JP2000301192A - 水浄化システム - Google Patents

水浄化システム

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JP2000301192A
JP2000301192A JP10745999A JP10745999A JP2000301192A JP 2000301192 A JP2000301192 A JP 2000301192A JP 10745999 A JP10745999 A JP 10745999A JP 10745999 A JP10745999 A JP 10745999A JP 2000301192 A JP2000301192 A JP 2000301192A
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JP
Japan
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water
purification
purified water
purification device
advanced
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JP10745999A
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Junko Kawade
純子 川出
Koichi Kageyama
弘一 景山
Mototsugu Tanaka
基嗣 田中
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Original Assignee
Inax Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】河川等の水質悪化を生じさせず、また節水の効
果が大きな水浄化システムを提供する。 【解決手段】配管1が被処理水W1を公知の合併浄化槽
2まで移送し、合併浄化槽2が被処理水W1から腐敗性
有機物を除去してBODを満足させ、浄化水W2とす
る。高度浄化装置3では、処理室3a内に貯留した浄化
水W2をセラミック7の多孔質により窒素化合物やリン
化合物を濾過するとともに、そのセラミック7の表面に
担持された好気性バクテリアが酸素分解能を利用した生
物的処理によりその窒素化合物やリン化合物を分解す
る。そして、セラミック7を育成基盤とする植物8は無
機塩として窒素やリンを吸収する。こうして高度浄化装
置3は浄化水W2をさらに高度浄化水W3まで浄化す
る。この後、配管5はその高度浄化水W3を未使用水に
循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭の台所等によ
る屎尿や生活排水等の被処理水を高度浄化水まで浄化可
能な水浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】屎尿や生活排水等からなる被処理水の浄
化装置としては、単独浄化槽、合併浄化槽、コミュニテ
ィプラント等の低度浄化装置があり、これはBOD(生
物化学的酸素要求量)の満足には効果がある。また、例
えば浴槽の残り水を洗濯水やトイレの便器洗浄水として
循環することも行なわれつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の低
度浄化装置は、特に窒素やリンの除去にはあまり効果が
なく、浄化水をそのまま河川や湖沼等へ放流することが
ほとんどである。こうしてそのまま河川等へ放流する
と、河川等を富栄養化し、その水質を悪化させてしま
う。
【0004】また、上水の使用量は増加し、多額の料金
の支払いを余儀なくされたり、水不足も生じたりしてい
る。この点、浴槽の残り水を洗濯水等として循環すれ
ば、その分節水を実現することができるものの、これで
は再利用する水の量がさほど多くないことから、その効
果もさほどでない。また、こうして洗濯等に再利用され
た被処理水は、やはり従来の浄化装置を経てほとんどが
河川等へ放流されることとなり、その水質悪化を生じさ
せてしまう。
【0005】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、河川等の水質悪化を生じさせず、また
節水の効果が大きな水浄化システムを提供することを解
決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水浄化システム
は、被処理水を移送する移送手段と、該移送手段と接続
され、該被処理水からBODを満足して浄化水とする低
度浄化装置と、該低度浄化装置と接続され、該浄化水を
さらに高度浄化水まで浄化する高度浄化装置と、を有す
る水浄化システムであって、前記高度浄化装置は、前記
浄化水を貯留する処理室と、該処理室内に設けられ、多
孔質をなして表面にバクテリアを担持する担体と、該担
