JP2000299482A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2000299482A
JP2000299482A JP11104222A JP10422299A JP2000299482A JP 2000299482 A JP2000299482 A JP 2000299482A JP 11104222 A JP11104222 A JP 11104222A JP 10422299 A JP10422299 A JP 10422299A JP 2000299482 A JP2000299482 A JP 2000299482A
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cell module
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film
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Teiji Tsuge
定司 津毛
Kunimoto Ninomiya
国基 二宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電効率を低下させることなくデザイン性の
向上した太陽電池モジュールを提供することを目的とす
る。 【構成】 互いに透光性を有する表面部材1と裏面部材
2との間に複数の太陽電池3を封止してなる太陽電池モ
ジュールにおいて、前記太陽電池3の裏面側に着色手段
を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに透光性を有
する表面部材と裏面部材との間に太陽電池を封止してな
る太陽電池モジュールに係る。
【0002】
【従来の技術】非晶質半導体、単結晶半導体、多結晶半
導体、或いは化合物半導体等の半導体材料を用いて構成
された太陽電池は、クリーンなエネルギー源である太陽
の光エネルギーを直接電気に変換することができる。こ
のため、太陽電池は石油・石炭に代わる新たなエネルギ
ー源として期待され、実用化が進められている。斯かる
太陽電池は、一般に強化ガラス等の透光性の部材からな
る表面部材と、金属フィルム或いは樹脂フィルム等から
構成される裏面部材との間に封止された太陽電池モジュ
ールとして使用されている。
【0003】ところで、太陽電池は一般に、材料が有す
るバンドギャップ等の固有の物性のために、色彩が限定
されている。例えば、非晶質半導体を用いた場合には暗
赤色を呈し、また単結晶、多結晶のシリコンを用いた場
合には青色を呈する。これらの色彩は、太陽電池の厚さ
或いは構成元素の量を調整することで多少は変化させる
ことができるが、大幅に変化させることはできない。そ
こで、従来は、太陽電池の受光面に反射防止膜を設け、
この反射防止膜の膜厚を調整することで色彩を調整した
り、或いは太陽電池の受光面側に着色部材を設けること
で色彩を調整することが行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、太陽電池モ
ジュールの色彩を調整するにあたって、上記のように反
射防止膜の膜厚を調整すると、本来の目的である反射防
止のための最適な膜厚からずれてしまい、太陽電池の受
光面で反射される光量が増大するために、発電効率の低
下を招いていた。
【0005】また、太陽電池の受光面側に着色部材を設
ける従来の方法にあっては、入射光の一部がこの着色部
材に吸収されるために、太陽電池に到達する光の量が減
少し、発電効率の低下を招いていた。
【0006】即ち、従来にあっては太陽電池の受光面側
に色彩を調整するための手段を設けるために、発電効率
の低下を招いていた。
【0007】本発明は、斯かる従来の課題を解決し、発
電効率を低下させることなくデザイン性の向上した太陽
電池モジュールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明太陽電池モジュールは、互いに透光性
を有する表面部材と裏面部材との間に複数の太陽電池を
封止してなる太陽電池モジュールにおいて、前記太陽電
池の裏面側に着色手段を設けたことを特徴とする。
【0009】また、前記着色手段は、着色された前記裏
面部材からなることを特徴とし、前記太陽電池と裏面部
材との間に挿入された着色部材からなることを特徴と
し、前記裏面部材の裏面に設けられた着色部材からなる
ことを特徴とする。
【0010】さらに、前記着色手段は、前記太陽電池の
裏面に形成された反射防止膜からなることを特徴とし、
前記着色手段は、前記裏面部材の表面に形成された反射
防止膜からなることを特徴とする。
【0011】さらには、反射防止膜の屈折率が1.5〜
2の範囲であることを特徴とする。
【0012】加えて、前記反射防止膜がSiNX(1.
