JP2000310239A - クラッチレリーズ用軸受ユニット - Google Patents

クラッチレリーズ用軸受ユニット

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JP2000310239A
JP2000310239A JP11121160A JP12116099A JP2000310239A JP 2000310239 A JP2000310239 A JP 2000310239A JP 11121160 A JP11121160 A JP 11121160A JP 12116099 A JP12116099 A JP 12116099A JP 2000310239 A JP2000310239 A JP 2000310239A
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clutch
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周平 青木
Masao Takeda
昌夫 竹田
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    • F16C33/20Sliding surface consisting mainly of plastics
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内軸に対するスリーブ2の摺動性及び耐摩
耗性を向上させつつ、これら各性能を長期間維持させる
事により、優れた耐久性を有するクラッチ装置を実現す
る。 【解決手段】 上記スリーブ2を、ポリアミド樹脂と、
不飽和ジカルボン酸と不飽和ジカルボン酸無水物とのう
ちの少なくとも一方とで変性された、重量平均分子量5
〜40万の変性高密度ポリエチレンとから成る組成物に
より成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るクラッチレリ
ーズ用軸受ユニットは、自動車用手動変速機のクラッチ
機構に組み込んで使用するもので、プッシュタイプクラ
ッチに組み込んで変速操作を行なう際にダイヤフラムば
ねの中央部を押圧するのに、或はプルタイプクラッチに
組み込んで、変速操作を行なう際にダイヤフラムばねの
中央部を引っ張るのに利用する。
【0002】
【従来の技術】手動変速機に付属のクラッチ機構は、エ
ンジンのクランクシャフトと共に回転するフライホイー
ルと、このフライホイールに対向するクラッチディスク
と、このクラッチディスクをフライホイールに向けて押
圧するプレッシャープレートと、このプレッシャープレ
ートを上記クラッチディスクに向けて押圧するダイヤフ
ラムばねと、動力伝達用の軸に沿って移動自在で、移動
に伴なってこのダイヤフラムばねの傾斜角度を変化さ
せ、上記フライホイールとクラッチディスクとの断接を
制御するクラッチレリーズ用軸受ユニットとから構成し
ている。
【0003】この様なクラッチ機構として従来から、ク
ラッチを切る場合(フライホイールとクラッチディスク
とを離隔させ、クランクシャフトの回転力が上記軸を介
して変速機に伝達されない様にする場合)にダイヤフラ
ムばねの中央部を押す、所謂プッシュタイプのものと、
クラッチを切る場合にダイヤフラムばねの中央部を引っ
張る、所謂プルタイプのものとが使用されている。
【0004】何れのクラッチ機構の場合も、クラッチを
切る場合には、クラッチペダルの踏み込みに伴って揺動
するレリーズフォークにより、上記クラッチレリーズ用
軸受ユニットを軸方向に亙り変位させる。そして、この
クラッチレリーズ用軸受ユニットを構成するレリーズ軸
受の何れか一方の軌道輪を、上記ダイヤフラムばねの中
央部に、直接又は他の部材を介して係合させる事によ
り、このダイヤフラムばねの中央部を押したり、或は引
っ張ったりする。この状態で上記レリーズ軸受ユニット
は、上記一方の軌道輪と他方の軌道輪との相対回転に基
づき、上記ダイヤフラムばねの回転に拘らず、各部が滑
