JP2000312426A - スプリング付クリート - Google Patents

スプリング付クリート

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JP2000312426A
JP2000312426A JP11116187A JP11618799A JP2000312426A JP 2000312426 A JP2000312426 A JP 2000312426A JP 11116187 A JP11116187 A JP 11116187A JP 11618799 A JP11618799 A JP 11618799A JP 2000312426 A JP2000312426 A JP 2000312426A
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JP
Japan
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cleat
spring
cleat member
bolt
long bolt
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Pending
Application number
JP11116187A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kamoshita
博史 鴨志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長ボルトの焼き付きをなくすとともに、クリー
ト取付作業に力を要せず時間短縮を図れるスプリング付
クリートの提供。 【解決手段】ケーブルを径方向から把持する二つ割りク
リート部材に対して、一方側クリート部材にスプリング
を介して貫通した長ボルトを、他方のクリート部材に貫
通してナットにより締め付ける構造の、長ボルトの軸部
に突起を設け、一方側クリート部材のボルト貫通穴部分
に突起の通過可能なスリットを形成した。一方側クリー
ト部材のボルト貫通穴部分の他方側クリート部材に向く
周縁に突起の係止可能な溝を設けると良い。突起は、長
ボルトの取付使用状態でスリット内に位置させると長ボ
ルトの軸回転を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル、主に電
力ケーブルを把持固定するためのスプリング付クリート
に関する。
【0002】
【従来の技術】スプリング付クリートは、図7に示すよ
うに、ケーブルを径方向から把持する二つ割りクリート
部材1、2の一方側1にスプリング3をセットし、この
スプリング及びワッシャを介して一方側クリート部材1
のフランジを貫通した長ボルト4を、他方側クリート部
材2のフランジに貫通してナット5で締め上げることに
より、スプリングを圧縮した状態でケーブルを把持し、
以て、ケーブルを弾性的に固定するものである。このよ
うな弾性的な把持固定は、特にCVケーブルに必須のも
のである。
【0003】このようなスプリング付クリートにおい
て、スプリングのセットされている側のクリート部材1
を取り付ける際、従来では、スプリングを押し縮めなが
ら、長ボルトを相手側のクリート部材に貫通してナット
の締め付けを行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スプリング付クリート
における組み立てにおいて、従来では、前述したよう
に、スプリングのセットされた一方側クリート部材を取
り付ける際、スプリングを押し縮めながら長ボルトを締
め付けて行かなければならず、締め付け作業に相当の力
が必要となる。また、長ボルトは、通常ステンレス製で
あるため、ボルトナット間で焼き付きを生じ易い。焼き
付きを生じた場合には、ボルトを切断するしか対処方法
がない。
【0005】そこで、本発明の目的は、長ボルトの焼き
付きをなくすとともに、クリート取付作業に力を要せず
時間短縮を図れる、スプリング付クリートを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】二つ割りクリート部材間
を貫通する長ボルトの軸部に突起を設け、スプリングの
セットされる一方側クリート部材のボルト貫通穴部分に
当該突起の通過可能にするスリットを形成したものであ
る。
【0007】上記のようにすることで、スプリングをセ
ットする一方側クリート部材を取り付ける前に、スプリ
ングを予備圧縮しておくことが可能となる。即ち、スプ
リングを圧縮しながら長ボルトを押し込む時、長ボルト
の突起をスリットの位置に合わせることで、突起がスリ
ットを通過して一方側クリート部材の外部に突き出し、
この後、長ボルトを90度程度回転することにより、突
起が一方側クリート部材のボルト貫通部分の周縁に係止
し、これが圧縮されたスプリングの弾性反発力によって
維持され、且つ、スプリングの圧縮が維持されるのであ
る。また、そのように、スプリングが予備圧縮された状
態でナットの螺挿位置を調整しておけば、長ボルトを9
0度回転して突起がスリットを通過できる位置に戻すだ
けで、スプリングの予備圧縮が開放され、所定量のスプ
リング圧縮を伴うケーブルの把持固定態勢に移行できる
のである。
【0008】前記一方側クリート部材のボルト貫通穴部
分の他方側クリート部材に向く周縁に前記突起の係止可
能な溝を設けることで、上記のようにスプリングを予備
圧縮した状態での突起の不用意な回転移動を防ぐことが
できる。
【0009】前記突起は、長ボルトの取付使用状態で、
他方側クリート部材のスリット内に位置させることで、
長ボルトの軸回転が防止でき、振動等による緩みの発生
を抑え得る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るスプリング
付クリートの好ましい実施例を示しており、図2に同実
施例に用いられる長ボルトを示している。
【0011】この実施例のスプリング付クリートは、主
体となる二つ割りクリート部材11、12の一方11の
フランジに、スプリング13及びワッシャを介して貫通
される長ボルト14を、他方側クリート部材12のフラ
ンジに貫通し、ナット15で締め付ける構造であって、
一方側クリート部材11のボルト貫通穴部分に180度
方向で穿たれたスリット16を設ける一方、長ボルト1
4の軸部に180度方向に突出する突起17を設けてな
るものである。
【0012】また、一方側クリート部材11のフランジ
におけるボルト貫通部分の外面にスリット16と直交す
