JP2000307553A - リアルタイムエラーカウンタ - Google Patents

リアルタイムエラーカウンタ

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JP2000307553A
JP2000307553A JP11116050A JP11605099A JP2000307553A JP 2000307553 A JP2000307553 A JP 2000307553A JP 11116050 A JP11116050 A JP 11116050A JP 11605099 A JP11605099 A JP 11605099A JP 2000307553 A JP2000307553 A JP 2000307553A
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壮一 新城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変化する既知のデータと伝送系を通った前記デ
ータとの間におけるビットエラーを求めるリアルタイム
カウンタを提供する。 【解決手段】送信データ中の2スーパーフレーム分以上
の送信側データを送信データ保存部2にて保存し、伝送
路および受信機を通った受信側データを1スーパーフレ
ーム分の受信側データを受信側データ保存部4に保存し
保存受信側データが送信データ保存部2に保存のデータ
に対応するまで送信側データを遅延制御部8によって遅
延させ、遅延させた送信側データと受信側データとを比
較部7にて対応するビット毎に比較し、比較カウンタ部
9において送信側データの指定された範囲のビット数を
計数し、前記指定された範囲における比較部7の比較結
果のビット誤り数を計数し、エラー演算処理部10にお
いて両方の計数結果の比からビットエラーレートを求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリアルタイムエラー
カウンタに関し、さらに詳細には変化する既知のデータ
と伝送系を通ってきたデータとの間におけるビットエラ
ーを計数してビットエラーレートを求めるリアルタイム
エラーカウンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の例えばデジタル放送において、階
層化伝送方式による多重フレームデータを受信する受信
機を対象とする受信エラー測定システムは、固定した照
合用のデータを発生させ、該発生させた照合用データを
被測定対象受信機に入力して、受信出力と照合用データ
とを比較して受信エラーを計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際にデジタ
ル放送受信機のエラーレートを測定する場合、間接的に
最尤復号時の訂正状態、あるいはリードソロモン符号に
よるシンボル訂正状態などを利用すればエラーレートの
確認は可能であるが、実際の値とは異なってしまうとい
う問題点があった。
【0004】また、受信機器の最尤復号あるいはリード
ソロモン符号のシンボル訂正回路が異なれば機器の違い
によって結果がまちまちになってしまうという問題点が
あった。
【0005】このように、上記した従来の受信エラー測
定システムによるときは実際の映像情報に対してビット
エラーレートを求めることができないという問題点があ
った。
【0006】本発明は変化する既知のデータと伝送系を
通った前記データとの間におけるビットエラーを求める
リアルタイムエラーカウンタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
るリアルタイムエラーカウンタは、送信データ中の予め
定めた単位長の送信データを保存する送信データ保存手
段と、送信データが伝送路および受信機を介して出力さ
れる受信データ中の前記単位長の受信データを保存する
受信データ保存手段と、受信データ保存手段に保存され
ている受信データが送信データ保存手段に保存されてい
る送信データに対応するデータになるまで実質的に遅延
させる遅延制御手段と、遅延制御手段を介して出力され
た送信データと受信データ保存手段に保存されている受
信データとを対応するビット毎に比較する比較手段と、
送信データ中の指定された範囲のビット数を計数する比
較数計数手段と、比較手段の比較結果中から前記指定さ
れた範囲の比較結果を抽出してビット誤りの数を計数す
る誤りビット数計数手段と、比較数計数手段による計数
値と誤りビット数計数手段による計数値との比からビッ
トエラーレートを求めるエラー演算処理手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項1にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタによれば、送信データ中の予め定めた単位
