JP3435394B2 - 水系生息環境の管理方法および水系生息環境の管理システム - Google Patents
水系生息環境の管理方法および水系生息環境の管理システムInfo
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Description
の庭に設ける池に適用される水系生息環境の管理方法
と、水系生息環境の管理システムに関するものである。
合、池の水は水量が限られているため比較的短期間で水
質が悪化してしまう。これはつぎのような理由による。
が溶解し、これらの溶質物は物質交代を経て何らかの化
学種として存在し続ける。こうした交代反応に深く係わ
るのが酸素の存在であり、溶質物は酸素が付加されるこ
とで別の化学種に酸化交代し、酸素を奪われることで別
の化学種に還元交代する。ところが、池のような比較的
小規模の水環境では大気の影響を受けやすく、大気中の
酸素が水に溶存することで水中の化学種は酸化傾向に傾
きやすい。そのため、池に流入する有機・無機溶質物
や、水系に生息する生物の生命活動により生成される有
機廃物等、初期段階の毒性物質(アンモニア等)を含め
た化学種は酸化交代され、硝酸態窒素や硫酸塩、リン酸
塩等の酸化物として水中に蓄積する。その結果、水はこ
れら最終酸化物の蓄積によって富栄養化し、最終的には
pHダウンや藻や苔の繁殖による水環境の悪化を招いて
しまう。
水管理技術では、水中に蓄積する硝酸態窒素や硫酸塩、
リン酸塩等の酸化物を還元交代して大気放出する有効な
方法が実現されていないため、池のような比較的小規模
の水環境において優勢な酸化交代傾向を防止することが
できず、結局、水が汚れたら交換することでしか水質を
良好な状態に維持することができないという問題があっ
た。
問題点を排除して、比較的小規模の水環境に蓄積する酸
化物を、継続的かつ効果的に還元交代して大気放出する
ことで、溶質物の酸化交代と還元交代とのバランスを図
り、しかも、水環境の創成から短期間にバランス状態ま
で立ち上げるとともに、そのバランス状態を長期間にわ
たり維持することのできる水系生息環境の管理方法およ
び水系生息環境の管理システムを提供することにある。
決するものであって、請求項1に係る発明は、池の水質
を良好な状態に生成・維持する水系生息環境の管理方法
であって、底部に防水処理を施した池となる窪地の底の
ほぼ全体に、池の水量に対して所要量の有機炭素源を混
入した土壌を所要厚さ覆土し、注水して所定日数止水状
態に維持することで還元域を立ち上げ、その後所定日数
曝気することで酸化域を立ち上げる水系生息環境の管理
方法である。
の水質を良好な状態に生成・維持する水系生息環境の管
理方法であって、底部に防水処理を施した池となる窪地
の底のほぼ全体に、池の水量に対して所要量の有機炭素
源を混入した土壌を所要厚さ覆土し、注水して所定日数
止水状態に維持することで還元域を立ち上げ、その後所
定日数曝気することで酸化域を立ち上げ、雨水をpH調
整機能を有するpH調整部を通して注水する水系生息環
境の管理方法である。
求項2記載の発明において、前記酸化域の立ち上げに続
き、生物濾過機能を有する濾過装置を所定日数稼働し、
この濾過装置を通して池の水を循環させることで水環境
を安定させる水系生息環境の管理方法である。
求項2記載の発明において、前記覆土したのち適所に植
栽を施し、また、前記酸化域を立ち上げたのち生物を投
入する水系生息環境の管理方法である。
求項2記載の発明において、前記有機炭素源は脂肪族ポ
リエステルを主成分とするものであり、前記土壌に混入
する割合は、池の水5〜10リットルに対して10グラ
ムを目安とする水系生息環境の管理方法である。
