JP2000308585A - 洗面化粧台 - Google Patents

洗面化粧台

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JP2000308585A
JP2000308585A JP11178420A JP17842099A JP2000308585A JP 2000308585 A JP2000308585 A JP 2000308585A JP 11178420 A JP11178420 A JP 11178420A JP 17842099 A JP17842099 A JP 17842099A JP 2000308585 A JP2000308585 A JP 2000308585A
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Atsushi Uetake
篤志 植竹
Eiko Masakado
詠子 正角
Tatsuo Ochiai
辰雄 落合
Satoru Yamazawa
悟 山沢
Sachiko Sato
幸子 佐藤
Shuichiro Matsumoto
修一郎 松本
Takeshi Fukumori
健 福森
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子に座ったまま使用できる洗面化粧台に
おいて、使用者の膝や脚だけでなく、車椅子のアームレ
ストについても考慮し、また、手摺りについても考慮
し、更に、使用者の様々な体格に幅広く対応した、使い
勝手の良い洗面化粧台を提供すること。 【解決手段】 洗面化粧台10において、洗面ボール1
3の裏面形状が、車椅子の挿入状態で、車椅子のアーム
レスト、使用者の膝や脚に接触しない形状に設定されて
なるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面化粧台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子に座ったまま使用できる洗
面化粧台として、特開平9-149858号公報に記載の如く、
キャビネットの前面に車椅子が挿入可能な開口部が形成
されるとともに、上面に洗面ボールが設けられ、洗面ボ
ールの奥部を略鉛直方向に突設させて最下部を形成し、
その最下部から手前側に向かって傾斜面で立ち上げて洗
面ボールの裏面を形成し、車椅子に座って使用する使用
者の膝、脚が洗面ボールの裏面に当たることを回避しよ
うとしたものがある。また、この従来技術では、洗面ボ
ールの最下部の高さを床面から565 〜665 mmに設定する
ことにより、車椅子に座って使用する使用者の膝、脚が
洗面ボールの裏面に当たることを一層確実に回避しよう
としている(従来技術1)。
【0003】また、特開平5-111439号公報に記載の如
く、洗面ボールの側縁近傍のカウンタの上面、又は、開
口部側縁近傍の洗面化粧台の前面に手摺りが取り付けら
れ、車椅子に乗ったまま、手摺りを持って車椅子を引き
寄せ、膝を洗面ボールの下部に設けられている開口部に
入れることにより、洗面し易い位置に車椅子を近づける
ことができる。又、車椅子に乗った人が立ち上がって洗
面する時には、洗面ボール側縁近傍のカウンタの上面に
設けられた手摺りがあるから、この手摺りを持って立つ
と、洗面し易い( 従来技術2) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
1には以下の問題点がある。 使用者が車椅子の座面高さを使い易い高さにして使用
する場合、車椅子のアームレスト、使用者の膝や脚が洗
面ボールの裏面に接触し、使用者が洗面動作のために洗
面化粧台に十分に近づくことができない。
【0005】洗面ボールの洗面カウンタからの突出部
分が小さいため、使用者が斜め方向から洗面化粧台に十
分に近づくことができない。
【0006】洗面ボールの最下部の高さを床面から66
5 mmにするときには、洗面カウンタの高さが過度に大き
くなり、座高の低い使用者にあっては、洗面動作時に腕
を高く上げ、肘を張るという相当に不自然な姿勢、動作
を強いられるという不都合がある。
【0007】又、従来技術2には以下の問題点がある。 手摺りが、洗面化粧台の正面から向かって平行に取り
付けられていないので、使用者が車椅子から掴みにく
く、また、膝を洗面ボールの下部に設けられている開口
部に入れるのに手間取る。 使用者が車椅子から立ち上がって洗面するときには、
手摺りを使って立ち上がるが、伝い歩きする上で動線上
に連続して手摺りがないので不安定である。
【0008】本発明の課題は、車椅子に座ったまま使用
できる洗面化粧台において、使用者の膝や脚だけでな
く、車椅子のアームレストについても考慮し、また、手
摺りについても考慮し、更に、使用者の様々な体格に幅
