッタ10内の記録紙
の搬送経路を説明する。
【0007】図12は、プロッタ10の内部を示す部分
切り欠き図である。
【0008】操作部14よりも中央寄りには記録紙ガイ
ド22が取り付けられている。記録紙ガイド22は、一
枚単位で記録紙を使用するときに、プロッタ10内に挿
入される記録紙をガイドするものである。記録紙ガイド
22は矢印A方向の一端側が記録紙挿入口24へ向かっ
て延びている。記録紙ガイド22の他端側は下方に湾曲
され、さらに端部近傍で矢印A方向と同一方向に湾曲さ
れている。湾曲された記録紙ガイド22が囲む空間内に
はロール状記録紙26が装着されている。
【0009】記録紙挿入口24の奥には、装着されたロ
ール状記録紙26に平行に駆動ローラ28が配置されて
いる。駆動ローラ28の端部には、駆動ローラ28や後
述する排出ローラ42などを回転させるための各種ギヤ
28a、28b、28cが配置されている。駆動ローラ
28を挟んで記録紙挿入口24とは反対側には、駆動ロ
ーラ28の長手方向に沿って鉛直に第1搬送コロ支持板
32が配置されている。第1搬送コロ支持板32の下部
には記録紙搬送コロ32aが回転自在に取り付けられ、
上部には記録紙搬送コロ32bが回転自在に取り付けら
れている。駆動ローラ28の上方には駆動ローラ28の
長手方向に沿って第2搬送コロ支持板34が配置されて
いる。第2搬送コロ支持板34には記録紙搬送コロ34
aが回転自在に取り付けられている。
【0010】記録紙挿入口24から挿入された記録紙
は、記録紙搬送コロ32a、32b、34a及び駆動ロ
ーラ28に挟持されながら搬送される。第1搬送コロ支
持板32と第2搬送コロ支持板34との間には、搬送さ
れる記録紙の位置を規制する第1位置規制部材36が配
置されている。
【0011】駆動ローラ28の上方には第2位置規制部
材38が配置されている。駆動ローラ28によって搬送
されて来た記録紙は、駆動ローラ28の最上部付近で駆
動ローラ28から離れた後、第2位置規制部材38によ
って誘導される。第2位置規制部材38には、等間隔に
拍車38aが配置されている。第2位置規制部材38の
記録紙搬送方向上流側には印字板40が配置されてい
る。第2位置規制部材38の記録紙搬送方向下流側には
印字された記録紙をプロッタ10から排出させる排出ガ
イド42が配置されている。排出ガイド42には、排出
ローラ42aが等間隔に設けられている。排出ローラ4
2aどうしの間隔は、第2位置規制部材38に配置され
た拍車38aどうしの間隔と同じである。なお、各排出
ローラ42aは、それぞれ上方に位置する各拍車38a
と近接している。
【0012】次に、図13を参照してプロッタ10内の
印字部を説明する。
【0013】図13は、プロッタ10の印字部を示す概
略斜視図である。印字部は、矢印B方向に往復運動する
ヘッドキャリッジ50を備えている。ヘッドキャリッジ
50にはヘッドホルダ52が備えられている。ヘッドホ
ルダ52の内部には、各種カラーインク(例えば、シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各インク。)の入
った複数の印字ヘッド54が装着されている。印字ヘッ
ド54のインク吐出面(図示せず)には、インクが吐出
する複数のインク吐出口(図示せず)が形成されてい
る。
【0014】ヘッドキャリッジ50は、駆動モータ(図
示せず)に掛け渡されたベルト56に固定されている。
ベルト56の進行方向は駆動モータの正逆の回転方向に
よって変わるので、それに伴ってヘッドキャリッジ50
の進行方向が変わる。ヘッドキャリッジ50は、駆動ロ
ーラ28の長手方向(矢印B方向)に平行に配置された
案内レール29に案内されるので、矢印B方向に沿って
往復運動する。
【0015】記録紙に画像が形成されるときは、搬送さ
れている記録紙が一時的に停止させられ、ヘッドキャリ
ッジ50が矢印B方向に往復運動させられる。このと
き、記録紙のうち、インク吐出面の前方の画像形成領域
(図示せず)に位置する部分に画像が形成される。次
に、記録紙のうち画像の形成された部分が画像形成領域
の外へ搬送された後に停止され、記録紙のうち新たに画
像形成領域に位置する部分に画像が形成される。この動
作が記録紙の全長にわたって繰り返されることにより、
