JP2000312359A - 画像処理装置及び方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

画像処理装置及び方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体

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JP2000312359A
JP2000312359A JP11962199A JP11962199A JP2000312359A JP 2000312359 A JP2000312359 A JP 2000312359A JP 11962199 A JP11962199 A JP 11962199A JP 11962199 A JP11962199 A JP 11962199A JP 2000312359 A JP2000312359 A JP 2000312359A
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Mitsuru Maeda
充 前田
Yuji Inoue
裕司 井上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の著作権保護による画像の再生/停止の
同期を好適に処理する画像処理装置を提供することであ
る。 【解決手段】 複数種の符号化モードを用いて符号化さ
れた画像データと前記画像データを保護するためのセキ
ュリティデータとを入力し、前記セキュリティデータに
基づいて前記符号化された画像データの再生が許可か否
かを判断し、前記符号化された画像データの符号化モー
ドを同期制御部に入力し、前記判断結果と前記入力結果
とに応じて前記符号化された画像データの同期を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法、画像処理プログラムが記録されたコンピュータ可
読記録媒体に関し、特に画像の著作権保護を行うための
画像処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像符号化技術の標準化が急速
に進んでいる。MPEG−1,2やH.261,H.2
63(これらの符号化方式はISO(Internat
ional Organization for St
andardization:国際標準化機構)やIT
U(International Telecommu
nication Union:国際電気通信連合)に
よって国際標準化されている)といった符号化の標準が
制定されており、さらにコンピュータ・放送・通信など
多くの領域で利用できる、汎用的な次世代マルチメディ
ア符号化規格としてMPEG−4の国際標準化作業が進
められている。上記符号化技術によって画像のディジタ
ル化が進み、動画像データの蓄積、通信を急速に発展さ
せた。
【0003】例えばMPEG−4においては、例えばあ
る瞬間の動画シーンを、その構成要素である「人」「自
動車」「背景」「音楽」「ビデオ」などのオブジェクト
毎の集合体と考え、各オブジェクト毎に適応的な符号化
処理を行って動画像データを高能率に符号化する。
【0004】MPEG−4のようなマルチオブジェクト
符号化技術においては、圧縮符号化された各オブジェク
トの組み合わせ方で1つのシーンが表現される。従っ
て、あるMPEG−4データに他のMPEG−4データ
からのオブジェクトデータを再利用して別のシーンを容
易に表現することが可能である。
【0005】上述したようなディジタル符号化規格の普
及に伴い、コンテンツ業界からは著作権保護の問題が強
く提起されるようになってきた。即ち、著作権が保護さ
れることが十分に保証されていない規格に対しては、安
心して優良なコンテンツを提供することができない、と
いう問題が生じている。
【0006】MPEG−4ではこの問題は深刻である。
何故ならば上述したようにMPEG−4ではオブジェク
ト別に符号化され、操作/加工することが可能であるか
らである。従って、MPEG−4のようなマルチオブジ
ェクト符号化では、オブジェクト単位の知的所有権保護
は円滑な各オブジェクト再利用の観点から当然の要求と
なり、また、その対象が人等であった場合、肖像権の保
護も必要となってきている。
【0007】そこで、動画像の一部の著作権を保護する
ために、動画像の一部を再生させないために動画像の復
号を一時的に停止させる方法が考えられる。動画像での
肖像権が著作権を考えた時、それらが関係する部分の復
号を停止させ、関係する部分が終了した後、復号を再開
する方式である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以下の
ような問題が発生する。
【0009】動画像の符号化方式ではフレーム間相関を
利用した符号化が一般的に用いられる。前述のH.26
1,H.263やMPEG−1,2さらにはMPEG−
4といった符号化方式が有名である。これらの符号化方
式では基本的に時間的に前のフレーム或いは前後のフレ
ームを参照し、動き補償を行って符号化を行っている。
【0010】図14にH.261,H.263等の再生
の様子を示す。I*はフレーム内符号化(イントラ(i
ntra)符号化)を行うフレームを、P*フレーム間
符号化(インター(inter)符号化)するフレーム
を表わしている。図14中で時刻は時間の流れる方向、
Securityは復号化処理を止める期間を黒帯で示
し、符号は符号化処理順の画面の並びを示し、表示は表
示順の画面の並びを示す。
【0011】今、P4 からP9 の期間に対して著作権の
保護(Security)する目的で復号が停止された
とする。動画像の復号がP3 で停止し、以後復号が再開
されるまで画像が表示されない状態となる。復号の停止
と同時に、バッファへの符号化データの書き込みも停止
するため、P4 からP9 の符号化データは廃棄される。
そのため、P10からの復号を開始すると本来P10が参照
すべきP9 は廃棄されているので、P10以降の復号処理
が正常に行われず、フレーム内符号化が行われているI
1 が復号されるまでのP10からP13のフレームの画像が
乱れたり、或いは復号動作が中断してしまう。
【0012】また、Bフレームを含む場合も同様であ
り、再生禁止のフレームを参照するフレーム、さらにそ
れらを参照するフレームに大きな劣化を生じてしまう。
【0013】また、フレームは基準になるフレームから
のフレーム枚数で時刻を記述する為、基準フレームとの
関係が絶たれてしまい、復号されたフレームがどの時刻
に表示するのが適切かも不明確になってしまう。
【0014】従って、本発明は前記課題を考慮して画像
