JP2000306317A - ディスク着脱機構 - Google Patents

ディスク着脱機構

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JP2000306317A
JP2000306317A JP11110938A JP11093899A JP2000306317A JP 2000306317 A JP2000306317 A JP 2000306317A JP 11110938 A JP11110938 A JP 11110938A JP 11093899 A JP11093899 A JP 11093899A JP 2000306317 A JP2000306317 A JP 2000306317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルに対して正確かつ効率的にディ
スクの着脱を行うことのできるディスク着脱機構の提
供。 【解決手段】 ディスク支持手段はラックを介して移動
し、ラックをラック駆動手段により駆動する。このラッ
クは、所定の間隔に所定の深さの切り込みが複数形成さ
れたくし歯の形状に側面を形成されてなり、ラック駆動
手段は偏心して形成された突起を前記ラックの切り込み
と順次に噛み合わせて前記ラックを移動する。すると、
ラック駆動手段が偏心して形成された突起を常に同一の
速さで駆動しても、ラックの切り込みとの噛み合わせに
より、ラックの移動速度が変化しながらラックは移動す
る。したがって、ディスクを装着あるいは脱着するため
のディスク着脱位置において、特にディスク支持手段の
スピンドルに対する移動速度を遅く、それ以外の位置で
は速くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク状の記
録媒体の表裏検査を行うディスク検査装置に係り、特に
ディスクをスピンドルに効率的に着脱することのできる
ディスク着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクや光ディスクなどの情報記
録に使用されるディスクあるいはそのサブストレートデ
ィスク(以下、単にディスクと呼ぶ)は、表面欠陥や記
録媒体としての電気的性能の良否がディスク検査装置に
より検査される。この検査では、ディスクカセット(以
下、単にカセットと呼ぶ)の収納棚毎に検査前のディス
クを複数枚収納し、このカセットの開口部から1枚づつ
順次にディスクが取り出されて、ディスク検査装置のス
ピンドルに装着される。そして、スピンドルに装着した
ディスクを回転駆動することによって、ディスクの検査
が行われる。検査が終了した検査済みのディスクは、検
査結果に応じてそれぞれのカセット、あるいはカセット
の特定の位置(例えば、所定の範囲の収納棚)に収納さ
れる。このように、ディスク検査装置ではディスクをス
ピンドルに装着してディスク検査を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来知られ
たディスク検査装置において、ディスクをスピンドルに
着脱する機構(以下、単にディスク着脱機構と呼ぶこと
にする)はエアシリンダ等により駆動制御されていた。
このエアシリンダ等の駆動制御は微小な制御が非常に難
しいため、ディスクのスピンドルに対する上昇及び下降
が必ずしも円滑に行われずに、ディスクに損傷を与える
ことがあった。すなわち、ディスクはスピンドルに対し
て所定の速さで引き上げられたりあるいは引き下げられ
るので、この速さが非常に速いものであると、スピンド
ルにディスクを着脱する際にディスクに衝撃を与えてし
まうことになる。ディスクへの衝撃は、ディスク本体に
損傷を与えたり、あるいはディスク着脱機構における動
作の欠陥などを生じる原因となるので、当該ディスク検
査装置にとって大変不都合である。また、スピンドルは
高速回転するので、ディスクがスピンドルに対して位置
ずれした状態で装着されていると、ディスクに有害な振
動が発生する。このような弊害を避けるためには、ディ
スクをスピンドルに装着(あるいは脱着)する際にスピ
ンドルに対してディスクの上昇及び下降をゆっくり行っ
て確実にディスクをスピンドルに装着(あるいは脱着)
することが必要である。しかし、最近ではディスクの生
産量の増大に対応してディスクの検査時間を短縮するこ
とが要請されているために、極端にディスクの着脱を遅
くしてしまうと、単位時間あたりのディスク検査処理枚