記録紙にカラー画像が形成される。カラー画像が形成さ
れた記録紙は、排出ローラ42aと拍車38aに挟持さ
れながら排出ガイド42に沿って排出される。
【0016】図14を参照してロール状記録媒体保持装
置を説明する。
【0017】図14は、プロッタ10に備えられている
ロール状記録媒体保持装置60の概略構成を示す斜視図
である。
【0018】ロール状記録媒体26を保持するロール状
記録媒体保持装置60は、ロール状記録媒体26に差し
込んでそれを保持するスプール軸62と、スプール軸6
2がその両端を掛けられて装着される、プロッタ10の
本体に形成された装着部70とを有している。
【0019】ロール状記録媒体26は、芯管64に帯状
の記録媒体が巻かれたものである。スプール軸62は、
芯管64の全長よりも長い棒状の鉄芯である。スプール
軸62の両端部にはスプールホルダ66が取り付けられ
る。スプールホルダ66には芯管64の口径より大きい
円板状部分66aが形成されている。装着部70は、ス
プール軸62の両端部を保持する一対の支持部材71か
らなるものであり、金属や工業用プラスチックなどで作
られる。
【0020】ロール状記録媒体26をプロッタ10に装
着するときは、先ず、スプール軸62を芯管64に通
す。次に、スプール軸62の両端部にスプールホルダ6
6を取り付ける。このとき、スプールホルダ66の円板
状部分66aがロール状記録媒体26の両端部に接触す
る位置にスプールホルダ66を配置することで、スプー
ル軸62上でのロール状記録媒体26の位置決めができ
る。位置決めによって、ロール状記録媒体26の長手方
向の中央部とスプール軸62の長手方向の中央部とをほ
ぼ一致させる。次に、スプール軸62の両端を装着部7
0の支持部材71に掛けて装着する。これにより、ロー
ル状記録媒体26がプロッタ10で使用される状態にな
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のロール
状記録媒体保持装置60では、ロール状記録媒体26が
使い終わったときは、先ず、使い終わったロール状記録
媒体26の芯管64をスプール軸62ごと装着部70か
ら取り外す。次に、スプールホルダ66をスプール軸6
2から外す。次に、スプール軸62を芯管64から引き
抜く。次に、スプール軸62を新たなロール状記録媒体
の芯管へ差し込む。次に、スプールホルダー66を取り
付けてロール状記録媒体の位置決めをした後、プロッタ
10の装着部70に装着する。
【0022】このように、ロール状記録媒体の交換補給
には多くの作業を必要として手間と時間がかかるので、
画像形成装置10を使用するユーザの作業効率を悪くし
ている。
【0023】本発明は、ロール状記録媒体を画像形成装
置本体に容易かつ迅速に装着でき、画像形成装置を使用
するユーザの作業効率を向上させたロール状記録媒体保
持装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1のロール状記録媒体保持装置は、記録媒
体がロール状に巻かれたロール状記録媒体を画像形成装
置本体に保持するロール状記録媒体保持装置において、 (1)ロール状記録媒体の長手方向両端部を回転自在に
保持する保持具 (2)保持具が着脱自在に装着される、画像形成装置本
体に形成された装着部を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0025】ここで、装着部は、 (3)所定方向に並んで形成された、保持具が装着され
る複数の装着口を有するものであることが好ましい。
【0026】また、装着部は、 (4)保持具が装着される、所定方向に延びる装着溝を
有するものであることが好ましい。
【0027】さらに、 (5)装着部に装着された保持具の位置を基準にしてロ
ール状記録媒体の長さを検出する、装着部の近傍に配置
された記録媒体幅検出器を備えたものであることが好ま
しい。
【0028】また、上記目的を達成するための本発明の
第2のロール状記録媒体保持装置は、記録媒体がロール
状に巻かれたロール状記録媒体を画像形成装置本体に保
持するロール状記録媒体保持装置において、 (6)ロール状記録媒体の長手方向両端部を回転自在に
保持する保持具 (7)それぞれにロール状記録媒体を保持した複数の保
