JP2000303491A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

Info

Publication number
JP2000303491A
JP2000303491A JP11116720A JP11672099A JP2000303491A JP 2000303491 A JP2000303491 A JP 2000303491A JP 11116720 A JP11116720 A JP 11116720A JP 11672099 A JP11672099 A JP 11672099A JP 2000303491 A JP2000303491 A JP 2000303491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling body
pipe
joint block
link
working device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11116720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3762137B2 (ja
Inventor
Osamu Murakami
治 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP11672099A priority Critical patent/JP3762137B2/ja
Publication of JP2000303491A publication Critical patent/JP2000303491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3762137B2 publication Critical patent/JP3762137B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行体と作業装置との間に配設した可撓性配
管を常に凹湾曲状態に保持することにより、配管の耐久
性、信頼性を向上させる。 【解決手段】 上部旋回体2の旋回フレーム3には固定
配管14を設け、作業装置7のブーム8には固定配管1
6を設ける。そして、これらの固定配管14,16を、
継手ブロック24を挟んで互いに連通する走行体側ホー
ス26、作業装置側ホース29によって接続する。ま
た、継手ブロック24をリンク部材17によって支持
し、このリンク部材17を、旋回フレーム3側に取付け
られた第1リンク19と、ブーム8側に取付けられた第
2リンク22等とによって構成する。これにより、ブー
ム8が俯仰動するときも、走行体側ホース26の中間部
26A等の撓み変形を小さく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等として好適に用いられる建設機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の建設機械は、車両本体(走行体)側の油圧ポンプから
複数の給排配管等を介して作業装置側の油圧シリンダに
圧油を給排することにより、作業装置のブーム、アー
ム、バケット等を駆動して土木・建築作業等を行うもの
である。
【0003】ここで、前記各給排配管は、走行体側に設
けられ油圧ポンプ等の油圧源から作業装置に向けて延び
る走行体側の固定配管と、作業装置側に設けられ、ブー
ムの基端側から油圧シリンダに向けてそれぞれ延びる作
業装置側の固定配管と、これら走行体側の固定配管と作
業装置側の固定配管との間を凸湾曲状に接続して設けら
れた可撓性配管等とから構成されている(例えば、特開
平7−180177号公報等)。
【0004】この場合、各可撓性配管の途中部位には、
これらの配管を整列状態に保持しつつブームの俯仰動に
応じてガイドする配管ガイドが設けられている。また、
配管ガイドは、各可撓性配管を嵌合する複数の配管嵌合
穴が設けられた配管クランプと、基端側がブームに回動
可能に取付けられ、先端側が該配管クランプを支持する
リンクとから構成されている。
【0005】そして、配管ガイドは、作業装置が俯仰動
するときに、走行体側と作業装置のブーム側との間で撓
み変形する各可撓性配管を支持しつつこれらの可撓性配
管に追従して前,後方向に回動し、これらの可撓性配管
が外力等によって左,右方向に倒れるのを規制するもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、走行体側と作業装置のブーム側との間に各
可撓性配管を湾曲した状態で設け、これらの可撓性配管
をブームに設けた配管ガイドにより支持しつつブームの
俯仰動に応じて撓み変形させる構成としている。
【0007】この場合、ブームが上方へと仰動するとき
には、可撓性配管が後方へと反り返るように撓み変形し
易く、またブームが下方へと俯動するときには、可撓性
配管が前方へと倒れるように撓み変形することになり易
い。そして、この前,後方向に折返すような可撓性配管
の撓み変形は、可撓性配管のうち特に走行体側寄りの部