数が少なくなってディスクの検査効率が悪くなる、とい
う問題点があった。
【0004】本発明は、簡単な構成により、スピンドル
に対して正確かつ効率的にディスクの脱着を行うことの
できるディスク着脱機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク着
脱機構は、ディスクを装着するスピンドルと、ディスク
をスピンドルに固定するディスクチャック手段と、スピ
ンドルに対し相対的に移動してディスクの着脱を行うデ
ィスク支持手段と、前記ディスク支持手段を移動するた
めの駆動手段とを具え、前記駆動手段はディスク支持手
段のスピンドルに対する移動速度が所定位置において変
化するように当該ディスク支持手段を駆動して、ディス
クの装着及び脱着を行うことを特徴とするものである。
この発明の一実施形態においては、前記駆動手段は所定
の間隔に所定の深さの切り込みが複数形成されたくし歯
の形状に側面を形成されたラックと、偏心して形成され
た突起を前記ラックの切り込みと順次に噛み合うように
して動作することにより前記ラックを移動するラック駆
動手段とからなる。
【0006】この発明では、スピンドルの所定位置にお
いてディスク支持手段の移動速度を変化させながら、デ
ィスクの装着及び脱着を行う。すなわち、駆動手段は、
ディスクを装着あるいは脱着するためのディスク着脱位
置において、特にディスク支持手段のスピンドルに対す
る移動速度を遅くして、それ以外の位置では移動速度を
速くする。例えば、ディスク支持手段はラックを介して
移動し、ラックはラック駆動手段により駆動される。こ
のラックは、所定の間隔に所定の深さの切り込みが複数
形成されたくし歯の形状に側面を形成されてなり、ラッ
ク駆動手段は偏心して形成された突起を前記ラックの切
り込みと順次に噛み合うように駆動して前記ラックを移
動する。すなわち、ラック駆動手段が偏心して形成され
た突起を常に同一の速さで駆動したとしてもラックの切
り込みとの噛み合わせによって、ラックの移動速度が変
化しながら移動することができるように構成されてい
る。
【0007】このように、駆動手段が所定の速さで動作
していたとしても、ラックはその移動速度を変化しなが
ら移動することになるので、ディスク支持手段を所定の
位置で遅く移動させることができるようになっている。
すなわち、スピンドルに対してディスクを脱着する際に
おけるディスク支持手段の移動速度のみを遅くすること
ができるようになる。したがって、このような簡単な構
成でディスクの着脱を効率的に行うことができるように
なる。なお、この発明における好ましい実施例として、
前記駆動手段は、前記ディスク支持手段によるディスク
の着脱と前記ディスクチャック手段によるディスクのチ
ャック/アンチャックとを連動して動作するディスク着
脱機構がある。こうすると、より効率的にディスクの脱
着を行うことができるようになる。また、ディスク支持
手段を動作する駆動手段がディスクチャック動作の駆動
源とされると、ディスクチャック動作のためのエアシリ
ンダなどの別個の駆動源を必要とすることがないので、
当該ディスク検査装置をコンパクトに構成することがで
きる、という利点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例に係るディスク
着脱機構の全体概略構成を示す一部断面側面図である。
ただし、図1ではディスクDをスピンドルSに装着した
状態を実線で、ディスクDをスピンドルSから脱着した
状態を点線で示している。当該ディスク着脱機構は、大
きく分けてディスク受け1と、作動アーム2と、駆動手
段3とにより構成される。ディスク受け1は、図示しな
いカセットから取り出され搬送されたディスクDをその
有するディスク搭載面に搭載することができるようにな
っており、その中心部にはスピンドル軸SJの通り抜け
を許すサイズの開口部1aが形成されている。ディスク
Dの中心部にも開口部が形成されていることから、ディ
スク受け1には互いの中心部(すなわち、開口部)が略
一致するようにディスクDが搭載される。作動アーム2
は直方体や円柱体といった板状あるいは棒状の形状に形
成されてなり、スピンドルSの側面に配置される。作動
アーム2の上端部は、ディスク受け1と結合されている
(すなわち、作動アーム2とディスク受け1とは一体的
に構成される)。また、作動アーム2の下端部は、後述
するラック6により支持されている。作動アーム2はラ