持具が着脱自在に装着される、画像形成装置本体に形成
された装着部を備えたことを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のロ
ール状記録媒体保持装置の実施形態を説明する。
【0030】図1は、画像形成装置に備えられたロール
状記録媒体保持装置の第1実施形態の概略構成を示す斜
視図である。
【0031】ロール状記録媒体保持装置60は、記録紙
(本発明にいう記録媒体の一例である。)がロール状に
巻かれたロール状記録紙(本発明にいうロール状記録媒
体の一例である。)をプロッタ10(本発明にいう画像
形成装置の一例である。)の本体に保持するものであ
る。
【0032】ロール状記録媒体保持装置60は、ロール
状記録紙26の長手方向両端部を回転自在に保持する保
持具80を有している。また、プロッタ10の本体側に
は、保持具80が着脱自在に装着される装着部70が備
えられている。
【0033】保持具80は、平板状の略四角形の一つの
角からカギ型の引掛け部82が延伸した形状に形成され
ている。また、保持具80がロール状記録紙26の端部
と接する面には、円柱状の軽圧入部84が形成されてい
る。この軽圧入部84は、記録紙が巻き付けられた芯管
64内に緩く挿入され、ロール状記録紙26を回転自在
に支持するものである。保持具80は、加工が容易で且
つ強度のある素材、例えば金属或いは工業用プラスチッ
クなどから造られている。
【0034】一方、装着部70には2つの装着口72が
形成されている。装着口72は開口である。装着口72
の奥には、保持具80の引掛け部82が装着口72の内
側に入って開口部分に掛かるように空間が形成されてい
る。2つの装着口72の間には、ロール状記録紙26の
長手方向両端部を保持したままで保持具80が掛けられ
る間隔がとられている。
【0035】図2を参照して、保持具80について説明
する。
【0036】図2(a)は、ロール状記録紙26の端部
に接する側から見た保持具80である。図2(b)は、
(a)のS−S断面図である。
【0037】軽圧入部84は、ピン84bを回転中心と
して矢印C方向に回転自在に取り付けられている。保持
具80の側面のうち図1に示したロール状記録紙26の
端部と接する側の側面80aには、垂直に延びた(紙面
上左側)回転軸86が形成されている。この回転軸86
にはピン84bによって円筒体84aが回転自在に取り
付けられている。円筒体84aの側面の全外周には、図
1に示した芯管64と直接に接する円筒管84cが取り
付けられている。回転軸86の中心線から円筒管84c
の外周面までの半径は、芯管64の半径よりも小さく形
成されている。円筒管84cの端部のうち保持具80の
側面80aに近い側の端部は、側面80aまで達してい
ない。この端部には、円筒管84cの半径方向外側に向
かう突起部84dが4つ形成されている。突起部84d
は芯管64の縁に掛かるように形成されている。従っ
て、回転軸86の中心線から突起部84dの先端部まで
の半径は、芯管64の半径よりも大きく形成されてい
る。なお、突起部84dは2つ以上であれば幾つでもよ
いが、ロール状記録紙26の安定した保持のためには3
つ以上が好ましい。
【0038】プロッタ10にロール状記録紙26を装着
する際には、図1に示したように、先ず、ロール状記録
紙26の両端部にそれぞれ保持具80の軽圧入部84を
挿入する。次に、その状態のまま引掛け部82を装着部
70の装着口72に掛けるだけでよい。このように、極
めて容易且つ迅速にロール状記録紙26をプロッタ10
に装着できる。
【0039】図3を参照して本発明のロール状記録媒体
保持装置の第2実施形態を説明する。
【0040】図3は、プロッタ10に装着されるロール
状記録媒体保持装置の第2実施形態の概略構成を示す斜
視図である。図3では、図1と図2の構成要素と同一の
構成要素には同一の符号が付されている。
【0041】第2実施形態のロール状記録媒体保持装置
160の保持具80は、第1実施形態の保持具80と同
じ形状である。しかし、装着部170は、保持具80が
装着される装着口72を複数有する点で第1実施形態の
装着部70とは異なる。
【0042】複数の装着口72は所定方向に並んで形成
