JP2000312278A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000312278A
JP2000312278A JP11121763A JP12176399A JP2000312278A JP 2000312278 A JP2000312278 A JP 2000312278A JP 11121763 A JP11121763 A JP 11121763A JP 12176399 A JP12176399 A JP 12176399A JP 2000312278 A JP2000312278 A JP 2000312278A
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Masaaki Konno
雅章 紺野
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り時の光量を効率的に増加させること
ができると共に良好な画質で読み取りを行うことができ
る画像読取装置の提供を目的とする。 【解決手段】 LED64の発光制御を行う発光光量制
御部118、及びラインCCDの読み取りタイミングの
制御を行うCCD制御部120を設け、プレスキャン時
には、発光制御部118によって、定格の2倍の電流値
で、且つ、デューティが50%の電流をLED64に入
力し、ファインスキャン時には、プレスキャン結果に基
づいて電流値及びディーティを制御してLED64の発
光制御を行う。また、CCD制御部120によるライン
CCD30の読取タイミング制御に基づいて、発光光量
制御部118は、ラインCCD30の読取タイミングに
合わせてLED64の発光タイミングの制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置にか
かり、特に、複数のコマ画像が記録された写真フィルム
などの写真感光材料を搬送しながら、光源部から出力さ
れる光のコマ画像に対する透過光又は反射光をラインス
キャナなどの固体撮像素子によりコマ画像を読み取る画
像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、写真フィルムに記録されたコ
マ画像をCCD等の読取センサによって光電的に読み取
り、該読み取りによって得られたデジタル画像データに
対し拡大縮小や各種補正等の画像処理を実行し、画像処
理済のデジタル画像データに基づき変調したレーザ光に
より記録材料へ画像を形成する技術が知られている。
【0003】このように、CCD等の読取センサにより
コマ画像をデジタル的に読み取る技術では、精度の良い
画像読取を実現するために、コマ画像を予備的に読み取
り(所謂プレスキャン)、コマ画像の濃度等に応じた読
取条件(例えば、コマ画像に照射する光量やCCDの電
荷蓄積時間等)を決定し、決定した読取条件でコマ画像
を再度読み取っていた(所謂ファインスキャン)。
【0004】この場合プレスキャンは、比較的ラフな読
取精度でよいため、搬送速度むらにも比較的大きな許容
範囲があり、高速に読み取ることが可能である。これに
対して、ファインスキャンは、可能な限り高速で、極め
てシビアな読取精度が要求されるため、光量の変動や読
み取り時のノイズの許容範囲が極めて狭く、結果とし
て、プレスキャンよりも遅い速度での読み取りが行われ
る。
【0005】ここで、写真フィルムなどの写真感光材料
では、種類によりベース濃度自体が異なっていたり、メ
ーカによりベース濃度が異なる場合がある。また、画像
自体もアンダー、ノーマル、オーバー、スーパーオーバ
ー等の撮影状態、或いはコントラストの強い画像や弱い
画像等様々な画像がある。従って、プレスキャン時に
は、CCDの読み取りレンジ(読み取りのダイナミック
レンジ)を拡大して読み取りが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真フ
ィルム等の感光材料では、上述したように、撮影状態に
よってオーバー、スーパーオーバーなどの濃度が極端に
高い画像が存在するので、ファインスキャン時の読取条
件を決定するためのプレスキャン時にはこれらの画像を
確実に読み取る必要がある。従って、プレスキャン時
は、ファインスキャン時に比べて大きな光量(広いダイ
ナミックレンジの光量)を必要とする。
【0007】従来の焼付露光等に多用されているハロゲ
ンランプでは、比較的多くの光量を得ることができる
が、多大な熱を発生するため、発光効率が悪く、読取速
度アップが制限されるという問題がある。
【0008】このハロゲンランプは、焼付露光のように
ネガフィルムを透過して直接印画紙へ焼付るための光源
としては最適であるが、上記の如くCCDで画像を読み
取る系においては、色温度が低いため、短波長(色でい
えばブルー系統)の光量が低く、読取画像のSNが劣化
する(色でいうとレッドが多過ぎる)。このようなこと
からも、ハロゲンランプは高速読み取りりに支障をきた
している。
【0009】これを解消するために、色温度の高い放電
ランプ(キセノンランプやメタルハライドランプ等)を
光源として適用することが考えられるが、放電ノイズが
発生して、良好な画質で画像を読み取ることができな
い、という欠点がある。
【0010】また、LEDなどの発光素子を光源として
使用するものでは、LEDなどの発光素子の発光光量
は、ハロゲンランプ等に比べると少ないため露光オーバ
ー等を読み取るのに適していないという問題があり、光
量を多くするためには、発光時間を長く取ることが考え
られるが、プレスキャン時の読取時間が増加するという
問題がある。