ック6が上下動すると、ラック6の上下動にあわせて上
下動(矢印X方向に)するので、その上下動に応じてデ
ィスク受け1をスピンドルSに対して上下に動作させ
る。ディスク受け1が上下動する際に、スピンドルアダ
プタSAを含むスピンドル軸SJがディスク受け1の開
口部1aに入り込むようにディスク受け1とスピンドル
Sは配置される。つまり、確実にディスクDをスピンド
ルアダプタSAに装着する(あるいは、ディスクDをス
ピンドルアダプタSAから脱着する)ためには、ディス
クDの平面がスピンドル軸SJ(あるいはスピンドルア
ダプタSA)の軸線に対して常に垂直を保つようにして
おくことが必要である。そこで、ディスク受け1のディ
スク搭載面とスピンドルアダプタSAとが常に垂直をな
すように、ディスク受け1(すなわち、作動アーム2)
とスピンドルSは配置される。
【0010】駆動手段3は、偏心プレート4とアクチュ
エータ5及びラック6とにより構成され、作動アーム2
を上下動するための手段である。すなわち、アクチュエ
ータ5はその動作によって偏心プレート4を回転させる
ことができ、この回転に応じてラック6は上下動する。
当該実施例において、ラック6は後述するように板状の
長方体に形成されてなり、ラック6が上方に移動すると
ラック6の上端部6uが作動アーム2の下端部2bと接
触し、更にラック6が上方に移動すると作動アーム2全
体を押し上げることができる。つまり、そのようにラッ
ク6と作動アーム2とは配置される。なお、偏心プレー
ト4を回転するための手段はアクチュエータ5だけに限
られるものではない。また、ここでは作動アーム2とラ
ック6とを別々に構成した例を示したが、これらを一体
的に構成してもよいことは言うまでもない。そして、デ
ィスク着脱機構はこれら以外のハードを有する場合もあ
るが、ここでは必要最小限の資源を用いた場合について
説明する。
【0011】ここで、図2、図3及び図4を用いて上述
したラック6の上下動の動作について簡単に説明する。
図2は本発明に係るディスク着脱機構の一部を拡大して
示した一部拡大図であり、具体的にはラック6及び偏心
プレート4を図1の矢印Y方向から拡大して示した図で
ある。図2に示すように、ラック6は板状の長方体であ
って、一方の側面にはくし歯のような形状に複数の溝が
形成される。すなわち、所定の深さと幅を持つ切り込み
6A(6B〜6D)がラック6の長手方向に所定の間隔
で4個、側面に形成される。これらの切り込み6A(6
B〜6D)は、互いに隣り合う切り込みまでの間隔が全
て同一間隔であるように形成される。つまり、切り込み
6Aと6Bまでの間隔、切り込み6Bから6Cまでの間
隔、切り込み6Cから6Dまでの間隔、これらの間隔が
全て等しく形成される。偏心プレート4には、ラック6
と対向する面上に凸部4A(4B)が所定間隔に離され
た状態で2個設けられる。この第1の凸部4Aと第2の
凸部4Bの間隔は、ラック6における隣り合う切り込み
と切り込みとの間隔(例えば6A〜6B間)と同一間隔
に構成され、偏心プレート4の第1の凸部4Aと第2の
凸部4Bが同時にラック6の異なった切り込みにはめ込
むことができるようになっている。さらに、前記各凸部
4A(4B)は偏心プレート6の回転中心までの間隔が
各々異なるように配置される。この実施例においては、
第1の凸部4Aと回転中心までの間隔が第2の凸部4B
と回転中心までの間隔よりも長く構成されている。つま
り、第1の凸部4Aと第2の凸部4Bとは偏心した状態
に構成されている。
【0012】偏心プレート4は、回転アクチュエータ5
の回転に応じて回転を開始する。このアクチュエータ5
は、図示しない当該ディスク検査装置の本体に固定さ
れ、また、偏心プレート4上の各凸部4A(4B)の少
なくとも一方とラック6の切り込み6A(6B〜6D)
とが常に噛み合うことから、この偏心プレート4の回転
動作に伴ってラック6は上下動する。図3は、偏心プレ
ートの回転に伴うラックの移動の変化を回転角度に応じ
て具体的に示した概念図である。偏心プレート4が回転
を開始し、所定の回転角度におけるラック6の移動状態
を順に示した(図3の左から順に回転角度が0度、90
度、180度、270度、360度の場合におけるラッ
ク6の移動状態を示す)。ただし、本実施例において偏
心プレート4の回転角度が0度である状態は、ディスク
DがスピンドルアダプタSAに既に装着されており、デ
ィスク受け1はディスクDの下方の所定位置で待機して
いる状態(図1の実線図参照)である。そして、偏心プ
