JP2000308377A - 圧電振動子およびこの圧電振動子を用いた超音波モータ、並びに圧電振動子の製造方法 - Google Patents

圧電振動子およびこの圧電振動子を用いた超音波モータ、並びに圧電振動子の製造方法

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JP2000308377A
JP2000308377A JP11111366A JP11136699A JP2000308377A JP 2000308377 A JP2000308377 A JP 2000308377A JP 11111366 A JP11111366 A JP 11111366A JP 11136699 A JP11136699 A JP 11136699A JP 2000308377 A JP2000308377 A JP 2000308377A
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piezoelectric
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ultrasonic motor
piezoelectric vibrator
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Akihiro Iino
朗弘 飯野
Masao Kasuga
政雄 春日
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Seiko Instruments Inc
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造に手間がかからないこと、性能劣化を防
止できること、分極に高電圧を必要としないこと。 【解決手段】 この超音波モータのステータは、積層し
た2枚の板状圧電素子の両面に半円柱形状の弾性体を設
けた構成である。第1の圧電素子21の表面には、電極
41が田の字形状に分割形成されており、分極状態が交
互になっている。同様に、第2の圧電素子22の裏面に
は、電極42が田の字形状に分割形成されているが、対
向する第1の圧電素子21の分極方向とは反対になって
いる。第1の圧電素子21の裏面および第2の圧電素子
22の表面に設けた電極43、44はGNDとなる。ま
た、第1の圧電素子21と第2の圧電素子22との間に
は金属板5が介在し、電極43、44を外部に引き出し
ている。この圧電素子2に周波電圧を印加すると、長さ
方向端縁が互いに逆方向に屈曲振動し、これが弾性体に
伝わってステータにねじり振動が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製造に手間がか
からず、性能劣化を防止でき、効率の良い圧電振動子お
よび超音波モータおよびそれを用いた電子機器、並びに
圧電振動子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電素子を用いた超音波モータの
研究が活発に行われ、既に多くの種類の超音波モータが
市場に提供されている。この超音波モータに用いる圧電
素子は、電気エネルギーと機械エネルギーの相互変換に
用いられるもので、超音波モータでは、この圧電素子の
逆圧電効果(電圧を加えることにより変形させる現象)
を利用して回転を得ている。現在、圧電素子には、圧電
定数が高いチタン酸バリウムやPZT(Pb,Zr,T
i)が主に用いられている。また、これらの圧電素子
は、分極処理することにより初めてピエゾ特性を示し、
通常の焼成状態では単なる多結晶にすぎない。
【0003】チタン酸バリウムを例に挙げると、図15
の(a)に示すように、焼成したままの状態では、多結
晶構造の各分域内におけるダイポールの向き(プラスと
マイナスの軸)がばらばらになっているため、このまま
電圧を印加しても各分域同士でキャンセルされてしま
い、ピエゾ特性は現れない。そこで、図15の(b)に
示すように、直流電流の高電圧を加えることで各分域の
軸を揃え、分極させる。この軸は、電圧を取り除いた後
でもそのまま残り、全体として軸方向を持つようにな
る。分極処理は、通常、焼成したチタン酸バリウムに銀
ペイントの電極を付けて、1mmの厚さに対し約3kV
の高電圧を加えることにより行う。電圧印加時間は、温
度が高くなるほど短くなり、例えば100度の場合は1
時間程度必要になる。
【0004】分極した電極をそのまま回路接続用の電極
に用いるとは限らない。分極方向に対して垂直方向に電
圧を印加する場合には、一旦、分極用の電極を取り去っ