長の送信データが送信データ保存手段に保存され、送信
データが伝送路および受信機を介して出力される受信デ
ータ中の前記単位長の受信データが受信データ保存手段
に保存されて、受信データ保存手段に保存されている受
信データと遅延手段によって実質的に遅延された送信デ
ータ保存手段に保存の送信データとが対応するデータと
なり、比較手段において対応するビット毎に比較され、
送信データ中の指定された範囲のビット数が比較数計数
手段によって計数され、比較手段の比較結果中から前記
指定された範囲の比較結果が抽出されてビット誤りの数
が誤りビット数計数手段により計数され、比較数計数手
段による計数値と誤りビット数計数手段による計数値と
の比からエラー演算処理手段によりビットエラーレート
が求められる。
【0009】本発明の請求項3にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタは、BSデジタル放送ステムにおける伝送
フレーム構成の伝送信号中における2スーパーフレーム
分以上の送信側データを保存する送信データ保存手段
と、送信側データが伝送路およびBSデジタル放送受信
機を介して出力される受信データ中の2スーパーフレー
ム分以上の受信データを保存する受信データ保存手段
と、受信データ保存手段に保存されている受信データが
送信データ保存手段に保存されている送信データに対応
するデータになるまで実質的に遅延させる遅延制御手段
と、遅延制御手段を介して出力された送信側データと受
信データ保存手段に保存されている受信側データとを対
応するビット毎に比較する比較手段と、送信側データ中
の指定された範囲のビット数を計数する比較数計数手段
と、比較手段の比較結果中から前記指定された範囲の比
較結果を抽出してビット誤りの数を計数する誤りビット
数計数手段と、比較数計数手段による計数値と誤りビッ
ト数計数手段による計数値との比からビットエラーレー
トを求めるエラー演算処理手段とを備えたことを特徴と
する。
【0010】本発明の請求項3にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタによれば、BSデジタル放送ステムにおけ
る伝送フレーム構成の伝送信号中における2スーパーフ
レーム分以上の送信側データが送信データ保存手段に保
存され、送信側データが伝送路およびBSデジタル放送
受信機を介して出力される受信データ中の1スーパーフ
レーム分の受信データが受信データ保存手段に保存され
て、受信データ保存手段に保存されている受信データが
送信データ保存手段に保存されている送信データに対応
するデータになるまで遅延制御手段によって実質的に遅
延させられて、遅延制御手段を介して出力された送信側
データと受信データ保存手段に保存されている受信側デ
ータとが比較手段によって対応するビット毎に比較さ
れ、送信側データ中の指定された範囲のビット数が比較
数計数手段によって計数され、比較手段の比較結果中か
ら前記指定された範囲の比較結果が抽出されてビット誤
りの数が誤りビット数計数手段により計数され、比較数
計数手段による計数値と誤りビット数計数手段による計
数値との比からエラー演算手段によってビットエラーレ
ートが求められる。
【0011】請求項3記載のリアルタイムエラーカウン
タは、送信側データからTMCC信号を検出し、検出T
MCC信号をデコードして指定された範囲内にダミーデ
ータの存在が検知されたときは、比較計数手段はダミー
データを除いて計数する計数手段であり、かつ誤りビッ
ト数計数手段はダミーデータを除いて計数する計数手段
であることを特徴とする。
【0012】請求項3記載のリアルタイムエラーカウン
タによれば、送信側データからTMCC信号を検出し
て、検出TMCC信号をデコードして指定された範囲内
にダミーデータの存在が検知されたときは、比較計数手
段ではダミーデータを除いて計数がなされ、かつ誤りビ
ット数計数手段ではダミーデータを除いて計数がなされ
て、ビットエラーレートが求められる。したがってダミ
ーデータの存在によってビットエラーレートが低減され
ることはなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるリアルタイ
ムエラーカウンタを実施の一形態によって説明する。図
1は本発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエラー
カウンタの構成を示すブロック図である。図1に示す本
発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエラーカウン
タはBSデジタル放送受信機に適用した場合を例示して
いる。
【0014】本発明の実施の一形態にかかるリアルタイ
ムエラーカウンタ1の説明に先立って、BSデジタル放