位で大きく生じる傾向がある。
【0008】しかし、従来技術の配管ガイドは、単にブ
ームに回動可能に取付けられた状態で各可撓性配管が
左,右方向に倒れるのを規制しているに過ぎず、これら
の可撓性配管が前,後方向に撓み変形するのはある程度
自由に許す構成となっている。
【0009】このため、油圧ショベルの運転時には、作
業装置が俯仰動する毎に可撓性配管の走行体側寄りの部
位等が前,後方向に折返すような撓み変形を繰返すこと
があり、この部位で可撓性配管が疲労等によって早期に
劣化、損傷し易くなるため、耐久性、信頼性が低下する
という問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、作業装置が俯仰動する
ときに、走行体側と作業装置側との間で可撓性配管が折
返すように大きく撓み変形するのを抑制でき、可撓性配
管の耐久性、信頼性を向上できるようにした建設機械を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、原動機と該原動機によって駆動される
油圧源とを備えた走行体と、該走行体に取付けられ、ア
クチュエータによって俯仰動する作業装置と、前記油圧
源とアクチュエータとの間で圧油を給排するために前記
走行体側の配管と作業装置側の配管との間に接続して設
けられた可撓性配管とからなる建設機械に適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、基端側が前記走行体と作業装置のフート部とに
それぞれ回動可能に支持され、前記作業装置の俯仰動に
応じて変形するリンク部材を設け、前記可撓性配管は、
該リンク部材の先端側に設けられた継手ブロックと、前
記走行体側配管を該継手ブロックに接続する走行体側可
撓性配管と、前記作業装置側配管を前記継手ブロックに
接続する作業装置側可撓性配管とにより構成したことに
ある。
【0013】このように構成することにより、建設機械
の運転時には、油圧源から走行体側配管、走行体側可撓
性配管、継手ブロック、作業装置側可撓性配管および作
業装置側配管等を経由して作業装置のアクチュエータに
圧油を給排することができる。また、リンク部材は、作
業装置が俯仰動するときにも、継手ブロックを走行体お
よび作業装置から離れた先端側で支持でき、これにより
例えば走行体側可撓性配管を継手ブロックと走行体側配
管との間で凹湾曲状の撓み状態に保持することができ
る。
【0014】また、請求項2の発明によると、リンク部
材は、基端側が走行体側に回動可能に取付けられた第1
リンクと、基端側が作業装置側に回動可能に取付けられ
該第1リンクと先端側で回動可能に連結された第2リン
クとにより構成し、継手ブロックは前記第1,第2リン
クのいずれか一方側に設ける構成としている。
【0015】これにより、走行体側の第1リンクと作業
装置側の第2リンクとを用いて継手ブロックを走行体お
よび作業装置から離した位置に保持でき、走行体側可撓
性配管を凹湾曲状の撓み状態に保つことができる。
【0016】さらに、請求項3の発明によると、リンク
部材は、前記走行体の幅方向に離間して一対設け、該一
対のリンク部材の先端側には前記継手ブロックを設け、
該継手ブロックには複数本の走行体側可撓性配管と作業
装置側可撓性配管とを幅方向に間隔をもって接続する構
成としている。
【0017】これにより、走行体の幅方向に間隔をもっ
て複数本の走行体側可撓性配管と作業装置側可撓性配管
とを配設でき、この状態で各走行体側可撓性配管を凹湾
曲状の撓み状態に保持することができる。
【0018】また、請求項4の発明にように、継手ブロ
ックと走行体側可撓性配管との間にはL字状に屈曲した
管継手を設けることにより、屈曲した管継手を用いて走
行体側可撓性配管を継手ブロックから走行体側へと凹湾
曲状に撓んだ状態に保つことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図
6を参照して詳細に説明する。
【0020】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2の旋回フレーム3は、図1ないし図4に示
す如く、左,右方向(幅方向)に間隔をもって前,後方
向に延びる一対の縦板3A,3A、該各縦板3Aの下側
に設けられた底板3B、各縦板3Aから左,右に延びる
横板(図示せず)等により構成されている。
【0021】そして、各縦板3Aの前部側は、後述する
作業装置7用の取付ブラケット3C,3Cとなり、該各
取付ブラケット3Cの上端側には、後述のリンク部材1
7を取付けるリンク取付部3D,3Dが設けられてい
る。また、旋回フレーム3には、図1に示す如く、内部
に運転室が形成されたキャブ4と、内部に原動機、油圧
ポンプ等を収容する機械室(いずれも図示せず)が形成
された建屋カバー5と、カウンタウェイト6等とが設け
られている。
【0022】7は旋回フレーム3に俯仰動可能に設けら
れた作業装置で、該作業装置7は、そのフート部となる
基端側8Aが旋回フレーム3の取付ブラケット3Cに連
結ピン8Bを用いてピン結合され、図4、図5中の矢示