1≦X≦1.3)からなることを特徴とし、前記SiN
Xがアモルファスであることを特徴とし、前記SiNX
水素を含有することを特徴とし、前記SiNXがプラズ
マCVD法により形成されたことを特徴とする。
【0013】また、本発明太陽電池モジュールにあって
は、前記太陽電池が、両面入射型の太陽電池であること
を特徴とし、前記着色手段が、可視光に対して光透過性
を有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下に、図
面を参照して本発明の第一の実施の形態に係る太陽電池
モジュールについて説明する。
【0015】図1は、本実施形態に係る太陽電池モジュ
ールの構成を示す構成図であり、同図において(A)は
モジュールの全体構成を示す断面図、また(B)は本太
陽電池モジュールに用いる太陽電池の構造断面図であ
る。
【0016】まず、同図(A)において、1は表面部材
であり、強化ガラス等の透光性を有する材料から構成さ
れている。尚、ここで透光性とは、太陽電池が吸収でき
る波長範囲の光に対して高い透過率を有することを意味
する。2は裏面部材であり、本発明にあってはこの裏面
部材2もガラス、透明樹脂フィルム等の透光性を有する
材料から構成されている。3は太陽電池であり、後述す
るように表裏両面からの光の入射によって発電可能な両
面入射型の構造とされている。そして、複数個の太陽電
池3が、銅箔等の導電性の部材からなる接続部材4によ
り互いに電気的に接続された状態で、表面部材1と裏面
部材2との間にEVA等の透光性の樹脂からなる封止剤
5により封止されている。また、必要に応じて太陽電池
モジュールの周囲にAl等の金属製のフレームからなる
枠体が設けられる。
【0017】同図(B)を参照して、太陽電池3は例え
ば単結晶シリコンから構成される。11はp型の単結晶
Siからなる基板であり、該基板11の表面側には基板
11との間でpn接合を形成するためのn層12が設け
られ、このn層12の表面の全面にはSiNXからなる
反射防止用の表面側反射防止膜13が設けられている。
また14は、表面側反射防止膜13の一部を貫通して前
記n層12と電気的に接続されるように設けられた、櫛
型形状を有する集電用の表面側集電極である。
【0018】基板11の裏面にはp型不純物が高濃度に
ドープされたp+層15が設けられ、さらにこのp+層1
5の裏面全面にもSiNXからなる裏面側反射防止膜1
6が設けられている。そして、櫛型形状を有する集電用
の裏面側集電極17が、裏面側反射防止膜16の一部を
貫通して、前記p+層15と電気的に接続されている。
尚、本実施形態にあっては、上記表面側及び裏面側の反
射防止膜13,16は必ずしも備えていなくても良い。
【0019】以上のように、本実施の形態に係る太陽電
池モジュールは、裏面部材2を透光性を有する材料から
構成し、そして両面入射型の太陽電池3を用いているた
め、モジュールの裏面側から入射する光も光発電に利用
することができる両面入射型の構成とされている。
【0020】斯かる両面入射型の太陽電池モジュールを
設置するにあたっては、モジュールと設置面との間に空
間を設け、この空間を介して光が裏面側にも入射できる
ように設置する。このように設置することで、モジュー
ルの裏面側から入射した光を用いて発電することがで
き、モジュールが発電する電力を増大させることができ
る。
【0021】このように設置面との間に空間を設けて太
陽電池モジュールを設置するにあたっては、太陽電池モ
ジュールの表面側及び裏面側を遮るもののない状態で、
斜めに設置する、上方に設置する、或いは縦に設置する
等の設置方法が考えられる。従って、このような設置方
法を用いた場合にあっては、太陽電池モジュールの表面
側は太陽の方向に向けられるため、裏面側が人の目にふ
れることとなる。
【0022】そこで、本実施の形態にあっては裏面部材
2を着色ガラス或いは着色フィルム等の、着色された部