されている。ここで、所定方向とは、上記の第1実施形
態の装着部70に形成された2つの装着口72を結ぶ直
線の方向である。ロール状記録紙26は、その長手方向
の長さの異なるものが複数種類あるが、長さは規格によ
って定まっている。複数の装着口72は、各種のロール
状記録紙26が装着できるように、ロール状記録紙26
の規格に適合した間隔をとって形成されている。
【0043】従って、長さの異なるロール状記録紙26
を使用する場合の装着作業は、第1実施形態について説
明した装着作業と同様であり、ロール状記録紙26の両
端部に保持具80の軽圧入部84を挿入し、引掛け部8
2を装着口72に掛けるだけでよい。このように、容易
且つ迅速にロール状記録紙26をプロッタ10に装着で
きる。ただし、この場合は、ロール状記録紙26の一方
の側(図3の例では左側。)の保持具80はロール状記
録紙26の長さによらず基準装着口72S(図3の例で
は左端の装着口。)に装着し、他方の側の保持具80は
ロール状記録紙26の長さに合った装着口72に装着す
る。
【0044】この第2実施形態のロール状記録媒体保持
装置では、ロール状記録紙26の長さに拘わらず同一の
保持具80が使用できるので、製造コストを低減でき
る。
【0045】図4及び図5を参照して本発明のロール状
記録媒体保持装置の第3実施形態を説明する。
【0046】図4は、プロッタ10に装着されるロール
状記録媒体保持装置260の第3実施形態の概略構成を
示す斜視図である。図5は、ロール状記録紙26を保持
した保持具80を装着溝74に装着した状態を示すプロ
ッタ10の正面図である。これらの図では、図1と図2
の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されて
いる。
【0047】第3実施形態のロール状記録媒体保持装置
260の保持具80は、第1実施形態の保持具80と同
じ形状である。しかし、装着部270は、保持具80が
装着される、装着溝74を有する点で第1実施形態の装
着部70とは異なる。この装着溝74は、所定方向に延
びている。ここで、所定方向とは、上記の第1実施形態
の装着部70に形成された2つの装着口72を結ぶ直線
の方向である。装着溝74の奥には、保持具80の引掛
け部82が装着溝74の内側に入って掛かるように空間
が形成されている。
【0048】ロール状記録紙を使用する場合、その長さ
の如何に拘わらず、ロール状記録紙26の両端部に保持
具80の軽圧入部84を挿入し、保持具80の引掛け部
82を装着溝74に掛けるだけで容易且つ迅速にプロッ
タ10に装着できる。
【0049】図5に示すように、通常は、ロール状記録
紙26の一端(図5の例では左端。)を保持する保持具
80を装着溝74の基準装着位置74S(図5の例では
左端部。)に掛ける。もう一方の保持具80は、ロール
状記録紙26の他端(図5の例では右端。)を保持した
状態を保つように装着溝74に掛ける。なお、印字中の
振動や停止中に発生し得る何らかの原因で保持具80が
ロール状記録紙26から外れることを防止するために、
また、保持具80とロール状記録紙26がスライドして
斜行することを防止するために、ロール状記録紙26の
右端の保持具80の外側にストッパ76を配置してもよ
い。
【0050】この第3実施形態のロール状記録媒体保持
装置260でも、ロール状記録紙26の長さに拘わらず
同一の保持具80が使用できるので、製造コストを低減
できる。また、規格外のロール状記録紙を使用する場合
であっても全く同様の装着作業で装着できる。
【0051】図6及び図7を参照して本発明のロール状
記録媒体保持装置の第4実施形態を説明する。
【0052】図6は、第1実施形態のロール状記録媒体
保持装置60の保持具80と同じ形状の保持具80の側
面と第2実施形態のロール状記録媒体保持装置160の
装着部170と同じ形状の装着部170の一部の断面を
略示した説明図である。図6では、図2と図3の構成要
素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。図
7は、図6の矢印D方向から見た装着部170の近傍の
説明図である。
【0053】第4実施形態は、装着部170に装着され
た保持具80の位置を基準にしてロール状記録媒体の長