の著作権保護による画像の再生/停止を好適に処理する
画像処理装置及び方法並びに画像処理プログラムが記録
されたコンピュータ可読記録媒体を提供することを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、複数種の符号化データを用いて符号化された画像デ
ータと、前記画像データを保護するためのセキュリティ
データとを入力する入力手段と、前記セキュリティデー
タに基づいて前記符号化された画像データの再生が許可
か否かを判断する判断手段と、前記符号化された画像デ
ータの符号化モードを判定する符号化モード判定手段
と、前記符号化された画像データを復号化する画像復号
化手段と、前記判断手段と前記符号化モード判定手段と
の出力に応じて、前記復号化された画像データの同期を
制御する同期制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明の画像処理方法は、複数種の
符号化データを用いて符号化された画像データと、前記
画像データを保護するためのセキュリティデータとを入
力し、前記セキュリティデータに基づいて前記符号化さ
れた画像データの再生が許可か否かを判断し、前記符号
化された画像データの符号化モードを判定し、前記符号
化された画像データを復号化し、前記判断結果と前記符
号化モード判定結果とに応じて、前記復号化された画像
データの同期を制御することを特徴とする。
【0017】また、本発明の画像処理プログラムが記録
されたコンピュータ可読記録媒体は、複数種の符号化デ
ータを用いて符号化された画像データと、前記画像デー
タを保護するためのセキュリティデータとを入力する入
力工程の手順コードと、前記セキュリティデータに基づ
いて前記符号化された画像データの再生が許可か否かを
判断する判断工程の手順コードと、前記符号化された画
像データの符号化モードを判定する符号化モード判定工
程の手順コードと、前記符号化された画像データを復号
化する画像復号化工程の手順コードと、前記判断結果と
前記符号化モード判定結果とに応じて、前記復号化され
た画像データの同期を制御する同期制御工程の手順コー
ドとを記録したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉以下、本発明の
第1の実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例としての画
像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0020】図1において、1001は動画像データを
蓄積している記憶装置である。動画像データはシーン記
述符号、著作権を保護する為の情報を符号化したセキュ
リティ符号化データ、各動画像のビデオ符号化データ、
オーディオ符号化データとで構成されている。
【0021】ここでシーン記述符号化データについて説
明する。
【0022】図2は、シーン記述符号化データの構成を
説明する図である。
【0023】図2において、2001はシーケンスの先
頭を表すODUpdate_tag符号、2002は各
オブジェクトに関する記述の先頭を表すESD_tag
符号、2003は各符号化データを識別する ES_I
D符号、2004は復号するデコーダを指示するDec
ConfD_tag符号、2005は続く符号化デー
タの種類を表すstream Type符号、2006
はセキュリティ符号化データに関する記述の先頭を表す
IPMPD_tag符号、2007はセキュリティの認
証やセキュリティを開始するタイミング等を記述したI
PMP_data符号である。2008はシーン記述符
号のうちCGを生成する為に必要な命令を符号化したC
GCommand符号、2009はオーディオ符号化デ
ータに関する記述を示すAudio Decode符
号、2010はビデオ符号化データに関する記述を示す
Video Decode符号である。
【0024】次に、セキュリティ符号化データについて
説明する。
【0025】図3は、セキュリティ符号化データの構成
を説明する図である。
【0026】図3において、2011はセキュリティ符
号化データの符号長を表すCodeLength符号、
2012は著作権の認証に必要な情報を表すIpcod
e符号、2013は著作権等の保護を開始する時間を示
すSecurity Start Timeの符号、2
014は著作権等の保護を解除する時間を示すSecu
rity End Time符号である。尚、2012
〜2014の符号はセキュリティをかけたい動画像部分
が分割されて複数あればその組み合わせが複数連続す
る。
【0027】次に、ビデオ符号化データについて説明す
る。
【0028】図4は、ビデオ符号化データの構成を説明
する図である。
【0029】図4において、2021はビデオ符号化デ
ータの先頭を表すvisual_object_seq
uence_start_code(VSSC)符号、
2022は動画像の先頭を表すvideo_objec
t_layer_start_code(VOLSC)
符号、2023はVOP(Video ObjectP
lane)を更新する時間の解像度を表すvop_ti
me_increment_resolution符
号,2024はVOPの先頭を表すvop_start
_code符号、2025はVOPの符号化モード、す
なわち、Iフレーム/Pフレーム/Bフレームを表すv
op_coding_type符号、2026はフレー
ムの相対的な表示時間を表すvop_time_inc
rement符号である。
【0030】本実施例では、動画像符号化データがMP
EG−4符号化方式で符号化されている場合について説
明する。尚、MPEG−4符号化方式についてはISO
/IEC14496−2に詳細が記載されているので説
明を省略する。更に説明を容易にするためにフレーム単
位での符号化がなされているものとし、フレーム内符号
化を行うIフレームとフレーム間相関を用いるPフレー
ムとから成っているものとする。また、動画像データは
フレーム内符号化のフレームとフレーム間相関を用いた
符号化方式であればどんなものでもよい。もちろんフィ
ールド単位の符号化を用いても構わない。
【0031】図1の説明に戻り、1002は通信回路で
あり、LANや公衆回線、無線回線、放送電波等で構成
されている。1003は通信インターフェースであり、
通信回路1002から動画像データを受信する。
【0032】1004は上述したシーン記述符号を復号
するシステム復号部、1005はセキュリティ符号化デ
ータを復号し、認証データと比較して動画像の再生の停
止と再生の再開を指示するセキュリティ復号部、100
