JP2000303059A - 止水材 - Google Patents

止水材

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JP2000303059A
JP2000303059A JP11452499A JP11452499A JP2000303059A JP 2000303059 A JP2000303059 A JP 2000303059A JP 11452499 A JP11452499 A JP 11452499A JP 11452499 A JP11452499 A JP 11452499A JP 2000303059 A JP2000303059 A JP 2000303059A
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pressure
sensitive adhesive
foam
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water
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Katsuhiko Tachibana
克彦 橘
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Nitto Denko Corp
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Building Environments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置直しが容易で捩じれや位置狂い等の配置
ミスを生じにくく、部材間に容易に装着できて施工性に
優れると共に信頼性に優れる高性能の水シールを長期に
持続する止水材の開発。 【解決手段】 独立気泡構造又は独立気泡と連続気泡の
混合構造を有する発泡体(2)の表面における全部又は
一部に感圧接着層(1)を有し、その感圧接着層が式:
−OROC(O)−(ただし、Rは炭素数が2〜20の
直鎖又は分岐の炭化水素基である。)で表される繰返し
単位を有するポリカーボネート構造をもつポリマーを含
む感圧接着性組成物からなる層を少なくとも最表面に有
する止水材。 【効果】 感圧接着層が自着性等の感圧接着特性は示す
もののタックをもたず、良好な滑り性を示して部材間へ
の装着時に部材への接着を防止でき、装着後は発泡体の
反発押圧力で徐々に接着力が発現して被着部材に良好に
密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、部材間等に容易に圧縮装
着できその装着状態を安定に維持して高い水シール性能
を長期に持続し、定型物等の形成に好適な止水材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡体単独の圧縮配置による水シ
ールでは、圧縮反発力の緩和で面圧が低下して漏水問題
を生じやすいことからそれに粘着層を設けて接着処理で
きるようにした止水材が知られていた。その場合、粘着
層を介した片面のみの接着処理では、他面側での前記面
圧低下による漏水問題が残存することから発泡体の両面
に粘着層を設ける方式が採られている。
【0003】しかしながら、シールの位置直しが完了す
る前に止水材が接着し、それを剥がす際に位置狂いや捩
じれを生じて施工効率に乏しく、シール不良が多発しや
すい問題点があった。粘着層をセパレータで仮着カバー
して位置直しする方式も考えられるが、位置直し後にセ
パレータを剥離除去する際に位置狂いや捩じれを生じや
すくて信頼できる解決策とはなりにくい。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、位置直しが容易で捩じ
れや位置狂い等の配置ミスを生じにくく、部材間に容易
に装着できて施工性に優れると共に信頼性に優れる高性
能の水シールを長期に持続する止水材の開発を課題とす
る。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、独立気泡構造又は独立気
泡と連続気泡の混合構造を有する発泡体の表面における
全部又は一部に感圧接着層を有し、その感圧接着層が
式:−OROC(O)−(ただし、Rは炭素数が2〜2
0の直鎖又は分岐の炭化水素基である。)で表される繰
返し単位を有するポリカーボネート構造をもつポリマー
を含む感圧接着性組成物からなる層を少なくとも最表面
に有することを特徴とする止水材を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、感圧接着層が自着性等
の感圧接着特性は示すもののタックをもたず、そのノン
タック性により良好な滑り性を示して部材間への装着時
に部材に接着することを防止でき、止水材の捩じれや位
置狂い等の配置ミスを生じることなく容易に位置合せで
きて施工性に優れている。一方、装着後は発泡体の反発
応力(圧縮復元力)による押圧力で徐々に接着力が発現