送システムにおける伝送フレーム構成について説明す
る。図3(a)は伝送フレーム構成を示す。1フレーム
は48スロットで構成され、8フレームで1スーパーフ
レームを構成している。#1〜#2の各スロットの先頭
には1バイトの前フレーム同期信号が挿入され、引き続
いて187バイトの主信号と誤り訂正のために16バイ
トの外符号としてリードソロモン符号が挿入されてい
る。#3〜#10の各スロットの先頭には1バイトのT
MCC信号の一部が挿入され、引き続いて187バイト
の主信号と外符号が挿入されている。
【0015】#11〜#12の各スロットの先頭には1
バイトの後フレーム同期信号が挿入され、引き続いて1
87バイトの主信号と外符号が挿入されている。#13
〜#48の各スロットにはMPEG2のヘッダを示すデ
ータ47h(hヘキサデシマルを示す)が挿入され、引
き続いて主信号と外符号が挿入されている。前フレーム
同期信号と後フレーム同期信号は同期のために用いるほ
かに、前フレーム同期信号と後フレーム同期信号とに基
づいてスーパーフレームの識別にも利用すると共に各フ
レームの識別にも利用する。
【0016】図4は本発明の実施の一形態にかかるリア
ルタイムエラーカウンタの接続位置を示す模式図であ
る。図4に示すように、各放送局等からのMPEG2−
タイムストリーム(TSとも記す)を多重化し、BSデ
ジタル放送用の伝送フレーム(TMCC信号付き)構成
の伝送信号を生成するタイムストリーム多重化装置21
から、変調前の伝送信号が送出される。
【0017】この伝送信号を模式的に示したのが図3
(b)である。すなわち、図3(a)の#1フレームの
#1スロット、#2スロット、…、#2フレームの#1
スロット、…の如くであって、第1フレームの#1スロ
ット(1Bh、続いて主信号、外符号)の信号、#2ス
ロット(95h、続いて主信号、外符号)の信号、#3
スロット(TMCC信号の一部、続いて主信号、外符
号)の信号、…#11スロット(A3h、続いて主信
号、外符号)の信号、#12スロット(40h、続いて
主信号、外符号)の信号、#13スロット(47h、続
いて主信号、外符号)の信号、…、第2フレームの#1
スロットの信号、…、がタイムストリーム多重化装置2
1から出力される。
【0018】なお、1Bhおよび95hは前フレーム同
期信号、A3hおよび40hは後フレーム同期信号であ
り、TMCCは伝送多重構成を示す伝送多重制御信号で
あり、各スロットに割り付けられる主信号は8PSK、
QPSK、またはBPSKの信号であり、位相数の多い
順序に、符号化率の高い順序に#1スロット〜#48ス
ロットに配置される。また、8PSK信号以外の信号は
フレーム処理のクロックを一定にするためにダミースロ
ットが挿入してある。なおTMCC信号をデコードする
ことによって1フレーム中の主信号を指定することがで
きる。
【0019】TS多重化装置21からの出力信号はリア
ルタイムエラーカウンタ1に供給すると共に、変調装置
22に供給する。変調装置22においてはエネルギー拡
散、インターリーブ、内符号誤り訂正符号付加、位相基
準バースト信号付加の処理がなされて直交変調を行う。
変調回路22から送出される変調波は送信装置23にお
いて周波数のアップコンバートを行い、アンテナ24を
介して静止衛星25へ送信する。送信されてきた変調波
を受けた静止衛星25にて地上に送出する周波数に変換
して受信機側へ送出する。
【0020】静止衛星25から送出された信号は受信機
側のアンテナ26にて受信し、アウトドアユニット27
にて中間周波数にダウンコンバートし、受信機28にて
受信し、送信側における処理と逆の処理がなされて、図
3(b)に示したフォーマットの元の信号にデコードす
る。受信機28にてデコードされた信号をリアルタイム
エラーカウンタ1に送出する。
【0021】したがって、TS多重化装置21から送出
された図5(a)に示す連続するスーパーフレームを構
成する信号が送信側データとしてリアルタイムエラーカ
ウンタ1に入力され、送信側におけるインターリーブ、
内符号の付加、受信側におけるデインターリーブ、誤り
訂正処理などのため、図5(b)に示すように遅延して
連続するスーパーフレームを構成する信号として受信側
データとして、リアルタイムエラーカウンタ1に入力さ
れて、比較されエラーカウントされる。
【0022】リアルタイムエラーカウンタ1は、図1に
示すように、タイムストリーム多重化装置21から出力
される図3(b)に示した変調前の信号からスーパーフ
レーム同期信号を検出して、1スーパーフレーム分の送
信側データを格納し、伝送系を通して受信機28から出
力されてくる対応する1スーパーフレーム分の受信側デ
ータと比較部7において比較できるまで保持するための
メモリを有する送信データ保存部部2と、送信データ保
存部2に格納された送信側データからTMCC信号を抽