さを検出する記録媒体幅検出器90を備えている。この
記録媒体幅検出器90は装着部170の近傍に配置され
ている。
【0054】第2実施形態の説明で述べた基準装着口7
2Sを除いて、各装着口72の内側には個別に記録媒体
幅検出器90が配置されている。各記録媒体幅検出器9
0は、ベース92の中間に検出部94を設けたものを2
つで一組とするセンサである。記録媒体幅検出器90
は、検出部94どうしが間隔をとって向かい合うように
配置されている。その位置は、保持具80を装着口72
に装着したときに、向かい合った検出部94が保持具8
0の引掛け部82に遮られる位置である。図7の、左端
の破線で示したものは、基準装着口72Sに装着された
保持具80である。基準装着口72S以外の各装着口7
2は、ロール状記録紙の長さに適合した位置に配置され
ているので、もう一方の保持具80を検出した記録媒体
幅検出器90によって、装着されたロール状記録紙の長
さが検出される。図7では、もう一方の保持具80を
「サイズ2用検知器」として示した記録媒体幅検出器9
0が検知する場合を例示している。ここで、「サイズ
2」とは、規格によって長さが決められた複数種類のロ
ール状記録紙のうちの1種類を示すものである。サイズ
1、サイズ3も同様に、それぞれ、他の種類のロール状
記録紙のうちの1種類を示すものである。
【0055】なお、図7は第2実施形態のロール状記録
媒体保持装置160に基づいて示したが、第3実施形態
において、上述の基準位置74Sからの長さがロール状
記録紙の長さに適合した位置で、装着溝74の内側に記
録媒体幅検出器90を配置してもよい。この場合、ロー
ル状記録紙26を保持する一方の保持具80を基準位置
74Sに装着することによって、上述と同様にロール状
記録紙の長さが検出される。
【0056】図8を参照して本発明のロール状記録媒体
保持装置の第5実施形態を説明する。
【0057】図8は、プロッタ10に備えられたロール
状記録媒体保持装置360の第5実施形態の概略構成を
示す斜視図である。図8では、図1の構成要素と同一の
構成要素には、同一の符号が付されている。
【0058】第5実施形態のロール状記録媒体保持装置
360は、ロール状記録紙26を保持した複数の保持具
80が着脱自在に装着される装着部370を有するもの
である。この第5実施形態のロール状記録媒体保持装置
360の保持具80は、第1実施形態の保持具80と同
じ形状である。しかし、装着部370は、第2実施例の
装着部170と同様にプロッタ10の本体に所定方向に
一列に並んで形成された複数の装着口72を有するが、
装着口72の列を複数列(図8では3列。)有する点で
第2実施例の装着部170とは異なる。
【0059】装着口72の各列には、保持具80に保持
されたロール状記録紙26を1本ずつ装着できる。最上
列の装着口72に装着されたロール状記録紙26がプロ
ッタ10で使用される。最上列よりも下の列の装着口7
2には予備のロール状記録紙26が装着される。何れの
列も複数の装着口72を有するので、予備として長さの
異なるロール状記録紙26を何種類か装着しておける。
【0060】最上列に装着されたロール状記録紙26が
使い終わったときは、残った芯管64を保持具80とと
もに装着部370から取り外す。その後、下の列の装着
口72に装着されているロール状記録紙26の何れかを
保持具80ごと取り外して最上列の装着口72に装着す
ればよい。また、使い終わったロール状記録媒体を保持
していた保持具80を使用して、新たにロール状記録媒
体を装着部370に装着できる。このように、ロール状
記録紙26が使い終わったときに容易且つ迅速にロール
状記録紙26を交換補給できる。
【0061】図9と図10を参照して、装着部と保持具
の他の例を説明する。
【0062】図9は、装着口に代わる装着片を有する装
着部を示す説明図である。図10は、図9の装着片に装
着する保持具の一例を示す説明図である。
【0063】図9に示したように、装着部は、装着口7
2に代わる装着片72Aを有している。装着片72A
は、保持具80の引掛け部82を掛けることができる上
向きの突出部73を有するカギ状に形成されている。プ
ロッタ10の本体と突出部73との間に引掛け部82を
