JP2000308736A - パチンコ装置 - Google Patents
パチンコ装置Info
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Abstract
るパチンコ装置を提供する。 【解決手段】パチンコ装置の遊技盤2に、3桁表示の変
動表示部21を設ける。当たり状態となった後は、これ
以後ほぼ連続的に当たり状態が発生する繰り返し数の候
補値を決定し、その値の可否を遊技者に決めさせる。遊
技者が「可」を選択した場合には、候補値を繰り返し数
に決定し、遊技者が「否」を選択した場合は、候補値を
他の値に変更し、その値に決定する。
Description
特定の入賞部への入賞によって始動する変動表示部を備
え、該変動表示部がある特定の状態(例えば、”77
7”)になると、急激に入賞率の高まるような機構を備
えたパチンコ装置に関する。
的娯楽として定着している。特に、一般庶民の間では、
身近な娯楽として広く愛され、その遊技者層は、老若男
女をとわず広範囲に渡っている。
図9を用いて説明する。図10に示したのは、いわゆ
る”デジパチ(デジタル式パチンコ)”と呼ばれ、現在
主流となっているタイプの一つである。
該遊技盤2内にパチンコ玉を送り出す発射装置3と、パ
チンコ玉を溜めておく貯留部4と、から主に構成されて
いる。
き機構(図示せず)とにより構成されている。この発射
装置3は、遊技者が発射ダイヤル30を所望の角度だけ
回転させると、その回転角度に応じた強さで、貯留部4
に置かれている玉を、一つずつ、自動的に、発射してゆ
くものである。
の盤内には、下側から左上にかけて、発射装置3によっ
て発射された玉を導くためのガイドレール20a,20
bが設けられている。該ガイドレール20a,bよりも
右側の領域が、パチンコ玉による実質的な遊技が行われ
る部分である(以下”遊技部”という)。該遊技部の各
所には、パチンコ玉の入る入賞孔を備えた、通常入賞部
220、変動入賞部221、始動入賞部222、特別変
動入賞部223が設けられている(以下、これらを総称
して”入賞部22”と呼ぶ)。上方から落下してきたパ
チンコ玉が、いずれかの入賞部22の入賞孔に入ると、
おのおのの入賞部22について予め定められた個数のパ
チンコ玉が、貯留部4に払い出される。なお、遊技盤の
背面側には、入賞孔と連通した入賞玉回収機構が設けら
れている。入賞したパチンコ玉の回収は、これによって
行われている。
とともに、その表示絵柄が適宜変更される変動表示部2
1が設置されている。該変動表示部21の絵柄の表示状
態に応じて、特別変動入賞部223の入賞のしやすさが
変化するようになっている。
に干渉するための障害釘23や風車24が、各所に配置
されている。これらの傾き具合等は、調整することがで
きる。これによって、各入賞部への入賞の確率を各パチ
ンコ装置毎に調整することができる。
が設けられている。いずれの入賞部22にも入賞するこ
とのなかったパチンコ玉は、すべてここに入るようにな
っている。そして、アウト玉入り口25に入ったパチン
コ玉は、図示していないアウト玉回収機構によって回収
される。
チンコ玉管理システムが設けられている。アウト玉回収
機構や入賞玉回収機構によって回収されたパチンコ玉
は、一旦、該パチンコ玉管理システムに戻され、その
後、再び、貯留部4への払い出しや、玉の貸し出しに用
いられる。
41、賞品玉排出口42、予備玉皿43からなる。発射
玉皿41は、発射装置3に供給する玉を溜めておく部分
である。入賞した場合の賞品玉の払出は、賞品玉排出口
40を通じて、該発射玉皿41に行われる。入賞が多
く、該発射玉皿41が一杯になったときには、玉の払出
経路が自動的に変わり、賞品玉の払出は、賞品玉排出口
42から予備玉皿43へ行われるようになっている。
飾ランプが設けられている。これらは、発射装置3から
パチンコ玉を発射している時、パチンコ玉が入賞した時
などに作動し、遊技の雰囲気を盛り上げる。
する。
し機から購入し、貯留部4の発射玉皿41に投入する。
そして、発射ダイヤル30を所望の角度だけ回転させる
と、玉弾き機構31によって自動的にパチンコ玉が発射
されてゆく。発射されたパチンコ玉は、ガイドレール2
0aとガイドレール20bとの間を通って上昇し、遊技
盤2の遊技部の上部に達する。そして、ここから自由落
下を始める。この落下途中、パチンコ玉は、障害釘23
等にぶつかって、進路を不規則に変えてゆく。途中、入
賞部22に入賞すると、上述した規則に従って、賞品パ
チンコ玉が貯留部4の発射玉皿41あるいは予備玉皿4
3に払いだされる。一方、入賞しなかったパチンコ玉
は、アウト玉入り口25を通じて回収される。
ついての説明を終わる。
多くのパチンコ玉を獲得できるかということを目的とし
て遊技を楽しむことになる。そして、これは、実質的に
は、大当たり状態とすることができるか否かに掛かって
いる。そのために、遊技者は、個々のパチンコ装置毎に
障害釘23等が始動入賞部22に入賞しやすい状態にな
っているか否かを見極め、また、障害釘23の状態にあ
わせてパチンコ玉の発射の強さを調整することによっ
て、自らの技量を発揮することになる。また、パチンコ
関連の雑誌等から各種の情報(例えば、大当たり状態の
内容等)を収集することによって、より大量のパチンコ
玉を獲得可能な機種を知り、そのような機種を選んで遊
技を行っていた。
広く受け入れられた理由の一つは、その遊び方が、基本
的に、パチンコ玉をはじいて、遊技盤2の入賞部22に
入れるという、極めて単純で判り易い点が挙げられる。
