JP2000304020A - 固着装置及び固着方法 - Google Patents

固着装置及び固着方法

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JP2000304020A
JP2000304020A JP11110245A JP11024599A JP2000304020A JP 2000304020 A JP2000304020 A JP 2000304020A JP 11110245 A JP11110245 A JP 11110245A JP 11024599 A JP11024599 A JP 11024599A JP 2000304020 A JP2000304020 A JP 2000304020A
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room temperature
fixing
leg
shoulder
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Masanori Yamamoto
雅典 山本
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2201/00Properties
    • C08L2201/12Shape memory

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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱(又は、冷却)によって固着装置を取り
外しやすくするとともに、一旦固着状態を解除すれば時
間経過によって固着装置の温度が室温に近づいたとして
も再び元の固着状態に還ることがなく、室温状態で解体
作業ができる固着装置を提供することを課題とする。更
に、固着装置を加熱(又は、冷却)すると、固着装置が
自動的に抜け落ちるか、また、それに近い状態になるよ
うな固着装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 ステム部分11には一端にステム部分1
1より拡径したヘッド部分12と、反対の側の脚部分1
3とが設けられ、弾性部材(座金状板ばね15)がこれ
らにより抜け出さないように保持されている。脚部分1
3は形状記憶合金製であって、その部分の温度により係
合爪部分14が肩部に係合/離脱し、固着装置10の固
着状態とこれの解除状態をとる。加熱により固着解除の
状態になったとき、圧縮された弾性部材により固着装置
10が抜け落ちるか、抜け落ちないで室温に戻っても固
着装置10が再び固着状態にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状記憶合金を利
用した固着装置及び固着方法に関し、更に詳しくは、こ
の固着装置を組み込んだ装置が解体、分別及び回収する
際に解体を容易にする固着装置及び固着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器はたくさんの部品の集合であ
り、様々な材料が使用される。これらの機器、装置はや
がてその寿命を迎え、又は、新しい機器と交換されるこ
とにより最終的に廃棄される。部品には種々の稀少金属
や樹脂材料が使用されており、資源の枯渇の問題ととも
に、単純な廃棄に伴う環境汚染の問題を考慮して、使用
されている材料を回収し再利用し、環境汚染と資源の無
駄を防止しようという試みがなされている。
【0003】材料の回収に当たっては、機器、装置を解
体し、材料毎に分別しなければならない。ところがこれ
までの装置、機器は解体分別を考慮して製造されたもの
ではなく、現実にこれを行おうとすると処理に手間とコ
ストがかかりすぎる等の様々な障害が生じる。
【0004】このような問題は一挙に解決することはで
きず、個々の技術の積み重ねによって少しずつ解決され
るものであり、これを解決するために多くの試みが行わ
れてきている。
【0005】特開平7−99395公報には、プラスチ
ックケースに組み込まれた金属インサートを解体時に容
易に分離するためのアイデアの一つが開示されている。
【0006】図8及び図9は上記公知の技術の説明をす
る図であって、図8は、各部品が組み立てられる前の状
態を示す断面図。図9は、加熱によってインサートが取
り外し可能な状態に変形した状態を示す断面図である。
【0007】図8及び図9に示すように、この技術は次
のようなものである。
【0008】つまり、筒状のインサート4には外側に向
かって爪7が突き出ており、インサート4をボス3に圧
入することによりボス3の穴の内周面8に爪7が喰い付
き、インサート4をボス3に固定する。インサート4に
はねじ穴5が設けられており、電子部品2がねじ6によ
ってねじ止めされる。
【0009】爪の寸法/形状は、加熱又は冷却されたと