広く対応した、使い勝手の良い洗面化粧台を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、キャビネットの洗面カウンタに洗面ボールが設けら
れ、洗面カウンタの下の前面に車椅子が挿入可能な開口
部が設けられてなる洗面化粧台において、洗面ボールの
裏面形状が、車椅子の挿入状態で、車椅子のアームレス
ト、使用者の膝や脚に接触しない形状に設定されてなる
ようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、キャビネット
の洗面カウンタに洗面ボールが設けられ、洗面カウンタ
の下の前面に車椅子が挿入可能な開口部が設けられてな
る洗面化粧台において、上面から見た洗面ボールの洗面
カウンタからの突出部分の縁が略半円状に設定されてな
るようにしたものである。
【0011】請求項3に記載の本発明は、キャビネット
の洗面カウンタに洗面ボールが設けられ、洗面カウンタ
の下の前面に車椅子が挿入可能な開口部が設けられてな
る洗面化粧台において、洗面ボールが、手前側の浅い部
分と、車椅子の挿入状態で、車椅子のアームレスト、使
用者の膝や脚が接触しない部分から奥側の深くなった部
分とからなるようにしたものである。
【0012】請求項4に記載の本発明は、キャビネット
の洗面カウンタに洗面ボールが設けられ、洗面カウンタ
の下の前面に車椅子が挿入可能な開口部が設けられてな
る洗面化粧台において、洗面ボールの周縁リブが手摺り
形状になされているようにしたものである。
【0013】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記洗面カウ
ンタの高さが65cm〜85cmの範囲内の任意のレベルに設定
可能とされてなるようにしたものである。
【0014】
【作用】請求項1の本発明によれば下記の作用があ
る。 洗面ボールの裏面形状が、車椅子の挿入状態で、車椅
子のアームレスト、使用者の膝や脚に接触しない形状に
設定された。これにより、使用者の身長等の体格、使用
者にとって使い易い座面高さ等の車椅子の各種サイズを
使用条件とするとき、車椅子のアームレスト、使用者の
膝や脚が洗面ボールの裏面に接触することなく、使用者
は快適な洗面動作のために洗面化粧台に十分に近づくこ
とができる。
【0015】請求項2の本発明によれば下記の作用が
ある。 上面から見た洗面ボールの洗面カウンタからの突出部
分の縁を略半円状に設定した。これにより、使用者は車
椅子に座った状態で、洗面化粧台の正面からアプローチ
するだけでなく、洗面化粧台の斜め横方向からアプロー
チしても、車椅子のアームレスト、使用者の膝や脚が洗
面ボールの裏面に接触することのないようにアプローチ
容易となる。また、使用者は車椅子に座った状態で、洗
面ボールに十分に近づくことができる。
【0016】請求項3の本発明によれば下記の作用が
ある。 洗面ボールが手前側の浅い部分と、車椅子の挿入状態
で、車椅子のアームレスト、使用者の膝や脚が接触しな
い部分から奥側の深くなった部分とからなるようにし
た。これにより、車椅子のアームレスト、使用者の膝や
脚が洗面ボールの裏面に接触することなく、使用者は快
適な洗面動作のために洗面化粧台に十分に近づくことが
できる。
【0017】請求項4の本発明によれば下記の作用が
ある。 洗面ボールの周縁リブが手摺り形状になされているの
で、洗面化粧台正面の使い易い位置に手摺り形状に掴ま
って容易に車椅子を引き寄せることができ、また、伝い
歩きの際、洗面ボール全周縁が手摺り形状になっている
ので、安心して手摺り形状に寄り掛かれ、転倒の危険が
少ない。
【0018】請求項5の本発明によれば下記の作用が
ある。 洗面カウンタの高さを65cm〜80cmの範囲内の任意のレ
ベルに設定可能とした。従って、車椅子の使用者の身長
に応じて洗面カウンタの高さを65cm〜例えば75cmの範囲
の任意のレベルに設定することにより、使用者は、車椅
子への自然で自由な着座姿勢で、車椅子のアームレス
ト、使用者の膝や脚を洗面ボールの裏面に接触すること
なく、快適な洗面動作のために洗面化粧台に十分に近づ
くことができる。また、洗面カウンタの高さを例えば80
cmに設定することにより、使用者は、立位で洗面動作で
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は洗面化粧台の
形状を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、図2は
洗面化粧台の膝、アームレスト接触状況を示し、(A)
は側面図、(B)はB-B 線に沿う断面図、(C)はC-C
線に沿う断面図、図3は洗面化粧台の最適形状例を示す
平面図、図4は図3のIV-IV 線に沿う断面図、図5は図
3のV-V 線に沿う断面図、図6は洗面化粧台の使用状態