このように遊び方が単純でわかりやすいという点こそ
が、広くに受け入れられた理由ではあるものの、逆に、
遊技者が飽きやすいという問題点があった。
理由は、そのギャンブル性にある。パチンコ店には各種
の景品が用意されており、遊技者は、獲得した玉を、そ
の数に応じていずれかの景品と交換することができる。
パチンコ店の付近には、通常、該景品を現金に引き換え
る交換所が設けられており、パチンコは、実質的には、
現金を目的としたギャンブルとなっていた。
きられないように、各社が知恵を絞って、上記基本構成
そのものは同じではあるものの様々なタイプのパチンコ
装置を開発してきた。ところが、上述したギャンブル性
により、遊技者の興味は、入賞率や、獲得可能な玉数
(金額)に集中しがちであるため、新機種の開発におい
ては、いきおいギャンブル性を高めることのみに偏りが
ちであった。上述した、”デジパチ”タイプのパチンコ
装置も、このような観点から開発されてきたものである
(注:デジタル式パチンコが、登場するまでのパチンコ
装置は、入賞部として、上述の通常入賞部220、変動
入賞部221のみを備えた、より単純なものであっ
た)。
楽”との観点から見た場合には、ギャンブル性を高め
て、射幸心をあまりに煽ることには問題がある。そのた
め、大当たり状態となる確率を制限することが行われる
場合がある。例えば、現在、日本国内においては、大当
たり状態となる確率が230分の1以下に規制されてい
る。しかし、現在出回っているパチンコ装置では、大当
たりとなる確率が、既に該規制値ぎりぎりにまで達して
おり、ギャンブル性の追及は、行き着くところまで行っ
た感があった。
ンコ装置は、ギャンブル性は高められているものの、変
動表示部21の停止時の表示絵柄は、あくまでも、パチ
ンコ装置の側が一方的に決定するものであった。そのた
め、遊技者は、単調に玉をはじきながら、自らの遊技状
態を第三者的な感覚で眺めてしまうような場合もあり、
これが、遊技者が飽きやすい原因の一つにもなってい
た。
登場して以来、パチンコ装置のデザインは、遊技盤2の
模様や各入賞部22の配置等が多少異なるのみで、総じ
て画一的なものとなっている。例えば、遊技盤2の中央
に3桁表示のデジタル式の変動表示部21を設けるとい
う点は、ほぼすべての機種において共通の構成となって
いる。遊技盤2や変動表示部21等のデザインは、遊技
者を引き付けるための大きな要素であるため、外見上、
遊技者に強くアピールする特徴点がなく、デザイン的に
他社との差別化が十分に図られていないということは、
パチンコ装置の製造業者にとって大きな問題であった。
また、遊技者にとっても、所望の機種を探し出すことが
困難であるという問題もあった。
コ業界においては、これまでとは異なる新たな観点から
の新機種開発が求められていた。本願発明者は、このよ
うな問題点を考慮しつつ、パチンコ装置の将来進むべき
方向を様々な角度から検討した結果、遊技者が遊技に参
加意識を抱くことができるようにすれば、ギャンブル性
に頼らずとも、遊技者を十分楽しませることができるこ
とを発見した。すなわち、遊技者が参加意識を抱いて遊
ぶことができるようなパチンコ装置こそが、今後のパチ
ンコ装置のあるべき姿であるとの結論に達した。また、
その一方で、健全なギャンブルとしてのパチンコのある
べき姿を踏まえると、遊技者の過度のプロ化を防ぐため
に、遊技者の技量によってその成果にあまりに差が出す
ぎないようなパチンコ装置とすることが必要であるとの
結論に達した。さらに、従来の延長上にない、より斬新
なデザインを提案することが必要との結論に達した。本
発明は、このような観点からなされたものである。
遊ぶことのできるパチンコ装置を提供することを目的と
する。
を与え得る(あるいは、影響を与えているような感覚を
生じさせ得る)ようにすることで、実質的にはギャンブ
ル性を高めることなく、遊技者が、従来にない参加意識
を抱いて遊ぶことのできるパチンコ装置を提供すること
を目的とする。
ンのパチンコ装置を提供することを目的とするものであ
る。
するためになされたもので、パチンコ玉の入賞を受け付
ける始動入賞部と、パチンコ玉の入賞しやすさを変更可
能に構成された特別変動入賞部と、予め用意された複数
種類の絵柄を備え、表示絵柄が変動し該変動に伴って上
記絵柄のうちのいずれかが順次表示される表示領域を備
え、上記始動入賞部へのパチンコ玉の入賞を契機として
上記絵柄の変動が開始され、ある不特定な量だけ変動し
た後、変動が停止される変動表示部と、上記始動入賞部
へのパチンコ玉の入賞があった場合に、上記特別変動入
賞部への入賞のしやすさと一定の対応関係を有する当た
り状態を決定する当たり決定手段と、上記始動入賞部へ
の最初の入賞(以下”初期入賞”という)に対して、上
記当たり決定手段が当たりとすることを決定した場合、
該初期入賞から予め定められた制限時間内に上記当たり
決定手段に当たりを発生させようとする回数(以下”繰
返し数”という)の候補(以下、”候補値”という)を
決定する候補決定手段と、遊技者による、上記候補値の
可否の選択を受け付ける指示手段と、上記選択に従っ
て、上記候補値のうちのいずれかを繰返し数として設定
する決定手段と、上記当たり決定手段が当たりとするこ
とを決定した場合には、上記特別変動入賞部の入賞のし
やすさを変更させる制御手段と、を備え、上記当たり決
定手段は、上記繰返し数を用いて決定されるあるタイミ
ングにおいて強制的に当たりとすることを決定するもの
であること、を特徴とするパチンコ装置が提供される。
に備え、上記決定手段は、上記表示画面に表示された候