て新たに電極を形成する。分極した圧電素子は、正の電
界に対しては伸び、負の電界に対しては縮むといった特
性を示す。また、電圧を印加する縦方向に伸びた場合、
その横方向では縮みが生じる。さらに、分極方向に対す
る垂直方向の電界に対してはすべり変形を起こす。
【0005】つぎに、このような圧電素子を用いた超音
波モータの構成例を図16に示す。この超音波モータ7
00は、縦振動と捩じり振動との組み合わせによりロー
タを回転させる構成である。このステータ701は、縦
振動を発生させる圧電素子702と、ねじり振動を発生
させる圧電素子703とを重ねあわせ、この両側にステ
ンレスやチタンなどの金属製円柱の弾性体704を取り
付け、ボルト(図示省略)で締め付けた構造である(同
図(a))。また、縦振動に用いる圧電素子702は、
同図(b)に示すように、厚み方向に分極処理が施され
ている。
【0006】捩じり振動に用いる圧電素子703は、同
図(c)に示すように周方向に例えば4分割されてお
り、分割した各圧電素子703a〜703dの周方向両
端面には電極705が形成されている。この電極705
に高電圧を印加すると、電圧の印加方向に向かって分域
内の軸が傾き、周方向に分極処理が施される。分極処理
の後、分極用の電極705を取り去って各圧電素子を接
合し、円形状に戻す。また、縦振動用の圧電素子702
および円筒形状に戻した捩じり振動用の圧電素子703
の両面には、周波電圧を印加するための電極706、7
07を形成する。ロータ708は、ステータ701と同
径の円柱形状であり、ステンレスなどの金属製であり、
場合によって耐摩耗材が接合される。
【0007】図17は、この超音波モータの動作を示す
説明図である。縦振動用の圧電素子702と捩じり振動
用の圧電素子703とに対し、例えば時間的に90度ずら
して周波電圧を印加する。これにより、縦振動用の圧電
素子702が伸縮すると共に、ねじれ振動用の圧電素子
703がすべり振動を起こす。これにより、ステータ7
01の端面が楕円運動し、当該端面との摩擦力によって
ロータ708が回転する。ロータ708は、ステータ7
01が伸長しながら捩じれ、この捩じれた方向に回転す
る(図中(a)〜(e))。また、位相を−90度ずらす
と反対方向にロータが回転する。この超音波モータ70
0によれば、低速で高トルクを発生させることができ
る。
【0008】図18は、従来の超音波モータの他の一例
を示す構成図である。この超音波モータ800は、半円
柱状の弾性体801により圧電素子802を挟んだ構成
である。圧電素子802は、厚み方向に分極した板状の
圧電素子821が2枚と、長さ方向に分極した板状の圧
電素子822が2枚との計4枚が積層して1組となり、
さらに、同構成となるもう1組の積層した圧電素子80
2が、ステータ803軸を中心として分極方向が対称に
なるように並設されている。弾性体801には、ステン
レスなチタンなどの金属を用いる。厚み方向に分極する
際は、上記したように、圧電素子821の両面に電極
(図示省略)を設けて所定時間、高電圧を印加する。ま
た、長さ方向に分極する際は、圧電素子822の長さ方
向両端に電極(図示省略)を設け所定時間、高電圧を印
加する。
【0009】圧電素子821,822の両面の電極、す
なわち厚み方向に交流電圧を印加することにより、厚み
方向に分極処理した圧電素子821はステータ803の
縦振動を発生させ、長さ方向に分極処理した圧電素子8
22はすべり振動を起こし、ステータ803の捩じり振
動を発生させる。この振動の位相を例えば90度ずらすこ
とにより、ロータ804を一方向に回転させることがで
きる。また、−1/4波長ずらすことによりロータ80
4を逆転させることができる。動作原理については図1
7に示した通りである。
【0010】図19は、従来の超音波モータの他の一例
を示す構成図である。この超音波モータ900は、上記
図18に示した超音波モータに類似した構成であるが、
圧電素子の積層形態が異なる。すなわち、長さ方向に分
極した板状の圧電素子901を2枚重ねあわせてロータ
(図示省略)の接触面側に設け、厚さ方向に分極した板
状の圧電素子902を2枚重ねあわせて残りの部分に設
けた構成である。この超音波モータ900では、上記同
様、先に圧電素子901に電極を設けて、矢印の方向に
分極処理し、それを積層し、続いて半円筒形状の弾性体
903で、図示しないボルトとナット等で挟み込んだ構
成である。この超音波モータ900において、長さ方向
に分極した圧電素子901では、周波電圧を印加するこ
とにより電圧方向に応じたせん断変形が生じ、これによ
り捩じり振動が発生する。また、厚み方向に分極した圧
