JP2000303218A - アフガン - Google Patents

アフガン

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JP2000303218A
JP2000303218A JP11112468A JP11246899A JP2000303218A JP 2000303218 A JP2000303218 A JP 2000303218A JP 11112468 A JP11112468 A JP 11112468A JP 11246899 A JP11246899 A JP 11246899A JP 2000303218 A JP2000303218 A JP 2000303218A
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JP
Japan
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back body
front body
baby
bag
afghan
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JP11112468A
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English (en)
Inventor
Junichi Hirabayashi
順一 平林
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Shinko Co Ltd
Original Assignee
Shinko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのアフガンを種々の形に変化させ、布
団、前抱っこ、おんぶ、ベビーカー、チャイルドシート
等に乳児を乗せる際に利用して乗せることができる。 【解決手段】 乳幼児を包みうる後ろ身頃2と前身頃3
とをその適所に縦方向にファスナー、チャック、マジッ
クテープ(登録商標)等開閉手段4、或いはそれらを併
設した開閉手段5で開閉可能に構成し、その後ろ身頃の
下部に、前身頃の下部に被せかつその前身頃から外して
後ろ身頃の背面に裏返しうる袋体6を設け、後ろ身頃の
袋体を前身頃に被せて下部を閉じ、或いは前身頃から外
して後ろ身頃の背面に裏返して下部を開放しうることを
特徴とするアフガン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は布団としての使
用、前抱っこ、おんぶの際に使用し、ベビーカー、自動
車の座席にセットするチャイルドシート等に乳児を乗せ
る際に利用するのに便利なアフガンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来乳母車に乳児を乗せる際に使用する
アフガン(おくるみ)としては、正方形の生地を用い
て、乳児をその上に寝かせてくるむものが使用されてい
る。このアフガンの場合には、寒いときには生地の下部
を折り曲げて足をくるまなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアフガンでは、
乳幼児を寝かせる時に足が寒い時には生地の下部をその
都度折り曲げて足をくるまなければならないので不便で
あり、ベビーカーのシート、チャイルドシートに載せる
ときにアフガンをシートに止める手段がないためにアフ
ガンがシートよりずれやすく、また寒いときに足をくる
むも走行中などに足が出てしまい寒いので使い勝手も悪
く問題となっている。
【0004】この発明は上記した問題点を解決するもの
で、一つのアフガンを種々の形に変化させ、布団として
使用したり、前抱っこ、おんぶの際に子守バンドととも
に使用したり、ベビーカーのシート、自動車の座席にセ
ットするチャイルドシート等に乳児を乗せる際にアフガ
ンを利用して乗せることができるようにするアフガン
(おくるみ)を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の請求項1のアフガン
