JP2000298853A - トラッキングエラー信号検出装置 - Google Patents

トラッキングエラー信号検出装置

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JP2000298853A
JP2000298853A JP11103420A JP10342099A JP2000298853A JP 2000298853 A JP2000298853 A JP 2000298853A JP 11103420 A JP11103420 A JP 11103420A JP 10342099 A JP10342099 A JP 10342099A JP 2000298853 A JP2000298853 A JP 2000298853A
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signal
disk
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tracking error
balance
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JP11103420A
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Akira Sobashima
彰 傍島
Akira Matsubara
彰 松原
Yasuto Soma
康人 相馬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TE信号の直流成分の除去に対して、ディス
クの種類あるいはディスク上の領域によらず、バランス
調整手段の構成を複雑化することなく、広い調整範囲を
得ることができるとともに、十分な精度を得ることがで
きるトラッキングエラー信号検出装置を提供する。 【解決手段】 ディスク種類検出手段6により検出した
ディスクの種類に基づいて、ゲイン切替手段7によりバ
ランス調整手段5からの調整信号に対するゲインを切り
替え、そのゲイン切替手段7を介してバランス調整手段
5の出力をバランスアンプ2のバランス調整信号として
用いることにより、ディスクの種類毎に異なるTE変調
度に応じてバランスアンプ2の各ゲインを切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体であるコ
ンパクトディスクやミニディスクなどの光ディスクに対
して、情報を記録あるいは再生する光ディスク装置にお
けるトラッキングエラー信号検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクは、ディジタル情報化
時代のデジタル情報メディアとして実用化と普及が進ん
でおり、CD(Compact・Disc)、LD(L
aser・Disc)、MD(Mini・Disc)等
で知られているように現在不可欠なもとのなっている。
これらの光ディスク(以下、単にディスクと記す場合も
ある)に記録された情報信号を読みとるために、光ディ
スクに対してトラッキングサーボをかけてピックアップ
を追随させる。このトラッキングサーボに必要なトラッ
キングエラー信号の検出方式として、例えばプッシュプ
ル法がある。
【0003】このようなプッシュプル法について、その
概略を説明する。レーザーから出射された光は、ディス
ク上のピットまたは案内溝によって回折され、ディスク
の半径方向に2分割された受光素子に達する。受光素子
上の光強度分布は、ディスク上の光ビームスポットがち
ょうどトラックの中心にある場合には対称となるが、光
ビームスポットがトラック中心からずれると非対称とな
ることを利用し、2分割された受光素子の各領域からそ
れぞれ出力される信号に基づいて、それらの信号の差を
とることにより、トラッキングエラー信号を検出してい
る。
【0004】以上のようにトラッキングエラー信号を検
出する従来のトラッキングエラー信号検出装置の一例に
ついて、図面を参照しながら以下に説明する。図3はプ
ッシュプル法によりトラッキングエラー信号を検出する
従来のトラッキングエラー信号検出装置の構成を示すブ
ロック図である。図3において、1は光ピックアップ、
2は光ピックアップ1の2分割受光素子(図示せず)よ
り出力される2つの信号のバランスを変えるバランスア
ンプ、3はバランスアンプ2から出力される2つの信号
の差動加算を行う差動加算器、4は差動加算器3の出力
信号の振幅を正規化する正規化アンプ、5はバランスア
ンプ2における2つの信号のバランス量を調整するため
の制御信号を出力するバランス調整手段である。