補値に対する遊技者による選択が”否”であった場合に
は、上記候補値表示部に表示させる候補値を他の候補値
に変更するものであることが好ましい。
を備え、上記変更が該限度回数に達した場合には、最後
に上記候補値表示部に表示させた候補値を、上記繰返し
数として設定するものであることが好ましい。
ねるものであってもよい。
賞を契機とした絵柄の変動が停止した後に上記候補値を
表示するものであってもよい。
一定期間(Tx)における始動入賞部への入賞回数
(M)を計数する手段をさらに備え、上記当たり決定手
段は、上記制限時間内の上記始動入賞部への入賞につい
て、前回当たりとした後における上記始動入賞部への入
賞回数が、下記数2に基づいて決定される敷居値
(N0)以上となった場合に強制的に当たりとするもの
であることが好ましい。
における上記始動入賞部への最初の入賞を、再び、上記
初期入賞として扱うものであることが好ましい。
決定手段は、始動入賞部への入賞があると、当たり状態
を決定する。この場合、始動入賞部への入賞が初期入賞
(つまり、制限時間経過後最初の始動入賞部への入賞)
であり、かつ、上記当たり決定手段が当たりとすること
を決定した場合には、さらに、候補決定手段が候補値を
決定する。該候補値は候補値表示部に表示される。変動
表示部が候補値表示部を兼ねる場合には、上記変動表示
部は、上記始動入賞部への入賞を契機とした絵柄の変動
が停止した後に該候補値を表示する。この状態におい
て、指示手段が上記候補値の”可”の選択を受け付けた
場合には、決定手段は、その時表示されている候補値を
繰返し数として設定する。一方、”否”であった場合に
は、候補値表示部に表示させる候補値を他の候補値に変
更する。また、該変更が限度回数に達した場合には、決
定手段は、最終的に表示した候補値を繰返し数として設
定する。
り決定手段は、あるタイミング(例えば、上記数2によ
って決定されるタイミング)において、上記当たり状態
を強制的に当たりとする。
たり状態に応じて、特別変動入賞部の入賞のしやすさを
変更させる。
いて説明する。
に示した。
と、該遊技盤2内にパチンコ玉を送り出す発射装置3
と、パチンコ玉を溜めておく貯留部4と、チャンスボタ
ン5と、から主に構成されている。
き機構31(図3参照)とにより構成されている。この
発射装置3は、遊技者が発射ダイヤル30を所望の角度
だけ回転させると、貯留部4に置かれている玉を、一つ
ずつ、その回転角度に応じた強さで、自動的に、発射し
てゆくものである。
遊技盤2には、下側から左上にかけて、発射装置3によ
って発射された玉を導くためのガイドレール20a,2
0bが設けられている。該ガイドレール20bで囲まれ
る領域であって、ガイドレール20aよりも右側の領域
が、パチンコ玉による実質的な遊技が行われる部分であ
る(以下”遊技部”という)。該遊技部の各所には、パ
チンコ玉の入る入賞孔を備えた、通常入賞部220,変
動入賞部221,始動入賞部222,特別変動入賞部2
23が設けられている(以下、これらを総称して”入賞
部22”という)。上方から落下してきたパチンコ玉
が、いずれかの入賞部22の入賞孔に入ると、各入賞部
22ごとに定められた個数のパチンコ玉が、貯留部4に
払い出される。
入賞する毎に、パチンコ玉が所定個数(一般的には、1
0個程度)払い出される。該通常入賞部220は、上側
にほぼパチンコ玉1個分の開口広さを有したポケット状
に構成されている。該通常入賞部220へは、該開口部
からのみ入賞することができる。この開口広さは固定的
なものであり、入賞のしやすさが変化することはない。
なお、該通常入賞部220は、複数個設けられている。
と、入賞しやすい状態と、の二つの異なる形態をとるこ
とができ、適宜その状態が遷移する。図1中、左側の変
動入賞部221(1)が入賞しにくい状態となってい
る。この状態での入賞のしやすさは、上記通常入賞部2
20とほぼ等しいものとされている。一方、右側の変動
入賞部221(r)が、入賞しやすい状態となってい
る。この状態では、変動入賞部221の左右壁部が、そ
の下端部に設けられた軸を中心として回動して外側に開
き、”翼”を開いたような状態となっている。そして、
この”翼”上に到達したパチンコ玉は、該翼によって、
変動入賞部221内に設置されている入賞孔に導かれ
る。つまり、該翼の長さ分だけ、入賞しやすくなってい
る。本実施の形態においては、該形態の変更を、パチン
コ玉が一つ入賞する毎に行っている。該形態の変更は、
入賞したパチンコ玉から受ける力によって、機械的にな
されるものである。なお、パチンコ玉が、1個入賞する
毎に、所定個数のパチンコ玉が払い出される点は、通常
入賞部220と同様である。
21の始動スイッチとしての機能を備えており、該始動
入賞部222にパチンコ玉が入賞すると、これを契機と
して変動表示部21が始動される。これ以外の基本的な
構成は、上記通常入賞部220と同様である。本実施の
形態においては、該始動入賞部222を、遊技部の中段
左右に一つずつ設けている。
中央やや下側に設置されている。特別変動入賞部223
は、パチンコ玉を受け入れるための開口部2232(図
2参照)が、他の入賞部に較べて非常に大きく構成され
ている。また、該特別変動入賞部223は、開口部22
32を閉じるための、開閉可能な蓋2231を備えてい
る。該蓋2231は、図2に示すとおり、その下端部を
軸2233によって回動可能な状態で支えられている。
開いた状態における該蓋2231は遊技盤2の盤面より
も前側に突出した状態となるため、パチンコ玉を捕捉