は、乳幼児Aを包みうる後ろ身頃2と前身頃3とを縦方
向に設けたファスナー、チャック、マジックテープ等の
開閉手段4、或いはそれらを併設した開閉手段5で開閉
可能に構成して後ろ身頃と前身頃とを展開状又は筒状に
変換可能とし、その後ろ身頃の下部に、前身頃の下部に
被せかつその前身頃から外して後ろ身頃の背面に裏返し
うる袋体6を設け、後ろ身頃と前身頃を開閉手段で閉じ
後ろ身頃の袋体を前身頃に被せて下部を塞ぎ、或いは前
身頃から外して後ろ身頃の背面に裏返して下部を開放し
うることを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の前記開閉手
段として、前身頃3と後ろ身頃2の縦方向の開閉部のい
ずれかにファスナー4aにより開閉可能とした帯片7を
設け、該帯片7と開閉部の他方とをマジックテープ5a
により開閉可能に設け、ファスナー4aとマジックテー
プ5aのいずれかで開閉可能としたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の前記後ろ身
頃の下部に設ける袋体の両側に足を入れうる足挿入袋6
aを構成したものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の前記後ろ身
頃の上下に子守バンド、シートベルト等を通しうる複数
個のベルト通し孔8、9を設けたものである。
【0009】請求項4の発明のアフガンは、乳幼児Aを
包みうる後ろ身頃2と前身頃3とを一側で連接し、かつ
他側に縦方向に設けたファスナー、チャック、マジック
テープ等の開閉手段4、或いはそれらを併設した開閉手
段5で開閉可能に構成して後ろ身頃2と前身頃3とを展
開状又は筒状に変換可能とし、その後ろ身頃の下部に、
前身頃の下部に被せかつその前身頃から外して後ろ身頃
の背面に裏返しできかつ両側に足挿入袋6aを構成した
袋体6を設け、後ろ身頃の上下に子守バンドの紐、シー
トベルト等を通しうる一対のベルト通し孔8、9を設
け、かつ、前記後ろ身頃にマジックテープ等脱着手段1
1で脱着自由とした枕10を備えたことを特徴とするも
のである。
【0010】前記第1の発明の構成によれば、開閉手段
4を開いて後ろ身頃2と前身頃3を拡げて敷き布団の後
ろ身頃に乳幼児Aを寝かせ、掛け布団の前身頃を被せて
開閉手段4を閉じて筒状とし、しかる後、後ろ身頃の下
部に設けた袋体6を前身頃の下部に被せることによりア
フガン1を寝袋状として使用でき、また乳幼児Aの足を
出すときは後ろ身頃の下部の袋体6を前身頃より外して
後ろ身頃の背面に裏返しすことにより後ろ身頃の敷き布
団と前身頃の掛け布団の下部を開いた状態として使用で
きる。
【0011】前記第2の発明の構成によれば、前身頃と
後ろ身頃の縦方向の開閉部に帯片7を介在してファスナ
ー4aとマジックテープ5aとにより開閉可能に設けた
ので、ファスナー4aとマジックテープ5aのいずれか
で開閉することができ、通常はファスナーで開閉して拡
げたり或いは筒状にして使用するが、ファスナーの可動
開閉器が引っかかって外れない場合にはマジックテープ
で外すことができ、特にチャイルドシート、ベビーカー
等にベルトで止めて使用中に緊急に乳幼児Aを出すと
き、もしファスナーが外れないときにはマジックテープ
を外して乳幼児Aを出すことができるので安全である。
【0012】前記第3の発明の構成によれば、後ろ身頃
の下部の袋体6の両側に足挿入袋6aを構成したので、
後ろ身頃に前身頃を被せて開閉手段4、又は5を閉じ、
かつ後ろ身頃の下部に設けた袋体6を前身頃の下部に被
せると乳幼児Aの足を両側の足挿入袋に的確に入れさせ
ることができる。
【0013】前記第4の発明の構成によれば、前記後ろ
身頃の上下に子守バンド、シートベルト等を通しうる複
数個のベルト通し孔8、9を設けたので、前抱っこ、或
いはおんぶをするときには子守バンドのバンドをこの後
ろ身頃の上下のベルト通し孔に通し、ベビーカーに使用
するときは、ベビーカーに設けられているバンドを後ろ
身頃の下部のベルト通し孔に通し、自動車用チャイルド
シートに使用するときは、シートベルトを後ろ身頃の上
