JP2000298514A - プロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御装置

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JP2000298514A
JP2000298514A JP10532499A JP10532499A JP2000298514A JP 2000298514 A JP2000298514 A JP 2000298514A JP 10532499 A JP10532499 A JP 10532499A JP 10532499 A JP10532499 A JP 10532499A JP 2000298514 A JP2000298514 A JP 2000298514A
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JP
Japan
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closed loop
integrated
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JP10532499A
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English (en)
Inventor
Chie Sato
千恵 佐藤
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視されている情報に基づき制御を行うこと
が可能なプロセス制御装置を実現する。 【解決手段】 プロセス制御装置において、制御対象を
目標値に追従させる目標値追従制御手段と、制御対象の
閉ループ動作を安定させる閉ループ特性補償手段と、こ
の閉ループ特性補償手段で計算された操作量に基づきプ
ロセスの状態量である性状値を推定し目標値追従制御手
段及び閉ループ特性補償手段に帰還させる状態量推定手
段と、性状値を監視及び表示する監視手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス制御装置
に関し、特に監視機能と制御機能との統合が可能なプロ
セス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプロセス制御装置はプロセスの監
視のためにプラント機器やプロセスの状態量に関わる様
々な情報を適宜加工して表示すると共にオペレータは表
示された情報に基づき制御対象に対する操作量を推定し
て前記制御対象を操作する。
【0003】図9はこのような従来のプロセス制御装置
の一例を示す構成ブロック図である。図9において1は
制御対象、2は製品の性状値を推定する積算性状推定手
段、3は監視手段、100は操作量、101はプロセス
の状態量、102は制御量である。
【0004】オペレータによって操作される操作量10
0は制御対象1に入力され、制御対象1からのプロセス
の状態量101は監視手段3に接続されると共に積算性
状推定手段2に接続される。また、積算性状推定手段2
の出力は監視手段3に接続され、制御対象1からは制御
量102が出力される。
【0005】ここで、図9に示す従来例の動作を説明す
る。制御対象1から得られるプロセスの状態量101は
監視手段3において表示手段等により表示されると共に
そのプロセスの状態量101に基づき積算性状推定手段
2において推定された製品の積算性状値が表示される。
そして、オペレータは表示された各情報に基づき制御対
象1に対する操作量100を推定して前記制御対象1を
操作して必要な性状の制御量102を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現状では制御
機能と監視機能とは互いに独立しているため表示される
製品の性状値等の情報と制御対象1に供給する操作量1
00は互いに直接的な関係がないと言った問題点があっ
た。
【0007】例えば、監視手段3によって表示される製
品のプロセスの流量、温度、圧力及び組成等の状態量に
基づき得られた製品の性状値を変更する場合には、その
操作量100は原料のフィード流量であり、個々の情報
の関連付けはオペレータの経験や知識に基づいてなされ
ている。言い換えれば、監視されている情報に基づき直
接的に操作量が制御されるのではないと言った課題があ
った。従って本発明が解決しようとする課題は、監視さ
れている情報に基づき制御を行うことが可能なプロセス
制御装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、プロセ
ス制御装置において、制御対象を目標値に追従させる目
標値追従制御手段と、前記制御対象の閉ループ動作を安
定させる閉ループ特性補償手段と、この閉ループ特性補
償手段で計算された操作量に基づきプロセスの状態量で
ある性状値を推定し前記目標値追従制御手段及び前記閉
ループ特性補償手段に帰還させる状態量推定手段と、前
記性状値を監視及び表示する監視手段とを備えたことに
より、監視されている情報に基づき制御を行うことが可
能になる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であるプロセス制御装置において、前記状態量推定手
段が、前記閉ループ特性補償手段で計算された操作量に
基づき瞬時性状値を推定し前記閉ループ特性補償手段に
前記瞬時性状値を帰還する瞬時性状推定手段と、この瞬