して被着部材における平滑や粗面の表面状態を問わずに
良好に密着し水の浸入に対して優れた止水効果を発揮す
る。
【0007】また本発明による止水材は、シート状や定
型物等の任意な形態とすることができて部材間への敷設
配置や既成の狭い隙間への詰め込み式による圧入装填な
どの多種多様な方式で適用でき、装着後の隙間等の変形
にも追従して装着状態を安定に維持する。前記の結果、
部材間や隙間等への装着施工性に優れ、感圧接着層を介
した良密着にて種々の部材間が高い信頼性で水シールさ
れそのシール性能を長期に持続する止水構造を短い工期
で容易に形成することができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明による止水材は、独立気泡構
造又は独立気泡と連続気泡の混合構造を有する発泡体の
表面における全部又は一部に感圧接着層を有し、その感
圧接着層が式:−OROC(O)−(ただし、Rは炭素
数が2〜20の直鎖又は分岐の炭化水素基である。)で
表される繰返し単位を有するポリカーボネート構造をも
つポリマーを含む感圧接着性組成物からなる層を少なく
とも最表面に有するものである。
【0009】前記した止水材の例を図1、図2、図3に
示した。1が感圧接着層、2が発泡体である。図1の例
では丸棒状の発泡体2の外周の全面に感圧接着層1を有
しており、これは例えば既成の部材間や隙間に詰め込み
式で圧入する施工方式などに好ましく用いることができ
る。
【0010】一方、図2の例では角棒状の発泡体2の三
面に感圧接着層1を有し、残る一面にタックを有する通
例の粘着層3を有している。これは、かかる粘着層3を
止水材の仮固定などに利用でき、例えばその粘着層を介
し部材に接着して止水材を位置決め固定した後、その止
水材を介して他の部材を配置する施工方式などに好まし
く用いうる。従って発泡体2の対向する二面に感圧接着
層1と粘着層3をそれぞれ設けた構造の止水材としても
同じ目的を達成することができる。
【0011】他方、図3の例では丸棒状の発泡体2の両
端面に感圧接着層1を有している。これは、感圧接着層
の自着性によりシールを兼ねて止水材を順次接続できる
ようにしたものである。従って前記した例の如くノンタ
ック性の感圧接着層は、目的とする施工方式などに応じ
て発泡体の表面における全面又は一部の適宜な位置に設
けることがきる。
【0012】またノンタック性の感圧接着層は、タック
を有する粘着層との組合せで目的とする施工方式などに
応じ発泡体の表面に適宜に区分配置して設けることもで
きる。さらにノンタック性の感圧接着層は、タックを有
する粘着層の表面を被覆する形態などにても設けること
ができる。なおタックを有する粘着層は、例えばアクリ
ル系やゴム系、シリコーン系やウレタン系などの適宜な
粘着剤にて形成することができる。
【0013】発泡体としては、止水箇所などに応じて独
立気泡構造又は独立気泡と連続気泡の混合構造を有する
適宜なものを用いることができ、特に限定はない。ちな
みにその例としては、ポリエチレン等からなるポリオレ
フィン系フォーム、ウレタン系フォーム、シリコーン系
フォーム、ポリ塩化ビニル系フォーム、アクリル系フォ
ーム、天然ゴムやブチルゴム、SBRやNR、NBRや
クロロプレンゴム、エチレン・プロピレン共重合体やエ
チレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)等の
各種ゴムからなるゴム系フォーム、それらのポリマーの
ブレンド物からなるフォームなどがあげられる。
【0014】前記において独立気泡構造の発泡体、又は
独立気泡と連続気泡の混合構造を有する発泡体は、止水
材適用の場所や表面状態などによる止水能や変形能の必
要性等に応じて適宜に使い分けられる。ちなみに独立気
泡構造の発泡体は、止水能力に優れており、独立気泡と
連続気泡の混合構造を有する発泡体は変形性に優れてい
る。
【0015】発泡体の形態については、止水箇所の大き
さや表面状態などに応じて例えば円や楕円、三角や四
角、Ω等の適宜な断面形を有する長尺体や帯状物ないし
シート状物などの適宜な形態とすることができ、特に限
定はない。従って本発明による止水材は、ノンタック性
の感圧接着層を設ける点を除いて従来に準じたいずれの
形態も採ることができる。
【0016】前記した発泡体は、ポリマーを例えば発泡
剤や充填剤、架橋剤ないし加硫剤等の必要成分と共にバ
ンバリーミキサや加圧ニーダ等にて混合した後、その混
合物をカレンダー方式や押出方式、コンベヤベルトキャ
スティング方式などにてシート状やロッド状等の適宜な
断面形態物に成形し、それを加熱処理して発泡体を得る
方式やその発泡体を所定の形状に裁断加工する方式、前
記混合物を型に充填しそれを加熱処理して目的の形態を
有する発泡体を得る方式などの適宜な方式で形成するこ
とができる。
【0017】発泡体の発泡状態は、圧縮装填の作業性や
圧縮復元性(反発応力)、その復元力や外部環境に対す
る機能の維持性などにより適宜に決定しうるが、一般に
はかかる性能等の点より比重に基づいて0.01〜0.