求項2記載の発明において、前記還元域の立ち上げ期間
は、夏場で数日程度、冬場で1〜2週間程度、春秋でそ
の中間を目安とする水系生息環境の管理方法である。
求項2記載の発明において、前記酸化域の立ち上げ期間
は数日程度を目安とする水系生息環境の管理方法であ
る。
明において、前記濾過装置の生物濾過機能は、多孔質セ
ラミクス濾材の表層部に着床する好気性バクテリア群お
よび中心部に着床する嫌気性バクテリア群による生物濾
過機能である水系生息環境の管理方法である。
明において、前記濾過装置の稼働日数は、水温が適正で
溶存酸素が潤沢な水環境の下では、夏場で2〜4週間程
度、冬場で4〜6週間程度、春秋でその中間を目安とす
る水系生息環境の管理方法である。
発明において、前記濾過装置の稼働により水環境を安定
させたのち、池の水に濁りが生じた場合、その濁りが解
消するまで前記濾過装置を再稼働し、この処理を、止水
状態で水の透明性が持続できるようになるまで必要に応
じて繰り返し行う水系生息環境の管理方法である。
請求項10記載の発明において、前記濾過装置の稼働に
より水環境を安定させたのち、または、止水状態で水の
透明性が持続できるようになるまで前記濾過装置の再稼
働処理を繰り返し行なったのち、必要に応じて当該濾過
装置を撤去する水系生息環境の管理方法である。
請求項10記載の発明において、前記濾過装置の稼働に
より水環境を安定させたのち、または、止水状態で水の
透明性が持続できるようになるまで前記濾過装置の再稼
働処理を繰り返し行なったのち、必要に応じて池の水を
実質的に循環させる流水状態に維持する水系生息環境の
管理方法である。
な状態に生成・維持する水系生息環境の管理システムで
あって、底部に防水処理を施した池となる窪地の底のほ
ぼ全体に、池の水量に対して所要量の有機炭素源を混入
した土壌を覆土することで形成した所要厚さの還元域
と、酸化域を立ち上げる曝気手段とを備えている水系生
息環境の管理システムである。
池の水質を良好な状態に生成・維持する水系生息環境の
管理システムであって、底部に防水処理を施した池とな
る窪地の底のほぼ全体に、池の水量に対して所要量の有
機炭素源を混入した土壌を覆土することで形成した所要
厚さの還元域と、酸化域を立ち上げる曝気手段と、雨水
を取水する適所に配置されるpH調整手段とを備えてい
る水系生息環境の管理システムである。
は請求項14記載の発明において、生物濾過機能を有す
る濾過手段と、池の水を前記濾過手段を通して循環させ
る循環ポンプとを備えている水系生息環境の管理システ
ムである。
は請求項14記載の発明において、池の中および周辺の
うち適所に施される植栽と、池の中および周辺のうち適
所に投入される生物とを備えている水系生息環境の管理
システムである。
の発明において、前記濾過手段は、表層部に好気性バク
テリア群が着床し、中心部に嫌気性バクテリア群が着床
する大きさの孔(ポア)を有する多数の多孔質セラミク
ス濾材からなる水系生息環境の管理システムである。
の発明において、前記濾過手段は雨水を取水する適所に
配置され、循環する池の水を濾過するだけでなく、雨水
も濾過する水系生息環境の管理システムである。
の発明において、前記濾過手段および前記pH調整手段
は両者に共通の容器内に収容され、雨水および循環する
池の水のいずれもこの容器内を通水することで、雨水お
よび循環する池の水のいずれも区別なく濾過およびpH
調整する水系生息環境の管理システムである。
参照して説明する。図1は、この発明による水系生息環
境の管理システムを例えば個人住宅の庭に設ける池に適
用した一実施の形態を示す概略的断面図であり、この水
系生息環境の管理システム1は、雨水を利用して池の水