下のベルト通し孔に通して取付けて、前記のように後ろ
身頃に前身頃を被せて閉じ袋体を被せて足をくるんだ状
態、或いは袋体を裏返して足を出した状態にして使用で
きる。
【0014】前記第5の発明の構成によれば、後ろ身頃
2と前身頃3の一側に設けた開閉手段4又は5を開いて
後ろ身頃2と前身頃3を拡げて敷き布団の後ろ身頃に乳
幼児Aを寝かせ、掛け布団の前身頃を被せて開閉手段4
又は5を閉じ、かつ後ろ身頃の下部に前面に設けた足挿
入袋6aを構成した袋体6を前身頃の下部に被せること
によりアフガンを寝袋状として使用でき、また乳児の足
を出すときは後ろ身頃の下部の袋体6を前身頃より外し
て後ろ身頃の背面に裏返しすことにより後ろ身頃2と前
身頃3の下部を開いた状態として使用できる。さらに、
開閉手段として前身頃と後ろ身頃にファスナーとマジッ
クテープを併設しておけば、通常はファスナーを開閉し
て拡げたり或いは筒状にして使用するが、ファスナーの
可動開閉器が引っかかって外れない場合にはマジックテ
ープを剥がして外すことができ、特にチャイルドシー
ト、ベビーカー等にベルトで止めて使用中に緊急に乳幼
児を出すときにはマジックテープを剥がして乳幼児を出
すことができるので安全である。かつ又、後ろ身頃の上
下の一対のベルト通し孔8、9を利用して、前抱っこ、
或いはおんぶをするときには子守バンドの紐をこの後ろ
身頃の上下のベルト通し孔に通し、ベビーカーに使用す
るときは、ベビーカーに設けられているバンドを後ろ身
頃のベルト通し孔に通し、自動車用チャイルドシートに
使用するときは、シートベルトを後ろ身頃の上下のベル
ト通し孔に通して取付けて使用でき、さらに、前記後ろ
身頃の上部に枕10をマジックテープ等脱着手段11で
脱着可能に設けて必要に応じて使用するようにすれば、
乳児を寝かせるときは後ろ身頃に枕を装着し、子守バン
ド、チャイルドシートのシートベルトなどを上部のベル
ト通し孔に通すときには邪魔となるので枕を外して使用
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明のアフガンのフ
ァスナーを外して展開して示す正面図、図2は同背面
図、図3は別の実施形態のファスナーとマジックテープ
を併設したアフガンで、前身頃と帯片を分離して示す正
面図、図4はアフガンの前身頃に帯片を付けた状態の正
面図、図5は図1の後ろ身頃と前身頃を閉じた側面図、
図6は図4の後ろ身頃と前身頃をを閉じた側面図、図7
は前身頃に後ろ身頃の袋体を被せた状態の正面図、図8
は同背面図、図9は後ろ身頃の袋体を裏返した状態の正
面図、図10は同背面図、図11は後ろ身頃の袋体を前
身頃に被せた状態の側面図、図12は同断面図、図13
は後ろ身頃の袋体を裏返した状態の断面図である。
【0016】図1乃至図4において、展開して示したこ
の発明のアフガン(おくるみ)を説明する。1は乳幼児
Aを包むアフガンで、乳幼児を包むに適した生地、例え
ば、表地をエステル起毛地、コールテン地等の暖かい生
地、綿生地等の生地、その他合成樹脂製等の生地を用
い、裏地としては乳児の肌に接する部分は柔らかで肌ざ
わりの良い金巾(カナキン)、ガーゼ地等の生地を用
い、内部に綿、羽毛等を入れ、乳幼児Aを寝させる敷き
布団としうる大きさの後ろ身頃2と、乳幼児Aを寝させ
て被せる掛け布団としうる大きさの前身頃3とが縫製さ
れて作成される。アフガンの生地は上記のものに限定さ
れるものではなく、乳幼児を包むに適した生地を用いて
作成する。この後ろ身頃2と前身頃3は長さは後ろ身頃
2の方が乳幼児A等の頭部の部分だけ長く設け、その幅
はほぼ同じとして、後ろ身頃2と前身頃3との一側が縫
製されて連接され、前身頃3を後ろ身頃2に対し自由に
開いたり、被せたりできるように設けられている。実施
形態では、図1に示すように後ろ身頃2の頭部を除く内
面部分と前身頃3の内面は金巾で、後ろ身頃2、前身頃
3の外面と頭部はエステル起毛地としてある。また、図
7に示すように前記前身頃3と後ろ身頃2の表面地は、
例えば動物等を表現する模様、形状として全体を意匠的
とすることができる。
【0017】図5および図6において、前記後ろ身頃2