を示す側面図である。
【0020】洗面化粧台10は、図1、図6に示す如
く、キャビネット11の洗面カウンタ12に丸型洗面ボ
ール13を設け、洗面カウンタ12の下の前面に車椅子
100が挿入可能な開口部14を備える。尚、洗面カウ
ンタ12の上面の任意の位置には水栓(不図示)が設け
られる。また、洗面ボール13はボール切り込み部1
5、ボール最下部16、浅部17、深部18を備え、浅
部17と深部18は水溜り部にも利用でき、洗面ボール
13の中には水を貯めるための栓(不図示)、排水口1
9(排水部20)が設けられる。
【0021】然るに、本発明にあっては、洗面化粧台1
0の構築に際し、洗面ボール13の裏面形状を、開口部
14への車椅子100の挿入状態で、車椅子100のア
ームレスト、使用者の膝や脚に接触しない形状(図6参
照)とするため、表1の実験結果を得た。
【0022】表1は、被験者として身長134.5cm 、150c
m 、160cm 、170cm の高齢者(65才)を用い、車椅子1
00として座面高さがそれぞれ異なり、フットプレート
高さは調整できる複数種類のものを用い、身長と車椅子
100の各種サイズを変更し、使用者が車椅子100へ
の自然で自由な着座姿勢で、車椅子100のアームレス
ト、使用者の膝や脚を洗面ボール13の裏面に接触する
ことなく、快適な洗面動作のために洗面化粧台10に十
分に近づくことができる洗面化粧台10の床面からの高
さ、壁面からの奥行、使用者の膝高さ、膝奥行、腹部あ
き幅(使用者の腹部が洗面カウンタ12の前面に対して
なす間隔)を調査した結果である。尚、実験において、
洗面化粧台10の開口部14は、車椅子の横幅以上であ
れば良く、概ね45cm以上あれば十分である。
【0023】
【表1】
【0024】表1の実験結果より、下記(1) 〜(5) を認
めた。 (1) 洗面カウンタ12の最適高さは車椅子100に着座
する使用者の身長によって異なり、被験者Aについては
65cm、Bについては65cm、Cについては70cm、Dについ
ては75cmとするとき、それぞれ、車椅子100のアーム
レスト、使用者の膝や脚が洗面ボール13の裏面に当た
らずに、使用者は洗面化粧台10に十分に近づいて不自
由をなく洗面動作できる。尚、洗面カウンタ12の高さ
は立位の使用者については80cmとする。従って、本発明
では、洗面化粧台10の設置に際し、洗面カウンタ12
の高さを65cm〜80cmの範囲の任意のレベルに設定できる
こととする。洗面カウンタ12は、選定されたいずれか
のレベルに固定化されても良く、或いは昇降自在の構成
を付帯しても良い。
【0025】(2) 上面から見た洗面ボール13の洗面カ
ウンタからの突出部分の縁を略半円状とする。これによ
り、使用者は車椅子100に座った状態で、洗面化粧台
10の正面からアプローチするだけでなく、洗面化粧台
10の斜め横方向からアプローチしても、車椅子100
のアームレスト、使用者の膝や脚が洗面ボール13の裏
面に接触することのないようにアプローチ容易となる。
また、使用者は車椅子に座った状態で洗面ボール13に
十分に近づくことができる。即ち、使用者はいちいち正
面を向いてアプローチする必要がない。
【0026】(3) 洗面ボール13の最下部は、いずれの
使用者においても、それらの膝が当たることのないよう
に、壁面から25cm以内(被験者A〜Dの最小膝奥行25.4
cmに基づく)、床面から65cm以上(被験者A〜Dの最大
膝高さ63.5cmに基づく)の位置になければならない。
【0027】尚、被験者B、C、Dの膝が、壁面から例
えば31.4cmの位置で洗面ボール13の下部に接触する領
域を示せば図2(B)に示す如くになる。
【0028】(4) 洗面ボール13の裏面形状は、車椅子
100のアームレストがその裏面に接触することのない
ように設定する必要があり、この点において条件的に最
も厳しい被験者Bが着座した車椅子100のアームレス
トが壁面に対してなす位置(43.0cm)を図2(C)に示
す。本発明では、この図2(C)に示すアームレストの
位置に接触しないように、洗面ボール13の裏面形状を
設定するものとなる。
【0029】洗面化粧台10において、表1の実験結果
に基づく上述(3) 、(4) を考慮したとき、車椅子100
のアームレスト、使用者の膝や脚が洗面ボール13の裏
面に接触する領域は図1(A)、(B)の領域Kにな
る。洗面ボール13の裏面形状がこの領域Kにかからな
いように設定することにより、車椅子のアームレスト、
使用者の膝や脚が洗面ボールの裏面に接触することな
く、使用者が快適な洗面動作のために十分に近づくこと
ができる洗面化粧台10を構築できるものとなる。
【0030】(5) 洗面ボール13の裏面形状を図1に示
した上述の如くに設定するとき、洗面ボール13には、