し、開口部2232に取り込むように作用する。一方、
閉じられた状態における該蓋2231は、遊技盤2の盤
面とほぼ同じ高さとなって、遊技盤2の盤面上を落下し
てくるパチンコ玉に影響を与えることはない。該図中、
蓋2231を閉じた状態を点線で示した。該特別変動入
賞部223は、通常、蓋2231が閉じられており、パ
チンコ玉は、該変動入賞部2223の位置に到達しても
入賞することはできない。しかし、一旦、蓋2231が
開くと、開口部2232が大きいだけに、極めて入賞率
の高い状態となる。該特別変動入賞部223は、後述す
る当たりの場合だけ、予め定められたタイミング、期
間、回数だけ開くようになっている。なお、後述すると
おり、本実施の形態においては、当たり状態を2段階
(当たり、はずれ)に分けて設定している。
て決定された期間が経過する以前であっても、あらかじ
め定められた個数分だけの入賞があった場合には、閉じ
るようになっている。
の入賞孔と連通した入賞玉回収機構が設けられており、
入賞したパチンコ玉の回収は、これによって行われてい
る。
置されている。変動表示部21は、液晶表示板を用いて
構成され、その表示画面上には、絵柄が1つだけ表示さ
れる絵柄表示領域(表示窓)210a,210b,21
0c(以下、絵柄表示領域210a,210b,210
cを総称して、”絵柄表示領域210”という)が、画
像によって設けられている。そして、各表示領域210
には、予め用意された複数の絵柄(本実施の形態におい
ては、1〜9の数字)のうちのいずれかが、適宜、変動
表示されるようになっている。該絵柄の変動は、スロッ
トマシンのごとく、絵柄が上下方向に滑らかに移動する
ようにして行われる。該絵柄の変更は、視覚上、3つの
表示領域に対して同時に行うことも、1つの表示領域の
みに対して行う(注:この場合、残りの二つの表示領域
に表示されている絵柄は静止状態を保つ)ことも可能な
構成となっている。絵柄の変動は、始動入賞部222へ
の入賞を契機として開始され、不特定量だけ移動後に停
止される。変動表示部21の駆動は、変動表示部駆動部
2100(図3参照)によってなされている。
玉の動きを妨げるための障害釘23や風車24が、各所
に配置されている。特に、本実施の形態においては、変
動表示部21が遊技部の下側に配置しているため、従
来、障害釘等を配置できなかった遊技部中央部分(注:
従来、この部分には、変動表示部が配置されており障害
釘を設けることは、困難であった)にまでこれらを配置
することができる。従って、障害釘の配置を、より変化
に富んだ動きをパチンコ玉に与えることのできるような
ものとすることができている。図1に示した障害釘の配
置は、単なる一例であって、その具体的な配置はこれに
限定されないことは言うまでもない。
が設けられており、いずれの入賞部22にも入賞するこ
とのなかったパチンコ玉は、すべてここに入るようにな
っている。そして、アウト玉入り口25に入ったパチン
コ玉は、図示していないアウト玉回収機構によって回収
される。なお、アウト玉回収機構や入賞玉回収機構によ
って回収されたパチンコ玉は、一旦、店全体規模で設け
られているパチンコ玉管理システムに戻された後、再
び、貯留部4への払い出しや玉の貸し出しに用いられ
る。
41、賞品玉排出口42、予備玉皿43等を含んで構成
される。発射玉皿41は、発射装置3に供給する玉を溜
めておく部分である。入賞した場合のパチンコ玉に払い
出しは、賞品玉排出口40を通じて、該発射玉皿41に
行われる。入賞が多く、該発射玉皿41が一杯になった
ときには、パチンコ玉の払出経路が自動的に変わり、払
出は、賞品玉排出口42を通じて予備玉皿43へ行われ
るようになっている。
するアラーム、装飾ランプが設けられている。これら
は、発射装置3からパチンコ玉を発射しているときや、
パチンコ玉が入賞したときなどに作動し、遊技の雰囲気
を盛り上げるためのものである。
を繰返し実行する回数(繰返し数)の再決定を求める指
示を、遊技者が入力するためのものである。該当たり処
理、繰返し数の意味については後述する。本実施の形態
では、該チャンスボタン5をマイクロスイッチを含んで
構成している。該チャンスボタン5は、操作を受ける度
ごとに、操作されたことを示す信号を制御部6へ出力す
るように構成されている。
図3を用いて説明する。
度検出センサ32と、入賞検出センサ70と、絵柄検出
センサ71と、変動表示部21を駆動する変動表示部駆
動部2100と、特別変動入賞部23を開閉させる特別
変動入賞部駆動部2230と、パチンコ玉を払い出すた
めの払出機構80と、装飾用のライトや効果音を発する
装飾部26を制御するための装飾制御部2600と、チ
ャンスボタン5と、パチンコ装置全体を統括制御する制
御部6と、を含んで構成されている。
ヤル30の回転角度を検出するためのものである。該セ
ンサ32の検出結果は制御部6に出力されて、パチンコ
玉を弾く強さが決定されている。該決定された強さは、
制御部6から玉弾き機構31に出力され、玉弾き機構3
1はこれに従って、パチンコ玉を弾いている。
のパチンコ玉の入賞を検知して、制御部6に知らせるた
めのものである。該入賞検出センサ70は、個々の入賞
部220,221,222,223毎に設けられ、制御
部6への入力も独立的に行われている。そのため、制御
部6は、いずれの入賞部(220,221,222,2
23)における入賞であるかを判別することができる。
りである。
のものである。本実施の形態の制御部6は、当たり状
態の決定(つまり、当たり処理を行うか否か)の判定、
当たり処理を繰り返す回数(以下”繰返し数”とい
