JP2000307092A - 固体撮像装置、これを用いたカメラおよびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置、これを用いたカメラおよびその製造方法

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JP2000307092A
JP2000307092A JP11113927A JP11392799A JP2000307092A JP 2000307092 A JP2000307092 A JP 2000307092A JP 11113927 A JP11113927 A JP 11113927A JP 11392799 A JP11392799 A JP 11392799A JP 2000307092 A JP2000307092 A JP 2000307092A
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solid
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state imaging
pin
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Inventor
Eizo Fujii
栄造 藤井
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Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像装置を用いたカメラにおいて、固体
撮像装置やレンズブロック等構成部品の組み付け精度を
改善し、光軸のズレにより生じるシェーディングを抑制
する。 【解決手段】 固体撮像装置1のパッケージ2側端部に
設けたガイド部7にガイドピン9を挿入するとともに、
同側端部に設けたパイロット部6にパイロットピン8を
挿入し、ガイド部7により案内しながらパイロット部6
をパイロットピン8に押しつけて、固体撮像装置1を位
置決めする。パイロットピン8の端面10a、10b
は、パイロット部6の略ハ字状の端部に沿って当接し、
ガイドピン9のみによってではなく、パイロットピン8
によっても固体撮像装置の回転が押さえられる。また、
パイロット部の一部は、パイロットピンの頂点11が端
面10a、10bの上記略ハ字状の面的当接を阻害しな
いよう、パッケージ内方側に向かって後退している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置とこ
れを用いたカメラに関するものであり、また、このカメ
ラの製造方法に関するものである。本発明は、特に、固
体撮像装置を用いたカメラにおける、固体撮像装置、レ
ンズブロック、配線基板等のカメラ構成部品の位置決め
の高精度化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像装置の位置決めは、図5
(A)(B)に示すように、パッケージ22の側端部に形成
された一対の切り欠き部27を利用して行われてきた。
この略U字状の切り欠き部27には、位置決め用のパイ
ロットピン28およびガイドピン29が挿入され、パイ
ロットピン28を基準として固体撮像装置26の位置が
定められ、ガイドピン29により固体撮像装置26の回
転が押さえられる。この状態で、外部リード(アウター
リード)24が、図示しない配線基板のマウント穴に挿
入される。同様に、レンズブロックの位置決めにも、レ
ンズブロックに設けられた位置決め用のパイロットピン
およびガイドピンと、パッケージ22に形成された切り
欠き部27が用いられる。なお、パッケージ22の上面
に設けられた凹部には、固体撮像素子23が搭載され、
その上方がガラス板25により封着される。
【0003】取付精度の向上を図るため、特開平10−
326886号公報には、図6(A)(B)に示すように、
パッケージ30の位置決め用の切り欠きを、略V字状の
パイロット部35と、略コ字状のガイド部36とした固
体撮像装置34が開示されている。この固体撮像装置に
おいても、図7に示すように、位置決め用のパイロット
ピン37およびガイドピン38が、それぞれパイロット
部35およびガイド部36に挿入され、さらに、パイロ
ット部35にパイロットピン37を押しつけて、パイロ
ットピン37を基準として固体撮像装置を位置決めし、
ガイドピン38により固体撮像装置の回転が押さえられ