【0005】以上のように構成されたトラッキングエラ
ー信号検出装置について、その動作を以下に説明する。
光ピックアップ1の2分割受光素子(図示せず)の出力
信号C、Dは、バランスアンプ2によって、それぞれK
倍および(2−K)倍された後、差動加算器3および正
規化アンプ4を介して、トラッキングエラー信号TE
(以後、TE信号と表記する)として出力される。
【0006】ここで、信号Cの直流成分をCdc、交流
成分をCac、信号Dの直流成分をDdc、交流成分を
Dacとすると、差動加算器3の出力TE’は、式
(1)で表される。
【0007】
【数1】 最後に、差動加算器3の出力信号TE’を正規化アンプ
4を介して振幅を正規化し、トラッキングエラー信号T
Eとして出力する。このトラッキングエラー信号TE
は、式(2)で表される。
【0008】
【数2】 式(2)の第1項は、トラッキングエラー信号TEの直
流成分であるが、トラッキングエラー信号TEに直流成
分が残存していると、式(3)に示すようなオフトラッ
クが発生してしまう。
【0009】
【数3】 そこでTE信号の直流成分を除去するために、信号C、
Dのそれぞれをバランスアンプ2によりK倍、(2−
K)倍した後に減算する。すなわち、式(4)に示すよ
うな演算を行う。
【0010】
【数4】 ここで、信号Cの直流成分をCdc、交流成分をCa
c、信号Dの直流成分をDdc、交流成分をDacとす
ると、出力信号TE’は、式(5)に示す値になるが、
【0011】
【数5】 TE信号としては、出力信号TE’の振幅を正規化して
出力するため、式(6)に示す値となる。
【0012】
【数6】 ここで、バランス調整値Kは、バランス調整手段5によ
り直流成分(K・Cdc−(2−K)・Ddc)が0と
なるように調整される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のトラッキングエラー信号検出装置では、ディ
スクの違い(再生専用または録再可能なディスク)や録
再可能なディスクにおける領域の違い(ピットまたはグ
ルーブ)、あるいはピット領域における検出方法の違い
(平均値検出または包絡線検出)によって、式(6)に
おいて、係数TGが異なるため、バランス調整量Kの変
化に対するTE信号の直流成分の変化量も変わり、結果
的に、TE信号の交流成分と直流成分の比(AC/DC
比:以後、TE変調度と表記する)が異なってしまう。
【0014】具体的には、再生専用のディスクの場合に
はTE変調度は約0.14、録再可能なディスクのピッ
ト領域におけるTE変調度は約0.19、録再可能なデ
ィスクのグルーブ領域におけるTE変調度は約0.38
である。なお、再生専用のディスクおよび録再可能なデ
ィスクのピット領域におけるTE変調度は、包絡線検波
を用いた場合にはそれぞれの約2倍となる。
【0015】たとえば、TE変調度の大きいディスクあ
るいはディスク上の領域において、トラッキングエラー
信号TEの直流成分を除去するためには、バランス調整
値Kの調整範囲を大きくとっておくこと、すなわちバラ
ンス調整手段5のダイナミックレンジを大きく取ってお
くことが必要となるという問題点を有していた。逆に、
TE変調度の小さいディスクあるいはディスク上の領域
においては、K値を少し変えるだけでTE信号の直流成
分が大きく変わってしまうため、いずれの場合に対して
も、扱うシステムにおけるバランス調整手段5として
は、広い調整範囲と高精度の両者が要求されてしまい、
回路の複雑化を招いてしまうという問題点を有してい
た。
【0016】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、TE信号の直流成分の除去に対して、ディスクの
種類あるいはディスク上の領域によらず、バランス調整
手段の構成を複雑化することなく、広い調整範囲を得る
ことができるとともに、十分な精度を得ることができる
トラッキングエラー信号検出装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のトラッキングエラー信号検出装置は、モー
ド検出手段により検出したディスクの種類あるいはディ
スク上の領域によるディスクモードに基づいて、ゲイン
切替手段によりバランス調整手段からの調整信号に対す
るゲインを切り替え、そのゲイン切替手段を介してバラ
ンス調整手段の出力をバランスアンプのバランス調整信
号として用いることにより、ディスクモード毎に異なる
TE変調度に応じてバランスアンプの各ゲインを切り替
えることを特徴とする。
【0018】以上により、TE信号の直流成分の除去に
