JP2000301374A - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置及びレーザ加工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工速度を向上させることのできるレーザ加
工装置を提供すること。 【解決手段】 レーザ光を、fθレンズ17、18を通
してワーク20面上におけるX軸方向及びY軸方向に振
らせ、照射するためのガルバノスキャン系を複数(1
4、16)備え、前記複数のガルバノスキャン系のうち
互いに隣接する2つのガルバノスキャン系を左右対称の
関係で配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ加工装置に関
し、特に穴あけ加工を主目的とし、その加工速度を向上
させることができるように改良されたレーザ加工装置及
び加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置、例えば携帯電話機、ディジタ
ルビデオカメラ、パーソナルコンピュータのような装置
には、高密度多層配線基板が用いられている。このよう
な高密度多層配線基板の製造に際しては、内層と外層の
基板との間で信号線の導通をとるためにビアホールと呼
ばれる導通用の穴を各層の基板毎に設ける必要がある。
特に、配線の高密度化を達成するためには、ビアホール
の穴の径を極力小さくすることが要求される。
【0003】また、上記の高密度多層配線基板の製造に
際しては、1枚のワーク(母板)から所定サイズの高密
度多層配線基板用の複数の基板を、いわゆる多面取りす
るために、前記所定サイズの加工領域をマトリクス状に
設定したワークが用いられる。そして、前記所定サイズ
の加工領域毎にあらかじめ定められた複数位置に穴あけ
加工を行うようにされる。
【0004】このような微小径の穴あけ加工を行う装置
として、最近、レーザ加工装置が多く用いられている。
そして、このような穴あけ加工を主目的としたレーザ加
工装置は、ワークを搭載するステージをX軸方向、Y軸
方向に水平移動可能な、いわゆるX−Yステージを備え
たものが一般的である。このレーザ加工装置は、X−Y
ステージによりワークを移動させることでパルス状のレ
ーザビームによる加工位置を変える。このため、X−Y
ステージによるポジショニングに時間がかかり、加工速
度に制限がある。便宜上、このレーザ加工装置を第1の
方式と呼ぶ。
【0005】これに対し、図8に示すように、ガルバノ
スキャナを用いてレーザビームをX軸方向、Y軸方向に
振らせることで加工速度の向上を図ったレーザ加工装置
が提供されている。簡単に説明すると、レーザ発振器4
1から出力されたレーザビームを、エキスパンダ43、
ミラー44を経由させてマスク45に導く。マスク45
を通過したパルス状のレーザ光はミラー47により下方
に反射される。ミラー47で反射されたレーザ光は、第
1のガルバノミラー48、第2のガルバノミラー49に
よりX方向、Y方向に振られる。この種のガルバノミラ
ーは200〜400(Hz)の駆動周波数で応答可能で
あり、レーザ光はfθレンズ50を通してワーク51上
に設定された加工領域52を照射するように振られる。
【0006】なお、ワーク51はX−Yステージ53上
に載置されているが、ここではX−Yステージ53の駆
動系についての図示、説明は省略する。また、ミラー4
7の上方には、レンズ54、CCDカメラ55によりワ
ーク51の位置決めを行うアライメント系が設けられて
いるが、これも説明は省略する。便宜上、このレーザ加
工装置を第2の方式と呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この第2の方式では、
ワーク51上の加工領域52に対してレーザ光を振らせ
ることで加工を行った後、X−Yステージ53により次
の加工領域が直下にくるようにワーク51を移動させ
る。このような第2の方式によれば、第1、第2のガル
バノミラー48,49とX−Yステージ53との組み合
わせにより、第1の方式に比べて加工速度の向上を図る
ことができる。
【0008】ところで、ワークの大きさは一辺が300
〜600(mm)程度の四角形であり、このようなワー