質を良好な状態に生成・維持するシステムである。
は、池10を作る現場に適宜の大きさおよび深さの穴2
を掘り、この穴2の底部全体に適宜の防水処理3を施し
て池10となる窪地4を形成し、この窪地4の底のほぼ
全体に、脂肪族ポリエステルを主成分とする有機炭素源
21を、池10の水5〜10リットルに対して10グラ
ムを目安として混入した土壌22を覆土して所要厚さの
還元域20を形成し、この還元域20による還元交代
と、池10の水中に生じる酸化域30による酸化交代と
のバランスを図るように構成されている。
0を構成する土壌22は、現場掘削土が柔らかく、水保
ち、水はけのよい土質の場合のみ現場掘削土を再利用可
能であり、それ以外の場合は、人工土のうちで還元域構
成上最適な土質、例えば、団粒化形状の赤土等、柔らか
く、水保ち、水はけのよい搬入土を利用する。
家屋40に隣接して雨樋41から雨水を取水可能に配置
した浄水装置50を通して、雨水を注水口11から池1
0に注水するように構成され、また、浄水装置50に
は、循環ポンプ60の作動によって池10の戻り水も導
入されるようになっている。循環ポンプ60に繋がる取
水用の配管12は池10の水中の適宜の位置に開口し、
その開口端にはストレーナ13が着脱可能に取り付けら
れている。また、浄水装置50を通して雨水および池1
0の戻り水を注水するだけでなく、補給水用の水道配管
14からも池10の注水口11に注水できるようになっ
ている。
部から排水桝16まで配管17で繋がれ、排水桝16
は、配管17が詰まった場合に池10からオーバーフロ
ーする水が適宜のバイパス溝を通って流入するように配
置されるとともに、排水桝16内の水位が所定高さを上
回ると排水桝16内の水を適宜の排水溝から外部へ排出
するようになっている。
宜の大きさの樽状の容器51の中心部に仕切り板52を
設けて内部を入口側と出口側と2つの部屋に分け、この
容器51内に、濾過装置53を構成する多数の多孔質セ
ラミクス濾材54と、pH調整器55とが収容されたも
のである。濾過装置53用の多孔質セラミクス濾材54
は、表層部に好気性バクテリア群が着床し、中心部に嫌
気性バクテリア群が着床する大きさの孔(ポア)を有す
ることが必要であり、このような多孔質セラミクス濾材
54としては、成分が水に溶出しない例えばアシダー
(ACIDUR)ブロック等の人工砂を使用することが
できる。また、pH調整器55としては、ミネラルを含
んだ適宜の結晶を用いることができる。
は、池10の水を曝気して酸化域30を立ち上げるため
に使用する図示しない適宜の曝気用エアポンプを備えて
いる。
生息環境の管理システム1を、実際に設計・施工した施
工例について説明する。
奥行き2000mm、平均深さ300mm、総水量約2
000リットルとし、必要な大きさの穴2を掘り、配管
工事および松杭・土木工事を施工し、防水処理3を施し
て窪地4を形成した。
水保ち、水はけのよい搬入土に、脂肪族ポリエステルを
主成分とする粒状の有機炭素源21aを、池10の水量
1リットルに対し1グラムの割合を目安として混入し、
この粒状有機炭素源混入土壌22を、まず、窪地4の底
(防水処理3の上)のほぼ全体に、約300mmの厚さ
に覆土した。
テルを主成分とし型加工を施した1個10グラムの型状
有機炭素源21bを、池10の水量10リットルに対し
1個の割合を目安として、池10の中心からほぼ均等に
蒔く要領で配置したうえ、これらの型状有機炭素源21
bが軽く隠れる程度(15〜20mm前後)に、上記の
粒状有機炭素源混入土壌22をさらに覆土し、池10の
底からの覆土は約320mm程度とした。
粒状有機炭素源21aと、それより大きい型状有機炭素
源21bとを併用した理由は、立ち上げ時に粒状有機炭
