JP2000313191A - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
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- JP2000313191A JP2000313191A JP11124389A JP12438999A JP2000313191A JP 2000313191 A JP2000313191 A JP 2000313191A JP 11124389 A JP11124389 A JP 11124389A JP 12438999 A JP12438999 A JP 12438999A JP 2000313191 A JP2000313191 A JP 2000313191A
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- cap
- air
- elastic body
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
インキの漏出を防止すると共に、使用時に連続して円滑
に筆記できるようにする。 【解決手段】筆軸(10)内の芯保持体(14)のフラ
ンジ部(16)に設けられた空気交換孔(17)及び、
この芯保持体(14)のアンダーカット部(15)に装
着される環状弾性体(18)に、その内径方向に突出し
てその先端を芯保持体(14)のアンダーカット部(1
5)に密接して配設される突起(19)により構成し、
この空隙(20)によって、一体に外部と筆軸(10)
内とを連通する空気流通路(21)を形成して、キャッ
プ装着時には環状弾性体が変形してキャップ内を密閉し
て気密性を維持し、また使用時にはこの空気流通路から
筆軸内に空気が流入するので先端芯へのインキの供給が
円滑に行われ、連続した円滑な筆記が可能となる。
Description
液式の筆記具の構造に関する。
の筆記具においては、ペン先の乾燥及び熱等による筆記
具の筆軸内からのインキの漏出を防止するために、キャ
ップ装着時の気密性を重視するものであるが、キャップ
装着時における気密性を重視しすぎると、キャップの装
着に伴ってキャップ内に過剰に圧縮、内包されることと
なる空気が筆記具を構成する筆軸内に逆流し、また、こ
の圧縮、内包されることとなる空気による反発により不
完全なキャップの装着を起こすことがあるため、何らか
の手段によりこのキャップ内に圧縮、内包されることと
なる空気を排出する手段が求められていた。
性体が装着されると共に、キャップには透孔が穿設され
ており、キャップの装着に伴ってキャップ内に圧縮、内
包される空気を上記透孔から排出しつつ、最終的にこの
透孔を環状弾性体により密閉し、キャップ内の気密性を
保持してなるもの(実開平4−107086号)や、頂
部に通気孔を有するキャップ内に弾性シール部を取付部
及び伸縮部を介して保持することで、この筆記具に装着
する時、キャップ内に圧縮、内包される空気をキャップ
の頂部に有する通気孔から排出しつつ、最終的に弾性シ
ール部により、キャップの頂部の通気孔を閉塞すると共
に、筆記具のペン先にも密着して塞ぎ、インキの漏出等
を防止してなるもの(実開平6−45779号)等が提
案されている。
来のものにおいて、実開平4−107086号の場合で
は、キャップの装着に伴って発生する圧縮、内包される
空気の排出はキャップに穿設される透孔を通して行われ
るので、キャップの装着が終了する時点では既にキャッ
プの開口部は筆記具本体により閉塞されており、キャッ
プ内に圧縮、内包される空気の排出をキャップの透孔の
みから行わなければならないため、このキャップ内に圧
縮、内包される空気による排出抵抗が生じてしまい、か
えって確実なキャップの装着を行うことができず、不完
全なキャップ装着によりキャップの気密性が低下し、ペ
ン先の乾燥やインキの漏出等を確実に防止することがで
きないことがあり、一方実開平6−45779号の場合
では、キャップ内に圧縮、内包される空気はキャップの
頂部に有する通気孔から確実に排出され、キャップ装着
後にはキャップ内に配置する弾性シール部により通気孔
及びペン先自体を密閉してしまうのでキャップ内の気密
性の維持という観点では優れるが、構造自体が著しく複
雑であり製造コストの上昇や、キャップの脱着を繰り返
すことによりペン先自体を密閉する弾性シール部が破損
を受け易く、最悪の時には気密性の低下やインキの漏出
に繋がるという問題点がある。
ように、キャップ内の気密性を環状弾性体の変形により
キャップの透孔を密閉して維持しようとするものにあっ
ては、同時に筆記具本体内のインキの漏出をも防止する
ものであるから、筆記具本体内との空気の流通を必要と
する筆記具、特に直液式の筆記具においては本来必要と
される筆記具本体内との空気の流通が著しく妨げられて
しまい、筆記具使用時においてインク貯留部から蛇腹部
へのインキの送出が十分に行われないため、ペン先に十