クに、多面取りのために通常、10個以上の加工領域が
マトリクス状にあらかじめ設定される。一方、ガルバノ
ミラーによる走査可能な領域は、通常、一辺が50(m
m)程度の四角形の範囲であり、1つのワークのすべて
の加工領域を加工するには上記の第2の方式でも相応の
時間を必要とする。
【0009】そこで、本発明は上記の第2の方式の利点
を生かして加工速度を更に向上させることのできるレー
ザ加工装置及び加工方法を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レーザ
光を、fθレンズを通してワーク面上におけるX軸方向
及びY軸方向に振らせ、照射するためのガルバノスキャ
ン系を複数備え、前記複数のガルバノスキャン系のうち
互いに隣接する2つのガルバノスキャン系を左右対称の
関係で配置したことを特徴とするレーザ加工装置が提供
される。
【0011】なお、前記ワークは、1枚の母板から所定
サイズの複数の基板を多面取りするために、前記母板に
対して前記所定サイズの加工領域がマトリクス状に設定
されるプリント基板であり、前記2つのガルバノスキャ
ン系の間の中間位置に関して左右対称の位置関係にある
前記所定サイズの加工領域毎に同じ加工パターンが得ら
れるように穴あけ加工を順次行うことを特徴とする。
【0012】本発明によればまた、レーザ光をfθレン
ズを通してワーク面上におけるX軸方向及びY軸方向に
振らせ、照射するためのガルバノスキャン系を複数使用
して前記ワークの加工領域を加工するに際し、前記複数
のガルバノスキャン系のうち互いに隣接する2つのガル
バノスキャン系を左右対称の関係で配置することによ
り、前記2つのガルバノスキャン系の間の中間位置に関
して左右対称の位置関係にある加工領域毎に同じ加工パ
ターンが得られるように加工を行うことを特徴とするレ
ーザ加工方法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明によるレ
ーザ加工装置の基本構成について説明する。図1におい
て、レーザ発振器10からのパルス状のレーザ光をミラ
ー11、12を経由し、所定のビームサイズを得るため
のマスク(図示せず)を通してビームスプリッタ13に
より2分岐する。レーザ光の分岐手段としては、ビーム
スプリッタの他に、例えばプリズム、ハーフミラー等の
光学素子を用いることができる。分岐した一方のレーザ
光は第1のガルバノスキャナ14に導入し、他方のレー
ザ光はミラー15により第2のガルバノスキャナ16に
導入する。ガルバノスキャナの構造は、周知のように、
レーザ光をX軸方向に振らせるための第1のガルバノミ
ラーとこの第1のガルバノミラーからのレーザ光を更に
Y軸方向に振らせるための第2のガルバノミラーとを備
えている。このようにして、第1、第2のガルバノスキ
ャナから出たレーザ光はそれぞれ、fθレンズ17、1
8を通してワーク20上に照射される。ワーク20は、
X軸方向、Y軸方向に水平移動可能なX−Yステージ2
1に搭載されている。上記の各構成要素は、図示しない
制御装置により制御される。この制御装置は、加工に必
要な条件を数値データで入力するためのデータ入力部を
備えている。
【0014】なお、レーザ発振器10としては、炭酸ガ
スレーザ発振器、YAG高調波レーザ発振器、エキシマ
レーザ発振器等を使用することができ、この種のレーザ
発振器によれば数十〜数百ワットの出力パワーを得るこ
とができる。これに対し、穴あけ加工に必要なパワー
は、一般に十ワット以下であり、レーザ発振器10から
のレーザ光を2分岐しても何ら問題は無い。
【0015】図2は、多面取りのためにワーク20上に
あらかじめ設定される加工領域を示し、ここでは4×4
=16個の加工領域20−1がマトリクス状に設定され
る。図示されている加工領域20−1は、最終製品とし
て提供される基板サイズと同じ大きさであり、これは実
装される電子装置の大きさにより決まる。いずれにして
も、図2のようなワーク20に対して穴あけのレーザ加
工を行う場合、半分の領域Aを第1のガルバノスキャナ
14とfθレンズ17とで行い、残りの半分の領域Bを
第2のガルバノスキャナ16とfθレンズ18とで行
う。例えば、第1のガルバノスキャナ14とfθレンズ
17とが加工領域20−1aの図中左隅から加工を開始