掛けると、装着片72Aが保持具80の重量(ロール状
記録紙26を装着するときは、保持具80及びロール状
記録紙26の重量である。)を支える。それとともに、
保持具80にかかる重力の分力によって保持具80の面
の一部(80F)が装着片72Aの1つの面(73F)
を圧接するので、保持具80は、装着部に安定して装着
される。第3実施形態を除き、各実施形態の装着部の装
着口72を装着片72Aに代えることができる。
【0064】このように、装着部の装着口72を装着片
72Aに代えても、ロール状記録紙26の着脱が容易且
つ迅速に行える。
【0065】また、装着部の装着口72を装着片72A
に代えたものの場合、図10に示したように、保持具1
80には引掛け部82に代えて、装着片72Aの突出部
73を貫入させる貫入部88(破線で示した部分。)を
形成してもよい。貫入部88は、保持具80の引掛け部
82を形成した部分に、引掛け部82に代えて装着片7
2Aの突出部73の外形と同じ形状の内形を有する凹部
である。この場合、保持具180を装着部に装着するに
は、保持具180の貫入部88を装着片72Aの突出部
73に被せるようにするだけでよい。
【0066】このように、引掛け部82に代えて貫入部
88を有する保持具180の場合にも、ロール状記録紙
26の着脱が容易且つ迅速に行える。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のロ
ール状記録媒体保持装置によれば、保持具を用いてロー
ル状記録媒体の長手方向両端部を回転自在に保持した後
に、このロール状記録媒体を装着部に装着できる。従っ
て、ロール状記録媒体を画像形成装置本体に容易かつ迅
速に装着できることとなるので、画像形成装置を使用す
るユーザの作業効率が向上する。
【0068】ここで、装着部は、所定方向に並んで形成
された、保持具が装着される複数の装着口を有するもの
である場合は、様々な長さをもつロール状記録媒体の長
さに応じた位置に装着口を形成しておき、この装着口に
保持具を装着することによって、ロール状記録媒体の長
さにかかわらず、ロール状記録媒体を着脱自在に装着で
きる。従って、各種長さのロール状記録媒体を同一の保
持具及び同一の作業によって容易かつ迅速に装着できる
こととなるので、画像形成装置を使用者するユーザの作
業効率がいっそう向上する。
【0069】ここで、装着部は、保持具が装着される、
所定方向に延びる装着溝からなるものである場合は、保
持具を装着溝のどの位置にでも装着できるので、ロール
状記録媒体の長さに応じた位置に保持具を装着すること
によって、ロール状記録媒体の長さにかかわらず、ロー
ル状記録媒体を着脱自在に装着できる。従って、各種長
さのロール状記録媒体を同一の保持具及び同一の作業に
よって容易かつ迅速に装着できることとなるので、画像
形成装置を使用者するユーザの作業効率が向上する。
【0070】また、ロール状記録媒体保持装置が、装着
部に装着された保持具の位置を基準にしてロール状記録
媒体の長さを検出する、装着部の近傍に配置された記録
媒体幅検出器を備えた場合は、装着部に装着された保持
具の位置を基準にして記録媒体幅検出器がロール状記録
媒体の長さを検出する。これにより、従来の画像形成装
置が画像形成動作の開始時に行っていたロール状記録媒
体の長さを検出する動作が不要となるので、画像形成動
作の開始から終了までに要する時間が短縮される。この
結果、画像形成装置を使用するユーザの作業効率が向上
する。
【0071】また、本発明の第2のロール状記録媒体保
持装置によれば、複数の保持具を装着部に着脱自在に装
着できる。従って、1つ又は複数のロール状記録媒体を
予備として画像形成装置に装着しておき、使用中のロー
ル状記録媒体を使い終わったときは、使い終わったロー
ル状記録媒体を保持していた保持具を取り外し、代わり
に保持具ごと取り外した予備のロール状記録媒体を装着
して交換補給できる。また、使い終わったロール状記録
媒体を保持していた保持具は、新たなロール状記録媒体
を予備として画像形成装置に装着するのに使用できる。
この結果、画像形成装置を使用するユーザによるロール
状記録媒体の交換補給作業の時間が短縮されるので、ユ
