JP2000307217A - 配線パターンの形成方法及び半導体装置 - Google Patents

配線パターンの形成方法及び半導体装置

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JP2000307217A
JP2000307217A JP11117492A JP11749299A JP2000307217A JP 2000307217 A JP2000307217 A JP 2000307217A JP 11117492 A JP11117492 A JP 11117492A JP 11749299 A JP11749299 A JP 11749299A JP 2000307217 A JP2000307217 A JP 2000307217A
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copper
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etching
forming
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Naohiro Mashino
直寛 真篠
Yuichi Matsuda
勇一 松田
Masayuki Sasaki
正行 佐々木
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライフィルム等のレジストを用いず、微細
な配線パターンを形成することができる配線パターンの
形成方法、及びその方法を用いて作製された配線基板に
半導体素子が搭載された半導体装置を提供すること。 【解決手段】 絶縁基板201上に形成された銅箔20
2の表層部分を耐エッチング性を呈するCu3 Pに変質
させてCu3 P膜203を形成する第1の工程と、前記
Cu3 P膜203のうち、所要のパターンに対応する部
分を残し、それ以外の部分のCu3 P膜203を除去す
る第2の工程と、前記所要のパターンに対応する部分以
外の銅箔202を除去する第3の工程と、前記銅箔20
2の所要のパターンに対応する前記Cu3 P膜203を
除去し、前記絶縁基板201上に所要のパターンを形成
する第4の工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線パターンの形成
技術に係り、特に、サブトラクティブ法により配線パタ
ーンを形成する際に、ドライフィルム等のレジストを用
いないでパターニングを行う新規な方法、及びその方法
を用いて作製される半導体装置に関する。近年、電子機
器が小型で高性能になるにつれ、プリント配線基板は限
られたスペースで多くの入出力端子を引き廻さなければ
ならなくなっている。そのため、プリント配線基板の配
線パターンの微細化と共にその配線ピッチの微細化、高
密度化が進んでおり、そのような微細かつ高密度な配線
の形成方法が研究されている。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板上には個々のパッケー
ジ(集積回路等の電子部品)を電気的に接続するための
配線パターンが形成される。この配線パターンは、ガラ
ス・エポキシ基板やセラミック基板等の絶縁基板上に形
成され、配線材料にはアルミニウムや銅等が用いられ
る。最近では、パッケージとして、端子数の多いBGA
(Ball Grid Array)や、端子ピッチの
小さいCSP(ChipSize Package)等
の表面実装型パッケージが用いられるようになってい
る。BGAの端子数は225〜500ピンと多く、また
CSPの端子ピッチは1mm以下と小さい。そのため、
プリント配線基板の配線パターンもそれに合わせて微細
化されなければならず、現在では配線ピッチが100μ
m以下の配線パターンが要求されている。
【0003】プリント配線基板に配線パターンを形成す
る方法として従来から用いられているものに、サブトラ
クティブ法、セミアディティブ法、フルアディティブ法
がある。以下では、特に、サブトラクティブ法による配
線パターンの形成方法について図1を参照しながら説明
する。まず、図1(a)に示すように、絶縁基板101
上に形成された銅箔102上に、ドライフィルム103
を貼り付ける。このドライフィルムレジスト103は、
後で銅箔102をエッチングする際にマスクとして使用
するものである。
【0004】続いて、図1(b)に示すように、ドライ
フィルム103をアートワークフィルム104を通して
露光する。アートワークフィルム104には配線パター
ンが印刷されており、ドライフィルム103にはその配
線パターンに対応する部分が露光される。露光後、ドラ
イフィルム103を現像する。これにより、配線パター
ンに対応する部分のドライフィルム103のみが銅箔上
に残ることになる。
【0005】次に、図1(c)に示すように、現像後に
残ったドライフィルム103をマスクとして用い、銅箔