時性状推定手段の出力に基づき積算性状値を推定し前記
目標値追従制御手段及び前記閉ループ特性補償手段に前
記積算性状値を帰還する積算性状推定手段とから構成さ
れることにより、監視されている情報に基づき制御を行
うことが可能になる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明であるプロセス制御装置において、前記状態量推定手
段が、前記制御対象から計測された瞬時性状値及び前記
閉ループ特性補償手段で計算された操作量に基づき積算
性状値を推定し前記目標値追従制御手段及び前記閉ルー
プ特性補償手段に前記積算性状値を帰還すると共に前記
瞬時性状値を前記閉ループ特性補償手段に帰還する積算
性状推定手段とから構成されることにより、監視されて
いる情報に基づき制御を行うことが可能になる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明であるプロセス制御装置において、前記状態量推定手
段が、前記制御対象から計測された瞬時性状値及び前記
閉ループ特性補償手段で計算された操作量に基づき積算
性状値を推定し前記目標値追従制御手段及び前記閉ルー
プ特性補償手段に前記積算性状値を帰還する積算性状推
定手段とから構成されることにより、監視されている情
報に基づき制御を行うことが可能になる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求
項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前記
監視手段において前記目標値に移動する前記瞬時性状値
若しくは前記積算性状値を移動させながら表示させるこ
とにより、性状値の変化を直感的に把握することが可能
になる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求
項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前記
監視手段において前記目標値に移動する前記瞬時性状値
若しくは前記積算性状値の移動軌跡を表示させることに
より、性状値の変化の過程が明確になる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求
項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前記
監視手段において前記目標値を点滅表示させることによ
り、設定された目標値を直感的に把握することが可能に
なる。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項2乃至請求
項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前記
監視手段において前記目標値の表示色を変化させること
により、設定された目標値を直感的に把握することが可
能になる。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項2乃至請求
項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前記
監視手段において前記目標値に前記瞬時性状値及び前記
積算性状値が追従した時点で前記目標値の点滅を停止
し、若しくは、点滅速度を変更することにより、目標値
への追従完了を直感的に把握することが可能になる。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項2乃至請
求項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前
記監視手段において前記目標値に前記瞬時性状値及び前
記積算性状値が追従した時点で前記目標値の表示色を変
更することにより、目標値への追従完了を直感的に把握
することが可能になる。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項2乃至請
求項4記載の発明であるプロセス制御装置において、前
記目標値追従制御手段が、前記目標値として設定された
製品名を予め対応させた性状値に変換処理することによ
り、直感的に生産する製品の設定変更をすることが可能
になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係るプロセス制御装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。図1において1は図
9と同一符号を付してあり、4は目標値追従制御手段、
5は閉ループ特性補償手段、6は瞬時性状推定手段、7
は積算性状推定手段、8は監視手段、103は目標値、
104は目標値追従制御手段4の出力値、105は制御
対象1に入力される操作量、106は製品出力、107
は瞬時性状値、108は積算性状値である。また、6及
び7は状態量推定手段50を構成している。
【0020】オペレータによって設定される目標値10
3は目標値追従制御手段4の一方の入力及び監視手段8
の第1の入力に接続され、目標値追従制御手段4の出力
値104は閉ループ特性補償手段5の第1の入力に接続
される。
【0021】閉ループ特性補償手段5の出力である操作
量105は制御対象1及び瞬時性状推定手段6に接続さ
れ、瞬時性状推定手段6の出力である瞬時性状値107
は閉ループ特性補償手段5の第2の入力、積算性状推定
