JP2000300173A - 保温装置 - Google Patents

保温装置

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JP2000300173A
JP2000300173A JP11442899A JP11442899A JP2000300173A JP 2000300173 A JP2000300173 A JP 2000300173A JP 11442899 A JP11442899 A JP 11442899A JP 11442899 A JP11442899 A JP 11442899A JP 2000300173 A JP2000300173 A JP 2000300173A
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JP
Japan
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negative ions
negative
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JP11442899A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Koda
哲也 甲田
Hideji Abe
秀二 安倍
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍、乾燥等の方法で農作物中の菌、カビ等
の繁殖を抑える保管庫において、保管中に鮮度を落とし
てしまうという課題があった。 【解決手段】 保管庫4に負イオンを発生する負イオン
発生手段を設けたものである。菌、カビの繁殖を抑える
負イオンを農作物の保存工程に使用することで、農作物
に最適な湿度、温度で保管することができるので、安全
で且つ鮮度の劣化の少ない保存装置を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、米、花等の
鮮度管理が必要なものの保存装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米、野菜等の食料品、花を保存す
る際、安全に使用できるように菌、カビ等の繁殖を防止
することを目的として、冷却したり、乾燥した場所に置
いたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では以下の課題が生じる。
【0004】上記工程、冷却、乾燥等の工程で菌、カビ
等の繁殖を抑えることができるが、その反面、食料品、
花の鮮度を落としてしまうという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では負イオンを米、野菜等の食料品、花等の
保存工程に利用することで、鮮度の低下を防ぐものであ
る。
【0006】酸素等の物質が負イオン化したものは、大
腸菌、枯草菌等の菌、カビ内部の生理障害を引き起こ
し、菌、カビの繁殖を抑えることがわかっている。上記
負イオンを保存工程に使用することで、食料品、花等に
含まれる菌、カビの増殖を抑えることができる。
【0007】そのため、菌、カビの繁殖を気にすること
なく、米、野菜等の食料品、花に最適な湿度、温度で保
管することができるので、安全で且つ鮮度の劣化の少な
い保存装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、細菌、カ
ビ等の繁殖を防ぐ負イオンを発生する負イオン発生手段
と、野菜、米等の食料品、花を保管する保管庫を備えた
保存装置であり、かかる構成によると、負イオンを使用
することで保存物内部に含まれる菌、カビの増殖を抑え
ることができるので、米、野菜等の食料品、花等の保存
物に最適な湿度、温度で保存することができるので、安
全で且つ鮮度の劣化の少ない保存装置を提供することが
できる。
【0009】請求項2記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存物の保存温度によって変化する
構成とするものである。負イオン発生装置からの負イオ
ン量が多い場合は、保存物に含まれる菌、カビも繁殖し
にくいので、保存温度を自由に設定できる。逆に、負イ
オン発生装置の負イオン発生量が少ない場合は、菌が繁
殖しやすくなるので、保存温度を菌の繁殖しにくい温度
に設定する必要がある。上記のように、負イオンの発生
量によって、保存温度を変えることでより安全な保存装