102の表面が露出している部分をエッチング液でエッ
チングし、除去する。このとき用いるエッチング液とし
ては、例えば、塩化銅水溶液、塩化鉄水溶液等がある。
続いて、図1(d)に示すように、ドライフィルム10
3を除去する。除去後、基板上にポリイミド樹脂等を塗
布しソルダレジスト層を形成し、基板表面を保護する。
【0006】以上により、絶縁基板上に銅箔の配線パタ
ーンが形成されたことになる。また、最近では、配線を
高密度化するために、ビルドアップ基板が実用化されつ
つある。ビルドアップ基板とは、絶縁基板上に配線層と
絶縁層とを交互に積層し、配線を高密度化した配線基板
のことである。このとき形成される配線層には、上述し
たようなサブトラクティブ法を用いて配線パターンが形
成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なエッチング時のマスクとしてドライフィルムを用いる
従来のサブトラクティブ法は、プロセスが単純であると
いう利点がある反面、微細な配線パターンが形成できな
いという欠点がある。すなわち、ドライフィルムは比較
的膜厚があり、その下地層(銅箔)との密着強度がそれ
ほど大きくないため、例えばスプレー方式のウエットエ
ッチングを行った場合には、そのシャワー圧力によって
剥離し易いといった問題が生ずる。このような剥離が生
じた場合には、ドライフィルムと銅箔の間にエッチング
液が入り込み、それにより配線パターンとなるべき部分
の銅箔もエッチング除去されてしまい、加工精度良く配
線パターンを形成することができない。更に、エッチン
グ中にドライフィルムとともに銅箔が剥がれてしまうこ
ともある。そのため、現状では、ドライフィルムを用い
るサブトラクティブ法では、配線ピッチが200μm以
下の配線パターンを形成するのが困難となっている。
【0008】更に、ドライフィルムは比較的高価である
ため、コストの面からも不利である。本発明は、係る従
来技術の課題に鑑みて創作されたものであり、ドライフ
ィルム等のレジストを用いることなく、コストメリット
のあるサブトラクティブ法で微細な配線パターンを形成
することができる配線パターンの形成方法、及びその方
法を用いて作製される半導体装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明の一形態によれば、絶縁性の基材上に形成
された導体膜の表層部分を耐エッチング性を呈するよう
に変質させる第1の工程と、前記耐エッチング性を呈す
る表層部分のうち、形成しようとする所要のパターンに
対応する表層部分を残し、それ以外の該表層部分を除去
する第2の工程と、前記所要のパターンに対応する部分
以外の導体膜部分をエッチングにより除去する第3の工
程と、前記所要のパターンに対応する前記表層部分を除
去する第4の工程とを有することを特徴とする配線パタ
ーンの形成方法が提供される。
【0010】本発明に係る配線パターンの形成方法及び
半導体装置によれば、導体膜の耐エッチング性を呈する
表層部分は、この導体膜の表層部分を変質させることに
より形成されているため、エッチング中にこの耐エッチ
ング性を呈する表層部分が剥離することが無い。そのた
め、従来技術に見られたような、エッチング中にドライ
フィルムが剥離してしまうという課題は生じない。これ
により、ドライフィルムを用いる場合よりも、加工精度
良く配線パターンを形成することができる。また、高価
なドライフィルムを用いないので、配線パターン形成時
のコストを従来よりも低くすることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。 (1)第1の実施の形態 図2(a)〜(d)、及び図3(a)〜(c)は、第1
の実施の形態を説明するための断面図である。
【0012】まず、図2(a)に示すように、基材とな
るガラス・エポキシ基板やセラミック基板等の絶縁基板
201上に銅箔202を形成する。この銅箔202の膜
厚は、後でウエットエッチングを行う際サイドエッチン
グを防ぐために、できるだけ薄い方が好ましい。本実施
の形態では、膜厚が3〜30μmの銅箔202を用い
る。
【0013】次に、図2(b)に示すように、銅箔20
2上にCu3 P(燐化銅)膜203を形成する。このC
3 P膜203は、P(燐)をスパッタリングし、P
(燐)原子を銅箔202上に堆積させることにより形成
される。そのため、銅箔202の表面がP(燐)に曝さ
れることになり、表面付近のCu(銅)原子がP(燐)
と化合しCu3 P(燐化銅)となる。これにより、銅箔
202の表面にCu3 P(燐化銅)膜203が形成され
る。このCu3 P(燐化銅)膜203は耐塩酸性を示
し、後でエッチングを行うときに、マスクとして使用す
るものである。
【0014】続いて、図2(c)に示すように、所要の
配線パターン以外の部分の銅箔202上に形成されてい
るCu3 P(燐化銅)膜203をレーザ直描によって削