電素子902に周波電圧を印加すると、電圧の方向に応
じた伸縮変形が生じ、これにより縦振動が発生する。動
作原理については、図17に示す通りである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、圧電
素子には分極処理を施す必要があり、この分極処理を行
うには圧電素子に電極を設けて高い電圧を連続的に印加
する必要がある。しかしながら、上記図16に示す超音
波モータ700では、捩じり振動に用いる圧電素子70
3が4分割構造になっているので、電極形成から接合組
立までの製造過程に手間がかかると共に、接合面による
振動ロスその他の性能劣化、並びに製品間のばらつきが
問題になっていた。更に構造的に厚みが厚くなるので駆
動電圧が高かった。また、図18および図19に示す超
音波モータ800、900では、圧電素子822、90
1の長さ方向に分極処理を行っているので、分極時に高
電圧を印加しなければならないという問題点があった。
さらに、超音波モータ700と同様に複数の圧電素子を厚
み方向、あるいは長手方向に重ねあわせる為に、製造工
程に手間がかかるとともに、接合面による振動ロス、そ
の他性能劣化並びに製品間にばらつきが生じるという問
題点があった。
【0012】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、製造に手間がかからないこと、性能劣
化を防止できること、分極に高電圧を必要としないこと
のいずれかの条件を満たす圧電振動子およびこの圧電振
動子を用いた超音波モータ、並びに圧電振動子の製造方
法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる圧電振動子は、厚み方向に分極
処理を施した板状の圧電素子であって、その両面に電極
を形成すると共にこの圧電素子を半円柱形状をした弾性
体の軸方向に沿って並設し、互いに逆方向に屈曲するよ
うにしたものである。
【0014】圧電素子に周波電圧を印加すると、並設し
た圧電素子が互いに逆方向に屈曲振動する。この圧電素
子の屈曲振動が弾性体に伝わり、弾性体にねじり振動が
発生する。また、ねじり振動を発生する振動子である
が、圧電素子の分極方向は厚み方向であり、このため、
分極に高電圧を必要とせず、一旦分解して再度接合する
作業も不要である。この圧電振動子は、超音波モータ、
ジャイロセンサ、超音波加工機または超音波溶接などに
用いることができる。具体的には、超音波加工の場合、
圧電振動子に取り付けた工具と工作物との間に砥粒を混
合した液体を介在させ、工具を工作物に押しつける。こ
れにより、砥粒が工作物に衝突して微細に破壊し加工す
ることができる。また、超音波溶接の場合、二つの面を
加圧しつつこの圧電振動子により振動を与えることで、
摩擦融解による合金化と原子の拡散により接合を行うこ
とができる。
【0015】また、請求項2にかかる圧電振動子は、板
状の圧電素子表面の少なくとも幅方向に複数分割した電
極を形成し、圧電素子の厚み方向であって分割した電極
に対して交互に方向を変えることで分極処理を施した圧
電振動子である。更に請求項3ではこの圧電素子の両側
に半円柱形状の弾性体を接合したものである。
【0016】分極処理した電極に周波電圧を印加するこ
とにより圧電素子がねじれ振動(端縁では屈曲振動とな
る)を起こす。ねじれ振動は田の字形状に分割した電極
により実現できるが、その詳細な動作については実施の
形態において説明する。また、圧電素子の厚み方向に分
極処理を施すため、高電圧が不要である。圧電素子のね
じれ振動は弾性体に伝わり、さらに、この弾性体に縦振
動を励振させる圧電素子を作用させれば、弾性体端面に
楕円運動を発生させることができ、移動体を与圧状態で
接触させれば超音波モータとなる。なお、超音波モータ
として使用する時は、前記縦振動とねじれ振動の位相を
ずらす必要がある。
【0017】また、請求項4にかかる圧電振動子は、長
板状の圧電素子に電極を形成すると共にその厚み方向に
分極処理を施し、圧電素子の両側を半円柱形状である弾
性体の長さ方向に沿った偏心位置にて挟持接合したもの
である。
【0018】この圧電素子に周波電圧を印加すると、圧
電素子が屈曲振動する。圧電素子は弾性体の偏心位置に
設けられているので、圧電素子の屈曲振動が弾性体に伝
わって弾性体がねじり振動を起こす。この振動形態につ
いては実施の形態において詳細に説明する。かかる圧電
振動子についても、縦振動を発生させる圧電素子と併用
することにより、実施の形態において例示したような超
音波モータとして機能する。
【0019】また、請求項5にかかる圧電振動子は、圧
