JP2000301080A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2000301080A
JP2000301080A JP11110399A JP11039999A JP2000301080A JP 2000301080 A JP2000301080 A JP 2000301080A JP 11110399 A JP11110399 A JP 11110399A JP 11039999 A JP11039999 A JP 11039999A JP 2000301080 A JP2000301080 A JP 2000301080A
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cleaning
weir
cleaning liquid
tank
cleaning tank
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JP11110399A
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English (en)
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Hirokazu Sugiyama
裕和 杉山
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄槽に洗い流されたゴミが自動車ボディに再
付着するのを防止できる洗浄装置を提供する。 【解決手段】自動車ボディBの搬送方向に沿う傾斜面1
3,14を有する洗浄槽1と、洗浄槽に回収された洗浄
液Lを吸引してボディBに洗浄液Lを吹き付ける循環系
2,3とを備えた洗浄装置であり、洗浄槽1における循
環系の吸引口31より上側であって傾斜面13,14
に、少なくとも1段の堰30が設けられている。堰30
はボディBの在席中は閉塞され、在席しないときに開放
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車生産工場の
塗装ラインの前処理洗浄工程に用いて好ましい洗浄装置
に関し、特に洗い落とされた鉄粉などのゴミがボディに
再付着するのを防止できる洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディの生産ラインでは、溶接工
程を終了したホワイトボディは、予備洗浄、洗浄、湯
洗、予備脱脂、脱脂などの各種洗浄脱脂工程を経たの
ち、ボディ表面にリン酸亜鉛皮膜からなる化成皮膜を形
成するための化成処理工程に送られ、その後、下塗り塗
装としての電着塗装が施される。
【0003】こうした前処理・電着工程において、ホワ
イトボディは、ハンガに搭載された状態でオーバーヘッ
ドコンベアで連続的かつ一定速度で搬送されながら各種
の表面処理が行われる。
【0004】ところで、塗装工程の前工程である溶接工
程では、車体パネルをスポット溶接やアーク溶接などに
より接合して組み立てるので、スポット溶接時のスパッ
タ等の鉄粉が自動車ボディに付着し、これがそのまま塗
装工程に持ち込まれる。このため、上述したように、化
成処理工程の前工程には、このような異物を洗浄するた
めに多段の洗浄工程が設けられている。
【0005】特に鉄粉などの金属異物を除去する方法と
しては、従来より循環系にフィルタを設けることや、マ
グネットを用いる方法、あるいは回転分離機を用いる方
法などが提案されている。しかしながら、微細かつ軽量
の鉄粉を完全に洗い落とすことはきわめて困難であり、
なかでもフロア内に付着したゴミの除去がきわめて困難
であった。
【0006】そこで本願出願人は、洗浄時に自動車ボデ
ィの傾斜角度を大きくすることで、外板のみならず、フ
ロア内に付着した微細なゴミを除去できる洗浄方法を先
に提案した。この方法では、船形洗浄槽においてオーバ
ーヘッドコンベアを大きくダウン・アップさせ、入槽お
よび出槽時の、自動車ボディが大きく傾斜している際
に、洗浄液を吹き付け、フロア等に形成された部品孔か
ら洗浄液とともにゴミを洗い落とすこととしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、洗浄槽に洗
い落とされたゴミを含む洗浄液は、ポンプにて吸引され
て再び洗浄シャワーに供されるので、そのまま自動車ボ