り取る。このとき、先に形成したCu3 P(燐化銅)膜
203の膜厚をできるだけ薄くすることにより、精度良
くレーザで加工することができる。本実施形態では、C
3 P(燐化銅)膜203の膜厚は0.1μm以下であ
る。
【0015】なお、レーザ直描に用いられるレーザとし
ては、エキシマレーザやYAGレーザ等がある。特に、
エキシマレーザは、そのエネルギが物質の分子間結合エ
ネルギとほぼ同様の値を持ち、また、パルス幅が数ナノ
秒というジャイアントパルスが発振されるという特徴を
有している。物質の分子間結合エネルギとほぼ同様のエ
ネルギを持つレーザを物質に照射すると、熱を伴わない
で分子間の結合を切ることができる。そのため、エキシ
マレーザを用いて物質を加工すると、熱影響の無い精密
な加工結果が得られ、また、その加工速度も速い。従っ
て、本実施形態でレーザ直描に用いるレーザとしてエキ
シマレーザを用いると、微細かつ高密度な配線パターン
を形成することができる。
【0016】これにより、配線パターンとなる部分の銅
箔202上に形成されているCu3P(燐化銅)膜20
3のみが残り、それ以外の部分では銅箔202の表面2
02aが露出することになる。次に、図2(d)に示す
ように、基板全体をエッチング液に浸し、エッチングを
行う。このとき、配線パターンとならない部分の銅箔2
02の表面202aがエッチング液に曝されることにな
る。そのため、配線パターンとならない部分の銅箔20
2が除去され、その下の絶縁基板201の表面が露出す
る。また、絶縁基板201上でCu3 P(燐化銅)膜2
03 が残っている部分では、Cu3 P(燐化銅)膜2
03がマスクとして機能するため(耐エッチング性)、
その下に形成されている銅箔202がエッチングされる
ことは無い。なお、本実施形態ではエッチング液とし
て、塩化銅水溶液、、塩化鉄水溶液等が用いられる。
【0017】従来の技術では、エッチング時におけるマ
スクとしてはドライフィルムが用いられているが、前述
したようにそれはエッチング時に剥離し易く、そのため
にエッチング精度が悪くなるという問題があった。これ
に対し本実施形態でマスクとして使用するのはCu3
(燐化銅)膜203であり、これは銅箔202の表面が
P(燐)と直接反応して形成されたものであるから、エ
ッチング中に剥離するということは無い。従って、本実
施形態では、従来のようにドライフィルムをマスクとし
て用いる場合よりも高い精度でエッチングを行うことが
でき、微細かつ高密度な配線パターンを形成することが
できる。
【0018】これにより、絶縁基板201上には、配線
パターンとなる部分の銅箔202と、その上の形成され
ているCu3 P(燐化銅)膜203が残ることになる。
ところで、絶縁基板201上に残っているCu3 P(燐
化銅)膜203は、このままでは除去するのが困難であ
る。そこで、次に図3(a)に示すように、基盤上に残
っているCu3 P(燐化銅)膜203に対して、O(酸
素)プラズマ処理を行う。これにより、Cu3 P(燐化
銅)膜203中のCu3 P(燐化銅)がCuPO4 とな
る。これにより、図3(b)に示すように、Cu3
(燐化銅)膜203はCuPO4 膜204となる。
【0019】続いて、図3(c)に示すように、このC
uPO4 膜204をCa(OH)2(水酸化カルシウ
ム)水溶液中で洗浄して除去する。除去後、絶縁基板2
01上、及び銅箔202上にポリイミド樹脂等を塗布し
ソルダレジスト層を形成し、銅箔202の表面を保護す
る。以上により銅箔202がパターニングされ、絶縁基
板201上に所要の配線パターンが形成されたことにな
る。この配線パターンはドライフィルムを用いずにエッ
チングして形成されているため、従来のようにドライフ
ィルムを用いるサブトラクティブ法よりも微細化及び高
密度化することが可能である。
【0020】また、従来のドライフィルムは、それを現
像した後に、有害となり得る物質を含む現像液を処理す
る必要があった。しかし、本発明では現像液を用いない
ためそのような必要が無く、人間が生活する環境中に有
害物質を排出することが無い。更に、価格が高価なドラ
イフィルムを用いないのでコストの面からも有利であ
る。
【0021】なお、本実施形態では銅箔202をパター
ニングしたが、上に述べたのと同様の方法で、銅めっき
膜をパターニングすることも可能である。 (2)第2の実施の形態 第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る配線パタ
ーンの形成方法を半導体装置に適用したものである。以
下では、特にPGA(Pin Grid Array)
のプラスチックパッケージ中にビルドアップ基板が用い
られている半導体装置について説明する。
【0022】最初に、ビルドアップ基板の製造工程につ
いて図4(a)〜(d)図5(a)〜(d)を参照しな
がら説明する。まず、図4(a)に示すように、基材と
なる絶縁基板301上に銅箔310を形成する。この絶
縁基板301の材料にはガラス・エポキシ樹脂等が用い