A,B方向に俯仰動されるブーム8と、該ブーム8の先
端側に回動可能に連結されたアーム9と、該アーム9の
先端側に回動可能に連結されたバケット10等とからな
り、これらのブーム8、アーム9、バケット10は、ブ
ームシリンダ11、アームシリンダ12、バケットシリ
ンダ13等の油圧アクチュエータによってそれぞれ駆動
される。
【0023】ここで、ブーム8の基端側には、リンク部
材17を取付けるリンク取付部8C,8Cが左,右方向
に間隔をもって設けられている。そして、作業装置7
は、上部旋回体2側に配置された油圧ポンプ等の油圧源
から後述の固定配管14,16と、可撓性配管23等と
を介してブームシリンダ11、アームシリンダ12、バ
ケットシリンダ13等にそれぞれ圧油が給排されること
により、ブーム8、アーム9等を俯仰動(回動)しつつ
バケット10により土砂等の掘削作業を行うものであ
る。
【0024】14,14,…は旋回フレーム3側に設け
られた走行体側の配管となる複数の固定配管で、該各固
定配管14は左,右方向に間隔をもって並設された金属
配管等からなり、その一端側は油圧ポンプの吐出側また
は作動油タンクに接続されている。
【0025】また、固定配管14の他端側は、図2ない
し図4に示す如くクランク状をなして上向きおよび前向
きに屈曲し、その先端側は作業装置7に向けて前方に突
出したホース取付部14Aとなっている。なお、固定配
管14は、他端側寄りの部位が図2に示す固定具15等
を用いて旋回フレーム3の縦板3A等に固定されてい
る。
【0026】16,16,…はブーム8の基端側上面に
設けられた作業装置側の配管となる複数の固定配管で、
該各固定配管16は、図1、図2に示す如く、各固定配
管14に対応してブーム8上に並設された金属配管等か
らなり、その一端側は可撓性配管23を介して固定配管
14に接続されている。そして、各固定配管16の他端
側は、図1に示すようにブームシリンダ11、アームシ
リンダ12、バケットシリンダ13等とそれぞれ接続さ
れている。
【0027】17は旋回フレーム3とブーム8との間に
設けられたリンク部材で、該リンク部材17は、図2お
よび図6に示す如く、基端側が連結ピン18を用いて旋
回フレーム3のリンク取付部3Dに回動可能に取付けら
れた左,右一対の第1リンク19,19と、基端側が連
結ピン20を用いてブーム8のリンク取付部8Cに回動
可能に取付けられ、該第1リンク19と先端側で連結ピ
ン21を用いて回動可能に連結された左,右一対の第2
リンク22,22等とからなり、全体として上方に突出
した略三角形状のリンク構造をなしている。
【0028】ここで、第1リンク19と第2リンク22
とは、旋回フレーム3の取付ブラケット3Cとブーム8
との間で連結ピン8B,18,20,21を4つの回動
支点としたリンク部材17を構成し、ブーム8が俯仰動
するときには、これらの回動支点を中心として変形可能
となっている。
【0029】また、リンク部材17は、第1リンク19
および第2リンク22がそれぞれ左,右方向(幅方向)
に離間して配置され、左,右の第2リンク22には、そ
の先端側に後述する継手ブロック24の左,右両側が接
合されている。これにより、リンク部材17は、継手ブ
ロック24を旋回フレーム3の前部側とブーム8の基端
側から離れた位置で揺動可能に支持するものである。
【0030】そして、リンク部材17は、図4、図5に
示す如くブーム8が俯仰動するときに、後述のホース2
6,29が外力等によって左,右方向に倒れるのを規制
すると共に、ホース26の途中部位がブーム8側へと凹
状をなして近づくように、ホース26を矢示C方向に湾
曲した撓み状態に保持するものである。
【0031】23は旋回フレーム3とブーム8との間に
設けられた可撓性配管で、該可撓性配管23は、図4な
いし図6に示す如く、後述の継手ブロック24と、走行
体側ホース26と、作業装置側ホース29等とから構成
されている。
【0032】24はホース26,29間を接続した継手
ブロックで、該継手ブロック24は、図6に示す如く
左,右方向に延びる長尺な四角柱状ブロック体により形
成されている。また、継手ブロック24には、例えば7
個の接続口25,25,…が左,右方向に間隔をもって
設けられ、該各接続口25は、継手ブロック24の前,
後の端面に開口する貫通孔により構成されている。そし
て、接続口25には、その前側でホース26の管継手2
8(装着部28B)が装着されると共に、その後側では
ホース29の管継手30が嵌合されている。
【0033】26,26,…は例えばゴム、樹脂材料等
により可撓性をもって形成された走行体側可撓性配管と
しての複数の走行体側ホースで、該各走行体側ホース2
6は、図2に示す如く、その一端側に固着された管継手
27を介して各固定配管14のホース取付部14Aに接
続され、これらのホース取付部14Aと継手ブロック2
4の接続口25(図6参照)との間で左,右方向に間隔
をもって並んだ整列状態に保持されている。
【0034】また、ホース26の他端側には管継手28
が設けられ、該管継手28は、例えばかしめ等の手段に
よりホース26の端部側に接続された筒状の接続部28
Aと、該接続部28Aの先端側から継手ブロック24に