5、就中0.02〜0.3、特に0.05〜0.2とさ
れる。ちなみに、発泡倍率では2〜100倍程度であ
る。
【0018】発泡体の厚さは、適用対象の隙間や圧縮
性、その復元性などに応じて適宜に決定しうるが一般に
は、適用対象の隙間の1.05倍以上、就中1.1倍以
上、特に1.5倍以上の厚さとされ、また100mm以
下、就中0.1〜50mm、特に1〜30mmの厚さが通例
である。
【0019】発泡体の表面に設ける上記したノンタック
性の感圧接着層は、式:−OROC(O)−(ただし、
Rは炭素数が2〜20の直鎖又は分岐の炭化水素基であ
る。)で表される繰返し単位を有するポリカーボネート
構造をもつポリマーを含む感圧接着性組成物にて形成す
ることができる。すなわちかかる感圧接着性組成物は、
当該繰返し単位を有するポリカーボネート構造をもつポ
リマーを含むことでノンタック性を示し、タックによる
粘着力は示さないが押圧状態におくことで接着力が発現
して感圧接着性を示すものである。
【0020】前記のノンタック性や感圧接着性などの点
より好ましいポリマーは、その重量平均分子量が1万以
上、就中3万以上、特に5〜30万のものである。なお
前記単位の繰返し数nについては特に限定はない。従っ
てそのnが1のもの、すなわち−OROC(O)−で表
される繰返し単位を離れた状態で有するもの、又はnが
2以上の数で当該繰返し単位を連続して、若しくは部分
的に連続して有するもの、あるいはそれらの繰返し構造
を複合して有するものなどの適宜な繰返し構造状態のポ
リマーであってよい。
【0021】ちなみに前記ポリマーの具体例としては、
ポリカーボネートジオールやその誘導体とジカルボン酸
とからなるポリエステル、ポリカーボネートジカルボン
酸とジオールとからなるポリエステル、ポリカーボネー
トジオールやその誘導体とジイソシアネートとからなる
ポリウレタンなどがあげられ、それらの1種又は2種以
上を用いうる。
【0022】ノンタック性や感圧接着性などの点よりは
ポリカーボネートジオールとジカルボン酸とからなるポ
リエステルが特に好ましく用いうる。かかるポリエステ
ルは、例えばポリカーボネートジオールと必要に応じて
の他のジオール成分を、無触媒又は触媒の存在下にジカ
ルボン酸と常法によりエステル化反応させる方式などに
より調製することができる。
【0023】なお前記のポリカーボネートジオールとし
ては、式:−OROC(O)−(ただし、Rは炭素数が
2〜20の直鎖又は分岐の炭化水素基である。)で表さ
れる繰返し単位を有するジオール、就中、数平均分子量
が400以上、就中600以上、特に900〜1万のも
のの1種又は2種以上が上記した特性等の点より好まし
く用いうる。
【0024】前記ポリカーボネートジオールの具体例と
しては、ポリヘキサメチレンカーボネートジオールやポ
リ(3−メチルペンテンカーボネート)ジオール、ポリ
プロピレンカーボネートジオール、それらの混合物や共
重合物などがあげられ、PLACCEL CD205P
L、同CD208PL、同CD210PL、同CD22
0PL、同CD205HL、同CD208HL、同CD
210HL、同CD220HLなどの市販物(いずれも
ダイセル化学工業社製)もある。
【0025】一方、必要に応じて用いられる他のジオー
ル成分としては、例えばエチレングリコールやプロピレ
ングリコール、ブタンジオールやヘキサンジオール、オ
クタンジオールやデカンジオール、オクタデカンジオー
ルなどの直鎖状又は分岐状のジオールの1種又は2種以
上があげられる。ポリカーボネートジオール以外のジオ
ール成分の使用量は、全ジオール成分の50重量%以
下、就中40重量%以下、特に30重量%以下が好まし
い。なおポリマーの調製に際しては、高分子量化を目的
に3個以上の官能基を有するポリオールなども少量添加
することができる。
【0026】他方、上記したジカルボン酸としては、脂
肪族系や脂環式系等の炭素数が2〜20の直鎖又は分岐
の炭化水素基を分子骨格とする1種又は2種以上を用い
うる。その具体例としては、コハク酸やメチルコハク
酸、アジピン酸やピメリック酸、アゼライン酸やセバシ
ン酸、1,12−ドデカン酸や1,14−テトラデカン
酸、テトラヒドロフタル酸やエンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸、それらの酸無水物や低級アルキルエステル