置を提供することができる。また、保存装置の保管庫が
保存途中で空けられて、保管庫の温度が低下した場合で
も、負イオン発生量を増やすことで菌の繁殖を防ぐこと
ができる。
【0010】請求項3記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存物の量によって変化する構成と
するものであり、保存する保存物の量によってその中に
含まれる菌、カビの数も変化する。よって、保存物の量
に対応した負イオン量を設定することでより安全で、且
つ、円留ぎー効率の良い保存装置を提供することができ
る。また、保存途中で保存物の量が増加、減少した場合
でも、その量に対応した負イオン量を設定するので、保
存物の量が変化した場合でも安全で、且つ、鮮度低下の
少ない保存をすることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保管庫内の湿度によって変化する構
成とするものであり、保管庫内の湿度が高い場合は保存
物に含まれる菌、カビも繁殖しやすいので、負イオン発
生手段による負イオン量を多くする必要がある。逆に、
保管庫内の湿度が低い場合、菌、カビは繁殖しにくいの
で、負イオン発生手段による負イオン発生量を少なくて
も良い。上記のように、保管庫内の湿度によって負イオ
ン発生手段による負イオン発生量を変化することで、湿
度変化に対応して、より安全で、且つ、エネルギー効率
の良い保存装置を提供することができる。また、保存装
置の保管庫が保存途中で空けられて、保管庫内の湿度が
変化した場合でも、負イオン発生量を変化することで
菌、カビの繁殖を防ぐことができる。
【0012】請求項5記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存開始してからの時間、つまり、
保存時間によって変化する構成とするものである。上記
構成によると、保存時間が長いほど菌が繁殖しやすくな
るので、保存時間が長いほど負イオンの発生量を増やす
ことで菌の繁殖を一定以上のレベルまで抑えることがで
きる。故に、長時間の保存をしても、鮮度の劣化の少な
い保存をすることができる。
【0013】請求項6記載の発明は、負イオン発生手段
を非連続的なもの、つまり、オンオフパターンで制御す
ることで、簡単な構成で負イオン効果が出る保存装置を
提供することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0015】(実施例1)第一の実施例について説明す
る。
【0016】第一の実施例の構成について、図1で説明
する。
【0017】図1において、1は負イオンを発生する負
イオン発生手段であり、高電圧発生手段2の高電圧に印
可された電極からコロナ放電により負イオンを発生す
る。高電圧発生手段2は負イオン発生に使用する数kV
の高電圧を生成する。
【0018】3は通電制御手段であり、負イオン制御手
段4による制御信号に従って高電圧発生手段3への電力
量を調節し、負イオン発生手段1の負イオン量を制御す
る。
【0019】4は保管庫であり、米、野菜の食品物、花
等の保存物5を保管する。
【0020】保管庫4の底に設置された重量センサ6は
保管庫4及び保存物5の重量を測定し、重量センサ測定
手段7によって保存物の重量に変換されその値を出力す
る。保管庫内に設置された温度センサ8は保管庫内の温
度を測定し、温度センサ測定手段9によって保存温度と
して変換される。また、保管庫内に設置された湿度セン
サ10は保管庫内の湿度を測定して、湿度センサ測定手
段11により保存湿度に変換される。
【0021】負イオン制御手段12は、重量センサ測定
手段6による保存物の重量、温度センサ測定手段8によ
る保存温度、湿度センサ測定手段10による保存湿度等
の入力から最適な負イオン量を決定し、負イオン発生手
段1による負イオン発生量が決定した量になるように通
電制御手段3へ制御信号を出力する。
【0022】次に、第一の実施例の動作について、図2
で説明する。
【0023】まず、温度センサ測定手段9による保存温
度Tと負イオン発生量Fの関係について図2で説明す
る。図2では、保存温度Tを横軸に、負イオン発生量F
tを縦軸にして図示している。
【0024】負イオンは、保存物自体を変質、変色する
ことなくその中に含まれる菌、カビの増殖を防止できる
という特徴を持っている。故に、保存物の保存工程に負
イオンを使用することで、保存物に含まれる菌、カビの
増殖を防ぐことができる。