レート4の回転角度が360度である状態は、ディスク
Dがディスク受け1に搭載され、このディスク受け1は
スピンドルSの上方の所定位置で待機している状態(図
1の破線図参照)である。
【0013】図4は、図3に示したラックの位置変化を
グラフにして示した図である。図4では、横軸に偏心プ
レート4の回転角度を、縦軸に各回転角度時におけるラ
ックの基準位置からの変位を示した。本実施例では、上
述したように図1の実線図で示した状態、すなわち、デ
ィスクDがスピンドルアダプタSAに既に装着されてい
てディスク受け1はその下方で待機している状態を、偏
心プレート4の回転角度が0度の場合とし、さらに、こ
の時のラック6の位置を基準位置とした。なお、以下の
説明では、ディスクDをスピンドルアダプタSAから脱
着する(すなわち、ラック6を上方に移動する)場合に
は偏心プレート4を時計回りに、ディスクDをスピンド
ルアダプタSAに装着する(すなわち、ラック6を下方
に移動する)場合には偏心プレート4を反時計回りに回
転動作させるものについて説明する。
【0014】ラック6の移動は、偏心プレート4上の各
凸部4A(4B)とラック6の切り込み6A(6B〜6
D)とが順次に噛み合うことによって行われる。例え
ば、偏心プレート4が回転角度0度の状態から時計周り
(矢印Z方向)に回転を始めると、それに伴い噛み合っ
ていた第2の凸部4Bが切り込み6Aから離れる。一
方、第1の凸部4Aは切り込み6Bとより深く噛み合う
ように移動し、この第1の凸部4Aが回転動作に伴って
ラック6を押し上げる。回転角度が0度から180度ま
での間は、この第1の凸部4Aによってラック6は押し
上げられる。回転角度が180度を超えると、今度は第
1の凸部4Aが切り込み6Bと離れて噛み合わない状態
となり、かわって第2の凸部4Bが切り込み6Cと噛み
合うようになる。そして、回転角度が180度から36
0度までの間は、この第2の凸部4Bによってラック6
は押し上げられる。上述したように、第1の凸部4Aと
第2の凸部4Bは偏心プレート4上に偏心した状態で構
成されている。また、切り込み6Bの切り込みの深さは
他の切り込み6A(6C、6D)と比較して深く切り込
みがなされている。そのため、回転角度に応じたラック
6のストローク量(変位量)は各々異なる。図4から理
解できるように、回転角度が0度〜180度付近までは
急速に変位し、180度付近ではあまり変位に変化が起
こらず、180度〜360度までは再度大きな変位を生
じている。このように、上述したような形状のラック6
を用いることにより、回転角度に応じてラック6の変位
の速さ(すなわち、変位量)を異ならせることができ、
特に回転角度180度付近において他の回転角度時と比
較してあまり変位しないようにすることができる。した
がって、偏心プレート4の回転角度が180度付近にお
いて、ディスクDが、まさにスピンドルアダプタSAに
装着されようとする相対的位置にディスク受け1が位置
するようにすれば、ディスク受け1からディスクDをス
ピンドルアダプタSAに装着する、つまり受け渡す際
に、ディスク受け1の移動速度が最減速されることにな
るので、ディスクDをスピンドルアダプタSAにゆっく
りと確実に装着することができるようになる。
【0015】なお、上述したディスク着脱機構の動作に
応じて、ディスクDのチャック/アンチャック動作を連
動して動作させるようにしてもよい。図5は、本発明に
係るディスク着脱機構の動作に連動してディスクのチャ
ック/アンチャック動作を行うようにしたディスクチャ
ック機構の一実施例を概略的に示した垂直断面図であ
る。ただし、ディスクがチャックされていない状態(ア
ンチャック状態)を実線で示し、ディスクがチャックさ
れた状態(チャック状態)を破線で示す。ディスクチャ
ック機構は、ディスクDをチャック(固定)して保持す
るものである。本実施例におけるディスクチャック機構
は、スピンドル軸SJとスピンドルモータSMの内部を
中心軸7が貫通し、中心軸7は付勢力を有するスプリン
グBにより下方に付勢されている。中心軸7の上端(ス
ピンドルSの先端部)には、押圧ヘッドHとチャック爪
Tよりなる押圧部(すなわち、スピンドルアダプタS
A)が固定されている。チャック爪Tは押圧ヘッドHに
上から押圧されることにより、ディスクDを表面から押
さえつけてディスクDをチャックすることができるよう
になっている。中心軸7の下端は、アームRAの先端部
分で自由に回転できるように構成されている押圧ローラ