対して、ディスクの種類あるいはディスク上の領域によ
らず、バランス調整手段の構成を複雑化することなく、
広い調整範囲を得ることができるとともに、十分な精度
を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のトラッ
キングエラー信号検出装置は、光ディスクからの反射光
を2分割受光素子により受光し、その各領域から再生信
号として再生した前記反射光に応じた2信号の一方にK
倍した信号と、残りの一方に(2−K)倍した信号とを
差動加算した後に、その振幅を正規化して、前記光ディ
スクに対するトラッキングサーボに必要なトラッキング
エラー信号を出力するトラッキングエラー信号検出装置
において、前記K倍および(2−K)倍する際に、前記
トラッキングエラー信号から直流成分を除去するための
バランス調整値Kを与えるバランス調整信号を出力する
バランス調整手段と、前記バランス調整手段からのバラ
ンス調整信号のゲインを切り替えるゲイン切替手段と、
前記光ディスクにおけるモードを検出し、そのディスク
モードに基づいて前記ゲイン切替手段による前記ゲイン
の切り替えを制御するモード検出手段とを備えた構成と
する。
【0020】請求項2に記載のトラッキングエラー信号
検出装置は、光ディスクからの反射光を受光し、その反
射光に応じて再生した信号に基づいて、前記光ディスク
に対するトラッキングサーボに必要なトラッキングエラ
ー信号を出力するトラッキングエラー信号検出装置にお
いて、前記光ディスクからの反射光を受光する2分割受
光素子を有し、前記反射光に応じた再生信号として、前
記2分割受光素子の各領域に対応させて2信号を出力す
る光ピックアップと、前記光ピックアップから出力され
た第1の信号をK倍するとともに、第2の信号を(2−
K)倍した信号を出力するバランスアンプと、前記バラ
ンスアンプからの2つの出力信号を差動加算する差動加
算器と、前記差動加算器からの出力信号の振幅を正規化
し、前記トラッキングエラー信号として出力する正規化
アンプと、前記バランスアンプに対して、前記トラッキ
ングエラー信号から直流成分を除去するバランス調整値
Kを有するバランス調整信号を供給するためのバランス
調整手段と、前記バランス調整手段から出力されるバラ
ンス調整信号のゲインを切り替えるゲイン切替手段と、
前記光ディスクにおけるモードを検出し、そのディスク
モードに基づいて前記ゲイン切替手段による前記ゲイン
の切り替えを制御するモード検出手段とを備え、前記バ
ランス調整手段からの出力信号を前記ゲイン切替手段を
介して前記バランスアンプのバランス調整信号として用
いる構成とする。
【0021】請求項3に記載のトラッキングエラー信号
検出装置は、請求項1または請求項2に記載のモード検
出手段を、再生専用の光ディスクと記録再生可能な光デ
ィスクのような用途の違いによる光ディスクの種類に基
づくディスクモードを検出するディスク種類検出手段と
した構成とする。請求項4に記載のトラッキングエラー
信号検出装置は、請求項1または請求項2に記載のモー
ド検出手段を、記録再生可能な光ディスクにおいて、ピ
ット領域とグルーブ領域のような光ディスク上の領域に
基づくディスクモードを検出するディスク領域検出手段
とした構成とする。
【0022】請求項5に記載のトラッキングエラー信号
検出装置は、請求項1または請求項2に記載のモード検
出手段を、再生専用の光ディスクと記録再生可能な光デ
ィスクのような用途の違いによる光ディスクの種類に基
づくディスクモードを検出するディスク種類検出手段
と、前記記録再生可能な光ディスクにおいて、ピット領
域とグルーブ領域のような光ディスク上の領域に基づく
ディスクモードを検出するディスク領域検出手段との双
方により、前記ディスクモードを検出するように構成す
る。
【0023】これらの構成によると、モード検出手段に
より検出したディスクの種類あるいはディスク上の領域
によるディスクモードに基づいて、ゲイン切替手段によ
りバランス調整手段からの調整信号に対するゲインを切
り替え、そのゲイン切替手段を介してバランス調整手段
の出力をバランスアンプのバランス調整信号として用い
ることにより、ディスクモード毎に異なるTE変調度に
応じてバランスアンプの各ゲインを切り替える。
【0024】以下、本発明の実施の形態を示すトラッキ
ングエラー信号検出装置について、図面を参照しながら
具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1のトラッ
キングエラー信号検出装置の構成を示すブロック図であ
り、本発明の請求項1および請求項2記載の構成におけ