【0011】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、読み取り時の光量を効率的に増加させることが
できると共に良好な画質で読み取りを行うことができる
画像読取装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、画像が記録された写真感光
材料を搬送しながら、複数の発光素子からなる光源部か
ら出力される光を前記画像へ照射し、該画像からの透過
光又は反射光を固体撮像素子によって読み取り、前記画
像の読み取りを行うファインスキャンと前記ファインス
キャンに先立って画像読み取りを行い、前記ファインス
キャン時の読取条件を決定するプレスキャンを行う画像
読取装置であって、前記プレスキャン時には、前記光源
部に前記ファインスキャン時に前記光源部へ入力する所
定の入力よりも大きい入力で且つデューティを所定のデ
ューティに下げた入力を行い、前記ファインスキャン時
には、前記プレスキャンの読取結果に基づいて、前記光
源部への入力を変化させて発光光量を制御し、最も光量
が必要とされる場合に、100%デューティで発光させ
る光量制御部を備え、前記固体撮像素子による所定の読
取タイミングに基づいて、前記光源部の発光を制御する
ことを特徴としている。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、写真フィ
ルムなどの写真感光材料に記録された画像を読み取る場
合、画像読取を行うファインスキャンに先立って画像読
取を行い、ファインスキャンの読取条件を決定するプレ
スキャンを行う際、光量制御部により、ファインスキャ
ン時の入力よりも大きい入力で且つデューティを所定の
デューティに下げた入力を行い、ファインスキャン時に
は、光源への入力をプレスキャンの読取結果に基づいて
変化させて発光光量を制御し、最も光量が必要とされる
場合には、100%ディーティで発光させる。例えば、
光源に入力する電流値及び電流のデューティを制御し、
パルス発光することによって光源部の発光を制御する。
このように、プレスキャン時の光源部への入力するデュ
ーティを下げることによって、光源部へ定格以上の入力
を行うことが可能となり、光源部発光時の光束を増加さ
せることができる。
【0014】また、光量制御手段は、固体撮像素子によ
る所定の読取タイミングに基づいて、光源部の発光制御
を行う。すなわち、固体撮像素子の所定の読取タイミン
グに合わせて光源部の発行が行われるので、固体撮像素
子に入力されるプレスキャン時の光束は、連続した光束
が入力したのと同様となる。従って、固体撮像素子に入
力される光量は、ファインスキャン時の光量よりも多く
の光量が入力されることになり、結果として光量を効率
的に増加させて読み取りを行うことができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記光源部がLEDからなることを特
徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、光源部をLEDとすることによ
って、電流などの入力に対する出力の光束の応答性が速
く、入力デューティを下げた場合に出力の光量を充分に
確保することができる。また、低い入力デューティとす
ることによって、電流などの入力を定格値を越えて入力
することが可能となる。例えば、光量制御手段で、LE
Dに定格値の2倍、且つ50%デューティのパルス電流
を入力することによって、定格値の2倍の光束を得るこ
とが可能となる。従って、読取タイミングに合わせて発
光させることによりこの場合2倍の光量を容易に得るこ
とができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記所定の入力
が光源部の定格値であり、前記プレスキャン時に前記光
源部へ入力するデューティが50%以下であることを特
徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、光量制御手段によ
ってプレスキャン時に光源部へ入力する入力を定格値よ
り大きい入力例えば、定格の2倍でデューティが50%
の入力をすることによって、光源部から発光される光束
が定格よりも大きい光束、この場合、2倍の光束を得る
ことができる。また、固体撮像素子の読取タイミングに
合わせて発光が行われるため、定格の2倍の光量での読
み取りを行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はデジ
タルラボシステムに本発明を適用したものである。
【0020】図1及び図2には、本実施形態に係るデジ
タルラボシステム10の概略構成が示されている。
【0021】図1に示すように、このデジタルラボシス
テム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部1
6、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16は、図2に示す入力部26として一体化され
ており、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20
は、図2に示す出力部28として一体化されている。
【0022】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるコマ画像を読み取るためのものであり、例えば13
5サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィル
ム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(24
0サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルムのコマ画像を読取対象とすることができる。ライ
ンCCDスキャナ14は、上記の読取対象のコマ画像を
本発明の固体撮像素子としてのラインCCD30で読み
取り、A/D変換部32においてA/D変換した後、画
像データを画像処理部16へ出力する。
【0023】なお、本実施の形態では、135サイズの
写真フィルム22を適用した場合のデジタルラボシステ
ム10として説明する。
【0024】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラ34等での撮影に
よって得られた画像データ、原稿(例えば反射原稿等)
をスキャナ36(フラットベット型)で読み取ることで
得られた画像データ、他のコンピュータで生成され、フ
ロッピディスクドライブ38、MOドライブ又はCDド
ライブ40に記録された画像データ、及びモデム42を
介して受信する通信画像データ等(以下、これらをファ
イル画像データと総称する)を外部から入力することも
可能なように構成されている。
【0025】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50
等の各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像デー
タとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、画像
処理部16は、画像処理を行った画像データを画像ファ
イルとして外部へ出力する(例えばFD、MO、CD等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0026】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源52を備えており、レーザドライバ54を制御し
て、画像処理部16から入力された記録用画像データ
(一旦、画像メモリ56に記憶される)に応じて変調し
たレーザ光を印画紙に照射して、走査露光(本実施の形
態では、主としてポリゴンミラー58、fθレンズ60
を用いた光学系)によって印画紙62に画像を記録す
る。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18
で走査露光によって画像が記録された印画紙62に対
し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。
これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0027】(ラインCCDスキャナの構成)次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。図3に
はラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、複数のLED64から成り、
写真フィルム68に光を照射する光源66を備えてお
り、光源66の光射出側には、写真フィルム68に照射
する光を拡散光とする導光部材としてのアクリルブロッ
ク70と、光拡散板72が順に配置されている。
【0028】このアクリルブロック70は、所定の透明
度(理論的には100%が好ましい)があり、屈折率が
1.2 〜1.9 の間であることが条件とされている。
【0029】写真フィルム68は、アクリルブロック7
0の光射出側(光拡散板72が配設された側)に配置さ
れたフィルムキャリア74によって、コマ画像の画面が
光軸と垂直になるように搬送される。
【0030】また、アクリルブロック70は、光源66
と対向する面に対して、写真フィルム68に対向する面
が小さく形成されている。すなわち、側面視で台形とさ
れ、短辺(写真フィルム68の搬送方向と平行な辺)が
3mm以下、長辺が20mm以上であることが好まし
い。
【0031】また、このアクリルブロック70の入射面
及び出射面以外の面は、反射率が70%以上の部材が被
覆されており、例えば、この被覆部材が金属のような固
体部材であってもよいし、誘電体多層膜等の薄膜コーテ
ィング部材であってもよい。
【0032】写真フィルム68を挟んで光源66と反対
側には、光軸に沿って、コマ画像を透過した光を結像さ
せるレンズユニット76、ラインCCD30が順に配置
されている。なお、レンズユニット76として単一のレ
ンズのみを示しているが、レンズユニット76は、実際
には複数枚のレンズから構成されたズームレンズであ
る。なお、レンズユニット76として、セルフォックレ
ンズをもちいてもよい。この場合、セルフォックレンズ
の両端面をそれぞれ、可能な限り写真フィルム68及び
ラインCCD30に接近させることが好ましい。
【0033】ラインCCD30は、複数のCCDセル搬
送される写真フィルム68の幅方向に沿って一列に配置
され、かつ電子シャッタ機構が設けられたセンシング部
が、間隔を空けて互いに平行に3ライン設けられてお
り、各センシング部の光入射側にR、G、Bの色分解フ
ィルタの何れかが各々取付けられて構成されている(所
謂3ラインカラーCCD)。ラインCCD30は、各セ
ンシング部の受光面がレンズユニット76の結像点位置
に一致するように配置されている。
【0034】また、各センシング部の近傍には転送部が
各センシング部に対応して各々設けられており、各セン
シング部の各CCDセルに蓄積された電荷は、対応する
転送部を介して順に転送される。また図示は省略する
が、ラインCCD30とレンズユニット76との間には