電素子表裏面に複数の電極をずらして形成すると共に、
圧電素子表裏に形成した電極間にて斜めの分極処理を施
し、この圧電素子に弾性体を接合したものである。
【0020】圧電素子の表裏面に電極を形成すると共
に、この表裏一対の電極をそれぞれずらし、この状態で
分極処理を施す。これにより圧電素子の分極方向が厚み
方向に対して斜めになり、この斜めに分極処理を施した
圧電素子に周波電圧を印加すると、圧電素子がすべり振
動を起こす。圧電素子には弾性体が接合されており、圧
電素子のすべり振動により弾性体がねじり振動を起こ
す。更に請求項6では弾性体の形態は、圧電素子が円柱
形状であってその上下面に電極を形成している場合、円
柱形状でよく圧電素子に対して軸方向に重ねあわせ接合
すればよい。また、圧電素子が板状の場合は、半円柱状
の弾性体を圧電素子の両面に接合するようにすればよ
い。詳細には、実施の形態において説明する。
【0021】また、圧電振動子に、板状の表面に電極を
形成すると共にその厚み方向に分極処理を施した圧電素
子を設け、弾性体の端面に移動体を加圧接触させること
で、超音波モータを構成することができる(請求項7)
また、上記圧電振動子は複数の前記圧電素子を一体的に
積層して焼結形成して用いるようにしてもよい(請求項
8)。また更に、上記超音波モータを用いた電子機器を
構成することができる(請求項9)
【0022】また、請求項10にかかる圧電振動子の製
造方法は、圧電素子表裏面に複数の電極をずらして形成
し、表裏を組とした電極一組ごとに二回に分けて分極処
理を行い、この圧電素子に弾性体を接合するものであ
る。
【0023】表裏面に複数の電極を設けた場合、組とな
る電極間に電圧を加えると、隣の電極との間で分極がな
されることがある。このため、電極一組ごとに二回に分
けて分極処理をするようにした。このようにすれば、所
定方向に分極処理を施すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0025】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる超音波モータを示す斜視図である。この
超音波モータ100のステータ1は、積層した2枚の板
状圧電素子2の両面に半円柱形状の弾性体3を設けた構
成である。図2は、図1に示した圧電素子の構造を示す
説明図である。同図(a)に示すように、第1の圧電素
子21の表面には、電極41が田の字形状に分割形成さ
れており、分極状態が交互になっている。同様に、第2
の圧電素子22の裏面には、電極42が田の字形状に分
割形成されているが、対向する第1の圧電素子21の分
極方向とは反対になっている。
【0026】第1の圧電素子21の裏面および第2の圧
電素子22の表面に設けた電極41,42、43、44
はGNDとなる。これら電極43、44は、導電ペイン
トを室温で塗ったり、蒸着などで金属膜を付着させるこ
とで形成する。同図(b)に示すように、また、第1の
圧電素子21と第2の圧電素子22との間には金属板5
が介在し、電極43、44を外部に引き出している。分
割した電極41、42は、それぞれリードが外部に引き
出されているが(図示省略)、弾性体3から電力を供給
するようにしてもよいし、電極43,44同様、金属板
等で外部に引き出しても良い。
【0027】圧電素子2には、上記のように厚み方向の
分極処理が施されている。分極は、一般的に、80℃〜
120℃のシリコンオイル中で2〜5kV/mmの電界
を加えて行う。また、分極には電界冷却法を用いる。電
界冷却法は、圧電素子を一旦キューリ点以上に加熱した
後、電界を印加したままゆっくりと冷却する方法であ
る。分極に要する時間は30分〜1時間程度である。
【0028】また、このねじり振動用の圧電素子2に対
して、さらに縦振動用の圧電素子6を重ねあわせる。図
3は、縦振動用の圧電素子の構造を示す説明図である。
この圧電素子6は、板状でありその両面に電極71、7
2を形成した構造である。この圧電素子6は、ねじり振
動用の圧電素子2と同様、厚み方向に分極処理が施され
ている。なお、ねじり振動用の圧電素子2と縦振動用の
圧電素子6との間には、絶縁体、例えばダミーの圧電素
子6aが介挿してある。弾性体3には、ステンレスやチ
タンなどの金属を用いる。また、圧電素子2には、圧電
定数の高いチタン酸ジルコン酸鉛を用いる。さらに、チ
タン酸バリウム、ニオブ酸リチウムやジルコンチタン酸
鉛などを用いてもよい。
【0029】つぎに、弾性体3および圧電素子2、6、
圧電素子2、6同士は接着剤により接合する。かかる接
着に要求される条件は、非常に薄い接着層であること、