う)の決定、当たり状態にあわせた表示絵柄の決定、
当たり処理およびはずれ処理の実行、等を行う機能を
備えている。本実施の形態においては該制御部6を、マ
イクロコンピュータ、メモリ等の電気的回路と、該メモ
リに格納されている各種のプログラムとを含んで構成し
ている。制御部6の機能ブロックの一部を図4に、ま
た、制御部6がメモリ中に備えている各種データの一例
を図5に示した。但し、図4に示したのは、始動入賞部
222への入賞があった場合の処理に関係する部分のう
ちの一部であり、他の処理に関連する機能部分について
は省略した。
当たり決定手段60が行う。当たり決定手段60は、1
〜230の数値を循環してカウントするカウンタ機能を
備えている。そして、該カウンタを停止させたときの値
が1であれば、当たり、2〜229であれば、はずれと
している。
61が行っている。該繰返し数決定手段61は、1〜9
の数値を循環してカウントするカウンタ機能を備えてい
る。そして、該カウンタを停止させたときの値を、繰返
し数の候補値として記憶する。繰返し数決定手段61
は、該候補値決定の処理を2回繰り返し、1回目の値を
r1として、また、2回目の値をr2としている。繰返
し数としていずれを用いるかは、遊技者からの指示(チ
ャンスボタン5の操作状態)によって決まる。なお、該
繰返し数決定手段61は、繰返し数の決定に伴った絵柄
の表示処理なども行わせる機能を備えている。
が行っている。絵柄決定手段62は、1〜727の数値
を循環的にカウントするカウンタ機能を備えている。そ
して、当たり決定手段60がはずれとすることを、決定
した場合には、該カウンタを停止させ、絵柄テーブルP
T1(図5参照)においてその時の値に対し対応づけら
れている絵柄を、表示絵柄とすることを決定する。な
お、当たり決定手段60が、あたりとすることを決定し
た場合には、絵柄テーブルPT2(図5参照)に格納さ
れている当たり絵柄”777”を表示することを決定す
る。
ずれ処理手段63が行っている。1回の当たり処理は、
特別変動入賞部223を所定時間、所定回数だけ(本実
施の形態では、10秒間ずつ16回)開かせる処理であ
る。該時間、回数に関する情報は、当たり/はずれ処理
手段63が予め備えている。当たり/はずれ処理手段6
3は、当たり処理などにともなった絵柄の表示処理など
を行わせる機能も備えている。
時間を計時するためのものである。TLタイマ64は、
後述する30分という制限時間を計時するためのもので
ある。TAタイマ65の役割は、動作説明において行
う。
は、繰返し数Rの候補値である。T iは、過去一定期間
Tx(本実施の形態では、10分間)における、始動入
賞部222への入賞(時間)間隔の平均である。T
pは、1800秒を繰返し数Rで割った値(つまり、3
0分間に等間隔でR回の当たり処理を行う場合におけ
る、当たり処理と当たり処理との時間間隔)である。敷
居値N0は、TpをTiで割った値である。敷居値N0
を、より直接的に定義すれば、下記数3のとおりとな
る。
に1回の割合で、強制的に当たり状態とすれば、30分
の間にほぼ等間隔でR回の当たり状態を作り出すことが
できる。
絵柄の表示情報を格納したものである。該テーブル上、
該絵柄の表示情報PT11は、絵柄決定手段62の備え
るカウンタのカウンタ値PT10と対応づけて格納され
ている。
77”の表示情報を格納したものである。
る際に変動表示部21に表示させる絵柄の表示情報PT
31を、繰返し数決定手段61の備えるカウンタのカウ
ンタ値PT30と対応づけて格納したものである。
は、後ほど動作説明において述べる。
特別変動入賞部駆動部2230、払出機構80、装飾制
御部2600は、制御部6からの指示に従って動作して
いる。
表示部”とは、本実施の形態における変動表示部21お
よび変動表示部駆動部2100等に相当するものであ
る。”当たり決定手段”とは、制御部6(特に、当たり
決定手段60)に相当するものである。”制限時間”と
は、本実施の形態においては、上述の30分(1800
秒)に相当するものである。”候補値”とは、本実施の
形態におけるr1,r2に相当するものである。”指示
手段”とは、チャンスボタン5を含んで構成されるもの
である。”繰返し数表示部””候補値表示部”とは、本
実施の形態においては、変動表示部21(特に、表示領
域210b)に該当するものである。”決定手段”と
は、制御部6(特に、繰返し数決定手段61)に相当す
るものである。”制御手段”とは、制御部6(特に、絵
柄決定手段62、当たり/はずれ処理手段63)に相当
するものである。”限度回数”は、本実施の形態では1
回に設定されている場合に相当する。ただし、係る対応
関係は厳密なものではない。全体として上記機能が実現
されていれば、その役割分担はなんら限定されるもので
はない。
を、図6のフローチャートを用いて説明する。
の出力状態を確認することによって入賞の有無を監視し
ている(ステップ600)。入賞がなければ、TLタイ
マ64のカウント値が1800秒を越えているか否かを
判断する(ステップ601)。越えていなければ、その
ままステップ600に戻る。逆に、越えていれば、変数
Kに0を代入し(ステップ602)、その後、ステップ
600に戻る。なお、変数Kは、ステップ607乃至ス
テップ619の処理と、ステップ620乃至ステップ6
25の処理とのうちのいずれを行うかを判断するために
用いられるものである。
合には、その入賞のあった入賞部の種類を判定して(ス
テップ603)、その種類に応じた処理を行わせる。