6は動画像符号化データを復号し、動画像を再生するビ
デオ復号部、1007はオーディオ符号化データを復号
し、音声・音響を再生するオーディオ復号部、1008
は各復号結果の同期をとって出力する同期制御部、10
09は再生された動画像を表示するモニタである。
【0033】上記のように構成された装置における動画
像データの処理動作を以下で説明する。
【0034】操作者は、まず、記憶装置1001から再
生する動画像データを選択する。選択された動画像デー
タのシーン記述符号化データを読み出し、システム復号
部1004へ供給する。
【0035】ここで、システム復号部1004の詳細を
説明する。
【0036】図5は、システム復号部1004の構成を
示すブロック図である。
【0037】図5において、151はシーン記述符号化
データを入力する入力端子、152はシーン記述符号化
データを復号するシステム復号器、155はビデオ符号
化データの復号の開始等を制御するビデオ復号制御器、
156は前記ビデオ復号制御器から出力された制御信号
をビデオ復号部1006及び同期制御部1008へ出力
する出力端子である。
【0038】157はオーディオ符号化データの復号の
開始等を制御するオーディオ復号制御器、158は前記
オーディオ復号制御器から出力された制御信号をオーデ
ィオ復号部1007へ出力する出力端子である。
【0039】159はセキュリティ符号化データの復号
の開始等を制御するセキュリティ復号制御器、160は
前記セキュリティ復号制御器から出力された制御信号を
セキュリティ復号部1006及び同期制御部1008へ
出力する出力端子、161はCG生成器、162はCG
生成器で生成されたCG画像である。
【0040】上記のように構成されたシステム復号部1
004の復号動作を以下で説明する。
【0041】入力端子151から入力されたシーン記述
符号は、システム復号器152に入力される。システム
復号器152は図2に示す構成の符号化データに対し
て、ODUpdate_tag符号2001を復号し、
シーケンスの先頭を検出する。続いてESD_tag符
号2002を復号し、各オブジェクトに関する記述の先
頭を検出する。次に、ES_ID符号2003を復号
し、各オブジェクトの符号化データを識別する情報を獲
得する。DecConfD_tag符号2004を復号
することによって選択した符号化データをどの復号器で
復号するかを決定する。更に、streamType符
号2005は続く符号化データがCG符号化データ/セ
キュリティ符号化データ/ビデオ符号化データ/オーデ
ィオ符号化データのいずれであるかを示している。これ
らの結果、復号器を選択し、各復号制御器を動作させ
る。以降、それに続く符号を復号し、各符号化データに
関して記述された情報を獲得する。
【0042】獲得した情報をビデオ復号制御器155、
オーディオ復号制御器157、セキュリティ復号制御器
159、およびCG生成器161に入力する。すなわ
ち、Video Decode符号2010の復号結果
をビデオ復号制御器155に、Audio Decod
e符号2009の復号結果をオーディオ復号制御器15
7、IPMPD_tag符号2006、IPMP_da
ta符号2007の復号結果をセキュリティ復号制御器
159、およびCGCommand符号2008の復号
結果をCG生成器161に入力する。これらの記述には
各符号化データの復号等のタイミング、各符号化データ
の格納場所を示すポインタ等が含まれている。
【0043】ビデオ復号制御器155は、Video
Decode符号2010の復号結果から記憶装置10
01に格納されているビデオ符号化データを再生するタ
イミングで読み込み、ビデオ復号部1006で復号さ
せ、同期を取って表示できるように制御信号を生成し、
記憶装置1001、同期制御部1008に出力端子15
6を介して出力する。
【0044】オーディオ復号制御器157は、Audi
o Decode符号2009の復号結果から記憶装置
1001に格納されているオーディオ符号化データを再
生するタイミングで読み込み、オーディオ復号部100
7で復号させ、同期を取って再生できるように制御信号
を生成し、記憶装置1001、同期制御部1008に出
力端子158を介して出力する。
【0045】セキュリティ復号制御器159は、IPM
P_data符号2007の復号結果から記憶装置10
01に格納されているセキュリティ符号化データを読み
込み、セキュリティ復号部1005で復号させるように
制御信号を生成し、記憶装置1001、セキュリティ復
号部1005、同期制御部1008に出力端子160を
介して出力する。
【0046】CG生成器161は、CGCommand
符号2008の復号結果からレタリングによってCG画
像を生成し、そのデータを同期制御部1008に出力端
子162を介して出力すると同時に同期に関する制御信
号を同期制御部1008に出力する。
【0047】ここで、セキュリティ復号部1005の詳
細を説明する。
【0048】図6は、セキュリティ復号部1005の構
成を示すブロック図である。
【0049】図6において、201は記憶装置1001
からセキュリティ符号化データを入力する入力端子、2
02はセキュリティ復号制御器159から制御信号を入
力する入力端子である。
【0050】203はセキュリティ符号化データを復号
し、認証情報、著作権保護を行う時間に関する情報を獲
得するセキュリティ復号器、204は認証情報を解析
し、復号を行うか禁止するかを決定するセキュリティ認
証器である。
【0051】205はセキュリティ認証器204の決定
に従ってビデオ復号部1006の制御を行う信号を発生
させるビデオ復号制御信号発生器、206はビデオ復号
制御信号発生器205で発生した制御信号をビデオ復号
部1006及び同期制御部1008に出力する出力端子
である。
【0052】207はセキュリティ認証器204の決定
に従ってオーディオ復号部1006の制御を行う信号を
発生させるオーディオ復号制御信号発生器、208はオ
ーディオ復号制御信号発生器207で発生した制御信号
をオーディオ復号部1007に出力する出力端子、20
9はセキュリティにより復号が禁止されているか否かを
示す制御信号を同期制御部1008に出力する出力端子
である。
【0053】上記のように構成されたセキュリティ復号
部1005の復号動作を以下で説明する。
【0054】入力端子201から入力されたセキュリテ
ィ符号化データは、セキュリティ復号制御器159から
制御信号に従い、セキュリティ復号器203で復号され
る。図3に示す符号から、Code Length符号
2011を復号し、符号化データの全体量を把握し、著
作権保護を行う各部分について、著作権の認証に必要な