り摩擦し合う事を防止する。
【0005】図1〜2は、この様なクラッチ機構に組み
込むクラッチレリーズ用軸受ユニットの1例として、特
開平9−177827号公報に記載されたものを示して
いる。このクラッチレリーズ用軸受ユニット1は、プッ
シュタイプのクラッチ機構に組み込まれるもので、この
クラッチ機構に組み込まれる案内軸(フロントカバー)
に沿って摺動自在なスリーブ2を備える。この様なスリ
ーブ2は、全体を滑り易い合成樹脂により円筒状に形成
している。又、上記スリーブ2の外周面には、円輪状の
フランジ部3を固設している。図示の例では、このフラ
ンジ部3を上記スリーブ2と同じく合成樹脂製とし、こ
のスリーブ2と一体成形している。但し、このフランジ
部3は、例えば実開平6−73468号公報等に記載さ
れている様に、金属製とし、このスリーブ2の成形時に
その内周縁部をこのスリーブ2中にインサートする場合
もある。
【0006】上記フランジ部3の片側面(図1の左側
面)には、レリーズ軸受4を支持している。このレリー
ズ軸受4は、内周面に外輪軌道5を有する外輪6と、外
周面に内輪軌道7を有する内輪8と、これら外輪軌道5
と内輪軌道7との間に転動自在に設けられた複数個の転
動体(玉)9、9とを備える。図示の例では、上記外輪
軌道5として深溝型のものを、上記内輪軌道7としてア
ンギュラ型のものを、それぞれ使用している。従って、
上記レリーズ軸受4は、ラジアル荷重の他、上記フラン
ジ部3の片側面に向く(図1で右向きの)スラスト荷重
を支承自在である。この様なレリーズ軸受4は、上記フ
ランジ部3の直径方向反対側2個所位置(図2の上下2
個所位置)に係止した抑えばね10、10により上記フ
ランジ部3の片側面に、直径方向に亙る若干の変位自在
に(ダイヤフラムばねに対する自動調心可能に)支持し
ている。
【0007】尚、図示の例では、上記レリーズ軸受4を
構成する上記外輪6と内輪8とのうちの内輪8を、鋼板
にプレス加工を施す事により構成している。この内輪8
は、この様な鋼板にプレスに基づく塑性加工を施す事に
より、中間部外周面に上記内輪軌道7を、基端部(図1
の右端部)に内向鍔部11を、先端部(図1の左端部)
に、上記ダイヤフラムばねの中央部を押圧すべく、直径
方向外方に折り返した湾曲部12を、それぞれ形成して
成る。
【0008】又、前記フランジ部3の他側面(図1の右
側面)には、アンビルと呼ばれる金属製の摺り板13を
添設して、前記レリーズフォークの先端部との摺動に拘
らず、上記フランジ部3が摩耗するのを防止している。
又、このフランジ部3の他側面外周縁寄り部分の直径方
向反対側2個所位置には、上記レリーズフォークの先端
部を案内する為のガイド壁14、14を、互いに平行に
設けている。前記抑えばね10、10の一部は、これら
両ガイド壁14、14に形成した透孔16に挿通してい
る。又、上記フランジ部3の他側面と前記スリーブ2の
外周面との間の複数個所には補強リブ15、15を設け
て、前記レリーズ軸受4から上記フランジ部3に加わる
スラスト荷重に対する強度を確保している。更に、前記
外輪6の軸方向両端部内周面には、それぞれ前記各転動
体9、9を設置した空間の両端開口を密閉する為のシー
ルリング17a、17bの外周縁を係止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した様なクラッチ
レリーズ用軸受ユニットのうち、前記案内軸に対して摺
動自在に設けた合成樹脂製のスリーブ2には、この案内
軸に対する良好な摺動性を有する事が要求されると共
に、これらスリーブ2と案内軸(特にアルミニウム合金
製のもの)との摺接部に十分な耐摩耗性を持たせる事が
要求される。又、これに加え、これら各性能を長期に亙
り維持する事も要求される。ところが、従来から用いら
れている合成樹脂製のスリーブ2の場合には、上述の様
な要求に十分に応える事が難しかった。即ち、上記スリ
ーブ2を構成する合成樹脂材料として従来から、ガラス
繊維を混入したポリアミド66等のガラス繊維強化プラ