る。
【0004】図6に示した固体撮像装置34において
も、図5に示した固体撮像装置26と同様、パッケージ
30の上面に設けた凹部に固体撮像素子31が搭載さ
れ、この素子の上方がガラス板33により封着される。
なお、固体撮像装置26は外部リード24が下方に突出
したデュアルインライン(DIP)タイプであるのに対
し、固体撮像装置34は外部リード32が突出しないリ
ードレスチップキャリア(LCC)タイプである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−3268
86号公報に記載されているように、略コ字状としたガ
イド部にガイドピンを挿入し、ガイドピンをガイド部に
沿って案内しながらパイロットピンを略V字状としたパ
イロット部に押しつけて固定すると、固体撮像装置の回
転を、図4に示した構成を用いる場合よりは抑制するこ
とができる。
【0006】しかしながら、固体撮像装置を用いたカメ
ラの光学特性を劣化させないためには、固体撮像装置等
構成部品の組み付け精度をさらに改善する必要がある。
特に、固体撮像装置とレンズブロックとの位置合わせを
精度よく行わないと、レンズの光軸と固体撮像素子の
(設計上の)光軸とが一致しないことになり、感度ムラ
によるシェーディングが生じることになる。
【0007】そこで、本発明は、さらに精度よく組み付
けることができる固体撮像装置を提供することを目的と
する。また、本発明は、この固体撮像装置を用いたカメ
ラ、および固体撮像装置等の構成部品を精度よく組み付
けることができる、固体撮像装置を用いたカメラの製造
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の固体撮像装置は、パッケージの上面に設け
た凹面に固体撮像素子が固定され、前記パッケージの互
いに対向する側端部に形成されたガイド部およびパイロ
ット部を備えており、前記パイロット部が、平面視で、
前記側端部から前記パッケージの内方に向けて狭まる略
ハ字状の一対の外方側端部と、前記一対の外方側端部を
互いに交わるまで延長して定まる仮想線を前記内方へと
後退させた内方側端部とにより画された形状を有するこ
とを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
の固体撮像装置を用いたカメラは、上記記載の固体撮像
装置と、ガイドピンおよびパイロットピンを有するレン
ズブロックとを備えており、前記ガイドピンおよび前記
パイロットピンが、前記固体撮像装置のガイド部および
パイロット部にそれぞれ挿入され、前記パイロットピン
の端面が、前記パイロット部の一対の外方側端部に沿っ
て当接した状態で、前記固体撮像装置と前記レンズブロ
ックとが位置合わせされていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の固体撮像装置を用いた別の
カメラは、パッケージの上面に設けた凹面に固体撮像素
子が固定され、前記パッケージの互いに対向する側端部
に形成されたガイド部およびパイロット部を備え、前記
パイロット部が、平面視で、前記側端部から前記パッケ
ージの内方に向けて狭まる略ハ字状の一対の直線部分を
含む端部により画された形状を有する固体撮像装置と、
ガイドピンおよびパイロットピンを有するレンズブロッ
クとを備え、前記ガイドピンおよび前記パイロットピン
が、前記固体撮像装置のガイド部およびパイロット部に
それぞれ挿入され、前記パイロットピンの端面が、前記
パイロット部の端部の前記一対の直線部分に沿って当接
した状態で、前記固体撮像装置と前記レンズブロックと
が位置合わせされていることを特徴とする。
【0011】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の固体撮像装置を用いたカメラの製造方法は、上面に
固体撮像素子を固定するための凹部を有し、互いに対向
する側端部にガイド部およびパイロット部を備え、前記
パイロット部が、平面視で、前記側端部から前記パッケ
ージの内方に向けて狭まる略ハ字状の一対の外方側端部
と、前記一対の外方側端部を互いに交わるまで延長して
定まる仮想線を前記内方へと後退させた内方側端部とに
より画された形状を有する固体撮像装置用パッケージ
と、前記ガイド部および前記パイロット部に同時に挿入
可能なガイドピンおよびパイロットピンを備え、前記パ
イロットピンが前記パイロット部の前記一対の外方側端
部に沿って当接可能な端面を有するレンズブロックと、