材から構成している。
【0023】斯かる構成の太陽電池モジュールによれ
ば、人の目にふれる裏面部材が着色されているのでデザ
イン性に優れている。また太陽電池3の表面側には光の
透過光量を減少させる部材を備えていないので、従来の
ように太陽電池の発電量を低下させることがない。従っ
て、発電効率を低下させることなくデザイン性の向上し
た太陽電池モジュールを提供することができる。
【0024】さらには、裏面部材2は該部材2が呈する
色彩の光に対して高い反射率を有している。従って、表
面側から入射し、太陽電池3間の隙間を通過して裏面部
材2に達した光のうち、該部材2が呈する色彩の光を高
い反射率で反射し、太陽電池2の裏面に入射させること
ができる。このため、太陽電池3における発電量を増加
させることができる。
【0025】尚、裏面部材に着色された部材を用いるに
あたっては、可視光を若干透過する部材を用いることが
好ましい。このように裏面部材が可視光を透過すること
によって、光が裏面側から太陽電池3に入射することが
可能となり、太陽電池3の発電量をさらに増加させるこ
とができる。
【0026】また、以上の説明にあっては、裏面部材2
そのものに着色された部材を用いたが、これに限らず裏
面部材2と太陽電池3との間に着色フィルム等の着色部
材を設けたものであっても同様の効果を奏することがで
きる。また、裏面部材2の裏面側に着色フィルムを貼り
付けたものであっても同様の効果を奏する。
【0027】(第二の実施の形態)次に、本発明の第二
の実施の形態に係わる太陽電池モジュールについて説明
する。
【0028】本実施の形態にあっては、太陽電池2の裏
面に設けられた裏面側反射防止膜16の屈折率又は膜厚
を制御することによって色を調整する。
【0029】図2は、裏面側反射防止膜16にTiO2
(屈折率2.25)を用いた場合の反射率の波長依存性
を示す特性図である。尚、図に示した数字は裏面側反射
防止膜16の膜厚である。同図に示すように、裏面側反
射防止膜16の膜厚を制御することで、反射率が最大と
なる波長を変化させることができ、太陽電池の呈する色
彩を調整することができる。
【0030】即ち、光の波長と色との間には図3の関係
図に示す如き関係があるので、例えば裏面側反射防止膜
16の膜厚を約400nmとすると赤茶色を、また約1
000Åとすると青色を、そして約2400Åとすると
緑色を呈する。
【0031】従って、本実施の形態によれば、太陽電池
3の裏面に形成された裏面側反射防止膜16の屈折率又
は膜厚を制御することで、太陽電池3の裏面が呈する色
彩を調整することができる。このため、第一実施形態と
同様、デザイン性に優れた太陽電池モジュールを提供す
ることが、また太陽電池の発電量を低下させることもな
い。従って、本実施形態によっても発電効率を低下させ
ることなくデザイン性の向上した太陽電池モジュールを
提供することができる。
【0032】(第三の実施の形態)次に、第三の実施の
形態に係わる太陽電池モジュールを図4に示す構造断面
図を参照して説明する。
【0033】本実施形態に係わる太陽電池モジュール
は、裏面部材2の表面に形成された反射防止膜7を備え
ることを特徴とする。同図では反射防止膜7を裏面部材
2の太陽電池3側の面に設けているが、裏面側の面に設
けても良い。
【0034】尚、本実施形態においては、太陽電池3の
裏面に形成された裏面側反射防止膜16は、太陽電池3
の裏面における反射が最小となるように調整されてい
る。
【0035】斯かる構成の太陽電池モジュールにあって
は、前述の第二実施形態と同様、裏面部材の表面に形成
された反射防止膜7を構成する材料の屈折率又は膜厚を
調整することにより、該反射防止膜7が呈する色彩を制
御することができ、デザイン性に優れた太陽電池モジュ
ールを提供することができる。
【0036】さらに、本実施形態の太陽電池モジュール
によれば、表面側から入射し、太陽電池3間の隙間を通