と前身頃3とに縦方向にファスナー、チャック、マジッ
クテープ等開閉手段4又はそれらを併設した開閉手段5
が設けられて、該開閉手段5で開閉可能に構成して後ろ
身頃と前身頃とを展開状又は筒状に変換可能としてあ
る。実施形態では後ろ身頃2と前身頃3との一側にファ
スナー、チャック、マジックテープ等開閉手段4又はそ
れらを併設した開閉手段5が設けられ、開閉手段を開い
て後ろ身頃と前身頃を開き、折り畳んで開放端を合わせ
開放端の開閉手段を合わせて閉じるようにしてある。な
お、開閉手段4、5は前身頃3を後ろ身頃2の一側に限
られるものではなく、両側、或いは前身頃の前面などに
設けることができる。
【0018】図1、図2、図5に示す実施形態の開閉手
段4は、ファスナー4aのみによるもので、ファスナー
4aが後ろ身頃2の一側の前身頃を当てる位置より下部
まで設けられ、図1、2に示すように上部より下部へフ
ァスナー4aの可動開閉器4bを移動してファスナーを
開いて外すことにより後ろ身頃2と前身頃3を展開で
き、下部より上部までファスナー4aの可動開閉器4b
を移動してファスナーを閉じることにより後ろ身頃2と
前身頃3を上下が開放された筒状とすることができる。
【0019】図3、図4、図6に示す実施形態の開閉手
段5は、ファスナー4aとマジックテープ5aを併設し
た場合で、前身頃3と後ろ身頃2の縦方向の開閉部にお
いて、後ろ身頃の一側にファスナー4aを備え、かつ前
身頃3の内面の他側に上部より下部まで所定幅のマジッ
クテープ5aを縫いつけて備える。別に片面に前記マジ
ックテープ5aと合致するマジックテープ5aと前記フ
ァスナーに合わせるファスナー4aを有する布製帯片7
を設ける。この布製帯片7は前記後ろ身頃と前身頃の内
面側の乳幼児を包む側と同様に金巾等の生地を用い、そ
の幅はマジックテープ5aより若干広い幅とする。また
マジックテープ5aの幅も相互にしっかりと貼り付けで
きるように広い幅とするのが好ましい。そして、図4に
示すように、この帯片7のマジックテープ5aを前身頃
3の一側に沿って備えたマジックテープ5aに脱着可能
に備える。前身頃3にマジックテープ5aで貼り付けた
帯片7のファスナー4aを後ろ身頃2のファスナー4a
と合わせてファスナーの可動開閉器4bにより閉じる。
而して、後ろ身頃と前身頃がファスナー4a、マジック
テープ5aの何れかで開閉できる構成としたので、上部
より下部へ可動開閉器4bを移動してファスナー4aを
外すか、或いは前身頃のマジックテープ5aより帯片7
のマジックテープ5aを剥がして後ろ身頃2と前身頃3
を拡げることができ、また、その逆に下部より上部まで
可動開閉器4bを移動してファスナー4aを閉じ、或い
は前身頃3と帯片7のマジックテープ5a同志を貼り付
けて閉じて後ろ身頃2と前身頃3を上下が開放された筒
状とすることができる。通常はファスナーで開閉して拡
げたり或いは筒状にして使用するが、ファスナーの可動
開閉器が布等に噛み込んでファスナーが外れなくなった
場合等にはマジックテープで外すことができる。特にチ
ャイルドシート、ベビーカー等にアフガンをベルトで止
めて使用中に緊急に乳幼児Aを出すときにファスナーが
外れないときでも、マジックテープを外して乳幼児Aを
出すことができるので安全である。
【0020】図1において、前記後ろ身頃2の下部には
前身頃3の前面下部に被せうるように上部を開口した袋
体6が縫製されている。この袋体6はエステル起毛地、
綿生地等の生地を用い、前身頃の巾より若干広い巾とし
て前面下部のほぼ中程まで覆うことができる深さで、裏
返し可能に後ろ身頃2の下部に下面と側面が縫製されて
いる。袋体の生地も上記のものに限られるものではな
く、乳幼児を包むに適した生地であればよい。この袋体
6は内部に綿を入れなくともよい。袋体6の内外面は同
じとしてあるが、色彩等を変えてもよい。この袋体6の
深さは前身頃3に被せて乳幼児Aの足が動いても袋体6
が前身頃より外れることがないような深さが必要であ
る。ただ、この袋体6をあまり深くすると、袋体を前身
頃3より外して裏返すことが容易でなくなるので、前身
頃のほぼ中程までの深さが好ましい。
【0021】図1乃至図6において、前記後ろ身頃2