スチックを使用する事が行なわれているが、この様な従
来のガラス繊維強化プラスチック製のスリーブ2の場合
には、十分な強度を確保できる一方、上述の様に要求さ
れる良好な摺動性及び耐摩耗性を、長期に亙り十分に維
持する事が難しかった。本発明のクラッチレリーズ用軸
受ユニットは、上述の様な事情に鑑みて発明したもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のクラッチレリー
ズ用軸受ユニットは、前述した従来のクラッチレリーズ
用軸受ユニットと同様に、軸に沿って摺動自在な筒状の
スリーブと、このスリーブの外周面に固設された円輪状
のフランジ部と、このフランジ部の片側面に支持された
レリーズ軸受とを備える。特に、本発明のクラッチレリ
ーズ用軸受ユニットのうち、請求項1に記載したもの
は、上記スリーブを、ポリアミド樹脂と変性高密度ポリ
エチレンとから成る組成物により造っている。
【0011】尚、上記スリーブを構成する組成物のう
ち、上記ポリアミド樹脂としては、特開平8−1577
14号公報に記載されている様に、半結晶性樹脂と非結
晶性樹脂とを含む、一般にナイロン樹脂と呼ばれるもの
を使用できる。又、上記変性高密度ポリエチレンは、上
記スリーブの摺動性及び自身並びに相手部材の耐摩耗性
を向上させ、且つ、これら各性能を長期に亙り維持させ
る事に寄与する。変性前の高密度ポリエチレンは、分子
量が5〜40万、好ましくは10〜40万、特に12〜
30万のものが好ましい。同じく密度は、0.90g/cm
3 以上、好ましくは0.94g/cm3 以上のものが良い。
尚、上記分子量が5万未満では、成形後の上記スリーブ
の耐摩耗性が不十分となり、分子量が40万を越える
と、上記スリーブの成形が困難になる為、好ましくな
い。又、上記変性高密度ポリエチレンは、上述の様な高
密度ポリエチレンを、不飽和ジカルボン酸と不飽和ジカ
ルボン酸無水物とのうちの少なくとも一方(一方又は双
方)で変性する事により得るのが好ましい。この様な変
性高密度ポリエチレンは、上記ポリアミド樹脂100重
量部に対して、0.5〜10重量部含有させるのが好ま
しく、特に、1.0〜5重量部含有させるのが望まし
い。
【0012】又、請求項2に記載したものは、上記スリ
ーブを、請求項1に記載した組成物に代えて、この請求
項1に記載した組成物100重量部に対して更に変性オ
レフィン系重合体と変性スチレン系重合体とのうちの少
なくとも一方を0〜20重量部含有する組成物により造
っている。尚、上記変性オレフィン系重合体及び変性ス
チレン系重合体も、上記スリーブの摺動性及び耐摩耗性
を向上させ、且つ、これら各性能を長期に亙り維持させ
る事に寄与する。又、これら変性オレフィン系重合体と
変性スチレン系重合体とは、それぞれオレフィン系重合
体又はスチレン系重合体を、不飽和ジカルボン酸と不飽
和ジカルボン酸無水物とのうちの少なくとも一方で変性
する事により得るのが好ましい。尚、これら変性オレフ
ィン系重合体と変性スチレン系重合体とのうち少なくと
も一方は、請求項1に記載した組成物100重量部に対
して20重量部より多く含有させると、成形後の上記ス
リーブの耐摩耗性が不十分となる為、好ましくない。
【0013】又、請求項3に記載したものは、上記スリ
ーブを、請求項1に記載した組成物に代えて、この請求
項1に記載した組成物100重量部に対して更に無機強
化材を0〜120重量部含有する組成物により造ってい
る。尚、上記無機強化材は、上記請求項2に記載した組
成物に含有させても良い。この無機強化材としては、例
えば、ガラス繊維、ガラスフレーク等を使用できる。
【0014】尚、上記スリーブの摺動性及び耐摩耗性を
長期に亙り良好に維持する観点から、上記各組成物によ
り造ったスリーブの表面状態は、このスリーブの表面に
滑り摩耗試験を行なった前後で、このスリーブの表面に
対する水の接触角の差が、15°以内である事が好まし
い。尚、上記滑り摩耗試験は、鈴木式スラスト摩耗試験
機を使用し、相手材としてS−45C鋼(摩擦面積1.