き、ボス3の穴の内周面への喰い付きが弱まり、取り外
しやすくなるような形状をあらかじめ記憶させておく。
爪7は常温では円筒状のボス3の穴の内周面へ食いつく
ような角度を持った形状である。解体時には、インサー
ト4を加熱又は冷却すると、記憶させていた元の形状に
戻るため爪7の外面への張り出しが小さくなり、容易に
インサート4を取り外すことができる。
【0010】上記技術はインサート4が加熱又は冷却さ
れた状態下でこれを取り外しやすくするものである。つ
まり、時間の経過により元の室温に戻るとインサート4
の爪7は再びボス3の穴の内周面8に喰い付いた元の状
態になりもはや簡単には取り外すことができない。
【0011】解体作業は大量のしかも雑多な装置を処理
するものであるから、装置を個々に加熱(又は、冷
却)、分解をしていたのでは効率が悪いため、加熱(又
は、冷却)作業だけでも一度に済ませ、その後順次個々
の装置の部品取り外しをしたいところであるが、上に述
べたように、部品取り外しの順番の遅いものでは時間経
過によりインサート4の温度が室温に近づいて固着状態
に戻ってしまうのでこれができなくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな問題に対処するものであり、加熱(又は、冷却)に
よって固着装置を取り外しやすくするとともに、一旦固
着状態を解除すれば時間経過によって固着装置の温度が
室温に近づいたとしても再び元の固着状態に還ることが
なく、室温状態で解体作業ができる固着装置を提供する
ことを課題とする。
【0013】更に、本発明は、固着装置を加熱(又は、
冷却)すると、固着装置が自動的に抜け落ちるか、ま
た、それに近い状態になるような固着装置を提供するこ
とを課題とする。
【0014】更に、本発明は、加熱(又は、冷却)によ
って、固着装置の爪の係合が一旦解除されたとき、これ
を室温に戻してももはや固着状態にならないようにする
固着方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下に記載の
手段により解決される。
【0016】「第1番目の発明の解決手段」筒状又は棒
状のステム部分と、上記ステム部分の一端に設けられ、
ステム部分より拡径したヘッド部分と、上記ステム部分
の上記ヘッド部分側とは反対の側に設けられた単数又は
複数の脚部分と、上記脚部分に設けられ、室温時に挿入
される穴内に形成された段部の肩部に係合するための係
合爪部分と、上記ステム部分に嵌合し、室温時に上記ヘ
ッド部分及び上記係合爪部分から抜け出さない径を有す
る空所を有する弾性部材と、を備えた固着装置であっ
て、少なくとも上記脚部分は形状記憶合金製であって、
室温時には、上記係合爪部分に挿入される穴内に形成さ
れた段部の肩部に係合する外径を与え、高温時には、上
記係合爪部分に挿入される穴内に形成された段部の肩部
への係合を解除する外径を与えるものであること、を特
徴とする固着装置。
【0017】「第2番目の発明の解決手段」第1番目の
発明の固着装置において、上記弾性部材は座金状板ばね
であることを特徴とする固着装置。
【0018】「第3番目の発明の解決手段」第1番目の
発明の固着装置において、上記弾性部材はコイル状スプ
リングであることを特徴とする固着装置。
【0019】「第4番目の発明の解決手段」筒状又は棒
状のステム部分と、上記ステム部分の一端に設けられ、
ステム部分より拡径したヘッド部分と、上記ステム部分
の上記ヘッド部分側とは反対の側に設けられた単数又は
複数の脚部分と、上記脚部分に設けられ、室温時に挿入
される挿入穴内に形成された段部の肩部に係合するため
の係合爪部分と、上記ステム部分又は上記ヘッド部分に
固定された弾性部材と、を備えた固着装置であって、少
なくとも上記脚部分は形状記憶合金製であって、室温時
には、上記係合爪部分に挿入される挿入穴内に形成され
た段部の肩部に係合する外径を与え、高温時には、上記
係合爪部分に挿入される挿入穴内に形成された段部の肩
部への係合を解除する外径を与えるものであること、を
特徴とする固着装置。
【0020】「第5番目の発明の解決手段」第4番目の
発明の固着装置において、上記弾性部材は座金状板ばね
であることを特徴とする固着装置。
【0021】「第6番目の発明の解決手段」第4番目の
発明の固着装置において、上記弾性部材はコイル状スプ
リングであることを特徴とする固着装置。
【0022】「第7番目の発明の解決手段」筒状又は棒
状のステム部分と、上記ステム部分の一端に設けられ、
ステム部分より拡径したヘッド部分と、上記ステム部分
の上記ヘッド部分側とは反対の側に設けられた単数又は
複数の脚部分と、上記脚部分に設けられ、室温時に挿入
される挿入穴内に形成された段部の肩部に係合するため
の係合爪部分と、を備えた固着装置であって、少なくと
も上記脚部分は形状記憶合金製であって、室温時には、
上記係合爪部分に挿入される挿入穴内に形成された段部
の肩部に係合する外径を与え、高温時には、上記係合爪