手段7及び監視手段8の第2の入力に接続される。
【0022】また、積算性状推定手段7の出力である積
算性状値108は目標値追従制御手段4の他方の入力、
閉ループ特性補償手段5の第3の入力及び監視手段8の
第3の入力に接続され、制御対象1からは製品出力10
6が出力される。
【0023】ここで、図1に示す実施例の動作を図2、
図3、図4及び図5を用いて説明する。図2、図4及び
図5は監視手段8の表示手段における表示画面の一例を
示す説明図、図3は実施例の動作を説明する説明図であ
る。
【0024】監視手段8はプラントの機器やプロセスの
状態量に関わる様々な情報を適宜加工して表示手段(図
示せず。)に表示する。様々な情報としてはプロセスの
各種フィード流量、反応炉の温度、圧力及び濃度等のプ
ロセスの状態量や、組成及び除熱量等のプロセス状態量
を加工した値や、密度及びメルトインデクッス等のプロ
セスの状態量から計算された製品の性状に関する値があ
る。
【0025】例えば、図2は監視手段8の表示手段にお
ける表示の一例であり、横軸に生産する製品性状のメル
トインデックス、縦軸に製品性状の密度を取ったグラフ
である。
【0026】図2において制御対象1で生産可能な製品
の取り得る範囲は図2中”A001”に示し、図2中”
PS01”、”PS02”、”SP03”及び”PS0
4”は生産されている主な製品の性状値を示している。
また、図2中”MD01”は瞬時性状推定手段6で推定
された瞬時性状値107であり、図2中”ID01”は
積算性状推定手段7で推定された積算性状値108であ
る。
【0027】図2において瞬時性状値”MD01”及び
積算性状値”ID01”は図2中”PS02”に示す製
品の性状値に一致しており、今現在図2中”PS02”
に示す製品が生産されていることを示している。
【0028】オペレータは監視手段8の表示された図2
に示すような表示画面を確認しながら生産したい製品を
生産する。
【0029】ここで、図3中”S001”に示すように
目標値追従制御手段4に目標値103が設定されると共
に図3中”S006”に示すように監視手段8には目標
値が表示される。
【0030】次に、目標値追従制御手段4は図3中”S
002”に示すように設定された目標値に追従させるた
めの出力値104を計算して閉ループ特性補償手段5に
出力し、閉ループ特性補償手段5は制御対象1に入力す
る操作量105を計算して出力する。また、図3中”S
003”に示すように操作量105が制御対象1に入力
されることにより出力製品106の性状が変化する。
【0031】一方、図3中”S004”において瞬時性
状推定手段6は操作量105に基づき瞬時性状値107
を推定し、図3中”S005”において積算性状推定手
段7は瞬時性状値107に基づき積算性状値108を推
定する。
【0032】瞬時性状推定手段6及び積算性状推定手段
7で推定された瞬時性状値107及び積算性状値108
は図3中”S006”に示すように監視手段8に表示さ
れる。
【0033】また、推定された瞬時性状値107及び積
算性状値108は閉ループ特性補償手段5に帰還されて
制御対象1に入力する操作量105の値が補償され、推
定された積算性状値108は目標値追従制御手段4に帰
還されて設定された目標値103の差分に基づき出力値
104が補正されて、生産される製品が設定した目標値
に追従して行くことになる。
【0034】すなわち、監視手段3によって表示される
製品のプロセスの流量、温度、圧力及び組成等の状態量
に基づき得られた製品の性状値を変更する場合には、目
標値を変更したい製品の性状値に設定することにより、
原料のフィード流量等の操作量を考慮することなく制御
対象1を制御することができる。言い換えれば、監視さ
れている情報に基づき直接的に操作量を制御することが
可能になり、監視機能と制御機能との統合がなされる。
【0035】例えば、図2に示す状態からオペレータが
図2中”PS04”に示す製品の性状値(メルトインデ
ックスと密度)を目標値103として設定すると、図4
中”MD11”に示す瞬時性状値は目標値である図4
中”PS04”に示す製品の性状値に向かって移動を開
始すると共に図4中”ID11”に示す積算性状値は目
標値である図4中”PS04”に示す製品の性状値に向
かって瞬時性状値に遅れながら移動する。
【0036】そして、図5に示すように瞬時性状値”M
D21”及び積算性状値”ID21”が図5中”PS0
4”に示す製品の性状値に一致した時点で図5中”PS
04”に示す製品に生産の切り換えが変更完了しとこと
が確認される。この場合、オペレータは性状値の変化を
直感的に把握することが可能になる。
【0037】この結果、制御対象1を目標値に追従させ
る目標値追従制御手段4及び制御対象1の閉ループ動作
を安定させる閉ループ特性補償手段5を設けると共に、
閉ループ特性補償手段5で計算された操作量に基づきプ
ロセスの状態量である性状値を推定する状態量推定手段
50の出力を目標値追従制御手段4及び閉ループ特性補
償手段5に帰還させることにより、監視されている情報
に基づき制御を行うことが可能になる。
【0038】また、図6は本発明に係るプロセス制御装
置の他の実施例を示す構成ブロック図である。図6にお
いて1,4,5,103,104,105,106及び
108は図1と同一符号を付してあり、7aは積算性状
推定手段、8aは監視手段、109は制御対象1で計測
された瞬時性状値である。また、7aは状態量推定手段
50aを構成している。
【0039】オペレータによって設定される目標値10