R1によって支えられる。アームRAの反対側の先端部
分は接触ローラR2及びR3を介して作動アーム2と接
触している。また、作動アーム2は接触ローラR3と接
触する側面が所定の部分から徐々に傾斜するように(す
なわち、作動アーム2の太さ(あるいは厚さ)が上端部
分より下端部分の方で太く(厚く)なるように)形成さ
れる。
【0016】ここで、上述した構成におけるディスクD
のアンチャック動作について説明する。ラック6を上方
へ移動した場合、ラック6の動作に伴って作動アーム2
が上方へ押し上げられる。この際、作動アーム2が同一
の太さである部分では、アームRAはその位置が変化し
ない(点線で示した図参照)。しかし、更に作動アーム
2が上方へ押し上げられ、作動アーム2が太くなってい
る部分では、アームRAの先端部(接触ローラR3側)
は作動アーム2の側面に沿って移動する。すると、アー
ムRAは接触ローラR2を支点として回動する。すなわ
ち、接触ローラR3の動作に伴って、反対側のアームR
Aの先端部(押圧ローラR1側)が矢印Q方向に接触ロ
ーラR2を支点として円弧を描くように移動する(実線
で示した図参照)。そして、押圧ローラR1は中心軸7
を支えていることから、この押圧ローラR1の回動に従
って中心軸7が上方に押し上げられる。中心軸7が上方
に押しあげられることに伴い、押圧ヘッドHはスプリン
グB(又はコイルばね)の付勢力に反して上昇する。つ
まり、スプリングBは引っ張られて伸ばされた状態にな
る。すると、押圧ヘッドHにより押圧されてディスクD
をチャックしていたチャック爪TがディスクDから開放
される。すなわち、チャック爪TはディスクDの表面か
ら離れて、ディスクDをアンチャック状態(チャックさ
れていない状態)とする。つまり、チャック爪Tは押圧
していたディスクDの表面から離れて、ディスクのチャ
ック状態からディスクのアンチャック状態になる。この
ように、ラック6の上下動に応じてアームRAの回動を
介して中心軸7が上方へ移動することにより、チャック
爪TがディスクDの表面から離れる、すなわちディスク
Dに対するアンチャック動作が行われる。
【0017】次に、ディスクDのチャック動作について
説明する。上述したディスクDのアンチャック動作と反
対にラック6を下方に動作した場合には、作動アーム2
に沿って接触ローラR3が移動し、アームRAは接触ロ
ーラR2を支点としてアンチャック時とは反対方向に回
動されるので、押圧ローラR1が下方へ移動する。そう
すると、ディスクDのアンチャック時に伸ばされた状態
となったスプリングBは、その有する付勢力により静的
状態(すなわち、スプリングBが伸びていない状態)に
戻ろうとすることから、アームRAの回動に伴って、ス
プリングBは徐々にラック6を動作させる前の静的状態
に戻る。つまり、スプリングBの付勢力により、中心軸
7は下方に移動する。そのため、押圧ヘッドHがチャッ
ク爪Tを下方へ押しつける、すなわちチャック爪Tはデ
ィスクDの表面に接近してディスクDを押さえつけるの
で、ディスクDはアンチャック状態からチャック状態に
なる。このように、ラック6の動作に応じてアームRA
を回動し、スプリングBの付勢力によりチャック爪Tを
ディスクDに押圧することによって、ディスクDのチャ
ック動作は行われている。
【0018】以上のように、このディスクチャック機構
では、ラック6の上方への移動に伴ってアームRAを介
してチャック爪TをディスクD表面から離すことによっ
てディスクのアンチャック動作を行い、ラック6を下方
へ移動することによるスプリングの収縮に伴ってローラ
RAを介してチャック爪TをディスクD表面に押圧する
ことによってディスクのチャック動作を行っている。ま
た、上述したようにラック6の上下動に応じてディスク
受け1はスピンドル2に対してディスクDの着脱を行っ
ている。そこで、ディスクDの着脱動作とディスクDの
チャック/アンチャック動作とを連動して動作すること
により、効率的にディスクDの着脱動作を行うことがで
きることになる。すなわち、ディスクDをチャック/ア
ンチャックする動作と、ディスク受け1とスピンドルS
との間のディスクDの受け渡し動作とを並行してタイミ
ングよく行うことができる。さらに、ディスクDをチャ
ック/アンチャックする動作を行うための機構と、ディ
スク受け1とスピンドルSとの間のディスクDの受け渡
し動作を行うための機構とを1つの機構で行うことがで
きる。
【0019】なお、本実施例では、中心軸7を下降させ