と、袋体6には、乳幼児A等の足を入れうるよう左右両
側に先端に丸みを持たせた形状とした足挿入袋6aが構
成されている。後ろ身頃と前身頃の下部は両側の足挿入
袋6aの下部の形状と合わせるように円弧状に裁断され
て縫製されている。この足挿入袋6aを設けた袋体6が
裏返し可能に縫製される。図2では袋体6は無地とした
が、図7に示すように、袋体6には後ろ身頃、前身頃の
デザインに合わせて動物の顔6b、例えば、熊、虎、
犬、猫等の顔、目、鼻等を縫いつけ、かつ袋体6の上部
に耳部6cを縫製し、アフガンを各種動物的デザインと
して装飾性を向上させ、趣味感を増大できるようにする
ことは自由にできる。実施形態では動物的形状模様の意
匠としたが、これに限られるものではなく、例えば各種
キャラクター等に合わせたものとすることもできる。
【0022】図1および図4に示すように、前記後ろ身
頃2の上下、すなわち頭部と腰部の両側に子守バンド2
0の紐21、ベビーカー23のベルト(図示せず)、チ
ャイルドシート25のシートベルト26等を通しうる複
数個のベルト通し孔8、9が設けられる。実施形態で
は、上部の一対のベルト通し孔8、8は横長に設けら
れ、かつ下部の一対のベルト通し孔9、9は縦長に設け
られている。これはチャイルドシート25のシートベル
ト26に合わせたものである。すなわち、肩のシートベ
ルト26aは乳幼児Aの肩に掛けるために横方向とな
り、腰のシートベルト26bは腰から腹部に掛けるため
に縦方向となるので、それに合わせて後ろ身頃2のベル
ト通し孔8、8、9、9が設けられている。該ベルト通
し孔は子守バンドの紐21、シートベルト26等各種の
ベルトを通しうるように設ける。
【0023】図7、図9、図11乃至図13において、
10は枕で、前記前身頃、後ろ身頃と同じく前面をエス
テル起毛地、背面を金巾として、内部に綿を入れて縫製
され、後ろ身頃2の頭部より少し小さく形成される。こ
の枕10が前記後ろ身頃2の前面上部に脱着可能に設け
られている。枕の生地は前記生地に限られるものではな
く、乳幼児の頭に当てるのに適した生地を用いる。実施
形態では、後ろ身頃2の頭部前面にエステル起毛地を使
用しマジックテープを脱着可能な生地としたので、枕1
0を脱着する手段として、枕の背面の金巾の適所にマジ
ックテープ11を設けてマジックテープで脱着できるよ
うにしてある。前記後ろ身頃の上部に枕を脱着可能に設
けて必要に応じて使用するようにすれば、乳児を寝かせ
るときは後ろ身頃に枕を装着し、子守バンド、チャイル
ドシートのシートベルトなどを上部のベルト通し孔に通
すときには邪魔となるので外して使用することができ
る。なお、後ろ身頃2の頭部には、乳幼児Aの頭部が当
たるので、マジックテープ等の突出物はできるだけ設け
ないようにするのが好ましい。また、後ろ身頃の生地に
よってはマジックテープで着けることができない場合に
は、枕と後ろ身頃の両方にマジックテープ、ボタン等を
設けて着脱自由とすることもできるが、枕を外して使用
するときに乳幼児Aの頭部が当たらないようにするのが
好ましい。また、枕は単に置くだけにすることも自由に
できる。なお、図中、12は掛けるための輪部で、後ろ
身頃2の頂点に縫製されている。
【0024】図14乃至図23は乳児をくるむ実施形態
を示すもので、図14は後ろ身頃と前身頃を開いて乳幼
児を寝かせた状態を示す正面図、図15は乳幼児を包ん
で後ろ身頃と前身頃を閉じて袋体を被せた状態の斜視
図、図16は開いた後ろ身頃と前身頃に子守バンドを備
えた正面図、図17は同背面図、図18は後ろ身頃の袋
体を裏返して下部を開放した状態の斜視図、図19はア
フガンに子守バンドを用いて前抱っこ状態を示す斜視
図、図20はアフガンに子守バンドを用いておんぶ状態
を示す斜視図、図21はアフガンをベビーカーに使用し
た状態の斜視図、図22はアフガンをチャイルドシート
に使用し、前身頃を開きシートベルトに締め付けた状態
を示す正面図、図23は同前身頃を掛けた状態の正面図
である。
【0025】次に、図14乃至図23に基づき、アフガ
ンの使用方法を説明する。図14および図15におい