を用い、前記ガイドピンおよび前記パイロットピンを前
記ガイド部および前記パイロット部に挿入し、前記ガイ
ド部により案内しながら、前記パイロットピンの前記端
面を前記パイロット部の前記一対の外方側端部に沿って
当接させて、前記パッケージと前記レンズブロックとを
位置合わせする工程と、前記パッケージの前記凹部に固
体撮像素子を固定する工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0012】また、本発明の固体撮像装置を用いたカメ
ラの別の製造方法は、上面に固体撮像素子を固定するた
めの凹部を有し、互いに対向する側端部にガイド部およ
びパイロット部を備え、前記パイロット部が、平面視
で、前記側端部から前記パッケージの内方に向けて狭ま
る略ハ字状の一対の外方側端部と、前記一対の外方側端
部を互いに交わるまで延長して定まる仮想線を前記内方
へと後退させた内方側端部とにより画された形状を有す
る固体撮像装置用パッケージと、前記ガイド部および前
記パイロット部に同時に挿入可能な第1のガイドピンお
よび第1のパイロットピンを備え、前記第1のパイロッ
トピンが前記パイロット部の前記一対の外方側端部に沿
って当接可能な端面を有する位置決め治具と、前記ガイ
ド部および前記パイロット部に同時に挿入可能な第2の
ガイドピンおよび第2のパイロットピンを備え、前記第
2のパイロットピンが前記パイロット部の前記一対の外
方側端部に沿って当接可能な端面を有するレンズブロッ
クと、前記第1のガイドピンおよび前記第1のパイロッ
トピン、または前記第2のガイドピンおよび前記第2の
パイロットピンを同時に挿通可能な孔部を備えた配線基
板と、を用い、前記第1のガイドピンおよび前記第1の
パイロットピンを前記孔部に挿入し、さらに前記孔部か
ら突出した前記第1のガイドピンおよび前記第1のパイ
ロットピンを前記ガイド部および前記パイロット部にそ
れぞれ挿入し、前記ガイド部により案内しながら、前記
第1のパイロットピンの端面を前記パイロット部の前記
一対の外方側端面に沿って当接させて、前記パッケージ
と前記配線基板と前記位置決め治具とを位置合わせする
工程と、位置合わせされた状態で前記パッケージと前記
配線基板とを固定する工程と、前記位置決め治具を、互
いに固定された前記パッケージおよび前記配線基板から
抜き取る工程と、前記第2のガイドピンおよび前記第2
のパイロットピンを前記ガイド部および前記パイロット
部にそれぞれ挿入し、前記ガイド部により案内しなが
ら、前記第2のパイロットピンの端面を前記パイロット
部の前記一対の外方側端部に沿って当接させて、前記パ
ッケージと前記レンズブロックとを位置合わせする工程
と、前記パッケージに対して位置合わせした前記レンズ
ブロックを前記配線基板または前記パッケージに固定す
る工程と、前記パッケージと前記レンズブロックとを位
置合わせする工程を実施する前のいずれかの段階で、前
記パッケージの前記凹部に固体撮像素子を固定する工程
と、を含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の固体撮
像装置の一形態を示す平面図(A)、と側面図(B)(C)で
ある。なお、側面図(C)は、固体撮像装置1をガイド部
7が形成された側面から見た図に相当する。また、図示
を省略するが、パイロット部6が形成された側面から見
た場合も、ガイド部7とパイロット部6との平面視によ
る形状の相違が反映される点を除いては、図1(C)と同
様に観察される。
【0014】この固体撮像装置1は、パッケージ2上面
に形成された凹部に固体撮像素子3が搭載され、その上
方がガラス板(キャップ)5により封着されている。固
体撮像素子3には、フォトダイオードが行列状に配置さ
れている。フォトダイオードは、その光電変換機能によ
り上方から入射する外部光に応じた信号電荷を発生させ
る。この信号電荷は、出力アンプを介して所定の電気信
号となり、固体撮像素子3から外部へと送られる。さら
に、この電気信号は、図示しない固体撮像素子の電極パ
ッドに接続された、同じく図示を省略する内部リード
(インナーリード)と、パッケージ2側面に配列した外
部リード(アウターリード)4とを通って、固体撮像装
置の外部へと送信される。
【0015】固体撮像装置1の側面には、パイロット部
6とガイド部7とが形成されている。これらパイロット
部6およびガイド部7は、平面視によれば、パッケージ
2の側端部を切り欠いた凹部として観察される。