素源21aによって有機炭素源21の効果を早めに引き
出し、その後、型状有機炭素源21bによって有機炭素
源21の効果を長期間持続させるためである。
土崩れすることを防ぐため、池10の縁から勾配部分に
ヤシ繊維等の天然素材で編んだマットを敷設して土止め
をした。また、覆土が洗掘されるのを防止するため、注
水口11付近に石組みを施し、防水処理3用の防水シー
トの端を一定の長さに切り揃えて防水シートの境目部分
に土盛りをし、さらに池の縁部分にも石を敷設した。
を植栽し、植栽完了後、池10への注水を開始した。
の立ち上げを行なった。すなわち、微粒浮遊物の沈降を
促し、池10の水の貧酸素状態を保つため止水状態を維
持した。還元域20の立ち上げ期間は、最高気温30℃
前後またはそれ以上の夏場で約3日間、最高気温20℃
前後の春秋で5日間、最高気温10℃以下の冬場で7日
から10日間を要した。その間、図示しない曝気用エア
ポンプ、浄水装置50および循環ポンプ60等の付帯設
備は一切稼働しなかった。
化(好気)域30の立ち上げを行なった。すなわち、止
水状態の維持開始から所定の日数が経過した時点で曝気
用エアポンプの稼働を始め、曝気により水中の溶存酸素
量を高めるとともに、池10の土壌22の表層部に酸素
の豊潤な好気環境を生成した。
過した時点で生物を投入し、浄水装置50および循環ポ
ンプ60の稼働を始めた。
では、浄水装置50および循環ポンプ60の稼働から夏
場で約21日、春秋で約28日、冬場で約35日を経過
した時点がサイクリング完了の目安であり、所定の日数
が経過した後、水の状態を確認した上で、曝気用エアポ
ンプ、浄水装置50および循環ポンプ60の稼働を停止
した。
系生息環境すなわち止水系ビオトープの水環境は安定し
た。この安定状態が続けばこのまま何もしなくてよい。
しかし、さまざまな要素が影響を及ぼすことで水環境が
変化することが考えられるので、サイクリング完了後、
水質に注意を払いながらしばらく観察し、白濁や濁りが
生じた場合は、曝気用エアポンプ、浄水装置50および
循環ポンプ60を再稼働し、濁りが解消した段階で止水
系に戻した。このような処理を何回か繰り返すことで水
環境が安定している期間が長くなり、その後は、曝気や
循環濾過なしでも水の透明度が長期間持続できる水環境
が整った。
生息環境の管理システム1について、図面を参照しなが
らさらに詳細に説明する。
的には止水系とし、潤沢な供給水源が確保される場合は
流水系とする。循環ポンプ60を利用して流水系を構成
する場合は、循環ポンプ60による流速を適宜に設定す
る。
は補給水として水道水を併用する。雨水を使用するた
め、年間の平均pHが4.6とされる酸性雨を考慮し、
pH調整を図ったうえで池10の水として使用するため
の専用濾過槽として、浄水装置50を設ける。浄水装置
50は、生物濾過機能を用いて好気性微生物群の炭酸消
費と還元濾過による酸化物の除去により水質の中性化を
図り、さらにpH調整器55によりpHの上昇を図る。
水系の場合は物理的な濾過は極力行わず、水質汚濁誘導
物質の除去は生物化学的手法による物質交代反応を主と
して行う。また、流水系の場合は戻り水を浄水装置50
に戻して循環させ、池10内の生物化学的手法による物
質交代反応と併せた水管理を行う。生物化学的手法にお
いては、清浄な水質の維持を妨げる非保存性物質を窒素
系、イオウ系、炭素系、および、リン系に分類し、酸
化、還元の手法によりそれぞれの化学種の交代反応を促
し、最終的には化学種のガス化とガスの大気放出により
水系の富栄養化を防止する。また、ガス態への形態変化
のないリン系有機廃物については、水に溶存する金属イ
オンとの特異吸着沈降反応を経て、人為的に立ち上げた