シャッタが設けられている。
【0035】図4(A)には、光源66を平面視した
図、すなわち、写真フィルム68方向から見た図が示さ
れており、図4(B)はその側面図である。
【0036】各色のLED64は、アルミ基板78にそ
れぞれ取り付けられており、前記ラインCCD30の各
色毎の検出として設けられた3ラインのセンシング部に
沿って配列されている。
【0037】アルミ基板78は、熱伝導率が10W/m
・K以上であり、LED64の発光によって発生する熱
のほとんどを受けることになる。なお、熱伝導率が10
W/m・K以上であれば、アルミ基板78に限らず、銅
基板等を用いてもよい。
【0038】また、各LED64は、保護膜80によっ
てコーティングされており、さらにこの保護膜80は、
透明接着剤82を介して前記アクリルブロック70に固
着されている。なお、この保護膜80及び透明接着剤8
2の屈折率は、前記アクリルブロック70の屈折率とほ
ぼ同一となっている。
【0039】これにより、LED64で発光した各色の
光は、そのほとんどが保護膜80、接着剤82及びアク
リルブロック70を介して光拡散板72方向へ案内さ
れ、かつ全ての色の光が均等に混ざりあった状態で写真
フィルム68へ入射されるようになっている。
【0040】LED64からの光は、色温度が高く、短
波長の光量が高い。このため、写真フィルム68に記録
された画像の読み取りり時のSNがよく、高速読取りに
適している。また、上記構成の如く、複数の同色のLE
D64を高密度にアルミ基板78上に配設することによ
って、光量不足を解消している。
【0041】アルミ基板78の裏面側には、ヒートパイ
プ84の一部が接触した状態で配設されている。このヒ
ートパイプ84は、その直線管部84Aがアルミ基板7
8の裏面側において、LED64の取り付け位置に沿っ
て複数敷設されており、それぞれの端部が互い違いにU
字管84Bによって連結している。また、ヒートパイプ
84の両端部は、冷却媒体を放出するコンプレッサ(図
示省略)と連結されており、ヒートパイプ84の一端部
から放出した冷却媒体は、アルミ基板78の裏面を通
り、他端部へと至るようになっている。
【0042】この冷却媒体の循環により、LED64の
発光に起因するアルミ基板78の熱を熱交換によって解
消することができる構成となっている。 (ラインCCDスキャナコントローラ)図5には、ライ
ンCCDスキャナ14の制御ブロック図が示されてい
る。図5に示すように、ラインCCDスキャナ14は、
コントローラ100によって制御されている。
【0043】コントローラ100は、マイクロコンピュ
ータ102を含んで構成されており、マイクロコンピュ
ータ102は、CPU104、RAM106、ROM1
08、入出力ポート(I/O)110及びこれらを接続
するデータバスやコントロールバス等のバス112で構
成されている。
【0044】I/O110には、A/D変換部32を介
してラインCCD30が接続されている。また、I/O
110には、それぞれドライバ114、116を介して
フィルムキャリア74、光源部としてのLED64が接
続されている。さらに、I/O110には、LED64
の発光光量制御を行う本発明の光量制御手段としての発
光光量制御部118及びラインCCD30の読取タイミ
ングを制御するCCD制御部120が接続されており、
発光光量制御部118は、ドライバ116に接続されて
おり、CCD制御部120は、ラインCCD30に接続
されている。
【0045】続いて、発光光量制御部118で行われる
発光光量制御について、図6を参照して説明する。
【0046】発光光量制御部118では、プレスキャン
とファインスキャンとでLED64に入力する電流値を
制御することによって発光制御を行う。
【0047】LED64は高応答性であるため、デュー
ティを下げることによって定格値以上の電流を入力し、
定格値以上の出力を得ることが可能である。従って、本
実施の形態においては、プレスキャン時には、ファイン
スキャン時の2倍(LED64の定格値の2倍)で且つ
デューティが50%のパルス電流が入力され、ファイン
スキャン時には、電流値が定格値で且つデューティ10
0%の電流が入力される。すなわち、プレスキャン時の
光量出力は、入力される電流に基づいて、図6(A)に
示すようにパルス発光される。なお、図6において、定
格値電流による光量を1とし、定格値の2倍の電流によ
る光量を2とする。
【0048】ここで、プレスキャン及びファインスキャ
ン時には、CCD制御部120によって、所定のタイミ
ング(クロック)に従って、ラインCCD30の読取タ
イミングが制御される。さらに、発光光量制御部118
は、CCD制御部120によって行われる読み取りタイ
ミング間で、LED64が発光するようにLED64の
発光制御が行われる。すなわち、ラインCCD30の読
取タイミングに合わせてLED64の発光制御が行われ
る。従って、ラインCCD30に入力される光量は、図
6(B)に示すように、ファインスキャン時の2倍の発
光量で発光したのと同じ光量が入力されることになり、
プレスキャン時の光量を結果として上げることができ
る。すなわち、プレスキャン時の光量を効率的に増加さ
せることができる 続いて、本実施の形態の作用を説明する。
【0049】オペレータがフィルムキャリア74に写真
フィルム68を挿入し、画像処理部16のキーボード1
6Kによりコマ画像読取開始を指示すると、フィルムキ
ャリア74では、写真フィルム22を搬送開始する。こ
の搬送により、プレスキャンが実行される。すなわち、
写真フィルム68を比較的高速で搬送しながら、ライン
CCDスキャナ14によって、画像コマのみならず、写