出してデコードするTMCC検出部3と、受信機28か
ら出力される信号から後記の同期検出部で検出したスー
パーフレーム同期信号に基づいて1スーパーフレーム分
の受信側データを一時保持するメモリからなる受信デー
タ保存部4とを備えている。
【0023】リアルタイムエラーカウンタ1は、さら
に、受信機28から出力される受信側データからスーパ
ーフレーム同期信号を検出し、検出結果に基づきスーパ
ーフレーム同期信号の数を計数する同期検出部5と、同
期検出部5からの計数値に基づきリアルタイムエラーカ
ウンタ1の各回路のタイミング信号を発生するタイミン
グ制御部6と、タイミング制御部6の制御の基に送信デ
ータ保存部1に保存した送信側データの読み出し時期を
遅延させて比較部7へ導く遅延制御部8とを備えてい
る。タイミング発生部6は主に、回路のリセット、カウ
ントスタート、送信側データの読み出し時期の遅延制御
を行う。
【0024】ここで、同期検出部5、タイミング制御部
6および遅延制御部8は送信側データと同じ受信側デー
タとを比較部7において比較させるための比較タイミン
グを設定するタイミング設定手段を構成している。比較
部7は遅延制御部8を介して出力される2スーパーフレ
ーム分以上の送信側データと受信データ保存部4から出
力される1スーパーフレーム分の受信側データとを対応
するビット毎に比較し、1スーパーフレーム分の比較結
果を記憶するメモリを備えている。
【0025】リアルタイムエラーカウンタ1は、さら
に、TMCC検出部3からのデコード出力および後記の
処理制御部12からの比較対照情報に基づき比較部7に
おける比較結果データ中から必要部分のデータ、例えば
スーパーフレームを構成するフレーム単位での比較結
果、スーパーフレームを構成する指定スロット単位での
比較結果を選択する比較カウンタ部9と、タイミング制
御部6からのタイミング信号および図示しない操作パネ
ルからの比較対照情報を受けて比較カウンタ部9および
後記のエラー演算処理部10に比較対照情報を送出する
処理制御部12と、処理制御部12から出力される比較
対照情報と比較カウンタ部9から出力される比較結果と
を受けてビットエラーレートを演算するエラー演算処理
部10と、エラー演算処理部10において求めたエラー
レートを表示する表示部11と、エラーレート演算処理
部10によるエラーレートを外部に送出するためのイン
タフェース13とを備えている。
【0026】比較カウンタ部9は、図2に示すように、
処理制御部12とを受けてTMCC検出部3のデコード
出力に基づく伝送モードの切り換え毎におよび処理制御
部12の比較対照情報の切り換え毎に比較する範囲を示
す比較範囲情報を出力する比較制御部91と、比較範囲
情報を記憶する比較範囲メモリ92および93と、比較
範囲メモリ92および比較範囲メモリ93に記憶の一方
の比較範囲情報を選択する選択部94と、選択部94に
よって選択した比較範囲情報に基づく範囲のビット数を
カウントする比較数カウンタ96と、比較部7の比較結
果中から選択部94によって選択した比較範囲情報に基
づく範囲の比較結果を選択する選択部95と、選択部9
5によって選択された範囲中の誤りビット数をカウント
する誤りビット数カウンタ97とを備えている。
【0027】ここで、TMCC信号は2スーパーフレー
ム先行して送信されるので、2つの比較範囲メモリ92
と93とを設けて、交互に切り換えて演算対象スーパー
フレームに対する比較範囲情報が格納されている方のも
のを使用する。また、TMCC信号をデコードした結
果、ダミースロットが存在する場合は比較範囲から除去
して、ダミースロット部を除去し、さらに外符号を除去
して比較範囲のビット数を比較数カウンタ96にてカウ
ントし、かつ誤りビット数カウンタ97においてもダミ
ースロット部および外符号を除去して誤りビット数を計
数する。これは、ダミースロット部分を計数に含めると
ビットエラーレートを低下させるのみであるためであ
る。
【0028】上記のように構成されたリアルタイムエラ
ーカウンタ1によるビットエラーレートの測定について
説明する。
【0029】TS多重化装置21から送出された送信側
データからスーパーフレーム同期信号が検出され、1ス
ーパーフレーム分の送信側データが送信データ保存部に
保存される。一方受信機28から出力された受信側デー
タから同期検出部5にてスーパーフレーム同期信号が検
出され、1スーパーフレーム分の受信側データが同期デ
ータ保存部4に保存される。
【0030】この状態において、図6(a−1)は送信
側データのスーパーフレーム同期信号を示し、図6(a
−2)は送信側データを示している。図6(c−1)は
受信側データのスーパーフレーム同期信号を示し、図6
(c−2)は受信側データを示している。上記の表示か
ら受信側データは時間的に遅延していることが示されて
いる。