還元域における金属イオンの還元交代にともなう溶出反
応を経て、マコモ等のイネ科植物の栄養吸収により放出
する。
機廃物については、図8に示すように、酸化交代(アン
モニア→亜硝酸態窒素→硝酸態窒素)→還元交代(窒素
ガス)→大気放出というプロセスとなる。また、イオウ
系有機廃物については、図9に示すように、酸化交代
(イオウ→亜硫酸塩→硫酸塩)→還元交代(硫化水素)
→大気放出というプロセスとなる。また、炭素系有機廃
物については、図10に示すように、酸化交代(炭素→
二酸化炭素)→還元交代(炭素→メタンガス)→大気放
出というプロセスとなる。さらに、リン系有機廃物につ
いては、図11に示すように、酸化溶質(リン→リン酸
塩→溶質中の金属イオン(Al、F、Ca)との強親和
性吸着沈降)→還元溶出(金属イオンの還元交代にとも
なう溶出反応)→ヨシ、マコモ等のイネ科植物の栄養吸
収というプロセスとなる。
下では上記の交代反応が淀みなく行われ、水質はつねに
貧栄養状態に保たれることが肝要で、そのためには溶質
物の酸化交代と還元交代とのバランスが保たれることが
必要となる。そのため、図1に示すように、還元域20
と酸化域30とが構成される。
側にウッドデッキを設け、人の立ち入り区域とするとと
もに、デッキ下の日陰部にはスジエビ等の川エビのハビ
タットを構成する。また、観察路からウッドデッキに繋
がる小道と排水口に繋がるメンテナンス用の小道を設
け、路面には木のチップを敷きつめる。
築山土壌に池10の水が自然浸透する構造とする。築山
の北側は池10内への流木の配置と抽水植物の植栽等に
より土止め工作をして湿地環境を作り、ホタルの蛹化場
所とする。また、築山の南側にはバードテーブル等を設
置し、主として実物樹木を植栽して築山全体をバードバ
スとする。
打ち込み土止めをする。長期間腐食を防ぐため材質は松
杭を使用する。また、築山前に竹棒を立て、トンボのハ
ビタット構成上最高点を形成する。
は洗掘される可能性があることから、底部に30cm前
後の石を組んで土砂の流出を防ぐ。また、30cm前後
の石を配置することで水の流れを誘導する。巻貝や魚の
餌となる藻やコケ類の着床を促すため、主として花崗岩
を使用する。
部分には、カブトムシ、クワガタ等の昆虫が自然移入し
やすい樹木環境を作るためアラカシ、シラカシ等ブナ科
の常緑樹を植栽し、サカキ、カクレミノ等の常緑樹、ア
ケビ、ムベ、ヤマブドウ等の落葉性蔓植物はメジロ等の
野鳥を寄せるために、また、排水桝側にはモミザアカシ
ア等の常緑高木やアセビ等の常緑低木を配置し、地面に
はワラビ、ゼンマイ等のシダ類草木を植栽し、南面には
キイチゴやアジサイ等の落葉低木を配置することで、小
ぶりでも鬱蒼とした一画を形成する。南東側にはヤナ
ギ、サンショウ等の低木、また、東側にはキイチゴやツ
ツジ類を配置して注水口11付近の水辺への直射を防
ぎ、ウッドデッキと観察路の周辺には四季を通じて草花
が繁茂するよう数種の地被植物を複層ボーダーで配置す
る。北側にはスギナ、フキ等、多年草の群落を設け、北
側の水辺にはセリ、サギソウ等の湿地植物群を繁茂させ
て生息生物が棲みやすく安全な環境を作り上げ、西側に
は複種の実物落葉低木を配置して夏場の直射を遮る。ま
た、西側水中にはコガマ、フサモ等抽水植物の群落、南
側浅瀬にはマコモ等イネ科植物の群落を形成し、北側水
中にはオランダガラシ、オモダカ等の抽水植物、深場に
はセキショウモ等の浮葉植物、池の中心付近にはコウホ
ネ等の浮葉植物を配置してホタルの産卵場所と移植生物
の保護域を構成する。
止水系の場合はヘイケボタル、流水系の場合はゲンジボ
タルを対象として人為的移入を図り、同時に餌となるタ
ニシ、カワニナ等の淡水性巻貝、また、ホタルと共生
