JP2000309488A - 介護用ホイスト装置の電源監視制御装置 - Google Patents

介護用ホイスト装置の電源監視制御装置

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JP2000309488A
JP2000309488A JP11118014A JP11801499A JP2000309488A JP 2000309488 A JP2000309488 A JP 2000309488A JP 11118014 A JP11118014 A JP 11118014A JP 11801499 A JP11801499 A JP 11801499A JP 2000309488 A JP2000309488 A JP 2000309488A
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歩 宮本
Masaki Nishida
昌喜 西田
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Fuji Manufacturing Co Ltd
Hokuryo Denko Co Ltd
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Fuji Manufacturing Co Ltd
Hokuryo Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送中の被介護者を降ろせなくなったりする
不都合を排除する。 【解決手段】 コンパレータ11の出力側にリレーRを
接続する。コンパレータ11は、バッテリの出力電圧V
d の低下を検出してリレーRを作動させ、リレーRの常
閉形のリレー接点Rb を介し、ホイストを駆動する昇降
モータの上昇動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被介護者を安全
に搭乗させ、搬送することができる介護用ホイスト装置
の電源監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行が困難な老人や病人等の被介護者を
室内搬送するために、介護用ホイストが開発され、使用
されている。
【0003】介護用ホイストは、昇降モータ、走行モー
タを走行台車に組み込み、昇降モータによって被介護者
を吊り上げ、走行モータによって走行台車をガイドレー
ルに沿って走行させる。なお、ガイドレールは、室内の
天井部分に対し、被介護者の移動範囲に合わせて敷設す
る。昇降モータ、走行モータの電源は、ガイドレールに
沿って配設するトロリシステムや伸縮ケーブルを介し、
商用電源によって給電することも少なくないが、より高
度の安全性や使い勝手を実現するために、走行台車に再
充電可能なバッテリを搭載し、ガイドレールの特定位置
に走行台車を移動することにより、バッテリを自動的に
再充電するシステムも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、走行台車に搭載するバッテリは、ガイドレール
の特定位置に走行台車を移動させなければ再充電するこ
とができないから、特定位置から離れているときにバッ
テリが放電状態に陥ると、走行台車が移動不能となり、
その後の運転が全くできなくなったり、一旦吊り下げた
被介護者を降ろせなくなったりし、極めて不都合である
という問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、バッテリの出力電圧の低下を検出する
コンパレータと、リレーとを組み合わせることによっ
て、走行台車が不用意に移動不能となったり、被介護者
を降ろせなくなったりするおそれがなく、被介護者を常
に安全に搬送することができる介護用ホイスト装置の電
源監視制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、昇降モータ、走行モータに給電
するバッテリの出力電圧の低下を検出するコンパレータ
と、コンパレータの出力によって作動し、昇降モータの
上昇動作を禁止するリレーとを備えることをその要旨と
する。
【0007】なお、コンパレータの出力側に表示器を付
設することができる。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、コンパレータ
は、バッテリの出力電圧の低下を検出し、リレーは、コ
ンパレータの出力によって作動して昇降モータの上昇動
作を禁止する。すなわち、コンパレータを介してバッテ
リが所定レベル以下にまで消耗したことが検出される
と、被介護者を新たに吊り上げる動作が禁止されるか
ら、被介護者が吊り上げられたまま降ろせなくなってし
まう事態を生じるおそれがない。なお、コンパレータが
検出するバッテリの消耗レベルは、バッテリを再充電す
る特定場所にまで走行モータを介して走行台車を移動さ
せることができ、昇降モータを介し、吊上げ中の被介護
者を降ろすことができる余力を見込んで設定するものと
する。
【0009】コンパレータの出力側に表示器を付設すれ
ば、表示器は、コンパレータが作動して昇降モータの上
昇動作が禁止されたとき、その旨を外部に表示すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0011】介護用ホイスト装置の電源監視制御装置1
0は、コンパレータ11、リレーRを主要部材としてな
る(図1、図2)。ただし、電源監視制御装置10は、
昇降モータM1 、走行モータM2 に給電するバッテリB
に接続されている。
【0012】介護用ホイスト装置は、ガイドレールGR
に沿って走行する走行台車31を備えており(図3)、
昇降モータM1 、走行モータM2 は、バッテリBととも
に走行台車31に搭載されている。昇降モータM1 は、
走行台車31に組み込むホイスト32に連結されてい
る。ホイスト32は、昇降モータM1 を正逆に駆動する
ことにより、アーム32b、吊り帯32c付きの索条3
2aを介して被介護者Pを吊り上げ、吊り下げることが
できる。また、走行モータM2 は、走行台車31に付設
する走行ローラ33に連結され、走行台車31は、走行
モータM2 を正逆に駆動することにより、走行ローラ3
3、33…を介し、ガイドレールGRに沿って左右に走
行移動することができる。なお、ガイドレールGRの先
端または中途には、バッテリBを自動的に再充電する特
定場所が設定されているものとする。
【0013】走行台車31には、スイッチボックス34
が付設されており、スイッチボックス34には、昇降モ