て、乳幼児Aをくるんで寝させる場合は、図14に示す
ように、ファスナー4aを外して、後ろ身頃2と前身頃
3を展開して後ろ身頃2に乳幼児Aを寝かせ、その後前
身頃3を被せてファスナー4aを閉じて筒状状態として
使用する。乳幼児Aの足元が寒い場合には、図15に示
すように後ろ身頃2の袋体6を前身頃3の前面に被せて
下部を閉じて寝袋状態として乳幼児Aの足を包んで使用
し、暑い場合には図18に示すように、その袋体6を前
身頃3より外して後ろ身頃2の背面に裏返し、後ろ身頃
2と前身頃3の下部を開放して筒抜けとして風通しを良
くして使用する。図14乃至図23ではファスナーだけ
の場合を示したが、ファスナーとマジックテープの開閉
手段を併設すれば、ファスナーは閉じたままとして、前
身頃をマジックテープを剥がして開くことができる。
【0026】図16および図17は、前記と同様に前身
頃を開いて、後ろ身頃2に乳幼児Aを抱っこ又はおんぶ
する際に使用する子守バンド20を置いてその紐21を
上下のベルト通し孔8、8、9、9に通し、後ろ身頃の
背面で紐を交差させて肩に掛けるようにする。子守バン
ド20は乳幼児Aの体を受ける体受け部とその上下に設
けた紐21等からなるものである。図19に前抱っこ状
態を示すもので、子守バンド20の紐21を抱っこする
人Bの肩に掛け、腰に結び付け、足を出さないように袋
体6を前身頃3に被せてある。図20において、おんぶ
する場合を示すもので、同様に子守バンド20の紐21
をおんぶする人Bの肩に掛け、腰に結び付け、足を出さ
ないように袋体6を前身頃3に被せてある。図19、図
20において、22は子守バンド20の上部に設けた頭
部受け片で、乳幼児Aの頭部を受けるものである。この
実施形態では足を出さないように袋体6を前身頃3に被
せた場合を示したが、袋体6を裏返して足を出すように
しても、乳幼児Aは子守バンドで抱えられているので、
落ちることはない。
【0027】図21において、ベビーカー23に使用す
る場合を示す。この場合にも、後ろ身頃2と前身頃3を
開いて、後ろ身頃の上下のベルト通し孔8、9にベビー
カー23に取り付けたベルトを通して縛り付け、その後
ろ身頃2に乳幼児Aを寝かせて前身頃3を被せファスナ
ー4aを閉じ、その状態でベビーカー23の開閉可能な
止めバンド24で押さえるようにしてある。この場合、
袋体6は裏返して、足は出すようにしてあるが、袋体6
を前身頃に被せて足を包むようにすることもできる。
【0028】図22および図23において、自動車の座
席に据え付けるチャイルドシート25に使用する場合を
示す。この場合にも、図22に示すように、後ろ身頃2
と前身頃3を開いて、後ろ身頃2に乳幼児Aを寝かせて
後ろ身頃の上下のベルト通し孔8、9にチャイルドシー
ト25のシートベルト26を通して乳幼児Aをシートベ
ルト26で保持し、図23に示すように、前身頃3を被
せファスナー4aを閉じる。この場合も袋体6は裏返し
て、足は出すようにしてあるが、袋体6を前身頃に被せ
て足を包むようにすることもできる。
【0029】以上の実施形態を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。
実施形態では、後ろ身頃と前身頃を一側でファスナー、
或いはファスナーとマジックテープで開閉自由としてあ
るが、これに限られるものではなく、両側にファスナ
ー、或いはファスナーとマジックテープを設けて左右何
れでも開閉できるようにすることもでき、また、ファス
ナーを側面ではなく、前身頃の前面中央などに設けて左
右に開くようにもできる。或いは一側をファスナー、他
側をマジックテープで開閉できるようにすることも含
む。枕は後ろ身頃と別体としたが、一体とすることもで
きる。
【0030】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、開閉手段
を開いて後ろ身頃と前身頃を拡げて敷き布団の後ろ身頃
に乳幼児を寝かせ、掛け布団の前身頃を被せて開閉手段
を閉じて筒状とし、しかる後、寒暖に応じて後ろ身頃の
下部の袋体を前身頃の下部に被せたり、裏返すことによ
り簡単に乳幼児の足をくるんで使用したり、または敷き