体を育成基盤とする植物とを有することを特徴とする。
【0007】この水浄化システムでは、まず移送手段が
被処理水を公知の低度浄化装置まで移送し、その低度浄
化装置が被処理水から腐敗性有機物を除去してBODを
満足させ、浄化水とする。ここで、低度浄化装置が単独
浄化槽であれば、屎尿の浄化を行い、低度浄化装置が合
併浄化槽やコミュニティプラント等であれば屎尿の他に
生活排水の浄化も行う。かかる低度浄化装置で浄化され
た浄化水は未だ窒素化合物やリン化合物を含有してお
り、この浄化水は高度浄化装置の処理室に供給される。
【0008】そして、高度浄化装置はこの浄化水をさら
に高度浄化水まで浄化する。つまり、高度浄化装置で
は、処理室内に貯留した浄化水を担体の多孔質によりそ
の窒素化合物やリン化合物を濾過するとともに、その担
体の表面に担持されたバクテリアが生物的処理によりそ
の窒素化合物やリン化合物を分解する。植物の根に好気
性バクテリアが付着している場合、この好気性バクテリ
アによってもその窒素化合物やリン化合物を分解する。
そして、その担体を育成基盤とする植物は無機塩として
窒素やリンを吸収する。この間、その植物が光合成によ
り産出した酸素が好気性バクテリアに供給されることも
考えられる。また、こうして高度浄化装置が浄化水をさ
らに高度浄化水まで浄化すれば、高度浄化装置の担体は
多くの窒素やリンを含むことになるため、園芸用肥料や
土壌改良材等として再利用可能である。この後、循環手
段が高度浄化装置と接続されれば、この循環手段により
高度浄化水を未使用水に循環することができる。
【0009】このため、この水浄化システムによれば、
窒素やリンも除去した高度浄化水が河川や湖沼等へ放流
され得るため、河川等の富栄養化を防止し、その水質を
好適に維持することができる。また、窒素やリンも除去
した高度浄化水が未使用水として循環され得るため、上
水の使用量が減少し、支払い料金も低廉化が可能になる
とともに、水不足に対しても効果を発揮する。こうし
て、浴槽の残り水以上に大量の高度浄化水を再利用する
ことができることから、極めて大きな節水効果を実現す
ることができる。そして、再利用された被処理水がやは
りこの水浄化システムにより循環されれば、以上の作用
効果が繰り返されることとなる。
【0010】したがって、本発明の水浄化システムは、
河川等の水質悪化を生じさせず、また大きな節水効果を
発揮することができる。担体としては、天然の砂や石の
他、セラミック、人工石等を採用することができる。天
然の砂等を担体とするのであれば、これらは互いの間隔
で多孔質を構成する。また、セラミック等の担体自体が
多孔質を構成していてもよい。こうして、かかる担体の
多孔質による大きな表面にバクテリアが担持される。無
数の担体を採用する場合、陸上植物(親水性のある種)
や抽水植物であれば、それらの植物が倒れない量、大き
さが必要である。
【0011】植物はかかる担体を育成基盤とする。この
植物としては、窒素やリンの吸収能力の高い陸上植物、
抽水植物、浮葉植物、沈水植物、浮遊植物を採用するこ
とができる。具体的には、ホテイアオイ、パピルス、ヨ
シ、オギ、カヤツリグサ、アヤメ、ねこやなぎ、稲、マ
ンギローブ等を採用することができる。これらの植物
は、それぞれの特性及び被処理水及び浄化水の汚れ具合
(BOD、窒素、リン、アンモニア等)に応じて選択さ
れ、かつ組み合わせられ得る。植物と同一環境の下、魚
介類を投入し、鑑賞又は食用に供することもできる。
【0012】水浄化システムは、高度浄化装置と接続さ
れ、高度浄化水を未使用水に循環する循環手段を有する
ことができる。この循環手段としては、圧力をもって被
処理水、浄化水又は高度浄化水を送ることが可能なポン
プや、これらの水量が多い時にその調整を行う貯水槽等
を採用することができる。ポンプ自体の使用エネルギー
は少量であるが、さらなる省エネ化を量るためにはソー
ラーパネル等を採用することが好ましい。家屋を伝わっ
た雨水も貯水槽に貯水するようにすることがより効果的
な節水の点で好ましい。貯水槽に高度浄化水と雨水とを
一緒に貯水するのであれば、高度浄化装置の下流に殺菌
槽を設け、この殺菌槽により循環させる高度浄化水の殺
菌を行うたことが好ましい。
【0013】高度浄化装置には、植物の下流側に窒素及
びリンを吸着する吸着材が設けられていることが好まし
い。窒素及びリンは上記バクテリア及び植物によっても
残留しやすいことから、植物の下流側に設けられた吸着
材でその残留しやすい窒素及びリンを除去する。かかる
吸着材としては、活性炭、セオライト、人工ゼオライト
等を採用することができる。
【0014】高度浄化装置は浄化水を緩流とすべく構成
されていることが好ましい。これにより生物的処理及び
無機塩の吸収が行われやすくなるからである。高度浄化
装置の上部より浄化水を流入させる等、浄化水は大気を
含んで流入されることが好ましい。これにより高度浄化
装置の処理室内において浄化水中の溶存酸素が増加して
好気的環境となり、生物的処理及び無機塩の吸収が行わ