ディ吹き付けるとボディにゴミが再付着するおそれがあ
った。尤も、循環配管にフィルタを設けてゴミを除去す
ることも考えられるが、多量のゴミが循環配管に流れる
と、フィルタの清掃や交換間隔が短くなり、メインテナ
ンス工数が増加するといった問題が生じる。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、洗浄槽に洗い流されたゴミ
が自動車ボディに再付着するのを防止できる洗浄装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、請求項1記載の洗浄装置は、被洗浄物の搬送
方向に沿う傾斜面を有する洗浄槽と、前記洗浄槽に回収
された洗浄液を吸引して前記被洗浄物に洗浄液を吹き付
ける循環系とを備えた洗浄装置において、前記洗浄槽に
おける前記循環系の吸引口より上側であって前記傾斜面
に、少なくとも1段の堰が設けられていることを特徴と
する。
【0010】この請求項1記載の洗浄装置では、傾斜面
に少なくとも1段の堰が設けられているので、被洗浄物
から傾斜面に洗い落とされたゴミを含んだ洗浄液は、一
旦堰によって堰き止められ、ここに溜まる。特に鉄粉な
どのように比重が1を越えるゴミについては、堰の部分
で沈降し、洗浄槽の底面に流下することがない。したが
って、循環系がゴミを含んだ洗浄液を吸い込むことがな
くなり、自動車ボディなどの被洗浄物への再付着が防止
できる。こうした堰は少なくとも1段存在すれば本発明
の効果を奏するが、複数段設けることによりゴミの堰き
止め効果がより顕著となる。
【0011】上記発明においては特に限定されないが、
請求項2記載の洗浄装置では、前記堰は、前記傾斜面の
上側から流下した洗浄液を堰き止める閉塞位置と、当該
洗浄液を下側へ流す開放位置とに可動とされていること
を特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の洗浄装置では、前記
堰は、前記被洗浄物の在席中は閉塞され、在席しないと
きに開放されることを特徴とする。
【0013】被洗浄物が在席中は堰を閉塞し、被洗浄物
に付着して洗い流されたゴミを堰き止める一方で、被洗
浄物が在席しないときに堰を開放して、それまで堰き止
められていたゴミを洗浄槽に解き放ち、系外へ除去す
る。これにより、捕捉したゴミを効率的に除去すること
ができる。
【0014】上記発明においては特に限定されないが、
請求項4記載の洗浄装置は、前記洗浄槽の底面に凹所が
形成され、前記循環系の吸引口は前記凹所よりも上側に
設けられていることを特徴とする。
【0015】この洗浄装置では、洗浄槽に形成された凹
所がゴミ溜めとなり、捕捉されたゴミを効率的に集約す
ることができる。また、循環系の吸引口が凹所よりも上
側にもうけられているので、被洗浄物の在席中に循環系
にゴミが吸引されることも防止することができる。
【0016】上記発明においては特に限定されないが、
請求項5記載の洗浄装置は、前記洗浄槽の傾斜面に、少
なくとも前記堰が開放したときに、洗浄液を傾斜面に吐
出するノズルが設けられていることを特徴とする。
【0017】堰に堰き止められたゴミを洗浄槽に解き放
つにあたり、洗浄液を傾斜面に吐出するノズルを用いれ
ば、効率よく洗浄槽の凹所などへ集約することができ
る。
【0018】上記発明においては特に限定されないが、
請求項6記載の洗浄装置では、前記堰は多段に設けら
れ、一のリンク機構により開閉されることを特徴とす
る。
【0019】既述したように複数段の堰を設けることで
ゴミの堰き止め効果がより顕著となるが、これら複数の
堰を一のリンクで開閉することで、開閉機構をより簡素
に、かつ低コストに構成することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、被洗浄物
から傾斜面に洗い落とされたゴミを含んだ洗浄液は、一
旦堰によって堰き止められ、ここに溜まるので、循環系
がゴミを含んだ洗浄液を吸い込むことがなくなり、自動
車ボディなどの被洗浄物への再付着が防止できる。
【0021】これに加えて、請求項2および3記載の発
明によれば、被洗浄物の在席中は捕捉したゴミの再付着
が防止できるとともに、被洗浄物の不在席中は捕捉した
ゴミを効率的に除去することができる。
【0022】また、請求項5記載の発明によれば、堰に
堰き止められたゴミを洗浄槽に解き放つにあたり、ノズ