るモード検出手段として、ディスク種類検出手段を採用
したものである。図1において、1は光ピックアップ、
2は光ピックアップ1の2分割受光素子(図示せず)よ
り出力される2つの再生信号のバランスを変えるバラン
スアンプ、3はバランスアンプ2から出力される2つの
信号の差動加算を行う差動加算器、4は差動加算器3の
出力信号の振幅を正規化する正規化アンプ、5はバラン
スアンプ2のバランス量を調整するためのバランス調整
値を有する調整信号を出力するバランス調整手段、6は
ディスクの種類を検出するディスク種類検出手段、7は
ディスク種類検出手段6の検出結果に応じて、バランス
調整手段5からの調整信号のゲインを切り替えるゲイン
切替手段であり、バランス調整手段5の出力を、ゲイン
切替手段7を介してバランスアンプ2のバランス調整端
子bに入力している。
【0025】以上のように構成されたトラッキングエラ
ー信号検出装置について、図1を用いてその動作を以下
に説明する。なお、1〜4までの数字を付記した構成要
素については、図3に示す従来例と同様のものであるの
で動作の説明は省略する。ディスク種類検出手段6は、
ディスクモードとして、装着されたディスクが、再生専
用のディスクであるか録音可能なディスクであるかのデ
ィスクの種類を検出し、TE変調度がTEROMPであ
る再生専用のディスクの場合は、ゲイン切替手段7をそ
のゲインとしてROMP倍となるように切替え、TE変
調度がTERAMPである録再可能なディスクの場合に
は、ゲイン切替手段7をそのゲインとしてRAMP倍と
なるように切り替える。
【0026】ここで、式(7)で示す関係となるように
設定すると、
【0027】
【数7】 ディスクの種類によらず、バランス調整手段5から出力
される調整信号のバランス調整値Kとオフトラック量の
関係が一定となり、いずれのディスクにおいても精度よ
くTE信号の直流除去が可能となる。以上のようにし
て、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TE
を生成するための2分割受光素子の各領域から再生信号
C、Dを出力する光ピックアップ1と、光ピックアップ
1から出力された第1の信号CをK倍し、第2の信号D
を(2−K)倍するバランスアンプ2と、バランスアン
プ2からの2つの出力信号を差動加算する差動加算器3
と、差動加算器3の出力信号の振幅を正規化(1/T
G)し、トラッキングエラー信号TEとして出力する正
規化アンプ4と、バランスアンプ2のバランス調整値K
を有する調整信号bを出力するためのバランス調整手段
5と、バランス調整手段5から出力される調整信号のゲ
インを切り替えるゲイン切替手段7と、再生専用のディ
スクと記録再生可能なディスクの違いを検出し、その検
出結果に応じてゲイン切替手段7におけるゲインの切替
えを制御するディスク種類検出手段6とを備え、バラン
ス調整手段5の出力信号をゲイン切替手段7を介してバ
ランスアンプ2のバランス調整信号bとして用いること
により、ディスクの種類毎に異なるTE変調度に応じ
て、バランスアンプ2の各信号に対するゲインを切り替
えることができる。
【0028】以上の結果、バランス調整手段の構成を複
雑化することなく、ディスクの種類によらず精度よくT
E信号の直流除去を実現することができる。 (実施の形態2)図2は本発明の実施の形態2のトラッ
キングエラー信号検出装置の構成を示すブロック図であ
り、本発明の請求項1および請求項2記載の構成におけ
るモード検出手段として、ディスク領域検出手段を採用
したものである。図2において、1は光ピックアップ、
2は光ピックアップ1の2分割受光素子(図示せず)よ
り出力される2つの再生信号のバランスを変えるバラン
スアンプ、3はバランスアンプ2から出力される2つの
信号の差動加算を行う差動加算器、4は差動加算器3の
出力信号の振幅を正規化する正規化アンプ、5はバラン
スアンプ2のバランス量を調整するためのバランス調整
値を有する調整信号を出力するバランス調整手段、8は
録再可能なディスクにおける領域を検出するディスク領
域検出手段、7はディスク領域検出手段8の検出結果に
応じて、バランス調整手段5からの調整信号のゲインを
切り替えるゲイン切替手段であり、バランス調整手段5
の出力を、ゲイン切替手段7を介してバランスアンプ2
のバランス調整端子bに入力している。
【0029】以上のように構成されたトラッキングエラ
ー信号検出装置について、図2を用いてその動作を以下
に説明する。なお、1〜5までの数字を付記した構成要
素については、図1に示す実施の形態1と同様のもので
あるので動作の説明は省略する。ディスク領域検出手段
8は、ディスクモードとして、対象とする領域がピット