部分に挿入される挿入穴内に形成された段部の肩部への
係合を解除する外径を与えるところの脚部分である固着
装置を使用した固着方法であって、固着対象物を固着す
るときには、上記ヘッド部分とこの固着物との間に弾性
部材が圧縮された状態で介在させられており、固着対象
物の固着が解除されるときには、少なくとも上記脚部分
の加熱によって上記爪部分の係合が解除されることによ
り、上記弾性部材が上記固着装置を上記挿入穴から抜け
出る方向に移動させることを特徴とする固着方法。
【0023】
【実施例】「実施例1」図1、図2及び図3は、それぞ
れ、実施例1における固着装置の外観図(一部断面)、
固着装置が固着対象物21を固着先部材20に固着した
状態を示す断面図、及び、固着装置が加熱(又は冷却)
されることにより係合爪が解除され、固着状態から抜け
出した様子を示す断面図である。
【0024】本実施例1の固着装置10は、筒状又は棒
状のステム部分11、ステム部分11の一方の端部に形
成されたヘッド部分12、ステム部分11の他方の端部
に形成された脚部分13、この脚部分13の端部に形成
された係合爪部分14とを有する。
【0025】これらの部分は一つの材料から一体成形さ
れたものであっても個別に作られた部分を組み合わせる
ことによって作成してもよい。
【0026】固着装置10は、更に、座金状板ばね15
を有し、上記各部分と同様にステム部分11又はヘッド
部分12と一体成形されたものであっても別部材を組み
合わせたものであってもよい。
【0027】固着作業を容易にするため、本実施例で
は、座金状板ばね15がステム部分11に嵌合してお
り、ヘッド部分12及び係合爪部分14によってそのま
までは抜け落ちないようになっている。
【0028】脚部分13は、少なくともこの部分は、形
状記憶合金製である。脚部分13は、室温時には、この
先の係合爪部分14の外径が、固着先部材20の挿入穴
16の小径部22よりも大きくなるような形状を有し
(図2)、これによって係合爪部分14が肩部17に係
合して、固着装置10が抜けなくなっている。
【0029】また、加熱(又は冷却)されると、この先
の係合爪部分14の外径が小径部22の径より小さくな
るように変形し、係合爪部分14が小径部22を通過で
きるようになって(図3点線の状態)、固着装置の固着
状態が解除される。
【0030】この固着装置10を使用するときは、固着
対象物21の取り付け穴と固着先部材20の挿入穴16
の小径部22とを合わせ、固着装置10を図2の上部か
ら挿入する。
【0031】係合爪部分14は取り付け穴に案内され、
このとき加わる力により変形しながら進み、大径部23
に達すると元の状態に戻るので固着装置10が固着状態
になる。すなわち、固着装置10によって固着先部材2
0に固着対象物21が固着される。
【0032】固着を解除するときは、全体(又は脚部分
13だけであってもよい)を加熱(又は冷却)する。加
熱(又は冷却)によって形状記憶合金でできた脚部分1
3は、相転移を起こし係合爪部分14の外径が小径部2
2よりも小さく変形する。
【0033】これによって固着装置10は抜け出せる状
態になるが、固着に際して圧縮されて弾性エネルギーを
蓄えていた弾性部材、つまりこの例では座金状板ばね1
5、が一気に圧縮前の状態に戻るため、固着部材10が
抜け方向に弾かれたように運動を起こす。
【0034】このとき、弾性部材に蓄えられた弾性エネ
ルギーが、途中の摩擦力により消耗されるエネルギーよ
りも大きければ固着装置10は完全に穴から抜け出て分
離する。また、そこに至らなくても、図3に示されるよ
うに、係合爪部分14が肩部17に係合しない位置にも
たらされるので、脚部分13の温度が室温に還っても
(つまり係合爪部分14が拡がろうとしても)、固着装
置10は固着状態にならない。
【0035】以上の構成により本実施例1では、この固
着装置10を組み込んだ装置を一旦相転移温度以上に加
熱(又は、冷却)すれば、固着装置10は固着状態を解
除され、室温に戻しても固着状態に戻ることがない。
【0036】「実施例2」図4、及び、図5は、それぞ
れ、実施例2における固着装置の外観図(一部断面)、
固着装置が固着対象物21を固着先部材20に固着した
状態を示す断面図である。
【0037】これらの図において、実施例1と共通する
符号はそのまま用いられており、機能も同様であるの
で、改めて説明することはしない。
【0038】この実施例2においては、実施例1におい
て弾性部材が座金状板ばね15であったものが、コイル
状スプリング35に置き代られており、ヘッド部分12
にはスリーブ部121が設けられている。
【0039】コイル状スプリング35は座金状板ばね1
5よりもストロークを大きくできるので、解体時(加熱
時)により確実に固着装置10を飛び出させるためのも
のである。
【0040】また、スリーブ部121はコイル状スプリ
ング35が圧縮されたとき意図しない変形を防止するた
め、外観をよくするため、又は、自動組立のときの扱い