分なインキが供給されず、文字が不鮮明となる等の不具
合が生じてしまい易いものである。
問題点を解決するものであり、キャップ装着時において
キャップ内に圧縮、内包される空気の排出を確実に行う
と共に、キャップ内の気密性を確実に維持し、更に筆記
具の円滑な使用を確保するものである。
筒部から構成されるキャップと、その内部に芯保持体
を、そのアンダーカット部に装着される環状弾性体の弾
性によって内装、固持する筆軸から構成される筆記具に
おいて、上記筆軸内に環状弾性体によって内装、固持さ
れる芯保持体のフランジ部に、軸方向に空気交換孔を設
け、上記環状弾性体に、その内径方向に突出してその先
端を芯保持体のアンダーカット部に密接して空隙を構成
する突起を配設し、上記空気交換孔と共に一体に空気流
通路を形成してなるものである。
内に圧縮、内包される空気はキャップの空気排出孔から
順次排出されると共に、キャップを完全に装着し終わっ
た時には、筆軸内の芯保持体のアンダーカット部に装着
される環状弾性体がキャップの装着に伴って発生する圧
力により変形することによって密閉し、キャップの内筒
部内の気密性は保持されて、先端芯の乾燥及びインキの
漏出を防止することができると共に、使用に際しては、
芯保持体のフランジ部に設けられた単独又は複数の空気
交換孔及び、環状弾性体においては、その内径方向に突
出してその先端を芯保持体のアンダーカット部に密接し
て配設される単独又は複数の突起により構成される空隙
により、一体に外部と筆軸内とを連通する空気流通路を
形成するので、筆軸内に対して空気の流入が容易にな
り、円滑な筆記が可能となる。
る。(1)はこの発明の実施例である筆記具であり、こ
の筆記具(1)は、クリップ(2)及び、複数のリブ
(7)により一定の空間(8)を形成して一体となり、
この空間(8)及び空気排出孔(5)を介して内筒部
(6)内と外部と連通する空気排出路(9)を形成する
外筒部(4)と上記内筒部(6)からキャップ(3)が
構成される。上記キャップ(3)と、その内部に蛇腹部
(11)を具え、この蛇腹部(11)内に挿通する中継
芯(12)と一体となる先端芯(13)を芯保持体(1
4)が保持し、そのアンダーカット部(15)をこれに
装着される環状弾性体(18)の弾性によって内装、固
持してなる筆軸(10)から筆記具(1)が構成され
る。なお、図示の1実施例は蛇腹部(11)内に挿通す
る中継芯(12)と一体となる先端芯(13)を芯保持
体(14)が保持しているが、蛇腹部(11)に限定さ
れることなく、インキ導出部を他のものに構成すること
ができる。
弾性体(18)によって蛇腹部(11)と共に内装、固
持される芯保持体(14)のフランジ部(16)に単独
又は複数の空気交換孔(17)を設け、この芯保持体
(14)及び蛇腹部を内装、固持してなる環状弾性体
(18)に、その内径方向に突出してその先端を芯保持
体(14)のアンダーカット部(15)に密接して空隙
(20)を構成する単独又は複数の突起(19)を配設
することで、上記芯保持体(14)のフランジ部(1
6)に設けられた単独又は複数の空気交換孔(17)と
共に一体に空気流通路を(21)形成する。
発明の実施例である筆記具(1)の筆軸(10)に対し
てキャップ(3)を装着する場合には、キャップ(3)
の装着により発生するキャップ(3)内において圧縮、
内包される空気は、キャップ(3)を構成する内筒部
(6)と、この内筒部(6)と複数のリブ(7)を介し
て一体となる外筒部(4)との間に形成する空間(8)
及び外筒部(4)に穿設される空気排出孔(5)からな
る空気排出路(9)から外部へ順次排出されるようにな
る。
して完全に装着し終わった時には、この筆軸(10)内
において蛇腹部(11)と共に内装、固持される芯保持
体(14)のアンダーカット部(15)に装着される環
状弾性体(18)がキャップ(3)の装着に伴って発生
する圧力により変形して密閉し、キャップ(3)の内筒
部(6)内の気密性は保持されて、蛇腹部(11)内に
挿通する中継芯(12)と一体となる先端芯(13)の
乾燥及びインキの漏出を防止することができる。
にあたっては、この筆記具(1)をキャップ(3)と共
に構成する筆軸(10)内において、芯保持体(14)
のアンダーカット部(15)に装着される環状弾性体
(18)の弾性により蛇腹部(11)と共に内装、固持
される芯保持体(14)のフランジ部(16)に設けら
れた単独又は複数の空気交換孔(17)及び、この芯保
持体(14)のアンダーカット部(15)に装着される
環状弾性体(18)に、その内径方向に突出してその先
端を芯保持体(14)のアンダーカット部(15)に密
接して配設される単独又は複数の突起(19)の空隙
(20)によって、一体に外部と筆軸(10)内とを連
通する空気流通路(21)を形成するので、使用によっ
て筆軸(10)内に内装、固持される蛇腹部(11)よ
り中継芯(12)を介して先端芯(13)に順次インキ
が供給されても、上記筆軸(10)内に内装、固持され
る芯保持体(14)のフランジ部(16)に設けられた