などがあげられる。
【0027】感圧接着性組成物は、それが含むポリカー
ボネート構造をもつポリマーを架橋処理した感圧接着層
とすることが耐熱性等の耐久性やノンタック性などの点
より好ましいことから、通例かかるポリマーを架橋でき
るように調製される。その架橋方式については、特に限
定はなく従来の感圧接着剤の架橋方式に準じた適宜な方
式を採ることができる。
【0028】一般には、架橋剤を添加して当該ポリマー
が含有する水酸基やカルボキシル基等の官能基を介して
架橋処理する方式などが採られる。その架橋剤には、例
えばポリイソシアネート系やエポキシ系、アジリジン系
や金属キレート物系、金属アルコキシド系の如き当該ポ
リマーが含有する官能基と反応しうる官能基等を有す
る、従来の感圧接着剤の架橋剤に準じた適宜な化合物を
用いうる。就中、架橋処理性などの点よりポリイソシア
ネート系化合物が好ましく用いうる。
【0029】ちなみに前記のポリイソシアネート系化合
物の具体例としては、エチレンジイソシアネートやブチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
トの如き低級脂肪族系ポリイソシアネート類、シクロペ
ンチレンジイソシアネートやシクロヘキシレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネートの如き脂環式系
ポリイソシアネート類、2,4−トリレンジイソシアネ
ートや4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネートの如き芳香族系ポリイソシ
アネート類、トリメチロールプロパンのトリレンジイソ
シアネート付加物やヘキサメチレンジイソシアネート付
加物などがあげられる。
【0030】架橋剤は、他成分と同様に1種又は2種以
上を用いることができ、その使用量は上記したノンタッ
ク性等の感圧接着物性や止水材の使用目的などにより適
宜に決定することができる。一般には、ノンタック性と
装着後の接着力発現性などの点よりポリカーボネート構
造をもつポリマー100重量部あたり、10重量部以
下、就中0.1〜8重量部、特に0.5〜5重量部の使
用量とされる。
【0031】感圧接着性組成物は、例えば配合成分を必
要に応じ溶媒や分散媒を介して適宜な方式で混合する方
式などにより調製することができる。その調製に際して
は必要に応じて、例えば粘着付与剤や老化防止剤、無機
系や有機系の充填剤や顔料、金属粉などの粉末や顆粒物
や箔状物などの感圧接着剤に添加されることのある適宜
な添加剤の1種又は2種以上を配合することができる。
特に粘着付与剤や老化防止剤の配合は、接着力と耐久性
のバランス調節や耐久性の向上などに有効な場合もあ
る。
【0032】発泡体への感圧接着層の付設は、例えば溶
液等とした感圧接着剤を塗工する方式や、セパレータ上
に前記に準じて塗工形成したものを発泡体上に移着する
方式などの適宜な方式にて行うことができる。感圧接着
層の厚さは、接着力などに応じて適宜に決定でき、一般
には1〜500μm、就中5〜300μm、特に10〜1
00μmとされるが、これに限定されず1mm以上とする
こともできる。
【0033】なお発泡体には、異種のノンタック性感圧
接着層の組合せで2種以上を設けることもできる。また
感圧接着層を設ける発泡体面にはコロナ放電処理や火炎
暴露などの適宜な接着力向上処理を施すことができる。
発泡体上に感圧接着層が露出する場合、止水材を実用に
供するまでの間、必要に応じセパレータなどでその表面
を仮着保護して汚染等を防止することもできる。
【0034】上記したように本発明による止水材は、適
用個所の全面に接着することを目的としたシートや、適
用個所に部分的に接着することを目的とした所定幅のテ
ープ、あるいは既存の隙間に詰め込むことを目的とした
ものなどの適宜な形態で使用することができる。
【0035】従って止水材の適用箇所については特に限
定はなく、例えば建築物の外壁材と下地材との間や基礎
と土台との間、外壁材と換気口フードの周縁部との間の
如き建築部材間や換気口等の開口部における開口形成材
とそれへの取付け部材間、あるいは屋根板と屋根瓦等の
間(屋根下地材)、サッシやドアとその枠等の間、室内
におけるシンク等の台所用品や洗面化粧台、浴槽等の衛
生用品とその支持部材の間などの水シール処理を要する
