JP2000297989A - 熱風循環式加熱炉及び、これを用いたナトリウム−硫黄単電池の検査方法 - Google Patents

熱風循環式加熱炉及び、これを用いたナトリウム−硫黄単電池の検査方法

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JP2000297989A
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Tetsuji Takagi
哲二 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱室の内部容積が大きい場合でも迅速な昇
温・加熱が可能であって、かつ、多数の被加熱体の各被
加熱体間の温度分布、及び各被加熱体の部分間の温度分
布が小さい状態で昇温・加熱ができる熱風循環炉を提供
する。 【解決手段】 ヒータ5、ファン6、ヒータ5及びファ
ン6が設置された熱媒加温室2、被加熱体を投入するた
めの加熱室3及び、熱媒加温室2と加熱室3とを連通
し、かつ、加熱室3の一面と一致する形状に開口してい
るダクト4を備えた熱風循環式の加熱炉1である。ダク
ト4の内部を複数の流路に区分し、かつ、複数の流路の
加熱室側開口部4bにハニカム構造の整流板11を配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、被加熱体を投入
した容体内に熱風を連続的に送気することにより被加熱
体を昇温し、加熱する、熱風循環式の加熱炉(以下、
「熱風循環炉」という。)に関し、詳しくは容体内の被
加熱体を迅速、かつ、均一に昇温し、加熱し得る熱風循
環炉に関する。
【0002】
【従来の技術】 熱風循環炉は、例えば図2に示すよう
に、炉内を熱媒加温室22と加熱室23とに区分し、両
室の間を末広がりのダクト24により連通してなるもの
である。熱媒加温室22内には熱媒となる空気を加温す
るためのヒータ25と、シャフト27により図示されな
い炉外のモータに接続された熱媒循環用のファン26と
が設置されている。また、加熱室23の底面側はグレー
チング(簀の子状)の炉床28、炉床下部の空間30、
循環配管29を介して熱媒加温室22と連通している。
【0003】 ヒータ25で加温された空気がファン2
6の回転によってダクト24から加熱室23内に熱風と
して送気される。当該熱風は加熱室23内を加熱した
後、炉床28、炉床下部の空間30、循環配管29を通
過して熱媒加温室22に回収され、循環配管29末端に
設置されたヒータ25により再び加温され、ファン26
により加熱室23内に送気される。この工程が繰り返さ
れることにより、加熱室23内には高温の熱風が連続的
に送気されることになる。
【0004】 上述のような熱風循環炉によれば、ヒー
タからの熱伝導、熱放射のみによって加熱する加熱炉に
比して、より迅速、かつ、均一に加熱室内ひいては被加
熱体を昇温し、加熱することが可能となる。従って、例
えば液晶の加熱処理をはじめとする広範な用途に使用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
のような従来の熱風循環炉は加熱室の内部容積が比較的
小さい場合には良好に機能するものの、加熱室の内部容
積が大きくなると加熱室の昇温に時間がかかり、加熱室
内における温度分布が生じ易かった。即ち、従来の熱風
循環炉では、大型の被加熱体の加熱や、多数の被加熱体
の同時加熱を行うことが困難であるという問題点があっ
た。
【0006】 例えば高温2次電池であるナトリウム−
硫黄単電池(以下、「単電池」という。)は、熱風循環
炉内で所定の温度まで昇温して単電池を作動させ、単電
池の特性に異常がないことを確認する検査(以下、「単
電池検査」という。)が行われている。当該検査におい
ては、多数の単電池を効率よく検査するため一度に熱風
循環炉に投入する単電池数を増加させる必要があり、ま