接着層が非常に硬く且つ強靱であること、接着後は共振
周波数付近の抵抗値が小さいことである。弾性体3と圧
電素子2、6との間には、直接接合または接着剤による
接合であっても接合界面が存在する。この接合界面は、
弾性体3と圧電素子2、6との間の伝搬特性を決める重
要な因子となるため、接着剤の特性およびその膜厚管理
が重要となる。例えば前記接着剤には、ホットメルトお
よびエポキシ樹脂に代表される高分子接着材を用いる。
本例では、エポキシ系の接着剤を用いて最適膜厚になる
ようにしている。また、接着剤を用いず、ボルトにより
固定するようにしてもよい(図示省略)。
【0030】弾性体3の寸法は、縦振動とねじり振動と
の共振周波数が等しくなるように、調整する。各圧電素
子2、6の電極4、7には、当該圧電素子2、6に周波
電圧を印加する駆動装置8が接続されている。駆動装置
8は、ドライブパルスを発生する信号発生回路81と、
信号を増幅するドライバ82とから構成されている。ロ
ータ9は、ステータ1と同径の円柱形状であり、ステン
レスなどの金属製である。ロータ9は、外力によりステ
ータ1の接触面11に対して付勢されている。
【0031】つぎに、この超音波モータ100の動作に
ついて説明する。図4は、圧電素子の変形形態を示す説
明図である。まず、ねじり振動用の圧電素子2に電圧を
印加した場合、正極部分で縮みが生じ、負極部分で伸び
が生じる。同図(a)は、圧電素子を平面的に観察した
状態を示し、同図(c)は(a)のB−B断面を示す。
このように、圧電素子2は、圧電素子2のエッジ部分が
最も大きく変形し、全体として波形状(屈曲形状)とな
る。この超音波モータ100では、圧電素子2を2枚重
ねあわせているため、かかる変形が増幅されることにな
る。この変形が弾性体3に伝わり、図5に示すように、
ステータ1がねじり変形を起こす。一方、縦振動用の圧
電素子6には、ねじり振動の位相に対して例えば90度ず
らした周波の電圧を印加する。この圧電素子6の横効果
によりステータ1の縦振動が得られる。ロータ9を回転
させる原理は、上記従来例と同様であるから説明を省略
する。
【0032】以上、この発明の超音波モータ100で
は、圧電素子2の分極方向が厚み方向のみであるから、
かかる分極処理に高電圧を用いる必要がない。また、分
極に用いた電極をそのまま使え当該圧電素子2を分割す
る必要がないから、製造に手間がかからない。なお、こ
の実施の形態1では、縦振動用の圧電素子6として板状
の圧電素子を用いたが、従来のような円筒形状の圧電素
子と組み合わせるようにしてもよい。また、ねじり振動
用の圧電素子2のみでステータ1を構成し、ねじり振動
を行う圧電振動子とすることもできる。かかる振動子
は、上記したように、ジャイロセンサ、超音波加工機、
超音波溶接などに用いることができる。
【0033】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2にかかる超音波モータを示す構成図である。この
超音波モータ200のステータ201は、重ねあわせた
2枚の板状圧電素子202の両面に半円筒形状の弾性体
203を設けた構成である。図7は、図6に示した圧電
素子の構造を示す説明図である。第1層の圧電素子22
1は2分割となっており、圧電素子221aには表面に
電極241aと裏面に電極243とが、圧電素子221
bには表面に電極241bと裏面に電極243が形成さ
れている。圧電素子221aと圧電素子221bとは反
対方向に分極処理が施され、裏面が共にGNDとなる。
圧電素子221aと圧電素子221bとの間には、金属
板206aが介挿されている。
【0034】また、第2層の圧電素子222も2分割と
なっており、圧電素子222aには裏面に電極242a
と表面に電極243とが、圧電素子222bには裏面に
電極242bと表面に電極243が形成されている。圧
電素子222aと圧電素子222bとは反対方向に分極
処理が施され、裏面が共にGNDとなる。また、圧電素
子222aと圧電素子222bとの間には、金属板20
6aが介挿されている。また、かかる分極は、圧電素子
221、222の厚み方向に行われている。この圧電素
子221、222の電極形成形態以外は、実施の形態1
と同様の構成となるのでその説明を省略する。なお、縦
振動の圧電素子については図示を省略するが、実施の形
態1と同様、圧電素子221、222に重ねあわせるよ
うにしてもよいし、従来の円筒形状の圧電素子を軸方向
に重ねあわせてもよい。
【0035】つぎに、この超音波モータ200の動作を
説明する。この圧電素子221、222に周波電圧を印
加すると、第1層の圧電素子221と第2層の圧電素子
