JP2000304921A - 光学用透明フィルム - Google Patents

光学用透明フィルム

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JP2000304921A
JP2000304921A JP11110999A JP11099999A JP2000304921A JP 2000304921 A JP2000304921 A JP 2000304921A JP 11110999 A JP11110999 A JP 11110999A JP 11099999 A JP11099999 A JP 11099999A JP 2000304921 A JP2000304921 A JP 2000304921A
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optical
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Koretoshi Ishimaru
維敏 石丸
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脂環式高分子フィルムを用いた光学用透明フ
ィルムにおいて光学的欠陥をなくすこと。 【解決手段】 透明な脂環式高分子フィルムからなり、
該フィルムを透過する透過光のフィルム面内における輝
度のばらつきの標準偏差が平均輝度の15%以内である
ことを特徴とする光学用透明フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示素子などに
用いられる光学用透明フィルムに関する。さらに詳しく
は、脂環式高分子フィルムからなり、光学的に歪みのな
い光学用透明フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】光学用透明フィルムの具体的な用途とし
ては、例えば、次のようなフィルムとして利用されてい
る。すなわち、偏光板の保護フィルム等に使用されて
いる低複屈折性の透明フィルム、1/4λ、1/2λ
の位相差を持つ複屈折性フィルム、液晶表示素子にお
いてSTN液晶の複屈折による位相差を補償する位相差
補償フィルム等である。
【0003】このような光学用透明フィルムは、反射像
や透過像の画質が損なわれないことが要求される。実
際、光学用透明フィルムの反射像や透過像の歪みは、液
晶表示素子の画面の視認性を低下させることになる。こ
のような像の歪みが生じる原因としては、フィルムの厚
さむらがある。フィルムの厚さむらを規定する方法とし
ては特開平2−256003号公報等に開示されている
が、厚さむらを該公報に示した範囲内に収めた場合にお
いても、まだ上記の反射像、透過像の歪みが残る場合が
ある。また、光学用透明フィルムを構成する樹脂が単一
の場合であってもこの問題があるため、樹脂の相溶性に
原因があるというわけでもない。
【0004】ところが、光学用透過フィルムにおいて
は、微小な厚さむらや広い範囲に亘ってフィルム内部の
屈折率の正確な測定が困難であるため、フィルムの欠陥
が検出されず、従って、光学用透明フィルム自体および
これを用いた液晶表示素子などの視覚装置の画面の像に
光学的歪みが生じてしまうという問題点があった。
【0005】上述の問題点に鑑み、本出願人は、光学的
欠陥をなくした光学用透明フィルムを提案している(特
開平9−48866号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
光学用透明フィルムは、上記提案の中では全く考慮され
ていなかった脂環式高分子フィルムの応用が検討されて
いる。
【0007】本発明者は上述の観点に鑑み、脂環式高分
子フィルムを用いた光学用透明フィルムについて鋭意研
究を重ねた結果、脂環式高分子フィルムからなる光学用
透明フィルムにおいても、従来の光学用透明フィルムと
同様の問題点があることを新たに発見し本発明を完成す
るに至った。
【0008】本発明は脂環式高分子フィルムを用いた光
学用透明フィルムにおいて光学的欠陥をなくすことを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、透
明な脂環式高分子フィルムからなり、該フィルムを透過
する透過光のフィルム面内における輝度のばらつきの標
準偏差が平均輝度の15%以内であることを特徴とする
光学用透明フィルムを提供するものである。
【0010】また、本発明は、前記脂環式高分子フィル
ムが熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂からなることを特
徴とする前記の光学用透明フィルムを提供するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0012】本発明の光学用透明フィルムは、透明な脂