単独又は複数の空気交換孔(17)及び、この芯保持体
(14)のアンダーカット部(15)に装着される環状
弾性体(18)には、その内径方向に突出してその先端
を芯保持体(14)のアンダーカット部(15)に密接
して配設される単独又は複数の突起(19)の空隙(2
0)とによって空気流通路(21)が形成され、この空
気流通路(21)は一体に外部と筆軸(10)内とを連
通し、空気の流入が容易になることから、筆軸(10)
内のインク貯留部から蛇腹部(11)に対してインキが
容易に供給され連続して円滑な筆記が可能となるもので
ある。特に、芯保持体(14)のアンダーカット部(1
5)に装着される環状弾性体(18)において、芯保持
体(14)のフランジ部(16)に設けられた空気交換
孔(17)と一体となって空気流通路(21)を形成す
る空隙(20)の突起(19)を複数にすることで、組
立工程中において環状弾性体(18)が多少変形しても
空隙(20)が生じるので、空気流通路(21)を確実
に確保することができる。
る芯保持体のフランジ部に設けられた空気交換孔及び、
この芯保持体のアンダーカット部に装着される環状弾性
体において、その内径方向に突出してその先端を芯保持
体のアンダーカット部に密接して突起を配設し、この突
起により構成される空隙によって、一体に外部と筆軸内
とを連通する空気流通路を形成することにより、筆記具
の使用時には、この空気流通路から筆軸内に順次空気が
流入するのでインキが先端芯に順次供給されることとな
って連続して円滑な筆記が可能となる上、キャップの装
着に対してはキャップを構成する内筒部及び外筒部との
間の空間及び外筒部の空気排出孔からなる空気排出路か
らキャップ内に圧縮、内包される空気を排出して確実な
キャップ装着を行うと共に、完全に装着し終わった後は
筆軸内の環状弾性体の変形により完全な密閉を行って先
端芯の乾燥やインキの漏出を防止することができる優れ
た効果を有するものである。
図である。
断面図である。
の要部拡大分解断面図である。
持体と環状弾性体との取付状態を示す正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒部と内筒部から構成されるキャップ
と、その内部に芯保持体を、そのアンダーカット部に装
着される環状弾性体の弾性によって内装、固持する筆軸
から構成される筆記具において、上記筆軸内に環状弾性
体によって内装、固持される芯保持体のフランジ部に、
軸方向に空気交換孔を設け、上記環状弾性体に、その内
径方向に突出してその先端を芯保持体のアンダーカット
部に密接して空隙を構成する突起を配設し、上記空気交
換孔と共に一体に空気流通路を形成してなる筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11124389A JP2000313191A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11124389A JP2000313191A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000313191A true JP2000313191A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14884218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11124389A Pending JP2000313191A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000313191A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005041201A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-17 | Pilot Ink Co Ltd | 筆記具 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11124389A patent/JP2000313191A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005041201A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-17 | Pilot Ink Co Ltd | 筆記具 |
JP4585777B2 (ja) * | 2003-07-07 | 2010-11-24 | パイロットインキ株式会社 | 筆記具 |
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Legal Events
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