情報を表すIpcode符号2012、著作権保護を開
始する時間を示すSecurity Start Ti
me符号2013、著作権保護を解除する時間を示すS
ecurity End Time符号2014を夫々
復号してセキュリティ情報を獲得する。
【0055】認証に必要な情報はセキュリティ認証器2
04に入力される。セキュリティ認証器204は予め獲
得されているか操作者が入力した認証情報と比較を行
い、ビデオやオーディオで対象になっている符号化デー
タの復号を許可するか否かを判定する。
【0056】復号処理を許可する場合にはビデオ復号制
御信号発生器205又はオーディオ復号制御信号発生器
207に復号許可を知らせる。ビデオ復号制御信号発生
器205はセキュリティ認証器204からの指示が無い
場合、ビデオ復号部1006がビデオ符号化データの復
号処理を行うように出力端子206からビデオ復号部1
006へ制御信号を発生させる。オーディオの場合も同
様で、セキュリティ認証器204からの指示が無い場
合、オーディオ復号部1007がオーディオ符号化デー
タの復号処理を行うように出力端子208からオーディ
オ復号部1007へ制御信号を発生する。
【0057】この時、すでにビデオ復号部1006がビ
デオ符号化データの復号を行うように制御信号を発生さ
せている場合は、その制御信号をそのまま維持する。
【0058】一方、復号処理を禁止する場合、セキュリ
ティ認証器204は復号処理を禁止する信号をビデオ復
号器制御信号発生器205へ出力する。ビデオ復号制御
信号発生器205はセキュリティ復号器203から入力
された該当する著作権保護を行う時間に関する情報(S
ecurity Start Time符号を復号した
情報)から著作権保護を開始する時間になった時、動画
像の復号を停止させる信号を出力端子206から出力す
る。
【0059】また、該当する著作権保護を行う時間に関
する情報(Security End Time符号を
復号した情報)から著作権保護を終了する時刻に、動画
像の復号を再開させる信号を出力端子206から出力す
る。
【0060】ビデオ復号部1006は、記憶装置100
1から動画像符号化データを、セキュリティ復号部10
05から制御信号を入力する。
【0061】ここで、ビデオ復号部1006の詳細を説
明する。
【0062】図7は、ビデオ復号部1006の構成を示
すブロック図である。
【0063】図7において、101は記憶装置1001
から動画像符号化データを入力する画像データ入力端
子、102はセキュリティ復号部1005から制御信号
を入力する制御信号入力端子である。
【0064】103は入力された動画像符号化データを
格納するバッファ、104はバッファ103からMPE
G−1符号化データを読み出し、符号の内容を表すヘッ
ダ情報と、動き補償を行うための動き補償符号、DCT
変換係数を符号化したデータをそれぞれ分離する分離器
である。
【0065】105は分離されたヘッダ情報を復号する
ヘッダ復号器であり、各種スタートコード、画像のサイ
ズ、各フレームの符号化モードを復号して情報を獲得す
る。
【0066】106は動き補償符号を復号し、各マクロ
ブロックの符号化モード、動きベクトル等を復号し、動
き補償に必要な情報を獲得する動き補償復号器、107
はテクスチャ復号器であり、符号を復号し、量子化係
数、DCT変換係数の量子化結果等を獲得する。
【0067】108は逆量子化・IDCT器であり、量
子化係数、DCT変換係数の量子化結果等を入力し、逆
量子化、逆DCT変換を行い、画素データ又は動き補償
による誤差データを獲得する。
【0068】109は動き補償結果と前記誤差データを
加算する加算器、110は動き補償に必要な参照フレー
ムを格納する参照フレームメモリ、111は参照フレー
ムメモリ110の内容を動き補償復号器106の結果に
したがって動き補償を行う動き補償器である。
【0069】112はヘッダ復号器105からフレーム
の符号化モードを検出し、同期制御部1008に出力す
る出力端子、113は同期制御部1008に復号した動
画像データを出力する出力端子である。
【0070】114はヘッダ復号器105からフレーム
の再生時刻に関する情報すなわち、vop_time_
increment_resolution符号202
3、vop_time_increment符号202
6の復号結果に基づく表示時刻に関する情報を獲得し、
出力する端子である。
【0071】上記のように構成されたビデオ復号部10
06における復号化処理を以下で説明する。
【0072】バッファ103は制御信号入力端子102
からの制御信号が復号可能を指示している場合、動画像
符号化データを画像データ入力端子101から入力し、
その情報を蓄積する。バッファ103は制御信号入力端
子102からの制御信号が復号禁止を指示している場
合、動画像符号化データの蓄積は行わず、データを読み
捨てる。
【0073】まず、制御信号が復号可能を指示している
場合の復号動作について説明する。
【0074】分離器104はバッファ103から符号化
データを入力し、符号の内容を表すヘッダ情報と、動き
補償を行うための動き補償符号、DCT変換係数を符号
化したデータをそれぞれ分離する。
【0075】ヘッダ復号器105は、分離器104によ
って分離されたヘッダ情報から各種スタートコード、画
像のサイズ、各フレームの符号化モードを復号して情報
を獲得する。各フレームの符号化モードは端子112か
ら、フレームの再生時刻に関する情報は端子114から
同期制御部1008に出力される。
【0076】動き補償復号器106は、分離器104に
よって分離された動き補償符号を復号し、各マクロブロ
ックの符号化モード、動きベクトル等を復号し、動き補
償に必要な情報を獲得し、Pフレームであればこれらの
情報を動き補償器111に出力し、動き補償を行う。
【0077】テクスチャ復号器107は、分離器104
によって分離された符号化データを復号して量子化係
数、DCT変換係数の量子化結果等を獲得する。その復
号された量子化データは逆量子化・IDCT器108に
入力され、画素データ又は動き補償による誤差データを
求める。
【0078】前記誤差データは、加算器109において
動き補償器111からの出力データと加算される。動き
補償器111は、動き補償復号器106からフレーム内
符号を行うマクロブロックであれば値0を、そうでなけ
れば得られた動きベクトルにしたがって、参照フレーム
メモリ110から動き補償を行い、参照データを加算器
109へ出力する。
【0079】加算器109で求められた画素値は参照フ
レームメモリ110及び出力端子113へ出力される。
【0080】次に、制御信号が復号許可から復号禁止を
指示した場合の復号動作について説明する。