手前側の浅い部分からなる浅部17を形成するととも
に、車椅子の挿入状態で、車椅子100のアームレス
ト、使用者の膝や脚が接触しない部分から奥側の深くな
った深い部分である深部18とを設けることができるも
のとなる。
【0031】図3〜図5は、本発明により使用者の身長
等の体格、車椅子100の各種サイズ等の使用条件を繰
り返し変更し、最も厳しい使用条件でも車椅子100の
アームレスト、使用者の膝や脚が洗面ボール13の裏面
に接触しないように設定された洗面化粧台10の具体的
形状の一例である。図3の洗面化粧台10によれば、車
椅子100のアームレスト、使用者の膝や脚が洗面ボー
ル13の裏面に接触することなく、使用者は快適な洗面
動作のために洗面化粧台10に十分に近づくことができ
る。尚、図3の洗面化粧台10にあっては、洗面ボール
13の上面から見た形状の縁を略円状として車椅子のア
プローチ性を向上するとともに、洗面ボール13の縁の
幅を4cm として肘を乗せても痛くないようにした。
【0032】(実施例2)図7は洗面ボールの周縁リブ
が手摺り形状になされた洗面化粧台の例を示す平面図、
図8は図7のVI-VI 線に沿う断面図、図9は図7のVII-
VII 線に沿う断面図、図10は手の握りサイズを求めた
計測ポイントを示す模式図、図11は各種手摺り形状を
示す断面図である。
【0033】洗面化粧台10Aは、実施例1における洗
面化粧台と同様であり、キャビネット(不図示)の洗面
カウンタ12Aに略楕円形の洗面ボール13Aを設け、
洗面カウンタの下の前面に車椅子が挿入可能な開口部を
備える。洗面ボールの周縁リブが手摺り形状になされた
手摺り部131Aを備える。なお洗面カウンター12A
の上面には水栓21Aが設けられ、洗面ボール13Aの
中には水を貯めるための栓(不図示)、排水口19Aが
設けられる。また、洗面ボール13Aは浅部17A、深
部18Aを備え、浅部17Aと深部18Aは水溜り部に
も利用できる。ここで、洗面ボール13Aの裏面形状は
実施例1の洗面ボールと同様に開口部への車椅子挿入状
態で、車椅子のアームレスト、使用者の膝や脚に接触し
ない形状となされている。
【0034】然るに、本実施例2にあっては、手摺り部
131Aの形状の構築に際し、使用者( 表1 の高齢者に
同じ) の手指のサイズ(図10参照)を計測し、親指の
先端(A)、親指の第一関節(B)、人指し指の第一関
節(C)、人指し指の第二関節(D)、人指し指の第三
関節(E)、人指し指の先端(F)としたとき、A〜F
間の長さは、中心値131mm 、正規分布の5%値113mm 、正
規分布の95% 値147mmであったので、手摺り部131A
の縦断面最大周長を147mm とした。またC〜D間の長さ
は40mmであり、この値を一定とし、手摺り部131Aの
上面部132の巾を40mmとした。上面部132の巾が40
mmあれば、肘をついても痛くない。ここで上面部132
の巾は35mm〜45mm程度あれば握りやすく、肘をついても
痛くない。また、上述した縦断面最大周長とAB間の長
さより、外周部の垂下したリブ133は35mm〜45mm程度
に設定する。こうすることによって指を掛けやすく力を
入れやすい。
【0035】そして、手摺り部131Aの形状について
は、図11に示すように、(イ)〜(ヘ)の断面形状が
好適である。即ち、(イ)は、手摺り部131Aの上面
132Aは平らで巾が40mmである。外周部のリブ133
Aは垂下し長さは40mmである。そして洗面ボール13A
に繋がる部分134Aはなだらかな曲面を有する。
(ロ)は、外周部のリブ133Bは断面円形状で、洗面
ボール13Aに繋がる部分に凹面の曲面135Aを有
し、指等が引っ掛かり易く、力を入れても指等が痛くな
い形状になされている。(ハ)は、外周部のリブ133
Cが円弧状で洗面ボール13Aに繋がっていて、手で掴
みやすい形状となされている。また、円弧状に面取りさ
れているので、力を入れても痛くないようになされてい
る。(ニ)は(ハ)の変形例で、洗面ボール13Aに繋
がる部分に凹面の曲面135Bを有し、指等が引っ掛か
り易く、力を入れやすい形状になされている。(ホ)は
(ニ)の変形例で、外周部のリブ133Dの円弧状が小
さい。(ヘ)は外周部のリブ133Eが洗面ボール13
A側に傾斜し、指が引っ掛かり易く、力を入れやすい形
状になされている。ここで、上述した凹面の曲面である
指の係止凹部135A,135Bは、上面132から下
に40mm〜50mmのところに設けると、指等が引っ掛かり易
く、力を入れやすいので好ましい。
【0036】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明にあっては、洗面化粧台の壁面に対する配置等にお
いて、車椅子の挿入状態で、車椅子のフットプレート、
使用者の爪先が壁面に接触しないように考慮することも