し、自然移入しない生物としてトンボ、メダカ、スジエ
ビ等の淡水性エビ類やカエル等の移入を図る。この際、
コイ、ブラックバス、ブルーギル、アメリカザリガニ
等、生態系攪乱生物の移入を防止する。
斜面地を構成し、流木の配置位置や抽水植物の植栽等、
池水の浸透する構造の土止め工作をして蛹化場所とす
る。蛹化場所の土質は、柔らかく、水保ち、水はけのよ
いものが良く、乾燥すると固まって硬くなる土質は適さ
ない。
り、水温も冷涼な環境を好むことから築山部には雑木を
密に植栽し、築山部の左右には低雑木の植栽や背の高い
抽水植物を配置することで鬱蒼とした小樹林を形成し、
池への直射を防ぐ。
配置することで幼虫の生息域を構成する。また、餌とな
る淡水性巻貝は主としてケイ藻類を餌とするため池の西
側と東側にはには流木や石を配置し、藻の繁茂域を構成
する。
なるが、ゲンジボタルを移入対象とする場合は池の構造
を循環系等の流水構造にかえる必要がある。また、ホタ
ルの幼虫に適する水環境を維持するためにはつねに豊富
な酸素の溶存量を必要とすることから、池内には適当な
酸素発生装置を設置して人為的な酸素供給を図る。
マまたはオニヤンマのヤゴとする。ハビタットの構成は
大方のヤゴの生息環境とされる水深50cm前後以浅の
池に緩勾配による水深変化をつけ、池底に多様な抽水植
物を植栽してヤゴの生息環境を整える。
カ)。清浄な水環境の下での飼育は比較的容易であるこ
とから、人為的移入に際しては多様な生息環境を整える
こと。また、清浄な水質の維持管理に留意する。
ビ属スジエビ、テナガエビ属テナガエビ、さらに、大卵
型ヌマエビ、ミナミヌマエビ、ヌカエビ等の陸封型川エ
ビ。ヤマトヌマエビや小卵型ヌマエビ等の回遊型川エビ
は海水域で生育することから移入には適さず、移入して
も自然増殖しない。
ューレーゲルアオガエル、カジカガエル、ニホンアマガ
エル、アズマヒキガエル等、人為的移入に際しては多様
な生息環境を整えること。また、清浄な水質の維持に留
意する。
0の容器51内に、濾過装置53を構成する多数の多孔
質セラミクス濾材54と、pH調整器55とを収容し
て、両者を一体的に構成したが、これに限定するもので
なく、濾過装置53とpH調整器55とを別々に構成す
ることができる。
ープの立ち上げ時に有効なものであるから、サイクリン
グ完了後、または、その後の白濁や濁りの発生に応じて
曝気用エアポンプ、浄水装置50および循環ポンプ60
を再稼働する処理を何回か繰り返すことで、曝気や循環
濾過なしでも水の透明度が長期間持続できる水環境が整
った後は、必要に応じて、現場から撤去することが可能
である。
間を費やすことができる場合は、時間をかけることで、
池10内の還元域20と酸化域30とのバランスを達成
することができることから、必要に応じて、濾過装置5
3を最初から省略することが可能である。
を構成する場合は、サイクリング完了後または水環境が
整った後濾過装置53を現場から撤去する場合も、ある
いは、濾過装置53を最初から省略する場合も、循環ポ
ンプ60を設置して利用することで、流水系を構成する
ことが可能である。
使用するビオトープの場合は、水環境が整った後も雨水
のpHを調整し続けるためいつまでも設置しておくこと
が好ましいが、例えば、井戸水、湧水、水道水等を使用
するビオトープの場合は、最初から省略することが可能
である。
環境の管理システム1を、個人住宅の庭に設ける池に適
用したが、これに限定するものでなく、例えば、各種公
共施設の庭園に設ける比較的大型の池に適用することも
可能である。
理を施した池となる窪地の底のほぼ全体に、池の水量に
対して所要量の有機炭素源を混入した土壌を所要厚さ覆
土し、注水して所定日数止水状態に維持することで還元