【0081】バッファ103は符号の入力を停止させ、
ヘッダ復号器105、動き補償復号器106、動き補償
器111、テクスチャ復号器107の動作を停止させ
る。さらに、参照フレームメモリ110の更新を禁止す
る。この結果、出力端子113からは最後に復号された
フレームの画像データが出力される。
【0082】次に、制御信号が復号禁止から復号許可を
指示し復号の再開を指示した場合の復号動作について説
明する。
【0083】バッファ103は符号の入力を再開させ、
ヘッダ復号器105を動作させる、ヘッダ復号器105
は次のスタートコードを検知、判定する。フレームのス
タートコードを認識した場合、フレームモードを復号
し、フレームの符号化モードを同期制御部1008に出
力する。
【0084】ヘッダ復号器105はフレームの符号化モ
ードがPフレームであれば、動き補償復号器106、動
き補償器111、テクスチャ復号器107の動作は再開
せず、参照フレームメモリ110の更新を禁止した状態
を維持する。
【0085】また、ヘッダ復号器105はフレームの符
号化モードがIフレームであれば、動き補償復号器10
6、動き補償器111、テクスチャ復号器107の動作
を再開させ、参照フレームメモリ110の更新を再開す
る。以後、制御信号が復号禁止になるまで、各部の動作
を継続させる。
【0086】次に、同期制御部1008の詳細を説明す
る。
【0087】図8は、同期制御部1008の構成を示す
ブロック図である。
【0088】図8において、301はビデオ復号器10
06からフレームモードを入力する入力端子であり、3
02は入力されたフレームモードを判定するフレームモ
ード判定器、303は同期を取る為のタイマー、304
はシステム復号部1004から同期や合成に関する情報
を入力する端子、305はこれらの情報等によって同期
を制御する同期信号制御器である。
【0089】306はビデオ復号部1006からビデオ
符号化データの復号結果である動画像データを入力する
端子、307はシステム復号部1004のCG生成器1
61からCG画像データを入力する端子、308はオー
ディオ復号部1007からオーディオ符号化データの復
号結果である音声データを入力する端子である。
【0090】309、310、311は各データの同期
を調整するためにデータを一時格納するバッファであ
る。バッファ309は動画像データを、バッファ310
はCG画像データを、バッファ311は音声データを格
納する。
【0091】312は動画像データの同期をとって出力
するビデオ同期制御器、313はCG画像データの同期
をとって出力するCG同期制御器、314は音声データ
の同期をとって出力するオーディオ同期制御器。315
はCG画像データと動画像データを合成する合成器、3
16は合成結果をモニタ1009に出力する端子、31
7は再生された音声データをスピーカ1010に出力す
る端子である。
【0092】318はビデオ復号部1006からフレー
ムの再生時刻に関する情報を入力する入力端子、319
はセキュリティ復号部1005から各データに対してセ
キュリティがかけられ復号が禁止されているか否かを入
力する入力端子である。
【0093】上記のように構成された同期制御部100
8における同期処理を以下で説明する。端子306、3
07、308から入力された動画像データ、CG画像デ
ータ、音声データはバッファ309、310、311に
順次格納される。同期制御信号制御器305はシステム
復号部1004から各データの再生出力のタイミングお
よび、動画像データに関しては再生時刻をタイマー30
3と比較してビデオ同期制御器312、CG同期制御器
313、オーディオ同期制御器314を制御する信号を
生成する。その信号に従ってビデオ同期制御器312、
CG同期制御器313、オーディオ同期制御器314は
バッファ309、310、311から同期に従ってデー
タを読み出して、出力する。
【0094】ビデオ同期制御器312、CG同期制御器
313から出力された動画像データとCG画像データは
端子304から入力された合成に関する情報に従って、
配置又は変形が行われて合成され、画像データとして端
子316からモニタ1009に出力され、表示される。
また、音声データは端子317を介してスピーカ101
0に出力され、再生される。
【0095】動画像にセキュリティがかかり、復号が禁
止されると、端子319からその状況が入力される。こ
れにより、同期信号制御器305は動画像データに関し
て同期を取るのを停止するようにビデオ同期制御器31
2に指示する。これを受けてビデオ同期制御器312は
動画像データの表示を停止する。これにより、CG画像
データのみが合成器315を介して端子316から出力
される。
【0096】動画像のセキュリティが解除され、復号が
再開されると、端子319からその状況が入力される。
同期信号制御器305はすぐにはビデオ同期制御器31
2を動作させない。端子301から各フレームの符号化
モードを入力し、フレームモードの判定を行う。フレー
ムモードがIフレームになるまで、動作させない状態を
継続する。Iフレームが入力されたら、端子318から
フレームの再生時刻を入力し、タイマー303と比較
し、Iフレームの符号化データからビデオ同期制御器3
12が動作するように指示し、バッファ309からIフ
レームの動画像データを読み出し、合成器315に出力
する。
【0097】上述したような一連の選択動作により復号
が再開された場合に、フレームモードの情報を同期制御
に用いることにより、他のデータとの同期を確実に確保
し、フレーム内符号化を行ったフレームから同期処理を
行うことでフレームの画像が乱れたりすることを容易に
防止することができる。
【0098】例えば、図9に示したようにP4〜P9ま
での符号化フレーム期間が著作権等の保護(Secur
ity)により復号が禁止された場合でも、セキュリテ
ィがかかった時点から、表示されない状態が続く。ただ
し、音声やCGの再生は行われている。次のI1 のフレ
ーム以降から復号処理が再開され、同期が再調整される
ので、画像の途切れや画像の乱れがなくなり、操作者に
不愉快な画像を見せることがなくなる。
【0099】また、上記実施例では復号が禁止されてい
る期間、禁止直前に復号された画像が出力してもよい
し、所定の画像を予めメモリ等に記憶しておき、その所
定画像を出力するようにしてもよい。
【0100】尚、本実施例においてメモリ構成等は適宜
変更可能である。また、通信回路1002から通信イン
ターフェース1003を介して入力された動画像データ
に対しても同様の動作を行うことで、通信のデータに対
しても同様の効果がある。
【0101】また、フレームモードではなく、例えばg