環式高分子フィルムからなり、前記脂環式高分子フィル
ムを透過する透過光の前記脂環式高分子フィルム面内に
おける輝度のばらつきを、標準偏差で平均輝度の15%
以内にしたものである。
【0013】また、本発明の光学用透明フィルムは、透
明な脂環式高分子フィルムであれば制限はなく、単一の
フィルムでも、複数のフィルムが積層されたものでもよ
い。さらに、これらの脂環式高分子フィルムを一軸また
は二軸に延伸してもよい。
【0014】本発明において、脂環式高分子とは、主鎖
あるいは側鎖に環状脂肪族炭化水素を有する脂環式アク
リル、脂環式オレフィン、脂環式ポリエステルなどの高
分子を言う。環状脂肪族炭化水素としては、例えば、
「化1」に挙げる構造式で表わされるものがある。
【化1】
【0015】本発明においては、脂環式高分子は、その
耐熱性、低比重性、低複屈折性、低光弾性係数(応力に
よる複屈折が発現しにくい)等の点から、熱可塑性ノル
ボルネン系樹脂が好ましい。熱可塑性飽和ノルボルネン
系樹脂とは、例えば、特開平3−14882号公報、特
開平3−122137号公報などに開示されている公知
の樹脂である。
【0016】熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂を構成す
るモノマーを例示すると、例えば、ノルボルネン、5−
メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボル
ネン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン
−2−ノルボルネン、5−メトキシカルボニル−2−ノ
ルボルネン、5,5−ジメチル−2−ノルボルネン、5
−シアノ−2−ノルボルネン、5−メチル−5−メトキ
シカルボニル−2−ノルボルネン、5−フェニル−2−
ノルボルネン、5−フェニル−5−メチル−2−ノルボ
ルネン、6−メチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−エチル−1,4:5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−エチル−1,4:5,8−エチリデン−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−クロロ−1,4:5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−シアノ−1,4:5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−ピリジル−1,4:5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−メトキシカルボニル−1,4:5,8−ジメ
タノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒ
ドロナフタレン、1,4−ジメタノ−1,4,4a,4
b,5,8,8a,9a−オクタヒドロフルオレン、
5,8−メタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a
−オクタヒドロ−2.3−シクロペンタジエノナフタレ
ン、4,9:5,8−ジメタノ−3a,4,4a,5,
8,8a,9,9a−オクタヒドロ−1H−ベンゾイン
デン、4,11:5,10:6,9−トリメタノ−3
a,4,4a,5,5a,6,9,9a,10,10
a,11,11a−ドデカヒドロ−1H−シクロペンタ
アントラセン等が挙げられる。
【0017】熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂は、例え
ば、(イ)ノルボルネン系モノマーの開環重合体若しく
は開環共重合体を、必要に応じてマレイン酸付加、シク
ロペンタジエン付加の如き変性を行った後に、水素添加
した樹脂、(ロ)ノルボルネン系モノマーを付加重合さ
せた樹脂、(ハ)ノルボルネン系モノマーとエチレンや
α−オレフィンなどのオレフィン系モノマーと付加重合
させた樹脂、(ニ)ノルボルネン系モノマーとシクロペ
ンテン、シクロオクテン、5,6−ジヒドロジシクロペ
ンタジエンなどの環状オレフィン系モノマーと付加重合
させた樹脂、これらの樹脂の変性物等が挙げられる。
【0018】上記重合は、例えば、重合媒体として、I
r、Os、Ruの三塩化物の含水塩、MoCl5、W
l6、ReCl5、(C253Al、(C253Al
/TiCl4、(π−C474Mo/TiCl4、(π
−C474W/TiCl4、(π−C353Cr/W
Cl6等を用いて、常法により行うことができる。
【0019】市販されている熱可塑性飽和ノルボルネン
系樹脂としては、下記「化2」の繰り返し単位を有する