3は目標値追従制御手段4の一方の入力及び監視手段8
aの第1の入力に接続され、目標値追従制御手段4の出
力値104は閉ループ特性補償手段5の第1の入力に接
続される。
【0040】閉ループ特性補償手段5の出力である操作
量105は制御対象1及び積算性状推定手段7aの一方
の入力に接続され、制御対象1で計測された瞬時性状値
109は閉ループ特性補償手段5の第2の入力、積算性
状推定手段7aの他方の入力及び監視手段8aの第2の
入力に接続される。
【0041】また、積算性状推定手段7aの出力である
積算性状値108は目標値追従制御手段4の他方の入
力、閉ループ特性補償手段5の第3の入力及び監視手段
8aの第3の入力に接続され、制御対象1からは製品出
力106が出力される。
【0042】ここで、図6に示す実施例の動作を説明す
る。但し、図1に示す実施例と同様の部分に関しては説
明は省略する。積算性状推定手段7aは制御対象1で実
際に計測された瞬時性状値109及び操作量105に基
づき積算性状値108を推定してその値を目標値追従制
御手段4及び閉ループ特性補償手段5に帰還し、また、
瞬時性状値109を閉ループ特性補償手段5に帰還する
ことにより、生産される製品が設定した目標値に追従し
て行くことになる。
【0043】また、図7は本発明に係るプロセス制御装
置の他の実施例を示す構成ブロック図である。図6にお
いて1,4,5,7a,50a,103,104,10
5,106,108及び109は図6と同一符号を付し
てあり、8bは監視手段である。
【0044】オペレータによって設定される目標値10
3は目標値追従制御手段4の一方の入力及び監視手段8
bの第1の入力に接続され、目標値追従制御手段4の出
力値104は閉ループ特性補償手段5の一方の入力に接
続される。
【0045】閉ループ特性補償手段5の出力である操作
量105は制御対象1及び積算性状推定手段7aの一方
の入力に接続され、制御対象1で計測された瞬時性状値
109は積算性状推定手段7aの他方の入力及び監視手
段8bの第2の入力に接続される。
【0046】また、積算性状推定手段7aの出力である
積算性状値108は目標値追従制御手段4の他方の入
力、閉ループ特性補償手段5の他方の入力及び監視手段
8aの第3の入力に接続され、制御対象1からは製品出
力106が出力される。
【0047】ここで、図7に示す実施例の動作を説明す
る。但し、図1に示す実施例と同様の部分に関しては説
明は省略する。積算性状推定手段7aは制御対象1で実
際に計測された瞬時性状値109及び操作量105に基
づき積算性状値108を推定してその値を目標値追従制
御手段4及び閉ループ特性補償手段5に帰還することに
より、生産される製品が設定した目標値に追従して行く
ことになる。
【0048】なお、図4及び図5の説明に際して目標値
を特に表示していなかったが、製品名等として表示手段
上に表示すれば良い。また、設定された目標値である図
4中”PS04”に示す”×”を点滅させたり、その表
示色を変更することにより目標値を明示しても構わな
い。さらに、追従が完了した時点で図5中”PS04”
に示す”×”の点滅を停止したり、点滅速度の変更、若
しくは、表示色の更なる変更により追従完了を明示して
も構わない。この場合には、設定された目標値及び追従
完了を直感的に把握することが可能になる。
【0049】また、図4の説明に際しては図4中”MD
11”及び”ID11”に示す瞬時性状値及び積算性状
値を単純に移動させながら表示していたが、履歴表示を
付加して表示しても構わない。
【0050】例えば、図8は監視手段8の表示手段にお
ける表示画面の一例を示す説明図であり、図8中”MD
31”に示すように表示した瞬時性状値の表示を消さず
に残存させて表示させることにより、言い換えれば、瞬
時性状値の移動の軌跡を表示させることにより瞬時性状
値の変化の過程が明確になる。また、瞬時性状値のみな
らず積算性状値に関しても履歴表示を付加しても構わな
い。
【0051】また、目標値追従制御手段4の入力である
目標値は図4中”PS04”に示すような製品の性状値
(メルトインデックスと密度)であったが、直接製品名
を目標値追従制御手段4に入力して目標値追従制御手段
4で製品名に予め対応させた性状値に変換処理を行って
も構わない。この場合には、直感的に生産する製品の設
定変更をすることが可能になる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1乃至請
求項4の発明によれば、制御対象を目標値に追従させる
目標値追従制御手段及び制御対象の閉ループ動作を安定
させる閉ループ特性補償手段を設けると共に、閉ループ
特性補償手段で計算された操作量に基づきプロセスの状
態量である性状値を推定する状態量推定手段の出力を目
標値追従制御手段及び閉ループ特性補償手段に帰還させ
ることにより、監視されている情報に基づき制御を行う
ことが可能になる。
【0053】また、請求項5及び請求項6の発明によれ
ば、設定された目標値を点滅させたり、その表示色を変
更することにより、設定された目標値を直感的に把握す
ることが可能になる。
【0054】また、請求項7及び請求項8の発明によれ
ば、目標値への追従が完了した時点で点滅を停止した
り、点滅速度の変更、若しくは、表示色の更なる変更に
より、目標値への追従完了を直感的に把握することが可
能になる。
【0055】また、請求項9及び請求項10の発明によ
れば、表示した性状値の表示を消さずに残存させて表示
させることにより、言い換えれば、性状値の移動の軌跡