【0016】ガイド部7は、平面視で、パッケージ外方
に開口したU字状とされている。このように、ガイド部
7は、互いに略平行に設けられた2本の直線と、この2
本の直線間を結ぶ直線または曲線とからなる端部により
画された形状を備えていることが好ましい。
【0017】一方、パイロット部6も、平面視で、パッ
ケージ外方に開口した形状を有している。同じく平面視
で観察されるパイロット部6の端部は、外方側の直線の
端部(外方側端部)6bと、内方側の曲線の端部(内方
側端部)6aとから構成されている。外方側端部6b
は、パッケージ外方に向かって広がる略ハ字状に形成さ
れており、内方側端部6aは、外方側端部のパッケージ
内方側の先端どうしを結ぶ曲線として形成されている。
内方側端部6aが描く曲線は、パッケージ内方側に凸と
なっており、その結果、パイロット部6全体の外観は、
略V字の中央頂点近傍を略U字状に拡張した形状となっ
ている。この形状は、略V字を仮想的端部として、その
V字頂点近傍をパッケージ内方側に部分的に後退させた
形状でもある。
【0018】この固体撮像装置1は、基本的には従来と
同様の動作により、パイロットピンを基準とし、ガイド
ピンにより回転が押さえられた状態で位置決めされる。
しかし、図3に示したように、ここでは、例えば断面正
方形のパイロットピン8が用いられ、このパイロットピ
ン8の端面10a,10bが、パイロット部6の外方側
端部6bに沿って当接した状態で位置決めされる。
【0019】このように位置決めすると、パイロットピ
ン8とパイロット部6との接触自体によって、パッケー
ジ2の回転が押さえられる。実質的にガイドピン9のみ
により行う回転の抑制では、ガイドピン9をガイド部7
に挿入するために必要となるクリアランスが問題とな
り、十分に回転を防止できない。また、図7に示した位
置決めの方法でも、パイロットピン37とパイロット部
35とは、基本的に、平面視では2点でのみ接触してい
るから、回転防止は不十分である。しかし、パイロット
ピン8とパイロット部6との間における、平面視略ハ字
状となる2カ所での面的接触により、固体撮像装置の回
転は、上記クリアランスに影響されることなく、効果的
に防止することができる。
【0020】パイロットピン8の両端面10a,10b
が交差する頂点11は、パッケージ2の最も内方側に位
置することになる。パイロット部6の内方側端部6a
は、両端面10a,10bによる上記位置決めの際に、
この頂点11と接触しないように後退していることが好
ましい。もっとも、図2に示したように、内方側端部
は、パイロットピンの端面10a,10bとパイロット
部の外方側端部との位置決めのための面状の当接を阻害
しない限り、頂点11等で部分的に接触していてもよ
い。
【0021】パイロット部6の形状は、用いるパイロッ
トピン8に応じて適宜定めればよい。パイロットピン8
の断面形状が正方形である場合は、図2(A)(B)(C)に
示したように、互いに90度の角度を為すように略ハ字
状の外方側端部6a,6bを設ける。そして、外方側端
部6a,6bを互いに交差するまでパッケージ内方側に
延長して定める仮想的な端部の内側に入り込まないよう
に、仮想的端部の少なくとも一部をパッケージ内方側に
後退させて内方側端部6aが設けられる。
【0022】上記仮想的端部の少なくとも一部を後退さ
せて内方側端部6aを構成すると、外方側端部との当接
による位置決めの精度を確保するための厳密な加工が要
求されなくなる。例えば、V字状に切り欠いた形状の頂
点を高精度に直角加工することは極めて困難であるが
(図6に示された従来のパイロット部35の頂点近傍も
直角ではなく円形に加工されている)、このような加工
上の困難は、内方側端部を後退させることより解消する
ことができる。
【0023】内方側端部6aの形状は、図2に示したよ
うに特定の形態に限定されず、例えば、平面視で、略U
字状、略V字状または略コ字状とされる。
【0024】パイロットピン8の形状は、断面正方形に
限られず、パイロット部6の外方側端部6bに沿って当
接する一対の端面が準備されていればよい。このような
パイロットピンは、断面により観察すれば、略ハ字状に
配置された一対の直線部分を含む形状を有している。パ
イロットピンの断面形状は、具体的には、三角形、六角
形等各種多角形であってもよいが、代表例としては、菱
形や正方形を含む矩形である。
【0025】上記では、図1に示した固体撮像装置を用
いた位置決め方法について説明したが、本発明はこれに