布団と掛け布団の下部を筒抜けとして風通しを良くで
き、足を出して使用できるので便利である。
【0031】請求項2の発明によれば、前身頃と後ろ身
頃の縦方向の開閉部に帯片7を介在してファスナーとマ
ジックテープとにより開閉可能に設けたので、ファスナ
ーとマジックテープのいずれかで開閉することができ、
通常はファスナーを開閉して拡げたり或いは筒状にして
使用するが、ファスナーの可動開閉器が引っかかって外
れない場合にはマジックテープを剥がして外すことがで
き、特にチャイルドシート、ベビーカー等にベルトで止
めて使用中に緊急に乳幼児を出すときに、もしファスナ
ーが外れないときにはマジックテープを剥がして乳幼児
を出すことができるので安全である。
【0032】請求項3の発明によれば、後ろ身頃の下部
の袋体の両側を足挿入袋としたので、後ろ身頃に前身頃
を被せて開閉手段を閉じ、かつ後ろ身頃の下部に設けた
袋体を前身頃の下部に被せると乳幼児の足が両側の足挿
入袋に的確に入れさせることができるので、便利であ
る。
【0033】請求項4の発明によれば、前記後ろ身頃の
上下に子守バンド、シートベルト等を通しうる一対のベ
ルト通し孔を設けたので、前抱っこ、或いはおんぶをす
るときには子守バンドのバンドをこの後ろ身頃の上下の
ベルト通し孔に通し、ベビーカーに使用するときは、ベ
ビーカーに設けられているバンドを後ろ身頃の下部のベ
ルト通し孔に通し、自動車用チャイルドシートに使用す
るときは、シートベルトを後ろ身頃の上下のベルト通し
孔に通して取付けて、前記のように前身頃を被せ袋体を
被せて足をくるんだ状態、或いは袋体を裏返して足を出
した状態にして使用できるので便利である。
【0034】請求項5の発明のアフガンによれば、後ろ
身頃と前身頃の一側に設けた開閉手段を開いて後ろ身頃
と前身頃を拡げて敷き布団の後ろ身頃に乳幼児を寝か
せ、掛け布団の前身頃を被せて開閉手段を閉じて筒状と
し、しかる後、後ろ身頃の下部の足挿入袋付き袋体を前
身頃の下部に被せ足をくるむことができ、また、袋体を
前身頃より外して後ろ身頃の背面に裏返して下部を筒抜
けとして風通しを良くすることができ、足を出すように
できる。さらに、開閉手段として前身頃と後ろ身頃にフ
ァスナーとマジックテープを併設しておけば、通常はフ
ァスナーを開閉して拡げたり或いは筒状にして使用する
が、ファスナーの可動開閉器が引っかかって外れない場
合にはマジックテープを剥がして外すことができ、特に
チャイルドシート、ベビーカー等にベルトで止めて使用
中に緊急に乳幼児を出すときに、もしファスナーが外れ
ないときにはマジックテープを剥がして乳幼児を出すこ
とができるので安全である。かつ又、後ろ身頃の上下の
一対のベルト通し孔を利用して、前抱っこ、或いはおん
ぶをするときには子守バンドの紐、ベビーカーに使用す
るときは、ベビーカーに設けられているバンド、自動車
用チャイルドシートに使用するときは、シートベルト等
をそのベルト通し孔に通して使用でき、さらに前記後ろ
身頃の上部に枕を脱着可能に設けて必要に応じて使用す
るようにすれば、乳児を寝かせるときは後ろ身頃に枕を
装着し、子守バンド、チャイルドシートのシートベルト
などを上部のベルト通し孔に通すときには邪魔となるの
で外して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアフガンのファスナーを外して展開
して示す正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】別の実施形態のアフガンと帯片を分離して示す
正面図である。
【図4】アフガンの前身頃に帯片を付けた状態の正面図
である。
【図5】図1のアフガンを閉じた側面図である。
【図6】図4のアフガンを閉じた側面図である。
【図7】後ろ身頃の袋体を前身頃に被せた状態の正面図
である。
【図8】同背面図である。
【図9】後ろ身頃の袋体を裏返した状態の正面図であ
る。
【図10】同背面図である。
【図11】後ろ身頃の袋体を前身頃に被せた状態の側面
図である。
【図12】同断面図である。
【図13】後ろ身頃の袋体を裏返した状態の断面図であ
る。