ータM1 を正逆に起動する上昇用、下降用のスイッチS
W1a、SW1b、走行モータM2 を正逆に起動する右行
用、左行用のスイッチSW2a、SW2bが収納されてい
る。また、昇降モータM1 、走行モータM2 は、それぞ
れ制御回路M1a、M2aを介してバッテリBに接続されて
おり(図1)、スイッチSW1a、SW1b、スイッチSW
2a、SW2bは、それぞれ制御回路M1a、M2aに接続され
ている。ただし、上昇用のスイッチSW1aは、電源監視
制御装置10に含まれるリレーRの常閉形のリレー接点
Rb を介して制御回路M1aに接続されている。
【0014】電源監視制御装置10において、バッテリ
Bの出力電圧Vd は、抵抗R1 、可変抵抗R2 、抵抗R
3 を介して分圧され(図2)、入力電圧Vとしてコンパ
レータ11の加算端子に入力されている。また、コンパ
レータ11の減算端子には、抵抗R4 、ツェナダイオー
ドZDを介して基準電圧Vo が入力されている。コンパ
レータ11の加算端子と出力端子との間には、抵抗R5
が接続され、バッテリBの出力電圧Vd を供給する電源
ラインとコンパレータ11の出力端子との間には、抵抗
R6 、発光ダイオードLDの直列回路と、リレーRとが
並列接続されている。なお、リレーRのリレー接点Rb
は、前述のとおり、上昇用のスイッチSW1aと直列に接
続されている(図1)。
【0015】昇降モータM1 、走行モータM2 は、それ
ぞれ制御回路M1a、M2aを介し、バッテリBによって給
電されている。そこで、リレーRが作動していないと
き、昇降モータM1 は、上昇用、下降用のスイッチSW
1a、SW1bを介してホイスト32の上昇方向、下降方向
に駆動操作することができ、ホイスト32を介して被介
護者Pを吊り上げ、吊り下げることができる。また、走
行モータM2 は、右行用、左行用のスイッチSW2a、S
W2bを介して走行台車31を右行させ、左行させるよう
に駆動操作することができる。
【0016】一方、コンパレータ11は、V<Vo を検
出すると、発光ダイオードLDを点灯させるとともに、
リレーRを作動させる。ここで、入力電圧Vは、バッテ
リBの出力電圧Vd に比例するから、コンパレータ11
は、バッテリBの出力電圧Vd が所定レベル以下に低下
したことを検出し、発光ダイオードLDを介してその旨
を外部に表示するとともに、リレーRを作動させて昇降
モータM1 の上昇動作を禁止することができる。リレー
Rが作動すると、常閉形のリレー接点Rb が開き、上昇
用のスイッチSW1aが無効となるからである。
【0017】ただし、リレーRが作動しても、下降用の
スイッチSW1b、右行用、左行用のスイッチSW2a、S
W2bは、依然として有効であり、昇降モータM1 による
吊下げ動作、走行モータM2 による右行、左行動作は、
支障なく実施することができる。そこで、コンパレータ
11、リレーRが作動したら、吊上げ中の被介護者Pを
降ろし、走行台車31を特定場所にまで移動して、バッ
テリBを再充電すればよい。
【0018】なお、コンパレータ11は、V<Vo を検
出すると、出力端子の電圧レベルが低くなり、抵抗R5
を介し、出力端子の電圧レベルを一層低下させるように
作動する。すなわち、コンパレータ11は、一種の自己
保持作用を有し、したがって、リレーRが不用意にハン
チングしたりするおそれがない。
【0019】以上の説明において、コンパレータ11の
作動を表示する発光ダイオードLDは、液晶ディスプレ
イのような他の任意の表示器に代えてもよい。また、リ
レーRは、昇降モータM1 の上昇動作を禁止することが
できる限り、無接点形の論理回路素子として、制御回路
M1aに一体に組み込んでもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンパレータとリレーとを組み合わせることによっ
て、コンパレータは、バッテリが所定レベル以下にまで
消耗すると、それを検出し、リレーを介して昇降モータ
の上昇動作を禁止することができるから、走行台車が不
用意に移動不能となったり、搬送中の被介護者を降ろせ
なくなったりするおそれがなく、被介護者を常に安全に
搬送することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体ブロック系統図
【図2】 電気回路図
【図3】 全体構成説明図
【符号の説明】
M1 …昇降モータ M2 …走行モータ B…バッテリ R…リレー Vd …出力電圧 10…電源監視制御装置 11…コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 361 H04Q 9/00 361 // G05B 9/02 G05B 9/02 K (72)発明者 西田 昌喜 石川県金沢市古府3丁目12番地 北菱電興 株式会社内 Fターム(参考) 3F204 AA02 CA05 FA02 FB06 FC01 FC03 FC08 FD02 4C040 AA08 HH01 JJ02 JJ07 5H209 AA09 AA20 DD13 GG13 HH02 HH04 5H410 CC02 DD02 DD05 DD06 FF03 FF22 FF28 LL04 LL18 5K048 AA06 BA01 BA41 EB02 EB06 FB07 FB10 HA11 HA34 HA36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降モータ、走行モータに給電するバッ
    テリの出力電圧の低下を検出するコンパレータと、該コ
    ンパレータの出力によって作動し、昇降モータの上昇動
    作を禁止するリレーとを備えてなる介護用ホイスト装置
    の電源監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記コンパレータの出力側に表示器を付
    設することを特徴とする請求項1記載の介護用ホイスト
    装置の電源監視制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222401A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 古河ユニック株式会社 移動式クレーンの作動制御装置

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JPS61135335A (ja) * 1984-12-04 1986-06-23 株式会社椿本チエイン 無人運搬車内蔵バツテリの残存容量自動監視方法
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