222とが同じように屈曲する。これにより変位が増幅
され、図8に示すように、ステータ201は全体として
2カ所の節を有するねじり振動を起こす。かかる構成で
あっても実施の形態1の超音波モータ100と同様の効
果を得ることができる。なお、上記同様、ねじり振動用
の圧電素子221、222のみでステータ201を構成
し、ねじり振動用の圧電振動子とすることもできる。
【0036】実施の形態3.図9は、この発明の実施の
形態3にかかる超音波モータの圧電素子を示す説明図で
ある。実施の形態3にかかる超音波モータでは、上記実
施の形態1の超音波モータ100とは圧電素子の積層形
態が異なる。この圧電素子301は、ねじり振動と縦振
動を発生させるように5枚の板状圧電素子を積層してい
る。実施の形態1のような金属板は用いない。各層の重
ね合わせ部は共通電極となる。第1層の圧電素子311
の表面(図(a))、第1層の圧電素子311と第2層
の圧電素子312との間(図(b))、第3層の圧電素
子313と第4層の圧電素子314との間(図(d))
の電極321、322、323は、圧電素子の全面に形
成されている。また、第2層の圧電素子312と第3層
の圧電素子313との間(図(c))、第4層の圧電素
子314と第5層の圧電素子315との間(図(e))
の電極324、325は、田の字形状に分割形成されて
いる。
【0037】この圧電素子301は、シート状の圧電素
子311〜315の上面に電極321〜325を設けた
後に積層し、一体的に焼結する。各電極321〜325
は、圧電素子311〜315の側面に電極部326〜3
36を露出することになり、積層した後、これらの電極
部326〜336を選択的に短絡し、さらに、各圧電素
子は、同図に示すように、厚み方向に分極処理が施され
る。図(f)は圧電素子301のA視図、図(g)は圧
電素子301のB視図を示す。この圧電素子301の両
側には、半円柱形状の弾性体を取り付ける(図1参
照)。この超音波モータでは、電極321および電極3
22との間に周波電圧を印加することにより第1層の圧
電素子311が縦振動を発生する。また、電極323か
ら電極325までに周波電圧を印加することにより、第
3層および第4層の圧電素子313、314がねじり振
動を起こす。なお、第2層と第5層の圧電素子312、
315は駆動に寄与しないため、薄型化するのが好まし
い。以上、この超音波モータでは、圧電素子301の縦
振動とねじり振動の位相をずらすことでロータを回転さ
せることができる。なお、ロータの回転原理について
は、上記実施の形態1と同様である。この様に、一体的
に積層、焼結されている為にモータの組立てが簡単にな
るとともに、各製品間のばらつきも小さく、接合面での
ロスも極めて小さい。更には電極についても金属板等を
使用する必要がなく、信号の印加も簡単になる。そして
低電圧で高出力が得られる。尚、積層の枚数、電極の形
状等は本実施例に限るものではなく以下の例も含め、ね
じり振動、あるいはねじり振動と縦振動を同時に発生で
きる構成であれば良い。
【0038】実施の形態4.図10は、この発明の実施
の形態4にかかる超音波モータのステータ構造を示す説
明図である。このステータ401は、圧電素子402の
表面に複数の電極403を形成すると共に(同図
(a))、裏面に複数の電極404を電極403と半ピ
ッチずらして形成した構造である(同図(b))。図
(c)は、ステータ401の側面図である。この電極4
03、404を用いて、圧電素子402の厚み方向に分
極処理を施す。この処理によって圧電素子402は、図
中矢印に示す斜め方向に分極される。なお、この分極
は、電極(電極403aおよび404a、電極403b
および404b、電極403cおよび404c・・・を
組として)一つおきに二回に分けて行う。分極時に隣の
電極と干渉しないようにするためである。
【0039】この電極403、404に通電すると、図
11に示すように、すべり振動を発生する。従って、滑
り振動を利用してねじり振動を発生した従来の例をその
まま構造的には置き換え可能となる。この圧電素子40
2を用いて超音波モータを構成した例を図12に示す。
この超音波モータ400は、上記従来の超音波モータの
長さ方向に分極した圧電素子の代わりに、上記斜め方向
に分極した圧電素子402を用いた構成である。弾性体
403その他の構成は、上記従来の超音波モータと同様
である。この超音波モータ400では、積層した圧電素
子402a、402bの分極方向が互いに反対方向を向
いているため、接合部を共通(GND)として互いの両
面に信号を印加すれば良い。これと、縦振動を発生させ