ーザの作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール状記録媒体保持装置の第1実施形態の概
略構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は、保持具80の側面のうち、ロール状
記録紙の端部と接する側の側面図である。(b)は、
(a)のS−S断面図である。
【図3】ロール状記録媒体保持装置の第2実施形態の概
略構成を示す斜視図である。
【図4】ロール状記録媒体保持装置の第3実施形態の概
略構成を示す斜視図である。
【図5】ロール状記録紙を保持した保持具を装着溝に装
着した状態のプロッタの正面図である。
【図6】ロール状記録媒体保持装置の第4実施形態の保
持具の側面及び装着部の一部の断面を示す説明図であ
る。
【図7】図6の矢印D方向から見た装着部の近傍の説明
図である。
【図8】ロール状記録媒体保持装置の第5実施形態の概
略構成を示す斜視図である。
【図9】装着口に代わる装着片を有する装着部を示す説
明図である。
【図10】図9の装着片に装着する保持具の一例を示す
説明図である。
【図11】ロール状記録媒体を使用するプロッタの概略
構成を示す斜視図である。
【図12】プロッタの内部を示す部分切り欠き図であ
る。
【図13】プロッタの印字部を示す概略斜視図である。
【図14】プロッタに備えられているロール状記録媒体
保持装置の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 プロッタ 26 ロール状記録紙 60、160、260、360 ロール状記録媒体保持
装置 70、170、270、370 装着部 74 装着溝 80 保持具 90 記録媒体幅検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体がロール状に巻かれたロール状
    記録媒体を画像形成装置本体に保持するロール状記録媒
    体保持装置において、 前記ロール状記録媒体の長手方向両端部を回転自在に保
    持する保持具と、 前記保持具が着脱自在に装着される、前記画像形成装置
    本体に形成された装着部とを備えたことを特徴とするロ
    ール状記録媒体保持装置。
  2. 【請求項2】 前記装着部は、 所定方向に並んで形成された、前記保持具が装着される
    複数の装着口を有するものであることを特徴とする請求
    項1に記載のロール状記録媒体保持装置。
  3. 【請求項3】 前記装着部は、 前記保持具が装着される、所定方向に延びる装着溝から
    なるものであることを特徴とする請求項1に記載のロー
    ル状記録媒体保持装置。
  4. 【請求項4】 前記装着部に装着された前記保持具の位
    置を基準にして前記ロール状記録媒体の長さを検出す
    る、前記装着部の近傍に配置された記録媒体幅検出器を
    備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載のロール
    状記録媒体保持装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体がロール状に巻かれたロール状
    記録媒体を画像形成装置本体に保持するロール状記録媒
    体保持装置において、 前記ロール状記録媒体の長手方向両端部を回転自在に保
    持する保持具と、 それぞれに前記ロール状記録媒体を保持した複数の前記
    保持具が着脱自在に装着される、前記画像形成装置本体
    に形成された装着部とを備えたことを特徴とするロール
    状記録媒体保持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1719630A1 (en) * 2004-01-06 2006-11-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Roll sheet holder and tape printer
CN105564053A (zh) * 2014-11-05 2016-05-11 精工爱普生株式会社 介质保持件、介质装填装置以及记录装置

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