限ることなく、例えば、図6に示したようなパッケージ
を備えた固体撮像装置を用いても実施できる。ただし、
この固体撮像装置には、断面矩形のパイロットピンを適
用すると、矩形頂点部分が位置決めを阻害する。この場
合は、逆にパイロットピンの頂点を後退させれば、パイ
ロットピンとパイロット部との平面視での面的な当接を
実現できる。一例を挙げると、断面が等脚台形であるパ
イロットピンの等脚部に相当する端面を、パイロット部
の平面視直線部分に沿って当接させると、上記と同様、
精度よく固体撮像装置の位置決めを実施することが可能
となる。
【0026】また、ガイド部7の形状は、図1のように
平面視略U字状としてもよいが、その他の形状を採用し
ても構わない。このような形状としては、例えば、互い
に略平行に設けられた2本の直線を端部に含む、平面視
略コ字状等を挙げることができる。
【0027】次に、図1に示した固体撮像装置を用い
た、カメラの組み付け方法の例を説明する。図4は、カ
メラの構成部品である、固体撮像装置1、レンズブロッ
ク19および配線基板12を、組み付け位置から上下に
離間させて示す斜視図である。これらの部品の組み付け
には、位置決め治具16が用いられる。
【0028】まず、固体撮像装置1は、配線基板12上
に位置決めされる。この位置決めのために、位置決め治
具16に所定間隔で立接された四角柱のパイロットピン
17と円柱のガイドピン18とが、上記間隔と同一の間
隔となるように配線基板12に形成された挿入穴13に
貫挿される。次に、挿入穴13から突出したピン17,
18と、パイロット部6およびガイド部7とを用いて、
固体撮像装置1が位置決めされる。この位置決めの方法
は、上記に説明したとおりである。
【0029】引き続き、位置決めされた状態で、固体撮
像装置1のパッケージ2の下面が、予め接着剤14が塗
布された配線基板12の上面と接合される。また、外部
リード4が、配線基板12上に所定ピッチで形成された
ランドパターン15にはんだ付けされる。こうして、固
体撮像装置1が、配線基板12上に固定され、かつ電気
的にも接続される。
【0030】その後、位置決め治具16から、固体撮像
装置1を搭載した配線基板12が引き抜かれる。そし
て、今度は、レンズブロック19が固体撮像装置1に対
して位置決めされる。この位置決めは、レンズブロック
19の下面(固体撮像装置に対向する面)に設けられた
四角柱のパイロットピン20および円柱のガイドピン2
1と、パイロット部6およびガイド部7とを用いて行わ
れる。この位置決めの方法も既に説明したとおりであ
る。最後に、レンズブロック19が、図外ビス等を用い
て、配線基板12上に固定される。レンズブロックは、
固体撮像装置1に対して固定しても構わない。
【0031】こうして、レンズブロック19の光軸が、
固体撮像装置1に搭載された固体撮像素子3の設計上の
光軸とが精度良く一致したカメラを組み立てることがで
きる。上記方法を用いて固体撮像装置を用いたカメラを
製造したところ、図6および図7に示した従来の方法を
用いた場合よりも、回転方向の誤差を、1/5程度にま
で減少させることが可能となった。
【0032】なお、上記では、位置決め治具を用いた製
造方法について説明したが、本発明はこれに限らず、レ
ンズブロックと固体撮像装置とを、上記のように、パイ
ロット部とパイロットピンとの平面視での面的な当接を
利用して位置決めするすべての方法を包含する。また、
上記では、LCCタイプの固体撮像装置について説明し
たが、これに限ることなく、本発明は、DIPタイプの
固体撮像装置にも適用できる。
【0033】また、上記では、固体撮像素子が予めパッ
ケージに組み込まれて固体撮像装置とされているものと
して説明したが、固体撮像素子のパッケージへの組み込
み工程は、上記工程中、レンズブロック組み込みの前、
例えば、パッケージを配線基板に対して位置決めしてか
ら実施してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像装置を用いたカメラにおける部品の組み付け精
度をさらに改善することができる。本発明によれば、特
に、固体撮像装置の回転による誤差を大幅に減少させ、
固体撮像装置におけるシェーディング等を抑制すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固体撮像装置の一形態を示す平面図
(A)、側面図(B)(C)である。
【図2】 本発明の固体撮像装置を用いた位置決め方法
の一例を示す図である。