ることでディスクDをチャックするようにしているが、
これは中心軸7を上昇させることでチャックするように
することもできる。また、ディスクDのチャック/アン
チャック機構は上述したものに限られるものでない。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、ディスク支持手段を
スピンドルに対する所定の位置において移動速度を変化
しながら移動させることができ、したがって、正確にか
つ効率的にスピンドルに対してディスクの着脱を行わせ
ることができる、という効果がある。さらに、ディスク
のチャック/アンチャック動作と連動して動作させるこ
とにより、より効率的にディスクの着脱を行わせること
ができるようになる。また、簡単な構成によって上記効
果が得られるようになるので、当該ディスク検査装置を
小さく構成できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るディスク着脱機構の全体構成
の一実施例を示した一部断面側面図である。
【図2】 図1に示したディスク着脱機構におけるラッ
クと偏心プレートを特に正面から拡大して示した一部拡
大図である。
【図3】 図1に示したディスク着脱機構におけるラッ
クと偏心プレートの動作を概略的に説明するための説明
図である。
【図4】 図3に示したラックと偏心プレートの動作時
における変位と回転角度の関係をグラフにして示した図
である。
【図5】 この発明に係るディスク着脱機構の動作に連
動してディスクをチャック/アンチャックするディスク
チャック機構を示す概念図である。
【符号の説明】
1…ディスク受け、2…作動アーム、3…駆動手段、4
…偏心プレート、4A(4B)…凸部、5…アクチュエ
ータ、6…ラック、7…中心軸、S…スピンドル、SA
…スピンドルアダプタ、SM…スピンドルモータ、SJ
…スピンドル軸、B…スプリング(コイルばね)、D…
ディスク、H…押圧ヘッド、RA…アーム、R1(R
2、R3)…ローラ、T…チャック爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを装着するスピンドルと、 ディスクをスピンドルに固定するディスクチャック手段
    と、 スピンドルに対し相対的に移動してディスクの着脱を行
    うディスク支持手段と、 前記ディスク支持手段を移動するための駆動手段とを具
    え、 前記駆動手段は、ディスク支持手段のスピンドルに対す
    る移動速度が所定位置において変化するように当該ディ
    スク支持手段を駆動して、ディスクの装着及び脱着を行
    うことを特徴とするディスク着脱機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、アクチュエータの動き
    を非線型的運動に変換する運動変換機構である請求項1
    に記載のディスク着脱機構。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、所定の間隔に所定の深
    さの切り込みが複数形成されたくし歯の形状に側面を形
    成されたラックと、 偏心して形成された突起を前記ラックの切り込みと順次
    に噛み合うようにして動作することにより前記ラックを
    移動するラック駆動手段とからなる請求項1又は2に記
    載のディスク着脱機構。
  4. 【請求項4】 前記ディスク支持手段のスピンドルに対
    する移動速度は、スピンドルに対してディスクを装着あ
    るいは脱着するためのディスク着脱位置において、特に
    遅くすることを特徴とした請求項1乃至3のいずれかに
    記載のディスク着脱機構。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記ディスク支持手段
    によるディスクの着脱と前記ディスクチャック手段によ
    るディスクのチャック/アンチャックとを連動して動作
    するものである請求項1乃至4のいずれかに記載のディ
    スク着脱機構。
  6. 【請求項6】 前記ディスクチャック手段は、スプリン
    グの有する付勢力によりディスクのチャック/アンチャ
    ックを行うものである請求項1乃至5のいずれかに記載
    のディスク着脱機構。
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