ルを用いて洗浄液を傾斜面に吐出するので、効率よく洗
浄槽の凹所などへ集約することができる。
【0023】また、請求項6記載の発明によれば、堰の
開閉を簡素かつ低コストに実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の洗浄装置の一実施形
態を示す側面図、図2は同実施形態で用いられる塗装ハ
ンガを示す側面図、図3は同じく塗装ハンガの正面図、
図4は塗装ハンガの他の実施形態を示す側面図、図5お
よび図6は本発明の洗浄装置を用いた洗浄方法の実施形
態を説明するためのボディの側面図、図7は同実施形態
で用いられる堰を示す要部側面図である。
【0025】まず、図1に示す洗浄工程は、例えば化成
皮膜処理の前工程に設けられており、溶接工程を終了し
たホワイトボディBは、塗装ハンガHに搭載された状態
で、オーバーヘッドコンベアCにより定速度で搬送され
る。図1では左側から右側へ向かって搬送される。
【0026】本実施形態の洗浄工程では、オーバーヘッ
ドコンベアCにバーチカル部C1が設定されており、搬
送されるボディBは、このバーチカル部C1においてま
ず下向きに傾斜したのち、水平に戻り、最後に上向きに
傾斜しながら搬送される。
【0027】このバーチカル部C1には、洗浄液Lが溜
められた洗浄槽1が設けられている。洗浄槽1は、洗浄
液Lを満たしてディッピング洗浄槽としても良いし、一
部に洗浄液Lを溜めて単なる洗浄槽として用いても良
い。本例では、洗浄槽1に、循環に必要な量の洗浄液L
を溜めることとしている。
【0028】洗浄槽1の入槽部および出槽部それぞれの
両側には、ノズル2を有する循環用配管3が設けられて
おり、ポンプPにて洗浄槽1内の洗浄液Lを吸引し、フ
ィルタFでゴミを濾過したのち、傾斜ボディBの室内へ
洗浄液Lを供給する。本例では、洗浄槽1の入槽側に一
つの吸引口31が設けられ、ここから入槽側のノズル2
と出槽側のノズル2とに供給される。
【0029】このノズル2は、図5および図6に示すよ
うに、ボディBのサイドウィンド開口から室内のフロア
FPに向かって洗浄液Lを吐出し、同図に示すように当
該フロア面FPに洗浄液Lの流れを形成する。ちなみ
に、1台のボディBに対して供給される洗浄液Lの吐出
量は、200〜2000リットル/分程度が好ましい。
【0030】なお、ノズル2の具体的な形状、数量また
は配置位置などは特に限定されず、要するにフロア面F
Pに洗浄液Lの流れが生じればよい。
【0031】図1に示す洗浄ラインにおけるバーチカル
部C1の傾斜角度は、特に限定はされないが、40°〜
60°程度の急傾斜とすることが望ましい。この場合、
オーバーヘッドコンベアCの傾斜角度自体を40°〜6
0°としても良いし、傾斜角度が可変となる塗装ハンガ
Hを用いてボディBの傾斜角度を40°〜60°として
も良い。また、複数車種が混在するラインであって、車
種に応じてボディBの傾斜角度を変えた方が望ましい場
合には、後述する傾斜角度が可変である塗装ハンガHを
用い、さらにこの傾斜角度を複数段に変更できるガイド
レールを設けることが好ましい。
【0032】次にボディBの傾斜角度が可変となる塗装
ハンガHの一例を説明する。図2および図3に示すよう
に、オーバーヘッドコンベアCは、塗装ハンガHが吊り
下げられるフリーレールFRと、図外の駆動部に連結さ
れた駆動用チェーン(図示せず)が回動するパワーレー
ルPRとから構成されており、駆動用チェーンに一定間
隔で取り付けられたピン(図示せず)が、塗装ハンガH
の先端に形成された引っかけ部21を後押しすることに
より、塗装ハンガHが搬送される。
【0033】本実施形態で用いられる塗装ハンガHは、
フリーレールFRに吊り下げられた本体部22と、この
本体部22に支持される可動部23とから構成されてい
る。ボディBは、図3に示すようにアタッチメント24
を介して可動部23に搭載されるが、この可動部23
は、図2に示す点P1およびP2の部分またはこの近傍
で本体部22に支持されており、図3に示すように可動
部23の上端に設けられたガイドローラ25の上下動に
ともなって他方の支点を中心にして図2に一点差線で示
す如く揺動する。
【0034】すなわち、塗装ハンガHの前側および後ろ
側のそれぞれに、図3に示すガイドローラ25が上方に
突出するように固定されており、このガイドローラ25
は、パワーレールPRやフリーレールFRとは別に設け