有用である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車椅子に
座ったまま使用できる洗面化粧台において、使用者の膝
や脚だけでなく、車椅子のアームレストについても考慮
し、また、使用者の様々な体格に幅広く対応した、使い
勝手の良い洗面化粧台を得ることができる。また、洗面
ボールの周縁リブが手摺り形状になされているので、手
摺り形状に掴まって容易に車椅子を引き寄せることがで
き、また、伝い歩きの際、洗面ボール全周縁が手摺り形
状になっているので、安心して手摺り形状に寄り掛か
れ、転倒の危険が少ない。また、別に手摺りを設ける必
要がないので意匠性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は洗面化粧台の適正形状を示し、(A)は
正面図、(B)は側面図である。
【図2】図2は洗面化粧台の膝、アームレスト接触状況
を示し、(A)は側面図、(B)はB-B 線に沿う断面
図、(C)はC-C 線に沿う断面図である。
【図3】図3は洗面化粧台の最適形状例を示す平面図で
ある。
【図4】図4は図3のIV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】図5は図3のV-V 線に沿う断面図である。
【図6】図6は洗面化粧台の使用状態を示す側面図であ
る。
【図7】図7は洗面ボールの周縁リブが手摺り形状にな
された洗面化粧台の例を示す平面図である。
【図8】図8は図7のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図9】図9は図7のVII-VII 線に沿う断面図である。
【図10】図10は手の握りサイズを求めた計測ポイン
トを示す模式図である。
【図11】図11は各種手摺り形状を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10,10A 洗面化粧台 11,11A キャビネット 12,12A 洗面カウンタ 13,13A 洗面ボール 14 開口部 16 ボール最下部 17,17A 浅部 18,18A 深部
フロントページの続き (72)発明者 山沢 悟 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 (72)発明者 佐藤 幸子 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 (72)発明者 松本 修一郎 東京都千代田区内神田2−15−9 積水化 学工業株式会社内 (72)発明者 福森 健 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの洗面カウンタに洗面ボー
    ルが設けられ、洗面カウンタの下の前面に車椅子が挿入
    可能な開口部が設けられてなる洗面化粧台において、 洗面ボールの裏面形状が、車椅子の挿入状態で、車椅子
    のアームレスト、使用者の膝や脚に接触しない形状に設
    定されてなることを特徴とする洗面化粧台。
  2. 【請求項2】 キャビネットの洗面カウンタに洗面ボー
    ルが設けられ、洗面カウンタの下の前面に車椅子が挿入
    可能な開口部が設けられてなる洗面化粧台において、 上面から見た洗面ボールの洗面カウンタからの突出部分
    の縁が略半円状に設定されてなることを特徴とする洗面
    化粧台。
  3. 【請求項3】 キャビネットの洗面カウンタに洗面ボー
    ルが設けられ、洗面カウンタの下の前面に車椅子が挿入
    可能な開口部が設けられてなる洗面化粧台において、 洗面ボールが、手前側の浅い部分と、車椅子の挿入状態
    で、車椅子のアームレスト、使用者の膝や脚が接触しな
    い部分から奥側の深くなった部分とからなることを特徴
    とする洗面化粧台。
  4. 【請求項4】 キャビネットの洗面カウンタに洗面ボー
    ルが設けられ、洗面カウンタの下の前面に車椅子が挿入
    可能な開口部が設けられてなる洗面化粧台において、 洗面ボールの周縁リブが手摺り形状になされていること
    を特徴とする洗面化粧台。
  5. 【請求項5】 前記洗面カウンタの高さが65cm〜85cmの
    範囲内の任意のレベルに設定可能とされてなる請求項1
    〜4のいずれかに記載の洗面化粧台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007211418A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Seiichi Mori 手摺り及びその設置構造
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