JSR(株)のアートン(登録商標)、下記「化3」の
繰り返し単位を有する日本ゼオン(株)のゼオネックス
(登録商標)、下記「化4」の繰り返し単位を有する日
立化成工業(株)のオプトレッツ(登録商標)などがあ
る。
【化2】
【化3】
【化4】
【0020】本発明の光学用透明フィルムは、脂環式高
分子を用いて、「輝度のばらつきを標準偏差で平均輝度
の15%以内に収める」という本発明の要件を満足する
限り、公知の任意の方法により製膜して製造できる。例
えば、溶液流延法、溶融成形法等による製膜法が挙げら
れるが、透明性、平滑性、厚さ精度等の点から、本発明
の要件を満足するためには溶液流延法が好ましい。
【0021】溶液流延法で製膜するには、まず、例え
ば、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロロベン
ゼン、トリエチルベンゼン、ジエチルベンゼン、イソプ
ロピルベンゼン等の高沸点溶媒又はこれら高沸点溶媒と
シクロヘキサン、ベンゼン、テトラヒドロフラン、ヘキ
サン、オクタン等の低沸点溶媒の混合溶媒に、脂環式高
分子樹脂を好ましくは5〜60重量%溶解して樹脂溶液
を得る。
【0022】次に、得られた樹脂溶液を、バーコータ
ー、ドクターナイフ、メイアバー、ロール、Tダイ等を
用いて、ポリエチレンテレフタレートなどの耐熱性フィ
ルム、スチールベルト、金属箔等上に流延し、加熱乾燥
する。
【0023】溶液流延法において、本発明の要件である
「フィルムを透過する透過光のフィルム面内における輝
度のばらつきが標準偏差で平均輝度の15%以内」にす
るためには、具体的に以下の方法が挙げられる。 (1)溶液粘度アップ キャスト溶液の粘度を15000〜45000cps、
好ましくは20000〜40000cps以上の粘度と
することによって、乾燥時のノズルからの風による塗工
面荒れを防ぐことができ、できあがったフィルムの光学
歪みを低減できる。ただし、キャスト溶液の粘度の上限
があり、塗工機によって決定する。上限を越えた場合、
塗工スジ、液切れ等の問題が発生し、逆にフィルムの外
観を悪くしてしまう。 (2)乾燥機風速低減 乾燥初期段階の塗工面に垂直な方向の風速を低減する事
によって、フィルムの光学歪みを低減できる。この方法
としては、熱風によらない熱供給が可能な遠赤外線ヒー
ターパネルを用いる方法や、開口率の大きなノズル、例
えばパンチングノズル、の使用によって風量を確保しつ
つ、風速を低減する方法もある。また、乾燥炉内の風の
流れがフィルムに平行となるカウンターフロー方式の乾
燥機を用いることによって、塗工面に対して垂直な方向
の風速をゼロに近づける方法がある。さらに、塗工面側
と反対側にノズルを設置することで塗工面に直接風を当
てない方法も取ることができる。風速を低減した場合、
起こる問題点としては、乾燥不足がある。その場合、乾
燥炉長の増加によって解決できる。しかし、実際は設備
の変更あるいは改造が必要となり、実施する事は容易で
はない。塗工設備の多くは乾燥炉がいくつかのゾーンに
分割されており、各ゾーンの温度を個別に制御する事が
できる。従って、最初のゾーンで風速を下げて乾燥不足
になっている分を後半のゾーンの乾燥温度を上げること
によって補い、乾燥不足を解決することができる。乾燥
温度を極端にあげてしまうと、残輝が多く残っているフ
ィルムでは発泡が起こることがある。温度条件は設備毎
にその乾燥能力が異なることから、各設備で温度の最適
化を実施し、決定しなければいけない。
【0024】上記の方法で製膜された脂環式高分子フィ
ルムは、光学用透明フィルムとして例えば、偏光板の保
護フィルム、位相差補償フィルムなどの用途に利用され
る。位相差補償フィルムとする場合には、製膜したフィ
ルムをさらに一軸または二軸に延伸されるが、本発明の
上記要件は、延伸された後、すなわち、最終用途に供さ
れる状態で満足されなければならない。
【0025】本発明の要件である「フィルムを透過する
透過光のフィルム面内における輝度のばらつきの標準偏
差が平均輝度の15%以内」とは、下記の方法にて、任
意の100画素角(10×10画素角)の輝度を測定
し、その平均輝度と標準偏差を求め、標準偏差の値が平
均輝度の15%以内にあることを意味する。
【0026】輝度の評価に使用する光源は、光が均一に
放散され、光量が安定したものであれば、特に限定しな
いが、輝度測定を行なうのに充分な輝度が得られるメリ
ットから、水銀灯やハロゲンランプなどの比較的高輝度
の光源が望ましく、焦点距離の長いレンズなどで絞って
平行光に近づけたものがよい。拡散光では、透写像がぼ
やけて充分な測定精度が得られないことがあるためであ
る。入射光に対するフィルムの設置角度および透過光を
映し出す場合のスクリーンの設置角度は、垂直から水平
に近づくにつれ、透写像の明暗の差は顕著になるが、肉
眼で視認されるか否かのレベルの評価としては、垂直状