られたガイドレール26に沿って滑動する。また、前側
のガイドローラ25の幅Wと後ろ側のガイドローラ25
の幅Wは相違しており、これと同様にそれぞれのガイド
ローラ25に対応するガイドレール26,26も互いに
重ならないようにその幅が相違している。ガイドローラ
25は、全ての塗装ハンガHに都合4つ設けられている
が、これを案内するガイドレール26は、ボディBの傾
斜を変えたい箇所にのみ設けられている。たとえば、図
1に示す洗浄槽1の入槽部および出槽部である。
【0035】こうした傾斜角度可変の塗装ハンガHを用
いると、ガイドレール26の高さや軌跡を所望のものに
するだけで、塗装ハンガHの可動部23が点P1または
P2の何れか一方を支点として前後方向に傾斜角度が変
わることとなる。このとき、図4に示すように、ガイド
レール26を複数段設けておき、傾斜角度を変えたい箇
所で、変えたい傾斜角度に応じたガイドレールを適宜選
択するようにしても良い。同図において、ガイドレール
26の入口部には導入用レール27が支点P3を中心に
して回動自在に設けられており、エアーシリンダ28な
どの駆動手段を用いて当該導入用レール27が段階的に
動作する。本例では、ガイドレール26が3段(a〜
c)設けられているので、3種類の傾斜角度が選択でき
ることになる。
【0036】特に本実施形態の洗浄装置では、洗浄槽1
の入槽側および出槽側のそれぞれの傾斜面13,14
に、多段(図1に示す例では3段)の堰30が設けられ
ている。この堰30は、図7に示すように、堰本体30
1と、当該堰本体301の先端に取り付けられたゴム製
リップシール302と、堰本体301の回動軸303に
固定されたリンク304とを有し、図7に示すように回
動軸303を支点として実線で示す閉塞位置と、二点鎖
線で示す開放位置との間を回動可能に構成されている。
堰本体301の先端に取り付けられたゴム製リップシー
ル302は、堰30が閉塞位置にあるときに、図7に示
すように洗浄槽1の傾斜面13,14の表面に接触し、
ここを水密に維持するものであり、これにより各堰30
の上流側にダムが形成されここに洗浄液Lが溜まること
になる。なお、ゴム製リップシール302による傾斜面
13,14の表面とのシールは厳密な意味での水密性は
必要なく、多少の漏れは許容できる。
【0037】各堰30のリンク304には、一つの流体
圧シリンダ305にて往復移動するリンク棒306が係
止されており、流体圧シリンダ305のロッドを出没さ
せることで各堰30が同時に開閉する。なお、本発明に
かかる堰は、一つの流体圧シリンダ305にて一度に開
閉させる必要はなく、より多段の堰30を設けたときな
どには複数の流体圧シリンダ305を設けてもよい。ま
た、流体圧シリンダ305に代えて電動モータ等の駆動
系を用いてもよい。
【0038】また、洗浄槽1の傾斜面13,14の堰3
0の上流側には、ノズル32が設けられており、図1に
示すように循環系による洗浄液Lの一部が、入槽側およ
び出槽側それぞれの各ノズル32に導かれる。なお、こ
の循環系に設けられた電磁弁35a,35bは、洗浄液
Lの供給先をノズル2とノズル32とに切り替えるため
の弁である。
【0039】このノズル32は、自動車ボディBが不在
席の際などにおいて、各堰30を開放したときに、洗浄
液Lを傾斜面13,14の表面に向かって吐出し、堰3
0によって堰き止められた洗浄液Lを強制的に洗い流す
機能を司る。これにより、各堰30によって堰き止めら
れた洗浄液Lに鉄粉などのゴミが含まれていても、ノズ
ル32からの噴射によって洗浄槽1の底面に向かって洗
い流すことができる。
【0040】本実施形態の洗浄槽1の底面には、鉄粉な
どのゴミを集約するための凹所34が形成されており、
既述した循環系の吸引口31は、この凹所34の上側に
設けられている。これにより、鉄粉などのゴミは凹所3
4の底に沈降することになるので、吸引口31から再び
循環系に吸引されることが防止される。なお、凹所34
の最下面にはバルブを有するドレイン管36が設けら
れ、凹所34に沈降したゴミを系外へ除去することがで
きるようになっている。なお、吸引口31は、凹所34
の上側に設ける他、洗浄槽1の側壁に設けてもよい。
【0041】次に作用を説明する。図5および図6に示
すように、自動車のボディBのダッシュパネルDPに
は、ステアリングロッドの貫通孔など比較的大径の孔1