れやすくなるからである。
【0015】高度浄化装置は複数個が連結可能であるこ
とが好ましい。常に一定量の被処理水を処理したい場
合、複数個の高度浄化装置により高度浄化水の量が安定
する。また、被処理水の汚濁度合、水量等に応じてこれ
らの連結数を変えることもできる。さらに、個々に高さ
を変え、必要に応じてポンプを設けることにより、被処
理水の汚濁度合、水量等に応じてこれらの設置高さを変
えることができる。
【0016】植物は菜園をなしていることが好ましい。
植物は窒素及びリンを吸収して成長することから、菜園
でその植物を栽培すれば、鑑賞したり、採取したりする
ことができる。また、窒素、リンの再溶出を防ぐため、
定期的に植物を刈り取ることが好ましい。刈り取った植
物は肥料等に再利用できる他、それが食用野菜であれば
家屋の住人の食料ともし得る。
【0017】屋外に高度浄化装置を設ける場合、温室内
に高度浄化装置を設けることが好ましい。温室は、気
温、日照時間等、気候条件により左右されやすい処理能
力を安定させることができることから、年間を通じた植
物の育成が可能となるとともに、浄化過程における臭気
を外部に出さないからである。その温室は、温室の壁内
に浄化水の管路を設けるときは、黒色、濃色等、光を吸
収しやすい色彩で形成されていることが好ましい。これ
により管路内の浄化水が暖まり、好気性バクテリアの働
きを活発化することができるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態1〜16を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)この水浄化システムでは、図1に示すよ
うに、家屋の庭Gに移送手段としての配管1及び低度浄
化装置としての公知の合併浄化槽2が埋設され、配管1
が合併浄化槽2と接続されている。また、合併浄化槽2
の近傍には、地中にコンクリート等からなる躯体Cを埋
設することにより形成された処理室3aと、躯体Cの上
方をガラス等の窓材wで覆うことにより処理室3aの上
方に形成された温室3bとからなる高度浄化装置3が設
けられている。合併浄化槽2とこの高度浄化装置3の処
理室3aの上方とは地中に埋設された配管4により接続
されている。そして、処理室3aの下方には地中に埋設
された配管5が循環手段として接続されている。
【0019】高度浄化装置3の処理室3a内には網材6
が張設されている。なお、網材6の代わりにフィルター
を採用することもできる。網材6の上方には担体として
の無数の多孔質のセラミック7が敷き詰められている。
これらセラミック7の大きな表面には予め又は使用によ
り好気性バクテリアを担持してもよい。また、セラミッ
ク7にはこれらを育成基盤とする植物8が菜園として植
えられている。
【0020】この水浄化システムでは、まず配管1が家
庭の台所等による生活排水等の被処理水W1を合併浄化
槽2まで移送し、その合併浄化槽2が被処理水W1から
腐敗性有機物を除去してBODを満足させ、浄化水W2
とする。この際、合併浄化槽2からは一定量の浄化水W
2が流出するようコントロールする。かかる合併浄化槽
2で浄化された浄化水W2は未だ窒素化合物やリン化合
物を含有しており、この浄化水W2は配管4により高度
浄化装置3の処理室3aの上方に供給される。
【0021】そして、高度浄化装置3はこの浄化水W2
をさらに高度浄化水W3まで浄化する。つまり、高度浄
化装置3では、処理室3a内に貯留した浄化水W2をセ
ラミック7自体の多孔質及びセラミック7同士が形成す
る多孔質と網材6とにより、その窒素化合物やリン化合
物を濾過する。また、セラミック7の表面に担持された
好気性バクテリアが酸素分解能を利用した生物的処理に
よりその窒素化合物やリン化合物を分解する。植物8の
根に好気性バクテリアが付着している場合、この好気性
バクテリアによってもその窒素化合物やリン化合物を分
解する。そして、セラミック7を育成基盤とする植物8
は無機塩として窒素やリンを吸収する。この間、配管4
が処理室3a内流量調整の水位以下で接続されているこ
とから、浄化水W2は緩流で高度浄化装置3に供給さ
れ、生物的処理及び無機塩の吸収が行われやすくなる。
また、植物8は温室3bにより太陽の光を受けることか
ら、植物8が光合成により産出した酸素が好気性バクテ
リアに供給されることも考えられる。さらに、温室3b
は、気温、日照時間等、気候条件により左右されやすい
処理能力を安定させることができることから、年間を通
じた植物8の育成が可能となるとともに、浄化過程にお
ける臭気を外部に出さない。この後、配管5はその高度
浄化水W3を未使用水に循環する。
【0022】このため、この水浄化システムによれば、
窒素やリンも除去した高度浄化水W3が河川や湖沼等へ
放流され得るため、河川等の富栄養化を防止し、その水
質を好適に維持することができる。また、窒素やリンも
除去した高度浄化水W3が未使用水として循環され得る
ため、上水の使用量が減少し、支払い料金も低廉化が可