【図3】 本発明の固体撮像装置におけるパイロット部
の形状の例を示す平面図である。
【図4】 本発明の固体撮像装置を用いたカメラの組み
付け状態を示す斜視図である。
【図5】 従来の固体撮像装置を示す平面図(A)と側面
図(B)である。
【図6】 従来の別の固体撮像装置を示す平面図(A)と
側面図(B)である。
【図7】 図6に示した固体撮像装置の位置決めの方法
を説明するための図でる。
【符号の説明】
1 固体撮像装置 2 パッケージ 3 固体撮像素子 4 外部リード 5 (封着用)ガラス板 6 パイロット部 6a 外方側端部 6b 内方側端部 7 ガイド部 8,17,20 パイロットピン 9,18,21 ガイドピン 10a,10b 端面 11 頂点 12 配線基板 13 挿入穴 14 接着剤 15 ランドパターン 16 位置決め治具 19 レンズブロック

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージの上面に設けた凹面に固体撮
    像素子が固定され、前記パッケージの互いに対向する側
    端部に形成されたガイド部およびパイロット部を備えた
    固体撮像装置において、 前記パイロット部が、平面視で、前記側端部から前記パ
    ッケージの内方に向けて狭まる略ハ字状の一対の外方側
    端部と、前記一対の外方側端部を互いに交わるまで延長
    して定まる仮想線を前記内方へと後退させた内方側端部
    とにより画された形状を有することを特徴とする固体撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 内方側端部が、平面視で、略U字状、略
    V字状または略コ字状である請求項1に記載の固体撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の固体撮像装置
    と、ガイドピンおよびパイロットピンを有するレンズブ
    ロックとを備え、 前記ガイドピンおよび前記パイロットピンが、前記固体
    撮像装置のガイド部およびパイロット部にそれぞれ挿入
    され、前記パイロットピンの端面が、前記パイロット部
    の一対の外方側端部に沿って当接した状態で、前記固体
    撮像装置と前記レンズブロックとが位置合わせされてい
    ることを特徴とする、固体撮像装置を用いたカメラ。
  4. 【請求項4】 パイロットピンの端面が、パイロット部
    の内方側端部と接していない状態で、固体撮像装置とレ
    ンズブロックとが固定されている請求項3に記載の固体
    撮像装置を用いたカメラ。
  5. 【請求項5】 パッケージの上面に設けた凹面に固体撮
    像素子が固定され、前記パッケージの互いに対向する側
    端部に形成されたガイド部およびパイロット部を備え、
    前記パイロット部が、平面視で、前記側端部から前記パ
    ッケージの内方に向けて狭まる略ハ字状の一対の直線部
    分を含む端部により画された形状を有する固体撮像装置
    と、 ガイドピンおよびパイロットピンを有するレンズブロッ
    クとを備え、 前記ガイドピンおよび前記パイロットピンが、前記固体
    撮像装置のガイド部およびパイロット部にそれぞれ挿入
    され、前記パイロットピンの端面が、前記パイロット部
    の端部の前記一対の直線部分に沿って当接した状態で、
    前記固体撮像装置と前記レンズブロックとが位置合わせ
    されていることを特徴とする、固体撮像装置を用いたカ
    メラ。
  6. 【請求項6】 パイロットピンが、略ハ字状に配置され
    た一対の直線部分を含む断面形状を有する請求項3〜5
    のいずれかに記載の固体撮像装置を用いたカメラ。
  7. 【請求項7】 パイロットピンの断面形状が矩形である
    請求項3〜6のいずれかに記載の固体撮像装置を用いた
    カメラ。
  8. 【請求項8】 上面に固体撮像素子を固定するための凹
    部を有し、互いに対向する側端部にガイド部およびパイ
    ロット部を備え、前記パイロット部が、平面視で、前記
    側端部から前記パッケージの内方に向けて狭まる略ハ字
    状の一対の外方側端部と、前記一対の外方側端部を互い
    に交わるまで延長して定まる仮想線を前記内方へと後退
    させた内方側端部とにより画された形状を有する固体撮
    像装置用パッケージと、 前記ガイド部および前記パイロット部に同時に挿入可能