【0025】従来の保存装置では、人間に害を与えた
り、保存物を腐食する菌、カビの繁殖を防ぐために、保
存温度を上げたり、逆に下げたりしたり、保管庫内の湿
度を低く設定していた。そのため、保管庫内の保存物の
鮮度が劣化するといった問題があった。そこで、保存物
の保存工程に負イオンを使用することで、菌、カビの繁
殖を抑えることができるので、保存物の鮮度劣化の少な
い温度、湿度で保存することができる。
【0026】また、保管庫内の菌、カビの繁殖を抑えら
れる負イオン量は、保管庫内の温度に大きく関係し、
菌、カビが繁殖しにくい温度条件、例えば、0度以下、
70度以上では、その必要な負イオン量は少なくてすむ
と考えられる。
【0027】図2は上記考察を図示したものである。図
2に従って、保温温度Tから最適な負イオン量Ftを決
定することで、無駄な負イオンを使用せずにエネルギー
効率の良く、且つ、保存物の鮮度劣化の少ない保存をす
ることができる。また、保管庫の蓋が保存途中で空き、
保存物の温度が低下した場合でも、負イオン発生量を増
やすことで菌、カビの繁殖を防ぐことができる。
【0028】負イオン制御手段12の保温温度Tに関す
る動作について図3で説明する。
【0029】第一負イオン量決定部20では、温度セン
サ測定手段9による保存物の保存温度Tと図2の関係式
を記憶している温度関係式記憶部21から最適な負イオ
ン量Ftを決定する。また、第一負イオン制御部22で
は、決定した負イオン量Ftとなるように通電制御手段
3へ第一制御信号を出力する。
【0030】次に、重量センサ測定手段7による保存物
の重量Wと負イオン発生量Fwの関係について図4で説
明する。図4では、保存物の重量Wを横軸に、負イオン
発生量Fwを縦軸にして図示している。
【0031】保存物に含まれる菌、カビの繁殖を抑える
ために必要な負イオン量は菌、カビの数に依存し、菌、
及び、カビの数が多いほど必要な負イオン量は多くな
る。また、菌、カビの数は保存物の重量にほぼ比例する
ことから、保存物の重量が重ければ重いほど必要な負イ
オン量は多くなることがわかる。
【0032】図4は上記考察を図示したものであり、図
4に従って保存物の重量Wから必要な負イオン量Fwを
決定することで、保存物の重量が変化した場合でも、安
全な米飯の保温装置を提供することができる。
【0033】なお、上記説明では、保存物の量として重
量としたが、保存物の定量的な量はその他、体積、幅、
長さ等色々あり、重量の代わりにその他のものを使用し
てもその効果は変わらない。
【0034】負イオン制御手段12の保存物の重量Wに
関する動作について図5で説明する。
【0035】第二負イオン量決定部30では、重量セン
サ測定手段9による保存物の重量Wと図4の関係式を記
憶している重量関係式記憶部31から最適な負イオン量
Fwを決定する。また、第二負イオン制御部32では、
決定した負イオン量Fwとなるように通電制御手段3へ
第二制御信号を出力する。
【0036】次に、湿度センサ測定手段9による保存湿
度Sと負イオン発生量Fsの関係について図6で説明す
る。図6では、保存湿度Sを横軸に、負イオン発生量F
sを縦軸にして図示している。
【0037】保管庫内の菌、カビの繁殖を抑えられる負
イオン量は、保管庫内の湿度に大きく関係し、一般に湿
度が高いほど、菌、カビは繁殖しやすい。そこで、保管
庫内の湿度が高いほど、負イオン発生手段1による負イ
オン発生量を多くなるように設定する。
【0038】図6は上記考察を図示したものである。図
6に従って、保存湿度Sから最適な負イオン量Fsを決
定することで、無駄な負イオンを使用せずに効率の良
く、保存物の鮮度劣化の少ない保存をすることができ
る。また、保管庫の蓋が保存途中で空いて、保存物の湿
度が変化した場合でも、負イオン発生量も変更すること
で菌、カビの繁殖を防ぐことができる。
【0039】負イオン制御手段10の保温温度Tに関す
る動作について図7で説明する。
【0040】第三負イオン量決定部40では、湿度セン
サ測定手段11による保存物の保存湿度Sと図6の関係
式を記憶している湿度関係式記憶部41から最適な負イ
オン量Fsを決定する。また、第三負イオン制御部42
では、決定した負イオン量Fsとなるように通電制御手
段3へ第三制御信号を出力する。
【0041】次に、負イオン発生手段1の動作を開始し
てからの時間、つまり、負イオン時間tfと負イオン発
生量Ffの関係について図8で説明する。図8は、横軸
を負イオン時間tf、縦軸を負イオンの発生量Ffにし
て、負イオンの発生量を図示したものである。