られ、その厚さは0.5mm程度である。
【0023】次に、図4(b)に示すように、絶縁基板
301と銅箔310をドリル加工し、スルーホール31
1を形成する。続いて、図4(c)に示すように、銅箔
310の表面、及びスルーホール311の内壁に銅めっ
き層312を形成する。この銅めっき層312は、絶縁
基板301の両面に形成されている銅箔310を電気的
に接続するために形成され、それは無電解銅めっき、又
は電解銅めっきにより形成される。銅めっき層312を
形成後、スルーホール311内部にスルーホール穴埋樹
脂313を埋め込む。
【0024】次に、図4(d)に示すように、銅箔31
0、及び銅めっき層312に対し、第1の実施の形態で
説明した方法、すなわちレーザ直描されたCu3 P膜を
エッチング時のマスクとして使用する方法を用いてパタ
ーニングを行い、配線パターン302を形成する。この
とき用いられるCu3 P膜は、従来のドライフィルムの
ようにエッチング時に剥がれてしまうことが無い。その
ため、配線パターン302は従来よりも微細かつ高密度
に形成され得る。
【0025】続いて、図5(a)に示すように、配線パ
ターン302上に絶縁層303を形成する。この絶縁層
303は樹脂の塗布、又は樹脂シートの粘着により形成
される。次に、図5(b)に示すように、絶縁層303
にビアホール314を形成する。このとき、絶縁層30
3が感光性樹脂より成る場合には、絶縁層303を露光
し、現像することによりビアホール314が形成され
る。また、絶縁層303が感光性を呈さない樹脂である
場合には、レーザ加工によりビアホール314が形成さ
れる。
【0026】続いて、図5(c)に示すように、絶縁層
303の上部、及びビアホール314の内部に導体膜3
15を形成する。この導体膜315は下層からCr(ク
ロム)層、Cu(スパッタ)層、Cu(めっき)層の順
に形成される。ここで、Cr(クロム)層はスパッタに
より形成され、Cu(めっき)層は無電解銅めっきによ
り形成される。
【0027】次に、図5(d)に示すように、導体膜3
15をパターニングし、配線パターン302を形成す
る。この配線パターン302は、第1の実施の形態で説
明した方法により形成されるため、微細かつ高密度に形
成され得る。なお、導体膜315の最下層に形成されて
いるCr(クロム)層は、Cu(スパッタ)層とCu
(めっき)層をパターニングした後エッチングにより除
去される。
【0028】以上により、絶縁基板301をコア基板と
し、4層の配線層から成るビルドアップ基板が形成され
た。なお、4層より多い配線層から成るビルドアップ基
板を形成するには、上で説明した工程を繰り返すことに
より形成される。次に、上で説明したビルドアップ基板
をプラスチックパッケージ中に用いるPGA(Pin
Grid Array)について、図面を参照しながら
説明する。
【0029】図6は、ビルドアップ基板をプラスチック
パッケージ中に用いているPGA(Pin Grid
Array)の断面図である。図6に示すPGAでは、
6層の配線層から成るビルドアップ基板が用いられてお
り、それぞれの配線層には配線パターン302が形成さ
れている。図6において、304は半導体チップ等の電
子部品である。半導体チップ304は、はんだバンプ3
05とともに配線パターン302上に熱圧着することに
より、配線パターン302に接続される。また、306
はソルダ・レジスト層であり、これにより配線パターン
302の表面が保護されている。また、308はPGA
をプリント基板などに実装するためのピンである。ピン
308は、はんだ309により配線パターン302に接
着されている。そして、307はアンダーフィル剤であ
り、それにはエポキシ樹脂等が用いられる。このアンダ
ーフィル剤307により、半導体チップ304とソルダ
・レジスト306の間の空間が隙間なく埋め尽くされ
る。
【0030】なお、上ではビルドアップ基板が用いられ
ているPGAについて説明したが、ビルドアップ基板が
用いられているBGA(Ball Grid Arra
y)にも本発明を適用することが可能である。この場合
には、ピン308に替えてはんだボールが外部接続端子
となる。上述したようなPGA、又はBGAは、従来の
PGA、又はBGAに比べて高密度なものとなってい
る。すなわち、そのプラスチックパッケージ中のビルド
アップ基板の配線パターンは、Cu3 P膜をエッチング
時のマスクとして使用するパターニングする方法により
形成されている。この方法により形成された配線パター
ンは、従来のドライフィルムを用いるサブトラクティブ
法により形成された配線パターンに比べて微細化及び高
密度化することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、耐
エッチング性を呈する導体膜の表層部分をエッチング時
のマスクとして用いており、この表層部分はエッチング
中に剥離することが無い。そのため加工精度良く配線パ