21、特別変動入賞部223ヘの入賞であった場合に
は、制御部6は、装飾制御部2600に対して効果音等
を発生させるように指示を出す。また、払出機構80に
対しては、入賞の種類ごとに予め定められている個数の
パチンコ玉を払い出すように指示を出す(ステップ60
4)。これに応じて、装飾制御部2600は装飾部26
に効果音を発生させるなどする。また、払出機構80
は、貯留部4の発射玉皿41あるいは予備玉皿43にパ
チンコ玉を払いだす。なお、払出機構80は、制御部6
からの該指示の回数を記憶するメモリを備えており、入
賞が連続してあった場合に対応することができる。
同様に、制御部6は、効果音等の発生指示を出すととも
に、パチンコ玉の払い出し指示を出力する(ステップ6
05)。
を判定し(ステップ606)、その結果に応じて異なる
処理を行う。K=0であった場合には、ステップ607
乃至ステップ620の処理を行う。すなわち、当たり決
定手段60が、当たり状態を決定し(ステップ60
7)、はずれであった場合には、絵柄決定手段62は、
変動表示部21に表示させるはずれの絵柄を絵柄テーブ
ルPT1を用いて決定する。この後、当たり/はずれ処
理手段63は、変動表示部駆動部2100を介して、変
動表示部21の表示の変動を開始させ、不特定なある量
だけ変動させた後絵柄決定手段62が決定した絵柄を表
示させる(ステップ608)。この後は、ステップ60
0に戻る。
とが決定された場合には、繰返し数決定手段61はr
1,r2を決定し、メモリ中に記憶する(ステップ60
9)。なお、これ以後の説明においては、該ステップ6
09において、r1=3、r2=5が決定されたものと
して説明を行う。繰返し数決定手段61は、変動表示部
駆動部2100を介して、変動表示部21の表示の変動
を開始させ、不特定なある量だけ変動させた後、絵柄テ
ーブルPT2に記憶されている当たりの絵柄”777”
を、変動表示部21に表示させる(ステップ610、図
8(a)参照)。さらに、この後、絵柄決定手段62
は、絵柄テーブルPT3においてr1に対応づけられて
いる絵柄を読みだす。すると、繰返し数決定手段61
は、変動表示部駆動部2100を介して、変動表示部2
1の表示領域210bの表示の変動を開始させ、不特定
なある量だけ変動させた後、絵柄決定手段62が決定し
た絵柄を表示させる(ステップ610)。上述したとお
りここでは、r1=3であったものと仮定しているか
ら、変動表示部21の絵柄は、図8(b)のごとく、”
737”とされる。
間内にチャンスボタン5からの入力があるか否かを監視
する(ステップ612)。チャンスボタン5からの入力
があれば、再び、表示領域210bの変動を開始させ
て、r2に対応づけられている絵柄を表示させる。ここ
では、r2=5であると仮定しているから、変動表示部
21の絵柄は、”757”とされる(図8(c)参
照)。この後、繰返し数決定手段61は、r2の値(こ
こでは、5)を、繰返し数Rとして設定する(ステップ
614)。
5の入力がなかった場合(言い替えれば、チャンスボタ
ン5を操作しないことによる消極的な選択があった場
合)は、該候補値r1を承認した(”可”とする選択が
行われた)ものとみなし、繰返し数決定手段61は、r
1の値(ここでは、3)を、繰返し数Rとして設定する
(ステップ615)。
には、チャンスボタン5を操作することによって(言い
替えれば、チャンスボタン5を操作しないことによる積
極的な選択があった場合)、繰返し数をr2に変更する
ことができる。これは、厳密には、繰返し回数の再決定
を行っているわけではない(r2は既に決まっている)
が、遊技者からは、チャンスボタン5を操作することに
よって、繰返し回数の再決定を行っているように見え、
また、それと同等の意味合いを持つ。
後、当たり/はずれ処理手段63は、Tp(=制限時間
/R)を求める(ステップ616)。さらに、該求めた
Tpと、別途求めたTi(注:後ほど図7を用いて説明
する)とを用いて、N0(=Tp/Ti)を算出する
(ステップ617)。Tiは、始動入賞部222への入
賞が生じる時間間隔である。なお、本実施の形態では、
制限時間を1800秒、つまり30分、としているが、
これに限定されるものではない。また、後述するとお
り、本実施の形態では、該Tiをある一定期間Tx(本
実施の形態では10分)毎の平均値として求めている。
一方、Tpは、制限時間(ここでは、1800秒)内に
R回の当たりを等間隔で発生させる場合における、時間
間隔である。従って、前回当たりとした後における始動
入賞部222への入賞回数Nが、敷居値N0回以上とな
った時の入賞時に強制的に当たり状態とするようにすれ
ば、原理的には、制限時間内にR回の当たりを等間隔で
発生させることができるはずである。
当たり処理を行わせる。つまり、特別変動入賞部駆動部
2230を介して、特別変動入賞部駆動部2230に指
令を出力し、特別変動入賞部223の蓋2231を作動
させる。これにより、特別変動入賞部223は、所定時
間、所定回数だけ開かれて、この間の入賞率は飛躍的に
向上することとなる(ステップ618)。当たり処理が
終了した後、TLタイマ64は、カウント値を初期化
(=0)した後、計時を開始する(ステップ619)。
そして、当たり/はずれ処理手段63は、Kに1を代入
し(ステップ620)、ステップ600に戻る。
場合、すなわち、ステップ620においてK=1が設定
されてから、1800秒が経過する以前に始動入賞部2
22に入賞があった場合には、ステップ621に進む。
60は、前回ステップ625において当たり処理を行っ