能になるとともに、水不足に対しても効果を発揮する。
こうして、浴槽の残り水以上に大量の高度浄化水W3を
再利用することができることから、極めて大きな節水効
果を実現することができる。そして、再利用された被処
理水W1がやはりこの水浄化システムにより循環されれ
ば、以上の作用効果が繰り返されることとなる。
【0023】したがって、この水浄化システムは、河川
等の水質悪化を生じさせず、また大きな節水効果を発揮
することができる。また、菜園をなす植物8は窒素及び
リンを吸収して成長することから、その植物8を鑑賞し
たり、採取したりすることができる。また、窒素、リン
の再溶出を防ぐため、定期的に植物8を刈り取る。刈り
取った植物8は肥料等に再利用できる他、それが食用野
菜であれば家屋の住人の食料ともし得る。
【0024】さらに、こうして高度浄化装置3が浄化水
W2をさらに高度浄化水W3まで浄化すれば、高度浄化
装置3のセラミック7は多くの窒素やリンを含むことに
なるため、園芸用肥料や土壌改良材等として再利用可能
である。なお、年間を通じて被処理水W1の最高濁度が
10度位であれば、上記構成の水浄化システムで効果を
奏すると考えられるが、被処理水W1の最高濁度が10
〜30度位になるようであれば、合併浄化槽2と高度浄
化装置3との間に沈殿槽を設け、この沈殿漕により被処
理水W1中の沈殿物を除去することが好ましい。 (実施形態2)この水浄化システムでは、図2に示すよ
うに、処理室3aの下流側が貯水槽9に接続されてい
る。貯水槽9内には、処理室3aの下方と配管5とを分
断すべく底面から上方に隔壁9aが立設されており、隔
壁9aの上部には上下動可能な可動堰9bが設けられて
いる。隔壁9aより上流側には網材9cにより活性炭か
らなる吸着材9dが設けられている。他の構成は実施形
態1と同様である。
【0025】この水浄化システムでは、浄化水W2が多
い時等、可動堰9bを上げることにより処理室3a内の
処理水W1の水位を上げ、処理室3a内の処理水W1の
量を増やし、貯水槽9から配管5に流れる高度浄化水W
3の流量調整を行うことができる。これにより処理水W
1の処理に必要な処理室3a内の滞留時間を得ることが
できる。また、高度浄化水W2中に残留する窒素及びリ
ンは植物8の下流側に設けられた吸着材9dで除去され
る。他の作用効果は実施形態1と同様である。 (実施形態3)この水浄化システムでは、図3に示すよ
うに、実施形態1と同様の処理室3a(図1参照)を隔
壁10、11を介して3個連結することにより、3個の
処理室3aをもつ高度浄化装置12〜14を有してい
る。各隔壁10、12には上下に連通孔10a、10
b、11a、11bが貫設されている。他の構成は実施
形態1と同様である。
【0026】この水浄化システムでは、常に一定量の高
度浄化水W3を得たい場合、3個の高度浄化装置12〜
14により配管5を流れる高度浄化水W3の量が安定す
る。また、被処理水W1の汚濁度合、水量等に応じてこ
れらの連結数を変えることもできる。さらに、各植物8
の特性及び被処理水W1及び浄化水W2の汚れ具合(B
OD、窒素、リン、アンモニア等)に応じ、各高度浄化
装置12〜14に植える植物8を異ならせることもでき
る。他の作用効果は実施形態1等と同様である。
【0027】なお、高度浄化水W3と雨水とが一緒に図
示しない貯水槽に貯水されるならば、循環させる高度浄
化水W3の殺菌を行うため、最下流の高度浄化装置14
の下流に殺菌槽15を設ける。 (実施形態4)この水浄化システムでは、図4に示すよ
うに、家屋Hの近傍に躯体C1及び窓材wからなる温室
15が形成されている。温室15内には躯体C2が形成
されており、これにより段々畑状の3個の処理室16a
〜18aをもつ高度浄化装置16〜18が設けられてい
る。最上段の高度浄化装置16の処理室16a及び中段
の高度浄化装置17の処理室17a内には実施形態1と
同様のセラミック7が設けられており、最下段の高度浄
化装置18の処理室18a内には実施形態1と同様の網
材6及びセラミック7が設けられている。これらのセラ
ミック7には実施形態1と同様の植物8が菜園として植
えられている。
【0028】合併浄化槽2と最上段の高度浄化装置16
の処理室16aの上方とは中間にポンプPを介した配管
4により接続されている。また、最下段の高度浄化装置
18の処理室18aの下方には地上から地中に向かう配
管5が接続されている。他の構成は実施形態1と同様で
ある。この水浄化システムでは、合併浄化槽2を経た浄
化水W2がポンプPにより最上段の高度浄化装置16の
処理室16aに流入する。このため、浄化水W2は大気
を含んで流入され、高度浄化装置16の処理室16a内
において浄化水W2中の溶存酸素が増加して好気的環境
となり、生物的処理及び無機塩の吸収が行われやすくな
る。また、この高度浄化装置16の処理室16aからは
浄化水W2及び高度浄化水W3が中段の高度浄化装置1
7の処理室17aに滝のように流入し、同様に効果的に