真フィルムの68の画像記録領域外の各種データを含め
て、読み取っていく。なお、読み取った画像は、モニタ
16Mに表示される。
【0050】プレスキャンでは、図6(A)に示すよう
に、発光光量制御部118によってLED64が定格値
の2倍で且つディーティが50%のパルス発光が行われ
る。これに伴って、発光光量制御部118は、CCD制
御部120より制御されるラインCCD30の読取タイ
ミングに合わせてLED64がパルス発光するように制
御される。結果として、プレスキャンでは、LED64
における定格値の2倍の光量で読み取りを行うことがで
きる。
【0051】また、プレスキャン時には、コマ画像のサ
イズを認識し、例えば、パノラマサイズのコマ画像であ
る場合には、パノラマサイズの画像特有の素抜け部分
(写真フィルムの幅方向両端側)を遮光する。
【0052】次に、各コマ画像のプレスキャンの結果に
基づいてファインスキャン時の読取条件を各コマ画像毎
に設定し、該プレスキャンの結果に基づいてファインス
キャン時の読取条件が各コマ画像毎に設定されていく。
【0053】そして、全コマ画像に対するファインスキ
ャン時の読取条件設定が終了すると、写真フィルム68
をプレスキャンとは逆方向に搬送し、各コマ画像のファ
インスキャンを実行する。
【0054】ファインスキャンでは、プレスキャン結果
に基づいて発光光量制御部118によってLED64に
入力する電流値及び入力デューティが決定されて発光制
御が行われる。なお、最も光量が必要である場合は、L
ED64に定格で且つデューティ100%の電流が入力
されるようにLED64の発光制御が行われる。
【0055】このとき、写真フィルム68は、プレスキ
ャン時とは逆方向に搬送されているため、最終コマから
1コマ目まで順にファインスキャンが実行されていく。
ファインスキャンは、前記プレスキャンに比べて搬送速
度が遅く設定されており、その分、読取解像度が高くな
る。
【0056】このように、プレスキャン時に、ファイン
スキャンに比べて多くの光量で読み取りを行うことがで
き、画像の状態(例えば、撮影画像アスペクト比、アン
ダー、ノーマル、オーバー、スーパーオーバー等の撮影
状態やストロボ撮影の有無等)を認識することができの
で、適正な読取条件で良好な画質での読み取りを行うこ
とができる。
【0057】なお、上記の実施の形態では、プレスキャ
ン時に定格値の2倍で且つデューティが50%の電流を
入力することによって、発光光量の制御を行うようにし
ていたが、これに限ったものではなく、例えば、定格値
の1.5倍でデューティが70%の電流を入力するよう
にしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
み取り時の光量を効率的に増加させることができると共
に良好な画質で読み取りを行うことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルラボシステ
ムの概略構成図である。
【図2】デジタルラボシステムの外観図である。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系の概略構成を示
す斜視図である。
【図4】(A)は光源の平面図、(B)は図4(A)の
右側面図である。
【図5】本実施の形態に係るラインCCDスキャナの制
御ブロック図である。
【図6】LED発光光量制御を説明する図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 30 ラインCCD 64 LED 66 光源 118 発光光量制御部 120 CCD制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録された写真感光材料を搬送し
    ながら、複数の発光素子からなる光源部から出力される
    光を前記画像へ照射し、該画像からの透過光又は反射光
    を固体撮像素子によって読み取り、前記画像の読み取り
    を行うファインスキャンと前記ファインスキャンに先立
    って画像読み取りを行い、前記ファインスキャン時の読
    取条件を決定するプレスキャンを行う画像読取装置であ
    って、 前記プレスキャン時には、前記光源部に前記ファインス
    キャン時に前記光源部へ入力する所定の入力よりも大き
    い入力で且つデューティを所定のデューティに下げた入
    力を行い、前記ファインスキャン時には、前記プレスキ
    ャンの読取結果に基づいて、前記光源部への入力を変化
    させて発光光量を制御し、最も光量が必要とされる場合
    に、100%デューティで発光させる光量制御部を備
    え、 前記固体撮像素子による所定の読取タイミングに基づい
    て、前記光源部の発光を制御することを特徴とする画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 前記光源部がLEDからなることを特徴
    とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の入力が光源部の定格値であ
    り、前記プレスキャン時に前記光源部へ入力するデュー
    ティが50%以下であることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012080346A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Fujifilm Corp 画像記録装置及び方法

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