適宜な箇所に好ましく用いることができ、適用箇所に応
じた適宜な止水構造を施工性よく容易に形成することが
できる。
【0036】
【実施例】実施例1 比重0.15のEPDM系フォームからなる厚さ5mmの
独立気泡発泡シートの全面にディッピング方式にて上記
したポリカーボネート構造をもつポリマーを含むポリエ
ステル系感圧接着剤を塗工し厚さ50μmのノンタック
性感圧接着層を設けて、止水材を得た。
【0037】実施例2 直径5mmのロッド状発泡体を用いたほかは実施例1に準
じて止水材を得た。
【0038】実施例3 独立気泡と連続気泡の混合構造よりなる発泡シートを用
いたほかは実施例1に準じて止水材を得た。
【0039】実施例4 発泡シートを裁断して5mm角の発泡体を形成し、それを
用いたほかは実施例3に準じて止水材を得た。
【0040】比較例1 独立気泡と連続気泡の混合構造よりなる発泡シートの両
面にタックを有する厚さ150μmのアクリル系粘着層
を設けて止水材を得た。
【0041】比較例2 比較例1のシート状止水材を裁断して5mm角の止水材を
得た。
【0042】評価試験 施工性、止水性 実施例、比較例で得た止水材を、U字防水試験(水高さ
100mm、30分間)に供し、その際の施工性(曲線
(曲面)変形性、位置直し、継ぎ目処理)と止水性能を
調べた。なおU字形の試料は、実施例1,3、比較例1
ではシートより打ち抜き形成し、実施例2,4、比較例
2では紐を折り曲げ形成し、途中に継ぎ目を設けた。ま
た止水性能は、漏水を防止しうる最低の圧縮率にて評価
した。
【0043】前記の結果を次表に示した。 実 施 例 比 較 例 1 2 3 4 1 2 曲 線 変 形 性 − 良 好 − 良 好 − 皺発生 位 置 直 し 可 能 可 能 可 能 可 能 不 可 不 可 継 ぎ 目 処 理 − 不 要 − 不 要 − 必 要 止水性能(圧縮率) 10% 10% 10% 10% 10% 80%
【0044】表より、実施例では容易に位置直しするこ
とができて施工性に優れると共に、紐状物の端末を継ぎ
目処理しなくても優れた止水性能を発揮することがわか
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】止水材例の部分断面斜視図
【図2】他の止水材例の部分断面斜視図
【図3】さらに他の止水材例の断面図
【符号の説明】
1:ノンタック性の感圧接着層 2:発泡体 3:タックを有する粘着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 167/02 C09J 167/02 169/00 169/00 175/04 175/04 E04B 1/66 E04B 1/66 A 1/684 1/68 E Fターム(参考) 2E001 DA01 FA04 FA16 FA21 FA31 FA32 FA33 FA42 FA71 GA10 GA12 GA62 GA63 GA76 GA82 HD01 HD03 HD07 HD08 HE01 LA03 LA04 MA01 MA02 MA04 4F100 AK45B AK75A BA02 DJ02A DJ03A GB90 JL00 JL13B 4H017 AA04 AB07 AC04 AC17 AD05 AD06 AE03 4J004 AA14 AA15 AB01 CA02 CA03 CA04 CA06 CB04 FA10 4J040 ED041 ED051 EF051 EF121 EF291 EF301 EF311 EL021 JB09 NA07 NA12 PA23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡構造又は独立気泡と連続気泡の
    混合構造を有する発泡体の表面における全部又は一部に
    感圧接着層を有し、その感圧接着層が式:−OROC
    (O)−(ただし、Rは炭素数が2〜20の直鎖又は分
    岐の炭化水素基である。)で表される繰返し単位を有す
    るポリカーボネート構造をもつポリマーを含む感圧接着
    性組成物からなる層を少なくとも最表面に有することを
    特徴とする止水材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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