6cm2 )を用い、摩擦速度10cm/s、荷重20kg/cm2
条件で上記試験機を24時間運転する事により行なう。
又、上記水の接触角の測定は、上記スリーブの表面に注
射器により純水を一滴載せ、30秒後にその接触角を測
定する事により行なう。
【0015】
【作用】上述の様に構成する本発明のクラッチレリーズ
用軸受ユニットによれば、案内軸に対するスリーブの摺
動性及び耐摩耗性を良好に、且つ、長期に亙り十分に維
持できる。又、請求項3に記載したものの様に、スリー
ブを構成する組成物にガラス繊維等の無機強化材を混入
すれば、このスリーブの強度も十分に確保できる。
【0016】
【実施例】本発明のクラッチレリーズ用軸受ユニットの
特徴は、クラッチ機構に組み込まれる案内軸に対するス
リーブ2(図1〜2)の摺動性及び耐摩耗性を向上させ
つつ、これら各性能を長期に亙り維持させる為に、この
スリーブ2を構成する材料を工夫した点にある。図面に
表われるクラッチレリーズ用軸受ユニットの構造自体
は、例えば図1〜2に示した従来から知られているクラ
ッチレリーズ用軸受ユニットと同様であるから、重複す
る説明を省略し、以下、本発明の効果を確認する為に行
なった実験に就いて説明する。
【0017】実験では、図1〜2に示した構造を用い
た。そして、案内軸とスリーブ2との間にラジアル荷重
を負荷しつつ、これら案内軸とスリーブ2とを軸方向に
亙り往復して摺動させた後、この案内軸の摺動面の摩耗
量を測定した。又、本発明品の効果を従来品との比較に
於いて確かめるべく、上述の様な測定を本発明品と従来
品との双方に就いて行なった。本発明品と従来品とで上
記スリーブ2を構成する材料は、それぞれ次のものを使
用した。 本発明品: ポリアミド66(100重量部)に対し、
無機強化材であるガラス繊維(35重量部)及び変性高
密度ポリエチレン(5重量部)を加えた組成物。 従来品 : ポリアミド66(100重量部)に対し、
無機強化材であるガラス繊維(35重量部)を加えた組
成物。 又、実験条件は、次の通りである。 案内軸の材質 : アルミニウム合金(ADC12) 案内軸の回転数 : 0[r.p.m.] 雰囲気温度 : 100[℃] 摺動ストローク : 7[mm] ラジアル荷重 : 5[kgf ] 摺動回数 : 10[万回] この様な条件で行なった実験の結果を図3に示す。
【0018】この図3から明らかな通り、本発明品の場
合には、上記案内軸の摺動面の摩耗量を、従来品の場合
と比較して、ほぼ半減できる。従って、本発明のスリー
ブ2は、上記案内軸に対する良好な摺動性及び耐摩耗性
を、長期に亙り十分に維持できる。この結果、本発明の
クラッチレリーズ用軸受ユニット自体、並びにこのクラ
ッチレリーズ用軸受ユニットを組み込んだクラッチ装置
の耐久性の向上を図れる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、案内軸に対するスリーブの摺動性及び耐摩
耗性を、長期に亙り良好に維持できる。この結果、優れ
た耐久性を有するクラッチ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となる、従来から知られているク
ラッチレリーズ用軸受ユニットを示す、図2のA−A断
面図。
【図2】図1の右方から見た図。
【図3】本発明の効果を確認する為に行なった実験の結
果を示す線図。
【符号の説明】
1 クラッチレリーズ用軸受ユニット 2 スリーブ 3 フランジ部 4 レリーズ軸受 5 外輪軌道 6 外輪 7 内輪軌道 8 内輪 9 転動体 10 抑えばね 11 内向鍔部 12 湾曲部 13 摺り板 14 ガイド壁 15 補強リブ 16 透孔 17a、17b シールリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に沿って摺動自在な筒状のスリーブ
    と、このスリーブの外周面に固設された円輪状のフラン
    ジ部と、このフランジ部の片側面に支持されたレリーズ
    軸受とを備えたクラッチレリーズ用軸受ユニットに於い
    て、上記スリーブを、ポリアミド樹脂と変性高密度ポリ
    エチレンとから成る組成物により造っている事を特徴と
    するクラッチレリーズ用軸受ユニット。
  2. 【請求項2】 スリーブを、請求項1に記載した組成物
    に代えて、この請求項1に記載した組成物100重量部
    に対して、更に変性オレフィン系重合体と変性スチレン
    系重合体とのうちの少なくとも一方を0〜20重量部加
    えた組成物により造った、請求項1に記載したクラッチ
    レリーズ用軸受ユニット。
  3. 【請求項3】 スリーブを、請求項1に記載した組成物
    に代えて、この請求項1に記載した組成物100重量部
    に対して、更に無機強化材を0〜120重量部加えた組
    成物により造った、請求項1に記載したクラッチレリー
    ズ用軸受ユニット。
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