域を立ち上げ、その後所定日数曝気することで酸化域を
立ち上げることで、池の水質を良好な状態に生成・維持
するように構成したので、比較的小規模の水環境に蓄積
する酸化物を、継続的かつ効果的に還元交代して大気放
出することで、溶質物の酸化交代と還元交代とのバラン
スを図ることができ、しかも、水環境の創成から短期間
にバランス状態まで立ち上げることができるとともに、
そのバランス状態を長期間にわたり維持することができ
る効果がある。
例えば個人住宅の庭に設ける池に適用した一実施の形態
を示す概略的断面図である。
造物の配置を示す概略的平面図である。
よび給水時の水の流れを示す概略的平面図である。
る。
る。
物群の配置を示す概略的平面図である。
入種と生息域を示す概略的平面図である。
素系有機廃物の酸化交代反応/還元交代反応/大気放出
のプロセスを示す説明図である。
オウ系有機廃物の酸化交代反応/還元交代反応/大気放
出のプロセスを示す説明図である。
炭素系有機廃物の酸化交代反応/還元交代反応/大気放
出のプロセスを示す説明図である。
リン系有機廃物の酸化交代反応/還元交代溶出反応/イ
ネ科植物による栄養吸収のプロセスを示す説明図であ
る。
置を拡大して示す概略的断面図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 池の水質を良好な状態に生成・維持する
水系生息環境の管理方法であって、 底部に防水処理を施した池となる窪地の底のほぼ全体
に、池の水量に対して所要量の有機炭素源を混入した土
壌を所要厚さ覆土し、 注水して所定日数止水状態に維持することで還元域を立
ち上げ、 その後所定日数曝気することで酸化域を立ち上げる、こ
とを特徴とする水系生息環境の管理方法。 - 【請求項2】 雨水を利用して池の水質を良好な状態に
生成・維持する水系生息環境の管理方法であって、 底部に防水処理を施した池となる窪地の底のほぼ全体
に、池の水量に対して所要量の有機炭素源を混入した土
壌を所要厚さ覆土し、 注水して所定日数止水状態に維持することで還元域を立
ち上げ、 その後所定日数曝気することで酸化域を立ち上げ、 雨水をpH調整機能を有するpH調整部を通して注水す
る、ことを特徴とする水系生息環境の管理方法。 - 【請求項3】 前記酸化域の立ち上げに続き、生物濾過
機能を有する濾過装置を所定日数稼働し、この濾過装置
を通して池の水を循環させることで水環境を安定させる
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の水系生
息環境の管理方法。 - 【請求項4】 前記覆土したのち適所に植栽を施し、ま
た、前記酸化域を立ち上げたのち生物を投入することを
特徴とする請求項1または請求項2記載の水系生息環境
の管理方法。 - 【請求項5】 前記有機炭素源は脂肪族ポリエステルを
主成分とするものであり、前記土壌に混入する割合は、
池の水5〜10リットルに対して10グラムを目安とす
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の水系
生息環境の管理方法。 - 【請求項6】 前記還元域の立ち上げ期間は、夏場で数
日程度、冬場で1〜2週間程度、春秋でその中間を目安
とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
水系生息環境の管理方法。 - 【請求項7】 前記酸化域の立ち上げ期間は数日程度を
目安とすることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の水系生息環境の管理方法。 - 【請求項8】 前記濾過装置の生物濾過機能は、多孔質