【0042】上記で述べたように、米、野菜等の食料
品、花の保存物の保温工程で負イオンを使用することで
保存物に含まれる菌、カビの繁殖を防止することができ
る。しかし、一部の菌、カビの繁殖が防止できなかった
場合、菌、カビは細胞分裂していき、菌、カビの数は時
間が経過するにつれて指数関数的に増加していく。そこ
で、図8のように負イオン発生手段1の動作を開始して
からの時間経過とともに、負イオンの発生量Ffも増加
して、菌、カビの繁殖を防止する。
【0043】負イオン制御手段12の負イオン時間tf
に関する動作について図9で説明する。
【0044】第四負イオン量決定部50では、負イオン
時間測定部51によって測定された負イオン時間tfと
時間関係式記憶部52が記憶する図8の時間関係式から
最適な負イオン量Ffを決定する。また、第四負イオン
制御部52では、決定した負イオン発生量Ffになるよ
うに通電制御手段3へ第四制御信号を出力する。
【0045】第一の実施例は、細菌、カビ等の繁殖を防
ぐ負イオンを発生する負イオン発生手段と、野菜、米等
の食料品、花を保管する保管庫を備えた保存装置であ
り、上記第一の実施例の構成、動作によると、負イオン
を使用することで保存するもの内部に含まれる菌の増殖
を抑えることができるので、米、野菜等の食料品、花に
最適な湿度、温度で保管することができるので、安全で
且つ鮮度の劣化の少ない保存装置を提供することができ
る。
【0046】第一の実施例は、負イオン発生手段の負イ
オン発生量を保存物の保存温度によって変化する構成と
するものである。上記第一の実施例の構成、動作による
と、負イオン発生装置からの負イオン量が多い場合は、
保存物に含まれる菌も繁殖しにくいので、保存温度を比
較的自由に設定できる。逆に、負イオン発生装置の負イ
オン発生量が少ない場合は、菌が繁殖しやすくなるの
で、保存温度を菌の繁殖しにくい温度に設定する必要が
ある。上記のように、負イオンの発生量によって、保存
温度を変えることでより安全な保存装置を提供すること
ができる。また、保存装置の保管庫が保存途中で空けら
れて、保存装置の温度が低下した場合でも、負イオン発
生量を増やすことで菌の繁殖を防ぐことができる。
【0047】また、第一の実施例は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存物の量によって変化する構成と
するものであり、上記第一の実施例の構成、動作による
と、保存する保存物の量によってその中に含まれる菌、
カビの数も変化する。よって、保存物の量に対応した負
イオン量を設定することでより安全な保温を行う米飯を
提供することができる。また、保存途中で保存物の量が
増加、減少した場合でも、その量に対応した負イオン量
を設定するので、保存物の量が変化した場合でも安全
で、且つ、鮮度低下の少ない保存をすることができる。
【0048】さらに、第一の実施例は、負イオン発生手
段の負イオン発生量を保管庫内の湿度によって変化する
構成とするものであり、第一の実施例の構成、動作によ
ると、保管庫内の湿度が高い場合は保存物に含まれる
菌、カビも繁殖しやすいので、負イオン発生手段による
負イオン量を多くしなければならない。逆に、保管庫内
の湿度が低い場合、菌、カビは繁殖しにくいので、負イ
オン発生手段による負イオン発生量を少なくても良い。
上記のように、保管庫内の湿度によって負イオン発生手
段による負イオン発生量を変化することで、より安全な
保存装置を提供することができる。また、保存装置の保
管庫が保存途中で空けられて、保存装置の湿度が変化し
た場合でも、負イオン発生量を変化することで菌、カビ
の繁殖を防ぐことができる。
【0049】さらに、第一の実施例の構成、動作による
と、負イオン発生手段の負イオン発生量を保存開始して
からの時間、つまり、保存温度によって変化する構成と
するものである。上記第一の実施例の構成、動作による
と、保存時間が長いほど菌が繁殖しやすくなるので、保
存時間が長いほど負イオンの発生量を増やすことで菌の
繁殖を一定以上のレベルまで抑えることができる。故
に、長時間の保存をしても、鮮度の劣化の少ない保存を
することができる。
【0050】(実施例2)第二の実施例について説明す
る。第二の実施例は、第一の実施例と比べて、負イオン
発生手段の出力をオンオフパターンの非連続的な出力と
するものである。そこで、第二の実施例の構成、動作に
ついて、第一の実施例の構成、動作との相違点を中心に
述べ、その他の構成、動作は第一の実施例と同じものと
する。