ターンを形成することが可能となる。また、高価なドラ
イフィルムを用いないので、配線パターン形成時のコス
トを下げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例に係る配線パターンの形成方法につい
て示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る配線パター
ンの形成方法について示す断面図(その1)である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る配線パター
ンの形成方法について示す断面図(その2)である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の構造を示す断面図(その1)である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の構造を示す断面図(その2)である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の構造を示す断面図(その3)である。
【符号の説明】
101、201、310 絶縁基板、 102、202 銅箔、 103 ドライフィルム、 104 アートワークフィルム、 202a 銅箔の表面、 203 Cu3 P膜、 204 CuPO4 膜、 301 基板、 302 配線パターン、 303 層間樹脂層、 304 半導体チップ、 305 はんだバンプ、 306 ソルダ・レジスト、 307 アンダーフィル剤、 308 ピン、 309 はんだ、 311 スルーホール、 312 銅めっき層、 313 スルーホール穴埋樹脂、 314 ビアホール、 315 導体膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正行 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5E339 BC02 BD03 BD11 BE11 BE13 BE17 CC10 CD05 CF06 CG04 DD03 EE10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の基材上に形成された導体膜の表
    層部分を耐エッチング性を呈するように変質させる第1
    の工程と、 前記耐エッチング性を呈する表層部分のうち、形成しよ
    うとする所要のパターンに対応する表層部分を残し、そ
    れ以外の表層部分を除去する第2の工程と、 前記所要のパターンに対応する部分以外の導体膜部分を
    エッチングにより除去する第3の工程と、 前記所要のパターンに対応する前記表層部分を除去し
    て、前記基材上に該導体膜から成る所要のパターンを形
    成する第4の工程とを有することを特徴とする配線パタ
    ーンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記導体膜は銅層であり、前記表層部分
    をCu3 P(燐化銅)に変質させることを特徴とする請
    求項1に記載の配線パターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の工程は、スパッタリングによ
    り前記銅層の表層部分にP(燐)を打ち込み、該表層部
    分を前記Cu3 P(燐化銅)に変質させ、 前記第3の工程は、塩化銅水溶液又は塩化鉄水溶液をエ
    ッチング液として用いて、前記銅層の所要のパターンに
    対応する部分以外の該銅層部分をエッチングにより除去
    することを特徴とする請求項2に記載の配線パターンの
    形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第4の工程は、表層部分のCu3
    (燐化銅)をO(酸素)プラズマ処理してCuPO4
    し、 前記CuPO4 をCa(OH)2 (水酸化カルシウム)
    水溶液で洗浄して除去することを特徴とする請求項2又
    は請求項3に記載の配線パターンの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の工程は、レーザを選択的に照
    射して前記所要のパターン部分以外の表層部分を除去す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一
    に記載の配線パターンの形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか一に記
    載の配線パターンの形成方法を用いて作製された配線基
    板に半導体素子が搭載された半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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