た、実用化が進むにつれ単電池が大型化してきたため、
熱風循環炉の内部容積を大きくする必要があった。
【0007】 しかしながら、従前の熱風循環炉では内
部容積を大きくした場合、検査温度に達するまでの時間
が長くなり、却って効率化を図ることができなかった。
昇温時間の短縮は、ヒータ能力、熱風送気量その他、熱
効率を増加させることにより解決することも可能だが、
昇温時間が短縮された場合でも、加熱室内を均一に昇温
し、加熱することは困難であった。加熱室内に温度分布
が生じた場合、多数の単電池を加熱室内に投入する単電
池検査においては、以下に掲げるような問題点を生じて
いた。
【0008】 第1には、各単電池毎に加熱の程度が異
なり、全ての単電池が所定の検査温度に達するまでの時
間に分布が生ずるため、検査全体の時間が長くなるとい
う問題点があった。即ち、単電池検査においては、加熱
室内の全ての単電池が所定の検査温度に達しなければ検
査を開始できないためである。
【0009】 第2には、一の単電池においてもその部
分毎(例えば、単電池の上部と下部、右側と左側等)に
加熱の程度が異なるため、単電池が正常に機能せず、極
端な場合には故障につながることもあるという問題点が
あった。即ち、ナトリウム−硫黄単電池は、検査温度に
達した時点のみならず、昇温過程においても単電池の各
部分の温度を均一としなければ、活物質の硫黄の溶解状
態、硫黄を含浸したグラファイトマットの復元状態等に
部分的なバラツキを生じ、例えば内部抵抗が標準より高
くなる等、電池として正常に機能しなくなるからであ
る。
【0010】 本発明は、このような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、加熱室の内部容積が大きい場合でも迅速な昇温・加
熱が可能であって、かつ、多数の被加熱体の各被加熱体
間の温度分布、及び各被加熱体の部分間の温度分布が小
さい状態で昇温・加熱ができる熱風循環炉を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明者らが鋭意検討
した結果、熱風循環炉のダクト構造を改良し、加熱室内
に送気される熱風の風量及び方向を均一化することによ
り、上述の課題を解決できることに想到して本発明を完
成した。
【0012】 即ち、熱媒たる空気を加温して熱風とす
るためのヒータと、前記熱風を送気するためのファン
と、前記ヒータ及びファンが設置された熱媒加温室と、
被加熱体を投入するための加熱室と、熱媒加温室と加熱
室とを連通し、かつ、加熱室の一面と一致する形状に開
口しているダクトと、を備えた熱風循環式の加熱炉であ
って、前記ダクトの内部を複数の流路に区分し、かつ、
当該複数の流路の加熱室側開口部にハニカム構造の整流
板を配置したことを特徴とする熱風循環式加熱炉が提供
される。
【0013】 本発明の熱風循環炉においては、ダクト
内部に形成された複数の流路の各々に、風量調節の機構
を設けることが好ましく、ダクトが加熱室の上面若しく
は底面と一致する形状に開口していることが好ましい。
【0014】 また、本発明によれば、複数のナトリウ
ム−硫黄単電池を一の加熱炉内に投入し、電池作動温度
まで昇温し、各単電池の電池特性を検査するナトリウム
−硫黄単電池の検査方法であって、加熱炉として、前記
の熱風循環式加熱炉を用いることを特徴とするナトリウ
ム−硫黄単電池の検査方法が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】 本発明の熱風循環炉は、ダクト
の内部を複数の流路に区分し、かつ、当該複数の流路の
加熱室側開口部にハニカム構造の整流板を配置したこと
を特徴とする。このような構成によれば、加熱室の内部
容積が大きい場合でも迅速に、かつ、温度分布が小さい
状態で被加熱体を昇温・加熱することが可能となる。以
下、詳細に説明する。
【0016】 本発明の熱風循環炉の第1の特徴点は、
熱媒加温室と加熱室とを連通するダクトの内部を複数の