領域であるかグルーブ領域であるかのディスク上の領域
を検出し、TE変調度がTERAMPであるピット領域
の場合は、ゲイン切替手段7をそのゲインとしてRAM
P倍となるように切替え、TE変調度がTERAMGで
あるグルーブ領域の場合には、ゲイン切替手段7をその
ゲインとしてRAMG倍となるように切り替える。
【0030】ここで、式(8)で示す関係となるように
設定すると、
【0031】
【数8】 ディスク上の領域によらず、バランス調整手段5から出
力される調整信号のバランス調整値Kとオフトラック量
の関係が一定となり、いずれのディスク領域においても
精度よくTE信号の直流除去が可能となる。以上のよう
にして、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号
TEを生成するための2分割受光素子の各領域からの再
生信号C、Dを出力する光ピックアップ1と、光ピック
アップ1から出力された第1の信号CをK倍し、第2の
信号Dを(2−K)倍するバランスアンプ2と、バラン
スアンプ2からの2つの出力信号を差動加算する差動加
算器3と、差動加算器3の出力信号の振幅を正規化(1
/TG)し、トラッキングエラー信号TEとして出力す
る正規化アンプ4と、バランスアンプ2のバランス調整
値Kを有する調整信号bを出力するためのバランス調整
手段5と、バランス調整手段5から出力される調整信号
のゲインを切り替えるゲイン切替手段7と、記録再生可
能なディスクにおいて、ピット領域とグルーブ領域の違
いを検出し、その検出結果に応じてゲイン切替手段7に
おけるゲインの切替えを制御するディスク領域検出手段
8とを備え、バランス調整手段5の出力信号をゲイン切
替手段7を介してバランスアンプ2のバランス調整信号
bとして用いることにより、ディスク上の領域毎に異な
るTE変調度に応じて、バランスアンプ2の各信号に対
するゲインを切り替えることができる。
【0032】以上の結果、バランス調整手段の構成を複
雑化することなく、ディスクの領域によらず精度よくT
E信号の直流除去を実現することができる。なお、実施
の形態1におけるディスク種類検出手段6と実施の形態
2におけるディスク領域検出手段8の検出結果を組み合
わせ、ディスクの種類が再生専用の場合にはゲイン切替
手段7のゲインがROMPとなるように切替え、ディス
クの種類が録再可能でピット領域の場合にはゲイン切替
手段7のゲインがRAMPとなるように切替え、ディス
クの種類が録再可能でグルーブ領域の場合にはゲイン切
替手段7のゲインがRAMGとなるように切替えること
で、すべての場合に対応することが可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モード検
出手段により検出したディスクの種類あるいはディスク
上の領域によるディスクモードに基づいて、ゲイン切替
手段によりバランス調整手段からの調整信号に対するゲ
インを切り替え、そのゲイン切替手段を介してバランス
調整手段の出力をバランスアンプのバランス調整信号と
して用いることにより、ディスクモード毎に異なるTE
変調度に応じてバランスアンプの各ゲインを切り替える
ことができる。
【0034】そのため、TE信号の直流成分の除去に対
して、ディスクの種類あるいはディスク上の領域によら
ず、バランス調整手段の構成を複雑化することなく、広
い調整範囲を得ることができるとともに、十分な精度を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のトラッキングエラー信
号検出装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2のトラッキングエラー信
号検出装置の構成を示すブロック図
【図3】従来のトラッキングエラー信号検出装置の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 バランスアンプ 3 差動加算器 4 正規化アンプ 5 バランス調整手段 6 ディスク種類検出手段 7 ゲイン切替手段 8 ディスク領域検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 康人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA13 AA26 BA01 CA02 CD03 CD06 CF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクからの反射光を2分割受光素
    子により受光し、その各領域から再生信号として再生し