    なガイドピンおよびパイロットピンを備え、前記パイロ
    ットピンが前記パイロット部の前記一対の外方側端部に
    沿って当接可能な端面を有するレンズブロックと、を用
    い、 前記ガイドピンおよび前記パイロットピンを前記ガイド
    部および前記パイロット部にそれぞれ挿入し、前記ガイ
    ド部により案内しながら、前記パイロットピンの前記端
    面を前記パイロット部の前記一対の外方側端部に沿って
    当接させて、前記パッケージと前記レンズブロックとを
    位置合わせする工程と、 前記パッケージの前記凹部に固体撮像素子を固定する工
    程と、を含むことを特徴とする、固体撮像装置を用いた
    カメラの製造方法。
  9. 【請求項9】 上面に固体撮像素子を固定するための凹
    部を有し、互いに対向する側端部にガイド部およびパイ
    ロット部を備え、前記パイロット部が、平面視で、前記
    側端部から前記パッケージの内方に向けて狭まる略ハ字
    状の一対の外方側端部と、前記一対の外方側端部を互い
    に交わるまで延長して定まる仮想線を前記内方へと後退
    させた内方側端部とにより画された形状を有する固体撮
    像装置用パッケージと、 前記ガイド部および前記パイロット部に同時に挿入可能
    な第1のガイドピンおよび第1のパイロットピンを備
    え、前記第1のパイロットピンが前記パイロット部の前
    記一対の外方側端部に沿って当接可能な端面を有する位
    置決め治具と、 前記ガイド部および前記パイロット部に同時に挿入可能
    な第2のガイドピンおよび第2のパイロットピンを備
    え、前記第2のパイロットピンが前記パイロット部の前
    記一対の外方側端部に沿って当接可能な端面を有するレ
    ンズブロックと、 前記第1のガイドピンおよび前記第1のパイロットピ
    ン、または前記第2のガイドピンおよび前記第2のパイ
    ロットピンを同時に挿通可能な孔部を備えた配線基板
    と、を用い、 前記第1のガイドピンおよび前記第1のパイロットピン
    を前記孔部に挿入し、さらに前記孔部から突出した前記
    第1のガイドピンおよび前記第1のパイロットピンを前
    記ガイド部および前記パイロット部にそれぞれ挿入し、
    前記ガイド部により案内しながら、前記第1のパイロッ
    トピンの端面を前記パイロット部の前記一対の外方側端
    面に沿って当接させて、前記パッケージと前記配線基板
    と前記位置決め治具とを位置合わせする工程と、 位置合わせされた状態で前記パッケージと前記配線基板
    とを固定する工程と、 前記位置決め治具を、互いに固定された前記パッケージ
    および前記配線基板から抜き取る工程と、 前記第2のガイドピンおよび前記第2のパイロットピン
    を前記ガイド部および前記パイロット部にそれぞれ挿入
    し、前記ガイド部により案内しながら、前記第2のパイ
    ロットピンの端面を前記パイロット部の前記一対の外方
    側端部に沿って当接させて、前記パッケージと前記レン
    ズブロックとを位置合わせする工程と、 前記パッケージに対して位置合わせした前記レンズブロ
    ックを前記配線基板または前記パッケージに固定する工
    程と、 前記パッケージと前記レンズブロックとを位置合わせす
    る工程を実施する前のいずれかの段階で、前記パッケー
    ジの前記凹部に固体撮像素子を固定する工程と、を含む
    ことを特徴とする、固体撮像装置を用いたカメラの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6933584B2 (en) 2001-09-11 2005-08-23 Sharp Kabushiki Kaisha Solid state imaging device, method of making the same and imaging unit including the same
JP2013055539A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置の製造方法
JP2016138916A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター

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