流路に区分したことにある。ダクト内部を区分すること
により、熱風の流路が細分化されるため、加熱室内の各
所に均一な風量の熱風が送気されるからである。一方、
ダクトが区分されていない場合には、ダクト内に圧力分
布が生じ、ひいては送気される熱風量にバラツキを生じ
てしまう。
【0017】 ダクトは、各流路から送気される熱風の
風量が均一となるように、実質的に均一に区分されてい
ることが好ましい。従って、その形状は特に限定されな
いが、ダクト内部の構造が複雑化することを防止するた
め、複数の平板により格子状に区分することが好まし
い。
【0018】 流路の数が多いほど加熱室内の各部分に
おける熱風の風量を精密に制御できるが、多すぎればダ
クトの構造が複雑化する。一方、流路の数が少ないほど
ダクト構造は簡素化できるが、少なすぎればダクトを区
分した効果が得られない。従って、流路の数について
は、ダクトの大きさ、加熱室の大きさ、被加熱体の大き
さ等に応じて適宜決定すべきである。
【0019】 ダクト内部に形成された複数の流路の各
々には、風量調節の機構を設けることが好ましい。この
ような機構を設けることで、各流路から送気される熱風
の風量を更に均一化することが可能となる。風量調節の
機構としては、例えばダンパー、流量調整弁等が考えら
れるが、可変の抵抗調整板を用いることが好ましい。
【0020】 可変の抵抗調整板とは、例えば図6に示
すように、開口部42a,43aを有する2枚の板状体
42,43を重ね合わせ、開口部42a,43aをずら
すことにより開口面積を調節し、風量を可変的に調整す
る部材41をいう。当該抵抗調整板は、ダクト内部の各
流路における熱媒加温室側開口部、流路内部、或いは加
熱室側開口部等に配設することができるが、加熱室側に
より均一に熱風を送気するためには熱媒加温室側開口部
に配設することが好ましい。
【0021】 本発明の熱風循環炉においては、ダクト
は、加熱室の一面と一致する形状に開口していることを
要する。加熱室の一面のうち、一部にのみ開口している
構造とすると、加熱室内の開口部近傍とその他の部分で
熱風の風量に分布を生じ被加熱体を均一に加熱すること
ができなくなるからである。
【0022】 通常、ダクトが加熱室の一面と一致する
形状に開口している限りにおいて、加熱室のいずれの面
(例えば直方体状の加熱室であれば、上面、底面、及び
4つの側面)に開口していてもよいが、単電池のような
筒状体を加熱室内に複数配置して昇温・加熱する場合に
は、加熱室の上面若しくは底面に開口していることが好
ましい。
【0023】 例えば側面にダクトが開口している場合
には、ダクト近傍の筒状体のみに熱風が送気されるため
各筒状体を均一に加熱できず、或いは筒状体のダクト近
傍の部分のみが加熱されるため筒状体の各部分を均一に
加熱できないからである。一方、ダクトが上面若しくは
底面に開口していれば、熱風は各筒状体に均一に送気さ
れ、また、熱風が筒状体の側面に沿って筒状体上部から
下部にまで至るため筒状体の各部分を均一に加熱するこ
とが可能となる。
【0024】 既述のように、ダクト内を複数の流路に
区分することは、加熱室内の各所に送気される熱風の風
量を均一化できる点において有利である。また、ダクト
を末広がりとし、熱媒加温室側開口面積を小さくするこ
とにより、より圧力の高い状態で各流路に熱風を分配で
きるため、各流路から送気される熱風量が更に均一化で
きる。しかしながら、末広がり構造のダクトにおいて
は、ダクト内を複数の流路に区分するのみでは、熱風は
放射状に送気されてしまい、加熱室内の加熱の程度が不
均一となる場合も生じ得る。
【0025】 そこで、本発明の熱風循環炉において
は、ダクト内を区分する複数の流路の加熱室側開口部に
ハニカム構造の整流板を配置した。これが、本発明の第
2の特徴点である。このような構造とすることにより、
加熱室内における熱風の風量のみならず、その送気方向
をも均一化することが可能となる。