向け屈曲して形成され、接続口25に装着された装着部
28Bとからなり、全体として略L字状に形成されてい
る。
【0035】そして、各ホース26は、他端側が管継手
28を介して継手ブロック24の接続口25に個別に接
続され、長さ方向の中間部26Aが管継手28に案内さ
れることによって、ブーム8に近づくように図4中の矢
示C方向へと凹湾曲状に撓んだ状態となっている。ま
た、ホース26は、この中間部26Aの撓み状態を継手
ブロック24、リンク部材17等によって保持され、ブ
ーム8が俯仰動するときにも、図5に示す如く矢示C方
向に湾曲した状態を保つ構成となっている。
【0036】29,29,…はホース26とほぼ同様に
形成された作業装置側可撓性配管としての複数の作業装
置側ホースで、該各作業装置側ホース29は、図4に示
す如く、その一端側に接続された略L字状の管継手30
を介して継手ブロック24の各接続口25に取付けら
れ、該各接続口25を通じて走行体側ホース26とそれ
ぞれ連通している。また、ホース29の他端側は、管継
手31を用いて固定配管16と接続されている。
【0037】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0038】まず、油圧ショベルによる土木作業時に
は、上部旋回体2側の油圧ポンプから吐出される圧油が
固定配管14、走行体側ホース26、継手ブロック24
の接続口25、作業装置側ホース29、固定配管16等
を経由してブームシリンダ11、アームシリンダ12、
バケットシリンダ13にそれぞれ給排されることによ
り、油圧ショベルは、ブーム8、アーム9、バケット1
0を駆動して土砂等の掘削作業を行う。
【0039】また、ブーム8が俯仰動するときには、図
4、図5に示す如く、ブーム8側に取付けられた第2リ
ンク22が第1リンク19によって支持されつつ、ブー
ム8と一緒に矢示A方向または矢示B方向へと回動し、
このとき継手ブロック24は、リンク部材17によって
フレーム3の取付ブラケット3Cとブーム8から離れた
位置に保持される。
【0040】この結果、走行体側ホース26の中間部2
6Aは、ブーム8が俯仰動するときに、リンク部材17
と管継手28等によって継手ブロック24からブーム8
の基端側に近づくように矢示C方向へと凹湾曲状に撓ん
だ状態に保持される。
【0041】かくして、本実施の形態では、旋回フレー
ム3とブーム8とにそれぞれ回動可能に取付けられたリ
ンク部材17を用いて継手ブロック24を支持する構成
としたので、継手ブロック24をリンク部材17により
上部旋回体2とブーム8から離れた位置に保持でき、ブ
ーム8が俯仰動するときにも、このリンク部材17等に
よって、走行体側ホース26の中間部26Aを矢示C方
向へと凹湾曲状に撓んだ状態に保持することができる。
【0042】これにより、走行体側ホース26の中間部
26A等がブーム8の俯仰動によって凹湾曲状態から凸
湾曲状態へと湾曲方向が変わるように大きく撓み変形す
るのを防止でき、この撓み変形を小さく抑えて走行体側
ホース26を確実に保護できると共に、その耐久性、信
頼性を向上させることができる。
【0043】この場合、リンク部材17を、旋回フレー
ム3のリンク取付部3Dに回動可能に取付けられた第1
リンク19と、基端側がブーム8のリンク取付部8Cに
回動可能に取付けられ、第1リンク19と先端側で回動
可能に連結された第2リンク22とにより山形状に構成
したので、第2リンク22の先端側に設けられた継手ブ
ロック24を、これらのリンク19,22によって上部
旋回体2とブーム8から離れた位置で安定的に支持する
ことができる。
【0044】また、リンク部材17の第1リンク19と
第2リンク22とをそれぞれ左,右方向(幅方向)に離
間して一対ずつ配置し、左,右の第2リンク22の先端
側に継手ブロック24の左,右両側を接合すると共に、
複数のホース26,29を継手ブロック24の各接続口
25に左,右方向に間隔をもって接続するようにしたの
で、リンク部材17と継手ブロック24により複数のホ
ース26,29を左,右方向に並んだ状態で安定的に支
持でき、これらのホース26,29の接続状態を良好に
保つことができる。
【0045】さらに、走行体側ホース26の管継手28
を、接続部28Aと、装着部28Bとから略L字状に屈
曲して形成したので、走行体側ホース26の中間部26
Aを、管継手28によって、継手ブロック24からブー
ム8の基端側へと湾曲するように案内でき、中間部26
Aを凹湾曲状に撓んだ状態に保持することができる。
【0046】なお、前記実施の形態では、第2リンク2
2の先端側に継手ブロック24を接合し、この先端側寄
りの部位に連結ピン21を用いて第1リンク19を回動
可能に連結する構成としたが、本発明はこれに限らず、
第1リンクの先端側に継手ブロックを接合し、第1リン
クの先端側寄りの部位に第2リンクをピン結合する構成
としてもよい。
【0047】また、前記実施の形態では、走行体側ホー
ス26の他端側に略L字状の管継手28を設け、この管
継手28を用いてホース26を継手ブロック24に接続
する構成としたが、本発明はこれに限らず、この管継手