生物的処理及び無機塩の吸収が行われる。さらに、この
高度浄化装置17の処理室17aからは浄化水W2及び
高度浄化水W3が最下段の高度浄化装置18の処理室1
8aに滝のように流入し、同様に効果的に生物的処理及
び無機塩の吸収が行われる。こうして、最上段の高度浄
化装置16から最下段18の高度浄化装置18までの間
に水質が清浄になり、高度浄化水W3として配管5に送
られる。他の作用効果は実施形態1等と同様である。 (実施形態5)この水浄化システムにおいても、図5に
示すように、家屋Hの近傍に躯体C1及び窓材wからな
る温室15が形成されている。温室15内には4個の基
台19a〜22aにより段々畑状の4個の処理室19b
〜22bをもつ高度浄化装置19〜22が設けられてい
る。最下段の高度浄化装置22の処理室22bの下方に
は網材6を介して配管5が接続されている。配管5は貯
水漕23と接続され、貯水漕23は配管24と接続され
ている。貯水漕23及び配管24は他の循環手段であ
る。また、配管4が埋め込まれた躯体C1の外面は黒色
で塗られている。他の構成は実施形態1、4と同様であ
る。
【0029】この水浄化システムでも、4段の高度浄化
装置19〜22を経る間に水質が清浄になり、高度浄化
水W3として配管5に送られる。そして、貯水漕23を
経て配管24に高度浄化水W3が送られる。また、最下
段の高度浄化装置22の処理室22bの下方には網材6
を介して配管5が接続されている。躯体C1の外面が黒
色であるため、躯体C1が太陽の放射熱で温まり、躯体
C1内の配管4を通る浄化水W2が暖まり、好気性バク
テリアの働きを活発化し、積極的な生物的処理及び無機
塩の吸収を行なう。他の作用効果は実施形態1等と同様
である。 (実施形態6)この水浄化システムでは、図6に示すよ
うに、基台19a〜22aを家屋Hに近い方から段々畑
状に設けたものである。また、最下段の高度浄化装置2
2の処理室22b内にはセラミック7とともに魚介類が
投入されている。他の構成は実施形態1、5と同様であ
る。
【0030】この水浄化システムでは、魚介類による浄
化水W2の清浄化も行なっている。成長した魚介類は鑑
賞又は食用に供される。他の作用効果は実施形態1等と
同様である。 (実施形態7)この水浄化システムでは、図7に示すよ
うに、家屋HのテラスTに壁面に沿って屈曲した高度浄
化装置25が載置されている。高度浄化装置25は下方
に多孔質フィルター26をもつ処理室25aを有してお
り、処理室25aの多孔質フィルター26より上方には
実施形態1と同様のセラミック7が設けられ、セラミッ
ク7には実施形態1と同様の植物8が植えられている。
多孔質フィルター26はセラミック7を通さず、水のみ
を通すものである。高度浄化装置25の側面はタイル等
により装飾されている。かかる高度浄化装置25の一端
の上方には図示しない合併浄化槽とポンプPを介して接
続されて浄化水W2を移送する配管4が開口されてお
り、高度浄化装置25の他端の多孔質フィルター26よ
り下方には配管5が接続されている。他の構成は実施形
態1と同様である。
【0031】この水浄化システムでは、テラスにおいて
浄化水W2の浄化が可能であるとともに、植物8の鑑
賞、栽培が屋内において可能となっている。他の作用効
果は実施形態1等と同様である。 (実施形態8)この水浄化システムでは、図8に示すよ
うに、躯体Cにより家屋Hと一体又は一体的に車庫27
が形成されている。車庫27の屋根には躯体C及び窓材
wにより温室28が形成され、温室28内では躯体Cに
より処理室29aをもつ高度浄化装置29が設けられて
いる。処理室29a内には実施形態1と同様の網材6が
張設されており、網材6の上方には実施形態1と同様の
セラミック7及び植物8が設けられている。網材6の上
方には地下に埋設された合併浄化槽2とポンプPを介し
て接続された配管4が接続されており、網材6の下方に
は配管5により地下に埋設された貯水漕23が接続され
ている。他の構成は実施形態1、5と同様である。
【0032】この水浄化システムでは、高度浄化装置2
9を車庫27の屋根に設けているため、敷地の有効活用
を図ることができる。他の作用効果は実施形態1等と同
様である。 (実施形態9)この水浄化システムでは、図9に示すよ
うに、蚕部屋のような家屋Hに梯子30により上がるこ
とのできる屋根裏部屋31が形成されており、屋根裏部
屋31の屋根には窓材wが設けられている。屋根裏部屋
31内には躯体Cにより処理室32aをもつ高度浄化装
置32が設けられている。他の構成は実施形態8と同様
である。
【0033】この水浄化システムにおいては、部分採光
の点では異なるものの、実施形態8と同様の作用効果を
奏することができる。 (実施形態10)この水浄化システムでは、図10に示
すように、庭Gを挟んで家屋Hを塀Bが囲んでおり、全
ての塀Bの内側には窓材wにより比較的幅の狭い温室3
3が形成されている。温室33内では基台34aにより
処理室34bをもつ高度浄化装置34が設けられてい
る。他の構成は実施形態8と同様である。