する場合、第2のガルバノスキャナ16とfθレンズ1
8も加工領域20−1bの図中左隅から加工を開始し、
その結果、加工終了時には同じ加工パターンが得られ
る。そして、X−Yステージ21をX軸及びY軸方向に
移動させることにより、見かけ上、ガルバノスキャナと
fθレンズとの組み合わせによる同じ加工パターンのレ
ーザ加工が図2中に実線で示す矢印方向の順序で行われ
る。その際、fθレンズ17、18の中心点間の距離L
が維持される。
【0016】なお、最終製品の基板サイズによりワーク
20の大きさも異なり、ワーク20の一辺のサイズは3
00〜600(mm)である。このサイズにより、fθ
レンズ17、18の中心点間の距離Lも150<L<3
00の範囲で変化させる必要がある。このために、第1
のガルバノスキャナ14とfθレンズ17との組み合わ
せ及び第2のガルバノスキャナ16とfθレンズ18と
の組み合わせの少なくとも一方を他方に対して水平方向
に可動とする必要があるが、これについては後述する。
【0017】また、ワーク20は、X−Yステージ21
上のプレート(真空引きにてワークを保持する手段であ
るが、図示は省略している)に手動、あるいは自動ワー
ク交換装置にてセットされる。更に、図8でも説明した
ように、図1に示したビームスプリッタ13、ミラー1
5の上方に画像処理装置(図示せず)によるアライメン
ト系が搭載され、ワーク20上にあらかじめ付されてい
る基準位置マーク(通常、アライメントマークと呼ばれ
る)を認識して、ワーク20のセット位置を10(μ
m)以下の精度で検出し、加工領域20−1を設定す
る。その際、加工領域20−1の大きさ及び間隔等はあ
らかじめデータ入力部を通してオペレータにより入力さ
れており、制御装置はこの入力データに基づいて最適な
距離Lを決定してこの距離Lの間隔で第1のガルバノス
キャナ14とfθレンズ17との組み合わせ及び第2の
ガルバノスキャナ16とfθレンズ18との組み合わせ
を配置すると共に、加工領域20−1の設定を行う。
【0018】次に、図3を参照して本発明の好ましい実
施の形態について説明する。図3において、本装置は、
第1のガルバノスキャナ14とfθレンズ17とを一体
的にして搭載した第1のスキャン系31と、第2のガル
バノスキャナ16とfθレンズ18とを一体的にして搭
載した第2のスキャン系32とを有している。第1のガ
ルバノスキャナ14は、第1、第2のガルバノミラー1
4−1、14−2を有し、第2のガルバノスキャナ16
は、第1、第2のガルバノミラー16−1、16−2を
有する。第1のスキャン系31は、これをZ軸方向(ワ
ーク20に対して垂直方向)に駆動可能な第1のZ軸ス
テージ33に搭載されている。第1のZ軸ステージ33
は、これをワーク20の面に平行なL軸方向に駆動可能
なL軸ステージ34に搭載され、L軸ステージ34は基
台フレーム35に取り付けられている。一方、第2のス
キャン系32は、これをZ軸方向に駆動可能な第2のZ
軸ステージ36に搭載され、第2のZ軸ステージ36は
基台フレーム35に取り付けられている。このことによ
り、第1のスキャン系31はZ軸及びL軸方向に移動可
能であり、第2のスキャン系32はZ軸方向にのみ移動
可能である。
【0019】本実施の形態が図1の基本構成と異なる点
は、第1、第2のガルバノスキャナ14、16の関係が
左右対称となるように、第1、第2のスキャン系31、
32を配置している点にある。これは、第1、第2のf
θレンズ17、18の中心点間の距離Laをできるだけ
小さくするためである。逆に言えば、図3(b)におい
て例えば、第2のガルバノスキャナ16における第1、
第2のガルバノミラー16−1、16−2が第1のガル
バノスキャナ14における第1、第2のガルバノミラー
14−1、14−2と同じ向きになっていると、第1、
第2のガルバノミラー16−1、16−2の光軸は図3
(b)中、右側にずれることになり、その分だけ距離L
aを大きくせざるを得ないからである。
【0020】また、ここでは、分岐レーザ光を受けるた
めのミラー37、38を互いに反対向きにし、反対方向
から分岐レーザ光を受けるようにしている。ミラー38
の反射光は、ミラー39を通して第2のガルバノスキャ
ナ16に導入され、第1のガルバノスキャナ14におい