【0051】第二の実施例の構成について図10で説明
する。
【0052】図10において、60は負イオン2値通電
制御手段であり、負イオン制御手段3からの制御信号を
受け取ると、その制御信号が示す負イオン量となるよう
に負イオン発生手段1への電力量をオン・オフ制御す
る。
【0053】また、61はオン時間記憶手段であり、負
イオン量Fとオン時間tonの関係式を記憶している。
また、62はDUTY時間記憶手段であり、オン/オフ
サイクルの1サイクル時間を記憶している。
【0054】次に、第二の実施例の動作について図11
で説明する。図11は、横軸を負イオン量F、縦軸をオ
ン時間tonとして、負イオン量とオン時間の関係を示
した図である。
【0055】図11より、必要な負イオン量Fが多くな
ればなるほど、オン時間Tonを長くする。例えば、オ
ン状態にした時の負イオン量をFon、1サイクル時
間、つまり、DUTY時間tdutyとしたとき、その
1サイクル時間tdutyに発生する負イオン量の平均
はF=(ton/tduty)・Fonとなる。一般に
電力装置をオンオフ制御する手段として、リレー、スイ
ッチ等を使用し、それを実現するのは容易である。よっ
て、上記した負イオンの発生量をオンオフ制御する構成
は簡単なものであり、容易に実現できる。
【0056】なお、上記説明では、負イオン発生手段の
オンオフ制御で必要な負イオン量を得る方法として、1
サイクルのオン時間を変化するものとしたが、要は、必
要な負イオン量を負イオン発生手段のオンオフ制御で得
られば良いのであって、その他の方法、1サイクル時間
を変化する方法でもその効果は変わらない。
【0057】負イオン2値通電制御手段60は、負イオ
ン制御手段4による負イオン量Fとオン時間記憶手段6
1が記憶する図11の負イオン量Fとオン時間tonの
関係式から、DUTY時間記憶手段62が記憶するDU
TY時間tdutyの間のオン時間tonを決定する。
【0058】第二の実施例は負イオン発生手段の出力を
オンオフパターンの非連続的な出力とするものであり、
第二の実施例の構成、動作によると、オンオフパターン
で負イオンの発生量を制御する制御システムは簡単な構
成で実現できるから、安易に負イオンの効果を持つ米飯
の保温装置を実現できる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、細菌、カビ等の
繁殖を防ぐ負イオンを発生する負イオン発生手段と、野
菜、米等の食料品、花を保管する保管庫を備えた保存装
置であり、かかる構成によると、負イオンを使用するこ
とで保存物内部に含まれる菌、カビの増殖を抑えること
ができるので、米、野菜等の食料品、花等の保存物に最
適な湿度、温度で保存することができるので、安全で且
つ鮮度の劣化の少ない保存装置を提供することができ
る。
【0060】請求項2記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存物の保存温度によって変化する
構成とするものである。負イオン発生装置からの負イオ
ン量が多い場合は、保存物に含まれる菌、カビも繁殖し
にくいので、保存温度を自由に設定できる。逆に、負イ
オン発生装置の負イオン発生量が少ない場合は、菌が繁
殖しやすくなるので、保存温度を菌の繁殖しにくい温度
に設定する必要がある。上記のように、負イオンの発生
量によって、保存温度を変えることでより安全な保存装
置を提供することができる。また、保存装置の保管庫が
保存途中で空けられて、保管庫の温度が低下した場合で
も、負イオン発生量を増やすことで菌の繁殖を防ぐこと
ができる。
【0061】請求項3記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存物の量によって変化する構成と
するものであり、保存する保存物の量によってその中に
含まれる菌、カビの数も変化する。よって、保存物の量
に対応した負イオン量を設定することでより安全で、且
つ、円留ぎー効率の良い保存装置を提供することができ
る。また、保存途中で保存物の量が増加、減少した場合
でも、その量に対応した負イオン量を設定するので、保
存物の量が変化した場合でも安全で、且つ、鮮度低下の
少ない保存をすることができる。
【0062】請求項4記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保管庫内の湿度によって変化する構
成とするものであり、保管庫内の湿度が高い場合は保存
物に含まれる菌、カビも繁殖しやすいので、負イオン発