【0034】この水浄化システムでは、家屋Hを囲う塀
Bが比較的長い場合、その全ての塀のBに比較的薄い高
度浄化装置34を設けているため、これによっても敷地
の有効活用を図りつつ、実施形態8、9と同様の作用効
果を奏することができる。 (実施形態11)この水浄化システムでは、図11に示
すように、二階建ての家屋Hの屋根を段々畑状に形成す
るとともに、ベランダ35を介してさらにその屋根を段
々畑状に形成し、それぞれ窓材wで覆うことにより温室
36、37を形成している。こうして温室36には段々
畑状の4個の処理室38a〜41aをもつ高度浄化装置
38〜41が設けられ、温室37には段々畑状の7個の
処理室42a〜48aをもつ高度浄化装置42〜48が
設けられている。温室36の最下段の処理室41aの底
部と温室37の最上段の処理室42aの上部とはベラン
ダ35の下方に位置する通路49により接続されてい
る。
【0035】合併浄化槽2と温室36の最上段の高度浄
化装置38の処理室38aの上方とは中間にポンプPを
介した配管4により接続されている。また、温室37の
最下段の高度浄化装置48の処理室48aの底部は貯水
槽50に接続されている。貯水槽50内には、処理室4
8aの下方と配管5とを分断すべく底面から上方に隔壁
50aが立設されている。なお、51はエントランス、
52はベランダである。他の構成は実施形態4と同様で
ある。
【0036】この水浄化システムでも実施形態8、9と
同様の作用効果を奏することができる。なお、植物8と
して野菜を栽培する場合、ベランダ35を人が通ること
によりその植物8の採取が可能である。 (実施形態12)この水浄化システムでは、図12に示
すように、オフィス街等、ビルの立ち並ぶ都市部におい
て、街路Sに複数のブロックからなる装置塔53を設
け、各装置塔53内に複数の高度浄化装置54を設けて
いる。各高度浄化装置54の植物8は透明な水槽55か
ら視認可能になっており、各高度浄化装置54を経た高
度浄化水W3は透明な水槽55内を流れるようになって
いる。他の構成は実施形態1等と同様である。
【0037】この水浄化システムでは、植物8及び高度
浄化水W3が都市部の美観を向上させる効果も奏する。
他の作用効果は実施形態1等と同様である。なお、植物
8及びセラミック7等の管理は、各ブロック毎に花屋、
自治体、組合、ビル居住者等に任せ得る。 (実施形態13)この水浄化システムでは、図13に示
すように、実施形態12の水浄化システムにおいて、各
装置塔53の下方に貯水漕56が形成されており、この
貯水漕56には各高度浄化装置54を経た高度浄化水W
3が貯水できるようになっている。貯水漕56には配管
57、58、59及び本管60が接続されている。他の
構成は実施形態1等と同様である。
【0038】この水浄化システムでは、貯水漕56は配
管57により近隣の住人等に供給されたり、ポンプPを
介した配管58により冬場の雪で凍結した街路Sの融雪
を行なう。また、余剰の高度浄化水W3は配管59及び
本管60で近隣の河川に流される。他の作用効果は実施
形態1等と同様である。 (実施形態14)この水浄化システムでは、図14に示
すように、屋外の装置塔61内に低度浄化装置としての
公知の浄化槽62が設けられている。この浄化槽62の
上方には、ビオトープ池63の底に網材64を介してビ
オトープ池63の水W4を移送する配管65が接続され
ている。また、浄化槽62の底部には浄化槽62により
水W4を浄化した浄化水W5を移送する配管66が設け
られ、この配管66は地面を掘ることにより形成した処
理室67aに開口されている。処理室67a内には担体
としての人工石68が敷き詰められており、人工石68
には植物69が植えられている。こうして、処理室67
a、人工石68及び植物69により高度浄化装置70が
形成されている。高度浄化装置70の処理室67aから
地中に染み出した高度浄化水W6はビオトープ池63に
貯水されるようになっている。また、浄化槽62には、
上水道から供給される上水W7又は浴槽の残り水等のい
わゆる中水W8が供給される配管71が接続されてい
る。
【0039】この水浄化システムでは、ビオトープ池6
3の水W4が植物72の腐敗、酸性雨等により汚れ、ビ
オトープ池63の自然の浄化能力を超えるほど汚染され
た時、その水W4を浄化槽62、高度浄化装置70及び
地中の土により浄化することができる。この際、ビオト
ープ池63の水W4が不足するようであれば、上水W7
又は中水W8を浄化槽62、高度浄化装置70及び地中
の土を介してビオトープ池63に供給する。他の作用効
果は実施形態1等と同様である。 (実施形態15)この水浄化システムでは、図15に示
すように、低度浄化装置としての下水処理場73に隣接
して高度浄化施設74が設けられており、高度浄化施設
74内には下水処理場73からの浄化水W9を移送する
配管75が高度浄化施設74内の複数の高度浄化装置7
6に接続されている。高度浄化施設74の下部には高度