ても同様に、図示しないミラーを通してミラー37から
のレーザ光が導入される。
【0021】このような構造の場合、第1、第2のスキ
ャン系31、32による加工も左右対称のパターンとな
る。例えば、第1のスキャン系31が図2の加工領域2
0−1aの図中左隅から加工を開始する場合、第2のス
キャン系32は加工領域20−1bの図中右隅から加工
を開始するが、加工終了時には同じ加工パターンが得ら
れる。このような加工は、第2のガルバノスキャナ16
による走査順序が第1のガルバノスキャナ14による走
査順序と逆になっていれば良く、第2のガルバノスキャ
ナ16に供給する走査駆動用の信号を第1のガルバノス
キャナ14に供給する走査駆動用の信号と逆にすれば良
い。勿論、これは制御装置により行われる。なお、加工
領域の移動順序は、X−Yステージ21の駆動制御によ
り、図2において説明した通りである。
【0022】また、ワーク20の大きさ及び加工領域の
サイズに応じて、ここでは第1のスキャン系31がL軸
方向に移動されて第1、第2のfθレンズ17、18の
中心点間の距離Laが変更される。なお、第2のスキャ
ン系32もL軸ステージ34と同様なL軸ステージによ
り、第1のスキャン系31の移動方向と反対方向に移動
させるようにしても良い。
【0023】前述のように、第1、第2のガルバノスキ
ャナ14,16は、制御装置により駆動制御される。X
−Yステージ21もまた、制御装置によりある加工領域
に対するレーザ加工の終了後に、次の加工領域に移るよ
うにワーク20を移動させるために駆動され、X軸方
向、Y軸方向に水平移動する。
【0024】加工領域20−1に対する加工位置は制御
装置から各ガルバノスキャナに与えられる回転角度の指
令値によって決まり、規則正しく配列される穴にとどま
らず、不規則な配列の穴加工も可能である。
【0025】本発明装置によれば、図8で説明した第2
の方式による加工速度に比べて2倍の速度で加工を行う
ことができる。
【0026】なお、図4に示すように、加工領域20−
1の総数が2分割できない数のワーク20´の場合に
は、同数の領域A、Bに分割して、これらの領域を同時
に加工し、残りの領域Cについては、一方、例えば第1
のスキャン系31のレーザ光の経路にビームシャッタを
設けて遮光し、第2のスキャン系32でレーザ加工を行
うようにすれば良い。
【0027】次に、図5〜図7を参照して、本発明の参
考例について説明する。本例では、レーザ光の分岐手段
として光学素子とは別の機械的な分岐手段、いわば光チ
ョッパを備えている。この光チョッパは、図6に示され
るように、回転軸61の軸回りを等分割した領域にレー
ザ光の反射鏡62と透過部63とを交互に配置して成る
回転体60と、この回転体60を回転駆動するモータを
含む駆動機構64と、レーザ発振器10からのパルス状
のレーザ光が交互に反射と透過を繰り返すように駆動機
構64を制御する同期制御部65とを含む。回転体60
は、ここでは4つの反射鏡62をリング状のフレーム6
6に、レーザ光の入射方向に対して、例えば45度の角
度で取り付けられている。
【0028】同期制御部65は、レーザ発振器10に対
してパルス状のレーザの出力タイミングを規定するトリ
ガパルスを出力すると共に、この出力タイミングに同期
して駆動機構64のモータの回転速度を制御して、連続
するパルス状のレーザが交互に反射と透過を繰り返すよ
うにする。その結果、図7に示すように、斜線を付した
パルス状のレーザは光チョッパを通過してミラー15に
至り、斜線を付していないパルス状のレーザは光チョッ
パにおける反射鏡62により反射されて第1のガルバノ
スキャナ14に至る。
【0029】このような光チョッパを使用すると、光学
素子による分岐と異なり、パルス状のレーザ1個当たり
の加工面でのエネルギー密度が低下しない。言い換えれ
ば、図1の例では、例えば50%透過型のビームスプリ
ッタを用いた場合には、パルス状のレーザ1個当たりの
加工面でのエネルギー密度も半分になる。したがって、
この形態によれば、パルスエネルギーが低いタイプのレ
ーザ発振器にも適用可能となる。例えば、前述した配線
基板へのビアホールの加工の場合には、基板の材質にも
よるが、加工面でのレーザのエネルギー密度は20J/