1が開設されている。また、リヤパネルRPにもリアコ
ンビネーションランプの貫通孔など大径孔12が開設さ
れている。これらの孔11,12は、フロアパネルFP
に開設された塗装工程用水抜き孔に比べて大きな孔であ
り、どの車型でも開設されている孔である。本実施形態
では、こうした大径孔11,12を洗浄液Lの排出口と
して利用することとしている。ただし、これらダッシュ
パネルDPやリアパネルRPの大径孔11,12は、縦
面あるいは傾斜面に開設されているので、これを洗浄液
Lの排出口として利用するに際しては、ボディBの傾斜
角を大きくする必要がある。
【0042】そこで、図1に示すように洗浄槽1の入槽
部および出槽部のそれぞれにおいて、上述した傾斜角度
可変の塗装ハンガHを用いて、通常は30°前後である
ボディBの傾斜角度を40°〜60°とし、この急傾斜
とした状態でノズル2から洗浄液Lを室内のフロア面F
Pに供給する。
【0043】図5は入槽部における洗浄液の流れの様子
を示す図であり、図6は出槽部における洗浄液Lの流れ
の様子を示す図であるが、図5に示すように前下がりの
急傾斜とされた状態でノズル2からフロア面FPに向か
って洗浄液Lを吐出すると、この洗浄液Lはフロア面F
Pに沿ってダッシュパネルDPの大径孔11に向かって
流れる。このとき、フロア面に付着した鉄粉などのゴミ
は洗浄液Lによって洗い流され、大径孔11から洗浄槽
1の傾斜面13へ落下する。また、図6に示す出槽部に
おいても、前上がりの急傾斜とされた状態でノズル2か
らフロア面FPに向かって洗浄液Lを吐出すると、この
洗浄液Lはフロア面FPに沿ってリアパネルRPの大径
孔12に向かって流れる。このとき、フロア面に付着し
た鉄粉などのゴミは洗浄液Lによって洗い流され、大径
孔12から洗浄槽1の傾斜面14へ落下する。
【0044】ちなみに、ノズル2から供給される洗浄液
Lは間欠的に供給することが望ましい。すなわち、図5
および図6に示すように、一定時間洗浄液Lを室内へ供
給すると大径孔11,12の周囲に当該洗浄液Lが溜ま
ることがある。この液溜まりには鉄粉などの軽量ゴミが
浮遊しやすくなるので、次に洗浄液Lを供給する場合に
は大径孔11,12から殆ど全ての洗浄液が抜けきった
ときに実行することが望ましい。
【0045】また、多車種混合ラインでは、フロアパネ
ルFPの形状が異なり、洗浄液Lの排出口に適した大径
孔の設定位置も若干相違することから、その車型に応じ
た傾斜角度とするために、図4に示す複数のガイドレー
ル26a〜cを入槽部や出槽部に設けておくことが好ま
しい。
【0046】こうして傾斜面13,14に落下した洗浄
液Lには、自動車ボディBに付着したゴミが含まれてい
るが、図7に実線で示すように本実施形態の堰30を閉
塞位置にセットしておくことで、格段の堰30によって
堰き止められ、ここで沈降する。これにより、自動車ボ
ディBから洗い流されたゴミが吸引口31から再び循環
系に吸い込まれ、ノズル2から吐出されることでボディ
Bに再付着することが防止される。なお、格段の堰30
によって堰き止められた洗浄液Lが、当該堰30をオー
バーフローすることもあるが、鉄粉などのように比重が
重いゴミは格段の堰30によってそこに沈降するので、
オーバーフロー液に含有されるゴミはさほど多くない。
【0047】自動車ボディBが流れている間は、各堰3
0を閉塞してゴミを捕捉するが、ラインが停止したとき
や空ボディBが連続したときなど、洗浄装置にボディB
が不在席のときを見計らって、流体圧シリンダ305を
作動させて各堰30を開放し、各ダムに溜まった洗浄液
Lを洗浄槽1の底面へ流す。このとき同時に、循環系の
電磁弁35a,35bを切り替えて、吸引口31から吸
い込んだ洗浄液Lをノズル32へ導き、洗浄槽1の傾斜
面13,14に洗浄液Lを吐出する。
【0048】これにより、それまで各堰30によって捕
捉されていた鉄粉などのゴミが一度に洗浄槽1の底面に
流れ、当該底面に形成された凹所34に沈降することに
なる。こうした操作はどのような頻度で行ってもよく、
タイマー装置などを用いて自動化することも容易であ
る。
【0049】各堰30の洗浄が終了したら、再び流体圧
シリンダ305を作動させて各堰30を閉塞し、次の洗
浄に備える。
【0050】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0051】たとえば、洗浄液Lの排出口として利用す