浄化水W10を貯水する貯水漕77が形成されており、
貯水漕77は下水処理場73にポンプPを介して接続さ
れる配管78と近隣の川79に接続される配管80に接
続されている。
【0040】この水浄化システムでは、下水処理場73
で浄化した浄化水W9をさらに高度浄化水W10まで浄
化し、高度浄化水W10を下水処理場73を介して近隣
の公園の噴水、トイレ洗浄水、植栽用の水として利用す
る他、余剰の高度浄化水W10を近隣の河川に流す。他
の作用効果は実施形態1等と同様である。 (実施形態16)この水浄化システムでは、図16に示
すように、家屋Hの一階に浴室81、洗面所82、トイ
レ83及びキッチン84が設けられており、二階にはト
イレ85が設けられている。また、家屋Hの近傍にはカ
ーポート86が設けられている。家屋Hの屋根は雨樋8
7及び立樋88を経て地中に埋設された配管89に接続
されており、カーポート86の屋根も地中に埋設された
配管90に接続されている。配管89、90は地中に埋
設され、殺菌装置付きの貯水漕91に接続されている。
【0041】貯水漕91には配管92、93が接続され
ている。配管92は、浴室81内のシャワー設備及びバ
ス設備、洗面所82内の洗濯機及び洗面台、トイレ83
内の便器装置及び手洗用水洗、キッチン84内の流し台
並びにトイレ85内の便器装置及び手洗用水栓に接続さ
れている。他方、配管93は近隣の河川94に接続され
ている。
【0042】また、浴室81内のシャワー設備及びバス
設備、洗面所82内の洗濯機及び洗面台、トイレ83内
の便器装置及び手洗用水栓、キッチン84内の流し台並
びにトイレ85内の便器装置及び手洗用水栓のそれぞれ
の排水口は、被処理水W1を移送する配管95により合
併浄化槽96に接続されている。合併浄化槽96には浄
化水W2を移送する配管97が接続されており、配管9
7はカーポート86の近傍に設けられた高度浄化施設9
8に接続されている。高度浄化施設98には高度浄化水
W3を移送する配管99が接続されており、配管99は
貯水漕91に接続されている。
【0043】なお、高度浄化施設98の近傍には塀Bが
設けられており、塀Bの外側には歩道100が形成され
ている。この水浄化システムでは、家屋Hの屋根及びカ
ーポート86の屋根に降った雨水が雨樋87、立樋88
及び配管89を経て貯水漕91に貯水される。貯水漕9
1内の雨水は、殺菌装置により殺菌されて未使用水W0
とされ、浴室81内のシャワー設備及びバス設備、洗面
所82内の洗濯機及び洗面台、トイレ83内の便器装置
及び手洗用水栓、キッチン84内の流し台並びにトイレ
85内の便器装置及び手洗用水栓に供給される。これら
で使用された被処理水W1は配管95により合併浄化槽
96に移送され、浄化水W2として配管97により高度
浄化施設98に移送される。高度浄化施設98で浄化さ
れた高度浄化水W3は配管90により貯水漕91に貯水
される。そして、高度浄化水W3は雨水とともに未使用
水W0とされる。貯水漕91内の余剰の雨水及び高度浄
化水W3は配管93により河川94に流される。他の作
用効果は実施形態1等と同様である。
【0044】なお、家屋Hの壁、立樋88、カーポート
86のポール、塀B、歩道100等からは雨水が地中に
浸透し、配管89、93は一部に開口を有して雨水等を
地中に浸透させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図2】実施形態2に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図3】実施形態3に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図4】実施形態4に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図5】実施形態5に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図6】実施形態6に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図7】実施形態7に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図8】実施形態8に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図9】実施形態9に係り、水浄化システムの模式断面
図である。
【図10】実施形態10に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【図11】実施形態11に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【図12】実施形態12に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【図13】実施形態13に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【図14】実施形態14に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【図15】実施形態15に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【図16】実施形態16に係り、水浄化システムの模式