cm2 以上が好ましい。しかるに、パルスエネルギーが
低いタイプのレーザ発振器の場合には、光学素子による
分岐ではエネルギー密度の低下により配線基板へのビア
ホールの加工が困難となるが、本形態による光チョッパ
を使用することで、所望のエネルギー密度でのビアホー
ル加工が可能となる。
【0030】以上、本発明を2つの例について説明した
が、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではな
く、様々な変形が考えられる。例えば、ガルバノスキャ
ナ及びfθレンズを2組としているが、ガルバノスキャ
ナ及びfθレンズは3組以上でも良い。また、加工の対
象もプリント基板だけでなく、他の材料への穴あけ加工
にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば1つのワークの別の加工領域に対して複数組のガルバ
ノスキャナで同時に同じ加工を行うことができるように
したことにより、加工速度を大幅に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態によるレーザ加工装置の基
本構成を示した図である。
【図2】本発明装置により加工されるワークの加工領域
を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態によるレーザ加工装置を示
した図であり、図(a)は平面図、図(b)は正面図、
図(c)は側面図である。
【図4】本発明装置により加工されるワークの他の例に
ついて加工領域を説明するための図である。
【図5】本発明の参考例によるレーザ加工装置の基本構
成を示した図である。
【図6】図5に示された光チョッパにおける回転体の構
成を示した図であり、図6(a)は正面図、図6(b)
は図6(a)線A−A´による断面図である。
【図7】図5に示された光チョッパによるパルス状のレ
ーザの分岐を説明するための図である。
【図8】従来のガルバノスキャナによるレーザ加工装置
の概略構成を示した図である。
【符号の説明】
11、12、15、37、38、39 ミラー 17、18 fθレンズ 14 第1のガルバノスキャナ 16 第2のガルバノスキャナ 20 ワーク 21 X−Yステージ 31 第1のスキャン系 32 第2のスキャン系 33、36 第1、第2のZ軸ステージ 34 L軸ステージ 35 基台フレーム 60 回転体 61 回転軸 62 反射鏡 63 透過部 64 駆動機構 65 同期制御部 66 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を、fθレンズを通してワーク
    面上におけるX軸方向及びY軸方向に振らせ、照射する
    ためのガルバノスキャン系を複数備え、前記複数のガル
    バノスキャン系のうち互いに隣接する2つのガルバノス
    キャン系を左右対称の関係で配置したことを特徴とする
    レーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ加工装置におい
    て、前記ワークは、1枚の母板に対して前記所定サイズ
    の加工領域が複数設定されるプリント基板であり、前記
    2つのガルバノスキャン系の間の中間位置に関して左右
    対称の位置関係にある前記所定サイズの加工領域毎に同
    じ加工パターンが得られるように穴あけ加工を順次行う
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光をfθレンズを通してワーク面
    上におけるX軸方向及びY軸方向に振らせ、照射するた
    めのガルバノスキャン系を複数使用して前記ワークの加
    工領域を加工するに際し、前記複数のガルバノスキャン
    系のうち互いに隣接する2つのガルバノスキャン系を左
    右対称の関係で配置することにより、前記2つのガルバ
    ノスキャン系の間の中間位置に関して左右対称の位置関
    係にある加工領域毎に同じ加工パターンが得られるよう
    に加工を行うことを特徴とするレーザ加工方法。
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