を表示させることにより性状値の変化の過程が明確にな
る。
【0056】また、請求項11の発明によれば、目標値
として設定された製品名を予め対応させた性状値に変換
処理することにより、直感的に生産する製品の設定変更
をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセス制御装置の一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図2】監視手段の表示手段における表示画面の一例を
示す説明図である。
【図3】実施例の動作を説明する説明図である。
【図4】監視手段の表示手段における表示画面の一例を
示す説明図である。
【図5】監視手段の表示手段における表示画面の一例を
示す説明図である。
【図6】本発明に係るプロセス制御装置の他の実施例を
示す構成ブロック図である。
【図7】本発明に係るプロセス制御装置の他の実施例を
示す構成ブロック図である。
【図8】監視手段の表示手段における表示画面の一例を
示す説明図である。
【図9】従来のプロセス制御装置の一例を示す構成ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 制御対象 2 積算性状推定手段 3,8,8a,8b 監視手段 4 目標値追従制御手段 5 閉ループ特性補償手段 6 瞬時性状推定手段 7,7a 積算性状推定手段 50,50a 状態量推定手段 100,105 操作量 101 状態量 102,106 製品出力 103 目標値 104 出力値 107,109 瞬時性状値 108 積算性状値

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセス制御装置において、 制御対象を目標値に追従させる目標値追従制御手段と、 前記制御対象の閉ループ動作を安定させる閉ループ特性
    補償手段と、 この閉ループ特性補償手段で計算された操作量に基づき
    プロセスの状態量である性状値を推定し前記目標値追従
    制御手段及び前記閉ループ特性補償手段に帰還させる状
    態量推定手段と、 前記性状値を監視及び表示する監視手段とを備えたこと
    を特徴とするプロセス制御装置。
  2. 【請求項2】前記状態量推定手段が、 前記閉ループ特性補償手段で計算された操作量に基づき
    瞬時性状値を推定し前記閉ループ特性補償手段に前記瞬
    時性状値を帰還する瞬時性状推定手段と、 この瞬時性状推定手段の出力に基づき積算性状値を推定
    し前記目標値追従制御手段及び前記閉ループ特性補償手
    段に前記積算性状値を帰還する積算性状推定手段とから
    構成されることを特徴とする請求項1記載のプロセス制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記状態量推定手段が、 前記制御対象から計測された瞬時性状値及び前記閉ルー
    プ特性補償手段で計算された操作量に基づき積算性状値
    を推定し前記目標値追従制御手段及び前記閉ループ特性
    補償手段に前記積算性状値を帰還すると共に前記瞬時性
    状値を前記閉ループ特性補償手段に帰還する積算性状推
    定手段とから構成されることを特徴とする請求項1記載
    のプロセス制御装置。
  4. 【請求項4】前記状態量推定手段が、 前記制御対象から計測された瞬時性状値及び前記閉ルー
    プ特性補償手段で計算された操作量に基づき積算性状値
    を推定し前記目標値追従制御手段及び前記閉ループ特性
    補償手段に前記積算性状値を帰還する積算性状推定手段
    とから構成されることを特徴とする請求項1記載のプロ
    セス制御装置。
  5. 【請求項5】前記監視手段において前記目標値に移動す
    る前記瞬時性状値若しくは前記積算性状値を移動させな
    がら表示させることを特徴とする請求項2乃至請求項4
    載のプロセス制御装置。
  6. 【請求項6】前記監視手段において前記目標値に移動す
    る前記瞬時性状値若しくは前記積算性状値の移動軌跡を
    表示させることを特徴とする請求項2乃至請求項4載の
    プロセス制御装置。
  7. 【請求項7】前記監視手段において前記目標値を点滅表
    示させることを特徴とする請求項2乃至請求項4載のプ
    ロセス制御装置。
  8. 【請求項8】前記監視手段において前記目標値の表示色
    を変化させることを特徴とする請求項2乃至請求項4載
    のプロセス制御装置。
  9. 【請求項9】前記監視手段において前記目標値に前記瞬
    時性状値及び前記積算性状値が追従した時点で前記目標
    値の点滅を停止し、若しくは、点滅速度を変更すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4載のプロセス制御装
    置。
  10. 【請求項10】前記監視手段において前記目標値に前記
    瞬時性状値及び前記積算性状値が追従した時点で前記目
    標値の表示色を変更することを特徴とする請求項2乃至
    請求項4載のプロセス制御装置。
  11. 【請求項11】前記目標値追従制御手段が、 前記目標値として設定された製品名を予め対応させた性
    状値に変換処理することを特徴とする請求項2乃至請求
    項4載のプロセス制御装置。
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