断面図である。
【符号の説明】
W1…被処理水 1、95…移送手段(配管) W2、W5、W9…浄化水 2、62、73、96…低度浄化装置(2、96…合併
浄化槽、73…下水処理場、62…浄化槽) W3、W6、W10…高度浄化水 3、12〜14、16〜18、19〜22、25、2
9、32、34、38〜41、42〜48、54、7
0、76…高度浄化装置 3a、16a〜18a、19b〜22b、25a、29
a、32a、34b、38a〜41a、42a〜48
a、67a…処理室 7、68…担体(7…セラミック、68…人工石) 8、69…植物 9d…吸着材 3b、15、28、33、36、37…温室 W0…未使用水 5、23、24、50、56、57、58、59、6
0、66、77、78、91、92、93、96、P…
循環手段(5、24、57、58、59、66、78、
80、92、93…配管、23、50、56、77、9
1…貯水漕、P…ポンプ、60…本管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 基嗣 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 4D003 AA01 AB11 BA02 CA02 CA10 DA18 DA30 EA19 EA22 EA23 EA24 4D024 AA04 AB12 AB13 BA02 BA07 DB14 4D040 CC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理水を移送する移送手段と、該移送手
    段と接続され、該被処理水からBODを満足して浄化水
    とする低度浄化装置と、該低度浄化装置と接続され、該
    浄化水をさらに高度浄化水まで浄化する高度浄化装置
    と、を有する水浄化システムであって、 前記高度浄化装置は、前記浄化水を貯留する処理室と、
    該処理室内に設けられ、多孔質をなして表面にバクテリ
    アを担持する担体と、該担体を育成基盤とする植物とを
    有することを特徴とする水浄化システム。
  2. 【請求項2】高度浄化装置には、植物の下流側に窒素及
    びリンを吸着する吸着材が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の水浄化システム。
  3. 【請求項3】高度浄化装置は浄化水を緩流とすべく構成
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水浄
    化システム。
  4. 【請求項4】浄化水は大気を含んで流入されることを特
    徴とする請求項3記載の水浄化システム。
  5. 【請求項5】高度浄化装置は複数個が連結可能であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の水浄化シ
    ステム。
  6. 【請求項6】植物は菜園をなしていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5記載の水浄化システム。
  7. 【請求項7】高度浄化装置は温室内に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    水浄化システム。
  8. 【請求項8】高度浄化装置と接続され、高度浄化水を未
    使用水に循環する循環手段を有することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6又は7記載の水浄化システ
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100818912B1 (ko) 2006-07-19 2008-04-02 상 을 이 수생초목을 이용한 오수의 자연고도 정화장치
JP2008168295A (ja) * 2002-12-19 2008-07-24 Kato Construction Co Ltd 湿地型水質浄化処理装置における汚泥の処理方法
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JP2018536529A (ja) * 2015-09-18 2018-12-13 カーボン シンク インコーポレイテッド 温室内のバイオマスの生育を増進するためのデバイス、システム、および方法

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