る圧電素子404との組み合わせにより、ロータ(図示
省略)を回転させることができる。なお、縦振動とねじ
れ振動との位相は例えば90度ずらす必要がある。また、
−90度ずらすことにより逆方向に回転させることができ
る。基本的なロータの回転原理は上記同様であるから説
明を省略する。この超音波モータ400では、長さ方向
に分極処理する必要がないので、従来のように高電圧を
印加する必要がない。また、厚み方向に分極処理をして
縦振動を発生させる圧電素子との一体的な積層化が容易
となり、実施の形態3に示す様な積層素子も実現でき
る。
【0040】実施の形態5.図13は、上記実施の形態
4の変形例を示す斜視図である。このように、直線形状
でなく円形状の圧電素子501の表面に例えば4分割し
た電極502を形成し(同図(a))、この表面の電極
502に対して半分ずらして裏面に電極503を形成す
るようにしてもよい(同図(b))。上記同様、この電
極502、503を用いて分極処理を施すが、この際も
電極一つおきに二回に分けて行う。この圧電素子501
に弾性体504を接合してステータ505を構成する。
このステータ505に対して電圧を印加すると、上記同
様、ステータ505にすべり振動を発生させることがで
きる。従って、この圧電素子501に縦振動用の圧電素
子を連結すると(従来の超音波モータと略同様の構成と
なる)、超音波モータのステータ505として機能する
ことになる。この構成によれば、従来のように円筒形状
の圧電素子を一旦分割してから分極処理する必要がない
から、その分、製造が簡単になる。尚、本実施例の圧電
素子501のみでねじり振動を発生可能であるから、そ
のままでの利用も可能であり、また超音波モータ以外の
用途、例えばフィルターや超音波加工、ジャイロセンサ
への応用が可能である。
【0041】実施の形態6.図14は、本発明に係わる
超音波モータを電子機器に適用した実施の形態6のブロ
ック図を示す。本電子機器は、前述の振動体13と振動
体13により駆動される移動体9と、移動体9と振動体
13に接触圧を与える加圧手段16と、移動体9と連動
して可動する伝達機構14と、伝達機構14の動作に基
づいて運動する出力機構15を備えることを特徴とす
る。ここで、伝達機構14には、例えば、歯車、摩擦車
等の伝達車を用いる。伝達機構14を省略し、直接出力
機構を設けても構わない。出力機構15には、例えば、
指示装置や電子時計においては指針あるいは指針駆動機
構やカレンダ等の表示板、あるいは表示板駆動機構を、
コピー機やプリンタにおいてはレーザーの方向を変える
ミラーを、カメラやビデオカメラにおいてはシャッタ駆
動機構、絞り駆動機構、レンズ駆動機構、フィルム巻き
上げ機構等を、レーザーや光を利用した計測器や製造装
置、センサーにおいては光の遮断・透過や特定波長の光
のみを透過するスリット板やフィルターを、音響機器の
ボリュウム等には抵抗値や容量値を可変する接点機構や
ギャップ板を、ハードディスクや光ディスクにおいては
ピックアップ駆動機構を用いる。また、移動体9に出力
軸を取り付け、出力軸からトルクを伝達する動力伝達機
構を有する構成とすれば、超音波モータ自身で駆動機構
が実現できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の圧電振
動子および超音波モータ、並びに圧電振動子の製造方法
によれば、形成した電極を用いて分極処理すると共にそ
の分極処理に高電圧を必要としないから、製造に手間が
かからない。また、圧電素子を分解して再度接合する必
要がないから、性能劣化を防止できる。更には圧電素子
を積層して一体的に焼結形成が可能であるから、接合部
のロスがなく、製品間のばらつきが小さく低電圧で高出
力な圧電振動子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかわる超音波モー
タを示す斜視図である。
【図2】図1に示した圧電素子の構造を示す説明図であ
る。
【図3】縦振動用の圧電素子の構造を示す説明図であ
る。
【図4】圧電素子の変形形態を示す説明図である。
【図5】ステータのねじり変形を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態2にかかわる超音波モー
タを示す構成図である。
【図7】図6に示した圧電素子の構造を示す説明図であ
る。
【図8】ステータのねじり変形を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態3にかかわる超音波モー
タの圧電素子を示す説明図である。
【図10】この発明の実施の形態4にかかわる超音波モ