てからの始動入賞部222への入賞回数NがN0以上に
なったか否かを判定する。その結果、N0よりも小さか
った場合には、当たり決定手段60は、Nに1を加える
(ステップ622)。続いて、当たり/はずれ処理手段
63が、はずれ処理を行う(ステップ623)。該はず
れ処理の内容は、ステップ608と同様である。はずれ
処理の後は、ステップ600に戻る。
N0以上になっていた場合には、当たり決定手段60
は、強制的に当たりとすることを決定する。絵柄決定手
段62は、これに従って変動表示部21に”777”を
表示させる(ステップ624)。この後、当たり/はず
れ処理手段63は、特別変動入賞部223を作動させて
当たり処理を実行させる(ステップ625)。当たり処
理が終了した後は、当たり決定手段60は、Nを初期化
(=0)し、ステップ600に戻る。
制御部6は、該フローチャートに示した処理を実行しつ
づけている。
が、変動表示部21が作動している間に始動入賞222
部への入賞があった場合でも該入賞の事実(回数)は制
御部6内のメモリに保留されて、変動表示部21は作動
が保証されている。他の入賞部22への入賞があった場
合についても、同様にして、玉の払出が保証されてい
る。
いて説明する。
0)する(ステップ700)。また、TAタイマを初期
化(=0)した後、計時を開始する(ステップ70
1)。
したか否かを判定する(ステップ702)。入賞が発生
していれば、変数Mに1を加え(ステップ703)、ス
テップ704に進む。入賞が生じていなければ、そのま
ま、ステップ704に進む。
5による計時を開始してから600秒、すなわち、10
分が経過したか否かを判定する。600秒が経過してい
なければ、再びステップ702に戻り、同様の処理を繰
り返す。600秒が経過していた場合には、Ti(=6
00/M)を求める(ステップ705)。つまり、T i
は始動入賞部222への入賞が発生する時間間隔の10
分間毎の平均値である例えば、Ti=30であれば、3
0秒に1回は、始動入賞部222への入賞が発生してい
ることになる。このようにして求めたTiは、図6のス
テップ617において強制的に当たり状態とする始動入
賞部222への入賞間隔(回数)N0を決定するのに用
いられる。
00に戻り、その時点から10分間におけるTiを新た
にもとめることとなる。
ている間、継続して行われつづけている。
置では、遊技者の参加意識が高まる。例えば、チャンス
ボタン5を操作して繰返し数の再決定を求めた場合に
は、繰返し数(の候補値)r1は、無効とされるため、
かえって損をすることもある。最初に決定された繰返し
数(の候補値)r1が6であったにもかかわらず、改め
て決定された繰返し数R(=r2)が3であるようなこ
ともある。そして、このようなことが、かえって遊技者
を一喜一憂させることとなり、遊技への参加意識をいや
が上でも高める。
たり状態となってから30分以内に、繰返し数R回だ
け、再び当たり状態とすることができる。しかしなが
ら、該R回という回数は、遊技者に対して保証されたも
のではない。特別変動入賞部222への入賞を意識しす
ぎて始動入賞部222への入賞回数が今までより少なく
なると、R回に達することなく30分が経過してしま
う。そして、30分が経過してしまうと、もはや、強制
的にあたり状態とされることはない。つまり、遊技者
に、当たりをR回という可能性を与えてはいるものの、
それを保証してはいない。当たりをR回という可能性を
十分に活かすには、遊技者は、始動入賞部222への入
賞率を低下させてはならない。その一方で、特別変動入
賞部223へも入賞させなければ、その時の当たり状態
を活かしてパチンコ玉を獲得することはできない。従っ
て、遊技者にとっては、始動入賞部222への入賞と、
特別変動入賞部223への入賞とを、いかに高い次元で
バランスさせるかという点において、自らの技量を発揮
させることになる。特に、本実施の形態においては、特
別変動入賞部223と始動入賞部222との設置位置を
左右にずらしているため、ただ漫然とパチンコ玉を発射
しているだけでは、両者をうまくバランスさせることは
できず、チャンスをみすみす逃がしてしまうことにな
る。例えば、繰返し数が6となっているにもかかわら
ず、30分間に4回しか当たり状態を発生させられない
ようなこともありうる。そのため、遊技者は、R回の当
たりが生じる可能性を獲得したあとでも、息を抜くこと
ができない。つまり、常に、参加意識を持って遊技を行
うことになり、遊技者を飽きさせることがない。
発生しうる回数(繰返し数)が示されるため、ある程
度、遊技終了の見極めをつけやすくなる。従って、不用
意に、大金をつぎ込んでしまう恐れもなくなる。これ
は、遊技者の射幸心をある程度抑制することにもなり、
パチンコの健全化という面から見ても好ましいものであ
る。
は、変動表示部21を、従来なかったほど下側位置に配
置している。そのため、パチンコ装置がデザイン上、極
めて斬新なものとなり、外見上、従来機種との明確な差
別化を図ることができた。さらに、変動表示部21を下
側に配置したことによって、遊技部中央付近に障害釘を
自由に配置することができるようになった。そのため、
よりデザインの自由度が高まった。
を設けていたが、制限時間の具体的数値は、これに限定
されるものではない。さらには、制限を設けることな
く、必ずR回の当たり状態を作り出すようにしてもよ
い。この場合には、一定時間ごとに、あるいは、始動入
賞部222への入賞一定回数ごとに、当たり状態となる
ようにしてもよい。また、該制限時間内において、強制