    た前記反射光に応じた2信号の一方にK倍した信号と、
    残りの一方に(2−K)倍した信号とを差動加算した後
    に、その振幅を正規化して、前記光ディスクに対するト
    ラッキングサーボに必要なトラッキングエラー信号を出
    力するトラッキングエラー信号検出装置において、前記
    K倍および(2−K)倍する際に、前記トラッキングエ
    ラー信号から直流成分を除去するためのバランス調整値
    Kを与えるバランス調整信号を出力するバランス調整手
    段と、前記バランス調整手段からのバランス調整信号の
    ゲインを切り替えるゲイン切替手段と、前記光ディスク
    におけるモードを検出し、そのディスクモードに基づい
    て前記ゲイン切替手段による前記ゲインの切り替えを制
    御するモード検出手段とを備えたことを特徴とするトラ
    ッキングエラー信号検出装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクからの反射光を受光し、その
    反射光に応じて再生した信号に基づいて、前記光ディス
    クに対するトラッキングサーボに必要なトラッキングエ
    ラー信号を出力するトラッキングエラー信号検出装置に
    おいて、前記光ディスクからの反射光を受光する2分割
    受光素子を有し、前記反射光に応じた再生信号として、
    前記2分割受光素子の各領域に対応させて2信号を出力
    する光ピックアップと、前記光ピックアップから出力さ
    れた第1の信号をK倍するとともに、第2の信号を(2
    −K)倍した信号を出力するバランスアンプと、前記バ
    ランスアンプからの2つの出力信号を差動加算する差動
    加算器と、前記差動加算器からの出力信号の振幅を正規
    化し、前記トラッキングエラー信号として出力する正規
    化アンプと、前記バランスアンプに対して、前記トラッ
    キングエラー信号から直流成分を除去するバランス調整
    値Kを有するバランス調整信号を供給するためのバラン
    ス調整手段と、前記バランス調整手段から出力されるバ
    ランス調整信号のゲインを切り替えるゲイン切替手段
    と、前記光ディスクにおけるモードを検出し、そのディ
    スクモードに基づいて前記ゲイン切替手段による前記ゲ
    インの切り替えを制御するモード検出手段とを備え、前
    記バランス調整手段からの出力信号を前記ゲイン切替手
    段を介して前記バランスアンプのバランス調整信号とし
    て用いることを特徴としたトラッキングエラー信号検出
    装置。
  3. 【請求項3】 モード検出手段を、再生専用の光ディス
    クと記録再生可能な光ディスクのような用途の違いによ
    る光ディスクの種類に基づくディスクモードを検出する
    ディスク種類検出手段としたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のトラッキングエラー信号検出装
    置。
  4. 【請求項4】 モード検出手段を、記録再生可能な光デ
    ィスクにおいて、ピット領域とグルーブ領域のような光
    ディスク上の領域に基づくディスクモードを検出するデ
    ィスク領域検出手段としたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のトラッキングエラー信号検出装
    置。
  5. 【請求項5】 モード検出手段を、再生専用の光ディス
    クと記録再生可能な光ディスクのような用途の違いによ
    る光ディスクの種類に基づくディスクモードを検出する
    ディスク種類検出手段と、前記記録再生可能な光ディス
    クにおいて、ピット領域とグルーブ領域のような光ディ
    スク上の領域に基づくディスクモードを検出するディス
    ク領域検出手段との双方により、前記ディスクモードを
    検出するように構成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のトラッキングエラー信号検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005086147A1 (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Sony Corporation 光ディスク装置の光学ヘッド及びその光検出装置

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