【図14】後ろ身頃と前身頃を開いて乳幼児を寝かせた
状態を示す正面図である。
【図15】乳幼児を包んで後ろ身頃と前身頃を閉じて袋
体を被せた状態の斜視図である。
【図16】開いた後ろ身頃と前身頃に子守バンドを備え
た正面図である。
【図17】同背面図である。
【図18】後ろ身頃の袋体を裏返して下部を開放した状
態の斜視図である。
【図19】アフガンに子守バンドを用いて前抱っこ状態
を示す斜視図である。
【図20】アフガンに子守バンドを用いておんぶ状態を
示す斜視図である。
【図21】アフガンをベビーカーに使用した状態の斜視
図である。
【図22】アフガンをチャイルドシートに使用し、前身
頃を開きシートベルトに締め付けた状態を示す正面図で
ある。
【図23】同前身頃を掛けた状態の正面図である。
【符号の説明】
1 アフガン 2 後ろ身頃 3 前身頃 4 開閉手段 4a ファスナー 5 開閉手段 5a マジックテープ 6 袋体 6a 足挿入袋 7 帯片 8 ベルト通し孔 9 ベルト通し孔 10 枕 A 乳幼児

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児を包みうる後ろ身頃と前身頃とを
    縦方向に設けたファスナー、チャック、マジックテープ
    等の開閉手段、或いはそれらを併設した開閉手段で開閉
    可能に構成し、 その後ろ身頃の下部に、前身頃の下部に被せかつその前
    身頃から外して後ろ身頃の背面に裏返しうる袋体を設
    け、 後ろ身頃と前身頃を開閉手段で閉じ後ろ身頃の袋体を前
    身頃に被せて下部を塞ぎ、或いは前身頃から外して後ろ
    身頃の背面に裏返して下部を開放しうることを特徴とす
    るアフガン。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段として、前身頃と後ろ身頃
    の縦方向の開閉部のいずれかにファスナーにより開閉可
    能とした帯片を設け、 該帯片と開閉部の他方とをマジックテープにより開閉可
    能に設け、 ファスナーとマジックテープのいずれかで開閉可能とし
    た請求項1記載のアフガン。
  3. 【請求項3】 前記後ろ身頃の下部に設ける袋体の両側
    に足を入れうる足挿入袋を構成した請求項1のアフガ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記後ろ身頃の上下に子守バンドの紐、
    シートベルト等を通しうる複数個のベルト通し孔を設け
    た請求項1記載のアフガン。
  5. 【請求項5】 乳幼児を包みうる後ろ身頃と前身頃とを
    一側で連接し、かつ他側に縦方向に設けたファスナー、
    チャック、マジックテープ等の開閉手段、或いはそれら
    を併設した開閉手段で開閉可能に構成し、 その後ろ身頃の下部に、前身頃の下部に被せかつその前
    身頃から外して後ろ身頃の背面に裏返しできかつ両側に
    足挿入袋を設けた袋体を設け、 後ろ身頃の上下に子守バンドの紐、シートベルト等を通
    しうる一対のベルト通し孔を設け、 かつ、前記後ろ身頃にマジックテープ等脱着手段で脱着
    自由とした枕を備えたことを特徴とするアフガン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012525238A (ja) * 2009-05-01 2012-10-22 トライボロ キルト マニュファクチャリング コーポレーション おくるみブランケット
JP2014031600A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Makiko Ueno マフ

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JP2012525238A (ja) * 2009-05-01 2012-10-22 トライボロ キルト マニュファクチャリング コーポレーション おくるみブランケット
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