を容易にするため、等の理由により設けられており、特
にこれがなくては固着装置としての機能を果たせないと
いうものではない。
【0041】また、スリーブ部121の端部122が固
着対象物21に接触することにより固着力を得るように
することも、図5に示されるように、若干の隙間を有す
るようにし、固着力はコイル状スプリング35の端部で
与えるようにしてもよい。
【0042】実施例1と同様、固着装置10の各部分は
他の部分とともに一体成形されたものであっても、別体
として製造されこれらを組み合わせたものであってもよ
い。
【0043】図4に示されるように、コイル状スプリン
グ35の内径は係合爪部分14の外径よりも小さくし、
そのままではステム部分11から抜け落ちないようにし
ておくか、ヘッド部分12又はステム部分11の上部に
固着しておくと、取り扱いや組立時の煩わしさが軽減さ
れる。
【0044】「実施例3」図6、及び図7は、それぞ
れ、実施例3における固着装置が固着対象物21を固着
先部材20に固着した状態を示す断面図、及び、固着装
置が加熱(又は冷却)されることにより係合爪が解除さ
れ、固着状態から抜け出した様子を示す断面図である。
【0045】これらの図において、実施例1及び実施例
2と共通する符号はそのまま用いられており、機能も同
様であるので、改めて説明することはしない。
【0046】実施例1及び実施例2では脚部分13及び
係合爪部分14が下方に向かって延在しているが、この
実施例3においては脚部分43及び係合爪部分44が上
方に向かって延在する点が相違する。
【0047】脚部分43及び係合爪部分44はステム部
分11から延在する筒状部の壁に設けた溝穴内に下方か
ら上方に向かって延びている。
【0048】脚部分43及び係合爪部分44が加熱(又
は冷却)時に内方に移動し、室温時には外方に拡がった
形状を付与されている点ではこれらの実施例と変わると
ころがない。
【0049】図6及び図7では、実施例1と同様に座金
状板ばね15が使用された例が示されているが、実施例
2に示されるようにこれをコイル状スプリングとするこ
とも可能である。またその際スリーブ部121を設ける
ことも、そうしないことも可能である。
【0050】以上の実施例1、実施例2、実施例3にお
いて弾性部材として、座金状板ばね15又はコイル状ス
プリング35が使用された例が示されているが、他に樹
脂(例えば発泡した樹脂)、ゴム等の材料で、筒状に形
成したものを使用することが可能である。この場合、経
年変化により弾性力を失わない材料、及び、加熱(又は
冷却)により弾性力を失わない材料を選択しなければな
らない。
【0051】また、上記座金状板ばね15又はコイル状
スプリング35等の弾性部材は、加熱又は冷却によって
弾性力を発揮する形状記憶合金製であってもよい。この
場合、相転移の温度が、上記脚部分の材料である形状記
憶合金よりも室温に近いものを使用すると、係合爪の係
合が外れる前に弾性力が発生するので、係合爪の係合が
外れたとき、固着装置がより弾かれるような勢いが付い
て都合がよい。
【0052】
【発明の効果】本発明の固着装置及び固着方法による
と、加熱(又は、冷却)によって固着装置を取り外しや
すくするとともに、一旦固着状態を解除すれば時間経過
によって固着装置の温度が室温に近づいたとしても再び
元の固着状態に還ることがなく、室温状態で解体作業が
できるという効果を奏する。
【0053】更に、本発明の固着装置及び固着方法によ
ると、固着装置を加熱(又は、冷却)すると、固着装置
が自動的に抜け落ちるか、また、それに近い状態にな
る。
【0054】このため、加熱後すぐ解体作業に取りかか
る必要がなく、多くの解体物を一度に固着状態を解除す
ることができるので、解体作業が容易になるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における固着装置の外観図(一部断
面)である。
【図2】実施例1における固着装置が固着対象物を固着
した状態を示す断面図である。
【図3】実施例1における固着装置が加熱(又は冷却)
されることにより係合爪が解除され、固着状態から抜け
出した様子を示す断面図である。
【図4】実施例2における固着装置の外観図(一部断
面)である。固着装置が固着対象物21を固着先部材2
0に固着した状態を示す断面図である。
【図5】実施例2における固着装置が固着対象物21を
固着先部材20に固着した状態を示す断面図である。
【図6】実施例3における固着装置が固着対象物21を
固着先部材20に固着した状態を示す断面図である。実
施例3における固着装置が加熱(又は冷却)されること
により係合爪が解除され、固着状態から抜け出した様子
を示す断面図である。
【図7】固着装置が加熱(又は冷却)されることにより
係合爪が解除され、固着状態から抜け出した様子を示す
断面図である。
【図8】公知の技術の説明をする図であって、各部品が
組み立てられる前の状態を示す断面図である。