生手段による負イオン量を多くする必要がある。逆に、
保管庫内の湿度が低い場合、菌、カビは繁殖しにくいの
で、負イオン発生手段による負イオン発生量を少なくて
も良い。上記のように、保管庫内の湿度によって負イオ
ン発生手段による負イオン発生量を変化することで、湿
度変化に対応して、より安全で、且つ、エネルギー効率
の良い保存装置を提供することができる。また、保存装
置の保管庫が保存途中で空けられて、保管庫内の湿度が
変化した場合でも、負イオン発生量を変化することで
菌、カビの繁殖を防ぐことができる。
【0063】請求項5記載の発明は、負イオン発生手段
の負イオン発生量を保存開始してからの時間、つまり、
保存時間によって変化する構成とするものである。上記
構成によると、保存時間が長いほど菌が繁殖しやすくな
るので、保存時間が長いほど負イオンの発生量を増やす
ことで菌の繁殖を一定以上のレベルまで抑えることがで
きる。故に、長時間の保存をしても、鮮度の劣化の少な
い保存をすることができる。
【0064】請求項6記載の発明は、負イオン発生手段
を非連続的なもの、つまり、オンオフパターンで制御す
ることで、簡単な構成で負イオン効果が出る保存装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す保存物の保存装置
のブロック図
【図2】負イオン量と保存温度との関係を示す図
【図3】負イオン量と保存温度の関係式を実現する負イ
オン制御手段のブロック図
【図4】負イオン量と保存物の量の関係を示す図
【図5】負イオン量と保存物の量の関係式を実現する負
イオン制御手段のブロック図
【図6】負イオン量と保存湿度の関係を示す図
【図7】負イオン量と保存湿度の関係式を実現する負イ
オン制御手段のブロック図
【図8】負イオン量と負イオン時間との関係を示す図
【図9】負イオン量と負イオン時間との関係式を実現す
る負イオン制御手段のブロック図
【図10】本発明の第一の実施例を示す保存物の保存装
置のブロック図
【符号の説明】
1 負イオン発生手段 4 保管庫 6 重量センサ 7 重量センサ測定手段 8 温度センサ 9 温度センサ測定手段 10 湿度センサ 11 湿度センサ測定手段 12 負イオン制御手段 20 第一負イオン量決定部 21 温度関係式記憶部 22 第一負イオン制御部 30 第二負イオン量決定部 31 重量関係式記憶部 32 第二負イオン制御部 40 第三負イオン量決定部 41 湿度関係式記憶部 42 第三負イオン制御部 50 第四負イオン決定部 51 時間関係式記憶部 52 第四負イオン制御部 60 負イオン2値制御手段 61 DUTY時間記憶手段 62 オン時間記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 2/14 A61L 2/14 // F25D 23/00 302 F25D 23/00 302M Fターム(参考) 2B100 AA01 AA02 AA09 BA06 BD01 GB18 4B069 AA04 AB03 GA03 HA01 HA18 KA01 KC30 KD01 4C058 AA21 AA30 BB06 CC02 DD01 DD02 DD13 KK06 KK23 KK32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細菌、カビ等の繁殖を防ぐ負イオンを発
    生する負イオン発生手段と、野菜、花、米等の農作物を
    保管する保管庫を備えた保存装置。
  2. 【請求項2】 負イオン発生手段の負イオン発生量は、
    保管庫内の温度によって変化する構成とする請求項1記
    載の保存装置。
  3. 【請求項3】 負イオン発生手段の負イオン発生量は、
    保管庫内に納められた物質の量によって変化する構成と
    する請求項1,2記載の保存装置。
  4. 【請求項4】 負イオン発生手段の負イオン発生量は、
    保管庫内の湿度によって変化する構成とする請求項1、
    2、3記載の保存装置。
  5. 【請求項5】 負イオン発生手段の負イオン発生量は、
    負イオン発生手段を動作させてからの時間によって変化
    する構成とする請求項1から5記載の保存装置。
  6. 【請求項6】 負イオン発生手段の出力量は、非連続的
    なものとする構成とする請求項1から5記載の保存装
    置。
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