セラミクス濾材の表層部に着床する好気性バクテリア群
および中心部に着床する嫌気性バクテリア群による生物
濾過機能であることを特徴とする請求項3記載の水系生
息環境の管理方法。 - 【請求項9】 前記濾過装置の稼働日数は、水温が適正
で溶存酸素が潤沢な水環境の下では、夏場で2〜4週間
程度、冬場で4〜6週間程度、春秋でその中間を目安と
することを特徴とする請求項3記載の水系生息環境の管
理方法。 - 【請求項10】 前記濾過装置の稼働により水環境を安
定させたのち、池の水に濁りが生じた場合、その濁りが
解消するまで前記濾過装置を再稼働し、この処理を、止
水状態で水の透明性が持続できるようになるまで必要に
応じて繰り返し行うことを特徴とする請求項3記載の水
系生息環境の管理方法。 - 【請求項11】 前記濾過装置の稼働により水環境を安
定させたのち、または、止水状態で水の透明性が持続で
きるようになるまで前記濾過装置の再稼働処理を繰り返
し行なったのち、必要に応じて当該濾過装置を撤去する
ことを特徴とする請求項3または請求項10記載の水系
生息環境の管理方法。 - 【請求項12】 前記濾過装置の稼働により水環境を安
定させたのち、または、止水状態で水の透明性が持続で
きるようになるまで前記濾過装置の再稼働処理を繰り返
し行なったのち、必要に応じて池の水を実質的に循環さ
せる流水状態に維持することを特徴とする請求項3また
は請求項10記載の水系生息環境の管理方法。 - 【請求項13】 池の水質を良好な状態に生成・維持す
る水系生息環境の管理システムであって、 底部に防水処理を施した池となる窪地の底のほぼ全体
に、池の水量に対して所要量の有機炭素源を混入した土
壌を覆土することで形成した所要厚さの還元域と、 酸化域を立ち上げる曝気手段と、を備えていることを特
徴とする水系生息環境の管理システム。 - 【請求項14】 雨水を利用して池の水質を良好な状態
に生成・維持する水系生息環境の管理システムであっ
て、 底部に防水処理を施した池となる窪地の底のほぼ全体
に、池の水量に対して所要量の有機炭素源を混入した土
壌を覆土することで形成した所要厚さの還元域と、 酸化域を立ち上げる曝気手段と、 雨水を取水する適所に配置されるpH調整手段と、を備
えていることを特徴とする水系生息環境の管理システ
ム。 - 【請求項15】 生物濾過機能を有する濾過手段と、池
の水を前記濾過手段を通して循環させる循環ポンプと、 を備えていることを特徴とする請求項13または請求項
14記載の水系生息環境の管理システム。 - 【請求項16】 池の中および周辺のうち適所に施され
る植栽と、池の中および周辺のうち適所に投入される生
物とを備えていることを特徴とする請求項13または請
求項14記載の水系生息環境の管理システム。 - 【請求項17】 前記濾過手段は、表層部に好気性バク
テリア群が着床し、中心部に嫌気性バクテリア群が着床
する大きさの孔(ポア)を有する多数の多孔質セラミク
ス濾材からなることを特徴とする請求項15記載の水系
生息環境の管理システム。 - 【請求項18】 前記濾過手段は雨水を取水する適所に
配置され、循環する池の水を濾過するだけでなく、雨水
も濾過することを特徴とする請求項15記載の水系生息
環境の管理システム。 - 【請求項19】 前記濾過手段および前記pH調整手段
は両者に共通の容器内に収容され、雨水および循環する
池の水のいずれもこの容器内を通水することで、雨水お
よび循環する池の水のいずれも区別なく濾過およびpH
調整することを特徴とする請求項18記載の水系生息環
境の管理システム。
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