る方向で180度方向で穿たれた断面ほぼ半円状の溝1
8を設けている。
【0013】このような構造のスプリング付クリートの
組み立て方を図3〜図5により説明する。先ず、スプリ
ングのセットされる一方側クリート部材において、図3
に示すように、スプリングのセットされた長ボルト14
をプレス機20で押し込み、スプリング13の予備圧縮
を行う。この時、突起17をスリット16の位置に合わ
せることにより、突起17がスリット16を通過して一
方側クリート部材11のフランジの外側に突き出され
る。この状態から、長ボルトを軸回りに90度回転させ
ることにより、突起17がスリット16からずれてクリ
ート部材17のフランジのボルト貫通部分の外面上に係
止する。この係止は、スプリング13の圧縮に伴う弾性
反発力で維持され、且つ、スプリング13の予備圧縮状
態も維持される。
【0014】上記のような突起17の係止を確実にする
ため、突起17を一方側クリート部材のフランジ外面に
ある溝18に一部嵌入させ、突起17が回転移動しない
ようにする。
【0015】このようにして、スプリングの予備圧縮さ
れた一方側クリート部材は、図4に示すように、外方向
に大きく突出した長ボルト14を、相手側(据え付け
側)のクリート部材12のフランジのボルト貫通穴に貫
通し、該フランジから突き出した長ボルト先端側にナッ
トを螺挿する。
【0016】図5は、上記のようにして組み上がったス
プリング付クリートの様子を示しており、スプリング1
3は予備圧縮されたままである。この状態で、ナット1
5の位置を調整するため、調整用ゲージ21をクリート
部材12のフランジとナット15との間に挟んで、ナッ
ト15がゲージに当たるまで締め付け方向に回転させ、
長ボルトの長さ調整を行う。
【0017】この後、長ボルト14を90度回転させ、
突起17をスリット16の位置に合わせることで、スプ
リングが圧縮状態から開放され、クリート部材11、1
2間に通したケーブルへのスプリング圧縮を伴う把持固
定に供するのである。この状態は、図1に示す通りであ
り、現状で使用されているスプリング付クリート(図7
参照)と全く同等の機能を果たす。突起17は、図1の
ように、長ボルト14の取付使用状態で、他方側クリー
ト部材12のスリット16内に位置させることで、長ボ
ルトの軸回転が防止でき、振動等による緩みの発生を抑
えることが可能となる。
【0018】尚、この実施例のスプリング付クリートを
解体する場合には、従来のクリートと同様にナットを緩
めてゆけば良く、何等問題はない。
【0019】図6は、本発明に係るスプリング付クリー
トの他の実施例を一方側クリート部材(据え付け側)の
みで示したもので、クリート部材12′の据え付け側フ
ランジのボルト貫通部における穴をスリット状の溝穴3
0とすることにより、長ボルトをその軸方向と直交する
方向からフランジへ挿入でき、このことで、長ボルトに
ナットを予め螺挿した状態でクリート部材へのボルト差
し込みが行えるので、ナット15の螺挿位置調整が不要
にできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、長
ボルトの焼き付きをなくすとともに、クリート取付作業
に力を要せず時間短縮を図れる、スプリング付クリート
を提供するという所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプリング付クリートの実施例を
示し、(イ)は一部断面化した正面図、(ロ)は一方側
クリート部材の底面図、(ハ)は同(ロ)のA−A矢視
図。
【図2】図1のスプリング付クリートの長ボルトを示
し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図。
【図3】図1のスプリング付クリートにおけるスプリン
グ圧縮要領を示す説明図。
【図4】図3によりスプリングの予備圧縮された一方側
クリート部材を他方側クリート部材に組み付け、ケーブ
ルを把持する様子を示す説明図。
【図5】図4により合体後のスプリング付クリートの長
ボルト長さ調整要領を示す説明図。
【図6】本発明に係るスプリング付クリートの変形例
を、他方側クリート部材(据え付け側)のみで示す平面
図。
【図7】従来のスプリング付クリートの典型例を示す一
部断面化された正面図。
【符号の説明】
11 クリート部材(スプリングセット側) 12 クリート部材(据え付け側) 12′ クリート部材(据え付け側) 13 スプリング 14 長ボルト 15 ナット 16 スリット 17 突起 18 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを径方向から把持する二つ割りの
    クリート部材に対して、一方側クリート部材にスプリン
    グを介して貫通した長ボルトを、他方のクリート部材に
    貫通してナットにより締め付ける構造の、当該長ボルト
    の軸部に突起を設け、一方側クリート部材のボルト貫通
    穴部分に当該突起の通過可能にするスリットを形成し
    た、スプリング付クリート。
  2. 【請求項2】前記一方側クリート部材のボルト貫通穴部
    分の他方側クリート部材に向く周縁に前記突起の係止可
    能な溝を設けた、スプリング付クリート。
  3. 【請求項3】前記突起は、長ボルトの取付使用状態で、
    他方側クリート部材のスリット内に位置させた、請求項
    1記載のスプリング付クリート。
JP11116187A 1999-04-23 1999-04-23 スプリング付クリート Pending JP2000312426A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417496B1 (ko) * 2001-12-01 2004-02-05 엘지전선 주식회사 초고압 케이블용 스프링 완충 크리트
KR100445129B1 (ko) * 2002-08-13 2004-08-21 엘지전선 주식회사 초고압 케이블용 스프링 크리트
KR100461933B1 (ko) * 2002-10-02 2004-12-16 엘지전선 주식회사 스프링 크리트의 유압식 체결 장치
KR101101842B1 (ko) * 2010-08-23 2012-01-05 주식회사 상원 케이블 크리트
CN103441404A (zh) * 2013-08-20 2013-12-11 昆山达功电子有限公司 一种铜线焊接夹

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