roup of pictureのスタートコードの検
出でももちろん構わないし、vop_time_inc
rementに代えてgroup of pictur
eレイヤのtime_code符号の復号結果や、pi
ctureのtemporal_reference符
号の復号結果を用いても復号再開時の音声等との同期の
再構築等を容易にすることも可能である。
【0102】説明を容易にする為に符号化モードとして
IフレームとPフレームについて説明したが、Bフレー
ムを用いた場合でも同様に同期の回復ができることは明
らかである。
【0103】セキュリティ符号の構成はこれに限定され
ない。図10にMPEG−4で複数のオブジェクトが存
在する場合の構成を示す。各オブジェクトを識別する為
のObject Code符号2030が追加され、各
オブジェクト毎にセキュリティをかけることができる。
これにより図1のビデオ復号部1006を復号するオブ
ジェクトの数だけ用意し、並列で動作させることによっ
て複数のオブジェクトに独立して復号させても同期を確
保できることは言うまでもない。
【0104】また、図11のような構成を取ることも可
能であり、認証され次第、復号を再開することも可能で
ある。
【0105】上述した復号動作を図12のフローチャー
トに示す。
【0106】まず、記憶装置1001からビデオ符号化
データが入力されているか否かをステップS01で判断
し、ビデオ符号化データが入力されている場合はステッ
プS02へ進み、ビデオ符号化データが入力されていな
い場合はフローを終了する。
【0107】ステップS02では、セキュリティ復号部
1005が当該動画像データにおいて復号を許可するか
否かを判定する。セキュリティ復号部1005の復号の
結果が復号許可であればステップS03へ進み、セキュ
リティ復号部1005の復号の結果が禁止となった場合
はステップS05へ進む。
【0108】ステップS03では、ビデオ復号部100
6を動作させて動画像をMPEG−4の復号方式に従っ
て復号する。ステップS04へ進み、復号画像を同期制
御部1008に入力し、同期をとってモニタ1009に
表示し、ステップS01に戻る。
【0109】ステップS05ではビデオ復号部1006
を停止させる。同期を確保するため、復号停止中の符号
化データの読み出しは同期をとって行われるが、メモリ
501のワーキングエリアには格納されず、読み捨てら
れる。
【0110】次に、ステップS06ではセキュリティ復
号部1005から復号再開が指示されたか否かを判断
し、再開が指示されていない場合はステップS05に戻
り、再開が指示された時はステップS07に進む。
【0111】ステップS07では、セキュリティ復号部
1005から復号再開が指示されたら(ステップS0
6)、セキュリティ復号部1005のヘッダ復号器10
5を動作させ、各フレームのフレームモードを表すvo
p_coding_type符号2025までをデコー
ドしその結果を同期制御部1008に送る。
【0112】次に、ステップS08では同期制御部10
08はvop_coding_type符号2025の
復号結果がIフレームか否かを判断する。Iフレーム以
外であればステップS07に戻り、次のvop_cod
ing_type符号2025をデコードする。Iフレ
ームであればステップS09に進む。
【0113】ステップS09は、vop_coding
_type符号2025以降の復号を再開し、動画像を
MPEG−4の復号方式に従って復号し、vop_ti
me_increment符号を復号し再生の同期を調
節し、ステップS10に進む。
【0114】ステップS10では、同期制御部1008
は動画像データを同期をとって、モニタ1009に表示
し、ステップS01に戻る。
【0115】このような一連の選択動作により装置の一
部、または全てをソフトウェアで実現することが可能に
なる。また、音声と動画像と個別に著作権等の保護のた
めのセキュリティが行えることを示した。
【0116】〈第2の実施例〉図13は、本発明の第2
の実施例としての同期制御部1008の構成を示すブロ
ック図である。尚、第1の実施例と同様の構成要素につ
いては同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0117】図13において、401はセキュリティが
かかっていた時間を求める停止時間判定器であり、40
2は同期を制御する同期信号制御器である。
【0118】上記のように構成されたビデオ復号部10
05における復号化処理を以下で説明する。
【0119】第1実施例と同様に動画像データ、CG画
像データ、音声データがバッファ309、310、31
1に順次格納される。同期制御信号制御器402はシス
テム復号部1004から各データの再生出力のタイミン
グおよび、動画像データに関しては再生時刻をタイマー
303と比較してビデオ同期制御器312、CG同期制
御器313、オーディオ同期制御器314を制御する信
号を生成する。その信号に従ってビデオ同期制御器31
2、CG同期制御器313、オーディオ同期制御器31
4はバッファ309、310、311から同期に従って
データを読み出して、出力する。
【0120】動画像にセキュリティがかかり、復号が禁
止されると、端子319からその状況が入力される。停
止時間判定器401はセキュリティのために再生が停止
した時間を計測する為にこの時刻を記録し、復号の中断
を同期信号制御器402に知らせ、動画像データに関し
て同期を取るのを停止するようにビデオ同期制御器31
2に指示する。ビデオ同期制御器312は動画像データ
の表示を停止し、CG画像データのみが合成器315を
介して端子316から出力される。
【0121】動画像のセキュリティが解除され、復号が
再開されると、端子319からその状況が入力される。
停止時間判定器401はセキュリティのために再生が停
止した時間を復号禁止時刻から求める。この時間と復号
の再開を同期信号制御器402に知らせる。同期信号制
御器402は直ちにビデオ同期制御器312の動作をさ
せない。端子301から各フレームの符号化モードを入
力し、フレームモードの判定を行う。フレームモードが
Iフレームになるまで、動作させない状態を継続する。
Iフレームが入力されたら、停止時間とフレームのvo
p_time_increment符号2026の復号
結果から再生時刻を計算し、タイマー303と比較し、
Iフレームの符号化データからビデオ同期制御器312
が動作するように指示し、バッファ309からIフレー
ムの動画像データを読み出し、合成器315に出力す
る。
【0122】このような一連の選択動作により復号が再
開された場合に停止時間を参考にして同期を回復させる