的にあたりとするタイミングの決定方法についても、同
様に、上記実施の形態に示したものには限定されない。
操作に応じて、繰返し数(の候補値)の変更を求めるこ
とができるようにしていた。しかし、このようなことを
することなく単に、決定した繰返し数を表示する構成と
してもよい。この場合には、繰返し数決定手段62は、
繰返し数の候補値を複数決定する必要はない。最初に決
定した値を、そのまま繰返し数Rとして設定すればよ
い。
変更の限度を1回としていた。しかし、該限度(回数)
は、これに限定されるものではなく、さらに多数回の変
更を認めるようにしてもよい。
示領域210bを”繰返し数表示部””候補値表示部”
としていた。しかし、これに限定されるものではなく、
繰返し数(あるいは、候補値)を表示するための表示部
90を別途設けても構わない(図9参照)。この場合、
該表示部90が特許請求の範囲において言う”繰返し数
表示部”、”候補値表示部”に該当する。
ピール力が強い。また、遊技者が参加意識をもって、飽
きることなく、遊ぶことができる。さらに、上級者だけ
でなく初心者も、自らの経験、勘を活かしつつ、楽しく
遊ぶことができる。当たり状態が連続して生じる回数の
目安を示すことで、射幸心をある程度抑制できる。
図である。
る。
タを示す図である。
る。
図である。
部90を独立して設けたパチンコ装置を示す正面図であ
る。
4:貯留部、 5:チャンスボタン、 6:制御部、
20:ガイドレール、 21:変動表示部、22:入賞
部、 23:障害釘、 24:風車、 25:アウト玉
入り口、 26:装飾部、 30:発射ダイヤル、 3
1:玉弾き機構、 32:ダイヤル角度検出センサ、
40:賞品玉排出口、 41:発射玉皿、 42:賞品
玉排出口、 43:予備玉皿、 60:当たり決定手
段、 61:繰返し数決定手段、62:絵柄決定手段、
63:当たり/はずれ処理手段、 64:TLタイ
マ、65:TAタイマ、 70:入賞検出センサ、 8
0:払出機構、 210:回転ドラム、 212:マー
カ、 220:通常入賞部、 221:変動入賞部、
222:始動入賞部、 223:特別変動入賞部、 2
60:ランプ、 2100:変動表示部駆動部、 21
10:表示領域、 2230:特別変動入賞部駆動部、
2231:蓋、 2232:開口部、 2600:装
飾制御部
Claims (7)
- 【請求項1】パチンコ玉の入賞を受け付ける始動入賞部
と、 パチンコ玉の入賞しやすさを変更可能に構成された特別
変動入賞部と、 予め用意された複数種類の絵柄を備え、表示絵柄が変動
し該変動に伴って上記絵柄のうちのいずれかが順次表示
される表示領域を備え、上記始動入賞部へのパチンコ玉
の入賞を契機として上記絵柄の変動が開始され、ある不
特定な量だけ変動した後、変動が停止される変動表示部
と、 上記始動入賞部へのパチンコ玉の入賞があった場合に、
上記特別変動入賞部への入賞のしやすさと一定の対応関
係を有する当たり状態を決定する当たり決定手段と、 上記始動入賞部への最初の入賞(以下”初期入賞”とい
う)に対して、上記当たり決定手段が当たりとすること
を決定した場合、該初期入賞から予め定められた制限時
間内に上記当たり決定手段に当たりを発生させようとす
る回数(以下”繰返し数”という)の候補(以下、”候
補値”という)を決定する候補決定手段と、 遊技者による、上記候補値の可否の選択を受け付ける指
示手段と、 上記選択に従って、上記候補値のうちのいずれかを繰返
し数として設定する決定手段と、 上記当たり決定手段が当たりとすることを決定した場合
には、上記特別変動入賞部の入賞のしやすさを変更させ
る制御手段と、を備え、 上記当たり決定手段は、上記繰返し数を用いて決定され
るあるタイミングにおいて強制的に当たりとすることを
決定するものであること、 を特徴とするパチンコ装置。 - 【請求項2】上記候補値を表示する候補値表示部をさら
に備え、 上記決定手段は、上記候補値表示部に表示された候補値
に対する遊技者による選択が”否”であった場合には、
上記候補値表示部に表示させる候補値を他の候補値に変
更するものであること、 を特徴とする請求項1記載のパチンコ装置。 - 【請求項3】上記決定手段は、予め定められた限度回数
を備え、上記変更が該限度回数に達した場合には、最後
に上記候補値表示部に表示させた候補値を、上記繰返し
数として設定するものであること、 を特徴とする請求項2記載のパチンコ装置。 - 【請求項4】上記変動表示部は、上記候補値表示部を兼
ねるものであること、 を特徴とする請求項2記載のパチンコ装置。 - 【請求項5】上記変動表示部は、上記始動入賞部への入
賞を契機とした絵柄の変動が停止した後に上記候補値を
表示するものであること、 を特徴とする請求項4記載のパチンコ装置。 - 【請求項6】上記当たり決定手段は、過去におけるある
一定期間(Tx)における始動入賞部への入賞回数
(M)を計数する手段をさらに備え、 上記当たり決定手段は、上記制限時間内の上記始動入賞
部への入賞について、前回当たりとした後における上記
始動入賞部への入賞回数が、下記数1に基づいて決定さ
れる敷居値(N0)以上となった場合に強制的に当たり
とするものであること、 【数1】 を特徴とする請求項1記載のパチンコ装置。 - 【請求項7】上記候補決定手段は、上記制限時間経過後
における上記始動入賞部への最初の入賞を、再び、上記
初期入賞として扱うものであること、 を特徴とする請求項1記載のパチンコ装置。
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