過して反射防止膜7に達した光を該反射防止膜7により
反射し、再度太陽電池3の裏面に入射させることができ
る。
【0037】例えば、前述した図2及び図3を参照し
て、反射防止膜7を約1000Åの膜厚を有する屈折率
2.25のTiO2から構成すると、反射防止膜の呈す
る色彩は青色となる。このとき、反射防止膜7では波長
約550nmの光に対して約45%の反射率を有する。
従って、太陽電池3間の隙間を通過して反射防止膜7に
達した光のうち波長約550nmの光を約45%の反射
率で反射し、再度太陽電池3の裏面に入射させることが
できるために、該太陽電池3における発電量を増大させ
ることができる。
【0038】従って、本実施形態に係わる太陽電池モジ
ュールによれば、優れた発電効率を有し、且つデザイン
性の向上した太陽電池モジュールを提供することができ
る。
【0039】ところで、本実施形態に係わる太陽電池モ
ジュールによれば、反射防止膜7における反射率は光の
波長によって異なり、全ての波長の光を高い反射率で反
射させることができない。そこで、以下に略同じ反射率
で波長の異なる光を反射させることができる構成につい
て説明する。
【0040】図5は、反射防止膜7の屈折率と反射率の
波長依存性との関係を示す特性図である。同図から、反
射防止膜7の屈折率が2.0より大きい場合には反射率
の最小値が約6%以下と小さくなり、逆に2.0以下と
することで、反射率の最小値を約8%以上と大きくでき
ることがわかる。
【0041】また、反射防止膜7の屈折率が1.5より
小さくなると、着色の効果が生じなくなる。従って、反
射防止膜7の屈折率を1.5より大きく2.0以下とす
ることで、略同じ反射率で波長の異なる光を反射させる
ことができる。
【0042】例えば、図6は、反射防止膜7の屈折率
(n)を1.8とし、屈折率(n)と膜厚(d)との積
(nd)を150nm,300nm,450nm及び6
00nmと変化させたときの反射率の波長依存性を示す
特性図である。いずれの場合にも、可視光領域において
10%以上の反射率を得られることがわかる。
【0043】以上より、反射防止膜7の屈折率を1.5
より大きく2.0以下とすることで、可視光領域の光を
10%以上の反射率で反射させることができる。従っ
て、太陽電池3の裏面側に反射する光の光量を増加させ
ることができ、太陽電池での発電量を増加させることが
できる。従って、優れた発電効率を有し、且つデザイン
性の向上した太陽電池モジュールを提供することができ
る。
【0044】ところで、反射防止膜として一般に使用さ
れているTiO2,SiO2,MgF等の材料において
は、屈折率を2.0以下とすることは難しい。そこで、
ここでは反射防止膜7をプラズマCVD法により形成し
たSiNXから構成した。
【0045】表1に、プラズマCVD法によりSiNX
膜を形成する際の代表的な形成条件を示す。
【0046】
【表1】
【0047】表1に示す形成条件中、ガス流量比または
RFパワーを変化させてSiNX膜の組成比及び屈折率
を変化させた。
【0048】図7は、ガス流量比及びRFパワーを変化
させて形成したSiNX膜の屈折率を示す特性図であ
る。また、図8はSiNX膜の組成比(X)と屈折率
(n)との関係を示す特性図である。尚、図7中の数字
は、SiNX膜形成時のRFパワーの値である。
【0049】図7から、NH3に対するSiH4の流量比
を増やすほど、またRFパワーを小さくするほど、得ら
れたSiNX膜の屈折率が増加することがわかる。ま
た、図8から、SiNX中の組成比(X)を増やすほ
ど、屈折率が小さくなることがわかる。
【0050】ここで、注目すべきは、SiNX膜を形成
するにあたって、プラズマCVD法を用いることによ
り、2.0以下の屈折率が得られる点にある。即ち、S
iNX膜の形成に一般に用いられる熱CVD法によれ
ば、化学量論的組成を有するSi 34の屈折率(2.