ことができるのでフレーム内符号化を行ったフレームか
ら処理を行うことで、vop_time_increm
ent符号2026の復号結果だけでは表せないような
長い時間の停止においても同期の回復が確実に行えるよ
うになった。すなわち、vop_time_incre
ment符号2026の復号結果では256フレーム分
の時間しか記述できないが停止時間を参照し、vop_
time_increment符号2026の復号結果
とともに同期を計算できるようになる。
【0123】〈その他の実施例〉本発明は複数の機器
(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、
リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用し
ても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)
からなる装置に適用してもよい。
【0124】また前述した実施形態の機能を実現する様
に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接
続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前
記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログ
ラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログ
ラムに従って前記各種デバイスを動作させることによっ
て実施したものも本願発明の範疇に含まれる。
【0125】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0126】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とが出来る。
【0127】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼動しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプロケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本願発明の実施形態に含まれる
ことは言うまでもない。
【0128】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も本願発明に含まれることは言
うまでもない。
【0129】また、MPEG−4のマルチオブジェクト
について図13に示すようにオブジェクトを識別するた
めのObjectcode符号2006を追加し、オブ
ジェクト毎にセキュリティを復号し、ビデオ復号部を複
数持ち、各ビデオ復号部で各オブジェクトのIVOPか
ら復号、表示を行うことによって同様に復号の安全性の
確保と画質の劣化を防ぐことができる。
【0130】また、復号の開始をフレーム単位とした
が、これに限定されず。フィールド単位や複数のマクロ
ブロックを単位としてももちろん構わない。
【0131】また、セキュリティ符号化データのフォー
マット、認証方式、著作権などを保護する部分の指定方
式等は上記実施例に限定されず、他のフォーマット、認
証方式等を用いてももちろん構わない。
【0132】また、上記実施例ではSecurityを
かける期間が予め決っていたが、それに限るものではな
い。例えば、ユーザーがSecurityを解除するパ
スワードを入力し、そのパスワードの認証をおこなった
後、Securityを解除するようにし、Secur
ityを解除するタイミングをユーザーによって決めら
れるようにしてもよい。
【0133】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、動画像の著作権保護による動画像の停止・再生を
おこなっても好適に同期処理することができる。これに
より、復号時のデコーダの動作において同期を確保しつ
つ、不適切な動き補償に基づく画像の乱れ等を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるシーン記述符号
化データを説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるセキュリティ符
号化データを説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるビデオ符号化デ
ータを説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるシステム復号部
1004の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるセキュリティ復
号部1005の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるビデオ復号部1
005の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施例における同期制御部10
08の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1の実施例における復号の様子を説
明するための図である。
【図10】本発明の第1の実施例における別な構成のセ
キュリティ符号化データを説明する。
【図11】本発明の第1の実施例における別な構成のセ
キュリティ符号化データを説明する。
【図12】本発明の第1の実施例における全体の動作を
表すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例における同期制御部1
008の別な構成を示すブロック図である。
【図14】従来の復号の様子を説明するための図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK43 MA00 MA05 MB01 MB29 PP05 PP28 RC35 SS26 SS30 TA17 TB18 TC27 TC45 TD20 UA02 UA05 UA39

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の符号化データを用いて符号化さ
    れた画像データと、前記画像データを保護するためのセ
    キュリティデータとを入力する入力手段と、 前記セキュリティデータに基づいて前記符号化された画
    像データの再生が許可か否かを判断する判断手段と、 前記符号化された画像データの符号化モードを判定する
    符号化モード判定手段と、 前記符号化された画像データを復号化する画像復号化手