態で充分可能である。透過光の輝度の測定方法は、短い
間隔での明るさの差異が定量化できるものであれば、特
に限定されず、たとえば、スクリーンに投影された濃淡
画像をCCDカメラなどで取り込んで画像信号の濃淡レ
ベルで評価するなどの方法が挙げられる。
【0027】フィルム面内における透過光の輝度のばら
つきについては、標準偏差で平均輝度の15%以内であ
るが、より好ましくは7%以内である。15%を越える
と、肉眼でフィルムを観察した場合に光学的な歪みが視
認され易くなるため、本発明により、15%以内に収め
ることによって、光学用透明フィルムおよびこれを用い
た液晶表示素子などの視覚装置の反射像や透過像の光学
的歪みが肉眼で観察されないレベルに抑制される。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0029】実施例及び比較例における透過光の輝度の
評価は、次のような方法によって暗室内で行なった。す
なわち、光源として水銀灯をコリメーターにより集束し
た光を用いて、実施例及び比較例のフィルムを入射光に
対して垂直に配置する。通過した光を投射するスクリー
ンは、均一に白色で、表面が平滑なプラスチックであ
り、前記フィルム同様入射光に対して垂直に配置されて
いる。このようにしてスクリーンに映し出された透写像
をCCDカメラにより撮影し、その画像信号の濃淡レベ
ルを測定した。測定は画像中の100画素角につき各画
素毎に濃淡レベルを測り、濃淡レベルの標準偏差が平均
値の何%であるかを算出した。
【0030】〔実施例1〕日本ゼオン(株)のXEON
EXをポリマー濃度が42重量%となるように、トルエ
ンに溶解した。溶液の粘度はB型粘度計で測定を行った
ところ、19000cpsであった。得られた溶液を、
表面粗さが0.05sのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に、表面粗さが0.1sのコンマロールコータ
ーを用いて塗布し、3ゾーンからなる熱風加熱乾燥を行
った。温度設定は60度−120度−150度で、60
度に設定した第一ゾーンはパンチングノズルを用い、第
2、第3ゾーンはジェットノズルを用いた。その結果、
残留溶媒量が4重量%、厚さ100μmの透明なフィル
ムを得た。このフィルムの投影像の濃淡レベルの標準偏
差は平均値の13%であった。このフィルムは肉眼でフ
ィルム面から30°傾いた方向から観察しても、光学歪
みは観察されなかった。
【0031】〔実施例2〕JSR(株)のARTONを
ポリマー濃度が35重量%となるように、溶剤トルエン
に溶解した。溶液の粘度はB型粘度計で測定を行ったと
ころ、17000cpsであった。得られた溶液を、表
面粗さが0.1sのステンレスベルト上に、表面粗さが
0.1sのコンマロールコーターを用いて塗布し、3ゾ
ーンからなる熱風加熱乾燥を行った。温度設定は60度
−120度−150度で、60度に設定した第1ゾーン
はカウンターフロー方式で、第2、第3ゾーンはジェッ
トノズルを用いた。その結果、残留溶媒量が3重量%、
厚さが80μmの透明なフィルムを得た。さらに、フィ
ルムを150度のロール乾燥によって残留溶媒量が2重
量%になるまで乾燥し、その後168度で1.7倍に一
軸延伸することにより、厚さ65μmで、投影像の濃淡
レベルの標準偏差が平均値の5%である透明なARTO
N位相差フィルムを作成した。このフィルムを肉眼でフ
ィルム面から30°傾いた方向から観察したが、光学歪
みは観察されなかった。
【0032】〔比較例1〕溶融キャスト成膜法により、
厚さ90μmで、投影像の濃淡レベルの標準偏差が平均
値の19%である透明なポリカーボネートフィルムを作
成した。このフィルムを肉眼でフィルム面から30°傾
いた方向から観察したところ、微小な鱗模様状の光学歪
みが観察された。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、測定困難な欠陥である
光学的歪みを最小限に抑制した光学用透明フィルムを提
供出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な脂環式高分子フィルムからなり、
    該フィルムを透過する透過光のフィルム面内における輝
    度のばらつきの標準偏差が平均輝度の15%以内である
    ことを特徴とする光学用透明フィルム。
  2. 【請求項2】 前記脂環式高分子フィルムが熱可塑性飽
    和ノルボルネン系樹脂からなることを特徴とする請求項
    1記載の光学用透明フィルム。
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Cited By (3)

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