【0026】 本発明における整流板とは、加熱室内に
送気される熱風の方向を均一化するための部材であっ
て、厚み方向に貫通孔が形成されたハニカム構造(蜂の
巣状に多数の平行な貫通孔が形成された構造)の板状体
を用いる。当該整流板を、ダクトの各流路を閉塞するよ
うに配置することにより、熱風は必ず整流板を透過し、
その送気方向はハニカムの貫通孔方向に均一化される。
【0027】 従って、ダクトが、熱媒加温室側から加
熱室側に開放されるように末広がりに構成されている場
合でも、熱風はダクトの加熱室側開口面と直交する方向
に送気され、放射状に送気されることはない。例えば、
ダクトが加熱室の上面に開口している場合であれば、全
ての流路から熱風が加熱室底面と直交するように下向き
にのみ送気される。
【0028】 なお、整流板の厚みがあまりに薄ければ
上述のような熱風の送気方向を均一化する効果を得るこ
とができない。単位面積当たりの風量(風速)、整流板
における圧力損失(ハニカムの貫通孔面積)等の条件に
より異なるが、通常は50〜100mm程度の厚みがあ
ることが好ましい。
【0029】 本発明の熱風循環炉は、種々の被加熱体
を迅速、かつ、均一に昇温・加熱することができるが、
複数のナトリウム−硫黄単電池を一の加熱炉内に投入
し、電池作動温度まで昇温し、各単電池の電池特性を検
査するナトリウム−硫黄単電池の検査において、特に好
適に用いることができる。本発明の熱風循環炉によれ
ば、昇温時における各単電池毎の最高温度と最低温度と
の差、及び各単電池の部分毎の最高温度と最低温度との
差をより小さくすることが可能となる。
【0030】
【実施例】 以下、本発明の熱風循環炉を具体化した実
施例について図面を参照しながら説明する。但し、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0031】 実施例1及び比較例1においては、本発
明の熱風循環炉の加熱室内の各所に均一に熱風を送気す
る効果について検証した。図2に示す従前の熱風循環炉
21を比較例1とし、これを基本構造としてダクト部分
の構造のみを改造したものを実施例1とした。
【0032】 熱風循環炉21の炉内寸法は縦1500
mm×横1500mm×高さ1100mmとし、ダクト
24の加熱室側開口部24bは炉床28と同面積(縦1
500mm×横1500mm)、熱媒加温室側開口部2
4aは炉床面積の11%(縦500mm×横500m
m)の矩形状とした。ヒータ25としてはヒータ容量6
0kWのシーズヒータを、ファン26としては風量が可
変できるようにインバータを取り付けたSUS304か
らなるターボファンを使用した。
【0033】(実施例1)実施例1では図2に示す熱風
循環炉21において、ダクト24を図3に示すように縦
6列×横6列の格子状に36分割する改造を施し、送気
される熱風量を均一化する効果について検証した。
【0034】 加熱室内の各所に均一に熱風が送気され
ているか否かは、加熱室側開口部24bでの風速を、3
6分割した各流路において測定し、縦横各列毎の風速の
平均値(X)及び風速のバラツキ量(3σn-1)を計算
して評価した。なお、風速の測定は、風速計を加熱室側
開口部24bの各流路に36基配置することにより行っ
た。その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】(比較例1)比較例1では図2に示す熱風
循環炉21において、図5に示すようにダクト24を区
分せずそのまま使用した。加熱室側開口部24bでの風
速については、実施例1と同様に縦6列×横6列に分割
した位置に風速計を配置して測定し、実施例1と同一条
件において、同様の評価を行った。その結果を表2に示
す。
【0037】
【表2】
【0038】(結果)比較例1の熱風循環炉における風
速の平均値(X)は0.83m/s、風速のバラツキ量
(3σn-1)は2.1m/sであった。これに対し、実
施例1の熱風循環炉における風速の平均値(X)は0.