28を廃止して走行体側ホース26、作業装置側ホース
29を継手ブロック24に直接的に接続する構成として
もよい。
【0048】さらに、前記実施の形態では、建設機械と
して油圧ショベルを例に挙げて述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えば油圧クレーン等からなる他の建設機械
に適用し得るものである。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、走行体と作業装置にそれぞれ回動可能に支持され
たリンク部材を設け、可撓性配管を、該リンク部材の先
端側に設けられた継手ブロックと、該継手ブロックに接
続された走行体側可撓性配管および作業装置側可撓性配
管とから構成したので、作業装置が俯仰動するときに
も、このリンク部材等によって継手ブロックを走行体と
作業装置から離れた位置で支持でき、走行体側可撓性配
管の中間部を凹湾曲状に撓んだ状態に保持することがで
きる。これにより、走行体側可撓性配管の中間部等が作
業装置の俯仰動によってその湾曲方向が変わるように大
きく撓み変形するのを防止でき、この撓み変形を小さく
抑えて走行体側可撓性配管等を確実に保護できると共
に、その耐久性、信頼性を向上させることができる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、リンク部
材を、走行体側に回動可能に取付けられた第1リンク
と、作業装置側に回動可能に取付けられ、第1リンクと
回動可能に連結された第2リンクとから構成したので、
これらのリンクによって継手ブロックを走行体と作業装
置から離れた位置で安定的に支持でき、走行体側可撓性
配管の中間部を凹湾曲状に撓んだ状態に保持することが
できる。
【0051】さらに、請求項3の発明によれば、走行体
の幅方向に離間して設けた一対のリンク部材の先端側に
継手ブロックを設け、該継手ブロックには複数本の走行
体側可撓性配管と作業装置側可撓性配管とを幅方向に間
隔をもって接続する構成としたので、継手ブロックとリ
ンク部材により複数本の走行体側可撓性配管と作業装置
側可撓性配管とを幅方向に並んだ状態で安定的に支持で
き、これらの可撓性配管の接続状態を良好に保つことが
できる。
【0052】また、請求項4の発明によれば、継手ブロ
ックと走行体側可撓性配管との間にはL字状に屈曲した
管継手を設ける構成としたので、走行体側可撓性配管の
中間部が継手ブロックから走行体側へと湾曲した状態を
保つように走行体側可撓性配管を管継手によって案内で
き、走行体側可撓性配管の中間部を凹湾曲状に撓んだ状
態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用される油圧ショベル
を示す平面図である。
【図2】可撓性配管を示す図1中の要部拡大図である。
【図3】ブームが俯仰動する状態を示す油圧ショベルの
側面図である。
【図4】ブームを下向きに俯動した状態で可撓性配管を
示す図3中の要部拡大図である。
【図5】ブームを上向きに仰動した状態で可撓性配管を
示す要部拡大図である。
【図6】可撓性配管を拡大して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体(走行体) 3 旋回フレーム 7 作業装置 8 ブーム 8A 基端側(フート部) 11 ブームシリンダ(アクチュエータ) 12 アームシリンダ(アクチュエータ) 13 バケットシリンダ(アクチュエータ) 14,16 固定配管(配管) 17 リンク部材 19 第1リンク 22 第2リンク 23 可撓性配管 24 継手ブロック 26 走行体側ホース(走行体側可撓性配管) 28 管継手 29 作業装置側ホース(作業装置側可撓性配管)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と該原動機によって駆動される油
    圧源とを備えた走行体と、該走行体に取付けられ、アク
    チュエータによって俯仰動する作業装置と、前記油圧源
    とアクチュエータとの間で圧油を給排するために前記走
    行体側の配管と作業装置側の配管との間に接続して設け
    られた可撓性配管とからなる建設機械において、 基端側が前記走行体と作業装置のフート部とにそれぞれ
    回動可能に支持され、前記作業装置の俯仰動に応じて変
    形するリンク部材を設け、 前記可撓性配管は、該リンク部材の先端側に設けられた
    継手ブロックと、前記走行体側配管を該継手ブロックに
    接続する走行体側可撓性配管と、前記作業装置側配管を
    前記継手ブロックに接続する作業装置側可撓性配管とに
    より構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記リンク部材は、基端側が前記走行体
    側に回動可能に取付けられた第1リンクと、基端側が前
    記作業装置側に回動可能に取付けられ該第1リンクと先
    端側で回動可能に連結された第2リンクとにより構成
    し、前記継手ブロックは前記第1,第2リンクのいずれ