【0031】一方、同期検出部5では受信側データ中の
スーパーフレーム同期信号を検出し、スーパーフレーム
同期信号の数を計数してスーパーフレーム単位でタイミ
ング制御部6を介して遅延制御部8を制御して、送信デ
ータ保存部2に格納されている送信側データを実質的
に、図6(b−1)に示すスーパーフレーム同期信号お
よび図6(b−2)に示すように遅延させる。この遅延
は受信側データが送信側データに対応する1スーパーフ
レーム分のデータとなるまで遅延させる。
【0032】受信側データが送信側データに対応する1
スーパーフレーム分のデータとなったかの判定は両者に
よるビットエラーレートが最小になる時点を捜すことに
よってなされる。以後、この遅延が設定されると受信機
を更新しない限る同一遅延で済み、遅延時間を変更する
必要はない。
【0033】受信側データが送信側データに対応する1
スーパーフレーム分のデータとなると、比較部7におい
て対応するビット毎に比較されて、1スーパーフレーム
分の比較結果が比較部7に記憶される。一方、送信デー
タ保存部2に保存された送信側データからTMCC信号
がTMCC検出部3において検出され、検出されたTM
CC信号がデコードされる。
【0034】TMCC検出部3からのTMCCデコード
出力および処理制御部12を介した比較対照情報を受け
た比較カウンタ部9では、比較対照情報に基づきTMC
Cデコード出力を参照して比較部7における比較結果デ
ータ中から必要部分のデータが選択される。例えば、1
スーパーフレーム分のビットエラーレートが比較対照情
報であるときは比較部7における比較結果の全てが選択
される。また、特定のスロットが指定されているときは
該特定のスロットの比較結果が選択されることになる。
【0035】さらに詳細には、比較カウンタ部9では、
処理制御部12とを受けてTMCC検出部3のデコード
出力および処理制御部12の比較対照情報が参照されて
比較制御部91から比較範囲情報が比較範囲メモリ92
または93に格納される。比較範囲メモリ92または比
較範囲メモリ93に記憶の比較範囲情報が選択部94に
て選択されて、選択部94によって選択された比較範囲
情報に基づく範囲のビット数が比較数カウンタ96にお
いてカウントされ、比較部7の比較結果中から選択部9
4によって選択された比較範囲情報に基づく範囲の比較
結果が選択されて誤りビット数カウンタ97においてカ
ウントされる。
【0036】TMCC信号は前記したように2スーパー
フレーム先行して送信されるので、比較の対象に対応す
るスーパーフレームに対する方の比較範囲メモリが選択
される。また、TMCC信号をデコードしたデコード出
力の結果から、ダミースロットが存在する場合はダミー
スロット部が除去され、さらに外符号が除去されて比較
範囲のビット数が比較数カウンタ96にてカウントさ
れ、かつ誤りビット数カウンタ97においてもダミース
ロット部および外符号が除去された誤りビット数のカウ
ントが行われる。ダミースロット部分を計数に含めると
ビットエラーレートを低下させないためであること前記
のとおりである。
【0037】比較数カウンタ96のカウント値および誤
りビット数カウンタ97のカウント値はエラー演算処理
部10へ送出されて、その比からビットエラーレートが
演算されて、表示部11に表示される。一方、演算され
たビットエラーレートは処理制御部を介してインタフェ
ース13に送出されて外部に送出される。
【0038】なお、以上説明したリアルタイムエラーカ
ウンタ1において、同期検出部5においてスーパーフレ
ーム単位で処理する場合を例示したが、スロット単位で
処理、すなわちフレーム同期信号の数を計数して、遅延
制御を行う処理を行うようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるリア
ルタイムエラーカウンタによれば、変化する既知のデー
タと伝送系を通ったデータとの間におけるビットエラー
レートが得られる。また、ダミーデータが存在するとき
はダミーデータを除去してビットエラーレートが求めら
れて、ビットエラーレートの低減が避けられるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタにおける比較カウンタ部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施の一形態におけるリアルタイムエ
ラーカウンタに供給するデータの伝送フレーム構成を示
す模式説明図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタの挿入位置の説明に供するブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタに入力される送信側データと受信側データ
との遅延を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の一形態にかかるリアルタイムエ
ラーカウンタに入力される送信側データと受信側データ
との遅延制御の説明図である。
【符号の説明】
1 リアルタイムエラーカウンタ 2 送信データ保存部 3 TMCC検出部 4 受信データ保存部 5 同期検出部 7 比較部 8 遅延制御部 9 比較カウンタ部 10 エラー演算処理部 12 処理制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 憲一 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 堀井 昭浩 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 新城 壮一 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5K014 AA01 BA08 EA04 FA09 GA01 HA06 HA10 5K042 BA08 CA05 CA13 CA18 DA27 FA01 FA08 FA15 GA01 GA11 GA17 HA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信データ中の予め定めた単位長の送信デ
    ータを保存する送信データ保存手段と、送信データが伝
    送路および受信機を介して出力される受信データ中の前
    記単位長の受信データを保存する受信データ保存手段
    と、受信データ保存手段に保存されている受信データが
    送信データ保存手段に保存されている送信データに対応
    するデータになるまで実質的に遅延させる遅延制御手段
    と、遅延制御手段を介して出力された送信データと受信
    データ保存手段に保存されている受信データとを対応す
    るビット毎に比較する比較手段と、送信データ中の指定
    された範囲のビット数を計数する比較数計数手段と、比
    較手段の比較結果中から前記指定された範囲の比較結果
    を抽出してビット誤りの数を計数する誤りビット数計数
    手段と、比較数計数手段による計数値と誤りビット数計
    数手段による計数値との比からビットエラーレートを求
    めるエラー演算処理手段とを備えたことを特徴とするリ
    アルタイムエラーカウンタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のリアルタイムエラーカウン
    タにおいて、送信データ中にダミーデータが存在すると
    き比較計数手段はダミーデータを除いて計数する計数手
    段であり、かつ誤りビット数計数手段はダミーデータを
    除いて計数する計数手段であることを特徴とするリアル
    タイムエラーカウンタ。
  3. 【請求項3】BSデジタル放送ステムにおける伝送フレ
    ーム構成の伝送信号中における1スーパーフレーム分の
    送信側データを保存する送信データ保存手段と、送信側
    データが伝送路およびBSデジタル放送受信機を介して
    出力される受信データ中の2スーパーフレーム分以上の
    受信データを保存する受信データ保存手段と、受信デー
    タ保存手段に保存されている受信データが送信データ保
    存手段に保存されている送信データに対応するデータに
    なるまで実質的に遅延させる遅延制御手段と、遅延制御
    手段を介して出力された送信側データと受信データ保存
    手段に保存されている受信側データとを対応するビット
    毎に比較する比較手段と、送信側データ中の指定された
    範囲のビット数を計数する比較数計数手段と、比較手段
    の比較結果中から前記指定された範囲の比較結果を抽出
    してビット誤りの数を計数する誤りビット数計数手段
    と、比較数計数手段による計数値と誤りビット数計数手
    段による計数値との比からビットエラーレートを求める
    エラー演算処理手段とを備えたことを特徴とするリアル
    タイムエラーカウンタ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のリアルタイムエラーカウン
    タにおいて、送信側データからTMCC信号を検出し、
    検出TMCC信号をデコードして指定された範囲内にダ
    ミーデータの存在が検知されたときは、比較計数手段は
    ダミーデータを除いて計数する計数手段であり、かつ誤
    りビット数計数手段はダミーデータを除いて計数する計
    数手段であることを特徴とするリアルタイムエラーカウ
    ンタ。
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