ータのステータ構造を示す説明図である。
【図11】圧電素子の変形形態を示す説明図である。
【図12】圧電素子を用いて超音波モータを構成した例
を示す斜視図である。
【図13】上記実施の形態4の変形例を示す斜視図であ
る。
【図14】この発明の実施の形態6にかかわる超音波モ
−タを電子機器に適用した例を示すブロック図である。
【図15】一般的分極処理を示す説明図である。
【図16】従来の超音波モータの一例を示す斜視図であ
る。
【図17】この超音波モータの動作を示す説明図であ
る。
【図18】従来の超音波モータの他の一例を示す構成図
である。
【図19】従来の超音波モータの他の一例を示す構成図
である。
【符号の説明】
100 超音波モータ 1 ステータ 2 圧電素子 3 弾性体 41〜44 電極 5 金属板 6 圧電素子 71、72 電極 8 駆動装置 9 ロータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H680 AA00 AA01 AA08 AA12 BB01 BB16 BC01 BC05 BC09 CC02 CC03 DD01 DD13 DD15 DD23 DD26 DD27 DD28 DD37 DD53 DD66 DD82 DD88 DD95 DD97 EE11 EE12 FF04 FF08 FF33 GG02 GG20 GG27 5J108 BB04 CC02 CC04 CC13 DD06 DD09 FF01 JJ01 KK01 KK02 MM12 MM14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向に分極処理を施した板状の圧電
    素子であって、その両面に電極を形成すると共にこの圧
    電素子を半円柱形状をした弾性体の軸方向に沿って並設
    し、互いに逆方向に屈曲するようにしたことを特徴とす
    る圧電振動子。
  2. 【請求項2】 板状の圧電素子表面少なくとも幅方向に
    複数分割した電極を形成し、圧電素子の厚み方向であっ
    て分割した電極に対して交互に方向を変えることで分極
    処理を施し、長手方向の両端面の厚み方向変位が逆とな
    るねじり振動を発生することを特徴とする圧電振動子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧電振動子の両側に半円
    柱形状の弾性体を接合したことを特徴とする圧電振動
    子。
  4. 【請求項4】 長板状の圧電素子に電極を形成すると共
    にその厚み方向に分極処理を施し、圧電素子の両側を半
    円柱形状である弾性体の長さ方向に沿った偏心位置にて
    挟持接合したことを特徴とする圧電振動子。
  5. 【請求項5】 圧電素子表裏面に複数の電極をずらして
    形成すると共に、圧電素子表裏に形成した電極間にて斜
    めの分極処理を施すことにより滑り振動を発生する圧電
    振動子。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の圧電振動子に弾性体を接
    合したことを特徴とする圧電振動子。
  7. 【請求項7】 板状の表面に電極を形成すると共にその
    厚み方向に分極処理を施した圧電素子を、請求項1〜6
    のいずれか一つに記載の圧電振動子に設け、前記弾性体
    もしくは前記圧電振動子の端面に移動体を加圧接触させ
    たことを特徴とする超音波モータ。
  8. 【請求項8】 前記圧電振動子は複数の圧電素子を積層
    して一体的に焼結形成したことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか一つに記載の圧電振動子もしくは超音波モ
    ータ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の超音波モータを有するこ
    とを特徴とする超音波モータ付き電子機器。
  10. 【請求項10】 圧電素子表裏面に複数の電極をずらし
    て形成し、表裏を組とした電極一組ごとに二回に分けて
    分極処理を行い、この圧電素子に弾性体を接合すること
    を特徴とする圧電振動子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108809141A (zh) * 2017-04-28 2018-11-13 精工爱普生株式会社 压电驱动装置及其驱动方法、机器人及电子部件输送装置

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