0)以下の屈折率を得ることはできない。これに対し、
プラズマCVD法により形成されたSiNX膜によれ
ば、Xの値を1.1以上とすることで屈折率を2以下と
することができる。この理由は、プラズマCVD法によ
り形成されたSiNX膜においては膜中に約20原子%
〜30原子%程度の水素が含有され、アモルファス状態
であるために、2.0以下の屈折率が得られたものと推
察される。尚、Xの値が1.3以上のものをプラズマC
VD法で形成することはできなかった。
【0051】以上のように、プラズマCVD法を用い、
NH3に対するSiH4の流量比を少なく、或いはRFパ
ワーを大きくし、Xの値が1.1〜1.3の範囲にある
SiNX膜を形成することで、屈折率が2.0以下の反
射防止膜を得ることができた。
【0052】尚、以上の実施の形態においては、両面入
射型の太陽電池として単結晶シリコンからなるものにつ
いて説明したが、太陽電池を構成する材料はこれに限ら
ず、他の単結晶半導体や多結晶半導体、或いは非晶質半
導体、化合物半導体等他の半導体材料を用いても良い。
さらには、これらの材料を適宜組み合わせて用いても良
い。例えば、基板としてn型の単結晶シリコン基板を用
い、この基板の表面に真性のアモルファスシリコン層を
介してp型のアモルファスシリコン層を積層すると共
に、基板の裏面に真性のアモルファスシリコン層を介し
てn型のアモルファスシリコン層を積層して両面入射型
として太陽電池を用いることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、太
陽電池の裏面側に着色手段を有しているので、発電効率
を低下させることなくデザイン性の向上した太陽電池モ
ジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る太陽電池モジ
ュールの構成を示す構成図である。
【図2】TiO2膜の反射率の波長依存性を示す特性図
である。
【図3】光の波長と色との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態に係る太陽電池モジ
ュールの構成を示す断面図である。
【図5】反射防止膜の屈折率と反射率の波長依存性との
関係を示す特性図である。
【図6】屈折率(n)と膜厚(d)との積(nd)を変
化させたときの反射率の波長依存性を示す特性図であ
る。
【図7】ガス流量比及びRFパワーを変化させて形成し
たSiNX膜の屈折率を示す特性図である。
【図8】SiNX膜の組成比(X)と屈折率(n)との
関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1…表面部材、2…裏面部材、3…太陽電池、4…接続
部材、5…封止材、6…枠体、7…反射防止膜、13…
表面側反射防止膜、16…裏面側反射防止膜

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに透光性を有する表面部材と裏面部
    材との間に複数の太陽電池を封止してなる太陽電池モジ
    ュールにおいて、前記太陽電池の裏面側に着色手段を設
    けたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記着色手段は、着色された前記裏面部
    材からなることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モ
    ジュール。
  3. 【請求項3】 前記着色手段は、前記太陽電池と裏面部
    材との間に挿入された着色部材からなることを特徴とす
    る請求項1記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記着色手段は、前記裏面部材の裏面に
    設けられた着色部材からなることを特徴とする請求項1
    記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記着色手段は、前記太陽電池の裏面に
    形成された反射防止膜からなることを特徴とする請求項
    1記載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記着色手段は、前記裏面部材の表面に
    形成された反射防止膜からなることを特徴とする請求項
    1記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記反射防止膜の屈折率が1.5〜2の
    範囲であることを特徴とする請求項6記載の太陽電池モ
    ジュール。
  8. 【請求項8】 前記反射防止膜がSiNX(1.1≦X
    ≦1.3)からなることを特徴とする請求項7記載の太
    陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記SiNXがアモルファスであること
    を特徴とする請求項8記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記SiNXが水素を含有することを
    特徴とする請求項8又は9記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 前記SiNXがプラズマCVD法によ
    り形成されたことを特徴とする請求項8乃至10のいず
    れかに記載の太陽電池モジュール。
  12. 【請求項12】 前記太陽電池が、両面入射型の太陽電
    池であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか
    に記載の太陽電池モジュール。
  13. 【請求項13】 前記着色手段が、可視光に対して光透
    過性を有することを特徴とする請求項1乃至12のいず
    れかに記載の太陽電池モジュール。
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