    段と、 前記判断手段と前記符号化モード判定手段との出力に応
    じて、前記復号化された画像データの同期を制御する同
    期制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、符号化された情報デー
    タを入力し、前記情報データを復号化する復号化手段を
    有し、前記同期制御手段は、前記復号化された画像デー
    タと前記復号された情報データとの同期を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像復号化手段は、前記判断手段と
    前記符号化モード判定手段との出力に応じて復号処理を
    制御することを特徴とする請求項1或いは2記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数種の符号化モードは、少なくと
    もイントラ符号化モードとインター符号化モードとを有
    することを特徴とする請求項1乃至3記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像復号化手段は、前記判断手段の
    出力に応じて復号処理を停止することを特徴とする請求
    項1乃至4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像復号化手段は、前記判断手段と
    前記符号化モード判定手段との出力に応じて復号処理を
    再開するように制御することを特徴とする請求項5記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記同期制御手段は、前記判断手段によ
    り再生不許可から再生許可になった場合、再生許可にな
    った以降のイントラ符号化された画像データに従って同
    期を再開するように制御することを特徴とする請求項4
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記同期制御手段は、前記判断手段によ
    り再生不許可から再生許可になった場合、再生不許可な
    期間に従って同期を再開するように制御することを特徴
    とする請求項1乃至7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像データは、動画像データである
    ことを特徴とする請求項1乃至8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記符号化された画像データは、MP
    EG−1に準拠して符号化されたデータであることを特
    徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記符号化された画像データは、MP
    EG−2に準拠して符号化されたデータであることを特
    徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記符号化された画像データは、MP
    EG−4に準拠して符号化されたデータであることを特
    徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記符号化された画像データは、1画
    面をN個(Nは自然数)のオブジェクトに分割し、前記
    オブジェクト毎に符号化処理されたデータであることを
    特徴とする請求項1乃至12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記画像復号化手段は、前記オブジェ
    クト毎に復号化することを特徴とする請求項13記載の
    画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記セキュリティデータは、少なくと
    も前記オブジェクトを識別する為の符号を含むことを特
    徴とする請求項13或いは14記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記セキュリティデータは、少なくと
    も著作権を認証するための符号を含むことを特徴とする
    請求項1乃至15記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記符号化された画像データには、前
    記符号化モードを識別するための符号を含み、前記符号
    化モード判定手段は前記符号により符号化モードを判定
    することを特徴とする請求項1乃至16記載の画像処理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記情報データは、音声データである
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 複数種の符号化データを用いて符号化
    された画像データと、前記画像データを保護するための
    セキュリティデータとを入力し、 前記セキュリィティデータに基づいて前記符号化された
    画像データの再生が許可か否かを判断し、 前記符号化された画像データの符号化モードを判定し、 前記符号化された画像データを復号化し、 前記判断結果と前記符号化モード判定結果とに応じて、
    前記復号化された画像データの同期を制御することを特
    徴とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】 画像処理プログラムが記録されたコン
    ピュータ可読記録媒体であって、 複数種の符号化データを用いて符号化された画像データ
    と、前記画像データを保護するためのセキュリティデー
    タとを入力する入力工程の手順コードと、 前記セキュリティデータに基づいて前記符号化された画
    像データの再生が許可か否かを判断する判断工程の手順
    コードと、 前記符号化された画像データの符号化モードを判定する
    符号化モード判定工程の手順コードと、 前記符号化された画像データを復号化する画像復号化工
    程の手順コードと、 前記判断結果と前記符号化モード判定結果とに応じて、
    前記復号化された画像データの同期を制御する同期制御
    工程の手順コードとを記録したことを特徴とする画像処
    理プログラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体。
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