【図9】公知の技術の説明をする図であって、加熱によ
ってインサートが取り外し可能な状態に変形した状態を
点線によって示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチックケース 2 電子部品 3 ボス 4 インサート 5 ねじ穴 6 ねじ 7 爪 8 ボス穴内周面 10 固着装置 11 ステム部分 12 ヘッド部分 13 脚部分 14 係合爪部分 15 座金状板ばね 16 挿入穴 17 肩部 20 固着先部材 21 固着対象物 22 小径部 23 大径部 35 コイル状スプリング 43 脚部分 44 係合爪部分 121 スリーブ部 122 端部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状又は棒状のステム部分と、 上記ステム部分の一端に設けられ、ステム部分より拡径
    したヘッド部分と、 上記ステム部分の上記ヘッド部分側とは反対の側に設け
    られた単数又は複数の脚部分と、 上記脚部分に設けられ、室温時に挿入される穴内に形成
    された段部の肩部に係合するための係合爪部分と、 上記ステム部分に嵌合し、室温時に上記ヘッド部分及び
    上記係合爪部分から抜け出さない径を有する空所を有す
    る弾性部材と、を備えた固着装置であって、 少なくとも上記脚部分は形状記憶合金製であって、 室温時には、上記係合爪部分に挿入される穴内に形成さ
    れた段部の肩部に係合する外径を与え、 高温時には、上記係合爪部分に挿入される穴内に形成さ
    れた段部の肩部への係合を解除する外径を与えるもので
    あること、を特徴とする固着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された固着装置におい
    て、 上記弾性部材は座金状板ばねであることを特徴とする固
    着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された固着装置におい
    て、 上記弾性部材はコイル状スプリングであることを特徴と
    する固着装置。
  4. 【請求項4】 筒状又は棒状のステム部分と、 上記ステム部分の一端に設けられ、ステム部分より拡径
    したヘッド部分と、 上記ステム部分の上記ヘッド部分側とは反対の側に設け
    られた単数又は複数の脚部分と、 上記脚部分に設けられ、室温時に挿入される挿入穴内に
    形成された段部の肩部に係合するための係合爪部分と、 上記ステム部分又は上記ヘッド部分に固定された弾性部
    材と、を備えた固着装置であって、 少なくとも上記脚部分は形状記憶合金製であって、 室温時には、上記係合爪部分に挿入される挿入穴内に形
    成された段部の肩部に係合する外径を与え、 高温時には、上記係合爪部分に挿入される挿入穴内に形
    成された段部の肩部への係合を解除する外径を与えるも
    のであること、を特徴とする固着装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された固着装置におい
    て、 上記弾性部材は座金状板ばねであることを特徴とする固
    着装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載された固着装置におい
    て、 上記弾性部材はコイル状スプリングであることを特徴と
    する固着装置。
  7. 【請求項7】 筒状又は棒状のステム部分と、 上記ステム部分の一端に設けられ、ステム部分より拡径
    したヘッド部分と、 上記ステム部分の上記ヘッド部分側とは反対の側に設け
    られた単数又は複数の脚部分と、 上記脚部分に設けられ、室温時に挿入される挿入穴内に
    形成された段部の肩部に係合するための係合爪部分と、
    を備えた固着装置であって、 少なくとも上記脚部分は形状記憶合金製であって、 室温時には、上記係合爪部分に挿入される挿入穴内に形
    成された段部の肩部に係合する外径を与え、 高温時には、上記係合爪部分に挿入される挿入穴内に形
    成された段部の肩部への係合を解除する外径を与えると
    ころの脚部分である固着装置を使用した固着方法であっ
    て、 固着対象物を固着するときには、上記ヘッド部分とこの
    固着物との間に弾性部材が圧縮された状態で介在させら
    れており、 固着対象物の固着が解除されるときには、少なくとも上
    記脚部分の加熱によって上記爪部分の係合が解除される
    ことにより、上記弾性部材が上記固着装置を上記挿入穴
    から抜け出る方向に移動させることを特徴とする固着方
    法。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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