る大径孔は、ダッシュパネルの部品貫通孔やリヤコンビ
ネーションランプ孔にのみ限定されず、その車種に適し
た孔を選択すればよい。また、本発明の洗浄装置は洗浄
槽1の入槽部や出槽部においてボディを急傾斜させるも
のに何ら限定されず、一般的に傾斜角の洗浄装置として
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の実施形態を示す側面図であ
る。
【図2】図1の実施形態で用いられる塗装ハンガを示す
側面図である。
【図3】図1の実施形態で用いられる塗装ハンガを示す
正面図である。
【図4】塗装ハンガの他の実施形態を示す側面図であ
る。
【図5】図1の入槽部のボディを示す側面図である。
【図6】図1の出槽部のボディを示す側面図である。
【図7】本発明に係る堰を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
B…自動車ボディ(被洗浄物) C…オーバーヘッドコンベア H…塗装ハンガ L…洗浄液 1…洗浄槽 2…ノズル 3…循環用配管 13,14…傾斜面 30…堰 301…堰本体 302…ゴム製シールリップ 303…回動軸 304…リンク 305…流体圧シリンダ 306…リンク棒 31…吸引口 32…ノズル 34…凹所
フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA31 AB15 AB44 BB04 BB33 BB92 CB01 CD22 4D073 AA09 BB03 DC01 DC11 DC22 4F035 AA04 CA05 CB02 CB13 CB14 CC01 4K053 PA11 QA04 QA07 SA04 SA06 TA08 TA12 XA03 XA22 XA45 YA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗浄物の搬送方向に沿う傾斜面を有する
    洗浄槽と、前記洗浄槽に回収された洗浄液を吸引して前
    記被洗浄物に洗浄液を吹き付ける循環系とを備えた洗浄
    装置において、前記洗浄槽における前記循環系の吸引口
    より上側であって前記傾斜面に、少なくとも1段の堰が
    設けられていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記堰は、前記傾斜面の上側から流下した
    洗浄液を堰き止める閉塞位置と、当該洗浄液を下側へ流
    す開放位置とに可動とされていることを特徴とする請求
    項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記堰は、前記被洗浄物の在席中は閉塞さ
    れ、在席しないときに開放されることを特徴とする請求
    項1または2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記洗浄槽の底面に凹所が形成され、前記
    循環系の吸引口は前記凹所よりも上側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】前記洗浄槽の傾斜面に、少なくとも前記堰
    が開放したときに、洗浄液を傾斜面に吐出するノズルが
    設けられていることを特徴とする請求項2〜4の何れか
    に記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】前記堰は多段に設けられ、一のリンク機構
    により開閉されることを特徴とする請求項1〜5の何れ
    かに記載の洗浄装置。
JP11110399A 1999-04-19 1999-04-19 洗浄装置 Pending JP2000301080A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101278002B1 (ko) * 2011-06-29 2013-06-27 현대제철 주식회사 냉각수 수절장치

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KR101278002B1 (ko) * 2011-06-29 2013-06-27 현대제철 주식회사 냉각수 수절장치

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