    か一方側に設ける構成としてなる請求項1に記載の建設
    機械。
  3. 【請求項3】 前記リンク部材は、前記走行体の幅方向
    に離間して一対設け、該一対のリンク部材の先端側には
    前記継手ブロックを設け、該継手ブロックには複数本の
    走行体側可撓性配管と作業装置側可撓性配管とを幅方向
    に間隔をもって接続する構成としてなる請求項1または
    2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記継手ブロックと走行体側可撓性配管
    との間にはL字状に屈曲した管継手を設けてなる請求項
    1,2または3に記載の建設機械。
JP11672099A 1999-04-23 1999-04-23 建設機械 Expired - Fee Related JP3762137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11672099A JP3762137B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11672099A JP3762137B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000303491A true JP2000303491A (ja) 2000-10-31
JP3762137B2 JP3762137B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=14694150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11672099A Expired - Fee Related JP3762137B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3762137B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085000A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Volvo Construction Equipment Ab 小旋回式掘削機用油圧配管固定装置
JP2009256909A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Komatsu Ltd 作業車両の配管取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085000A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Volvo Construction Equipment Ab 小旋回式掘削機用油圧配管固定装置
JP2009256909A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Komatsu Ltd 作業車両の配管取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3762137B2 (ja) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713516B2 (ja) 建設機械
JP3822155B2 (ja) 旋回作業機の掘削装置
US7008169B1 (en) Hydraulically driven working machine
JP2015017439A (ja) 建設機械
JP3967501B2 (ja) 旋回式建設機械
JP6224565B2 (ja) 建設機械
JP2000303491A (ja) 建設機械
JP3706259B2 (ja) 油圧ショベルの作業装置
EP1772565A1 (en) Hydraulic cylinder of outrigger
JP2000282508A (ja) 建設機械
JP2001115488A (ja) 旋回式建設機械
JP2002266374A (ja) 建設機械
JPH10280474A (ja) 建設機械
JP5253961B2 (ja) 建設機械
JPH07180177A (ja) 建設機械
JPH11336112A (ja) 建設機械
JP4266765B2 (ja) 旋回作業機
JP2902275B2 (ja) 油圧ショベル
JP2002250047A (ja) 油圧ショベルの配管支持構造
JP2002188175A (ja) 旋回式建設機械
JP2003105792A (ja) 旋回作業機の掘削装置
JP2003119823A (ja) 建設機械の油圧配管構造
JP2000303495A (ja) 建設機械
JP2001214467A (ja) 旋回式建設機械
JPH1088616A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140120

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees