JP2000308403A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2000308403A
JP2000308403A JP11121790A JP12179099A JP2000308403A JP 2000308403 A JP2000308403 A JP 2000308403A JP 11121790 A JP11121790 A JP 11121790A JP 12179099 A JP12179099 A JP 12179099A JP 2000308403 A JP2000308403 A JP 2000308403A
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JP
Japan
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auxiliary
leveling
transplanter
floats
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Pending
Application number
JP11121790A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishitobi
芳夫 石飛
Yuzuru Tsukahara
譲 塚原
Nobuko Sakata
伸子 坂田
Tetsuo Shibata
哲男 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体の走行に伴ってフロートで均平された田
面に苗を植付けるようにした移植機において、フロート
の前部側方に補助均平体を設けても、潅水状態の代掻き
圃場や深水圃場においては、フロートで押された泥水が
フロートの側面を通って円滑に後方へ流れるようにし
て、隣接する既植付苗が泥水によって押し倒されないよ
うにする。 【解決手段】 フロート16a、16bの前部側方に田面
を均平する補助均平体19、20を設けると共に、上記
補助均平体19、20を上下回動および左右幅方向に調
整可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体の走行に伴っ
て田面を均平するフロートに補助均平体を設けた移植機
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、機体の走行に伴ってフロートで
均平された田面に苗を植付けるようにした乗用型田植機
のような移植機には、フロートによる均平面積を拡張す
るため、フロートとは別に田面を均平する補助均平体を
設けたものが知られている。
【0003】ところが従来の移植機は、センタフロート
およびサイドフロートの側方に補助均平体を張出し状に
固定していたので、潅水した状態の代掻き圃場や深水圃
場では、フロートで押された水が後方に流れようとして
も、フロートの側方に固定した補助均平体に遮られて逃
げ場がなく、このため、多量の泥水が機体の側方に向け
て押出されて、隣接した既植付苗を押し倒すという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解決すべく創作されたものであって、
フロートの前部側方に取付けた補助均平体を、圃場の条
件に対応した適性な状態に調整でき、しかも代掻き圃場
や深水圃場においても、フロートで押された泥水が、隣
接した既植付苗を押し倒すようなことのない補助均平体
を備えた移植機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、機体の走行に伴って
フロートで均平された田面に苗を植付けるようにした移
植機において、上記フロートの前部側方に田面を均平す
る補助均平体を設けると共に、上記補助均平体を上下回
動および左右幅方向に調整可能に構成したことを特徴と
し、また、上記調整可能な補助均平体が、機体制御機構
の油圧感知フロートに設けてあることを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、添付
した一実施例の図面に基いて詳細に説明する。まず図1
において、1は移植機として例示した乗用田植機の走行
機体であって、前輪2および後輪3を備えた機体フレー
ム4の前部に、エンジン部5が搭載され、その後方に運
転席6が配設されている。7は操向ハンドルである。そ
して機体フレーム4の後部には植付装置8、および篭型
の代掻きロータ9が平行リンク機構10を介して昇降自
在に連結されている。
【0007】上記植付装置8は、従来の乗用田植機と同
様に、走行機体1からの動力が中間軸11を介して伝動
ケース12に伝達され、ついで左右に並設された複数の
プランタケース13に分配されて、各プランタケース1
3の後端に装着された苗植付体14を植付作動させる。
そして苗植付体14の上方には、往復横送りされる苗載
台15が前高後低状に配設されており、プランタケース
13の下方には田面を滑走するフロート部16が後部を
中心として上下傾動可能に装着されている。
【0008】上記フロート部16は、図2、図3で示す
ように、センタフロート16aとサイドフロート16bと
を、所定間隔を存して並設した3フロート型に構成され
ており、各フロートの両側に前記苗植付体14がそれぞ
れ苗を植付ける6条植えの移植機となっている。17は
各フロート16a、16bの後部側をプランタケース13
に支持する揺動自在の取付杆、18は前部側を吊持する
支持体である。
【0009】そして上記センタフロート16aは図示し
ない機体制御機構の油圧感知フロートとして作用するも
のであって、その先端部位を油圧式の機体制御機構に連
動機構を介して連動連結することにより、田面を滑走す
るセンタフロート16aの上下動を機体制御機構に伝達
して、苗植付装置8の高さを所望する高さに制御できる
ようになっている。
【0010】上記センタフロート16aおよびサイドフ
ロート16bは、何れも平面視でT字型に形成され、先
端部が上方に湾曲した幅広の均平面aとなっており、そ
の後方が幅狭な滑走面bとなっている。そしてセンタフ
ロート16aの前部両側方およびサイドフロート16bの
前部外側方には、田面を均平するソリ状の補助均平体1
9、20が上下回動動および左右幅方向に調整可能に装
着されている。
【0011】すなわち、21はセンタフロート16aの
前端に設けた左右方向のブラケットであって、このブラ
ケット21の両端に固定した取付パイプ22に、それぞ
れシャフト23が左右から挿入されている。そして上記
シャフト23の外周に、サイドフロート16bとの対向
間と略等しい幅に形成した補助均平体19が蝶ボルト2
4で締付固定されている。
【0012】また、取付パイプ22は、上下に回動する
補助均平体19のストッパを兼ねたものであって、図4
に示すように、取付パイプ22には、2つ以上のスリッ
ト25が設けてあり、またシャフト23には、上記スリ
ット25に係合するピン26が突設されている。そし
て、シャフト23は、スプリング27により矢印A方
向、すなわちピン26がスリット25と係合する方向に
押圧付勢されている。したがってスプリング27の付勢
に抗してシャフト23を回動して、ピン26とスリット
25との係止位置を変更すれば、補助均平体19を田面
に接する作用位置と、上方に回動させた収納位置とに切
換えることができる。また、蝶ボルト24を緩めれば補
助均平体19をシャフト23に沿って摺動させることが
できるので、補助均平体19の位置を左右幅方向に自由
に調整することができる。
【0013】また、センタフロート16aの湾曲し均平
面aとソリ状の補助均平体19とは、異なる曲率の曲面
に形成することにより、均平面aと補助均平体19との
間に導水間隙を形成すると共に、補助均平体19の位置
をセンタフロート16a側に移動調整したときには、補
助均平体19の側縁部がセンタフロート16aと重合す
るようになっている。
【0014】そしてサイドフロート16bの前部外側方
には、補助均平体19よりも幅狭状の補助均平体20
が、サイドフロート16bの前端に設けたブラケット2
8、このブラケット28に固定した取付パイプ29、お
よび取付パイプ29に挿入されるシャフト30、蝶ネジ
31等によって、センタフロート16aの補助均平体1
9と同様に上下回動および左右幅方向に調整可能に装着
されている。また、32は後輪3に取付けた内側補助車
輪を示すものであって、前記センタフロート16aの補
助均平体19が内側補助車輪32の跡消し装置を兼ねて
いる。
【0015】上記のように構成したので、圃場条件に対
応して補助均平体19、20を調整して円滑に移植作業
を行うことができる。すなわち、硬質田面において、泥
水が多いときには、フロートの浮き上がりを防止するた
め、補助均平体19、20の幅を縮小するように調整
し、泥水が少ないときには、フロートのピッチングを防
止するため、補助均平体19、20の幅を縮小するよう
に調整する。
【0016】また、軟質田面において、泥水が多いとき
は、フロートの浮き上がりを防止するためフロートの感
度を見ながら補助均平体19、20を調整し、また泥水
が少いときには、フロートの感知を高めるため、補助均
平体19、20の幅を拡大するように調整する。このよ
うにして、フロート16a,16bと補助均平体19、2
0とで均平した田面に整然と苗を植付けることができ、
また後輪3に内側補助車輪32を取付けたときでも、内
側補助車輪32の車輪跡をセンタフロート16aの補助
均平体19で消すことができる。
【0017】また、潅水した状態で前記代掻きロータ9
を使用しながら植付作業を行う代掻き圃場、あるいは泥
水の多い深水圃場では、従来は、後方に流れようとする
泥水が補助均平体に遮られ、このため機体の側方に向け
て流れた泥水が隣接する既植付苗を押し倒すことがあっ
たが、本発明の補助均平体19、20は、上方の収納位
置に回動させれば、泥水は円滑に後方へ流れるので、隣
接する既植付苗が押し倒されるのを少なくすることがで
きる。
【0018】また、補助均平体19が、油圧感知フロー
トとして作用するセンタフロート16aに設けてあるの
で、補助均平体19の取付け位置を左右幅方向に調整す
れば、油圧感知フロートの接地圧を変更できるので、苗
植付装置8の高さを制御する機体制御機構の適応範囲を
広くして均し性能の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】これを要するに本発明は、機体の走行に
伴ってフロートで均平された田面に苗を植付けるように
した移植機において、上記フロートの前部側方に田面を
均平する補助均平体を設けると共に、上記補助均平体を
上下回動および左右幅方向に調整可能に構成し、また、
上記調整可能な補助均平体が、機体制御機構の油圧感知
フロートに設けてあることから、フロートの前部側方に
田面を均平する補助均平体を設けても、代掻き圃場や深
水圃場においては、補助均平体を上方に回動させた収納
位置とすれば、フロートで押された泥水がフロートの側
面を通って円滑に後方へ流れるので、隣接する既植付苗
が泥水によって押し倒されるのを少なくすることができ
る。
【0020】また、補助均平体を下方に回動させた作用
位置では、田面を均平する補助均平体を、左右幅方向に
調整できるので、圃場の条件に対応した適性な均平状態
として苗を植付けることができる。
【0021】そして、補助均平体を油圧感知フロートに
設けたものでは、補助均平体を左右幅方向に調整するこ
とにより、油圧感知フロートの接地圧を変更できるの
で、油圧感知フロートの感知適応範囲を広くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の全体側面図である。
【図2】フロート部の平面図である。
【図3】フロート部の側面図である。
【図4】補助均平体の取付け状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
16a センタフロート 16b サイドフロート 19 センタフロートの補助均平体 20 サイドフロートの補助均平体
フロントページの続き (72)発明者 坂田 伸子 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内 (72)発明者 芝田 哲男 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B063 AA20 AB01 BB21 BB28 BB50

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の走行に伴ってフロートで均平された
    田面に苗を植付けるようにした移植機において、上記フ
    ロートの前部側方に田面を均平する補助均平体を設ける
    と共に、上記補助均平体を上下回動および左右幅方向に
    調整可能に構成したことを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】機体の走行に伴ってフロートで均平された
    田面に苗を植付けるようにした移植機において、田面を
    均平する補助均平体を、フロートの前部側方に上下回動
    および左右幅方向に調整可能に構成すると共に、上記補
    助均平体が機体制御機構の油圧感知フロートに設けてあ
    ることを特徴とする移植機。
JP11121790A 1999-04-28 1999-04-28 移植機 Pending JP2000308403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102219A (ja) * 2001-09-27 2003-04-08 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
KR100988058B1 (ko) 2007-06-25 2010-10-18 이세키노우키가부시키가이샤 묘 이식기

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Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040528