80m/s、風速のバラツキ量(3σ n-1)は0.6m
/sであった。即ち、実施例1の熱風循環炉においては
風速のバラツキ量(3σn-1)が1/3となっており、
送気される熱風の風量が均一化された。
【0039】(実施例2)実施例2においては、熱風循
環炉の構造の例を示す。図1に示す実施例2の熱風循環
炉1は、ダクト4を図4に示すように縦6列×横6列の
格子状に36分割し、分割した各流路内には各々図6に
示す構造の可変の抵抗調整板12を設置し、更にダクト
4の加熱室側開口部4b全体を被覆するようにハニカム
形状の整流板11(厚さ:50mm、孔形状:10×1
0mmの矩形状、リブ厚0.5mm)を配置したもので
ある。
【0040】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の熱風循
環炉によれば、加熱室の内部容積が大きい場合でも迅速
な昇温・加熱が可能となり、多数の被加熱体の各被加熱
体間の温度分布、及び各被加熱体の部分間の温度分布が
小さい状態で昇温・加熱をすることが可能となる。
【0041】 また、本発明の熱風循環炉を単電池検査
に使用することにより、加熱室底面における温度分布、
各単電池の部分毎の温度分布(最高温度と最低温度の
差)を小さくすることができる。従って、検査時の昇温
時間が短縮できることに加え、単電池の正常な機能を確
保でき、検査時の故障をも防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱風循環炉の一の実施例を示す概略
断面図である。
【図2】 従来の熱風循環炉の一の実施例を示す概略断
面図である。
【図3】 ダクトの構造を示す概略図であって、(a)
は正面断面図、(b)は底面図、(c)は側面断面図で
ある。
【図4】 ダクトの構造を示す概略図であって、(a)
は正面断面図、(b)は底面図、(c)は側面断面図で
ある。
【図5】 ダクトの構造を示す概略図であって、(a)
は正面断面図、(b)は底面図、(c)は側面断面図で
ある。
【図6】 抵抗調整板の構造を概略図であって、(a)
は上面図、(b)はA−A’断面図である。
【符号の説明】
1…熱風循環炉、2…熱媒加温室、3…加熱室、4…ダ
クト(4a…熱媒加温室側開口部、4b…加熱室側開口
部)、5…ヒータ、6…ファン、7…シャフト、8…炉
床、9…循環配管、10…炉床下部の空間、11…整流
板、12…抵抗調整板、21…熱風循環炉、22…熱媒
加温室、23…加熱室、24…ダクト(24a…熱媒加
温室側開口部、24b…加熱室側開口部)、25…ヒー
タ、26…ファン、27…シャフト、28…炉床、29
…循環配管、30…炉床下部の空間、41…抵抗調整
板、42,43…板状体(42a,43a…開口部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒たる空気を加温して熱風とするため
    のヒータと、 前記熱風を送気するためのファンと、 前記ヒータ及びファンが設置された熱媒加温室と、 被加熱体を投入するための加熱室と、 熱媒加温室と加熱室とを連通し、かつ、加熱室の一面と
    一致する形状に開口しているダクトと、を備えた熱風循
    環式の加熱炉であって、 前記ダクトの内部を複数の流路に区分し、かつ、当該複
    数の流路の加熱室側開口部にハニカム構造の整流板を配
    置したことを特徴とする熱風循環式加熱炉。
  2. 【請求項2】 ダクト内部に形成された複数の流路の各
    々に、風量調節の機構を設けた請求項1に記載の熱風循
    環式加熱炉。
  3. 【請求項3】 ダクトが、加熱室の上面若しくは底面と
    一致する形状に開口している請求項1又は2に記載の熱
    風循環式加熱炉。
  4. 【請求項4】 複数のナトリウム−硫黄単電池を一の加
    熱炉内に投入し、電池作動温度まで昇温し、各単電池の
    電池特性を検査するナトリウム−硫黄単電池の検査方法
    であって、 加熱炉として、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱
    風循環式加熱炉を用いることを特徴とするナトリウム−
    硫黄単電池の検査方法。
JP11104267A 1999-04-12 1999-04-12 熱風循環式加熱炉及び、これを用いたナトリウム−硫黄単電池の検査方法 Withdrawn JP2000297989A (ja)

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